一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

インチキ、中国の一国二制度

2024-06-14 09:02:09 | 日記
中国共産党は、香港を一国二制度の地域だという。果たして、今の状況を見て何が一国二制度なのだろうか、と思ってしまう。現状を見る限り、香港は完全に中国本土と全く同じではないか。法律から制度、社会まですべてを中国本土と同じにする、というのが中国共産党の考えなのである。香港が中国に返還されるとき、イギリスとの間で約束されていた一国二制度は見る影もなく完全に崩壊してしまった。中国共産党には約束を守る、という考えは最初から全くなかったのかもしれない。返還をしてもらえばすべてをチャラにして、自分たちの好き勝手ができる、ということだったのだろう。


今、台湾がいろいろと問題になっている。中国共産党は台湾は中国領だと騒いでいる。台湾が民主主義国家であることは世界が認めている。この地域を完全に共産主義の場所にしたい、というのが現在の中国共産党の考え方である。そして、そのようにするために台湾を武力、或は台湾を取り囲んで閉鎖状態にして統一しようと考えているのが習近平総書記である。中国共産党が台湾に向けた言葉として、香港と同じように一国二制度をちらつかせている。しかし、返還後の香港の情況を見る限り、中国共産党が言う一国二制度はまるで絵に描いた餅なのだ。幼稚園生でも解るような戯言を台湾の人たちに向って行ったとしても誰も信用はしないだろう。


何しろ、中国共産党は言ったこととやっていることが全く異なる。何を言ったとしても信用はゼロである。若しかして一国二制度という制度の本当の意味を知らないのかもしれない。しかし、よく考えてみれば、今の中国共産党には一国二制度を運用するのは極めて難しい。現在の中国国内の政治や社会全体を見回してみると、一国二制度はとても実現するのは困難だろう。口で言うのは簡単だが、今の香港を見ていると、凡てが中国本土と全く同じになってしまっている。これでは一国二制度などということは出来るわけがない。


香港が中国本土の100%同じになってしまったら、香港の魅力など殆どなくなっている。金融市場も香港は完全に崩壊している。観光産業も殆ど崩壊している。一体、香港に何が残っているのだろうか。昔の香港のの建物形だけが残っているのではないか。中国共産党の配下に収まった香港に監視カメラが軒並み設置され、公安警察がうろうろして監視をしているような場所に何に魅力があるのだろうか。観光客が町の写真を撮ろうとしても撮ることができないという。観光客は何も魅力がない香港に行くわけがない。インチキ、イカサマの一国二制度はどうでもいいというしかないだろう。

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