鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

攻守トレーニング実施

2012年02月29日 | Weblog
2012年02月29日(水)

9時より2箇所でミニゲームを行った後、ハーフコートで攻守のトレーニングを実施しました。午後練習は15時スタートとなります。

攻守の練習に励むヒゲくんと中田コである。
シーズンイン前は負傷が不安であった二人であるが、今は元気にトレーニングしておる。
もう、問題はなかろう。
続々と戦力が整い、今季もいよいよ始まると予感させられる。
特にヒゲくんは「今季」の新戦力と考えて良かろう。
そして、今季より新システムとなり、彼に最適のポジションであるアンカーが生まれた。
どれだけ力を発揮してくれるのか、楽しみで仕方がない。
今週末の復興記念試合には出場するのであろうか。
期待して聖地に向かいたい。

防災訓練実施

2012年02月29日 | Weblog
防災訓練実施について
このたび、鹿島アントラーズでは、2011年3月11日に起こった東日本大震災での教訓をもとに、震災から丸1年となる2012年3月11日(日)にカシマサッカースタジアムにおいて防災訓練を実施することとなりましたのでお知らせいたします。
当日は、試合開催中に大地震が発生したと仮定して訓練を行います。日頃から十分な備えをするとともに、災害が発生したときに事故なく速やかな行動がとれるよう、サポーターの皆さんもぜひ訓練にご参加ください。

■日時:
2012年3月11日(日) 13:00より訓練を開始します。(雨天決行)
開場は12:00からとなります。

■会場:
県立カシマサッカースタジアム
※駐車場につきましては、B・C・E駐車場をご利用ください。
※入場ゲートは、常陽銀行ゲート・住金ゲート・5ゲート・6ゲートよりご入場ください。

■訓練内容:
避難誘導訓練、情報伝達訓練、消火訓練、救護訓練

■その他:
がんばっぺ!アントラーズ缶バッジを参加者へ配布(抽選券付き)
※当日、訓練にご参加いただいた方の中から抽選で、アントラーズ関連グッズがあたります。

3・11鹿島が聖地で大規模防災訓練
 鹿島が東日本大震災から1年となる3月11日午後1時から、「聖地」カシマスタジアムで大規模な防災訓練を実施する。28日に発表した。試合中に大地震が発生したことを仮定。サポーターや報道陣にも参加を呼びかけ、あらためて防災に対する意識付けを行う。

 カシマスタジアムは震災後、使用再開まで約3カ月を要した。修復費用は20億円近くかかっており、主要プロスポーツの本拠地では最も被害を受けた施設と言える。だからこそ関係者は「そういう状況に陥ったクラブとして、防災への啓発活動をする責任がある」と意義を話した。

 東日本大震災時に試合が行われていた場合、スタジアムの損傷具合から1000人ほどの死傷者が出ていたと推定。今回は試合開催に携わる多くの業者に訓練への参加を依頼。観客の混乱などの2次災害への対策も見すえ、試合開催時により近い状況をつくる。既にスタジアムの復旧工事が完了し、3月3日に横河武蔵野と復興記念試合を開催。同10日には敵地で今季開幕戦で仙台と対戦する。

 [2012年2月29日7時31分 紙面から]

震災から丸一年後の3月11日に防災訓練を実施するとのこと。
大震災に於ける被害は甚大であり、不幸中の幸いなことに試合中でなかったことだけが救いであったと言えよう。
ここは、万が一を想定し訓練を行うことに賛成である。
また、カシマスタジアムの修復費用は20億円近くかかったとあり、被害の大きさを物語っておる。
この被害を乗り越えるため、乗り越えたと世に知らしめるため、我等は戦っていかねばならぬ。
復興した聖地へ集い、チームを後押ししようではないか。

日本代表・増田誓志、コメント

2012年02月29日 | Weblog
増田誓志「試合よりも練習の方が難しい」=サッカー日本代表
 サッカー日本代表は28日、ワールドカップ・アジア3次予選のウズベキスタン戦を翌日に控え、試合会場となる愛知・豊田スタジアムで最終調整を行った。
 以下は、練習後の増田誓志(鹿島アントラーズ)のコメント。


「試合よりも練習の方が難しいですね。アイスランド戦も自分のプレーは大した内容ではなかったと思うし。ピッチに立った時のイメージはまだまだつかめないです。課題もあったし、アイスランド戦は単純にチームのサッカーをやるというよりは、自分で精いっぱいやろうとした形でした。チームをうまく使うということは考え切れなかったから。

(監督からの指示は)とにかく前へ当てろと。『前に出せる時は出してしまえ』と言われています。縦への意識は、鹿島より何倍も強い。出せるタイミングで出さないと、代表クラスでは前に行けなくなる。プレスも厳しいから。そういうことも含めて、高いラインでつなげられるようにしたいんだと思います。

(メンバーに残ったのは)課題があるからかもしれないです。ただ、意識をしてプレーすればチャンスがあるかもしれないし、それを今の合宿で見極めているのかもしれないです。アイスランド戦は、遠藤さんに頼り過ぎたかなと。横パスが多いと監督にも言われていたから。遠藤さんがいるから頼ってしまいました。横にいても、自分が縦に出せるようになれば、大きな武器になると思うから、その部分をやっていきたいです」

[ スポーツナビ 2012年2月28日 21:33 ]

試合よりも練習が難しいと語る日本代表の誓志である。
横パスに逃げず縦に早く入れられれば、誓志の序列も上がることであろう。
課題をクリアし、ポジションを掴んで欲しいところ。
誓志の成長に期待である。

