北朝鮮は国連から多くの制裁を受けている。従って、この制裁がある限り、自立して生存するのは難しいのではないか。北朝鮮の隣接する周辺国家はロシア、中国、韓国の3ヶ国である。これらの3ヶ国は、北朝鮮をどのように扱っていけばいいのだろうか。少なくとも国連の制裁がある事で表向きは従わなければならない。また、この制裁の裏で取引をしている国がある事も確かだ。
北朝鮮が自分の国で全てを賄うことが出来ればいいのだが、そうはいかない。まずエネルギーと食料だろう。この2つだけでも今の北朝鮮は自国で賄うことは不可能だ。何処かの国から買わなければならない。しかし、制裁がある以上公にエネルギーの基になる石油を売ってくれる国はない。闇取引で買うしか方法は無いのだ。また、食料においても自国で賄うことは出来ない。何処かの国から買うしかないのだ。
以上のような状況で、今のように核兵器とミサイルを開発し、飛ばすことが出来るだろうか。もはや限界が近づいているのではないか。ところが、日本から仮想通貨が盗まれた事件があったが、これが北朝鮮からのハッキングではないかと言われている。500億円以上のお金が奪い取られたわけだが、このお金も若しも北朝鮮がハッキングしたのであれば行く行くは核とミサイルに使われることになるだろう。
北朝鮮が生きて行くには何らかに犯罪を犯して金をせしめ、その金を基にして核とミサイルの開発を進めて行く。犯罪国家が本当にこれまでと同じように生きて行けるかどうかである。もっとも、悪いことを国家ぐるみでやろうという意気込みなのだから、遣れるのかもしれない。それに加担している業者や国があるのもうなづける。北朝鮮をこのままにしておいたら、益々犯罪が拡大していくのではないか。
となると、アメリカの考え方がそろそろ実現するかもしれない。北朝鮮を部分的に、重要な場所を攻撃するという事だ。韓国のソウルが北朝鮮から近いことから、長距離の高射砲をどうするか、という事が云われている。この高射砲以外にも、北朝鮮の工作員が韓国に多くいることも解っているので、若しも戦争になったらこれらの工作員が一斉に韓国の主要部（軍事施設など）を狙ってくるだろう。北朝鮮がどうなるのか、分かれ道が迫っている。
