苔生した岩のすき間に伸びた一茎のハグロソウ、
木漏れ日の中に花を一輪咲かせていました(9/2)。
林縁の薄暗いところ、
もともと半日蔭に生えるハグロソウですが
岩苔の上はさらに条件の悪い場所、
草丈も小さく、少し遅れての開花です。
珍しい2弁花、
そして紫の小さな花びらですが
どこか愛らしさを感じる山野の花です。紅い斑、
8月後半になると道端などに群生して花をつける
キツネノマゴと同じキツネノマゴ科の多年草です。
ちょうど盛りの8月初旬のハグロソウ、
花が3つ並んで咲いているものがありました。
蕊も2本と単純です。
花びらの紅白の斑紋もこの花の見どころでしょうか。
ハグロソウの咲くすぐそば、
トンボが集まる水たまり池に置かれた石、
その石にも草の花が咲いていました。
海の中の小さな島のようです。