一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

怖い一点集中

2011-04-07 09:41:21 | 日記
政治や経済で言えば独裁、集中排除と云う言葉も存在する。物事、一点集中と云うことが良い方向に働けば、それこそ効果絶大であるが、逆に働けば見事に破綻する。政治の世界は、独裁者は何時の世も最後が悲しい結末になっている。
東京電力で進めていたオール電化、これも今回の計画停電で飛んだとばっちりを受け、大変なことになっているようだ。我が家は、オール電化ではなくガスと電気を使い分けている。昔からガスと電気はうまく使い分ければ効率的なものとして重宝しているのである。
例えば、家庭の電気は、ガスに変えることは絶対に出来ない。逆は出来ても、これだけは出来ないのである。ガスは、燃料として、暖房として極めてカロリーが高いがゆえに使い易い。若し、ガスが電気の変わりになるとしたら、果たしてオールガスと云うことになるのだろうか。やはり、色々なリスクを考えると、電気とガスは夫々使えるようにしておいた方がいい。
一点集中と云う考えは、別に今始まったことではない。物事を一点集中することで、うまく軌道に乗せ、運用がうまく行くなら、それに越したことはない。しかし、世の中、村内うまく行くことばかりではないのが常。総てにおいてリスク分散と云う考え方をもっている必要がある。この考え方、資産運用などでは常識中の常識。これを無視したやり方で行うと、火傷位では済まなくなる。破綻の憂き目に会う。
日本の政治でも、衆議院で一つの党が3分の2以上の議席を占めると独裁と云うことになる。そのような状態になれば、好きな法案を好きなだけ出し、いつでも成立させることが出来るのだ。例え参議院で過半数に満たなくても可能になってしまう。嘗て、小泉政権がそうであった。日本人は、このことを知っていたのであろうか。後期高齢者の制度が出来たのもこのときである。老人たちは、テレビの報道で、後期高齢者の制度がこの政権で出来たことを知らなかったといっていた。
怖い一点集中と云うことを日本人は余り理解していない。大体制度の上に問題が起きて始めて解るのである。物事、もっと慎重でなければならないということだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

原子力に替わるエネルギーはあるの?

2011-04-07 06:14:27 | 日記
最近、報道番組で、原子力発電に対する反対意見が多く出てくる。報道機関に出てくる人の多くは代替エネルギーのとこを多く語らない。何故なのか。恐らく、口から「反対」を出してはみたものの、代替エネルギーのことなど全く、或は殆んど頭に浮かんでこないのではないだろうか。
全国の電力供給量の30%を越えている原子力、その代替エネルギーがどれほどのものなのか、理解していないからである。色々な方法で電気が生まれるが、原子力に匹敵するものは現在のところ存在していない。まず、現状認識しないで議論など出来ない。
一部の地域で、計画停電を実施しているが、原子力発電を止めたら、全国すべての地域で計画停電を実施しないと突然の停電に見舞われることになる。
経済発展の基礎となる電力は、生活の基盤でもあるのだ。今の近代生活に伝記をなくしたら、70年前の生活に戻ることになる。戦争中である。あの時代、電気は年中停電をしていた。空襲がある毎に電気を消して暗い生活をしていた。そんな時代に逆戻りはできない。
節電は、できる限り行ったとしても、現在の電力供給量は需要量に追いつかない。特に6月以降9月までの電力需要料は、とても節電では無理なのである。計画停電を止めたいなら、原子力発電所の増設か新規に何処かに造るしかないのである。
そこで云いたいのは、原子力発電所を絶対反対している人は、電力をどうしろと云うのか、と云うこと。反対する人は、今の電力使用量の70%でやっていける人なのだろうか。これが1ヶ月や2ヶ月ではなく、永遠に出来るという人なのだろうか。確かに個人的には節電で何とかしよう、と思っている人がいるかもしれないが、本当に実行できるのか。
問題は、原子力発電所の設置場所である。日本は国土が大変狭い、と同時に火山国でもあり、地震国でもある。こんな国に原子力発電所を造らなければならない、と云う条件は厳しい。離島に造ったらどうか、などと素人は考えるが、簡単ではない。電気は作るだけではなく、それを需要先まで電線で運ばなければならないからだ。日本には、設置場所がとても限られているということである。
代替エネルギーも難しい、発電所の設置場所も難しい、どうするの?石油、石炭、天然ガスなどエネルギー源は有限であることも忘れてはならない。さあ、どうする。若し、雷が電力供給に役立つなら、こんないいことはないのだが。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする