鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

本山、出場微妙

2011年04月30日 | Weblog
【鹿島】ACL上海申花戦へ本山は慎重
 鹿島は30日、茨城県鹿嶋市内のクラブハウスでアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の1次リーグ上海申花戦に向けた調整練習を行った。

 29日のアウェー福岡戦に出場したメンバーは軽いメニューのみを消化。右太もも裏痛で別メニュー調整中のMF本山雅志(31)は「(23日の)横浜戦の前からハリがあった。横浜戦に出てさらに痛みが出たけど、だいぶよくなりました。明日、細かい動きを確認します。少しずつやっていきたい」と話した。順調な回復ぶりを強調しながらも、上海申花戦出場については慎重な姿勢だった。

 [2011年4月30日19時47分]

負傷中の本山であるが、5月3日の上海申花戦については出場微妙の様子。
これは痛い。
アジア征圧を目指す我等としては、一人の戦力が欠けることでも痛手と言えよう。
とはいえ、ここで無理をしてシーズンを棒に振られてはもっと困る。
じっくりと癒して欲しいところ。
ここはヤスと小谷野に代役を命じたい。
特に小谷野のドリブルは相手にとって驚異となろう。
若き鹿戦士と共に頂点を目指したい。
期待しておる。

ガブさん、元気溌剌

2011年04月30日 | Weblog
2011年04月30日(土)

15時より福岡戦のメンバーはリカバリーのためランニングなど軽めのトレーニングを行い、それ以外のメンバーはミニゲームを行いました。

負傷が噂されたガブさんも元気に練習に参加しておる。
5月3日に迫った、ACL 上海申花には出場が叶うのでは無かろうか。
アジアの頂点を目指すため、気持ちを高めて挑みたい。
楽しみである。

※注意して観るとイーゴルであった。
 申し訳ない

福岡戦レビュー

2011年04月30日 | Weblog
【J1:第8節 福岡 vs 鹿島】レポート:流れを変えた後半開始直後の攻防。先制ゴールも、試合巧者・鹿島の前に勝点3を逃す(11.04.30)
4月29日(金) 2011 J1リーグ戦 第8節
福岡 1 - 2 鹿島 (13:03/レベスタ/12,147人)
得点者:40' 中町公祐(福岡)、59' 大迫勇也(鹿島)、71' 岩政大樹(鹿島)


「ゲームの中での課題と言えば、90分間通して、きちんとゲームをコントロールすること」(篠田善之監督・福岡)。
「90分の時間の中で相手の時間になったり、自分たちの時間になったりすることは当たり前のことで、その中で、時間をかけながら、悪い時間帯をいい時間帯に引き戻すことができるかどうかがチームの力」(オズワルド・オリベイラ監督・鹿島)。
両監督の言葉が、この日の試合を如実に物語っている。

この日の福岡のテーマのひとつは、清水戦(第7節)で見せた戦い方を、もう一度表現できるかということにあった。そして、12,147人の観衆が見つめるピッチの上で、選手たちは清水戦同様に躍動した。コンパクトなゾーンを形成した福岡の守備の始まりは、城後寿の前線からのチェイシング。それに連動して高い位置からプレスをかけ、奪ったボールを素早くラインの裏へ送り込む。トップ下から飛び出して起点を作るのは岡本英也。左サイドからは松浦拓弥がドリブルで仕掛け、右サイドは田中佑昌が縦に勝負を仕掛ける。「いい守備がいい攻撃を生む」スタイルは、この日のも健在だった。
一方の鹿島は、高い位置からプレスをかけてくる福岡を避けるように中盤を省略。長いボールを直接前線に集め、興梠慎三、大迫勇也が高い能力を発揮してゴールを狙う。ただし、ボールのキープ力、裏へ動き出すタイミング等々、2人はさすがと思わせるプレーを随所に見せるが、チーム全体の運動量が上がらず、ゲームを掌握するには至らない。どちらがやりたいサッカーをしていたかと言えば、それは紛れもなく福岡だった。

そして、福岡のもうひとつのテーマはゴールを奪うこと。40分、それが形になる。末吉隼也が右へ展開すると、田中佑昌がスピードを活かして縦に突破。ファーサイドに送ったクロスボールに中町公祐が頭から飛び込んだ。「どんな形でもいいからゴールが欲しい」とは試合前の篠田監督の言葉だが、鹿島を鮮やかに崩した攻撃に、レベルファイブスタジアムが大歓声に包まれる。個の能力の差を感じながら、そして、いくつかの課題を抱えながらも、福岡は狙い通りの展開で前半を終えた。

だが後半に入ると、それまでのハードワークの影響からか、足が止まった福岡はゾーンが低くなり、高い位置からボールが追えなくなる。ノープレッシヤーでボールを回し出す鹿島。こうなると、ひとつひとつのプレーに、個の能力の差がそのまま表れるようになっていく。確かめるようにボールをつなぎながら、ジワジワとリズムを取り戻していく鹿島。ボールを握れずに防戦一方に追い込まれ、さらに体力を消耗していく福岡。
そんな展開の中、鹿島は当たり前のように同点に追いつく。時間は59分。興梠のシュートがゴール前にこぼれたところを大迫が押し込んだ。残り時間を考えれば、福岡にも仕切り直すチャンスはあったが、この時点で、既に前への推進力を失っていた福岡に反撃に転じる力は残されていなかった。そして71分、左からのCKに中央で岩政大樹が頭で合わせて鹿島が逆転に成功した。
篠田監督は、71分に城後に代えて重松健太郎を、さらに81分に松浦から清水範久、82分には負傷した重松に代えて高橋泰を投入。最後まで攻める姿勢を見せたが、同点ゴールは遠かった。

福岡にも、鹿島相手に戦える時間はあったが、トータルで見れば鹿島の力が上回った試合だった。しかし、敗戦に下を向いていたのではリーグ戦は戦えない。どんな結果も正面から受け止め、自分たちの力と課題を正確に把握し、その解決に向けてトレーニングを積むことでしかチーム力は上がらない。丹羽大輝は語る。
「この試合が良かったのか、悪かったのか。それは次の試合で問われることになる。どうやって次につないでいくかということがチームにとって大事なこと。しっかりと準備して、この負けを活かさないといけない」
結果に一喜一憂するのではなく、コツコツと積み上げることが問題解決の最大の近道。それは昨シーズンの戦いの中で得た大きな財産であり、チームの自信でもある。まずは次節の戦いに100%の力で臨むこと。その姿勢は、これまでも、そしてこれからも変わらない。
そして、「サッカーには先制されてはいけないというルールはなく、90分の中で勝ちに持っていけるように全員で作業をしていくことが試合」と語ったのはオズワルド・オリベイラ監督。その実力をもってすれば精彩を欠いたと言える試合も、全体の流れを見ながらゲームをコントロールする力は健在。そういう意味では、鹿島らしさが十分に窺えた試合でもあった。


以上
2011.04.30 Reported by 中倉一志


逆転勝利の結果以上にこの試合による価値は、西と誓志、ヤスとヒゲくん、そして岳という戦力がレギュラーに遜色のない力を発揮したことであろう。
特に西は今後の右サイドを任せるに十分な才能を魅せてくれた。
同点弾は西が起点となっており、その前にも良いボール奪取からチャンスを作っておる。
アレックスの負傷次第ではあるが、これから多くの出場機会を得るのでは無かろうか。
評判通りの逸材であった。
今後が楽しみである。

福岡戦報道

2011年04月30日 | Weblog
逆転初勝利!強い鹿島が戻ってきた/J1

サポーターの声援に応える小笠原

<J1:鹿島2-1福岡>◇第8節◇29日◇レベスタ

 鹿島がようやく震災後の国内初勝利を被災地に届けた。アウェーで福岡に先制を許したが、逆転勝ち。主将のMF小笠原満男(32)は「被災した方々に勝利を届けたかった。これで終わりじゃない。最後はチャンピオンになる」と気持ちを引き締めた。

 前半11分にDFアレックスが負傷交代。MF増田が慣れない左サイドバックを任された。同40分には先制を許した。そこから底力を発揮した。後半14分、FW大迫が今季初ゴールを決めると、同26分にCKからDF岩政が頭で勝ち越しゴールをたたき込んだ。

 小笠原には負けられない試合だった。5月4、5日に被災した故郷岩手に帰り、サッカーイベントに参加する。5日はチームの練習があるが、オリベイラ監督から支援活動の理解を得て、オフをもらった。イベントでは被害のひどい岩手沿岸部の子供たちをバスで送迎し、試合に参加してもらう。小笠原は「勝たないで現地に行ったら心配される。だから、勝って行きたい」と話していた。

 0-3で完敗した23日の横浜戦からスタメンが3人入れ替った。今季、新潟から新加入のDF西が初先発で同点ゴールの起点となった。後半40分、高卒ルーキー柴崎もプロデビュー。最初のプレーで警告を受けるなど、球際の激しさを見せた。小笠原は「チーム全員で戦っている。新戦力が頑張ることで、おれたちもという気持ちになる」と振り返った。

 負ければ勝ち点制を導入した95年以降、クラブ初の最下位の可能性もあった。この日の勝利で、中3日で迎えるACL1次リーグ上海申花(中国)戦(5月3日、東京・国立)にも弾みをつけた。鹿島が復興を目指す被災地とともに、チーム力「復興」への第1歩を刻んだ。【塩谷正人】
 [2011年4月30日8時59分 紙面から]



鹿島FW大迫勇也(左)は同点ゴールを決める(撮影・今浪浩三)

鹿島・大迫、今季初ゴール!FW先発グイッ
2011.4.30 05:03


岩政(右端)は福岡の山口(17番)に競り勝ち、決勝のヘディング弾を決めた

 J1第8節(福岡1-2鹿島、29日、レベスタ)鹿島のFW大迫が今季初ゴール。0-1の後半14分、FW興梠のシュートのこぼれ球に反応し、右足でねじ込んだ。「いいところに転がってきた。1点がなかなか取れなかったのでよかった」。4月初旬に太ももを痛めた影響もあり前節・横浜M戦はメンバーを外れた。「危機感は常にある。FWが点を取ればチームが勢いづく」とゴール量産を誓った。
(紙面から)

鹿島逆転今季1勝!柴崎デビュー即イエロー
2011.4.30 05:04


途中出場し、Jデビューを果たした柴崎(20番)。気合が入りすぎて?イエローカードもゲット

 J1第8節(福岡1-2鹿島、29日、レベスタ)鹿島の新人MF柴崎岳(18)=青森山田高=が福岡戦で、後半40分から初出場。東日本大震災では故郷・東北の支援活動に携わるなどピッチ内外で成長を遂げたスーパールーキーが新風を吹き込み、2-1で今季初勝利を呼び込んだ。柏は甲府に2-1と逆転勝ちし、12年ぶりの開幕3連勝で首位をキープ。元日本代表FW北嶋秀朗(32)がJ1通算50ゴール目となる決勝点を挙げた。

 鹿島の黄金ルーキーがJのピッチに一歩を踏み出した。MF柴崎が後半40分、FW大迫に代わり途中出場。その2分後に球際への激しい守備で警告を受けたが、これも気迫の表れ。左サイドのケアを徹底し、前線への飛び出しも見せるなど堂々のプレーを披露した。

 「違和感なく入っていけた。久しぶりの試合だったので結構楽しかったです。やっぱり紅白戦や練習試合とは、雰囲気とか空気が違う」

 明るい表情で振り返った。2年生で「背番号10」を背負った青森山田高時代から注目を浴びてきたが、入団後は試練の時を過ごした。小笠原、野沢らJ屈指の中盤の壁は高く、6日のACL水原戦、13日の同シドニー戦では遠征に帯同しながら試合メンバーから外れた。前節には名古屋の高卒ルーキーMF吉田と田中が一足先にデビュー。焦る心を抑え、黙々と練習を重ねてきた。

 プロの自覚も宿った。青森・野辺地町の実家は甚大な被害を免れたが、東北を襲った大震災に心を痛めた。岩手出身の小笠原に話を聞くと、出身の「野辺地サッカースポーツ少年団」に連絡を取り、東北サッカー協会を通じて段ボール40~50箱分の支援物資を送る手はずを整えた。「家にあるものをすぐ送って」と実家にも連絡を入れ、サッカー用具や衣類を届けたという。

 鹿島はこの日、柴崎に加えDF昌子、FWイゴールの18歳3人がベンチ入り。移籍組のDF西が初先発してフル出場するなど、大胆なてこ入れで今季初勝利をつかんだ。「下が出てきて上は負けじと頑張って、いい競争がいい循環となればいい」と小笠原。「今度はもう少し長い時間出してもらえるよう、しっかり練習したい」と目を輝かせた柴崎のデビューは、変革期を迎えた常勝軍団の次代へ可能性を示した。 (佐藤ハルカ)
(紙面から)



後半26分、決勝ゴールを決め喜ぶ岩政(中央)ら鹿島イレブン=レベスタ


後半14分、同点ゴールを決める鹿島・大迫(左から2人目)=レベスタ


福岡に勝利し、サポーターにあいさつする決勝ゴールを決めた岩政(右から2人目)ら鹿島イレブン=レベスタ


福岡に逆転勝ちし、喜ぶ小笠原(右端)ら鹿島イレブン=レベスタ


“負けたら意味ない”岩政ゲキ弾!鹿島初白星
J1第8節 鹿島2―1福岡 (4月29日 レベスタ)


<福岡・鹿島>後半26分、決勝のヘディングシュートを決める鹿島・岩政(右端)
Photo By 共同


 鹿島は29日、アウェーで福岡に2―1と、逆転で今季リーグ初白星を挙げた。後半26分に日本代表DF岩政大樹(29)が左CKを頭で合わせて決勝弾。東日本大震災の復興支援活動に尽力すると同時に、ピッチで結果を出すことの重要性を説き続けてきた背番号3が、自らの一撃でチームに勝利をもたらした。

