鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

笑顔溢れる練習

2009年06月30日 | Weblog
鹿島が名古屋戦へリラックスムードで調整
 鹿島は30日、名古屋市内で7月1日のアウェー名古屋戦に備えて調整練習を行った。高温多湿の悪条件の中、ボール回しや左右のクロスからのシュート練習などで汗を流した選手たちからは時折笑みがこぼれるなど、リラックスムードが漂った。

 現在リーグ7連勝中で首位を独走しているが、DF岩政大樹は「(2位との勝ち点7差は)予想以上ですけど、チームが浮ついている感じではないし、この状態を続けていけばいいと思う」と気合を入れ直していた。

 [2009年6月30日20時14分]

過密日程で疲労は無いわけが無かろう。
そんな中での練習で笑みがこぼれるほどチームの雰囲気は良い。
そして、浮つくことなく前に進んでおるである。
明日は雨。
雨の瑞穂は良い記憶が無い。
しかしながら、昨季は同じ時期に0-4で大勝しており、良い歴史を作った。
その記憶を持つ選手も多かろう。
今季もまた一つ新たな歴史の一ページを綴るのだ。
幸村は大坂城へ入ったのである。

修人、湘南へ

2009年06月30日 | Weblog
鈴木修人選手が湘南ベルマーレに期限付き移籍
鈴木修人選手が湘南ベルマーレに期限付き移籍することになりましたのでお知らせします。7月1日から湘南ベルマーレの練習に合流します。

<移籍期間>
2009年7月1日~2010年1月31日
■鈴木修人(すずき・しゅうと)
<生まれ>
 1985年8月31日、千葉県船橋市出身。
<主な経歴> ※カッコ内は加入年
 船橋FC(1992)-鹿島アントラーズジュニア(1995)-鹿島アントラーズジュニアユース(1998)-市立船橋高校(2001)-早稲田大学(2004)-鹿島アントラーズ(2008)

・2002年度全国高校サッカー選手権優勝
・2002、2003年度日本高校選抜
・2007年ユニバーシアード・バンコク大会代表
・2007年U-22(22歳以下)日本代表 北京五輪アジア2次予選出場(1試合1得点)
<アントラーズでの公式戦出場成績>
 出場実績なし
<ポジション>
 ミッドフィルダー
<サイズ>
 171センチ、67キロ
<鈴木選手コメント>

 半年間、ベルマーレにお世話になることになりました。J1昇格を目指す厳しい戦いの中で自分の力を伸ばし、アントラーズで必要とされる選手になって戻ってきたいと思います。

鈴木修人が湘南へレンタル移籍とのこと。
サテライトでは素晴らしい働きをしており、他のクラブであれば主軸を担うであろう事は容易に想像出来た修人である。
湘南では中心選手として活躍するであろう。
そもそも、湘南の反町監督は北京五輪予選に修人を呼んだ実績もある。
その試合では見事なミドルシュートを決めておる。
J2で実戦経験を積み、大きくなって還ってきて欲しい。

マルキーニョス、右ふともも痛

2009年06月30日 | Weblog
J1鹿島 名古屋市内で調整
2009/06/30(火) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のため、7月1日に変則開催となるJリーグ1部(J1)第10節・名古屋戦を前に鹿島は29日、名古屋市内でランニング中心の軽めのメニューで調整練習した。
 選手らは午後4時から同市内のグラウンドで練習を開始。雨が降る中、主力組はジョギングなどで約1時間、汗を流した。右ふともも痛を抱えるマルキーニョスのほか岩政や本山、野沢は参加せず、ホテルで疲労の回復に専念した。
 28日の大分戦は、ACL敗退のショックを振り払う逆転勝利。表情も一様に明るく、青木は「ACLを負けた後だったし、逆転勝ちで力を見せつけることができてよかった。名古屋戦はしっかとコンディションを整えて絶対に勝ちたい」と抱負を述べた。
 鹿島は30日に名古屋市内で直前練習を行い、1日、8連勝を懸け名古屋市瑞穂陸上競技場で名古屋と対戦する。キックオフは午後7時。


【写真説明】
ランニングで調整する鹿島の選手ら=名古屋市内


マルキーニョスが右ふともも痛とはピンチである。
マルキーニョスの献身的なプレイがあってこそ今の順位がある。
とはいえ、我等には大迫も田代もおる。
特に練習でキレのある動きを見せておる田代には期待大である。
そろそろ今季初ゴールが飛び出すのではなかろうか。
鳥人・田代の得点力の復活を願うのである。

青木、勝利への思い

2009年06月30日 | Weblog
鹿島が酸素カプセル搬入で過密日程克服
 鹿島が酸素カプセルをアウェーの地に運び込み、過密日程の疲労を癒やす。29日は7月1日の名古屋戦に向け、大分から名古屋に移動。24日のACL決勝トーナメント1回戦FCソウル戦で延長120分を戦い、28日のアウェー大分戦、そして名古屋戦と敵地での試合が続く。この日の名古屋入りに合わせ、茨城県鹿嶋市から酸素カプセルを搬入。関係者が「アウェーに酸素カプセルを持ち込むのは初めて」と話していた。
 [2009年6月30日7時30分 紙面から]

青木「リベンジ」ACL組と連戦…鹿島
 ACLリベンジシリーズだ。鹿島は29日、7月1日のリーグ名古屋戦に備え、大分から空路、名古屋入り。同5日の川崎戦と合わせたACL勝ち残り組との連戦へ、MF青木は「自分たちはACLで負けてしまったが、残っているこの2つにはリーグ戦で勝ちたい」と断言。疲労回復のために遠征で初めて高濃度酸素カプセルを持ち込み、アウェー3連戦を乗り切る。
(2009年6月30日06時01分 スポーツ報知)

高濃度酸素カプセルを持ち込んでの疲労回復である。
通称ベッカムカプセルは、2002日韓W杯直前にイングランドのベッカム選手が足を骨折し、その骨折を一時も早く治すために高濃度・高気圧カプセルで治療した故事に由来する。
鹿島アントラーズも早くから導入し、負傷回復に役立てておる。
この過密日程を乗り切るにも力を発揮するであろう。
我等は文明の利器を利用して勝利を呼び込むのだ。
大坂城に浪人を集める豊臣方に江戸の徳川は手を打つのであった。

名古屋へ移動

2009年06月29日 | Weblog
鹿島が名古屋で調整、青木が勝利に執念
 リーグで首位を独走する鹿島は29日午前、7月1日のアウェー名古屋戦に備え、大分から名古屋に移動、夕方から名古屋市内で調整練習を行った。

 28日のアウェー大分戦で逆転勝ちし、中2日で臨むアウェー連戦だが、MF青木剛は「名古屋戦はナイターだし、試合の日の昼間まで休める。うちはACLで負けたけど、名古屋と川崎Fは勝ち進んでいるので、その2チームには(リーグで)勝ちたい」と話していた。

 [2009年6月29日20時12分]

アウェイ連戦中であるが、大分-名古屋は鹿島へ帰らず名古屋入りしておる。
中二日という過密日程であるが、それは名古屋も同じ事。
同じ条件であれば、力の強い方が勝つと思いたい。
苦手なアウェイであるが、ここは勝利を掴んでリーグ戦を有利にしたいところである。
無念を胸に真田昌幸は逝った。

大分戦報道

2009年06月29日 | Weblog
小笠原“みそぎ弾”で鹿島逆転勝ち/J1

後半16分、小笠原は同点のゴールを決める。右はGK西川
<J1:鹿島2-1大分>◇第15節◇28日◇九石ド
 MF小笠原満男(30)の「みそぎの一撃」で、首位鹿島が大分に逆転勝ちし、リーグ戦の連勝を7に伸ばした。小笠原は1点を追う後半16分に嫌な流れを断ち切る同点ゴールを決め、同27分には左CKでDF岩政大樹(27)の決勝ゴールを演出した。24日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦FCソウル戦で退場となって敗退の責任を1人で背負い、チームメートへの謝罪の気持ちをプレーで示した。

 胸に募る悔しさを振り払うかのような一撃だった。0-1で迎えた後半16分、MF野沢の浮き球のパスに反応した小笠原がペナルティーエリアに走り込むと、右足を一閃(いっせん)。「枠に飛ばせばいいと思った。ゴールはおまけみたいなものだけど、やはりうれしい」。豪快なボレーで同点。だが、そこには喜びもせず、逆転勝利だけを見すえる男の姿があった。

 その思いが同27分に結実した。左CK。蹴る前に腕を振り「相手GKが前に出てくるのでGKの前に1人立ってほしかった。ゴール前も(意図を)感じてくれた」と、冷静に指示を出した後に放たれたボールはゴール前でこぼれ、岩政の逆転ゴールを演出した。

 勝たなければならない理由があった。悲願のアジア制覇が消滅したFCソウル戦で試合途中に退場処分を食らった。「あの試合は忘れられない。負けただけではなく、自分の退場で迷惑をかけてしまった」。後半19分に退場してから控室に戻り、試合終了後まで着替えることすら忘れ、汗まみれのユニホーム姿のまま自責の念に打ちひしがれた。

 一時はチームメートへの謝罪をほのめかしたが「謝るのはやめた。ごめんと言うのは簡単だけど、プレーで貢献した方が口で言うよりいいと思った」。ACLから中3日の疲労、高温多湿、芝生がめくれやすいピッチと悪条件にチームが苦しむ状況下で、責任を背負う決意を固め、前へ前へ突き進む背番号40の背中は普段以上に大きく映った。

 リーグ戦はこれで7連勝、12戦負けなしと単独首位を突っ走る。「リーグで優勝して来年こそは(ACL制覇)というのはある。リーグはまだ続く。どんどん勝っていきたい」。ピッチの中心で日本代表クラスの動きを続け、勝利を叫ぶ闘将の姿がある限り、鹿島の独走は止まりそうもない。【菅家大輔】
 [2009年6月29日8時7分 紙面から]


鹿島岩政大分戦で5発目!/J1
<J1:鹿島2-1大分>◇第15節◇28日◇九石ド
 鹿島DF岩政大樹(27)が「大分キラー」ぶりを見せつけた。後半27分に小笠原のCKのこぼれ球を粘り強く押し込み、値千金の決勝ゴールを奪取した。この一発がリーグ戦通算22点目だが、大分戦で5得点と量産。それでも「(小笠原)満男さんのゴールがいろんな意味で大きかった」と、主将の一撃を称賛していた。

 [2009年6月29日8時11分 紙面から]


【大分-鹿島】勝ち越しのゴールを決めた鹿島岩政(撮影・藤尾明華)

鹿島、再発進7連勝!首位ガッチリ
2009.6.29 05:02

大分-鹿島 後半27分、逆転ゴールを決め、跳び上がって喜ぶ鹿島・岩政。左は野沢=九石ドーム
 J1第15節最終日(28日、大分1-2鹿島、九石ド)鹿島が7連勝。ACLは決勝トーナメント1回戦で敗れたが、中3日の試合で勝ちきり、オリベイラ監督は「選手が頑張ってくれた」と満足感そうだった。後半9分に先制点を許すと、目覚めたかのように同16分にMF小笠原が同点とし、DF岩政が勝ち越し弾。「先制されても慌てることはなかった」と小笠原は胸を張った。ACL敗戦のショックを振り払い、照準をリーグ3連覇へと向けた。


大分-鹿島 前半、大分・西山(左)と競り合う鹿島・小笠原=九石ドーム

小笠原みそぎ弾!ACL退場ショック一掃

<大分・鹿島>後半16分、同点ゴールを決める鹿島・小笠原満男
Photo By スポニチ

 MF小笠原満男(30)の汚名返上弾で、鹿島がリーグ戦7連勝を飾った。J1第15節の28日、アウェーで大分と対戦した首位・鹿島は、2―1で逆転勝利を収めた。ACLでは24日にFCソウルに負けて16強で敗退したが、その試合で退場になった小笠原が同点ゴールを決めるなどショックを一掃。来季のアジア制覇に向けて、新たな一歩を踏み出した。

