鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

広島戦コメント

2007年09月30日 | Weblog

鹿島アントラーズ   :監督   <試合終了>
失点しなかったことは良いことだが、他にもっといい内容の試合があった…。ただ、ウェズレイと佐藤という素晴らしいFWを抑えたことは評価できる。今、この時期に必要なのが勝つことであるのは間違いない。結果が必要だ。そういう意味で、守備の意識が高くなったことは評価したい。

【J1:第27節】広島 vs 鹿島:オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
9月30日(日) 2007 J1リーグ戦 第27節
広島 0 - 1 鹿島 (14:04/広島ビ/13,492人)
得点者:'65 マルキーニョス(鹿島)

●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:8試合ぶりの無失点だったが。
「失点しないことは、いいことかもしれないが、今日よりもいい内容の試合はあった。ただ、ウェズレイ・佐藤寿人の怖い2トップを抑えたことは、評価したい。この時期に必要なのは勝利。それを必死で、選手たちは求めないといけない。その想いが、自然と守りの意識を高めたのではないか。練習でやってきた約束事、役割は、しっかりと対応できている」
Q:過去の対戦と今日と、広島は違う印象か?
「チームとして攻撃的であることは、変わりはない。そのスタイルが熟成を増している感じもする。彼らは、両ウイングバック、2トップ、そしてトップ下やボランチまで絡んで、攻撃を仕掛けてくる。だから今日は、特にアウトサイドをしっかりと抑え、スペースを与えないことを腐心した」
Q:交代の意図は?
「中後の起用は、守備を徹底させることだ。広島の2トップは、スピードもうまさも持っている。だから、彼らを離すことなくしっかりとマークすることが必要。青木に佐藤を、岩政にウェズレイをマークさせ、中後を余らせるような形にした。また、2列目からの飛び出しにも対応させた。さらに、広島の2トップは自分たちの守りの時も前に張っていることが多い。そのため、中盤の底のゾーンが空きがちになるので、そこに中後が顔を出すことでパスを散らせばいい、と思った。
 増田については、彼の武器である攻守にわたる運動量を発揮してほしかった。中盤の守備がルーズになっていたので、そこを立て直すのと同時に、カウンターの中でスピードやアイディアを生かしてほしい、と思った。
 マルキーニョスは、今週の練習でケガの治療もしていたし、90分持たないと思っていた。もう少し引っ張ろうと思ったが、予定よりも早くなった」

Q:優勝争いについては?
「今日の勝利で、上位との差が開かなかったことは、評価したい。可能性のある限り、モチベーションを維持していく。次の試合も、今日の勝利を無駄にしないように、集中したい。その取り組みの中で、チームはいい形になっていく。あとは、上位2チームがこけることを願うだけだ
以上

【J1:第27節】広島 vs 鹿島:試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●青木剛選手(鹿島):
「基本的には、相手をフリーにさせないことを徹底していた。ウェズレイは(岩政)大樹さんが見るなど、基本的に最初のマークは決めていた。
 今日は相手をゼロに抑えられたことだし、自分としても佐藤寿人やウェズレイには仕事をさせなかったと思う。川崎F戦で初めてああいうやり方をして、その相手がジュニーニョだった。一番最初にジュニーニョを経験していたから、ある程度やり方もわかっていた。相手のFWに結果を出させたくなかったので、そういう面ではよかったと思う。
 今日は全員が守備の意識が高くて、相手のチャンスもほとんどなかった。ウチが悪いボールの取られ方をした時くらい。守備から入った時は、ほとんど乱れていなかった。狙い通りだったと思う。前半から何回もいい形を作れていたし、そこで点をとれればよかったけど、後半もみんな集中して1点を守りきれた。
 鹿島の基本は4バックだけど、サイドバックもある程度は相手のプレッシャーにつくために高いポジションをとるので、結果的には自分も2トップの一角につくことが多い。そういう時は、3バックに見える時間帯がある。基本のマークが決まっているので、それを忠実にすると、見た目は3バックのような形になる。中後が入った時は、守備では彼を余らせて、攻撃に入った時には彼が顔を出すという感じ。やり方ははっきりしていたので、不安はなかった」

●岩政大樹選手(鹿島):
「チーム全体として、アウェイの戦い方をした。あまり無理をしてバランスを崩さないように。最近の失点のほとんどは、バランスを崩して攻めた時にカウンターを食らってのものだったので。
 人にしっかりつくことと、少しFWを下げてバランスを崩さないようにしようというテーマで、1週間チームとして話をしてやってきた。とにかく、失点しないことから入ろうということだった。G大阪、名古屋戦と大量失点していたので、そういうところを変えてやった。うまくはまった、というところまではわからない。でも、相手もあまりよくなかったと思う。
 広島が、うちの中盤の良さを消そうという感じできていた。佐藤寿人もかなり下がった位置からスタートしていた。ああなると、彼が裏に抜けるシーンも少なくなる。向こうが少し怖がっていた部分があって、うちの守備の負担があまりかからなかった。なので、うちの守備がベストだったとは、思っていない。
 昨日、上位陣がほとんど負けていたので、少し嫌な傾向だった。ただ監督も
『ここ2試合続けて、いい試合ができていない』ということで、1週間ずっと怒りっぱなしだった。選手もしっかりやらなければいけない試合だった。
 あとは勝点21をとること。その後の結果は、神様に聞いてください(笑)」

Q:ウェズレイと佐藤寿人を抑える上で気をつけたことは。
 「僕がウェズレイについていたけど、彼はシュートレンジが広いし、前をあければ一発で試合を決めることができる。その辺の集中を切らさずに、ずっとついていった。
 あとは、球際でかなり厳しくいくとウェズレイは嫌がるので、彼には何をやられようともやり続けることを徹底する。それが、僕の今日の仕事だった。そして、それを彼に対しては集中してやり続けた。結果的にゼロなので、今日は『よし』としようと思う。サッカーというのは、うちのチームがよければ必ず勝つというものではない。ただ、今日はほとんどのシーンではうまく対応できていた。崩されるシーンが少なければ、そんなに失点することも少なくなる」

途中出場のチューヤンはリベロとしてのタスクを託されていた模様。
その指示を全うするかの如くウェズレイのシュートを間一髪ゴールから掻き出すスーパープレイをし、野沢に素晴らしいパスを通す大奮闘であった。
チューヤンの容姿は誰に似ておるのであろうか。
影虎なのか伝兵衛なのか。
それで影虎にはおなごが寄りつかねえだか。
本編の方は何が起こったのか全く分からぬままに越後勢が兵を退いたのみ。
と思ったら川中島で対陣。
が、さっさと退陣。


広島戦プレビュー

2007年09月29日 | Weblog

【J1:第27節 広島 vs 鹿島 プレビュー】徹底的に話をすることで立て直しを図る広島と優勝のため絶対に負けられない鹿島、双方の想いがぶつかりあう [ J's GOAL ]
9月30日(日)J1 第27節 広島 vs 鹿島(14:00KICK OFF/広島ビ)
コミュニケーション、コミュニケーション。今週の広島の練習は、この言葉があらゆる場所で飛び交い、さらに実践された。月曜日には、戸田和幸キャプテンが森崎浩司・青山敏弘・柏木陽介・桑田慎一朗・高柳一誠ら中盤の選手を集めて話し合い、休み明けの水曜日はレギュラーメンバーに高柳一誠・李漢宰・盛田剛平らを加えた選手たちで忌憚のない意見交換を行った。
選手たちだけではない。ペトロヴィッチ監督も動く。練習前と後、そして練習中と、少しの時間を見つけては選手たちに話しかけ、意見を聞き、指導を重ねた。そして木曜日には全体ミーティングを行い、こう言っている。「例えば(柏木)陽介がフリーで飛び出した時、ボールを持っていたウェズレイがたまたまパスを出さなかったとする。その時、陽介がウェズレイに『どうしてパスを出してくれないんだ』と言う。これは、サッカーにおいては当たり前のコミュニケーションだろう?要求は、どんどんやるべきだ。でもそれを、本人に直接言うことなく、違う場所で愚痴のように言い合うことは、コミュニケーションではない。言うのなら、本人の前でやるべきだ。選手同士で、面と向かって話をすることは、批判でも非難でもない。互いに理解しあって、プレーするためのものだ。我々は、チームという一つの共同体で、サッカーという職業についているのだから、互いにもっとコミュニケーションを深めようじゃないか」
その言葉が少しずつ浸透し始めたのか、元々はおとなしく声も出ない雰囲気だった広島のムードが変わり始めた。互いに「こうやってほしい」という言葉を練習中に言い合い、時には年齢に関係なく声を荒げてしまうことも。しかし「たとえ言い争っても、しっかりと後で冷静に話をすればいいだけのことだから」と青山は言う。仕事における要求や議論は、非難ではない。「勝つんだ」という目標がはっきりさえしておけば問題ないのである。
一方で、相手に要求する声ばかりではなく、互いを励まし合う声も頻繁に出てきた。例えば佐藤寿人は、素晴らしいインタセプトを見せた森崎和幸に「カズ、スーパー!」と声をかけ、美しいクロスを入れた駒野友一に「ナイスクロス!」と叫ぶ。どちらかと言えばここのところの佐藤は「要求系」の声が多かったのだが、全体に「要求系」が増えてきたこともあったのか、「励まし系」の声かけにシフトし始めた。同じように森崎和幸や森崎浩司も、若い選手に対して声をかけ、動き方の確認と同時に気持ちを高めるように励ましていた。
「チームで結果が出せない時、陥りがちなのは選手が少人数のグループに分かれ、相手のいない場所で勝手に話をすることだ。『何で走らないのか』『何でパスをしないのか』『何で監督はダブルボランチにしないんだろう』とか。議論や要求するのはいい。しかし、当事者の前で言わなければ、それは意味はなさないし、そこからは理解など生まれない」とペトロヴィッチ監督は言う。指揮官は、ここまで積み上げてきた広島のサッカーに自信を持っているし、選手たちに対して絶大な信頼を寄せている。「ここ2ヶ月、確かに厳しい状況が続いているが、それは将来、必ず活きてくる」という彼の言葉からも、続けていけば絶対に打開できるという強い意志が見えている。ただ、だからといって手をこまねくのではなく、彼は徹底的に話すという手法で、甲府戦敗北の傷が残るチームの雰囲気を盛り上げ、苦境を脱出しようとしている。もちろん選手側でも、監督の信頼が厚い戸田和幸というリーダーを中心に、チームを立て直そうと動いていることも確かだが。

鹿島は、首位との勝点差が10と優勝争いに生き残るためには、もう1点もポイントを落とせないところまで来ている。が、ここにきて、守護神・曽ヶ端準が2試合出場停止となるというアクシデントも発生した。DFファボンに加え、MFダニーロも負傷した。厳しい状況であるが、そういう時にこそ真価を発揮してきたから、鹿島は強豪と呼ばれてきたのである。例えば、前節の新潟戦では試合直前になってFW柳沢敦が首を負傷し出場不可能となった。が、急きょ出場した FW田代有三が爆発して2得点。チームを見事に勝利に導いた。それが、鹿島というチームの奥深い強さなのだ。

両チームとも、それぞれの立場にとって厳しい状況にある。勝点3が欲しい想いも、同様だ。明日は、両チームの勝利に向かう熱い想いが、広島ビッグアーチでスパークする。
以上
2007.09.29 Reported by 中野和也

田代の出場は十分に準備を行った上であった。
前節の悦っちゃん同様お粗末な記事である。
本日最終回を迎えたどんど晴れの小松江里子女史並と言えよう。
かき入れ時のさるさ踊りに旅館従業員総出で踊りに出てしまっては商売あがったりである。
この脚本家の書く直江兼続に期待せよと言われても難儀であろう。
悲しき現実である。


小澤出陣

2007年09月28日 | Weblog

鹿島GK小沢「広島戦は自分らしさを」
 鹿島GK小沢が自然体を貫く。レギュラーの曽ケ端が前節で退場処分を喫し、30日の広島戦を含めて2試合の出場停止となる見込みのため、第2GKの小沢に出番が巡ることになった。リーグ戦では昨年5月7日の浦和戦以来、511日ぶりの出場。プロ16年目のベテランGKだが、これまで出場歴は22試合と、出番を辛抱強く待ってきた。「広島戦は自分らしさを出せればいい」と冷静だった。 [2007年9月28日9時39分 紙面から]

公式戦としては2006年6月8日ナビスコ杯準々決勝2nd leg以来の先発となる。
この試合の鬼神ぶりは今でも目に焼き付いておる。
小澤も素晴らしかったが、この試合のキーマンは本山であったと言えよう。
フェルナンドからのロングパスをトリッキーなプレイでアレックスミネイロへアシストしたのは彼の真骨頂であろう。
中断後にFSの加入もあり干されてしまったことが悔やまれてならない。
本山を軸に据えておったら夏場の不調もナビスコ杯を失うこともなかったのでは無かろうか。
これも歴史とはいえ、悔やまれる事実である。


田代好調アピール

2007年09月28日 | Weblog

田代2戦連発で“代役”返上だ!
 鹿島FW田代が今季初の2戦連発で定位置確保を狙う。22日の新潟戦は柳沢の負傷欠場で久々に先発出場し、2ゴールでチームを勝利へ導いた。この日の紅白戦でも主力組でプレー。FWマルキーニョスのスルーパスから得点を決めるなど好調をアピールし、30日の広島戦も2試合連続での先発出場が有力だ。それでも、2度のケガによる離脱の影響で、今季はカップ戦を含め、まだ2戦連発がないだけに「チャンスをもらった以上、結果を出し続けるしかない」と悲壮感を漂わせていた。 [ 2007年09月28日付 紙面記事 ]

悲壮感とはいかなる報道か。
本当に好調をアピールしチャンスをもらった男が悲壮感を漂わせているとは考えにくい。
もし真実だとしたら田代有三というサッカー選手の存在に疑問を持たねばならぬ。
が、これはこの記者の思いつきであろう。
所謂ボキャブラリーの欠如である。
そのおかげで田代選手が貶められているのである。
メディアの自覚はあるのであろうか。
誤報以上に恐ろしい。
選手生命をも左右してしまう力を持っておるメディア。
彼等の成長と自覚を心から願って止まない。


本山守備的

2007年09月28日 | Weblog

鹿島MF本山は広島MF柏木を警戒
 鹿島MF本山が27日、広島MF柏木に警戒マークをつけた。30日に広島戦を控えるが「柏木が侵入してきたときはしっかりマークしないと。(U-20代表同士で知る)篤人(鹿島DF内田)から話を聞く分には運動量も多いし、裏を突いてくる。技術の高い選手にスペースを与えると、何でもやられてしまう」と警戒心を高めた。 [2007年9月27日18時45分]

ウェズレイは青木が抑える故、中盤の制圧は本山が担う方針であろうか。
前節新潟戦でも新井場や満男の上がって出来たスペースをいち早く察知し埋めておった。
何にせよ、アウェイで完封勝利を掴むには中盤の攻防がキーとなるであろう。
相手の右サイドさえ上がらせなければ、攻撃力は半減するはず。
その右にボール出させなければよいのである。
出所を絶って攻め勝とうではないか。
安芸の国に封じ込めておけば、さほど恐ろしい相手では無い。
ただし策には注意をせねばならぬ。
偽書なぞお手の物なのである。


柳沢主将復帰

2007年09月27日 | Weblog

柳沢が全体練習に復帰「もう大丈夫」
 首痛で戦列を離脱していた鹿島のFW柳沢が、全体練習に復帰した。フィジカルトレーニングなどフルメニューを消化し、30日の広島戦に向け「もう大丈夫。このままでいけば問題ない」と意欲を示した。チームは、首位・浦和と勝ち点10差の3位。残り8試合で直接対決も残しているだけに「もちろん(優勝も)あきらめていない」と。また、浦和がリーグ優勝した場合の2位か、浦和がリーグに加えACLを制覇した場合の3位以内で来季のACL出場権を獲得できるとあって「若いチームだから、そういう経験ができれば大きいと思う。ぜひ狙いたいです」と闘志を燃やしていた。 [ 2007年09月27日付 紙面記事 ]

主将は語る、今季の優勝、そして来季のACLを。
狙って願わねばなし得ぬことである。
一つ一つ勝利を重ねる先にその答えが待っておるであろう。
一気に十六の城を落としてもナレーション一つで取り返されては意味がない。
その結果起こる川中島の戦いであるが、幾度も繰り返されたことで分かるように決定的な結果を伴ってはいないのである。
言うなれば田舎武士の局地戦に過ぎぬ。
歴史を変局させるには至らぬ、取るに足らない戦いなのである。


ダニーロ負傷

2007年09月26日 | Weblog
ダニーロ選手の負傷について
ダニーロ選手が9月25日(火)、鹿嶋市内の病院で検査を受け、以下の通りに診断されましたのでお知らせいたします。
1. 受傷名 : 左股関節内転筋肉離れ
2. 全治 : 約3週間
3. 負傷日 : 9月24日(月) 練習試合(サテライト)筑波大戦で負傷

ジダニーロよ練習試合で負傷退場とは何事ぞ。
そして代わって入ったヤスがループシュートを決めておる。
サンパウロの10番よりも東北の10代が優ったとも言うべきか。
ダニーロには不幸であったが、ここは誓志・ヤス・船山には大きなチャンスである。
特に同じぎっちょのヤスと船山はこの機会を逃せない。
左足から心のこもった矢を放つのだ。
さすれば十六もの城をあっという間に落とせるであろう。