 緻密さと豪快さが融合した一撃だった。1―1の後半26分、左CKのチャンス。岩政が野沢のキックに反応した。対峙(たいじ)する相手のマークを一瞬の動きで外すと、ニアサイドに走り込み頭を振った。「相手の重心や表情、距離感とかマークを外すための判断材料はたくさんある。(CKでは)いくらマークされてもチャンスをつくれる自信はある」。理数科出身の頭脳と身長1メートル87の体を生かした決勝弾だった。

 誰よりも勝利にこだわっていた。リーグ再開初戦となった23日の横浜戦に0―3で完敗。岩政は「チームはピッチ外でいろいろな活動をしているけど、試合に勝たないとむなしくなる」と、サッカーで結果を出してこその支援活動であることをチーム内に強く訴えた。東日本大震災後、小笠原を中心にチームは被災地支援に奔走してきたが、その負担でピッチ内に影響が及んでは意味がない。岩政が今季2点目でチームに今季リーグ初白星をもたらしたことで、やっと本業のサッカーでの支援ができた。小笠原も「勝たないと(支援活動をしても)逆に周りに気を使われる。勝てて良かった」と表情を緩めた。

 スタンドにはこの日、結婚記念日を迎えた岩政の両親が故郷の山口県から駆け付けていた。最新式の扇風機と掃除機を贈っていた岩政は、さらにゴールもプレゼント。日本代表のグイード・コーチも視察に訪れており、二重、三重の意味を持つゴールだった。中3日の5月3日にはACL上海申花戦(国立)が控える。岩政は「1勝することは大変だなと思った。いろいろな意味でホッとしているけど、次もあるので」と前を向いた。今季の目標は2年ぶりのリーグV奪還と初のACL制覇。被災地支援を継続した上で結果を出し続けることが、常勝鹿島の使命だ。

 ≪柴崎デビュー≫ルーキーMF柴崎が公式戦デビューを果たした。2―1の後半40分から大迫に代わり途中出場。本職のボランチではなく、4―2―3―1の左MFに入った。ピッチに立った1分後に激しいチャージで警告を受けるなど大物ぶり?を発揮。ミスなくプレーし「あまり緊張はしなかった。すんなり試合に入れたし、楽しくできた。もっと長い時間出られるように、これからも頑張りたい」と明るい表情を見せた。
[ 2011年4月30日 06:00 ]

岩政Vヘッドで逆転!今季リーグ戦1勝!…鹿島

後半26分、決勝ゴールを決め喜ぶ岩政(左から2人目)ら鹿島イレブン

 ◆J1第8節 福岡1―2鹿島(29日・福岡レベルファイブスタジアム) 鹿島が福岡に2―1で逆転勝利を収め、3試合目にして今季リーグ戦初勝利を挙げた。前半40分に先制点を許したが、後半14分にFW大迫勇也(20)が右足でゴールを挙げ、同26分には日本代表DF岩政大樹(29)がヘディングで決勝点を挙げた。柏はFW北嶋秀朗(32)が通算50ゴール目となる決勝弾を決め、甲府を2―1で下した。現行の1シーズン制(05年から)以降、J1昇格初年度としては初の開幕3連勝を成し遂げた。

 素早い反応だった。1―1で迎えた後半26分、左CKから、DF岩政がニアに走りながらジャンプ一番。速く、低いボールに、相手DFよりも早く頭で到達し、ゴール右隅に流し込んだ。「チャンスは来ると思っていた。ボールに反応しただけ。1勝するのは大変だね」。チームに今季リーグ戦初勝利をもたらす決勝弾。ピッチに突っ伏したまま拳を握った。

 公称の体重は85キロ。今はそれよりも2~3キロ少ない。「減らしても当たり負けするとは思えない。それよりも体にキレが欲しい」。チームの練習に加えて、自主練習に取り組んだ。食事のメニューも考え、減量に成功。体格で上を行かれるアジアでの戦い、センターバックの特性を考えても、一種のカケでもあったが、現状維持を許さない厳しい心がそうさせた。

 「僕はうまくないし、武器があるわけでもない。だから、多く練習したり、考えなければいけない」。東日本大震災で被災したチームは一時解散したが、余震よりも努力を中断することが「怖い」と言って、自主練習を続けた。他にも狂言の動きを取り入れるなど、多くの時間をサッカーに費やす。その積み重ねが、勝負を決めるゴールを挙げるに「ふさわしい選手にしてくれる」と信じてのことだ。

 この日は両親の結婚記念日でもあった。帰省の際は両親宛てに置き手紙を書く。目標や悩みを聞いてくれる相手でもある。GW初日の渋滞で試合開始30分後に会場入りした両親へのプレゼントにもなった。今季は10人の選手を入れ替えたことに加え、震災の影響で練習が遅れたこともあり、結果が出なかった。変わりゆくチームにあって、変わらない姿勢がもたらした初勝利だった。
(2011年4月30日06時01分 スポーツ報知)

柴崎がプロデビュー、西は追撃の起点に…鹿島
 ◆J1第8節 福岡1―2鹿島(29日・福岡レベルファイブスタジアム)新戦力が結果を残した。札幌から移籍した日本代表候補右サイドバックDF西が初先発し、前半14分、FW大迫のゴールの起点となる働き。後半40分からは、ルーキーMF柴崎が途中出場でプロデビューし、落ち着いたボールさばきを見せた。柴崎は「緊張はしなかった。違和感なく入っていけたし、久々の公式戦なので楽しかった」と振り返った。
(2011年4月30日06時01分 スポーツ報知)

J1鹿島、今季初の勝利

【写真説明】
福岡-鹿島 後半26分、勝ち越しのゴールを決め、喜ぶ鹿島・岩政(右)。左は西=レベルファイブスタジアム


J1鹿島は29日、福岡・レベルファイブスタジアムで福岡と対戦し、2-1で今季初勝利を挙げた。

鹿島はJ2から昇格したばかりの福岡に苦戦。前半を0-1で折り返し、後半14分、興梠のシュートのこぼれ球を大迫が押し込んで同点。同26分には野沢が蹴った左CKに中央から岩政が頭で合わせて勝ち越しに成功した。鹿島の通算成績は1勝1敗1分け。


各紙、特徴が出た。
満男の記事のニッカン、大迫と岳のサンスポ、岩政の決勝ゴールのスポニチと報知となっておる。
特筆すべきは報知とサンスポであろうか。
岩政で記事を作っておるスポニチとソースは同じであるが、身体のキレを重視し減量した情報を載せておるのは報知ならではの取材力と言えよう。
サンスポの岳を掘り下げた記事も興味深い。
デビューしただけでなくプロ意識の向上にスポットを当てておるのも面白い。
また、大迫の同点弾も記事にしており、世代交代を暗示しておるところも良いと言える。
記者の努力に頭が下がる思いである。
今後も独自の切り口で記事を作っていって欲しいと願う。

