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カクレマショウ

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「スワロウテイル」by 岩井俊二

2005-06-05 | ■映画
「Jam Film」の「ARITA」を見て久々に岩井ワールドに触れたくなって、レンタルに走りました。

1996年の映画なので、かれこれ10年近くたつのですね。あの頃は、YEN TOWNの不可思議な世界にただただ魅入らせられていたのですが、今回もう一度見直してみると、なんだかストーリーがやけに込み入りすぎていて、どっぷりはまることはできませんでした。これもトシのせいでしょうか。あの頃私も若かった(今よりはね)。

それなりに破天荒な事件が起こって、飽きさせないのですが、YEN TOWNの住人一人一人の顔が見えてこないというか、これはいったいアゲハの物語なのか、グリコの物語なのか、はたまたフェイホンの物語なのか。たぶんそのどれもが正解なのでしょう。けれど、見直してみると、どうにも全体として収まりが悪いような気がしてなりません。

いい映画だし、面白い映画にはちがいないし、日本映画史にある意味で残っていく作品だとは思います。けれど、「10年たってもいい映画」ではなかったなーと思います。

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