恋はデジャ・ヴ

2007年09月25日 | Weblog

鹿島新井場「全勝でナビスコ杯準決勝へ」
 鹿島DF新井場が25日、最高の形でナビスコ杯準決勝G大阪戦(10月10日、13日)に挑むことを誓った。ナビスコ杯までに30日のアウエー広島戦、10月6日のホーム神戸戦と2戦を残しているが「しっかり勝ち点3ずつ取って、うまくナビスコ杯に入りたい」と2戦全勝の狙いを明かした。 [2007年9月25日17時52分]

「リーグ戦全勝で準々決勝へ」とはデジャ・ヴのような言葉である。
8月もガンバ戦まで負けられぬと言い全勝でアウェイへ乗り込んだが結果は言うまでもない。
全勝で行くことは当然としてそこから更に勝つことが重要なのである。
今季はもう負けてはならぬ。
全て勝利して元旦を終えよう。
一つ一つ勝利を重ねて立身出世するのだ。
水飲み百姓が矢崎家当主となり村上と共に長尾(上杉)家に逃れ評定の席も駆け上がっていく。
まさに関白へ登った男が如き出世である。
そのモチベーションは未だにミツやんを殺されたことというのだから驚きである。
ミツを殺した信虎は既に武田家にはなく、平蔵自身も結婚をしておるというのに。


新潟戦報道

2007年09月23日 | Weblog

鹿島が鮮やかな逆転勝ち/J1
<J1:鹿島3-1新潟>◇第26節◇22日◇カシマ
 先手を奪ったのは新潟だった。前半3分、日本代表FW矢野がハーフウエーライン付近からドリブルで持ち込み、最後はDFを振り切ってゴールを決めて先制した。だが鹿島も反撃を開始。同11分に右サイドにいたMF小笠原が中央に折り返したボールをFW田代が押し込んで同点。同33分にもDF内田の右クロスを再び田代が頭で決めて、鮮やかに逆転した。
 鹿島は後半にも同14分にMF野沢が左45度から落ち着いて左隅に流し込んで決定的な3点目。同43分にGK曽ケ端がFW矢野を報復行為で蹴って、1発退場となったが、そのまま逃げ切って2試合ぶりに快勝した。新潟は3連敗となった。
[2007年9月22日21時18分]

鹿島内田が決勝点を演出/J1
<J1:鹿島3-1新潟>◇第26節◇22日◇カシマ
 鹿島DF内田が決勝点を演出した。1-1で迎えた前半33分、右サイドの低い位置から短いステップでゴール前のニアに低空クロス。FW田代がヘッドで合わせて、勝ち越し点が生まれた。「あそこ(ニアの低い位置)に出しても有三さんは体をなげうってくれるので」と感謝していた。[2007年9月23日2時36分]

鹿島田代2発、病気と闘う友へ勇気/J1

8月13日、宇野純平さんを見舞う鹿島FW田代(宇野純平君を支える会提供)
<J1:鹿島3-1新潟>◇第26節◇22日◇カシマ
 鹿島はFW田代有三(25)の難病の友にささげる2発で新潟に勝利した。

 病魔と闘う友のために、鹿島FW田代はゴールのたびに心臓をたたいてみせた。6月16日広島戦以来、約3カ月ぶりのゴールを待ちわびていたのは田代自身だけではない。「特発性拡張型心筋症」という生命にかかわる心臓の病気に侵された友人の宇野純平さんも、この瞬間を福岡の病室で待っていた。「やっと決められたよ、と言いたい」。同点、そして逆転弾で約束していたパフォーマンスをついに実行した。

 執念がこもっていた。前半11分、豪快に右足ボレー。真骨頂は同33分の決勝弾。地面すれすれの右クロスに対し、頭から突っ込んだ。DFが足を差し出しており、負傷しかねないプレーだったが「足で行くより頭で行った方がミートできる」と勇気を体で示した。

 兄輝之さんの知人で、田代自身も小学校時代に対戦経験のある宇野さんが病と闘っていることを明かしたのは8月13日。難航していた募金運動が広がるきっかけをつかむためだった。だがその10日後に左太もも裏肉離れで離脱した。「純平君から『焦らせてすみません』とメールが入ったけど、彼のせいじゃない」。これ以上、気を使わせたくなかった。ケガのFW柳沢に代わって巡ってきた6試合ぶりのチャンスを逃すわけにはいかなかった。

 試合後、携帯電話にメールが入っていた。宇野さんからで「血圧、心拍数が上がりました」との明るい言葉で興奮と感謝を伝えてきた。以前に顔を合わせた時に「死にたかったという時もあった、と聞いた」と05年4月からの長い闘病生活の苦労も知っている。試合後にゴール裏スタンドに登り「全部勝ちます。最後まであきらめません!」と絶叫した。

 プロ入り後、得点した公式戦は15戦全勝。首位浦和を勝ち点10差で追うチームと、病床にいる友のためにゴールを決めた男の、勝利への魂の叫びだった。【広重竜太郎】[2007年9月23日9時6分 紙面から]

鹿島・田代が病の友人に贈る2発…5試合ぶり先発で逆転演出
 J1第26節第1日(22日、鹿島3-1新潟、カシマスタジアム)鹿島は新潟に3-1で快勝し暫定3位に浮上した。

 鹿島FW田代が心臓に重病を患っている友人に贈る2発。ゴール後には心臓をたたくパフォーマンスを披露した。「前から約束していたのに、随分時間がかかった。このパフォーマンスで少しでも多くの人に知ってもらえればうれしい」。突発性拡張型心筋症で米国での移植手術を目指す宇野純平さんのため、今後も試合で活躍して募金呼びかけの場を作るなど協力を求めていくつもり。試合は3-1逆転勝ちで、暫定3位浮上。首痛の主将FW柳沢の代役として5試合ぶりに先発した男が、魂のゴールを決め続ける。