福岡戦コメント

2011年04月29日 | Weblog
J1リーグ 第8節
鹿島アントラーズ:オズワルド オリヴェイラ 監督

本当に厳しい試合だった。(前節まで2連敗という)相手の置かれている状況を考えると3連敗を防ぐためにも、そしてホームゲームであるし強い気持ちで臨んで来たと思う。前節のビデオも見ているが、福岡はチャンスを決められなかっただけで相手の清水より内容は悪くないと思っていた。中盤の22番(末吉)と7番(中町)は技術もあるし、ダイナミックな展開力があるのでそこに注意した。ツートップの動き出しもいいのでケアするまで少し時間がかかった。手強い相手だと戦前から予想していたので勝てて良かった。また勝った時でも良くなかったところを検証しないといけない。焦り過ぎた部分もあった。もう少し余裕を持ったパスワークで相手を崩すような本来の形を取り戻さなければいけない。

【小笠原 満男】
快勝ではなかったが逆転勝利出来てよかった。常に完璧な試合が出来るわけではないので、課題は色々とある。みんなで勝つんだということを伝えながらプレーをした。若い選手も入り、チームがもう1ランク上に行くチャンスだと思う。

【増田 誓志】
左サイドバックで入るとは思わなかったが自分でやれることをやろうと思った。寄せは甘いし、縦に行く回数が少なかったので効果的な攻めは出来ていない。ポジショニングや上がるタイミングをみんなが試合中にアドバイスしてくれたので助かった。

【伊野波 雅彦】
大迫と慎三の距離感があるので話をした。現時点では勝てばよい。後半の危ないシーンはそこにボールが来る事はわかっていたので対処することができた。

【遠藤 康】
チームが勝ってよかった。自分では良い入り方が出来たと思う。これまで悪いイメージがあったがこの良い雰囲気があれば、ACLも良い結果がでると思う。大伍とは何度も練習試合をやってるし、アレックスがいなくなっても満男さんの指示で修正出来たので問題はなかった。

【曽ヶ端 準】
先制されたけど逆転出来てよかった。全体的にラインが高くて行きすぎた部分がありDFとMFの間にスペースが出来て、そこを使われてしまった。先制されたのは相手選手が見えてなくて、ボールに触りきれなかった。判断としてはボールにいかず、ポジションを取った方が良かったと思う。Jリーグ初勝利をACLにも繋げたい。

【青木 剛】
相手の狙いがはっきりしていたので、仕事をさせないようにした。逆転勝利出来てうれしい。まだシーズンがはじまったばかりなので、うまくいかない所もあるけど、勝ててよかった。前半に先制されなければ後半はもっと楽になったと思う。

【大迫 勇也】
暑かった。得点はいい所にボールが転がってきた。点が取れてなかったので取れてよかった。慎三さんと僕が点を取ればチームも勢いづくので、これからも取っていきたい。鹿島は常に勝たないといけないチーム。


2011年04月29日(金)

本日行われたJ1第8節福岡戦は、2-1で勝利しました。

【J1:第8節 福岡 vs 鹿島】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(11.04.29)
4月29日(金) 2011 J1リーグ戦 第8節
福岡 1 - 2 鹿島 (13:03/レベスタ/12,147人)
得点者:40' 中町公祐(福岡)、59' 大迫勇也(鹿島)、71' 岩政大樹(鹿島)


●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):

Q:先制されてバタバタした感じで鹿島らしくない印象でしたが、その中で、リーグ戦初勝利を挙げたことに関して、どのように感じていらっしゃいますか?
「サッカーが機械のようであって、誰か1人を代えたり、あるいは選手を入れ替えることで今まで通りのことが出来るのであれば、私がいる必要はありません。皆さんがいつも、鹿島らしいものを求める気持ちは理解できますが、人間がやっていることですし、試合には対戦相手がいるわけで、どの国にも行っても、試合を完全に支配しているチームはないと思います。90分の時間の中で相手の時間になったり、自分たちの時間になったりすることは当たり前のことで、いい時間帯もあれば、悪い時間帯もあるわけで、その中で、瞬時には無理ですが、時間をかけながら、悪い時間帯をいい時間帯に引きもどすことができるかどうかがチームの力となのだと思います。サッカーは先制されてはいけないというルールはなく、90分の中で勝ちに持っていけるように全員で作業をしていくことが試合だと思います。また、前節の横浜FM戦ではチャンスを決めることが出来ずに敗れてしまいましたが、私たちは自分たちの戦い方を実行しようとし、実際にそれを実践したのに対し、横浜FMは普段やっているやり方をせずに、違うやり方で形を作りました。その戦い方をみれば、鹿島らしいものというのは常にあるのではないかと思っています。ACLの水星戦は、対戦相手の能力を考えれば対等の力があると思われるチームが、そのような戦法を取ってくるということは、どこかに我々に対する敬意とか恐れがあるからで、そういった意味では、私たちは常に自分たちらしいものを追求し、私たちらしいやり方を貫くことをしていると思っています。ですから、今日の試合についても不安定になっていたという意識はありません。ただ、勝つことというのは非常に重要であって、勝ち続けることはもっと難しいことであって、けれども、それを目指して全員でやっていこうと思います」

Q:柴崎選手を投入しましたが、彼に求めていたこと、そして、イエローカードをもらってしまったことに対して、ご意見を聞かせてください。
「求めた役割のひとつとして、相手がサイドに起点を作ってクロスを上げようとしていたので、クロスは徹底的に上げさせるなという要求を出していました。彼は、私の要求を守ろうとして勢い余ってファールをしてしまった部分はあるかと思いますが、求められたものをしっかりと実行しようという意思の表れだったのではないかと思います。彼は、いろんなところで将来有望な選手と言われていますし、私自身も、上手く育てることが出来れば、今後の鹿島アントラーズを何年か背負っていける逸材であるということも理解しています。ただし、チームの再建や、選手の移り変わりは自然となっていくわけで、その時期まで、やるべきことを理解し、成長するという向上心を持つことが必要だと思います。今日はデビュー戦でしたけれど、上手くやれたのではないかと思っています」

Q:リーグ戦は初勝利だったと思いますが、それに対する率直な感想と、この1週間、何を準備してきたのかについて教えてください。
「勝つことは、シーズンの頭であろうと、中盤であろうと、終わりであろうと、非常にいいことであって、どんな試合でも常に勝利を目指して戦い続けるというのが自分たちのやり方でないかと思っています。そのため、最近では、対戦相手が自分たちのやり方をせずに我々に対する対策を練ってきているわけで、それは、我々を注視していることの結果だと思っています。今までは、我々のホームの時に守備的な戦術を取るチームが多かったわけですが、いまでは、自分たちのホームの時でも、そういう戦術を取ってくるチームが増えてきていますし、今後も、そうなっていくだろうという傾向が窺えます。そういう場合、我々のボール支配率は高くなりますが、スペースが限定され、新たにしなければいけないプレーが出てきますし、相手チームを分析して相手の弱点を把握したり、あるいは、その弱点を作りだすための前の過程を作りだす必要があるし、それが試合の立ち上がりではなく、最後の時間帯に一瞬にして現れることになるかも知れませんが、ボディブローを打つ作業をしつつ、自分たちの狙いを定めて戦って行く部分だと思います。だから勝つことは重要であるし、今週の試合だけではなく、どの試合でもポイントになるやり方があるわけで、緻密な分析の上で、計画を立て、実行していくことが大事なのだと思います」


