行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

立葵

2010-07-12 23:10:28 | Weblog



立葵の花がいつのまにか咲き,すでに終わろうとしています。
「花の命は短くて,苦しきことのみ多かりき」は林芙美子の言ですが,
苦しきことのみ多いかどうかは別にして,
夏の花の寿命は短く,一週間で様子が変わっています。
ハイビスカスがその仲間であるアオイ科の花,
5月初旬の銭葵に始まり,6月になって立葵,
そして7月にはいり木槿が咲き始めています。
8月になれば芙蓉が咲き出すことでしよう。
いずれも雄蘂に特徴のある美しい花をつけます。

ところで,「この紋所が眼に入らぬか,控え,控え」の
きまり文句でおなじみの徳川の紋所の葵,
この立葵をモチーフにしているとずっと思っていました。
そうではなく,ウマノスズクサ科のフタバアオイの葉を
デザインしたものであると昨年知りました。
写真下はそのフタバアオイの葉,
昨年10月,そのことを知った後,京都の祇王寺で見つけ,
おおこれかと思い,撮ってみました。

音もなき暑き一日紅葵

コメント
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