田代2発!難病の友に勇気贈った

<鹿島・新潟>前半33分、2点目のゴールを決めた鹿島・田代(右)は胸を叩くパフォーマンス
 【鹿島3―1新潟】鹿島FW田代が難病と闘う友人にささげる2ゴールを決め、チームを勝利へと導いた。0―1の前半11分だ。左クロスからMF小笠原の折り返しを右足でゴール。同33分には、DF内田からの右クロスを得意のヘッドで決めた。6月16日の広島戦以来、98日ぶりの同点ゴールと、貴重な決勝弾でチームは優勝戦線に踏みとどまった。「結果が出てなかったので、これが最後のチャンスだという気持ちでやった」とホッとした表情をのぞかせた。

 特別な思いがあった。今年に入り、兄の友人で「特発性拡張型心筋症」という難病と闘う宇野純平さん(21)と知り合った。7月に福岡市内の病院を訪れて激励。その際、ゴール後に胸を叩くパフォーマンスを約束した。そして、この日、約束通りのパフォーマンスを2度も見せた。
 「特発性拡張型心筋症」の完治には、海外で心臓移植手術を受けるしか方法がないという。だが、そのためには渡航費、手術費、滞在費に加え、飛行機の改造費、数個の人工心臓の確保など、1億円に上る費用が必要となる。26日には、募金活動などの詳細を発表する会見(福岡県庁)があるだけに、田代は「その26日までにゴールできて良かった」と笑みを浮かべた。

 病室のテレビで応援していた純平さんからは試合後、「心拍数と血圧が上がった」とのメールが届いた。「やっとゴールできたとメールを返します。このゴールで勢いに乗っていければ」と田代。05年以来、カップ戦を含め、自らが得点を決めた試合は15戦全勝。今後も自らの得点でチームを勝利へと導き、純平さんにさらなる勇気を与えるつもりだ。

鹿島・田代 病床の友人にささげる2発!…J1第26節
 ◆J1第26節 鹿島3―1新潟(22日、カシマ) 病床の友人にささげた。鹿島FW田代は前半11分、右ボレーで同点弾をたたき込むと、同33分には頭で決勝点。ゴールのたびに何度も左胸をたたいた。「純平くん、ようやく決められたよ。やっと約束を果たせた」叫びながら―。

 今年7月、難病の突発性拡張型心筋症を患う宇野純平さん(21)と出会った。福岡市内の病院を見舞い、臓器移植手術には渡米、1億円が必要なこと、そして現状では、資金が足りていないことを伝えられた。田代はその場で、募金の呼びかけなどの協力を申し出た。

 そのとき、純平さんから頼まれていたこと。それが「ゴールしたら、左胸をたたいてほしい」だった。6月16日広島戦以来の得点で「ようやくできました。これからも続けていく」と安どの表情。得点した試合は15連勝と常勝神話を持つ男は、チームの逆転優勝、友人の命をも助ける。

 鹿島逆転勝ち 連敗阻止、暫定3位 水戸は逆転負け Jリーグ
2007/09/23(日) 本紙朝刊 総合1面 A版 1頁
 Jリーグ一部(J1)第二十六節第一日は二十二日、各地で六試合を行い、鹿島は田代の2得点の活躍などで3-1(前半2-1)で新潟に逆転勝ちし連敗を阻止した。鹿島の通算成績は十四勝六分け六敗、勝ち点48で暫定3位に浮上した。
 鹿島は前半三分にカウンターから矢野に先制点を奪われたが、十一分に田代のゴールでが決まり同点。その後も攻勢に出ると、三十三分には内田の右クロスを田代が頭で合わせて逆転。後半は新潟の反撃を抑え、十四分には野沢が3点目を奪い突き放した。四十三分に曽ケ端がラフプレーで退場となったが、最後まで集中を切らさずに逃げ切った。

復活田代、約束果たす2G
 完全復活だ! 右太もも肉離れから復帰したFW田代有三(25)が決勝点を含む2得点。「僕にとってラストチャンス。結果にこだわってやりたい」と燃えていた背番号9が窮地を救った。
 序盤は前節の名古屋戦の敗戦を引きずったような展開だった。3分に矢野に速攻から得点を許すと、その後も中盤のプレスがきかず、新潟にボールを回されるシーンが続いた。この悪い流れを一変させたのが田代。11分に小笠原の右からの折り返しにゴール正面で素早く反応。右足を振り抜きネットを揺らし同点とすると、33分には内田からの低い右クロスに相手DFの足の前へ頭を出し、逆転のゴール。「悪い流れだったが、巻き返すゴールを決められたのがよかった」。今季リーグ戦1得点と苦しんだ男の意地の2発だった。
 それだけでなく、田代には果たさなくてはいけない約束があった。地元福岡で心臓の難病に苦しむ知人の宇野純平さんを個人的に支援。海外での手術費を捻ねん出すしゅつ るための募金活動が26日から始まる。その宇野さんと約束していたのがゴール後のパフォーマンス。右拳で胸をたたくパフォーマンスを2度も披露。「前から約束してて、だいぶ時間がたっちゃいましたけど、2点取れてよかった。これでいろんな人に知ってもらえたらうれしい」とはにかんだ。
 田代がゴールした試合は公式戦15戦全勝。「どういう試合でも結果を出して自分のためにも、宇野くんを知ってもらうためにも結果を出し続けたい」。常勝神話の“鹿島の鳥人”がチームを逆転優勝に導く。

復調した(というよりも今季のリスタート)田代の”ええ話”一色である。
スポーツ選手の捧げる系は胸を打つ。
田代はゴール二発を捧げそれをやってのけた。
JEF戦以来6試合ぶりの先発・怪我明けということでは素晴らしくメディア受けも宜しかろう。
しかしそれを演出したのは脇役の押しのけられた選手達がいてこそである。
アシストの満男・篤人はもとよりゴールシーンへ至るプロセスに陰に隠れた職人の姿がある。
この試合では青木に押し退けられておったチューヤンの復調に目を向けねばならぬと思う。
満男と本山のコンビネーションが創ったスペースに駆け上がっていく勇姿はボランチと言うよりもビポーテと表した方が相応しい。
スペインで言えば4番を背負うプレイスタイルである。
サイドに散らす速いミドルパスの精度も戻り、陰の立て役者として奮闘した。
攻撃力あってこそピッチに立つ資格であると言わんばかりである。
青木の出場停止による代役ではない。
ただメディアにはゴールという結果が伴わなければ受けないであろう。
が、それでよい。
陰の功労者いてこそ勝利を積み重ねることが出来るのである。
数正が秀吉側に出奔するのは、家康家臣の結束を固めるが故の苦肉の策である。
幼少よりの家臣故、この役を仰せつかった。
否、自ら買って出たのである。
本多作左衛門が悪口を言うのも裏で口裏を合わせたためであった。
天下への道を開くためには仕方のないことなのである。


新潟戦コメント

2007年09月22日 | Weblog

鹿島アントラーズ:監督<試合終了>
審判の決定権をくつがえすことはできないが、判定の基準は公平でなければならないと思う。
ガンバとやって大敗してフロンターレで勝利と似たようなことはあったが、前回と違うのは間の日数(準備期間)があったこと。少なからず上手く準備することができた。
ケガ、累積はやむを得ない事。現代サッカーには技術・戦術・体力の3つの要素、そしてプラス精神力が必要。
気持ちの部分で自信を持たせることが大切。
その意味でも今日は彼らが気持ちを入れ替えてプレーしてくれたということが大きい。

【J1:第26節】鹿島 vs 新潟:オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
9月22日(土) 2007 J1リーグ戦 第26節
鹿島 3 - 1 新潟 (19:05/カシマ/14,812人)
得点者:'3 矢野貴章(新潟)、'11 田代有三(鹿島)、'33 田代有三(鹿島)、'59 野沢拓也(鹿島)
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:今日は先制されたが、最終的には逆転して理想的な展開だった。しかし最後に曽ヶ端が退場してしまった。それについては?
「曽ヶ端については詳しい部分を見ていないので発言するには早い」
Q:名古屋に0ー3で負けて、浦和との勝点差も10に広がった状況で、いかに選手たちの気持ちを切り替えさせたのか?
「前回、ガンバとやってフロンターレ戦を迎えた時と状況が似ている。違いは準備期間の長さ。前回とはそこが違う。今回のグランパスエイトからアルビレックス戦までは、日数が増えたことで準備をうまくやれた。ケガでの離脱者が出るのは仕方ないし、累積警告で出られない選手もいた。そういう中で試行錯誤でやった。
現代サッカーにおいては、技術、戦術、体力とともに精神力が大きく必要だ。それは自分の中から生み出すことも大事だが、第3者の影響でもっと高められる。私には自信を持たせる作業ができる。今週、0-3で負けても自分たちの価値を失うことはないという話をした。力を持っていることを示して、気持ちを入れ替えることができるとも言った。結果として、この試合は全てに関してうまく切り替えができたと思う」
Q:後半戦に入ってから無失点試合が甲府戦だけしかない。今日も立ち上がりに失点するなど守備面の不安定さを感じるが?
「それも多少、精神的な部分が影響している。勝っていく中でこれだけの力を持っていると示すこともあったし、いい状態が続いたこともあった。選手たちはそういう戦いができるはずなのに、急にそれができなくなるのは気持ちの面の問題だ。ちょっと頑張りが足りないのだ。切り替えを一歩やってみようというところから全てが始まる。その作業を個人としてもチームとしても統一しないといけない。
諦めない気持ちを持った人間はが11人いればいいが、それは難しい。少しでも戦える選手になる推進力を持ってほしい。チーム内での競争意識を高める必要もあるだろう。サッカーは90分で勝負を決めるもの。逆転があったり、いろいろある。レイソル戦、ジェフユナイテッド戦、そして今日の試合のように苦しい時に力を発揮できるようにならないといけない。ここぞというところで力を発揮できるかどうかは、自分の力をもう1歩踏み込めるかだ。物すごく努力も必要だが、できるようになれば選手も変わる。私には長年の指導経験があるからそれを生かしてやっていきたいし、チームのベテラン選手にもピッチ内で気持ちを高めてもらう作業をしてほしい。細かくコミュニケーションできる選手が1人でも増えてくれればいい。それは時間を要することだが、1人でもそういう選手が増えてくれることが大事。そういう作業をきちんとやっていきたい」

以上

【J1:第26節】鹿島 vs 新潟:試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●田代有三選手(鹿島)
「僕が中に入ることでセンタリングの的になることができる。うまく点につながってよかった。僕がマークを引きつけるところまで、できればよかったけど。満男さん(小笠原)が空いていて、そこに出したのが1回はあった。ああいうパターンが増えるとディフェンスも嫌がると思う。
今日がラストチャンスだと思っていた。今日にかける気持ちが強かったんで、結果につながってよかった。今年はJリーグで1点しか取れていなかったし、本当に最後のチャンスだった。チームに貢献できていなかったし、申し訳ないと思っていた。だから今日はゴール前にボールが入ったら行こうと思っていた。やっと入ったんでよかった。
先制されたことについては、先に点を取られたらいい気持ちはしない。前半のうちに逆転できてよかったけど、次は先に先制点を取れるようにしたい。ソガさん(曽ヶ端)は守護神だけど、小澤さんも信頼されているし、守りは任せて自分たちが点を取ったら勝てると思う」

