行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

梔子(クチナシ)の花

2009-07-22 22:33:06 | Weblog
くちなし一重(7/4,鎌倉)

 くちなし八重(7/11,稲城)


「今では指輪も まわるほど -------」で始まる
「くちなしの花」という歌謡曲があった。
曲調も詞も,なにか寂しさを感じさせる。
本当のクチナシの花にもその白さゆえか,
花がすぐに黄ばんだり,傷んだりするせいか,
寂しさ,痛いけさ,弱々しさを感じる。
写真を撮るのに,花はたくさん咲いているのだけれど,
黄ばみ,傷みのない花を探すのは結構難しい。

クチナシはアカネ科クチナシ属の常緑低木。
6月~7月,純白の花をつける。
花は強い芳香持ち,この時期,道を歩いていると
クチナシのよい香りにほっとする。
春の沈丁花,秋の金木犀と並び,
夏の梔子,強い芳香を放つなじみの花たちである。
花は一重のものと薔薇のように見える八重があり,
山吹と同じく,一重は実がつくが,八重は実をほとんどつけない。
その実はクチナシ色素と有名で,栗きんとんの色づけなどに用いられる。

くちなしの純白無垢や長くあれ
コメント
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