鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

来季監督続投要請

2007年10月31日 | Weblog

鹿島オリベイラ監督が続投へ
 鹿島オズワルド・オリベイラ監督(56)が来季も続投することが決定的になった。30日にフロント幹部と会談し、今後の方向性について意見をすり合わせ、来季も指揮を執ることで大筋、まとまった。来週中にも年俸を含めた条件面を提示して合意に達する見込み。就任1年目の今季は当初は開幕5戦未勝利とクラブ史上最悪のスタートを切ったが辛抱強く采配を振るい、現在は3位をキープ。ナビスコ杯も準決勝まで進出。悲願の10冠へ着実に進歩している。同幹部は「チームと監督の考えは一致している。日本の状況もよく理解してくれている」と手応えを感じていた。 [2007年10月31日9時35分 紙面から]

鹿島来季もオリベイラ監督に託す!
 鹿島の幹部が30日、今季限りで契約が切れるオリベイラ監督と2度目の会談を行った。ある幹部によると、今週中にもう1度、話し合いを行い、来週中にも来季続投への条件提示を行う予定。クラブ側はすでに続投を要請する方針を固め、指揮官も「来季もこのチームを指揮できることを願っている」と話しているだけに、来季もオリベイラ体制が続投されることは確実だ。 [ 2007年10月31日付 紙面記事 ]

そろそろ来季編成の時期である。
まずは指揮官ということであろう。
ニッカンの記事にあるように、出出しこそ悪かったが主軸の野沢復帰以後の結果を顧みれば続投は良い選択であると思われる。
10月10日に一部報道があったが、今回はその時点で報じなかった2紙の紙面を飾っておるのは面白い。
兎にも角にも、フロントは来季が始まったと言えよう。
ユダにちょっかいを出すのも今野に興味を持つのも中島の残留に仙台が言及するのも、来季を見据えてのこと。
監督が定まれば、彼の好む戦力増強に勤しまねばならぬ。
コマ不足では埒も開かない。
何はなくとも両SBの控えが急務であることは誰の目にも明らかなのである。
石川や内田潤以上の人材が揃ってこそ枕も高くして眠れよう。
決してアリバイ仕事で済まさぬよう心して励むがよい。
我等も期待しておるぞ。


ユダへオファー

2007年10月31日 | Weblog

バーゼル・中田が7月鹿島復帰へ…復活の切り札として期待

鹿島が来夏の獲得に乗り出す中田浩(ロイター)

 鹿島が来年1月にもスイスリーグ・バーゼルDF中田浩二(28)獲得の再オファーを出すことが30日、分かった。04年まで鹿島でプレー、その後、海外で経験を積んだ中田浩の古巣復帰が、常勝軍団復活の切り札となる。

 中田浩獲得に向けて、鹿島が来年1月にも動き出す。「海外での経験も積んでいるし、チームに必要な存在であることは確か。バーゼルとの契約は来年の夏に切れるから、タイミングをみてオファーを出す」と、大東和美社長がこの日、明言した。

 国際サッカー連盟(FIFA)の移籍規定では、契約満了日の6カ月前から他チームと新たな契約を締結することが可能。バーゼルとの契約が来年6月30日で切れる中田浩のそれ以降の契約は、同1月1日から結べる。鹿島としては“最速”のタイミングでオファーを出すつもりだ。

 現在、鹿島はリーグ戦で首位・浦和と勝ち点8差の3位。天皇杯もあり、今季10冠の可能性は残るが、常勝軍団の“完全復活”に向けて、欧州で経験を積んだ中田浩を切り札としたい。さらに来季はアジアCL出場の可能性もあり、左サイドDF、センターDF、ボランチと複数の守備的なポジションを高いレベルでこなせる中田浩が加入すれば心強い限りだ。

 「鹿島に戻ってがんばりたい気持ちはある」と中田浩本人も希望した今夏の鹿島復帰は、バーゼルとの契約が残っていたため実現しなかった。だが今回は契約満了となるため、大きな障害はない。関係者によると、すでにJ1名古屋からのオファーを断ったという。中田浩の欧州で鍛えた技が、鹿島に新しい時代をもたらす。

大方の予想通りユダへのオファーとのこと。
まさに想定の範囲内である。
まあ、今回は動きが早いのでフロントとしては仕事をした気分であろう。
この夏学んだと言うべきか。
ここで気になるのは、獲得の時期である。
記事にあるように来夏に契約切れで獲得するのであれば0円移籍となり、我等の望むところである。
しかしながらバーゼルとて馬鹿ではない。
ユダの契約延長を打診しつつ、我等には移籍を持ちかけて来るという手法やこの冬に移籍金付きでの移籍話を持ちかけてくるやも知れぬ。
もっと申せば、別のクラブに移籍させてしまう可能性も無きにもあらずである。
フロントとしてはこの男一本に絞ることなく更に補強の手を緩めてはならぬ。
我等は過去の男に興味があるわけではなく、共に勝利を分かち合う戦士に興味があるのである。
魂のこもった戦える男を心底望む。


芋虫

2007年10月31日 | Weblog

鹿島が珍トレ「芋虫」ミニゲーム
 鹿島が30日、珍トレを敢行した。ハーフサイズのピッチ上に選手が横たわった状態でのミニゲーム。手や足を使って動き回り、通常時と同じように足でボールを蹴ってゴールを狙った。さながら「芋虫」のような格好でのトレーニングにMF青木剛(25)は「このトレーニングはきついんですよ。腕に(疲労が)きます」と苦笑いしていた。 [2007年10月30日20時6分]

珍トレと報じられた「芋虫」ミニゲーム。
青木のコメントでわかるように今回が初めてでは無かろう。
しかし、これが始めてであるかが如く報じられてしまう。
これまでどれだけ取材を行っていたのか問い質したいものである。
寅王丸と同様に苦労せよ。


興梠真三練習試合出場

2007年10月30日 | Weblog

FW興梠が反町ジャパンの秘密兵器

6日、神戸戦でゴールを決める鹿島FW興梠
 鹿島FW興梠慎三(21)がU-22(22歳以下)日本代表の秘密兵器になる。29日の東農大との練習試合に先発出場。同代表の江尻、井原両コーチが視察する中、フル出場して1得点1アシストと、北京五輪アジア最終予選ベトナム戦(11月17日、ハノイ)サウジアラビア戦(同21日、国立)へアピールした。同予選出場は6月のマレーシア戦の1試合だけだが、リーグ戦で同世代NO・1の決定力を発揮。攻撃陣がコマ不足に陥っている中、有力な「切り札」として招集候補に浮上した。

 井原、江尻両コーチが目を光らせる中で、興梠が才能の片りんを見せた。前半18分に胸トラップからボレーでゴールを決め、同34分には左サイドでのドリブルを起点にアシスト。武器のスピードが輝いた。「ドリブルはよかったけど決定力がない。出来は30%」と本人は不満顔も、右ふくらはぎ肉離れ、右太もも打撲で2試合連続欠場していただけに実戦復帰が何よりの収穫だった。

 反町監督を含め、U-22代表スタッフの練習試合視察はこの1カ月間で3度目だ。FW森島、MF家長が次戦出場停止と攻撃陣はコマ不足。もう対戦のないカタールに得失点差で首位を奪われたため、今後2戦は大量得点も狙わないといけない。同世代の中で群を抜く興梠の得点率、決定率は魅力的だ。井原コーチは「次はまたゼロから。メンバーの入れ替わりもある」とチャンスを示唆。11月9日のメンバー発表前に残された同4日の天皇杯水戸戦がアピールの舞台となる。

 「ジョホールバルの奇跡」を起こした野人岡野と同じにおいを放つ。岡野もスーパーサブとして初出場した97年の最終予選イラン戦でVゴールを決め、日本をW杯に導いた。興梠は6得点中3得点を途中出場から記録。6月16日の広島戦は途中出場から4分後、8月25日の横浜FC戦は1分後、9月1日の川崎F戦は7分後と、即効力がある。

 今予選はほとんどテレビ観戦せず、チームの順位、日程なども把握していない。物おじしていないからこそ、プレッシャーも感じない。「自分の力を100%出すだけの自信はある」。初めての海外はプロ1年目のU-18代表ベトナム遠征。選ばれれば、運命を感じさせる地で救世主になる自信はある。【広重竜太郎】 [2007年10月30日9時22分 紙面から]

鹿島・興梠、五輪代表救世主に名乗り!井原コーチも高評価

練習試合で躍動する興梠。実力の片鱗を見せつけた

 鹿島が29日、東農大と練習試合を行い、U-22日本代表の井原、江尻両コーチが視察した。お目当ては右ふくらはぎと右太ももの負傷から復帰した21歳のFW興梠で、両コーチが見守るなかフル出場して1得点1アシスト。5-1勝利に貢献した。

スタンドでは江尻、井原(右)両コーチが鋭い視線を送った
 FW森島(C大阪)とMF家長(G大阪)が出場停止となる17日の北京五輪最終予選・ベトナム戦(ハノイ)に向けて各クラブを視察している井原コーチは「元気な姿を見られてよかった」と評価。6月以来の代表復帰を目指す興梠は「もし呼ばれたら100%の力を出すだけ。自信はある」と意欲を語った。 (鹿嶋市)

興梠、反町JAPAN召集あるぞ!…井原コーチ視察!逆転五輪の切り札に

東農大との練習試合で、鹿島FW興梠は果敢にシュートを決めにいく

 U―22日本代表の反町康治監督(43)が北京五輪逆転出場への切り札として、アジア最終予選ベトナム戦(11月17日、アウェー)に向け鹿島FW興梠(こうろき)慎三(21)の招集を考えていることが29日、分かった。川崎MF谷口博之(22)にも注目している。また日本代表イビチャ・オシム監督(66)は、来年2月6日からの2010年南アフリカW杯アジア3次予選に向け、12月の代表候補合宿でU―22世代を大量招集する考えを明かした。

 鹿島が29日に東農大と行った練習試合。思わぬ人物の姿があった。江尻、井原の両コーチ。関係者は「興梠のチェックが一番の目的」と解説。興梠は右太もも打撲を負ったばかりで欠場の可能性もあったが、それでも視察を強行した。

 逆転五輪切符獲得に向けた反町監督の意向だ。関係者は、ベトナム戦で「入れ替えがある」と証言。Jリーグでの結果を重要視する考えで、現代表のFW平山(F東京)、FW岡崎(清水)、FW森島康(C大阪)を上回るリーグ戦21試合で6得点の興梠に白羽の矢が立った。俊足で得点能力も高く、鹿島では将来のエース候補に推される逸材。招集は6月6日の2次予選マレーシア戦(国立)の1度しかない。

 また反町監督は28日、F東京―川崎戦(味スタ)で、好調の川崎MF谷口も視察。これまでは自分が目指すスタイルに応じた選手選考を行ってきた。だが同代表はアジア最終予選でカタールに首位の座を明け渡し、現在得失点1差の2位。勝利、大量得点が求められるベトナム戦では森島康、MF家長(G大阪)が出場停止と、厳しい状況が重なる。がけっ縁に追い込まれ、ついにJで結果を出している2人の起用を考え始めた。

 練習試合でフル出場し、1得点1アシストを決めた興梠は「やれる自信はある。救世主になりたい」と言った。ベトナム戦のメンバーは11月9日に発表予定だ。 (2007年10月30日06時07分  スポーツ報知)

得点という結果を残しながらも”出来は30%”とは謙虚な姿勢である。
荒々しいプレイスタイルと本田主将(当時)を突き飛ばした実績からは想像も付かぬ。
これが成長というものであろう。
とはいえ、U-22の試合はほとんど見ずに「やれる自信」を持つあたりは流石番長と言わざるを得ない。
ここから救世主となり立身出世が始まるやも知れぬ。
一介の水飲み百姓から、矢崎家下人、そして矢崎当主でも十分な出世であろうに、宇佐見定満に軍略を学ぶことになろうとは。
まさに立身出世伝である。


青木も誓う

2007年10月30日 | Weblog

鹿島MF青木が残り4試合全勝誓う
 鹿島MF青木剛(25)が29日、邪念を捨てて残り4試合全勝を誓った。前節で今季初の5連勝を収め、首位浦和とは勝ち点8差、2位G大阪とは勝ち点1差と逆転への機運が高まっている。  逆転優勝も視野に入れながら、浦和優勝の場合でも3位以内は来季のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得できる。「優勝、2位、または4位の可能性もあるけど、僕たちは勝つことでしか道が開けない。ACLは後からついてくるもの」と、全勝へ集中する構えだ。 [2007年10月29日21時13分]

今季、定期的に出る全勝を誓うコメント、今回は青木である。
これまでは「○○戦までは勝つ」であったのに対し今回は「全勝」とのこと。
ここ数試合、苦しいながらも先制した上で得点を重ねることは出来ている。
強いて挙げれば、青木の攻撃参加が結果に結び付いていないことか。
中盤で満男が相手の注目を集める隙を突いて上がる青木にはスケールの大きさを感じる。
が、不発に終わっている。
とはいえ、この意識がチーム全体に浸透してきた故、ここ数試合の大量得点へ繋がっておるのである。
青木だけが攻撃を進言しておるわけではござらぬ。
井上版の原作ではあまりにも女狂いが激しい故、勘助が出家を奨め自らも髪を下ろすのである。
由布姫との絡みもないこの展開には唖然とした。
物語として破綻しておると言えよう。


3と11

2007年10月29日 | Weblog
「3と11」この数字に意味があるだろうか?
我等鹿島アントラーズと今現在首位にいる浦和レッドダイアモンヅの今季第5節時点での勝ち点である。
つまり、この時点での勝ち点差8が現時点(第30節)に於いても影響されておるわけである。
この第5節までとはなんであろうか。
簡潔に説明が可能である。
野沢拓也が負傷離脱していた期間なのである。
この今季より背番号8を背負った男の影響は計り知れぬ。
もし、あの日あの時不用意で悪質なチャージを受けなければ、歴史は異なっていたであろう。
と、数字が物語る。
過去は変えられぬ、が未来は努力で変わると信じたい。
奇しくも次の試合は、その水戸ホーリーホックとの天皇杯である。
その際、我等は良質なプレイで圧倒したい。
11月4日午後1時、聖地にその姿を確かめに集まろうではないか。

大分戦報道

2007年10月28日 | Weblog

鹿島が大分に圧勝し今季初5連勝/J1
<J1:鹿島3-0大分>◇第30節◇27日◇カシマ
 雨中の一戦で両軍とも立ち上がりは慎重な攻防となったが、先手を奪ったのは鹿島だった。前半31分、MF小笠原のFKに対し、DF岩政が水しぶきを上げながらスライディングシュートで合わせた。2戦連発となるゴールで試合の主導権を握った。
 大分も後半開始早々にMF高橋、梅崎のシュートで攻め立てたが、逆に鹿島も同9分に鮮やかなパス交換から最後はFW田代がねじ込んで2点目。同35分にも小笠原の左CKから田代が合わせてだめ押しの3点目を挙げた。鹿島は完封勝ちで今季初の5連勝を飾った。
[2007年10月27日17時58分]

鹿島DF岩政が2試合連続ゴール/J1
<J1:鹿島3-0大分>◇第30節◇27日◇カシマ
 鹿島DF岩政が2試合連続となるゴールでチームを今季初の5連勝に導いた。前半31分、MF小笠原のFKに対し、ゴール前で滑り込みながら左足アウトで合わせる技ありのシュートで決めた。
 DFながら今季6得点目のゴールにも「満男さん(小笠原)がいいボールを入れてくれた。感謝しないといけない」と話した。
[2007年10月27日20時41分]

田代2発、鹿島がG大阪に肉薄/J1

後半、ゴールを決め喜ぶ鹿島FW田代。左は大分・ホベルト(撮影・水谷安孝)
<J1:鹿島3-0大分>◇第30節◇27日◇カシマ
 視界が雨に遮られても、体が強風にあおられても、鹿島FW田代はストライカーの本能に従った。後半9分。MF本山からの強いパスが足元に入る。「(後にいた)拓さん(MF野沢)に出したと思うけどトラップできたので強引に行った」。右足から放たれたシュートはDFに当たり、GKの頭上で弧を描いてゴールに吸い込まれた。プロ入り後、得点した試合は必ず勝ってきた男が決めた2点目がチームに勇気を与えた。

 台風20号が接近する中で行われた一戦。観戦した福岡市南区の区長でもある父政範さん(58)は「荒れよる日の試合は昔から強かった」と目を細めた。自然が牙をむけば向くほど、田代は強さを発揮する。福岡大時代も広島との練習試合中に震度6の地震が起きた。だが揺れを感じることもなく、プロ相手に得点をたたき込んだという。

 同35分には左CKからこの日2得点目を決め、DF岩政、FW興梠と並びチーム日本人トップとなる今季6得点目をあげた。「残り4試合を4連勝して上にプレッシャーをかけたい」。首位浦和の姿は依然、遠い。だが得点試合での必勝神話を17に伸ばし、チームを今季初の5連勝に導いた田代は望みを捨てていない。 【広重竜太郎】 [2007年10月28日9時19分 紙面から]

鹿島、今季初の5連勝! 2強にプレッシャーかけ続ける
 J1第30節第1日(27日、カシマほか)パスをつないで得点できなければ、セットプレーで取る。鹿島は3点のうち2点を狙い通りにFK、CKから奪った。オリベイラ監督は「この試合はセットプレーが増えると読んでいた。それを生かす必要があった」と思惑通りの快勝に柔和な笑みを浮かべた。

 一部のほかの競技場同様に台風の影響で暴風雨が吹く条件。ピッチ上は水びたしで球は転がらず、パスやドリブルは困難だった。

 0-0の前半31分に小笠原の右FKから先制した岩政「攻守とも普段以上にセットプレーを意識していた」と誇らしげに言った。

 2-0の後半35分には田代がCKからこの日2点目。2005年の入団以来、自らが得点した試合は全勝が続くFWは「最後まで信じ、あきらめずに戦いたい」と上位を見据えた。

 3位を維持する鹿島は今季初の5連勝。シーズン後半に順位を落とした2005年、10月に4連敗した昨年とは違う。岩政「いまはチームのムードが非常にいい」と手応えを口にする。浦和、G大阪の上位2強にまだまだプレッシャーをかけることはできそうだ。

鹿島は3位をガッチリキープ!岩政が「大樹」対決を制す
 J1第30節第1日(27日、鹿島3-0大分、カシマスタジアム)台風20号の影響で視界をさえぎるほどの大雨に見舞われたカシマスタジアムでの“ダイキ”対決。制したのは鹿島の岩政だった。

 前半31分。MF小笠原の低い右FK、ニアサイドに飛び込んだ岩政が左足を合わせる。2戦連発、DFとしてはリーグ最多となる今季6得点目をゲット。守っても同じ山口県出身で、高校3年時には国体代表としてともにプレーした大分のダイキ、FW高松大樹を完封した。
 「この天候だから攻守でセットプレーがかぎになると思っていたし、狙い通り。ただこれでタイトルが獲れたわけじゃない。今年がダメなら来年もタイトルを獲れる日まで勝ち続けたい」
 今季初の5連勝で、2位・G大阪との勝ち点差も1。世間から批判を浴びるプロボクシング亀田家の二男・大毅と同じ名前のイメージアップにも貢献!?
(千葉友寛)

“不敗男”田代2発!鹿島5連勝

<鹿島・大分>後半9分、ゴールを決めた鹿島・田代(右)は本山、野沢と喜ぶ
 【鹿島3―0大分】FW田代が2得点で鹿島を今季初の5連勝へと導いた。1―0で迎えた後半9分、MF本山のパスから右足でゴール。35分にはMF小笠原の低い弾道の左CKでニアに飛び込み、最後は足の裏で決めた。「運が良かった。こういう天候では守る方も嫌だし、セットプレーはチャンスだと思っていた」。今季リーグ戦6点目はDF岩政とFW興梠と並び、チーム内の日本人選手トップ。「こだわりはある。去年は最後に拓さん(MF野沢)に抜かれたから、今季は1番になりたい」。カップ戦も含めてゴールを決めた試合は17戦全勝の“必勝男”は「残り4試合全部勝って、上にプレッシャーをかけたい」と奇跡の逆転Vを誓った。

鹿島5連勝でG大阪に1差…J1第30節
 ◆J1第30節 鹿島3―0大分(27日、カシマ) 3位の鹿島は5連勝で勝ち点を60に伸ばした。

 鹿島FW田代が止まらない。1―0で迎えた後半9分、右足で追加点を叩き込むと、同35分には左CKからニアへのボールを右足裏で合わせて2点目。最近5試合5得点と絶好調FWが今季初の5連勝に導き、「こういう天候の中でも勝てたのが良かった」と笑った。

 天災に強い。福岡大3年のとき、広島で試合中に震度6の地震が起きた。だが「地震? 気づかなかった」と2得点。この日は台風20号の影響で強い風雨の中「雨? 忘れていた」。父・政範さんは中学時代に福岡市の相撲大会で優勝したことを引き合いに「足腰が強いから、悪い環境にも強い」と胸を張った。

 これで得点した試合は17戦全勝。「FWなんでうれしい数字。続けていきたい」。残り4試合で首位・浦和との勝ち点差は10。苦境に強い田代がいれば、奇跡は起きるかもしれない。

絶好調男・田代2発!鹿島が5連勝

鹿島-大分 後半、ゴールを決め喜ぶ鹿島・田代(右)=カシマ 
 Jリーグ1部(J1)第30節第1日(27日・カシマスタジアムほか=7試合)、3位鹿島はFW田代有三(25)の2得点などで大分に3-0で圧勝し、5連勝とした。2位のG大阪は清水と対戦し1-3で敗れた。これにより、浦和が28日の名古屋戦に勝つか引き分ければ、最短で次節(11月10、11日)に浦和の2季連続2度目の優勝が決まる。0-1で大宮に敗れた横浜FCは9連敗。神戸に1-3で敗れた柏は4連敗。新潟は磐田と1-1で、千葉は広島と2-2でそれぞれ引き分けた。

 台風がもたらす暴風雨も、鹿島の点取り屋の勢いにはかなわない。今季初の5連勝に歩調を合わせるかのように、5試合連続スタメンのFW田代が2ゴールをぶち込んだ。チームの日本人トップタイに躍り出る今季5点目、6得点目に、イケメンFWは胸を張った。

 「風も雨も強くて目が開けられなかったけど、一所懸命やっていたら忘れている」。後半9分、MF本山のパスから追加点、同35分にはMF小笠原のCKからダメ押し弾を決めた。悪条件下では積極的なシュートとセットプレーがカギ-と読んだ結果だった。

 心臓の難病と闘う友人の宇野純平さん(22)に届けとばかり、得点後に胸をたたくパフォーマンスをこの試合でも忘れない。「サポーターの方はカゼをひかないように…」。心優しき25歳は、ずぶぬれになりながら逆転Vを信じるファンの元に駆け寄った。

 これで、田代が得点した公式戦は17戦全勝。首位・浦和との勝ち点差を7に縮め、11月24日には直接対決も残している。「あきらめずにプレッシャーをかけていく」。残り4戦。不敗神話とともに、鹿島の絶好調男が3番手からイッキにまくりにかかる。

激しい雨と風に勝った鹿島、逆転優勝に望み

鹿島-大分、54分、シュートを決めた鹿島・田代
 鹿島3―0大分(J1=27日)――台風が接近する中で行われた一戦。試合が進むにつれて激しさを増す雨と風で、「目が開けられないときもあった」(田代)ほどだった。

 そのような厳しい環境の中、ここぞというところで集中力を見せた鹿島が、逆転優勝に望みをつなぐ勝利を手にした。

 「この天候だと、セットプレーが攻守のカギを握る。いつも以上に意識した」岩政が振り返ったように、最近好調のセットプレーで、試合の主導権を握った。31分、小笠原が相手GKとDFの間にけり込んだFKに、岩政が左足で合わせて先制。80分には、小笠原の左CKから、田代が試合を決めるチーム3点目を奪った。

 これで今季初の5連勝。「チームが成熟してきている。残り試合、最後まであきらめず頂点を狙いたい」オリヴェイラ監督。悪天候をものともしない、勝利への意欲。国内10冠目獲得を目指すチームは、ここへ来てさらに勢いを増している。 (矢萩雅人) (2007年10月27日23時30分  読売新聞)

鹿島今季初5連勝 セットプレー生かす
2007/10/28(日) 本紙朝刊 スポーツ A版 12頁
 Jリーグ1部(J1)第30節第1日(27日・カシマスタジアムほか=7試合)3位鹿島は大分に3-0で圧勝し、5連勝で勝ち点を60に伸ばした。2位G大阪は清水に1-3で敗れ、勝ち点61のままで首位浦和との6差を詰められなかった。浦和が28日の名古屋戦に勝った場合、次節(11月10、11日)にも浦和の2季連続2度目の優勝が決まる可能性が出てきた。4位清水は3連勝で同56とした。
 神戸は柏を3-1で下して同41とし暫定10位。柏は4連敗。新潟と磐田、甲府と横浜Mは1-1で、千葉と広島は2-2で引き分けた。0-1で大宮に敗れた横浜FCは9連敗。

岩政が先制弾 鹿 島3-0大 分
 【評】暴風雨に見舞われた悪条件下で、鹿島が得点機を確実に生かした。前半31分、小笠原の右FKを岩政が合わせ、先制。後半9、35分には田代が加点し試合を決めた。大分は後半に0-2とされた後は、効果的な攻撃ができなかった。

 台風の接近で激しい横殴りの雨が降り続け、厳しいピッチコンディションとなった大分戦。目を開け続けるのさえ大変な中で、セットプレーから2得点を奪った鹿島が3-0で完封勝ち。今季初の5連勝を飾った。
 「こんな雨の中、やったことない」内田が話せば、小笠原「大変でしたね」と振り返るほどの悪天候。ピッチの排水施設が万全なカシマスタジアムでも芝の上に水が浮き、ボールが止まってしまうほど。中盤でボールをつなぐことを得意とする鹿島にとっては厳しい条件だった。しかし、今の鹿島にとってそんな悪条件は関係なかった。
 勝因の一つはセットプレー。「3本のうち2本がセットプレー。大事なところで生かせた」と2点をアシストした小笠原。前半31分に右からのFKをGKとDFの間にうまく放り込み、岩政がうまく左足で合わせて先制。後半35分の3点目も左CKから田代が得点し、試合を決定付けた。
 そして、もう一つの勝因は集中力と適応力だった。「注意していたことはセーフティーにやることとセットプレー。それを集中してやれた」岩政小笠原「つながずにスペース、スペースへと、状況に応じて変えた。ボールが止まってもいいようにするなど、集中してやれた」と振り返ったように、ボールへの集散が速く、常に大分よりも一歩先を読んだ対応をし、大分に決定的な場面をほとんどつくらせなかった。
 鹿島は勝ち続けなくてはいけない状況に変わりはないが、攻守で的確な判断に基づくサッカーを展開しての勝利は今後につながるだろう。岩政「タイトルを今年取れなければ来年も勝ち続けるだけ。タイトルを取れる日まで勝ち続ける。満足せずにやっていきたい」と表情を引き締めた。まずは残り4戦。4連勝で朗報を待ちたい。

DFとして完封し先制弾の岩政かストライカーとして覚醒しつつある田代かスポットの方向は難しい。
共に6得点で負傷欠場中の興梠と並んでチーム内日本人得点のTOPを走る。
とはいえ、この影に小笠原満男がいることが隠しようのない事実である。
途中加入でここまで3G5(6?)Aは結果として十分。
そして中盤のボール奪取・キープにも貢献しておる。
最も心配されておったメンタル面も問題ない。
ゲームキャプテンの重責も十二分に担っていると言えよう。
ただ一つ気になるのはカードの多さであろうか。
次にイエローを受ければ二試合の出場停止となる。
とはいえ、中盤の底からの激しいタックルでボールを奪い展開するプレイスタイルがこの好調の軸なっているのは見逃せない。
満男に守備を任せ上がる青木の姿を陰で支えておる。
カードが増えるのも致し方無しか。
昨季までの思うようにプレイできずイライラして得ていたカードとは質が違うのである。
心の風邪で優勝を逃した05年、シーズン途中で旅に出た06年、そのお返しをしてもらっても良いと考えたい。
健全な小笠原満男が我等に歓喜をもたらすと。


大分戦コメント

2007年10月27日 | Weblog

鹿島アントラーズ  :監督  <試合終了>
前節を含めてセットプレーからの得点源が増えてきた。
今日のような厳しい条件の中でもセットプレーからの得点が取れたことは大きい。
リーグ戦5連勝は嬉しく思う。チームが少しずつ成熟しているし守備の部分でも安定してきている。
シーズン終盤チームパフォーマンスが上がってきているのは監督として嬉しく思っている。
可能性のある限り戦ってシーズンの最終節に1番良い順位にいられるよう戦っていきたい。

【J1:第30節 鹿島 vs 大分】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
10月27日(土) 2007 J1リーグ戦 第30節
鹿島 3 - 0 大分 (16:00/カシマ/8,036人)
得点者:31' 岩政大樹(鹿島)、54' 田代有三(鹿島)、80' 田代有三(鹿島)

●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:台風の中、負けると優勝争いから脱落するという試合だったが、選手たちにどんな指示を出したのか?
「台風情報は分かっていた。もしピッチコンディションがよければ相手が引いてくるので、どう崩すかを考えた。しかしこのような天候になれば、違う戦術の準備をすると、選手たちには話していた。カシマスタジアムは素晴らしいピッチだが、この雨量ではパスがつながらない時間帯も出てくる。グラウンダーよりも浮かせたボールをつなぐ形を探すようにと伝えた。相手のスタイルを考えると、セットプレーが多くなってくるだろうから、そこを生かしていきたいと思った。このゲームはセットプレーが多くなったが、機能したと思う。厳しい条件の中、セットプレーという得点源があるのは心強い」
Q:途中出場した田中については?
「シーズン当初から一生懸命、出番がなくても焦らず腐らず努力する姿をずっと見てきた。他の選手がチャンスを得る中、チャンスがなくても焦らずに我慢強く取り組んできたことに、私は恩返ししたかった。そして彼が活躍する姿を見たいと思っていた。今日は短い時間だったが、機能性という意味においてはよかった。評価できる点もあった。彼には大きな期待もしているし、活躍する姿も見てみたいという強い気持ちを持っている」
Q:5連勝については? そして残り4試合の抱負は?
「5連勝はすごくうれしい。ある意味、チームが少しずつ成熟しているということでしょう。特にディフェンスの部分で安定感が増した。安心して見ていられるようになった。90分ずっと自分たちの流れで行くということはない。苦しい状況の中、どう我慢強くできるかが重要だ。終盤になってチームのパフォーマンスが上がったことがうれしい。残り4試合は勝点12を取りたい。レッズとガンバが連敗する可能性は少ないが、最終節で一番上の順位を取れるように頑張ります」
以上

【J1:第30節 鹿島 vs 大分】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●柳沢敦選手(鹿島)
「今日は結果が全て。素晴らしかったと思う。これだけコンディションの悪い中、ボールをキープし、ゲームをコントロールして、攻められたことがよかった。失点0もすごく重要だと思う」
●内田篤人選手(鹿島)
「久しぶりに無失点だったし、よかった。向こうがカウンター狙いなのは分かっていたし、自分たちのシュートで終われればいいと思っていた。変にボールを取られて、体勢を入れ替えられて行かれるのがいちばんよくないし、気をつけながらやった。今日の雨? いつもは気にならないけど、さすがに今日はコンタクトレンズが取れたりして嫌だった」
●小笠原満男選手(鹿島)
「3本のうち2本がセットプレーだった。こういう天候だし、流れの中で崩すのは難しかった。1点目はGKとDFの間が空いていて、そこを狙った。ボールはGKのところに行ったけど、そこにうまく岩政が入ってきてくれた。3点目は田代が最初、自分は触っていないと言っていたけど、途中から触ったと言い出した(笑)。今日は雨だったし、つなぐだけじゃなくて、スペースを見つけながら、状況に応じてプレーを変えていこうと思った。どんな天気になってもいいように、みんな集中力を持ってやった。セットプレーも1つの攻撃パターン。3-0という結果は気持ちよかった。今年はチーム全体でプレッシャーをかけながらマイボールにするという形でやっているけど、うまく取れたと思う」
●曽ヶ端準選手(鹿島)
「今日のようなコンディションだと、柔軟に対応する力が必要だった。見た目以上にタフなゲームだった。その中で点数を取れて勝てたのはよかった。こういう状況は今まで何回か経験があるけど、なかなか慣れるものじゃない。ものすごくやりづらかった。そういう中でどれだけ注意力を払えるかが大事。セットプレーとか、ゴール前でミスをしない注意力とかが重要だったと思う」
●田代有三選手(鹿島)
「しっかりと結果を出して無失点で勝てた。5連勝ということで、今後につながればいいし、これを続けていきたい。後半の2点目? ボールがうまく回って、本山さんが僕じゃないところにパスを出したと思うけど、自分のところにきたんでトラップしたらすぐ打とうと思った。相手に当たって浮いてくれて入った。雨の日はああいうことがある。1点目のセットプレーの点にしても、積極的にシュートを狙われるのは相手にとって嫌だったと思う。雨の日というのを逆にうまく利用できたかな。3点目は何かに当たった。相手の足なのか、スパイクか、ボールか分からないけど、当たった感触があった。上との勝点差を詰めるためにも絶対に負けられない。チームとして今日は失点もなかったし、いい流れで守れている。僕らが点を取って勝てればいい流れになる。最後まで優勝の可能性を信じて諦めずにやりたい」
●岩政大樹選手(鹿島)
「セットプレーからのゴール? 試合に入ってこの状況(台風による悪天候)だとすぐに把握したし、攻撃も守備もセットプレーがカギになるといつも以上に意識していた。ピッチ上は前半向かい風だったけど、上空は浮いたボールがあっちへ行ったりこっちへ行ったりして、そのたびにビックリした。先制点は左足アウトですね。満男さん(小笠原)がすばらしいボールを入れてくれた。満男さんはああいうのが得意だし、自分も入っていくのは得意。今年はようやく決めることができた。お互いのイメージがうまく一致したと思う。これでリーグ戦6点目で、いつも以上に取れている。でもナビスコカップでは0だったんで、試合数を考えてみると特に多いという印象はない。それでもリーグ戦で6点という結果にはビックリしている」

篤人はコンタクトであったか。
こういうコンディションでは厳しいとの弁。
が、それをはね除け完封へ貢献は素晴らしい。
コンタクトとは言うなれば人体改造である。
あの速さはひょっとすると奥歯を噛み締めておるやも知れぬ。
差詰め本山は女優の003言えようか。


大樹吼える

2007年10月27日 | Weblog

鹿島岩政ダイキ対決で「今回もやり合う」

セットプレーからヘディングでゴールを狙う鹿島DF岩政(撮影・たえ見朱実)
 鹿島DF岩政が同名の大分FW高松との「ダイキ(大樹)対決」を制す。山口県出身の同い年で連絡を取り合う仲。だが6月の対戦では、後にリーグも高松の反則と認めた激しい接触プレーからラストパスを許し、同点弾を喫した。「今回もやり合うことになる」と雪辱に燃えている。同名のボクシング亀田大毅が騒動になっているが「いいイメージが取り戻せれば」とダイキ復権にも意欲? を見せた。 [2007年10月27日9時15分 紙面から]

鹿島・岩政、大分エース高松との東西“大樹”対決制す! 鹿島のDF岩政大樹が、大分FW高松大樹との東西“大樹”対決を制してサッカー界を盛り上げる。「最近テレビで“だいき”の名前が批判されているから、気分が悪い。いいイメージに変えられたらいい」。ボクシング界で亀田大毅が批判を浴びるなか、同じ名前を持つアスリートとして“汚名返上”を誓った。岩政と高松はともに山口県出身で、高校3年時には同県の国体代表として一緒にプレーした旧友。「必要なことをやります」と敵エースを抑え、チームを今季初の5連勝に導く。 (鹿嶋市)

ダイキがダイキ倒す!…鹿島・岩政が大分・高松へ宣戦布告!
 鹿島DF岩政大樹(25)が26日、大分戦(27日・カシマ)で日本代表候補FW高松大樹との「ダイキ」対決を制し、「ダイキ」の失地回復を誓った。「最近、ダイキという名前の評判が良くない。イメージも悪い。それを払しょくしていきたいという思いもあります」と宣言した。
 ボクシングの亀田家問題で、二男・大毅の名前を聞かない日はない。テレビをつければ「ダイキ」、新聞を開いても「大毅」。「反応してしまいますね」。近年、赤ちゃんの名付けランキングで上位に位置し、日本にあまたいる「ダイキ」のためにも、一役買う。

 大分には、都合のいい相手がいる。FW高松も「ダイキ」。同じ山口県出身、同い年で高校時代からライバルだった。「山口県でダイキといえば、高松のことだった。負けたくない」と宣戦布告。さらに、WBAフライ級王者・内藤大助と同名のMF高橋大輔との対戦も控えるが、こちらも「抑える」と“ダイキマウス”をさく裂させた。

 今季初の5連勝をかけた大分戦。奇跡の逆転優勝に向けても、勝利が求められる試合だ。「残り5試合、全部勝って終わるつもり」。岩政が「ダイキ」の名にかけて、大分をシャットアウトする。 (2007年10月27日06時04分  スポーツ報知)

高松との”大樹”対決だけならまだしも、全く無関係の亀田大毅まで持ち出されてはかなわない。
まあ、言ったのは岩政本人のようではあるが。
しかしながら、報知に至っては内藤大助と高橋大輔である。
駄洒落では済まされぬ報道である。
であれば、ワールドシリーズの松井(稼頭央)(松坂)大輔を持ち出してル・マンでの活躍を報じるべきであろう。
ツインテールを食べるグドンを倒す郷(ひろみ)(西城)秀樹の活躍でも可である。


小笠原満男のオーラ力

2007年10月26日 | Weblog

小笠原が冬の海外移籍封印
 鹿島のMF小笠原が25日、今冬の海外移籍を封印する考えを明かした。今夏にセリエA、メッシーナから復帰。来年1月にも海外に再挑戦する可能性もあったが、「こちら側からは動きません」と明言。「今は試合に出て、とても充実している。10冠を獲得できればチームも変わる。このチームでタイトルを取りたい」海外よりタイトル10冠獲得を優先目標に掲げた。(2007年10月26日06時04分 スポーツ報知)

改めて海外移籍を行わない旨を公言した小笠原満男である。
今夏、再移籍を狙うもオファーが無かったことで、今冬の移籍などあろうはずもない。
とはいえ、能力はJ随一であることは周知の事実。
そしてメンタル面もマルキーニョスを押っ圧すことなくプレイに集中しておる。
「鹿島で優勝したい」というコメントを実践していると言えよう。
やはり優勝を狙えるポジションにいるということが重要なのであろう。
フリークスのインタビューでも力強く答えておる。
ジョルジーニョのイメージでプレイしオーラを放つのだ。
そのオーラ力でダンバインを動かせ。
悪を破壊し尽くすのだ。
だがビルバインには搭乗せずによい。
あの機体は格好が頂けぬ故。


パパ対決を制するのだ。

2007年10月25日 | Weblog

大分DF深谷は鹿島FW田代とパパ対決
 大分DF深谷友基(25)が同期封じを誓った。25日、今季初連勝がかかる鹿島戦(27日・カシマ)に向けた調整では、攻守でセットプレーの確認に時間を費やした。鹿島の長身FW田代とは同年齢。ともに今年初の子供を授かった新米パパ対決でもある。「セットプレーからいいボールが入ってくるし(田代の)ヘディングが基点となると思う。セットプレーでの失点は避けたい」と田代封じに気合を込めた。 [2007年10月25日15時35分]

大分DF深谷が鹿島FW田代封じ誓う
 大分DF深谷友基(25)が“同期封じ”を誓った。25日、今季初連勝がかかる鹿島戦(27日・カシマ)に向けた調整では、攻守でセットプレーの確認に時間を費やした。鹿島の長身FW田代とは同年齢。ともに、今年初めて子供を授かった「新米パパ対決」でもある。「セットプレーからいいボールが入ってくるし(田代の)ヘディングが基点となると思う。セットプレーでの失点は避けたい」と田代封じに気合を込めた。 [2007年10月25日16時20分]

田代にライバル心剥き出しである。
これは嬉しい。
優しさが全身から発散されている甘いマスクの田代も、これだけ意識されれば表だって立ち向かって行けよう。
元々闘争心の固まりのハズなのである。
が、深谷選手、深井と読み間違えて、なんでその身長で封じるのだと思ってしまった。
まことにもって申し訳ない。


佐々木竜太全治三ヶ月

2007年10月25日 | Weblog
佐々木選手の負傷について
佐々木竜太選手が10月22日(月)の練習試合中に負傷し、10月24日(水)に手術を受けましたので、お知らせします。
1.受傷名 : 左足関節内果(ひだりそくかんせつないか)骨折
2.全治  : 約3カ月
3.負傷日 : 10月22日(月)練習試合vs流通経済大学
(鹿島アントラーズ クラブハウスグラウンド)
4.経過  :
  * 後半21分、空中戦の競り合いで相手選手と交錯し着地時に負傷
  * 試合後すぐに鹿嶋市内の病院でレントゲン検査。骨折の診断
  * 10月24日午後、東京都内の病院でチームドクターの執刀で手術


今季絶望と報道されたよよであるが、公式に全治三ヶ月と発表された。
悲しき現実である。
今年の5月に同じ箇所を疲労骨折した吉澤が全治二ヶ月の発表であったことが記憶に新しい。
よよは来季のキャンプに間に合うことだけでも良しとせねばなるまい。
じっくり、十代最後のシーズンオフを思慮深く過ごすことである。
サッカーは「3つのB」が重要とされる。
Ball Control、Body BalanceそしてBrainである。
ここは一つ脳を鍛え上げて欲しい。
遙か彼方の三ヶ月間のように思えるが、目標を持って過ごすと思いの外短いと感じるであろう。
我等は待っている。
来季の勇姿を。
頭で決める佐々木竜太という選手を。

中島仙台残留希望か

2007年10月24日 | Weblog

今季42試合10発の鹿島・中島、仙台残留へ
 鹿島からJ2仙台へ期限付き移籍しているFW中島裕希(23)が来季も仙台に残留することが23日、決定的となった。幹部が「仙台がJ1に昇格しても、残留しても仙台でプレーした方がいい。試合にも出られる」と明かした。21日に面会した際に中島も仙台残留に前向きだったという。今後は両クラブ間でレンタル延長か完全移籍かが話し合われる。中島は今季42試合10得点で、仙台も来季の戦力として期待している。 (2007年10月24日06時01分  スポーツ報知)

10月18日「アイ・ラブ・仙台です」と報じられた中島裕希が、仙台幹部も残留方向で話し合いをする方向とのこと。
鹿島としては、若手の成長もあり、レギュラーに近いところでプレイさせることは難しいであろう。
となれば、レギュラーを張っている仙台でのプレイを選手としては望むのは当然である。
ゴールを狙う泥臭いプレイスタイルは鹿島にはないので、我等としては手元に置いて見守りたい選手ではあった。
とはいえ、中島裕希という選手のことを考慮すれば、レンタルで出場機会を増やすことは良い選択であったし、レギュラーを穫ったところで請われて完全移籍し愛されるのは望ましいことと思う。
ここは素直に喜びたい。
そして現在J23位の仙台にJ1へ上がってきて欲しいものである。
来季、敵として立ちはだかる中島裕希を叩きのめして祝福するために。


興梠慎三戦線復帰

2007年10月24日 | Weblog

鹿島・興梠が復帰「全試合決める」反町ジャパンの救世主に
 右ふくらはぎ肉離れで15日から戦線離脱していた鹿島のU-22日本代表候補FW興梠(こおろき)慎三(21)が23日、練習に合流。27日の大分戦(カシマ)出場の可能性が浮上した。

 「1週間で治しました。回復力には自信があるから」。全治2週間と診断されていたが、驚異の回復力を発揮した。

 チームの逆転優勝ともう一つ目標がある。北京五輪だ。6月のアジア2次予選・マレーシア戦以来招集されていないが、11月17日の最終予選・U-22ベトナム代表戦(ハノイ)は攻撃のカギを握るFW森島(C大阪)とMF家長(G大阪)が累積警告により出場停止。大量得点での勝利が求められるなか、ドリブルで状況を打開できる興梠の存在がクローズアップされている。
 「(代表)チームが苦戦しているのは知っています。今いったら救世主になれるかな。ベトナム戦までに、出た全部の(チームの)試合でゴールを決めてアピールしたい」 同じく代表復帰を目指す大分MF梅崎との直接対決を制し、反町ジャパンの救世主となる。
(千葉友寛)

U―22代表入りへ興梠驚異の回復
 U―22日本代表入りを狙う鹿島FW興梠が、驚異的な回復力を見せた。15日に右ふくらはぎの肉離れで全治2週間と診断されたが、わずか1週間後に全体練習に合流。フルメニューを消化して「1週間で治しました。次はいけます。あとは監督次第」と、きっぱり話した。反町監督をはじめ、U―22代表スタッフの評価は高く、11月17日のベトナム戦で再招集される可能性もある。本人も「(U―22はケガや出場停止で)前が不足しているのは知っている。出て救世主になりたいですけど、そのためにはまず大分戦(27日)で得点を決めてアピールしたい」と闘志を燃やしていた。 [ 2007年10月24日付 紙面記事 ]

昨日の佐々木竜太今季絶望報道で心配されていたFWの層であるが興梠の復帰で再び厚さが戻った。
驚異の回復力である。
しかしながら、報道の目はU-22代表へ。
テストマッチに使われた公式戦では結果を残せなかったものの忘れられた存在ではないようである。
であるが、これまでの選考基準を顧みれば、あり得ないと言えよう。
反町氏のアタッカー選考は素人目にも疑問である。
このU-22の指揮官が替わらぬ限り貸し出す価値はない。
戦術的にも彼の元で学ぶべきところはないと言い切れよう。
であれば、遠くベトナムの地へ苦汁を舐めに行くよりは聖地で我等と共にあるべきである。
奇跡の優勝の原動力として。