●野沢拓也選手(鹿島)
「まだ(タイトルの)可能性があるとチームもサポーターも信じている。こういう試合ができれば次も勝てると思う。今日は守備への意識が高かったし、みんなで攻めるのが非常にうまくいった。点を取られても慌てることがなかったし、3点決めて終われた。アントラーズの守備陣には本当に助けてもらっているけど、自分たちも戻って助けなきゃいけない。点を決められてよかった。
(Q:ダイレクトパスがつながったのでは?)悪い時は足が止まっていることが多いけど、今日は違った。得点に関してはフリーだったから。よかったです」
●内田篤人選手(鹿島)
「最近ずっと結果が出てなかったし、点も取っていなかった。アシストも少なかったんで、何とかアシストしたかった。できてよかった。
有三さん(田代)のニアサイドに上げたクロスは、DFの間が空いていたから。あそこに入れておけば有三さんは強い。中は見えてなかったけど、ポイントに蹴った。ずれても体を投げ出してゴールを取ってくれる。有三さんの点を取る技術がよかった。ああいう形が増えていけばいい。
今日は向こうが高い位置から来ていたから、運動量を増やせば相手がズレて、さらに中の守備もズレて、拓さん(野沢)やモトさん(本山)がボールを持てるようになる。そうやってボールを動かせればいいと思った。今日は走っても疲れない日だった。たまに、そういう日があるから。これで気を抜いたら意味がない。まだまだ次がある」

前節の大敗を引きずるような出出しであり、その結果として先制点を贈呈するハメとなった。
がしかし、逆転で勝利を掴んだことで精神面も強化されたのでは無かろうか。
ここからまた連勝を開始することとなるであろう。


新潟戦プレビュー

2007年09月21日 | Weblog

【J1:第26節 鹿島 vs 新潟 プレビュー】優勝戦線生き残りのため、絶対に負けられない鹿島。連敗中の新潟から白星挙げる! [ J's GOAL ]
 前節・名古屋グランパスエイト戦で0-3とまさかの完敗を喫した鹿島アントラーズ。これで首位・浦和レッズとの勝点差が10に開いたばかりか、清水エスパルスに抜かれて4位に転落してしまった。これ以上の取りこぼしは、逆転タイトルへの可能性が完全についえることを意味する。今はまだ9月下旬。J1は残り9試合もある。そんな時期に早々と優勝戦線から脱落する事態だけは、何としても避ける必要がある。

 非常に厳しい立場にいる鹿島が明日22日、ホームで迎え撃つのが、アルビレックス新潟だ。今季、新潟とはナビスコカップで2試合、J1で1試合を戦っており、戦績は1勝1敗1分と全くの五分。決して楽な相手とは言えない。しかしながら、最近の新潟は連敗中でチーム状態がいいわけでもない。だからこそ、今季4度目の対戦を確実に勝利し、再び上位陣を追撃する態勢に入りたい。

 名古屋戦完敗から1週間。オズワルドオリヴェイラ監督はまず2日間の休養を与えて精神的な切り替えを促した。その後の4日間はじっくりと調整し、選手たちのモチベーションをより一層高めた。これまでも指揮官は巧みな手腕で選手たちのメンタル面をコントロールしてきた。選手たちはもはや名古屋に負けたことなど気に留めていないだろう。

 今回の鹿島は青木剛が出場停止。9月1日の川崎フロンターレ戦から評価を高めていた彼の不在は残念ではある。が、同じポジションには中後雅喜がいる。彼は苦しかった前半戦のチームを支えたキーパーソンの1人。このところはスタメン落ちが続き、本人も奮起していたはずだ。この重要な一戦でのチャンスを結果に結びつけてほしいものだ。

 おそらく中盤は、彼と小笠原満男がボランチに入り、野沢拓也と本山雅志が2列目を担う。そしてFWはいつも通り、マルキーニョスと柳沢敦がコンビを組むだろう。前回の名古屋戦では攻撃陣が不発だっただけに、今回は鹿島らしい小気味いいパス回しを生かした攻めを取り戻したい。

 そしてもう1つ重要なのが守備面の修正である。名古屋戦の3失点は最終ラインにとってもショッキングな出来事だったに違いない。8月11日の第19節から始まったJ1後半戦を鹿島は5勝2敗で戦っているが、勝ち星が多い割に失点が多い。無失点試合は19節のヴァンフォーレ甲府戦だけ。敗れたガンバ大阪戦と名古屋戦は大量失点を強いられている。ファボンが負傷で長期離脱しているのも痛いが、それ以上に1つのミスをきっかけに集中力を失ってしまう脆さが気になる。

 かつての常勝軍団といわれた頃の鹿島は、ミスが出ても試合中に立て直せるチームだった。90分通じて粘り強い堅守で勝ちきってきたのだ。そういういい伝統を取り戻さなければ、悲願の10冠はいつまでたっても達成できない。このまま守備面の不安定さが続けば、準決勝進出を果たしているナビスコカップへの悪影響も出かねない。今こそ守護神・曽ヶ端準、最終ラインのリーダー・岩政大樹らが声を出し合い、しっかりと守りの修正を図ってほしい。

 対する新潟。今季前半戦は最高3位に入るなど好調だったが、8月11日のJ1再開後は3勝4敗と黒星が先行している。右サイドで活躍していた内田潤が右ひざじん帯を痛め、さらには田中亜土夢が右足第五中足骨を骨折して手術を余儀なくされるなど、負傷者が出ているのも痛い。その影響か、柏レイソル戦でも開始早々に本間勲が先制したが、柏の李忠成と山根巌に得点を許して逆転負け。「東北電力スタジアムでは強い」と言われたチームがホーム3連敗と、鈴木淳監督も選手たちも苦しんでいる。

 新潟には日本代表FW矢野貴章やエジミウソン、マルシオ・リシャルデスなど点の取れる選手がいるが、このところは決定機を外し続けている。とはいえ、いつ彼らが得点感覚を取り戻すか分からない。昨季まで鹿島にいた深井正樹も、この試合には特別な闘志を燃やしてくるだろう。こうした相手を迎え撃つ鹿島としては、まずしっかりと相手をマークし、爆発力ある攻撃陣を止めるところから試合をスタートさせたい。

