一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

平成の後藤新平、遂に現れず

2011-04-29 13:43:55 | 日記
いよいよ東北大震災の復興が始まる。この復興には、様々な問題を抱えている。第一に、復興の進め方である。土地は残ったが、そこに家を建てる財源が個人ではまかないきれない。さてどうするか、である。第二が、津波は今後も来ることが予測される。そこで、どのように街造りをするのか、である。住民の希望がどこまで取り入れらるか。第三が、災害防止の方法である。堤防、建物、及びインフラ、など多くのことが問題となる。第四が、漁業も町として再生できるか、である。生活の基盤である漁業の再生が出来なければ、この町に残る人の減少は免れない。
復興は、住民参加で、より住み易い、それでいて安全なものにしたい、というのが基本ではないだろうか。昔の町に戻して安全を確保できればいいのだが、一石二鳥、三鳥にするには難しいだろうう。何かを犠牲にしなければならないとしたら何を犠牲にするのか。今回の津波で多くの命を失ってしまった。従って安全は最優先であろう。後は、どれを優先にするのか、よく協議をして進めることが重要である。
後藤新平のような人物が現れなかったことで、思い切った街造りが果たして出来るのかどうか。今までの概念を全て忘れて全く新しい街造りが出来れば最高ではないか。大正12年に起きた関東大震災の復興計画では、後藤新平が度肝を抜くような計画を作った。そのようなことから復興計画は今回は余り期待できないであろう。ただし、安全に関してはしっかりとしたものを作ってほしい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

多すぎる情報流出

2011-04-29 06:11:46 | 日記
ソニーから大量の個人情報が流出した。大手企業は顧客の個人情報を大量に保有しており、その管理体制が問われるところだ。当然ハッカーが潜入できないようにシステムを固めているが、最近のハッカーはどこへでも入り込む技術を開発している。ハッカーが狙うのは何なのか。単に混乱させる愉快犯ならいのだが、これが犯罪者グループと共謀しているとしたら、個人情報を悪用され、相当の被害が出てしまう。しかし、最近は情報流出が多すぎる。脇が甘いのか、ハッカーの技術が勝っているのか。
情報管理のあり方にも工夫をしなければならないのではないか。すべての情報を一括管理する便利さはあるが、もし流出したらというリスクも高くなる。暗号化技術も優秀なものもあるが、それを見破る技術も向上している。ハッカーとの競争になるかもしれないが、個人情報の流出は、流出した後のことが心配だ。個人情報をどのように管理するかは管理する会社が決めることだが、少なくとも、流出しても利用できないようにする必要がある。名前と住所が競ってで流出すれば、電話番号はほかのソフトで検索することが出来てしまい、結局すべての個人情報がわかってしまう。
個人情報保護法があるが、家に電話がかかってくるとき、この企業が何故自分の電話番号を知っているのか、名前も知っているのか。電話番号は電話帳に載せるが、これを使うケースが極めて多い。全国の電話帳をデータベースにして、DVDにして販売していることは知っている。これを使えば個人の電話からフルネームで名前がわかる。このDVDと流出した情報をドッキングさせれば、ほぼ個人情報の重要な部分がわかってくる。さまざまな情報をつなぎ合わせることで、単なる個人情報が総合的なものに変身して、恐ろしくなってしまう。
個人としてはどうしたら個人情報の流出を抑えることが出来るのか。クレジットカードは作らない、銀行口座は作らない、電話帳には名前を載せない、新聞や雑誌などは現金で購入する、宅配便は使わない、NHKと契約しない、など全ての情報やサービスを行わなければ個人情報は流出しないのだが、果たしてそれで近代的な生活が出来るだろうか。電気や水道、ガスはどうするのか。こんなことを考えていたら、生活は成り立たない。やはり自分である程度管理をしなければならなくなる。情報を使い分けるしかないのだ。情報流出に対する防衛は、個人で考えて実行するのみ、ということに尽きる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする