一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

下請け任せ(丸投げ)の親会社、これでいいのか

2011-06-18 12:59:49 | 日記
JR北海道の信号機のトラブルの原因が配線ミスだったという。それにも増して、信号機の工事を行ったJR北海道、工事そのものは下請け任せ、所謂丸投げで、全くチェックをしていなかったというではないか。東京電力もそうだが、親会社は何のためにあるのか、と云うことだ。下請けに丸投げをして、何もチェックをしないのなら、親会社は不要となる。
日本の大手企業は、このようなやり方を何処でもしているのだろうか。通常、親会社は、幾つかの工事を種類ごとに下請けに出して統括管理を行い、最終チェックは親会社が行なう、と云うことになっているはず。それをやらない親会社は、親会社として失格なのである。
何故このようになってしまったのか。やはり親方日の丸がまだ残っているということになる。何もしないで高給が貰えるのだから止められないのである。建設工事、設備工事、土木工事などは、工事の種類が多岐にわたり、夫々の下請け会社が行うのは普通である。しかし、だからといって親会社仮名にもチェックをしなければ、工事ミスが在ったらその責任は当然親会社にふりかかることになる。
孫請、曾孫請など下の方に行くに従って、責任の所在が不明確になりがちだが、法律では元請がそう責任を負うことになっている。丸投げで一番危険なのは、JRのようなやり方の工事なのである。この会社が今後、このやり方を変えない限り、同じような事故は起きるであろう。事故が多い会社は、決まってチェック機構が働いていない。会社の情報がバラバラ。トップと中間層、中間層と部下、の関係がうまく働いていない。鉄道会社が事故を起こす原因の一つが情報伝達がうまく働かないということがある。
JR北海道だけでなく、JR各社全体にいえることではないだろうか。元々国鉄から分社されたものであり、その思想は国鉄から受け継いでいる部分が多くある。国鉄時代の悪い名残がなくなるには、まだまだ時間が掛りそうだ。
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