日本代表・増田誓志、絶妙なポジショニング

2012年02月28日 | Weblog
香川&長友が合流!ザック日本、前日調整

内田篤人(左端)にちょっかいをだされる宮市亮(左から2人目)。長谷部誠(中段右端)が2人を指さす=28日午後、愛知県内(撮影・鳥越瑞絵)

話題の宮市と主将の長谷部の間に陣取る日本代表の誓志である。
絶妙なポジショニングを代表で得ておる様子。
このまま、上手に位置取りを覚え、レギュラーに近づいて欲しいところ。
期待しておる。

笠井健太、アグレミーナ浜松入団内定

2012年02月28日 | Weblog
2012年度 新入団選手内定のお知らせ
この度、アグレミーナ浜松の選手として笠井健太選手の入団が内定致しましたので、下記の通りお知らせいたします。

笠井健太(Kenta KASAI)選手
■生年月日 1985年12月25日
■身長/体重 178cm/74kg
■背番号   5
■ポジション FP
■出身地   静岡県
■サッカー歴
静岡県立袋井高校 - ダラスインターナショナルスクール(USA) - サントスFCユース(ブラジル)- パウリスタFC(ブラジル)- 鹿島アントラーズ

本人コメント:

新しい挑戦なので、今までの経験を生かしてチームの為に貢献したいと思います。
その中で個性を最大限に出せるように挑戦していきたいです。
また、自分の語学で監督と選手の橋渡し役もできるようにも頑張りたいと思います。
宜しくお願いします。


一昨年の12月に退団が決まって以来、所属チームの定まらなかった笠井健太であるが、アグレミーナ浜松への入団が内定したとのこと。
これは嬉しい。
アグレミーナ浜松は、サッカークラブではなくフットサルのクラブであり、笠井本人が申すとおり新しい挑戦となる。
今年の2月16日にFリーグ正式加盟が決定したばかりの意欲的なクラブである。
是非とも笠井の能力を遺憾なく発揮して欲しい。
フットサルリーグにも注目である。

カシマサッカースタジアム復興記念練習試合開催

2012年02月28日 | Weblog
カシマサッカースタジアム復興記念練習試合開催について
東日本大震災により被災したカシマサッカースタジアムは、2011シーズンは応急処置により試合を開催してきましたが、オフの本格的復旧工事を終えていよいよ完全復活いたします。
シーズン開幕を控えた3月3日(土)には、スタジアムを使用して復興記念練習試合を開催することになりましたので、ぜひスタジアムへお越しください。入場は無料です。

■日時:
2012年3月3日(土)vs横河武蔵野FC 14:00キックオフ(開場12:00)

■会場:
カシマサッカースタジアム
※当日は、メインスタンドのみ開放となりますので住金・常陽ゲートよりご入場ください。

■その他:
駐車場は、A・B・C・E駐車場をご利用ください。


2月5日にスポニチが報じた横河武蔵野FC戦であるが、カシマサッカースタジアム復興記念練習試合として開催されるとのこと。
入場無料であり、代表も含めたフルメンバーでの試合を観戦出来るのは嬉しいところ。
ここは戦術の浸透度やメンバーのコンディションと連携を確認したい。
初春の聖地を堪能すべく向かいたいと思う。
楽しみである。

大迫・ヒゲくん、練習合流

2012年02月28日 | Weblog
2012年02月28日(火)

9時よりフィジカルを兼ねたシュート練習を行いました。この練習から本田選手が合流しています。また午後練習は15時からスタートとなります。

よよと大迫である。
大迫は左肩の負傷も問題がなく、練習に復帰しておる。
U-23日本代表でチームから離れた分を、ここで取り返したいところ。
興梠とのレギュラー争いを演じるのだ。
そして、ヒゲくんも練習に合流とのこと。
これは朗報。
アンカーのポジションを青木一人に担わせるのは、リスクが大きい。
ポジション的に負傷だけでなくカードの累積など欠場の可能性も否定出来ぬ。
ヒゲくんの復帰で、このポジションも競争意識が高まる。
激しいレギュラー争いに勝利した者だけが、先発のピッチに立つことになるのだ。
鹿島の伝統を引き継ぎ、勝者のメンタリティを前面に出して戦っていきたい。
期待しておる。

岳、プレイの質・判断スピードを上げる

2012年02月28日 | Weblog
柴崎、代表復帰を目指しレベルUP…鹿島
 鹿島のMF柴崎が日本代表復帰を目指す。24日のアイスランド戦で初招集されたが、出場機会はなし。27日の練習後「今まで自分の中でうまくイメージできない場所だった。また、(戻ってきたい)思いが強くなったし、今度は(若手枠じゃなくて)実力で来られるように、力をつけていきたい」。課題と感じた「プレーの質、判断のスピード」を上げていくと誓った。
(2012年2月28日06時01分 スポーツ報知)

日本代表に招集され、影響を受けた岳である。
触発されると共に、自分のレベルアップを望んである。
その実力を上げる場は所属クラブの鹿島である。
日々練習に励み、実力を更につけていって欲しいところ。
岳のレベルアップで鹿島は台風の目となろう。
開幕に向けて準備したい。
楽しみである。

増田誓志、飛躍のとき

2012年02月28日 | Weblog
遅れてきた北京五輪世代、増田誓志の想い【田中滋】
浦山利史(編集長)提供:Jマガ
2012年02月27日14時45分


■代表合宿で最も注文を受けた増田

アイスランド戦前日の公式記者会見の席上で、日本代表を率いるアルベルト・ザッケローニ監督は、試合のメンバーを代表チームの常連と呼べる選手たちをテストしたいと話していた。

「当然、フィジカルコンディションのチェックは大切だが、それ以上に大切にしていたのは、今回新しく入ってきた選手にコンセプトを浸透させることであったり、選手の組み合わせを考えたりすることだ。Jリーグではもちろん見ているが、手元に置いて見るのでは違うので、どういう組み合わせがいいのか考えたい」

なかでも、代表合宿の最中に監督が注文をつけていたのはボランチの増田誓志だ。練習の際に呼び止め、ボールの受け方に対して「ゴールを向いて受けなさい」と注意を促し、背を向けてパスを受けてしまう癖を矯正しようと試みていた。所属する鹿島でも昨季はボランチのレギュラー格に成長したが、ゴールに背を向けてしまうのは最大の悪癖。それだけに代表監督からかけられた言葉が、試合のなかでは出ないよう、強く心に刻みつけて試合に臨んだはずだった。

しかし、アイスランド戦後のミックスゾーンに足を踏み入れた増田誓志は、視線を下げたまま、すでに記者たちに囲まれている仲間の背後をすり抜けるように足早に歩いていった。
「次は厳しいでしょ…」

■周囲の評価は決して低くなかった

続いて行われるワールドカップアジア3次予選第6戦ウズベキスタン戦のメンバーに選考されるかどうかを問うと、自嘲を含んだ表情で吐き捨てる。
「もうちょっと積極性が欲しいな、と思いますね。どこか遠藤さんに頼っていたのはちょっと残念なところ」
ところが、夜が明けた翌日の正午。発表された23名のメンバーのなかに増田は名前を連ねていた。自らが理想とするプレーはできなかったかもしれないが、周囲の評価は決して低くなかったのである。

増田が代表として選考されるのはザッケローニが監督に就任してから3度目のことになる。最初の招集は、昨年9月のアジア3次予選第2戦のウズベキスタン戦だった。そのときは、タシケントへ出発する前日の深夜に急遽招集がかかり、寝ていたところを電話で叩き起こされ、翌朝、荷造りもそこそこに成田へ向かうという慌ただしさだった。
「(成田空港に)近いから呼ばれただけでしょ」

このときも必要以上の謙遜を示した増田。しかし、続く10月、大阪長居スタジアムで行われた第3戦タジキスタン戦にも招集され、ザックジャパンの構想に入る選手であることを証明した。ただ、その後の第4戦、第5戦には呼ばれず、大きな枠のなかにいることは確かだが、いざふるいにかけられたときは、かなり危うい立場であることは明らかだった。

そうしたなかで迎えたアイスランド戦。海外組のいない親善試合だったとはいえ、先発の機会を与えられたことは、今後のサッカー人生を占う上でも重要なターニングポイントだったはずだ。試合序盤から、ピッチサイドに立つザックからポジションについての注意を与えられると、右手をあげて「わかった」という意志を伝える。そこには、監督に受けた指示を必死でこなそうとする一人の選手がいた。

■10分で何もできなかったら代える

「10分で何もできなかったら代える」

この言葉は、増田にとって決して忘れることができない言葉だろう。07年8月5日、中国の瀋陽で行われた「U-22・4カ国トーナメント」のU-22ボツワナ代表との一戦に先発していた増田は、煮え切らない内容で前半の45分を終えたあと、指揮官から最後通牒とも取れる言葉をかけられ、状況を変えることができないまま後半12分でピッチを去る。

期待を裏切られた指揮官からは辛辣な言葉が飛んだ。

「戦える選手と戦えない選手、使える選手と使えない選手の境界線がはっきりとした」
その後、二度とこのチームに呼ばれることはなかった。

07年と言えば、鹿島にオズワルド・オリヴェイラが就任した年でもある。この年から鹿島は黄金期を築くわけだが、所属クラブでもポジションを得ることはできなかった。2列目では本山雅志と野沢拓也に、ボランチでは海外から鹿島に戻ってきた小笠原満男や中田浩二の厚い壁を越えられず、青木剛や中後雅喜の後塵を拝し、内田篤人が怪我をして穴が空いた右サイドバックを埋めるなど、本職以外の場での活躍が目に付くくらいだった。出場機会を得るため、オフのたびに移籍の話題が浮上する。夏場にレンタル移籍を真剣に悩み、気持ちの整理が付かないままクラブ関係者の前で30分も静かに泣き続けたこともあった。

■静かに闘志を燃やす、遅れてきた北京世代のひとり

しかし、そこから男は這い上がる。2010年にモンテディオ山形へ期限付き移籍を果たすと、序盤こそ守備意識の違いに戸惑い、ポジションを得られずに苦しんだものの、中盤戦以降はチームの中心の一人として、同じくレンタルで山形に加入していた田代有三とともに、J1残留へ大きく貢献した。

そして2011年、鹿島に復帰した増田はオリヴェイラ監督の信頼を勝ち得る。リーグ戦22試合で先発を果たし、ボランチで最も先発が多かった小笠原の23試合に次ぐ数字を残してシーズンを終えている。

そして、2012年、最初招集となったアイスランド戦だけでなく、2月29日に予定されているウズベキスタン戦にもメンバー入りを果たしたのである。

「前半はちょっと失敗が多かったですね。バランス的に前に行きすぎということを言われていました。自分はもうちょっと前に行きたいという思いはありましたけど、ボランチの役割は、サポートが一番だとハーフタイムに言われたので、後半はそのバランスについては良くできたかと思います。ただ、後半は日本の時間帯というのが少なかった。相手の時間帯をどう自分たちの方に持ってくるのかはボランチの仕事だと思うので、そこでなにもできなかったな、という思いもあります」