以上

【J1:第8節 福岡 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(11.04.29)
●青木剛選手(鹿島):
「相手の狙いが、ある程度はっきりしていたので、そこに対して仕事をさせないことを意識していました。Jリーグでは初勝利なので素直にうれしいです。福岡は前半は前から来ていて飛ばしているなという印象があったんですけれど、焦らずに戦って行けば、後半になって多少は落ちるなという思いはありました。先制されなければ、もう少し楽になったと思うんですけれども、後半は動きが落ちるだろうというところもあり、しっかりと逆転できたのは良かったと思います。コンディションに関しては全く問題ないと思いますけれども、毎試合、少しずつメンバーが変わっていますから、最初から全てが上手く行くわけではないですし、その中で勝てたことは大きかったと思います。」

●大迫勇也選手(鹿島):
「いいところにボールが来たので決めるだけでした。今日は、この暑さだったし、体も重たかったんですけれども、中2日でまた試合があるので、しっかり頑張りたいです。今年はまだ点が取れていなかったんですけれども、今日点が取れて、これからも点を取るということを続けながら、内容も徐々に上げていけばいいかなと思います。前半は相手が飛ばして来たこともあって我慢の時間かなと思っていましたが、後半は相手の足が完全にとまったので、自由にボールを持って点が取れたというところはありました」


J1:第8節 福岡 vs 鹿島 ]

鹿島に移籍後、公式戦初先発を果たした西大伍。右サイドから果敢に攻め上がり、攻撃に厚みを持たせた。

J1:第8節 福岡 vs 鹿島 ]

1点を追う鹿島は59分、興梠慎三のシュートのこぼれ球を大迫勇也が押し込み、同点ゴールをあげる。
大迫勇也は今季リーグ戦初ゴールとなった。

[ J1:第8節 福岡 vs 鹿島 ]

1-1で迎えた71分、左からのCKを岩政大樹がヘッドで決めて、貴重な逆転ゴールを奪う。

[ J1:第8節 福岡 vs 鹿島 ]

試合は結局、岩政大樹のゴールが決勝点となり、アウェイの鹿島が2-1で福岡に勝利。この日の勝利で鹿島は今季リーグ戦初勝利となった。
写真はサポーターに挨拶する鹿島の選手たち。

[ J1 第8節 福岡vs鹿島 ] WOWプレーヤーズアワード

本日の試合で決勝点をあげた岩政大樹選手(鹿島)が、この試合のWOWプレーヤーズアワードに選ばれた。


影のMVPはスカウティングに則って戦術タスクを遂行した青木であろう。
彼からレギュラーポジションを奪うには、日本代表のヒゲくんと言えども容易ではない。
そのヒゲくんについては、本日の試合で、ゴール前へ飛び込んだプレイは非常良かった。
ヒゲくんのリスクを冒した攻撃力が発揮されれば、出場機会も増えてこよう。
ポジション争いに注目である。

福岡戦プレビュー

2011年04月29日 | Weblog
【J1:第8節 福岡 vs 鹿島】鹿島側プレビュー:対戦成績では圧倒する鹿島。激しくなるポジション争いの気運に乗じて、今季初勝利を狙う(11.04.28)
2試合を終えて1分1敗。18クラブ中16位という順位は予想外と言えるだろう。前節は、横浜FMの前に攻めの糸口を掴めずに完敗。悔しいリーグ再開となってしまった。

あれから6日、今節の対戦相手はJ1に復帰してきたアビスパ福岡となる。対戦成績は15勝3分1敗と鹿島が圧倒している。ただし、その唯一の敗戦が前回の対戦で喫したものだ。2006年10月7日、博多の森(現レベスタ)で鹿島は初めて黒星を残している。試合内容も決して褒められたものではなく、当時チームを率いていたパウロ・アウトゥオリ監督は「試合の入り方が悪すぎる」と厳しい言葉を残している。実際、前半早々に2失点してしまったことで展開を苦しくしてしまい、後半に野沢拓也のゴールで追いすがるも、逃げ切られてしまった。

現在の鹿島の状態も決して良いとは言えず、福岡は同じような展開に持ち込みたいところだろう。しかし、先発メンバーが結果を残せなければサブメンバーはチャンス到来と感じて活気づく。月曜日に行われた流通経済大学との練習試合では、これまで出場の機会がなかった西大伍らを中心に、大学生相手にも気を抜かない内容で5-0の完勝。今まで控えに甘んじていた選手たちが、オズワルド・オリヴェイラ監督の前で大きくアピールした。
AFCチャンピオンズリーグの水原三星戦では5バックの守備布陣を崩せず、前節の横浜FMでも引いた相手に完敗してしまい、チームは重苦しい雰囲気に包まれると思われたが、良い意味での緊張感が保たれている。
思えば、昨季まではなかなかポジション争いが活性化せず、オリヴェイラ監督が起用するメンバーも固定化。戦い方までもが硬直化しているように見えてしまった。しかし、実際は先発メンバーを脅かすまでの存在がいなかったと言えるだろう。黙っていてはチャンスは巡ってこないのだ。
そうした意味では、今季の様相は全く違う。本田拓也や西大伍と言った実力者が移籍してきた効果も大きいが、やはり、モンテディオ山形から期限付き移籍で戻ってきた田代有三や増田誓志といった危機感を持った選手が戻ってきたことも、大きく影響している。さらに、高校卒4選手も物怖じせずに先輩たちに挑むため、ポジションを巡る争いは格段に激しくなった。

それを受け福岡戦で、オリヴェイラ監督は多くの選手にチャンスを与える決断をしたようだ。それで結果が出れば、今度はポジションを失った選手たちの巻き返しが始まるだろう。そうしたサイクルは、鹿島が目指すJリーグとACLの同時制覇には欠かせない条件だ。なんとしても勝利し、勝ってそのサイクルを手に入れたい。


以上
2011.04.28 Reported by 田中滋


誓志と田代の危機感がチームに活性化をもたらしておるとの田中氏の弁。
まさにその通りと言えよう。
本人の志願とはいえ、降格の危機に怯え戦うのは、優勝を目指す戦いとは別次元である。
最高のクラブでレギュラーを目指す緊張感を再び感じておる二人から受ける影響は計り知れぬ。
田代は負傷、誓志は満男の出場志願で福岡戦での先発は叶わぬが、出場した際にはきらめきを見せておる。
二人だけでなく、選手全員で切磋琢磨し、成長して欲しい。
期待しておる。

西大伍、先発へ

2011年04月29日 | Weblog
鹿島大幅入れ替え 柴崎ら新人3人ベンチ
 鹿島が大胆なターンオーバーをカンフル剤に今季リーグ戦初勝利をつかむ。今日29日のアウェー福岡戦でベンチ入りメンバーを大幅に変更することが、28日に判明。31歳のDF中田、新井場、MF本山が外れ、DF昌子、MF柴崎、FWアルシンドの18歳の新人3人のベンチ入りが決まった。

 リーグ戦未勝利の状況で、オリベイラ監督が動いた。0-3で惨敗した23日の横浜戦に出場した「黄金世代」3人を外し、「プラチナ世代」3人を福岡遠征に帯同した。新人3人が一気にベンチ入りするのは異例。柴崎とアルシンドは公式戦で初のベンチ入りだ。

 5月3日にACL上海申花戦を控え、ベテランに休養を与える意味もある。だが、現在16位の鹿島は最下位福岡に敗れれば、最下位転落のリスクも伴う。新人3人はベンチスタートが濃厚だが、主将MF小笠原は「全員が先発でいける準備をしないと」と強調した。

 ベンチ入り18人の平均年齢は横浜戦の27・1歳から2・2歳下がって24・9歳となった。柴崎は「頑張ります」と話し、アルシンドは「出場するために準備してきた」と意気込んだ。18歳の若手3人が鹿島に勢いをつける。【菅家大輔】
 [2011年4月29日8時43分 紙面から]


【鹿島】西ベンチ入り、低迷チーム救う
 鹿島は28日、茨城県鹿嶋市内のクラブハウスで29日のアウェー福岡戦に向けて調整練習を行った。今季はリーグ戦未勝利(1分け1敗)で、2戦6失点と調子に乗れない状況。リーグ戦の順位も、2試合消化の時点ながら16位に沈んでいる。

 その中で、3月2日のアジア・チャンピオンズリーグ上海申花戦以来、6試合ぶりの公式戦ベンチ入りを果たしたDF西大伍(23)は「出られるかは、まだ決まってないですけど、チームとしてやるべきこと(の理解)や、自分のコンディションは上がっているので、出られたら楽しみたいですね」と意気込んでいた。
 [2011年4月28日18時27分]

鹿島アルシンドJr.福岡戦出場あるぞ!
2011.4.29 05:01


シュート練習を繰り返す鹿島・イゴール

 鹿島の元FWアルシンド氏(43)の長男で今季加入したFWイゴール(18)は28日、アウェーの福岡戦で初の遠征メンバー入り。初出場初得点を決めれば史上初の「J1父子ゴール」となる。

 希望を胸にイゴールが博多の町に降り立った。移動用の公式スーツが間に合わず、ひとりジャージー姿。C契約で入団し約1カ月半で手にしたデビューの可能性に「連係を深めるため時間がかかったがだいぶ慣れたよ。出場は監督次第だね」と意気込んだ。

 カルロン、田代とFW陣に故障続発。攻撃陣の駒不足で出場の可能性は大きい。開幕から勝ち星なしで、福岡に敗れれば最下位の可能性もある苦境を救う。

 アルシンド氏はJ元年の93年5月、名古屋戦で2得点の衝撃デビュー。「父が2点取ったからといって僕も2点取れるとはかぎらない。ノーゴールかもしれないし、3得点かも」。初出場初得点ならJ1でプレーした父子選手で初の快挙。慈善試合出場のため6月に来日予定の父に胸を張って再会するため、最高のデビューを飾る。(佐藤ハルカ)
(紙面から)


鹿島・柴崎、リーグ戦初の遠征メンバー入り
2011.4.29 08:58

 鹿島MF柴崎(青森山田高出)がリーグ戦初の遠征メンバー入り。28日、同じルーキーのDF昌子とともに緊張の面持ちで福岡入りし、「頑張ります」と力を込めた。6日のACL水原戦、13日の同シドニー戦はいずれも遠征に帯同しながら、試合メンバーから外れた。今回は最少人数の遠征で、ベンチ入りは確実だ。
(紙面から)

小笠原 “休養返上”で福岡戦に先発
 鹿島のMF小笠原は“休養返上”で福岡戦に先発する。

 5月3日にACL上海申花戦を控えるため、新井場、中田は温存される見通し。小笠原もオリヴェイラ監督から出場回避を打診されたが「どの試合も休むつもりはない」と志願した。5月4、5日には故郷の盛岡市に行き、被災した高校生を対象としたサッカー大会「小笠原満男プレゼンツ復興祈念サッカー交流会」を開催予定。運営費について「募金したと思って自分で払ってもいい」と自腹覚悟で復興支援を行う。
[ 2011年4月29日 06:00 ]

新戦力の西 移籍後初先発へ!
 鹿島新戦力のDF西が、29日のアウェー福岡戦で移籍後初先発することが濃厚となった。28日のセットプレー確認で主力組の右サイドバックでプレー。25日の流通経大との練習試合でゴールを決めるなどしたアピールが実った。

 1月に開催されたアジア杯の日本代表予備登録メンバーにも選ばれた23歳は、昨オフに新潟から移籍。2月の宮崎合宿で故障して出遅れたこともあり出場機会に恵まれなかったが、19日のACL水原戦後にもオリヴェイラ監督と直接、起用法について話し合いを持つなどアピールを続けていた。負ければ最下位転落の可能性もあり「いつかはチャンスが来ると思ってやってきた。結果にこだわりたい」と必勝を期した。また、本山、カルロンら主力に故障者が続出しているため、柴崎、イゴール、昌子のルーキー3人もベンチ入りする。
[ 2011年4月29日 06:00 ]

アルシンド・ジュニア、初ベンチへ…鹿島
 FWアルシンドの長男で鹿島に所属するFWイゴール(18)が28日、福岡戦の遠征メンバーに選ばれ、プロ入り初めてのベンチ入りすることが決まった。プロデビューへ向け、「あとは(オリヴェイラ)監督の判断になる。チームにも慣れてきたし、自分としてはいつでも試合に出る準備はできている」と意欲を見せた。

 FWカルロン、田代が負傷で欠場。先発するFW興梠、大迫以外のFWはイゴール1人と手薄な状態だ。また、リーグ戦で未勝利(1分け1敗)のチームのカンフル剤としても期待される。20日の練習試合では、1得点1アシストを記録。「アルシンドの息子という見方をされるけど、これから自分の歴史を積み上げていきたい」と誓った。

 また、ACL・上海申花戦(5月3日・国立)と連戦になることから、オリヴェイラ監督は温存策としてDF新井場、中田ら一部主力を遠征メンバーから外し、代わりにDF西、伊野波を先発させる考え。ルーキーMF柴崎も初めてベンチ入りする。メンバー入れ替えで、今季初勝利を目指す。

(2011年4月29日06時01分 スポーツ報知)

西大伍、イノパンが先発し、岳、昌子、イゴールがベンチ入りとなる。
これは思い切った布陣と言えよう。
その中でもアルシンドの息子であるイゴールの注目が集まっておる様子。
確かにアルシンドは鹿島に於いて大活躍をした偉大なる選手である。
その息子であるイゴールに期待が高まるのは当然と言えよう。
しかしながら、イゴールは若干18歳の新人なのである。
プロ初出場を目指す岳や昌子と同じなのである。
ここは、過度な期待を寄せず、じっくりと育てて行きたいところ。
また、イゴールを「アルシンド」と呼んでしまうニッカンには注意を促したい。
イゴールの本名は「イゴール・トーレス・サルトーリ(Igor Torres Sartori)」であり、アルシンドは父親の名前である。
ここはメディアとして気を配るところである。
そんな、ローテーションの中で小笠原主将だけは全試合出場を志願し、キャプテンマークを巻く。
この強い精神で勝利を導いてくれるであろう。
楽しみにしておる。

興梠、動き軽やか

2011年04月28日 | Weblog
2011年04月28日(木)

明日の福岡戦に向けて、セットプレーの確認などを行いました。紅白戦でもゴールを決めた興梠選手は、今日も軽やかな動きを見せています。

好調の興梠である。
活躍の予感がしておる。
否、活躍してくれねば困るのである。
今季はFWの軸として据えられており、興梠を中心に攻撃が動くこととなる。
強引な突破や、素早い動き出しなど、持てる力の全てを試合にぶつけるのだ。
それだけの才能は有しておる。
明日は大爆発で我等の期待に応えて欲しい。
期待しておる。

岳と誓志、コンビネーションを深める

2011年04月28日 | Weblog
[田中滋]柴崎岳の練習試合のゴール
柴崎岳ウォッチング vol.2
 左サイドで遠藤康が前を向くと、小谷野顕治が中央からダイアゴナルに、目の前のスペースへと走り出す。するとその動きに釣られDFがゴール前にスペースを空けた。そこに走り込む選手が視界の中に入って来る。ふわりとした優しいパスを走り込むタイミングに合わせて逆サイドに送ると、走り込んできた柴崎岳は右足を一閃、ハーフボレーで合わせると糸を引くような弾道がゴールに吸い込まれた。
 「イメージどおりでした。自分でもびっくりですよ」
 この日、2列目に入った柴崎は、多少の戸惑いを感じながらプレーしていた。それは前に絡もうとする増田誓志と、ポジションを入れ替える時間が多かったことからもうかがえる。パスを味方に当ててリズムをつくるのが柴崎の持ち味。それが2列目となると相手を背負ってのプレーも多くなる。しかし、位置を下げることは時間の経過と共に少なくなり、逆に前に飛び出していく回数が増えていった。その結果のゴール。
 「高校時代はボランチしかやらなかったですけど、プロに入っていろいろなポジションを経験させてもらっている。プレーの幅を広げるには良いと思います」
 試合後の表情は、いつになく和やかだった。


GELマガは本紙エル・ゴラッソで伝えきれなかった鹿島アントラーズの情報を、週一回発行しております。
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(鹿島担当 田中滋)2011年4月28日 11:10

先日の練習試合の岳を伝える田中氏のメルマガである。
岳と誓志は連携が深まっておる様子。
本来攻撃的MFの誓志とプロ入り前はボランチの経験しかなかった岳が、逆のポジションを与えられ、触発されあっておる。
二人のコンビネーションで相手を切り裂く日も遠くなかろう。
実戦デビューの下地は整った。
二人のMFに注目である。

カルロン動向に動き有り

2011年04月28日 | Weblog
Carlão: «Tenho valor para jogar num grande em Portugal»
AVANÇADO AMBICIONA REGRESSAR
16:43quarta-feira, 27 abril de 2011



Carlão está a viver a segunda experiência internacional, em representação do Kashima Antlers, um dos clubes com mais prestígio e títulos na J-League. O goleador sente-se bem no campeonato japonês, apesar dos momentos difíceis causados pelo sismo, mas admite que gostaria de voltar a jogar em Portugal.

"Tenho valor para jogar num 'grande', incluindo o Sp. Braga, que atualmente tem uma das equipas mais fortes de Portugal, como se pode ver pelo terceiro lugar que ocupa no campeonato e através da presença nas meias-finais da Liga Europa. Já agora aproveito esta oportunidade para desejar boa sorte para os clubes portugueses que estão nesta prova", afirma Carlão, em declarações à sua assessoria de imprensa.

Os bons momentos que o brasileiro passou em Portugal marcam as suas memórias: "Cresci no campeonato português como jogador, em representação da União de Leiria, portanto recordo com saudade as épocas em que atuei no vosso país. Lembro que, em 60 jogos, marquei 30 golos. Adaptei-me bem ao estilo do bom futebol que se pratica em Portugal".

O brasileiro ainda é um dos melhores marcadores do futebol português, ocupa a quinta posição, apesar de ter saído em janeiro, durante a reabertura do mercado de transferências: "Sinto-me feliz por ainda estar na lista de melhores marcadores do campeonato português. Estava bastante confiante, fiz uma sequência de golos, e se continuasse, não iria parar de concretizá-los. Considero que o Hulk pode ganhar o título, devido à vantagem que tem quando faltam poucas jornadas para o fim da Liga".

Carlão sente-se mais adaptado ao futebol japonês, numa experiência que não pode ser dissociada do sismo e da crise nuclear que provocou milhares de vítimas no Japão. Aliás, durante este período, o avançado foi sondado por alguns clubes europeus:
"No último jogo, fui titular e já estou mais integrado no futebol praticado pela equipa. Neste aspeto, tem sido importante a presença dos brasileiros que integram o plantel do Kashima Antlers. A equipa não tem estado muito bem no campeonato. No entanto, vai melhorar, porque mostra qualidade, como se tem visto na Liga dos Campeões da Ásia, onde ocupamos o segundo lugar, com os mesmo pontos do primeiro classificado. Por vezes, a terra ainda treme, mas os piores momentos já passaram."


なにやら不穏なRecord紙の記事である。
我等としては、待つしかないところ。
続報に期待したい。

小笠原満男、サッカー大会開催

2011年04月28日 | Weblog
小笠原5月に盛岡でサッカー交流会開催
 鹿島MF小笠原満男(32)が東日本大震災で被害を受けた地元岩手で、高校生を対象としたサッカー大会「小笠原満男プレゼンツ復興祈念サッカー交流会」(5月3~5日)を開催する。27日、サッカー東北社会人1部のグルージャ盛岡を運営するいわてアスリートクラブが発表した。震災後、岩手の避難所5カ所を訪問した小笠原は「カズさんも訪れてくれたし、個人的には岩手に帰って何か貢献したい」と話しており、5月3日のACL1次リーグ上海申花(中国)戦後に帰郷。同4日に炊き出しに参加する予定だ。
 [2011年4月28日8時2分 紙面から]

満男が震災復興に向けサッカー交流会を開催するとのこと。
これは素晴らしい。
サッカーを通じて、未だ狂う椎生活を強いられておる被災者に勇気を与えることが出来よう。
小笠原満男の行動力には脱帽する。
このバイタリティが、彼の原動力なのであろう。
この大会を経てプロになる選手も出てこよう。
彼らもこのバイタリティを受け継ぎ、頑張って欲しい。
期待していきたい。

