我が家の雑草の園,
小さな芝生の庭に捩花がその可愛らしい花を咲かせていました(写真下6/27)。
芝を貼ってから20年立ちますが,捩花が出たのは初めてです。
どこから種が飛んで来たのでしょうか,鳥か虫が運んできたのでしょうか。
薄いピンクと濃いピンク,異なる二色が並んで咲いていました。
同日,近くの空地にやはり二本並んでいる捩花を見つけました。
仲良く並び,花色も同じ濃いピンク色です。
しかし,ねじれ方が右廻りと左廻り,逆にねじれています(写真上)。
花茎の周りを捩れながら螺旋状に巻いて花をつけるこの草は,
実はラン科の植物,紛れもなくランの一種なのです。
そう思って拡大したものを眺めてみますと,その小さな5弁の花は
けっこう美しく思えます。
日本全国の日当たりのよい低地に当たり前のように見られ,
ネジリソウ,ネジレバナ,ネジリバナ,モジズリと
全国各地でそれぞれの名で呼ばれているようです。
濃淡のピンク,左巻き,右巻きと少し外見の違うものが,
どういうわけか同じような頻度で発生するようです。
捩花の花のねじれて真直なる