一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

年金減額は行うべき

2010-12-21 06:25:25 | 日記
年金が減額されることになりそうだ。年金世代にとっては痛いことかもしれないが、今、物価が下がっていることは確かだ。また、働き盛りの人にとっての賃金水準が下がっているのも確かだ。このような状況の中で年金だけが据え置きになるのは将来に禍根を残すことになる。
年金生活者にとって年金は最後の砦。働いているときのような交渉は一切出来ない状態である。年金で生活をしている人たちも、現在の状況をよく考えて今後の生活設計をしなければならないだろう。今回はそれほど生活に影響をもたらさないかもしれないが、将来は5%、10%の減額もありえないことではない。
年金の仕組みは複雑だ。しかし、基本的な制度設計は唯一つ、賦課方式と云うことに間違いはない。この制度は積立方式と違って、後の世代を当てにしなければならない。今のような少子化と云う事態にはこの制度は成り立たなくなる。制度設計を考え直さなければならないはずなのだが、中々進まないのが現状。
今の年金受給者たちは、自分たちが支払った年金保険料に相応して受給できている。しかし、後の世代はこれが難しくなっている。制度と云うのは何時の時代も見直すことが前提である。永久に保てる精度などありえない。年金受給者も、そのような状況をよく理解しなければならない。年金減額が現実味を帯びてきているのは、制度に疲弊が生じたからである。
日本の人口は減少傾向にあることは殆んどの人たちが理解している。それでは、日本の人口の適正な数字はどれほどなのであろうか。今のような経済状況が若し続くとしたら、7000万人程度にしないと遣っていけないのではないだろうか。自然減を前提にしてのことだが。勿論、日本が今後経済成長を再びすることになれば話は別。
年金減額はどのくらい進むのか、それは予測が不可能ではあるが、小生の考えでは10%くらいは考えられる数値である。それくらいの覚悟はしなければならないだろう。
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