ツバメというと燕尾服のような尾翼をきっちりとそろえた
スマートな容姿を思い浮かべます。
写真の鳥,水田の畦に降りてなにかを銜えています。
また,どこか鈍くさく,スマートさを感じませんが,ツバメです。
普段,街の中を飛んでいる姿から
ツバメは黒い鳥に見えますが,
実際は絵などに描かれているように青っぽい鳥なのです。
喉から腹のところも白ではなくオレンジ色と,
けっこう色彩のある鳥です。
都会ではツバメというと軒下に巣作りをし,
雨が近づくと地上低く,素早く飛ぶ姿が象徴的ですが,
農村ではツバメが水田にいるのは普通の風景のようです。
そういえば,ツバメは益鳥,
水田上空を低く飛び,田んぼの害虫を食べると教わったような気がします。
水田にも,ツバメがよく集まる水田とそうでないものがあるそうです。
たくさん集まる水田は虫が多い,
逆に言うと農薬などをあまり使わず,自然農法をしている水田のようです。
そういえばこの水田の畦にはカルガモも数羽控えていました。
害虫はツバメ,雑草はカルガモで対処しているのかもしれません。
青田上つばめ滑空虫を喰う