ホタルブクロ,
この花の中にホタルを入れて遊んだところからこの名があるそうです。
子供がホタルをそっと捕まえ,この花袋に入れ,
そして,光がこの淡いピンクの袋の中でいくつもいくつも点滅を繰り返す,
遊び心があり,ノスタルジックに思えます。
たくさんのホタルがいて,ホタルブクロもすぐそこに咲いている,
そんな自然があるからできた遊びです。
子供の頃たくさん見られた蛍もいつの日からか姿を消してしまいました。
最近は蛍の復活に努力がされ,各地で飼育,放流がされているようです。
私の住む稲城市でも毎年6月,「ホタルの夕べ」が開催され,
放流されたゲンジボタルの乱舞する姿を鑑賞することができます。
これらの蛍が自然繁殖して増えるといいのですが。
ホタルブクロはキキョウ科の多年生植物,
6月~7月,白,淡いピンク,赤紫などの釣り鐘形の花を穂状に咲かせます。
日本全国の山野に分布している野草です。
写真上はけっこうな古株なのでしょう,
丈が高く,たくさんの花をつけていた淡いピンク色のホタルブクロです。
こんなに大きいものは珍しいように思います。
写真下は多分,今年発芽したものと思います。
小さな茎に2つだけ白の花が咲いていました。
平成も浴衣に団扇蛍狩