行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

鬼薊・野薊

2010-07-01 21:44:14 | Weblog


大きな薊(アザミ)を見つけました(写真上6/11,中6/27)。
薊には多くの種類があるようですが,
春から夏に咲くのは野薊(ノアザミ)と聞いています。
そう思い近寄ってみましたが,葉が鋭く切れ込み,
棘も太く,やたらに多い,花の下の丸く膨らんだ総苞までが棘だらけです。
これはノアザミではなく,オニアザミ,アメリカオニアザミのようです。
アメリカオニアザミも春から夏に花を咲かせるようです。
ヨーロッパの原産で,別名はセイヨウオニアザミ,
1950年代に北海道で最初に発見されてから,
全国的に広がっている気化植物です。キク科アザミ属の多年草です。

野薊はなかなか見つからないなと思って歩いていますと,
見つけました野薊,まだ小さくほっそりした個体です(写真中6/27)。
今年,発芽したもののように思えます。
葉および総苞の形が鬼薊とはだいぶ違います。
棘もあるにはありますが,鬼薊に比べればかなり柔らかそうです。
野薊もキク科アザミ属の多年草,
古くから野草の代表として親しまれている花です。

昔,スコットランドでは争いの時,
アザミの棘で他国の侵入を防いだそうです。
そんなところから,アザミはスコットランドの国の花になっています。
多分,その薊はセイヨウオニアザミだったと思われます。
あの硬い棘でないと目的は果たせません。
また,花はきれいですが,
総苞の形なにか毒々しく不気味で恐ろしげにも感じます。

鬼薊こわごわ触れる子猫かな


コメント
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