行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

合歓(ねむ)の木,花

2009-07-17 22:46:10 | Weblog
合歓の大木

合歓の花

 合歓の新芽


4月,他の樹々が芽を膨らませ,息吹く中,
裸のままで,なかなか新芽が出てこない大木があった。
5月になり,やっと出てきた新芽若葉は鳥の羽根のような複葉,
オジギソウに似ているその葉は,合歓のような気がした(写真下5/10)。
それから一月半,その樹には花が咲いていた(6/28)。
その樹はやはり合歓の木であった。

合歓はマメ科ネムノキ属の落葉高木。
オジギソウの葉は触ると閉じるが,
合歓の葉は触れただけでは閉じない。
夜になるとゆっくりと自分で閉じる。
それが眠るようなので,「眠りの木」それがいつの日か「ねむの木」
そして合歓の木になったとのことである。
葉もユニークでおもしろいが,ピンクの棘のような花が特徴的で美しい。
「象潟や雨に西施がねぶの花」
芭蕉が奥の細道,象潟(きさがた)の地で詠んだ句である。
その美しさを,中国5世紀の伝説の美女,
西施がそこに眠っているようだと例えている。
コメント
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