カクレマショウ

やっぴBLOG

しんしんと降る雪…はもうたくさんだけど。

2012-01-28 | ■青森県

先日、ブログのアクセス数がすごい多い日がありました。

 

なんでだろうと調べてみたら、「しんしんと」とか「しんしんと降る雪」という検索キーワードに引っかかって、「しんしんと降る雪。深々とした夜。」(20051212日)という記事にヒットしていたということが判明。そういえば、東京でも5センチくらい積雪があったりして、全国的に大雪に見舞われた日に当たっていました。

 

で、自分でも試しに「しんしんと」でググッてみたら、なんと、検索結果のトップにこのブログが出てくるではありませんか! ちなみに、yahoo! でもgooでもトップでした。いったいなぜなんだろう?

 

青森市では、2週間くらい前に積雪が129cmに達したあと、先週は少し小休止していて、積雪量も100cmぐらいまで減っていたのですが、ここ23日、いつ止むともしれない断続的な雪が降り積もり、今日再び129cmに。「しんしんと降り積もる」なんて感傷に浸っている場合でもない状況。

 

人口約30万人の青森市は、30万都市では世界一雪が多い都市とも言われています。しかし、30万人都市にふさわしい雪対策が適切に行われているかというと、決してそうでもないような。融雪溝が至るところに張り巡らされているとか、吹雪の中でも楽に買い物ができるような地下街があるとか、一戸建て世帯すべてに除雪機が無償貸与されるとか、冬になると市全体が巨大ドームで覆われるとか(・∀・)、そんなことは決してなく、市民は黙々と雪を片付けては、なかなかやってこない除排雪をひたすら待ち、つるつるになった歩道に足を取られては転びそうになり(あるいは転んでしまい)、クルマに乗れば、車線が確実に1本減ってしまう道路ですれ違いに右往左往し、歩道に積み上げられた雪壁に視界を遮られて何度もこわい思いをし、そんな日常生活を強いられる。

 

でも、豪雪都市ならではの人とのふれあい、助け合いもあります。雪片付けの時にはお互いに隣の家の前まで少しだけ出っ張って掻いてあげるし、中学生や高校生が高齢者の家の雪下ろしをしてあげるし、クルマが雪にはまって動けなくなっていればみんなで助けてあげるし(今日も近所の人たち総出で隣の家のクルマ救出しました)、そもそも、歩行者もクルマも譲り合いの精神がなければ生きていかれないし。自分が自分が、ではなくて、一歩自分が身を引くというのが、雪国暮しではとっても大切。いや、もっともそれは、雪国暮らしでなくても大切なことですが。

 

窓の外は、今もしんしんと雪が。明日も朝から雪を片付けなくちゃ…。


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