 明日のゲームのスタメンを予想すると、鹿島はGK曽ヶ端、DF内田篤人、岩政、大岩剛、新井場徹、ボランチ・小笠原、中後、攻撃的MFに野沢、本山、FWにマルキーニョス、柳沢。いつも通りの4-4-2で行くだろう。一方の新潟は不透明な面があるものの、基本的にはGK北野貴之、DF松尾直人、永田充、千代反田充、坂本将貴、ボランチに千葉和彦、シルビーニョ、2列目にマルシオ・リシャルデス、本間、FWに矢野とエジミウソンという前節のメンバーがベースになりそうだ。鹿島で最も成長が著しい内田と新潟のキーマン・坂本のマッチアップには注目したい。

 22日夜の鹿嶋地方の天候は晴れ、気温25度前後と予想される。清々しい陽気の中、サポーターは9月1日の川崎戦に続くホームでの勝利を待ち望んでいる。
以上
2007.09.21 Reported by 元川悦子

あからさまに取材無しで書いているプレビュー。
元川女史は度胸がある。
明日の試合、2TOPはマルキーニョスと田代有三が有力である。
柳沢主将は今週一度もマルキーニョスと組んでいないのである。
この程度の記事であれば、高校生にでも書けるであろう。
それよりも未だに曽「ヶ」端と表記していることに憤りを感じる。
が、どうにもならぬのがこの国のメディアと言わざるを得ない。
残念である。
無念である。
財前教授の胸の内が痛いほど分かるのであった。


篤人成長中

2007年09月19日 | Weblog
内田 納豆パワーで実力も“成長”
 鹿島DF内田が納豆パワーで世界に挑む。最近は食べる量が3~4倍に増えたという19歳。中でもご当地・茨城名物の納豆は「こっち(茨城)に来たからには、やっぱり納豆を食べないと」。そのかいもあってか、A代表に招集された4月から、この約5カ月で体重が2キロ増えた。U―22日本代表でも主力級に成長した内田が、食欲の秋を前にさらにパワーアップする。[ 2007年09月19日付 紙面記事 ]

着実に成長を続ける内田篤人である。
この男の良さは快速を活かした攻め上がりにある。
突破かクロスかはたまた野沢・本山とのコンビネーションなのか、観る者をワクワクさせる。
それを自重し守りにはいるのであれば、金古を戻して使った方がマシなのである。
その内田篤人が反町の毒牙にかかりナビスコ杯準々決勝を欠場とのこと。
由々しき仕儀である。
思いつきでシステムをコロコロ変え、試合内容が思わしくないと選手批判を繰り返すこの男に預けるのは心が痛む。
がしかし、観客動員への施策としては致し方のないことやも知れぬ。
我等の力が及ばぬが故、篤人を出稼ぎに出さねばならぬのである。
我等の器量不足と言い換えても良い。
従って我等に出来ることは代わって出てくるであろう選手を声援で後押しすることのみである。
チューヤンなのか青木なのか新井場なのか當間の抜擢なのか。
素直に右サイドを駆け上がる選手が誰であるのかを楽しもうではないか。
主役の篤人が何もせずとも物語は進む。
上杉憲政は落ち延びるし、妻鹿田新助は裏切るし、北条氏康は妻鹿田を斬る。
そして物語にも歴史にも無関係な母は死ぬのである。

茨城新聞より

2007年09月16日 | Weblog

鹿島4位に後退 パスミスから歯車狂う
2007/09/16(日) 本紙朝刊 スポーツ A版 12頁
 Jリーグ1部(J1)第25節第1日(15日・瑞穂陸上競技場ほか=7試合)鹿島は名古屋に0-3で完敗し、勝ち点45の4位に後退。浦和は広島を4-2で振り切り、勝ち点を55に伸ばして首位を守った。
 清水は2-0と甲府を退けて6連勝、勝ち点47で3位に浮上した。磐田は大宮に、FC東京は横浜FCにそれぞれ2-0で勝った。磐田の内山新監督はJ1初采さい配はいで勝利。千葉は4-2で神戸に快勝し、川崎と大分は2-2で引き分けた。

 試合終了のホイッスルとともに逆転優勝に向けて描いていたシナリオは露と消えた。名古屋にまさかの0-3。4位に転落しただけでなく優勝争いからも大きく後退し、サポーターからの罵声ばせいに選手らは頭を垂れるしかなかった。
 気合が入っていなかったわけではない。集中していなかったわけでもない。前半は素晴らしい立ち上がりだった。前線からプレスをかけ、試合をコントロール。名古屋に攻撃の形すらつくらせなかったが、一つのミスからすべての歯車が狂ってしまった。
 前半18分、新井場の不用意なパスミスからボールを失うと、これが本田に渡り、ミドルシュートを決められた。これで多少前がかりになった24分、今度は左サイドにできたスペースを杉本に突かれ、逆サイドに走り込んできた本田に2点目を奪われた。鹿島の左サイドを徹底して突かれ、逆サイドで警戒していたはずの本田をつかまえきれずに失った2点。名古屋の狙いにはまり、鹿島は完全にリズムを失ってしまった。
 後半は田代を投入し打開を図ったが、一度狂った歯車を戻すには至らなかった。「最後はパスがなかなかつながらなかった」内田。焦りばかりが先に立ち決定的なシュートが打てない場面が続いた。そうしているうちに守備のミスから3失点目。これで逆転優勝に、かぎりなく赤に近い黄色信号がともった。
 それでも「厳しくなってきたが、相手も優勝するにはプレッシャーがかかる。あきらめないでやりたい」中後岩政「数字上は可能性がある。立て直して次から勝ち点3を積み重ねるだけ」と前を向いた。
優勝をあきらめた選手はいない。シーズンはまだ終わらないっていない。

諦めない心、それが必要とされておるのだ。
諦めた瞬間で全てが終わる。
諦めるのであれば川崎戦で先制された時点で終わっておるのだ。
世に名を残した人物は全て諦めが悪く気持ちの切り替えが早いという相反する事柄を自らの内に同居させておる。
伊賀越えを行わず腹を切っておれば、太平の世は訪れなかったであろう。
諦めずに生きながらえ、機会を狙うのだ。
今は雌伏の時である。