 悔しさを右足に込めた。0―1の後半16分。ゴール前でキープした興梠が右サイドに送り、フリーになっていた野沢が逆サイドのスペースへ浮き球のパス。ペナルティーエリアの外から相手DFの裏に飛び込んできた小笠原がダイレクトボレーで合わせ、豪快な一撃をゴールネットに突き刺した。貴重な同点ゴール。だが、歓喜の輪の中心にいた主将は淡々とした表情だった。

 「ゴールは僕の仕事じゃないし、他にも仕事はある。おまけみたいなものだけど、やっぱりうれしいですね。ACLのことがあったんで、どんな形でも勝ちたかった」

 初制覇を目指して臨んだACLだったが、FCソウルにPK戦の末に敗れて16強で敗退した。2度の警告を受けて退場した小笠原は誰よりも責任を感じていた。普段は試合終了後すぐに着替えるが、ロッカールームで頭を抱えて汗で濡れたユニホームになかなか手を掛けることができなかった。「あの試合を、あの悔しさを忘れることはできない」。経験豊富な小笠原にとっても悔いの残った一戦だった。

 だからこそ汚名を返上したかった。FCソウル戦後はイレブンへの謝罪を約束していたが、「やっぱりやめました」と言葉にはしなかった。代わりにプレーで引っ張っていく。「口で言うより、少しずつ勝利で貢献したかった」。後半27分には左CKから岩政の勝ち越しゴールの起点にもなった。2得点に絡んでチームを逆転でリーグ7連勝に導き、頼れる主将であることを証明した。

 1試合少ない状態で2位・新潟との勝ち点差7をキープし、首位を独走している。「もう1回Jリーグで優勝して、アジアのタイトルを獲りたい」と小笠原が言えば、青木も「アジアに挑戦し続ける高いレベルを保ち続けたい」と気持ちを切り替えた。3連覇の先にある来年のACLへ。小笠原と鹿島が再スタートを切った。

[ 2009年06月29日 ]

岩政勝ち越し弾!次はACL勢連破だ

<大分・鹿島>後半27分、勝ち越し弾を決めた鹿島・岩政大樹(左)はジャンプしてガッツポーズ
Photo By スポニチ

 【鹿島2―1大分】鹿島DF岩政が決勝弾を決めた。後半27分に野沢のシュートのこぼれ球を拾って右足でゴール。「あそこにいるときは狙うように意識している」と笑顔を見せた。ACLの敗退で「(目標が)なかなか見えない日々」を送っているが、今後もリーグではACLで8強に残った名古屋、川崎Fとの対戦が続く。「2チームを叩くことが自分たちの力の証明になる」と連破でモヤモヤを振り払うつもりだ。
[ 2009年06月29日 ]

小笠原、汚名返上弾!来年こそACL制覇だ!…鹿島

後半16分、同点ゴールを決めた鹿島・小笠原
 ◆J1第15節 大分1―2鹿島(28日・九州石油ドーム) 首位の鹿島は最下位の大分と対戦。1点をリードされたが、24日のACL・FCソウル戦で退場処分を受け、敗戦の原因を作ったMF小笠原満男(30)が後半16分に同点弾を決めるなど2得点に絡む活躍で、逆転勝ち。7連勝で勝ち点を35に伸ばした。また、川崎は山形と対戦し後半42分に北朝鮮代表FW鄭大世(チョン・テセ、25)が決勝ゴールを奪い、1―0で勝利。4年ぶりの5連勝を飾った。

 MF小笠原は白いタオルを首からぶら下げ、ロッカーから出てきた。「あの試合の後で下を向いてはいられない。勝利に貢献していければいいと思っていた。プレーで謝ることができればいいなと」。2得点に絡む活躍で大分に逆転勝ちで7連勝で首位キープ。勝利の立役者はACLショックを振り払い、心地よい汗をぬぐった。

 1点を追う後半16分。右サイドMF野沢からのクロスに、約30メートルを駆け上がりファーサイドで「ゴールの枠に入ればいいだけだった」と右足アウトサイドボレーでゴール中央上に突き刺した。27分には、自らのCKを起点にDF岩政が決勝ゴール。蹴る前「GKが出てこないようにブロックしてくれ」という指示が的中しての決勝弾だった。

 ACLソウル戦(24日)で2―1とリードした後半19分、2枚目の警告で退場した。その後、数的不利となったチームは追いつかれ、PK戦で敗退。延長戦も含め、1時間以上ロッカールームで過ごした小笠原はショックと悔しさのあまり、ユニホームを脱ぐことができず、白いタオルを頭からかぶり涙を流した。「負けた責任を全部背負う。お前のせいじゃなく、オレのせい」とPKを失敗したDF内田らに声をかけたという。

(2009年6月29日06時00分 スポーツ報知)


後半16分、野沢からのボールを豪快に決め、同点ゴールを挙げた鹿島・小笠原(左は大分・高橋、右はGK・西川)

同点弾の小笠原主将か決勝弾の岩政か。
ACL敗退に絡めた報道中心である。
しかしながら、PK戦敗退は運であり、好調は維持されておると言えよう。
その中心は満男でも岩政でもなく野沢である。
今季の野沢は決定的な仕事をし続けておる。
昨季は病気再発と不調に涙を飲んだが、今季は中心選手として光り輝いておると言っても過言では無かろう。
とはいえ、好事魔多し。
野沢だけに頼ることなく戦っていきたいと思うのである。

大分戦コメント

2009年06月28日 | Weblog
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
ACL・ソウル戦から中3日だが、メンバーを変えることはまったく考えなかった。日数的に回復できると思っていたし、そういうことを徹底してやってきた。選手たちもそのことを意識してやってきてくれたと思う。当然ながら、今日の気温や湿度を予測するのは難しいし、消耗も激しかったが、相手よりも運動量は上回っていたと思う。特に終盤、相手を上回って、何度もカウンターでチャンスを作ることができていた。先制されたが、そのことで選手たちの気持ちや意欲が増したと思う。先制をされてもそういうふうに良い方向に気持ちが向いていけばいいと思う。

【J1:第15節 大分 vs 鹿島】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(09.06.28)
6月28日(日) 2009 J1リーグ戦 第15節
大分 1 - 2 鹿島 (16:05/九石ド/20,391人)
得点者:54' 清武弘嗣(大分)、61' 小笠原満男(鹿島)、72' 岩政大樹(鹿島)

●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:ACLでの疲労があったと思いますが、メンバーを代えなかったのはなぜですか?
「全く考えていなかった。回復できると考えていたし、選手の意識が高かったからだ。今日の気温、湿度を予想するのは難しかったが、相手より運動量は上回っていた」
Q:先制点を奪われて動揺はありましたか?
「自分はなかったし、チームにも影響はなかった。前半はチャンスが多くあり、後半もチャンスは我々の方が多かった。終盤は3点目のチャンスを何度もつくった。先制されたことで集中力が増した。それがチームの強さになればいいと思った」

以上

【J1:第15節 大分 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(09.06.28)
●内田篤人選手(鹿島):
Q:点を取られてから運動量もあがった?
「そうですね。1点取れれてアタフタするようなチームじゃない。やることがはっきりした。攻撃もバリエーションが増えて、イバさん(新井場選手)が入ってサイドも使えるようになった」
●小笠原満男選手(鹿島):
「そんなに慌てることもなかった。すぐ追いつけたので、落ち着いて試合を進められた。(前半は)そんなにちぐはぐというわけじゃなかったが、スペースを見つけてゴールに進むことができなかった」
Q:それは鹿島が悪かった?大分がよかった?
「両方ですね。相手が引いてたというのもあった。スペースに、前に、飛び出していかないと。足下だけじゃダメ」
Q:シュートはイメージ通り?
「ちょっと危なかったですけど(笑)」
Q:選手のみんなに謝りたいと言っていたが?
「少しずつ勝利に貢献していければいいと思う。口で言うよりプレーで見せたい。また優勝して来年のACLでアジアのタイトルというのがある。あの試合は忘れないようにしたい。ゴメンというのは簡単ですけど、得点以外にも仕事はあるので、少しずつ返して来年は絶対に優勝したい」
●岩政大樹選手(鹿島):
「前半から悪いようには思ってなかった。相手がスローペースだったのに合わせてしまった。後半開始は良かった。逆に良すぎてカウンターが多くなった。試合はナーバスにならずにできていた。ただ、水曜のACLでのこともあるし、負けるとどうしてもバタバタしてしまう。特に先に点を取られて、こういう流れになると苦しい。(小笠原)満男さんの同点ゴールが大きかった。ここからはACLに残っている2チーム(7/1 vs名古屋、7/5 vs川崎F)。Jリーグを取っただけでは、なにか払拭できないものがある。それをどこに定めるのか、見つけられずにいるのですが、取り敢えずはACLに残っている2チームを叩くこと。この2チームに勝ちたいという気持ちでやりたいと思います」
●野沢拓也選手(鹿島):
Q:点を取られてからエンジンがかかったようでした。それまではどうでしたか?
「まあ、いろいろ問題はあるかもしれないけど、ぜんぜん点を取られても慌てることなく、試合を進められたんじゃないかな。最初は相手も引いてたので、うちが攻めていた。(小笠原)満男くんが裏に飛び出してくれたんで、合わせるだけでした」
Q:2点目はシュート性?
「ミス、ミス。練習します。でも、よかったです」
Q:この勝利は大きい?
「連戦ですけど、しっかり勝って、首位をキープするだけなんで、うちらは」
Q:練習で、悔しい思いを忘れないと言っていましたが?
「今日勝ったことで、みんな切り替えているという感じがしました」


[ J1:第15節 大分 vs 鹿島 ]

72分、逆転ゴールを挙げた岩政大樹(鹿島)。野沢拓也のシュートを触りコースを変えると、そのこぼれが再び足元に。鹿島が王者の意地を見せる。

[ J1:第15節 大分 vs 鹿島 ]

先制点を守り切れず逆転で痛恨のリーグ戦12連敗を喫した大分。試合終了後、ピッチに倒れこんだ上本大海に西川周作(右・ともに大分)と野沢拓也(左・鹿島)が手を貸し、立ち上がらせる。


岩政のコメントが代弁してくれておる。
我等は一つ一つ勝利を重ねるのである。

気持ちを切り替えた興梠

2009年06月28日 | Weblog
興梠3連発だ「切り替えできている」…鹿島
 鹿島の日本代表FW興梠が大分戦(28日・九石ド)で自己記録となる公式戦3試合連続得点を狙う。リーグ磐田戦(20日)、ACLのFCソウル戦(24日)と2試合連発中。ACLは敗退したが、「気持ちの切り替えはできている。勝ち続けたいし、ゴールを決めたい」と意欲。体調不良などで26日の練習を欠席したDF伊野波、パクも練習復帰し、リーグ7連勝を目指す。
(2009年6月28日06時01分 スポーツ報知)

ゴールに期待の掛かる興梠である。
無念の途中交代から三日、メンタルは充実しておるであろう。
そして、イノパンとチュホも練習に復帰し、問題は無さそうである。
我等は戦い続けねばならぬ。
一つ一つ勝利を重ねるのだ。
真田親子の助命嘆願をした本多忠勝は逝った。
これで信之も後ろ盾を失ったのである。

バリ、篤人に興味

2009年06月27日 | Weblog
セリエA復帰バリが鹿島DF内田に興味
 来季からセリエAに復帰するバリが鹿島のDF内田篤人(21)に関心を示していると、イタリアのスポーツ専門インターネットサイトが伝えた。すでに代表戦と鹿島での試合を視察したという。同サイトは移籍金300万ユーロ(約4億500万円)程度としているが、鹿島側は「具体的オファーはない」と話している。(猪野真美子通信員)
 [2009年6月27日9時26分 紙面から]


イタリア・セリエAに昇格するバリが篤人に興味を示しておるとの噂。
篤人ほどの選手で会えば方々から身分照会など有って然りである。
それを見越しての長期契約である。
とはいえ、130億円ほど積まれてしまっては断りようがない。
もし、そのようなクラブが現れたのであれば、逆に喜ぶことになろう。
とりあえず現時点ではオファーはないとのことであるので、気を揉む必要は無い。
しかしながら、いつ何時、魔の手が及ぶやも知れぬ。
それまでは、鹿島の篤人として右サイドに君臨していて欲しい。

DFラインピンチ

2009年06月27日 | Weblog
鹿島DF陣非常事態!伊野波&朴が出場ピンチ
 鹿島のDF陣が非常事態に陥った。PK戦の末に敗退(2―2、PK4―5)したACL決勝トーナメント1回戦のFCソウル戦(24日)で120分間フル出場した伊野波と朴柱昊が、体調不良と左太腿痛で26日の練習を欠席。28日のアウェー大分戦を欠場する可能性が出てきた。代役には新井場と大岩が控えているが、DFのバックアップが手薄な状況。ACL敗退のショックを振り払うべく臨む大分戦で、新たな不安が噴出した。
[ 2009年06月27日 ]

これはピンチである。
代役は新井場と大岩との報。
しかしながら、宮崎と後藤にもチャンスがあるやも知れぬ。
二人ともサテライトでは良いパフォーマンスを見せておる。
後藤の強さはFC西東京の平山を抑えきったことでも証明されておる。
そして、宮崎である。
左サイドを切り裂くこの新人は運動量豊富で、サイドに留まらず内への絞りを得意としておる。
かなり得点に絡むと思われる。
早くトップで観てみたい逸材である。

興梠、気持ち高揚

2009年06月26日 | Weblog
鹿島興梠リーグ3連覇へ気持ち切り替え
 鹿島は26日、茨城県鹿嶋市内のクラブハウスでアウェーの大分戦(28日、九石ド)に備えて調整練習を行った。24日のアジアCL決勝トーナメント1回戦でFCソウルに敗れ、今季の目標だったアジア制覇が消滅。大分戦はリーグ3連覇へ向けた「再スタート」と位置づけられるだけに、FW興梠慎三は「大分戦? 気持ち的には(FCソウルに負けて)むしろ高ぶっている。リーグ3連覇するしかないでしょう」と気持ちを切り替え前を向いていた。
 [2009年6月26日20時2分]

気分が高揚しておる興梠慎三である。
小笠原満男の退場は痛かったが、最も割を食ったのは交代を告げられた興梠であろう。
もっと長くピッチにおれば、追加点の可能性も高かっただけに不完全燃焼であったと思われる。
その思いを大分戦にぶつけようと、気分は最高潮である。
大分戦での活躍は約束されたようなもの。
九州出身の血でアウェイをホーム変えよ。
我等の気持ちも高揚しておる。
信幸は昌幸・幸村との決別の意を示す為、信之と改名した。

笑顔の行方

2009年06月26日 | Weblog
2009年 6月 26日(金)

日曜の大分戦に向けてミーティング後、グラウンドでサッカーテニスや14vs14などレクリエーション的要素を含んだトレーニングを行いました。練習中には笑顔も見られ、敗戦のショックから上手く気持ちを切り替えられているようです。

ACL敗退の落ち込みからは持ち直した様子である。
気持ちを切り替え三連覇へ照準を合わせておる。
篤人とマルキーニョスの笑顔が眩しい。
明日からの遠征は大分-名古屋と鹿島へは帰ってこず戦う。
辛いアウェイの連戦である。
この二つと続く川崎戦を勝利出来れば、首位という順位を盤石に出来る。
その為にはメンタルが最も重要となろう。
優勝したいという気持ちをどれだけ高められるかに掛かっておる。
勝利こそが鹿島に与えられた約定である。
勝って還ってきて欲しい。
本家・真田昌幸と幸村は敗者・西軍に付いた為、切腹が既定路線であったが、分家・真田信幸と本多忠勝の徳川家康への懇願によって命だけは助かったのである。

FCソウル戦報道

2009年06月25日 | Weblog
鹿島PK敗退10人力尽きた/アジアCL

PK戦サドンデスでPKを外し肩を落とす内田(右)(撮影・鹿野芳博)
<アジアCL:FCソウル(韓国)2-2(PK5-4)鹿島>◇決勝トーナメント1回戦◇24日◇カシマ
 鹿島はPK戦の末にFCソウル(韓国)に敗れた。
 アジア制覇の夢が、もろくも崩れ去った。PK戦7番手のDF内田篤人(21)の放ったシュートがゴール上を超え、直後の朴容昊がシュートを決めた瞬間、鹿島の敗北が決まった。「ゴロを蹴ろうとしたらGKが動いているのが見えたので上に蹴ることにした」。内田はまさかのPK失敗にうなだれた。

 序盤から歯車がかみ合わなかった。堅守の守備陣がもたつけば、得意のパス回しもミスを連発。前半5分に興梠が先制したが、同22分には内田とDF岩政の連係ミスのこぼれ球を拾われ、同点ゴールを奪われた。内田は「おれが声を出していればよかったんだけど…」と反省した。

 韓国勢との激しい接触プレーを想定していただけに、軽い接触でも反則を取るウィリアムズ主審の判定に戸惑った。序盤からMF奇誠庸の高精度のセットプレーで危機にさらされ、後半33分の同点弾もゴール前の反則で取られたFKを機に直接決められたもの。DF伊野波は「審判のクセが見えたら、個々が頭を使ってそれに合ったプレーをしないと。ムリにいかず体を寄せるとか…。勉強になった」と悔しそうにつぶやいた。

 後半19分にこの日2枚目の警告を受け退場処分となったMF小笠原は「相手を止めにいくつもりだった。でも、試合を壊してしまった。全部自分の責任」とうつむいた。昨季に続き決勝トーナメント初戦で敗れた。判定、一発勝負の怖さ…、再び「アジアの魔物」に食われてしまった。「今年リーグを勝って、来年(ACLを)頑張りたい」と小笠原。三度目の正直でアジア制覇を果たすため、リーグ3連覇に照準を据える。【菅家大輔】
 [2009年6月25日9時4分 紙面から]


ホームで悪夢…鹿島、PK戦で敗退/ACL
2009.6.25 05:02

鹿島はPK戦の末、7人目の内田が外して勝利を逃した(撮影・財満朝則)
 アジアCL決勝T1回戦(24日、鹿島2-2FCソウル、PK4-5、カシマ)ホームにFCソウル(韓国)を迎えたJ王者の鹿島は2-2からの延長戦でも決着せず、PK戦の末に4-5で屈した。後半19分に元日本代表MF小笠原満男(30)が退場処分となると追いつかれ、その後は得点できなかった。

 アジア王者の夢はかなわなかった。勝負はサドンデスのPK戦にまで突入し、鹿島の7人目はDF内田。「ゴロで行こうとしたけど、キーパーが動くのが見えた」とコースを変えた弾道は、無情にも大きくゴール上へ。ホームに駆けつけた8069人のスタンドが静まり返った。

 FW興梠の先制ゴールで幕を開けた。前半5分、内田のロングボールを相手DFがクリアミス。この機を逃さずに蹴りこんだ。同点に追いつかれた後半5分には、左CKをMF青木が頭で押し込み勝ち越した。

 しかし、ここから悪夢が始まった。昨年9月に左ひざ前十字靱帯(じんたい)を断裂し、今季開幕から復活したMF小笠原が、後半19分にこの日2枚目のイエロー。「いいゲームをしていたのに、試合を壊してしまった。全部自分の責任」。まさかの退場処分に、主将は自分を責めた。

 ただ、10人になっても粘りは見せた。再び追いつかれたものの、「延長戦終了までは負けていなかった。ウチの方がチャンスがあった」と青木。延長後半終了間際には、MF中田のシュートがバーを叩いた。

 昨年も決勝トーナメント1回戦で涙をのみ、悔しさを糧に成長したはずだった。Jでは首位を快走する。「10人でも慌てることがなかったのはよかった」とDF岩政は収穫を見いだし、「アジアは来年も獲れるけど、3連覇は今年しかできない。そう切り返すしかない」と前を向いた。ACL終戦を迎えた鹿島が、史上初のJ3連覇へと再起を懸ける。(丸山汎)



PK戦を制して駆け出すFCソウルの選手(手前)と対照的に、鹿島イレブンは悔しさをかみ締めた

PK戦で敗退…退場・小笠原「自分の責任」

<鹿島・FCソウル>PK戦で敗れた鹿島イレブンは、喜びを爆発させるFCソウルイレブンの横でぼう然と立ち尽くす
Photo By スポニチ

 【ACL 鹿島2―2(PK4―5)FCソウル】敗退が決まった瞬間、鹿島DF内田はガックリと肩を落とした。サドンデスに突入したPK戦。志願して6人目で蹴りながら大きく枠を外して失敗した。

 「ゴロにしようと思ったけど、GKが動いたのが見えたので上を狙った。PKを蹴るのは嫌だったんだけど、蹴ったら蹴ったで外したことがなかった。自分のミスで失点したから自分で決めようと思った」。試合後も表情は沈んだままだった。

 前半5分に興梠のゴールで先制したが、同22分には岩政と内田が連係を欠いてクリアミス。あっさりと同点に追いつかれた。「オレが声を出せばよかったんだけど」と内田は悔やんだ。2度も先行し、優位に試合を進めながら、落ち着いた試合運びができなかった。

 小笠原の退場も痛かった。「当たったらすぐにファウルをとるレフェリー」(伊野波)だったが、その特徴をつかめず不用意に2枚目のイエローカードを受けた。「つぶしにいくつもりだったんだけど、迷惑をかけた。試合を壊して負けた。全部自分の責任。みんなでいいゲームをしていたのに、謝らないととけない」。主将はすべての責任を背負い込んだ。

 初制覇を目指して臨んだ6度目のアジアの舞台だったが、またしても壁をぶち破ることはできなかった。公式戦の不敗記録も16でストップ。「ACLに懸ける気持ちが強かったので悔しい。何が何でも(Jリーグ)3連覇してまたACLで戦いたい」と青木。4冠の夢は早くも消えたが、来年のACLに向けて立ち止まっている時間はない。

[ 2009年06月25日 ]

小笠原退場!10人で耐えるもPK戦に散る…鹿島

後半19分、2枚目のイエローカードで退場となった鹿島・小笠原
 ◆ACL決勝トーナメント1回戦 鹿島2―2(PK4―5)FCソウル(24日・鹿島) 鹿島は延長戦でも決着がつかず、PK戦の末に4―5で敗退した。

 アジアの頂は遠かった。7本目までもつれたPK戦で敗退。DF内田は試合後の整列には並ばず、足早にロッカーへと引き揚げた。途中交代のFW興梠はベンチ前で天を仰いだ。6度目のアジア挑戦が道半ばで終わった。120分間ずっと声援が響き渡っていたカシマスタジアムはうそのように静まり返った。

 前半5分、FW興梠がGKとの1対1から右足シュートで先制。1―1で迎えた後半5分には左CKからMF青木がヘディングで勝ち越した。だが、同19分、チームの大黒柱MF小笠原が2枚目の警告でピッチを退き、流れが変わり、同33分に直接FKを叩き込まれた。10人になっても決定機を作るなど勝利への執念を見せたが、PK戦で3人が外して敗れた。


PK戦で敗れ、ぶ然とする鹿島イレブン

 「全部自分の責任です。試合を壊してしまった。せっかくみんな良い試合をしていただけに、本当に申し訳ない。(2枚目のカードを受けたプレーは)つぶしに行くつもりじゃなかった。自分がすべて悪い」。ロッカールームで勝利を祈っていた小笠原は鼻をすすりながら反省の弁に終始した。

 「ゴロを蹴ろうと思ったけど、相手のGKが反応したので上を狙った」と内田。伊野波は「昨年と2度(ACL制覇を)失敗した。来年はこれを糧にしていかないといけない。ただ、今は反省することはできない」。今年もアジアの壁が高くそびえ立った。

(2009年6月25日06時01分 スポーツ報知)

篤人のPK失敗か小笠原主将の退場か。
敗戦の要因を追求しても仕方のないところ。
前を向いて今季のリーグを穫りたい。
そして来年こそアジアの地に鹿島の旗を立てるのだ。
この悔しさは糧である。

FCソウル戦コメント

2009年06月25日 | Weblog
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
(120分戦って疲労がある後での)PK戦となったが、選手たちには気持ちの面で負けるなと伝えていた。昨年に続いての敗退となってしまったが、10人になってからもチャンスは作れていたし、勝てる試合だったと思う。1人退場してから残りの時間を10人で戦わなければいけなかったが、今日の相手は決して弱い相手ではなかったし、試合は相手あってのこと。我々は最善の努力を尽くしたと思っている。
(今回の敗戦でチームに落胆はあると思うが今後はどう戦っていくのか?)
すぐに(リーグ戦)大分戦がある。試合後のロッカールームでは経験豊富な選手たちが他の選手へ言葉を掛けていたし、選手たちも次の試合にむけて気持ちを切り替えている。今回の敗戦から学ぶこともあるので、彼らがさらに大きく、逞しくなってくれることを願っている。我々は常に全部のタイトルを狙って戦っているが、必ずしも勝負ごとの世界、サッカーでは時折目標が達成できないことはある。我々は次の目標にむけて、しっかりとリーグ戦に集中して3連覇にむけて戦っていきたい。


【AFCチャンピオンズリーグ 鹿島 vs ソウル】オズワルド オリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(09.06.24)
6月24日(水) AFCチャンピオンズリーグ
鹿島 2 - 2(PK 4 - 5)ソウル (19:00/カシマ/8,069人)
得点者:5' 興梠 慎三(鹿島)、22' イ スンヨル(ソウル)、50' 青木 剛(鹿島)、78' キ ソンヨン(ソウル)

●オズワルド オリヴェイラ監督(鹿島):
Q:PK戦の前に、円陣を組んだときに監督が非常に長い間、いろんなことをおっしゃっているのが見えました、なにを選手たちに伝えたのですか?
「ここまでくれば、やはり精神的な部分になってきますし、当然ながらあれだけの試合をすれば疲労で気持ちが薄れてしまう選手もいるでしょう。全員の気持ちが統一されるような意図があったので、そうした言葉をかけました。こういう持久戦になったときはそういうことを心がけています」
Q:去年に引き続いて決勝トーナメント1回戦で敗れてしまいました。この壁を破れないことについて、なにか原因があるのか、なにか思い当たる部分があれば教えて下さい。
「いますぐ、答えを出すことは難しいかと思います。ただし、10人になった中でもチャンス多くつくったのは我々でしたし、勝ってもおかしくない内容だったとも思います。残念ながら約55分間、1人少ない状況のなかでやらなくてはいけなかったし、あとは今日の相手というのは弱い相手ではない。高いレベルを持った、あるいは高い能力を持ったチームだと思います。相手あってのことでもあるし、チームとしては最善の努力をしたのではないかと思います」
Q:1人少なくなっても相手を内容で上回っていたと思います。私たちもそういう期待を持って見ていたのですが結局PK戦で負けてしまいました。非常に落胆する状況で、この落胆というのはリーグ戦が続く中でこれからどういう影響がありますか?
「日曜日にすぐ大分戦もありますし、そこでチームが良い形でまた力を表現してくれるだろうと思います。すでにロッカーに帰ってきた時点で、経験豊富な選手がいろいろ声をかけておりますし、いろんな作業を始めております。こうした敗戦から学ぶこともありますし、選手たちも大きくたくましくなるのではないかと期待しています。年間4つ、あるいは5つの大会があって、それをどのチームも取りに行くという基本的なコンセプトの上で戦っていくわけです。ただし、それが必ずしもかなえられるわけではなく、時折目指している目標が達成できないこともサッカーにおいては、あるいは勝負事においてはありうることです。敗戦から学ぶべきことは出てくると思うし、選手としても個の部分で学ぶべきことがなにかあるのではないかと思います。一人ひとりが感じることはそれぞれの感性なので。そこでまたリーグ戦に集中できますし、全身全霊3連覇に向けて戦っていきたいと思います」
Q:FCソウルの良さをどこに感じましたか?
「厳しいタフな相手だと予想していました。今日の良さに関しては、我々の長所を消そうとして、忍耐強く我慢することをしていたと思います。あとは、決定的な仕事をする時間帯、あるいは状況、タイミングでそれを確実に実行することが、彼らがやったことではないかと思います。フリーキックの場面もそうでしたし、PK戦も決めるところで確実なプレーをする、それはGKを含めてそうだったのではないかと思います。この大会において、もっと先に進んでいくのではないかと思っております」
Q:10人になってゲームプランが狂ったと思いますが、そこからの試合の進め方はどのように思い描いたのでしょうか?また、フリーキックを決められたとき壁に3人しか立っていなかったのですが、あれはあの人数で良かったと思いますでしょうか?
「10人になるということはリーグ戦でも経験しておりますし、そこでは相手との距離、特にチーム全体をコンパクトに保ってカウンターを仕掛けるしかないので、そういった場面も今日に関しては危険な状況をつくり出したと思いますし、いけると思っておりました。
うちのGKはずっとそういったFKの対応の練習もしておりますし、おそらくどのGKでも、あるいは壁の数を増やしても、あのコース、あの精度では止められなかったのではないかと思います。これはキッカーを讃えるべきだと思っております。おそらく10人の壁を置いたとしても、邪魔になったかもしれないと皆さんは思うかもしれませんが、完璧なコースを狙ったんではないかと見ております。Kリーグでもあの位置ではああいう蹴り方をしてくるというのは見ておりました。壁の上を越えてではなく、外をまいて打ったわけであって、そこはキッカーを誉めるべきだと思います」

以上

【AFCチャンピオンズリーグ 鹿島 vs ソウル】試合終了後の各選手コメント(09.06.24)
●興梠慎三選手(鹿島):
「早く点を取りすぎたかな。もっと早く(追加)点を取れたら良かったと思う。それが最近の課題ですね」
●青木剛選手(鹿島):
「今年はJリーグと共にACLにかける思いが強かった。悔しいですけどソウルという強い相手に良いサッカーができた。PKは仕方がないと思う。もうここからは、なにがなんでもJリーグを三連覇したい。去年よりベスト16を突破するところに近づいたと思うのでまたACLの部隊に戻ってきたいと思います。(一人少なくなってからは?)一人少なくなっても、しっかり4枚・4枚でラインをつくって相手にチャンスをつくらせなかった。10人になってもしっかり守れてた。キャンプの成果が出たのだと思う。耐えてた部分もあった。延長も2-2で終わらせられたのでPKは仕方ないと思います。(すぐにリーグ戦だが?)去年の話になりますけど、確か清水戦でしたけど、帰ってきてこのままじゃマズイということでみんなが強い気持ちで勝っていった。今度は大分ですけど、(この試合も)90分じゃ負けてないし、うちは10人でした。ただ、いまはJリーグの話をするのはきつい。ACLのベスト16の壁を破りたかったんで悔しいです」
●岩政大樹選手(鹿島):
「ボールの回りがよくなかった。もっと流動的にパスを回せれば相手を崩せたと思う。一発勝負ということでみんなが慎重になりすぎた面があった。今日に限らずACLではパスがJリーグのようにスムーズにつながらないことが多い。メンタル的な部分が大きいとは思う。特に前半がよくなかったが、ハーフタイムをはさんで気持ちを入れ替えて後半に臨めた。10人になってもリードしていたし全員が集中していたので、それほど問題とは思わなかった。実際、それ以降もこっちのほうがチャンスは多くつくれていた。アジアはまた来年も挑戦できるが、Jリーグの3連覇は今年だけなので、そう思って次の試合に気持ちを切り替えたい。Jリーグに集中しやすくなったので、このまま突っ走っていきたい」
●中田浩二選手(鹿島):
「オレのせいだね。PKで流れをつくりたかったんだけど…。(延長後半に惜しいシュートがありました)あれを決めてればPKまでいかなかったわけだし。(監督からはどういった指示が?)10人だし、青木としっかりバランスを取れということだった。10人だけど内容は良いゲームができた。チャンスで決められれば違う展開になったと思う。(切り替えるのは難しいと思いますが、それしかないですね)残念だし、狙っていたタイトルだったから。切り替えなきゃいけない。リーグ戦、ナビスコ杯、天皇杯、狙える奴をいけるように、切り替えてやるしかない」
●内田篤人選手(鹿島):
「(PKは)ゴロにしようと思ったけど、GKが見えたんで上に打とうと思った。延長を含めて決めるチャンスはあった。失点はオレが声を出せば良かったなぁ。岩政さんとは最近良い守備ができていたし。PK蹴るのは嫌なんだけど、外したことはなかった。自分でミスをしたので決めようと思ってた」
●伊野波雅彦選手(鹿島):
「決めるところで決めないとこういう結果になる。失点の場面はしっかりとコミュニケーションをとれば防げたと思う。今日のレフェリーは笛が多かったので、自分としてはあまり足を出さないでボールを奪うようにした。チームとして、レフェリーの特徴を把握したプレーが必要だったと思う。今日も勝てるチャンスはあった。チャンスがあれば点を取ろうと思っていたのに、去年のように負けてしまった。これを糧にしてやっていかないと、また同じことに繰り返しになってしまう。次に気持ちを切り替えてやっていくしかない」
●小笠原満男選手(鹿島):
「(2枚目のイエローカードについて)潰しにいくつもりではなかった。迷惑をかけて試合を潰してしまった。(Q:相手は球際の当たりが強かったのか?)こっちも負けてなかったと思う。自分がすべてを壊してしまった。みんなで良いゲームをしていたので謝らないといけないと思う。そして、また来年も出場して、頑張りたい」


[ AFCチャンピオンズリーグ 鹿島 vs ソウル ]

同点に追いつかれた鹿島は、小笠原のコーナーキックから青木剛(写真中央)が頭で合わせ追加点を奪い再びリードを奪う。

[ AFCチャンピオンズリーグ 鹿島 vs ソウル ]

試合は延長でも決まらずPK戦へ。PK戦前に円陣を組み、オリヴェイラ監督が選手達に熱く語りかける。

[ AFCチャンピオンズリーグ 鹿島 vs ソウル ]

DFのクリアミスを見逃さず興梠慎三が冷静に流し込む。鹿島が先制!

[ AFCチャンピオンズリーグ 鹿島 vs ソウル ]

PK戦、先行の鹿島は7人目の内田篤人が外し、相手のパクヨンホが決め決着がついた。試合後、立ち尽くす選手達。

[ AFCチャンピオンズリーグ 鹿島 vs ソウル ]

PKを2本止め最後までソウルの前に立ちはだかった曽ヶ端準(写真手前)。


非常に悔しいが、気持ちの切り替えが肝要。