そう言って、アイスランド戦をふり返る増田。「厳しいでしょ」という自己判断とは裏腹に、冷静に試合を見つめ足りなかった部分を分析していた。代表のボランチは、遠藤保仁と長谷部誠という抜群の連携を持つ二人が君臨し、そのバックアップとして阿部勇樹、細貝萌が控えている。そこに割って入るのはかなりのインパクトが必要だろう。

「もっと積極的にやりたい」
遅れてきた北京世代のひとりが、静かに闘志を燃やしている。


田中滋氏による誓志のコラムである。
反町監督に落とされたU-22日本代表時代、初代表招集、山形移籍の経緯などが語られる。
誓志がどれだけ将来を期待された選手であったのか、そしてどれだけ挫折を味わったのかが伝わってくる。
苦汁を舐め耐えた誓志は、昨季大きく羽ばたき、フル代表でもポジションを奪おうかとしておる。
誓志の成長を目の当たりに出来る我等は幸せと言えよう。
増田誓志の更なる飛躍に期待である。

興梠、疾走

2012年02月27日 | Weblog
2012年02月27日(月)

15時より室内トレーニング後、グラウンドで水戸戦に先発出場したメンバーはフィジカルを兼ねたヘディングシュートの練習を行い、その他のメンバーはインタバール走を実施しました。

疾走する興梠である。
興梠のスピードはJリーグ随一であろう。
今年もリーグを席巻するであろう。
期待しておる。

優勝候補筆頭

2012年02月27日 | Weblog
「2012年J1リーグ展望!!」vol.116
ラモス瑠偉(らもするい)提供:ラモス瑠偉のふざけないで真面目にやれ!
2012年02月27日10時00分


担当M(以下M):前回に引き続き今季のJリーグを予想してもらいます。今シーズンのJ1ではどこに期待できそうですか?

ラモス(以下R):僕がよくなるんじゃないかと思っているのは、まずG大阪ですね。
M:これまで実績を残してきた西野体制から変わりましたが……。

R:監督が変わらないというのは方針に変更がないというメリットもあるんですけど、選手に対して刺激を与えられないということにもつながっていくんです。僕は指導陣が変わって、選手はリフレッシュしているだろうと思いますね。そうするとG大阪にはいい選手がいるから、高成績を出す可能性があると思いますね。心配は得点力かな。もしかしたらシーズンの途中で補強するつもりなのかもしれませんけどね。

M:では、今季の優勝候補は?

R:鹿島は野沢が移籍したのは痛いと思いますけど、ジョルジーニョ監督がしっかりチームを作ると思いますよ。それに名古屋はチームがまとまれば勝つ力は持ってる。もちろん去年のチャンピオンの柏はネルシーニョ監督が率いている限り大崩れはしないでしょう。それに僕は浦和が浮上してくるんじゃないかと思ってますよ。

M:浦和が浮上するという予想の根拠は何ですか?

R:しっかり補強したからですよ。まず槙野、そして阿部。これで中盤から後ろのラインがちゃんと整った。となるとあとは点を取れるかどうかで変わってくる。もっともペトロヴィッチ監督はすぐにチームをがらりと変える監督ではないから即効性はわからないけどね。すぐ優勝というのはないかもしれないけれど、トップグループ付近までは上がってくるんじゃないかな。

M:他に期待できるチームはどこでしょうか。

R:神戸が積極的に補強したから、ぜひ頑張ってほしいと思いますね。メンバーも次第に揃ってきたし、監督の手腕の見せ所でしょう。

M:新監督を迎えたチームが、鹿島、浦和、FC東京、横浜FM、磐田、G大阪、C大阪、広島とリーグ全体の40パーセントを超しています。これはいろんなチームが監督の手腕の見せ所ということになりそうですね。

R:戦力が整っているチームは、あとは監督の力量次第ですよ。だけど、本当はいい選手がそろっていなかったら監督は何をしようと思ってもできない。そこをサポートせずに監督のせいだけにしてほしくないですね。それに、実際にプレーするのは選手なんだから、一番の責任は選手にあるんですよ。監督が何を言っても選手がみんなで勝利をめざせば浮上できる。とにかく勝ちたいという気持ちを選手は強く持って、シーズン最後まで頑張ってほしいと思います。


優勝候補の筆頭に鹿島の名を挙げたラモス瑠偉氏である。
ジョルジーニョの手腕をかなり買っておる模様。
我等としても、ここまでのキャンプ情報、水戸戦での片鱗を見る限り、期待の手応えを感じさせられておる。
問題は、負傷者であろう。
大迫は問題ないとの報があるが、U-23で頭と左肩を痛め岩政はフル代表で腰痛を発症曽ケ端は捻挫大伍に至っては三週間の離脱である。
ここは頭の痛いところ。
とはいえ、サッカーチームとはそういう側面は十分にある。
そこを乗り切るのはクラブ全体で行っていくところであろう。
チーム一丸となって、ラモスの期待に応えようではないか。
目標は一つ、優勝である。

大伍、三週間の離脱

2012年02月27日 | Weblog
西選手の負傷について
西大伍選手の負傷について、チームドクターより検査結果および説明がありましたので、お知らせいたします。

■受傷名
左膝内側側副靭帯損傷

■復帰まで
約3週間

■負傷状況
2月23日(木)の練習中に負傷


昨日、左膝痛と報じられた西大伍であるが、左膝内側側副靭帯損傷と診断され復帰まで約三週間を要するとのこと。
これは痛い。
キャンプ中は右SBのレギュラーは新井場が務めておったが、アレックスが不在の今は左に新井場、右に大伍が予想されておった。
ここで、大伍が離脱となると、このプランが大きく狂う。
日本代表経験を持つ西大伍の攻撃力を期待しておっただけに、この負傷の影響は大きい。
次なるプランとしては、PSM水戸戦と同様に右に新井場、左には新人の隆雅を起用することとなるのであろうか。
若干17歳の若者にこの重責を背負わせることは少々酷ではあるが、もしチャンスが与えられるのであれば、大きく羽ばたくことになるのではなかろうか。
事実、PSM水戸戦の出来は非常に良かった。
積極的な上がりと相手を抜き去るテクニック、スピードと高さ、そして物怖じせぬメンタル、資質的には良いものを持っておる。
アレックス次第ではあるが、篤人以来のルーキー開幕デビューが拝めるやも知れぬ。
大伍の負傷は残念である。
その中で光明は隆雅の輝きである。

鹿島は未知数

2012年02月27日 | Weblog
J1本命は柏と名古屋、G大阪と鹿島は未知数
福田正博が展望するJリーグ2012シーズン

2012年2月27日(月)

 いよいよ開幕を迎えるJリーグ2012シーズン。今季も大混戦が予想される中、「Mr.レッズ」こと福田正博氏がさまざまな角度から今季のJリーグを展望する。現役時代は日本人選手として史上初めてJリーグ得点王に輝くなど、日本サッカー屈指の点取り屋として活躍した福田氏は、同時に論理的な分析力でも知られていた。開幕を間近に控え、福田氏が新シーズンのJリーグについて余すところなく語った。

■昨季王者の柏はレアンドロ・ドミンゲスがポイント

 間もなく今年もJリーグの開幕を迎えますが、今シーズンは柏レイソル、名古屋グランパスを中心に回っていくと思います。

 柏は去年、本命ではない中でスタートを切りました。リーグ序盤からネルシーニョ監督がチームをうまくコーディネートして、若手とベテランをうまく融合させてチームを成熟させました。今シーズンはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)もあって大変だと思いますが、那須大亮、リカルド・ロボと手薄だったポイントを的確に補強し、昨年優勝したことで自信もつけています。ネルシーニョ監督が2年半率いてチームの完成度も高くなっており、守備に関する規律もしっかりしています。役割も明確で、選手個々に対する評価もしっかり出すので、選手としてもやりやすいと思います。

 柏で焦点になるのは、やはりレアンドロ・ドミンゲスが1シーズン働けるかどうかというところ。彼はアシストもできて、チームの役割をこなしながら点を取ることもできます。柏にはジョルジ・ワグネルもいますし、前線には生きのいい若手や北嶋秀朗のような老かいなベテランもいますが、それでも柏はレアンドロありきという部分が強いと思います。もちろんレアンドロだけのチームではありませんが、彼が出ているかどうかでチームのパフォーマンスがだいぶ変わり、相手に与える恐怖、脅威が違ってきます。

 昨年のクラブワールドカップ(W杯)のテレビ放送で「レアンドロがいない5試合でも勝っています」と紹介していたのを聞いたことがありました。確かにその通りですが、僕が見たモンテディオ山形戦、サンフレッチェ広島戦では勝利したものの、柏はかなり苦しんでいました。レアンドロは特別な力を持っている選手ですし、Jリーグだけでなくクラブ(W杯)でも存在感が際立っていて、ああいう舞台でも頭一つ抜けている選手でした。だから、レアンドロがいるかどうかはかなり大きなポイントになるでしょう。

■名古屋は闘莉王、ケネディが盤石なら優勝争いの本命

 名古屋は基本的にここ数年変わっていません。去年のチームも優勝した一昨年のチームと違いはありませんでした。戦い方も同じだし、中心メンバーも一緒。昨シーズンは優勝できませんでしたが、柏とはわずか勝ち点1差で、戦い方は安定していました。力でねじ伏せていくスタイルははっきりしています。

 2年連続得点王のケネディは今シーズンも間違いなく得点ランク上位に来るでしょう。足元の技術も低くはないですが、やはり相手にとって最大の脅威になるのはあの絶対的な高さ。空中戦は他チームの日本人選手のウイークポイントですし、名古屋はその日本人の弱い部分を突いてきます。正直、Jリーグではあの高さを封じることはできないと思います。昨季の得点ランキングを見てもケネディ、ハーフナー・マイクと続いています。名古屋には田中マルクス闘莉王や増川隆洋もいて、対戦相手は本当に大変だと思います。

 上位に行くにはリスタートで点が取れるかどうかという点が重要なポイントになります。その点、名古屋には藤本淳吾という優れたキッカーがいますし、絶対的な高さもあります。闘莉王、ケネディの替えがきかないというのがウイークポイントですが、彼らが盤石なら優勝争いの本命でしょう。

 上位に来るチームというのは、うまくいかない時でも勝ち切れる力を持っています。よく「自分たちのサッカーをすれば勝てる」ということが言われますが、そういう考えは逆に「自分たちのサッカーができなければ勝てない」ということにもなります。本当に強いチームはどういう戦いでも勝てるチーム。名古屋は流れに関係なく勝ち星を稼げるチームです。また柏も「いいサッカーをしよう」という感覚ではなく勝つために戦うチームです。前半は相手のストロングポイントを思い切り消しにいくことで自分たちがリズムをつかみ、90分の流れを考えて戦う力をネルシーニョ監督が植え付けています。

■監督交代、戦力流出で未知数のG大阪と鹿島

 例年であれば、この2チームにガンバ大阪や鹿島アントラーズが絡んでくると思いますが、今シーズンは正直分かりません。G大阪は監督が代わり、メンバーも大きく変わりました。西野体制10年の中で、あの攻撃的なスタイルができ上がりましたが、あれは西野朗さんがいたからできたものなのか、それとも遠藤保仁がいたからなのか、それはこれから見てみないと分かりません。

 ただ、イ・グノの抜けた穴は大きいと思います。昨シーズンの成績は彼の活躍によって支えられていた部分が少なくありません。橋本英郎、平井将生、下平匠も移籍しました。遠藤が1年間いい状態で働くことができれば、そこまで大きくサッカーは変わらないと思いますが、やはりイ・グノの穴が埋まるかどうかという点が大きく響いてくると思います。

 その一方で今野泰幸が加入したのは好材料です。西野さんのG大阪で唯一のウイークポイントだったセンターバックに、西野さんがいなくなってから今野が入ったというのは少し気の毒な気もしますが、チームとしてはいい補強だったと思います。G大阪は失点が多いので、今野の加入によって守備が安定すれば、自慢の攻撃が勝利に結びつく機会も増えるでしょう。

 鹿島も監督が代わりましたし、何より野沢拓也の移籍には驚かされました。ここ数年、鹿島を引っ張っていたのは野沢だと思いますので、その穴を埋めるのは大変でしょう。鹿島の強さはしっかりとした守備からの速い攻撃、前線の決定力、そしてリスタートにあります。昨シーズンは前線の選手がなかなか点を取れない中、リスタートでゴールを決める割合が高かったですが、そのほとんどの場面で蹴っていたのは野沢です。流れの中でも攻撃の中心選手で、チームへの貢献度が高く、クラブにとって最高の戦力です。だから野沢の移籍はインパクトが大きいと思います。

 また昨シーズンはマルキーニョスが抜けた穴は埋まらないだろうなと思って見ていましたが、実際にその通りになりました。そこで今年はジュニーニョを取ったわけですが、鹿島のカウンター、スペースを有効活用するサッカーに合う選手だと思います。去年のジュニーニョは、ボールの受け方は相変わらず素晴らしかったですね。ただ、前を向いた時に自分で仕掛けることがあまりなく、以前の怖さは正直ありませんでした。コンディションに問題があり、ケガを抱えながらやっていたという話も聞いているので、体調が万全で、仕掛ける姿勢が戻ってくれば相当活躍すると思います。そこに野沢がいればもっと面白かったとは思いますが。


■注目の昇格組FC東京、J2は京都が楽しみ

 それから個人的に注目しているのはFC東京です。ここ3シーズンの流れでは、J2から昇格したチームが必ず上位に食い込んでいて、選手層からいっても昇格組の中でサプライズを起こせるのはFC東京でしょう。ただ、これまでと異なる大きなポイントは、広島やセレッソ大阪、そして去年の柏と違って監督を代えていること。それがどう出るか。ポポビッチ監督は大熊清さんと違う哲学を持っているので、彼のサッカーを体現できるようになるには少し時間がかかるかもしれません。

 J2では、京都サンガF.C.がかなりの確率で昇格争いに絡んでくるでしょう。昨シーズンは終盤に入って大木武監督のやろうとしていることが少しずつ形になってきているのが見え、個性のあるサッカーをしているところが楽しみなチームでもあります。成績が出ない中でもスタイルを貫き続けた成果がようやく出てきているので、2年目の今年はかなりやってくれると思います。

 今年はJFLからも2チーム(町田ゼルビア、松本山雅FC)が昇格し、また新しい監督を迎えているチームもたくさんあります。各チームがどのような戦いをしてくるか、J2も目が離せませんね。

<了>


今季のJリーグを展望する福田正博氏である。
監督が代わり、野沢の抜けた鹿島は未知数とのこと。
確かに安易に上位に挙げることは出来ぬであろうし、実績的に下位に沈むクラブではない。
この表現でお茶を濁すのが妥当といったところであろうか。
とはいえ、ジュニーニョの加入を前向きに評価しておる。
昨季のジュニーニョが衰えたわけではなく、負傷を抱えたために自分で仕掛ける機会が少なかったと述べておる。
ボールの受け方は素晴らしかったと語っており、事実PSM水戸戦でもその片鱗は魅せておった。
キャンプ情報や先日の水戸戦を見る限り、負傷を抱えておるようには思えず、今季は輝きを放つのではなかろうか。
野沢がおればと福田氏は言うが、そこは日本代表に招集されるほどに成長した増田誓志が十分に埋めるであろう。
そして、今季は運動量が復活した小笠原満男と、急成長を続ける柴崎岳が中盤に君臨する。
この中盤からジュニーニョにパスが供給されるとなれば、前線は活気づくであろう。
未知数と予想される中で、鹿島は旋風を起こすであろう。
楽しみである。

聖真、キレのあるプレイで魅せる

2012年02月26日 | Weblog
いばらきサッカーフェスティバル2012 水戸×鹿島@Ksスタ
February 25, 2012 10:50 PM

いよいよ来週にはJ1に1週間先駆けてJ2が開幕。2012年シーズンが到来する足音を確実に感じつつある中、全国各地でプレシーズンマッチが行われています。今日やってきたのは、ケーズデンキスタジアム水戸。ゲームは今回で8回目の開催となり、間違いなく認知度も上がりつつあるいばらきサッカーフェスティバルです。ただ、前日に1つ残念なニュースが。茨城の復興をモチベーションに昨シーズン途中から水戸でプレーしてきた鈴木隆行が、B型インフルエンザでこのゲームを欠場することに。鹿島在籍時にはタイトル獲得にも貢献しており、水戸加入後は初めてとなる古巣対決に周囲もかなり期待していましたが、その機会は天皇杯以降へおあずけとなりました。
さて、降りしきる雨によって「残念ながらピッチに水溜まりが多くできて、サッカーに適していないコンディション」(鹿島・ジョルジーニョ監督)の中でキックオフを迎えたゲーム。水戸はGKが本間幸司。最終ラインは右から新加入の市川大祐、同じく新加入のキム・ヨンギ、塩谷司、こちらも新加入の輪湖直樹。ドイスボランチが西岡謙太とロメロ・フランク。1トップに岡本達也が入り、その下には右から小澤司、新加入で10番を背負う橋本晃司、島田祐輝が並ぶ4-2-3-1でスタートします。
対する鹿島はGKが曽ヶ端準。DFは右から新井場徹、昌子源、中田浩二、ユースから昇格したルーキーの鈴木隆雅。中盤はアンカーに青木剛を置き、右に遠藤康、左に小笠原満男、頂点に本山雅志が並ぶダイヤモンド。2トップは興梠慎三と始動日に間に合うやる気を見せ、川崎関係者を驚かせたというジュニーニョ。「クラブにとっても僕にとっても光栄なことだが、代表に選手が5人取られていた」(ジョルジーニョ監督)中、昌子や鈴木隆雅のアピールが期待されます。
先にシュートを放ったのは水戸。2分、少し距離のある位置から橋本が右足で枠内へ飛ばしたミドルは曽ヶ端がキャッチしましたが、まずは挨拶代わりの一撃を見舞うと、5分にも相手の連携ミスでこぼれたボールを拾った小澤が右サイドをドリブルで運び、そのままフィニッシュ。立て続けにシュートシーンを創出します。
一方、8分に小笠原が蹴った右FKを中田が合わせたヘディングは枠のわずかに右へ外れ、先制とはいかなかった鹿島。「こういうグラウンドだと繋ぐのはなかなか難しい」と中田も話したように、繋ぐ意識は十分に見られるものの、たびたびピッチにパスワークを阻まれてしまい、ストレスの溜まる展開を強いられます。
それでも、18分には右サイドからチャンスメイク。新井場が縦に付けると、流れた興梠がマイナスのクロス。下がりながらになった遠藤のヘディングは本間がキャッチしましたが、1つ崩した形を見せると、19分には決定的なチャンス。左サイドから本山がスルーパスを通すと、綺麗に抜け出した興梠がシュート。ところがボールは左ポストを直撃。またも先制ゴールとはいきません。
この時間帯で目立っていたのは小笠原。昨年までのボランチとは守備のタスクも異なるため、比較的自由に動き回ってボールを引き出すことが多く、チームのボール回しにリズムを生み出します。また、ルーキーの鈴木隆雅も時折持ち味を発揮。開始早々の2分に難しい体勢から鋭いクロスを放り込むと、26分にも本山のパスからサイドをえぐってクロスまで持ち込むなど、積極的なオーバーラップを披露していました。
「前でボールがしっかり収まらず、なかなか押し上げられなかった」(柱谷哲二監督)水戸も、30分を過ぎると「最初は繋げるのに蹴っちゃってた。ビビってたのかな」という橋本とフランクを中心に、ボールが回り始めます。これで躍動したのは「チームの狙いはわかってきている」と話した市川。再三のオーバーラップに加え、一旦右サイドで基点になり、全体を落ち着かせる役割も兼務。37分にはその市川がフワリと浮かせた絶妙のフィードを放ち、岡本達也が落とすと、受けた小澤は倒れながらシュート。ゴールに至らなかったとはいえ、綺麗な流れからチャンスを創出。終盤は水戸が盛り返し、最初の45分間はスコアレスで推移しました。
後半は開始早々に曽ヶ端が負傷退場するアクシデントでスタートしましたが、主導権は変わらず鹿島。55分には小笠原の右CKから、最後は本山が鋭い枠内シュート。56分に鈴木隆雅と替わった梅鉢貴秀が右SBに入り、新井場が左SBへスライドする交替策を経て、2分後には小笠原がジュニーニョとのワンツーからわずかに枠の右へ外れるシュート。水戸ゴールを攻め立てます。
すると60分に意欲が結実。遠藤が蹴り込んだ右CKを中田が豪快にボレー。目の前で揺れたゴールネットに赤いサポーターは熱狂。「昔からの"鹿島さんらしい"ゴール」と敵将も認めた勝負所の集中力を見せ、鹿島がリードを奪いました。
塩谷のイージーミスを起点に献上した「昨日のトレーニングも緩かったので一喝した」(柱谷監督)セットプレーで失点を許した水戸。63分には橋本が右へ展開すると、市川のピンポイントクロスに小澤が頭で合わせるも枠の右へ。66分にもフランクの展開から小澤が右クロス。橋本は反転しながら枠へ飛ばすも、鹿島GK佐藤昭大がキャッチ。65分に岡本達也と替えた村田翔をボランチに配し、フランクと橋本を1列ずつ上げると「ボールが回るようになって」(柱谷監督)手数は繰り出すも、ゴールまでの"あと少し"が届きません。
対する鹿島は68分にジュニーニョと本山を下げて、土居聖真と新加入の岡本英也を投入。以降、キレ味を見せたのはユース出身でトップ昇格2年目の土居。74分に右サイドからドリブルでエリア内へ侵入すると、興梠を囮に自ら強烈なシュートを本間へお見舞い。2分後にも新井場のパスを受けると、巧みなターンからフィニッシュまで。今シーズンのベースになりそうな中盤ダイヤモンドでは攻撃的な選手の起用増加が予想され、出場機会も与えられるであろう19歳がしっかりアピールしてみせます。
その後、鹿島は77分に小笠原とルーキーの伊東幸敏、81分に興梠と湘南から復帰した佐々木竜太をそれぞれ交替。伊東は右SBに入り、中盤は青木と梅鉢が中央に位置し、右に遠藤、左に土居が張り出すボックスに変化。また、2トップは岡本と佐々木に。水戸も78分に小澤とルーキーの鈴木雄斗、81分に島田と吉原宏太が入れ替わり、配置もチェンジ。最前線にフランクが入り、右から鈴木雄斗、吉原、橋本の3枚を村田と西岡の前に置く布陣で、最後の10分間に挑みます。
88分には水戸が右サイドからチャンス。市川の縦パスに吉原がクロスを上げ切り、ニアへ飛び込んだ橋本はわずかに届きませんでしたが、沸き上がる青いサポーター。90分のチャンスも水戸。エリア左でDFのクリアミスを拾った吉原が中へ。フランクの反転シュートは何とか青木がブロックしたものの、スタジアムに充満する同点への期待感。
そして水戸にこのゲーム最大の決定機が訪れたのは93分。西岡のクサビを丁寧に捌いたフランクが、ハーフウェーライン付近から極上のスルーパス。独走する橋本。立ちはだかる佐藤。場内が固唾を飲んで見守った1対1の帰結は、赤の歓喜と青の落胆。鹿島が8年連続となる茨城王者の称号を手にする結果となりました。
鹿島はこれがプレシーズン2試合目の対外試合。前述したように代表招集で5人の主力を欠きながら、スタメンに6人のフル代表経験者が顔を揃え、層の厚さを感じさせます。「7割8割くらいは意志の統一ができている」とジョルジーニョ監督。新しい指揮官の下、鈴木隆雅や昌子、梅鉢、土居といった若手のアピールも含めて、ある程度は順調な仕上がり具合と言ってよさそうな印象を受けました。
水戸はやはり「今年初めての90分のチャレンジで、試運転は合格だったかな」と柱谷監督が話し、「ボールが出てくる匂いを嗅ぎ分ける、一流の感覚がある」と守護神の本間も言及した市川の躍動が最大の収穫だと思います。本人も「こういう悪いコンディションの中でも、90分やれたことは大きなステップ」と一定の手応えを掴んだ様子。
また、塩谷以外は全員が新加入選手だった最終ラインも「守備の所は、ある程度押されながらもしっかりやれるんだなと感じた」と柱谷監督。ここに加えて鈴木隆行、あるいは現在離脱中の三島康平が前線の核として稼働すれば、J2を掻き回す存在になり得る期待を感じさせるような90分間だったのではないでしょうか。気温4.7度と、とにかく寒い中での茨城決戦でしたが、個人的にも収穫の多い一戦でした。
      土屋

