鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

直接FKに期待

2010年12月31日 | Weblog
岩政の代役は中田濃厚 鹿島「疲れはヤマを越えた 中2日?関係ない」

天皇杯の決勝戦前日、フリーキックの練習をする鹿島・小笠原
Photo By 共同


 サッカーの第90回天皇杯全日本選手権は1月1日午後2時から、東京・国立競技場で鹿島―清水のJ1勢による決勝を行う。

 3大会ぶり4度目の決勝を迎える鹿島は午前中のミーティングの後、1時間余り軽めに体を動かした。中田、野沢がFKの感触を確かめたほか、各選手がPK練習に取り組んだ。

 右足負傷の岩政は別メニュー調整。センターバックには中田が入り、伊野波とコンビを組むことが濃厚だ。25日に準々決勝、29日の準決勝という強行日程に加え、準決勝のFC東京戦は延長まで120分間を戦っており、疲労が気掛かり。それでも伊野波は「疲れはヤマを越えた。(準決勝から)中2日も関係ない」と意欲十分に話した。

 大黒柱の小笠原は10大会前の清水との決勝で延長Vゴールを決め、Jリーグ史上唯一の3冠達成に貢献している。「ACLは絶対出たい。3冠を超えるような1年のスタートにしたい」とタイトル獲得へ気合を入れた。

[ 2010年12月31日 15:52 ]

左足のキッカーとしてユダが準備しておる様子。
明日はセットプレイが鍵を握ろう。
先日のFC調布戦でも満男のFKは惜しかった。
10年前の同じ対戦でも決めておる。
21世紀公式戦初ゴールは小笠原満男のマリーシア溢れるFKであった。
明日の対戦でも期待したい。
楽しみである。

清水戦プレビュー・コメント

2010年12月31日 | Weblog
【第90回天皇杯決勝 鹿島 vs 清水】鹿島側プレビュー:決戦前日に漂う緊張感。一体感を持続する鹿島は、いざ国立へ(10.12.31)
F東京との120分の激闘から中1日で迎えた前日練習は、心地良い緊張感に包まれていた。いつもどおり1時間ほどのミーティングを行ったあと、ボールを使った軽めのメニューをこなし、恒例のPK練習で締めくくる。それをグランド脇に備え付けられた観客席から多くのサポーターが見つめ、選手たちに激励を送っていた。決勝のチケットもすでに全席完売。
「みんな気合い入ってるね」
練習から引き上げてきた新井場徹の顔は充実感に溢れていた。

シーズン最後の対戦相手は、今季2戦して1分1敗の清水となった。120分の激闘を戦った次の試合が、攻撃に特徴を持つ相手ということで、今回も難しい試合となることだろう。準決勝ではガンバ大阪から先制点を奪い一気に飲み込んでいる。まずはしっかりとした守備で先制点を与えないことが重要になるだろう。それもあってか、鹿島の選手たちからは口々に「ヨンセン」という名前が聞かれた。サイドからの攻撃に特長を持つとは言え、一度、ヨンセンに当ててからサイドへ展開していくことが多いだけに、ポストに入った時にどれだけ激しくプレッシャーにいけるかが勝負を分ける。センターバックでプレーすることが予想される中田浩二も「ヨンセンのところで潰したい」と狙いを定めていた。

本来であれば、岩政大樹がヨンセンをマークすることで相手の武器である高さを消してきた。しかし、どうやら岩政は決勝にも間に合わない様子だ。ボランチに入る青木剛を含め、中田浩二と伊野波雅彦の3人にかかる負担は大きい。ただ、伊野波は「とりあえず俺と青木さんと浩二さんがいれば守れる」と胸を張る。確かに、準決勝の後半からこのメンバーが守備の中心となったわけだが、安定感は初めて組むコンビとは思えないほど。さらに攻撃の組み立てにもひと工夫加えられるようになったのも大きい。右利きの伊野波が右、左利きの中田が左に並ぶことで、最終ラインのパス回しはスムーズとなり、ボールを保持しながらラインを押し上げることができていた。小笠原満男の後ろに中田が控えている布陣は、自然とパス回しに深みを生んでいた。興梠慎三と大迫勇也の2トップは2戦連続でアベック弾を決めチームを牽引している。守備を安定させてボールを保持することができれば、必ずチャンスを迎えることができるはずだ。

これまでも報じられてきた通り、この試合を最後に大岩剛は現役を退く。しかし、鹿島を去る選手は大岩だけでない。「剛さん以外にも優勝することがみんなにとってベストな形。色んな思いを持って明日は出し切りたい」と新井場。ベンチメンバーの船山祐二も「アップの時から声を出していきたい」と全員で戦うことを誓っていた。疲れがないはずはないが、F東京戦で見られた一体感は消えていなかった。


