一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

中国、密告社会が密告文化に格上げ。密告の償金1回につき1,000万円

2023-10-02 08:25:23 | 日記
中国は完全な密告社会、そんな社会を中国国民は受け入れた。その証拠に密告をしたら国から償金がもらえるようになった。償金金額は50万元(日本円に換算したら約1,000万円)だそうだ。この国を立派だという人間がいるだろうか。共産党一党独裁国家、そして率いる党首が習近平総書記である。密告社会とは、どのような社会なのだろうか。嘗て、東ドイツで行われていた密告社会は、親族から始まって、隣近所、勤め先、友人、学生仲間、などすべての集合体において行われていたという。「自分以外は全て敵」という関係を作った東ドイツの密告制度は、今、中国でほとんどそのまま行われているという。


密告社会には人間性は全く存在しない。動物の社会ではあり得るかもしれないが人間社会でこのような密告社会を作ることはとても日本人には想像できないだろう。このような社会を良しとする今の中国はどんな社会になっているのだろうか。最も尊重されるべき夫婦関係、親子関係、兄弟関係に密告制度を当て嵌めてしまった中国の家族関係はどのようになっていくのだろうか。家族とはこうあるべきだ、などという基本的なことなど殆ど存在しなくなっているであろう中国では、どのような家族関係ができるのだろうか。基本的な人間関係はきずくことは出来ないだろう。人間不信にならないだろうか。要は、人間が普通に生活できる状態になっているかどうかである。


中国で行われている密告社会は、既に密告文化になっているのではないか。このような文化が長く続けば、人間の中のDNAが狂ってしまわないだろうか。50年、100年、200年続いたら人間の中身が変わってしまわないだろうか。若しも、密告社会が密告文化に拡大してしまい、500年、1000年続いたら人間性が完全に失われてしまうのではないか。人間がどのように進化するか、と云う事だ。好い方向に進化すればいいのだが、密告社会では後退してしまうこともあるはずだ。密告が文化として根を張り、そこに築かれる人間性はどのように変わっていくだろうか。今から1200年ほど前の中国社会に生きていた中国人たちは、今の中国人社会をどのように見ているだろうか。


密告社会で最も危惧されるのは人間性が失われることではないか。まるでロボットのような人間が動き回っている姿は映画の世界ではなく現実の世界である。余り想像したくないが、日本のすぐ隣にある国が、そんな哀れな社会になっているのを想像したくない。監視されて、がんじがらめにされた人たちの中から、そんな密告社会を変革しようとする人たちが出てくるだろうか。

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