J SPORTSの土屋氏の記事である。
若干水戸寄りではあるが、細かい視点で試合を解説しておる。
特に聖真のキレを表現してくれておるのは嬉しい。
昨季終盤からオリヴェイラ監督の信頼を勝ち得た若者は、今季も好調を維持し、より多くの出場機会を得るのではなかろうか。
楽しみである。

栃木・當間、マッチMVP獲得

2012年02月26日 | Weblog
【2012Jリーグプレシーズンマッチ 栃木 vs 横浜FM】試合終了後の各選手コメント(12.02.26)
2月26日(日) 2012Jリーグプレシーズンマッチ
栃木 1 - 0 横浜FM (14:03/栃木グ/5,867人)
得点者:22' 當間 建文(栃木)

●當間建文選手(栃木):
「疲れました(笑)。ゴールは狙い通りだった。相手のラインが下がると言われていたので、あそこに飛び込もうと。練習通りだった。前半に危ないシーンもあったけど、0に抑えられて良かった。ただ、後半に押し込まれた時間帯を楽にしたいと思う。それが今後の課題かな。前に蹴ろうという流れが多かったけれど、前が1回顔を出してくれれば繋げると思う。もう少し冷静にやれれば良いと思う。前に蹴るのか、それとも繋ぐのかバラバラなので、はっきりしたい。そこは、シーズンを通して深めていきたい。今日結果が出たので次に繋がると思う。今日のマリノスはモチベーション的に難しい所があったと思う。そういうところを僕達も勉強して、甲府戦に活かせて行ければ良いなと思う」

【コジマドリームマッチ2012 栃木SC vs 横浜F・マリノス】


コジマドリームマッチ2012で得点した栃木の當間である。
今季から栃木に完全移籍し、CBとしてレギュラーポジションを得た様子。
この試合でも唯一の得点を決めただけでなく完封勝利に貢献しておる。
高い身体能力を活かし、強い守りを披露してくれるであろう。
今季の栃木は注目である。