以上
2010.12.31 Reported by 田中滋


【第90回天皇杯決勝 鹿島 vs 清水】試合前日の選手コメント(鹿島)(10.12.31)
●曽ヶ端準選手(鹿島):
「清水はタレントもいますし、個人でも違いを出せる選手もいる。注意しないといけないと思います。3トップと中盤の選手が流動的に動くが、ヨンセンを中心にそこでポストをt使ってくる。最後ですからしっかりやりたいと思います。剛さんも良い形で送り出せればと思います」

●興梠慎三選手(鹿島):
「清水は守備より攻撃力に特長がある。そこに注意を持ってやればいいと思う。前のFC東京戦ではセンターバック2枚が強かったのでちょっとやりづらかった。ただ、モトさん(本山)が入ってセンターバックと中盤の間に入って起点になってくれた。でも、清水もまた違うと思う。ヨンセンとかに入った時に激しくいかないといけない。
(大迫選手とのコンビネーションは?)
あいつとも合ってきたし、この間は僕が足を痛めていたのでサコとモトさんに動いてもらって、僕は前で待ってるしかできなかった。まだ、距離が遠い時もあるけれど、1試合ごとによくなってきてると思う」

●伊野波雅彦選手(鹿島):
「疲れは意外と山を越えた。この間の120分で山を越えた。ここまで来たら中二日も中三日も関係ない。気持ちしかない。浩二さんは経験もあるし、流れを読む力がある。とりあえず俺と青木さんと浩二さんがいれば守れる」

●宮崎智彦選手(鹿島):
「点を決めたいですね。ああいう舞台で。
(相手の高い選手には?)
センターバックの二人とも直接話して、高い選手がいるから、この間のFC東京にも平山選手がいましたけど、カバーしてくれと言われました。
(相手のサイドからの攻撃については?)
藤本選手は右足でもクロスを上げていた。でもどっちかというと恐いというより楽しみですね。代表にも選ばれている選手とやれるのは楽しみです。足がつるまで全力でやりたいと思います」

●新井場徹選手(鹿島):
「元日まで来たね。勝つしかないでしょ、ここまで来たら。
(剛さんをはじめとしてチームを離れる選手が多いが?)
たまたま今回が多いだけで、毎年いる。その前にチームとしては勝たなあかん。色んな思いを持って明日は出し切りたいと思います。剛さん以外にも優勝することがみんなにとってベストな形。みんな気合い入ってるし大丈夫でしょう
(最終ラインの組み合わせが変わるかもしれないが?)
今更やることもない。全くやってない選手でもないし、思い切っていきたい。自分たちの持ってるもんが出し切れるかどうかだと思う」

●大岩剛選手(鹿島):
「素晴らしいチームメイトにここまで連れてきてもらった気持ちは大きいです。タイトルに挑戦できる場を与えてくれたことに感謝してます。勝つつもりでやりますし、みんな喜び合いたいと思います。
(明日は泣きますかね?)
この間、あれだけ泣いたからもうないでしょ(笑)。泣いてたら引かれそうだし。でも泣けるくらいになれるように良い結果を出したいと思います。
(清水の印象は?)
(小野)伸二が中心で、攻撃陣は素晴らしいタレントを持っている。個で決められる選手がいる。相手も何人か(チームを)去る選手がいるようなので、そういう抜きにして、良い試合ができるようにしたい。
(明日で最後という実感は?)
あんまりないんだよね。今日もいつものルーティンをやって、ロッカーを整理して、みんなと話しをして、いつもと変わらない。あんまり実感が無い。でも、喜ぶことがみんなのことをふり返ることになると思う。勝ってみんなと喜びたいですね」


以上

[第90回天皇杯決勝]前日練習の様子(鹿島)

シュート練習をする中田浩二選手。先日のFC東京戦では後半からセンターバックに入りクレバーな守備を見せていました。明日の試合でも活躍が期待されます。

[第90回天皇杯決勝]前日練習の様子(鹿島)

このところ、2試合連続でゴールを決めている大迫勇也選手。興梠選手とのコンビネーションも試合ごとに深まっており、2トップの出来が鍵を握りそうです。


岩政は間に合わず、FC調布戦後半の布陣で挑む様子。
ここは、屈強な欧州の攻撃陣に相対しておったユダに期待したい。
青木とイノパンのトライアングルで清水を抑えるのだ。
完封をすれば、好調のFW陣が結果を残してくれるであろう。
期待しておる。

大津高校・植田くん、高校選手権敗退

2010年12月31日 | Weblog
大津のスーパー1年生散る/高校サッカー
<高校サッカー:駒大高2-1大津>◇1回戦◇30日◇国立

 将来を嘱望される大津(熊本)の「スーパー1年生」が開幕戦で散った。185センチのU-16(16歳以下)日本代表DF植田直通が試合終了の瞬間、ピッチに額を押しつけて悔しがった。「自分が甘かった。もっと練習して戻ってきたい。1回戦で勝てないんじゃ話にならない」

