一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

なくならないお役所仕事

2018-02-07 05:22:49 | 日記

何時になったらお役所仕事がなくなるのだろうか。いや、「お役所仕事」という言葉は、どう言う訳か死語にならない。今でも堂々と生き続けているのである。この言葉、日本国語大辞典(小学館)で見てみると昭和4年頃から使われているようだ。今でもなくならない理由は役所での仕事のやり方が昔から変わっていないという事に尽きる。例えどのような立派なコンピュータが導入されて事務が効率化されたとしても基本的な考え方が同じだという事だ。

お役所仕事の典型が縦割りである事が大きな原因の一つである。ある事について役所に尋ねると、別の部署の管轄だと云われ、その部署に行くと、また別の部署だと云われる。このようにしてたらい回しにされた挙句、結局どこに行くっていいか解らなくなってしまう。このことは殆どの国民が経験していることだ。要は、自分の部署では取り扱っていないが何となく関係していそうな部署を紹介するが、行った先でも自分の部署ではないという。

役所の仕事が縦割りに細分化された結果、複数に跨ったものに関しては何処も取り扱わなくなってしまったという事だ。通常の企業ではこのようなことは滅多にない。若しもあったとしても、何処かの部署が必ず扱う事になっている。企業で完全に縦割りになっていては仕事にならないからだ。仕事に落ちこぼれがあったら企業の損失に繋がる。役所は仕事に漏れがあったとしても誰も損害を被ることはない。

お役所仕事という言葉と仕事の内容がほぼ一致するところにお役所仕事と言われるものがある。役所が比較的しっかりしていそうなところがあるのだろうか。例えば裁判所、検察庁などの法務関係の仕事を取り扱う法務省、税金を取り扱う財務省、健康保険、年金などを取り扱う厚生労働省、治安、警察、交通などを行う警察庁、などはしっかりした仕事をしているのではなかろうか。

どれだけ情報化社会になろうがお役所仕事はなくなって欲しいが未来永劫、無くなることはないだろう。一応少しは期待しているが、まあ無理だろう。お役所仕事、外国ではどうなのか。やっぱり、あるのかな。何となく外国にもありそうだな。

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