一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

延びている東京スカイツリー

2010-12-24 06:17:32 | 日記
東京スカイツリーがどんどん延びている。400メートルを超えてしまった。634メートルまであと少しだ。東京の新名所となるこの建造物、大正12年の関東大震災まで、東京浅草にあった凌雲閣に匹敵するものである。
東京スカイツリーだ出来る押上附近は、下町といわれるところである。江東、墨田、荒川、台東は下町を中心に栄えた町である。永井荷風が愛した町でもある。この町にスカイツリーと云う超高層建造物ができるのだから、町は大変な賑わいになるであろう。
しかし、下町の情緒はどうなるのか。その情緒や情景を守るのはきわめて難しくなるのではないか。新しいものが出来ればそれに惹かれて町自身も新しく生まれ変わってしまう。これはいたし方のないことだ。
下町がどのように変るのか、それは誰にもわからない。下町ではないが、赤坂や六本木の変り様を見ると、その変貌がどのようなものかある程度検討はつく。いい方向に変ってくれればいいのだが、唯煌びやかになるだけだと将来は余り期待できない。
東京スカイツリーは最長どこで見えるのだろうか。634メートルの高さがあるといっても、東京の空は何時も少し霞んでいる。台風一過、或は、冬の寒い北風の強い朝などが最も遠くから見えることになるのだが。出来れば横浜港あたりから見えないだろうか。高い建物に登れば可能なような気がする。
この建造物に期待する人たちや、地域が多くあるのも当然のこと。それに答えるためには、回りの環境を整備しなければならない。車や人の出入が多くなる。道路の整備だけでなく、町としての整備である。東京スカイツリーに合った街づくりをして欲しい。この町を訪れていい思い出ができる町を目指して欲しい。最後に、犯罪が出ないような町にして欲しい。少なくとも、新宿のような街にはして欲しくない。
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