 小学校時代、植田はテコンドーで日本一に輝いた。フィジカルの強さと50メートル6秒2のスピードを武器にするが、この日は緊張から動きが鈍く本来の力が発揮できない。前半7分に自身のクリアミスから先制され、1-1で迎えた後半27分には素早い相手FWをマークしきれず勝ち越しゴールを許した。

 熊本県勢と東京都勢の開幕戦対決は2大会連続で、前回ベスト8まで勝ち上がったルーテル学院に続くことはできなかった。早すぎる敗退だった。

 植田は今年10月に開幕したU-16アジア選手権(ウズベキスタン)で守備の要として活躍し、来年メキシコで開催されるU-17W杯の出場権獲得に貢献。しかも、横浜、鹿島が徹底マークしている逸材だが、ほろ苦い「選手権デビュー」となってしまった。
【菊川光一】
 [2010年12月31日11時45分 紙面から]


鹿島が獲得を目指しておる大津高校の植田くんは初戦で敗退とのこと。
U-16日本代表では鈴木隆雅くんとDFラインを組んでおり、コンビネーションも確立されておる。
俊足とフィジカルの強さを合わせ持つ未来のCBとして期待したい。

2010年を振り返って

2010年12月31日 | Weblog
未だ天皇杯は決勝戦を控えており、シーズンを終えてはおらぬが、大晦日ということで、2010年を振り返ってみたい。

岳くんフィーバー。
鹿島がオファーを出しておる青森山田高校2年生(当時)の柴崎岳くんが高校サッカー選手権で大活躍した。
連日の報道には心が躍らされたものである。
惜しくも準優勝となったが、潜在能力の高さに期待が高まった。
そして鹿島内定。
異例の早期入団発表であった。

新外国人の獲得。
12月に発表されておったイ・ジョンスに加え、ジウトンとガブさんが加わった。
外国人枠を全て埋め、シーズンに賭ける意気込みを見せた。

ゼロックス・スーパー杯。
先制するも追いつかれ、PK戦にて勝利。
今思えば、守りきれぬ伏線がこの試合で貼られていたのやも知れぬ。

リーグ戦前半。
開幕戦こそ満員のカシマスタジアムにて快勝するも、第2節で追いつかれてまさかの引き分け。
まさに序盤から今季の不安定な戦いが現れておった。
仙台戦で不運なジャッジでマルキーニョスが退場となり、2試合の出場停止となると勝ちきれぬ試合が続いた。
しかしながら、復帰したマルキーニョスがJ1通算100得点を上げるなど、徐々に調子を上げていった。

ACL敗退。
グループステージこそ無敗で勝ち上がり、意気込みを見せたが、ラウンド16で敗退。
悔しい思いを噛み締めた。

篤人・イ・ジョンス退団。
篤人は独へ、イ・ジョンスはカタールへと移籍した。
シーズン途中でのDFラインの大幅変更は、チームに大きなを与えたのは紛れもない事実であろう。

8月未勝利。
首位を狙えるアウェイの清水戦に敗れたところから、8月は一つの勝利を掴むことなく終えた。
理由は一つではあるまい。
また、相手のあること故、安易な方法で解決出来るわけではない。

ナビスコ杯敗退。
等々力競技場での悪夢は忘れられぬ。
満男ほどのプレイヤーでも、このようなプレイをしてしまうサッカーという競技の怖さを思い知った。

リーグ戦後半。
邪悪なるアウェイ・等々力競技場での川崎戦、聖地で迎えた名古屋戦など、良い試合もあったが、相手を抑えきれず引き分けを重ね、不安定な試合を行った。
結果的に四位となりACL出場権を逃すことになった。
勝ちきれぬ理由は一つでは無かろう。
しかしながら、リーグ最少負け数、最少失点は誇って良い記録である。

4選手の退団。
大岩の引退、マルキーニョス、笠井の契約満了、ジウトンのレンタル期間満了。
一つの時代の区切りと考えて良かろう。

来季に向けて。
プラチナ世代4選手の入団が決まっており、レンタルであった田代と誓志の復帰も決定、日本代表クラスの補強も行い、外国人もほぼ決まりつつある。
大いなる戦力補強が成される様子。
大いに期待出来る。
今季ブレイクしたヤスや宮崎も来季は更にプレイ時間を増やすであろう。
今季は一つのサイクルの終焉であったように思える。
生まれ変わった鹿島がどれだけの力を見せるのか楽しみである。
悲願のアジア征圧を、そして世界へ飛び出したい。

良いお年を。