ジーコ、喜んで参加

2011年04月28日 | Weblog
鹿島6・4慈善試合、ジーコ氏やレオ様も
2011.4.28 05:02

 J1鹿島は27日、東日本大震災の被災地復興を支援する慈善試合を6月4日に行うことを正式発表した。修復工事中のカシマスタジアムの再開記念試合にもなる。

 試合は鹿島OBとJリーグ各クラブのOBチームが対戦。鹿島OBには元日本代表のジーコ監督や秋田豊氏、アルシンド氏らが名を連ねる。セリエA、インテル・ミラノのレオナルド監督にも声をかけているという。

 JリーグOBはラモス瑠偉氏(元V川崎など)、元カメルーン代表FWエムボマ氏(元G大阪など)も駆けつける予定。秋田氏は「被災地を勇気づける手助けができれば」と話した。慈善コンサートも行われ、収益は義援金として寄付される。
(紙面から)

ジーコ氏も「喜んで」参戦…鹿島6・4慈善試合

震災復興チャリティーイベントの発表会見に出席した(左から)鹿島の井畑滋社長、LIXIL大竹俊夫営業カンパニー社長、秋田豊氏
Photo By スポニチ


 鹿島は27日、東日本大震災被災地復興支援の慈善試合を6月4日にカシマスタジアムで行うことを正式発表した。

 鹿島OBチームとJリーグOBチームが対戦する。ジーコ元日本代表監督も「喜んで協力したい」と鹿島OBチームの一員として参加を表明している。JリーグOBチームは元日本代表のMF名波浩氏、FW小倉隆史氏(ともに本紙評論家)、元カメルーン代表FWエムボマ氏らが出場する。都内で行われた会見に出席した鹿島OBの秋田豊氏は、「できることを精いっぱいやりたい」と意気込んだ。当日は慈善コンサートも行われ、イベントの収益は被災者への義援金として寄付される。
[ 2011年4月28日 06:00 ]

ジーコ氏、慈善試合で5年ぶり来日へ…鹿島
 鹿島とクラブスポンサーのLIXILが27日、都内で会見し、震災復興チャリティーイベント「SMILE AGAIN」を6月4日にカシマスタジアムで開催すると発表した。鹿島OB―JリーガーOBによる慈善試合に元日本代表監督のジーコ氏(58)の出場が決定。ドイツW杯後の06年6月以来、5年ぶりの来日となる。

 ジーコ氏が「第2の故郷」と語る日本に駆けつける。震災の直後から関係者を通じて被災した鹿嶋、東北の状況を心配しており、慈善試合出場の打診に「ぜひやらせてくれ」と快諾。当日は監督としてではなく、選手としてプレーするという。他にも、元カメルーン代表FWエムボマ氏(40)、元日本代表DF秋田豊氏(40)らそうそうたるメンバーが出場する。

 今回のイベントは、鹿島とクラブスポンサー各社が「クラブとスポンサーが一つになって何かできないか」(LIXIL営業カンパニーの大竹俊夫社長)という考えから実現。試合のほかに、アーティストのライブも開催予定。経費を除いたすべての収益が茨城県などに寄付される。

(2011年4月28日06時02分 スポーツ報知)

昨日、概要が発表された震災復興チャリティーイベント「SMILE AGAINが報じられておる。
その中でもレオナルドに参加オファーはサンスポのスクープであろう。
彼ほどの人物が来日し、プレイすることとなれば、話題沸騰は必然と言えよう。
ジョルジーニョとのホットラインを拝めるのであれば、物を質に入れてでも聖地に集まるべきである。
修復された聖地へ集合しようではないか。
楽しみである。

熱戦・紅白戦

2011年04月27日 | Weblog
2011年04月27日(水)

ミーティング後、鳥かごなどでウォーミングアップを行ってから福岡戦に向けて紅白戦を実施しました。

DFラインを突破しゴールへインサイドで流し込む興梠慎三である。
FWの得点はチームを活気づける。
リーグ戦でもゴールを決め、勢いづかせて欲しい。
それだけの才能は十分に持っておるのだ。
エースの開花で、勝利を呼び込みたい。
期待しておる。

FOOTBALL STARS AID概要

2011年04月27日 | Weblog
震災復興チャリティーイベント開催のお知らせ 2011/04/27
鹿島アントラーズとクラブスポンサーが共同開催
震災復興チャリティーイベント
SMILE AGAIN
~YELL FROM KASHIMA~
2011年6月4日(土)茨城県立カシマサッカースタジアムで開催


株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー(本社:茨城県鹿嶋市、社長:井畑 滋)と株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長:杉野 正博)をはじめとしたクラブスポンサー各社は、震災復興チャリティーイベント「SMILE AGAIN ~YELL FROM KASHIMA~」を2011年6月4日(土)茨城県立カシマサッカースタジアムにて開催いたします。



◆イベント正式名称:
震災復興チャリティーイベント
SMILE AGAIN
~YELL FROM KASHIMA~

◆イベント略称:
「震災復興チャリティーイベント SMILE AGAIN」
または
「SMILE AGAIN」

◆開催目的:
東日本大震災で被災した皆様のため、鹿島アントラーズ・エフ・シーおよびクラブスポンサー各社がチャリティーパートナーとしてチャリティーイベントを開催し、メッセージやエネルギーを届けることを目的とする。

◆イベントプロデュース:
株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー
代表取締役社長:井畑 滋
チャリティーパートナーズ(クラブスポンサー各社)
プロジェクトリーダー 大竹 俊夫(株式会社LIXIL 営業カンパニー社長)

◆日時:
2011年6月4日(土) 時間調整中

◆会場:
茨城県立カシマサッカースタジアム
住所:茨城県鹿嶋市神向寺26-2

◆イベント内容:
【1】チャリティーマッチ 「FOOTBALL STARS AID」
主催:茨城県サッカー協会
主管:鹿島アントラーズ・エフ・シー
対戦カード:
ANTLERS LEGENDS(鹿島アントラーズOB主体のチーム)
vs 
WITH HOPE UNITED(元Jリーグスタープレーヤー主体のチーム)
※出場予定選手についてはこちら
【2】Special Charity Live(仮)
主催:株式会社LIXIL
※アーティスト名、ライブ名称等については後日発表

◆収益の取り扱いについて:
イベントの売り上げの中から運営経費等を差し引いた収益の全てを、義援金として日本赤十字および茨城県に振り込まれます。

◆テレビ放送:
調整中

◆チケット発売:
5月17日 鹿島アントラーズSOCIO会員先行発売開始
5月18日 同MEGA会員先行発売開始
5月19日 同A会員先行発売開始
5月20日 同ファンクラブ会員先行発売開始
5月21日 一般発売開始
席種、プレイガイド等の発売要項については後日発表


チャリティマッチの概要が発表された。
これは楽しみである。
出場予定選手に目を向けると、4月15日に報じられたようにジーコとアルシンドが来日、そして現役選手としては唯一、鈴木隆行が名を連ねておる。
まさにレジェンド。
さすらいのストライカーには注目と言えよう。
テレビ放映の可能性もあるとのことだが、是非ともスタジアムへ足を運びたい。
スターの競演が楽しみである。