鹿島アントラーズ :監督 <試合終了>
失点しなかったことは良いことだが、他にもっといい内容の試合があった…。ただ、ウェズレイと佐藤という素晴らしいFWを抑えたことは評価できる。今、この時期に必要なのが勝つことであるのは間違いない。結果が必要だ。そういう意味で、守備の意識が高くなったことは評価したい。
【J1:第27節】広島 vs 鹿島:オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
9月30日(日) 2007 J1リーグ戦 第27節
広島 0 - 1 鹿島 (14:04/広島ビ/13,492人)
得点者:'65 マルキーニョス(鹿島)
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:8試合ぶりの無失点だったが。
「失点しないことは、いいことかもしれないが、今日よりもいい内容の試合はあった。ただ、ウェズレイ・佐藤寿人の怖い2トップを抑えたことは、評価したい。この時期に必要なのは勝利。それを必死で、選手たちは求めないといけない。その想いが、自然と守りの意識を高めたのではないか。練習でやってきた約束事、役割は、しっかりと対応できている」
Q:過去の対戦と今日と、広島は違う印象か?
「チームとして攻撃的であることは、変わりはない。そのスタイルが熟成を増している感じもする。彼らは、両ウイングバック、2トップ、そしてトップ下やボランチまで絡んで、攻撃を仕掛けてくる。だから今日は、特にアウトサイドをしっかりと抑え、スペースを与えないことを腐心した」
Q:交代の意図は?
「中後の起用は、守備を徹底させることだ。広島の2トップは、スピードもうまさも持っている。だから、彼らを離すことなくしっかりとマークすることが必要。青木に佐藤を、岩政にウェズレイをマークさせ、中後を余らせるような形にした。また、2列目からの飛び出しにも対応させた。さらに、広島の2トップは自分たちの守りの時も前に張っていることが多い。そのため、中盤の底のゾーンが空きがちになるので、そこに中後が顔を出すことでパスを散らせばいい、と思った。
増田については、彼の武器である攻守にわたる運動量を発揮してほしかった。中盤の守備がルーズになっていたので、そこを立て直すのと同時に、カウンターの中でスピードやアイディアを生かしてほしい、と思った。
マルキーニョスは、今週の練習でケガの治療もしていたし、90分持たないと思っていた。もう少し引っ張ろうと思ったが、予定よりも早くなった」
Q:優勝争いについては?
「今日の勝利で、上位との差が開かなかったことは、評価したい。可能性のある限り、モチベーションを維持していく。次の試合も、今日の勝利を無駄にしないように、集中したい。その取り組みの中で、チームはいい形になっていく。あとは、上位2チームがこけることを願うだけだ」
以上
【J1:第27節】広島 vs 鹿島:試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●青木剛選手(鹿島):
「基本的には、相手をフリーにさせないことを徹底していた。ウェズレイは(岩政)大樹さんが見るなど、基本的に最初のマークは決めていた。
今日は相手をゼロに抑えられたことだし、自分としても佐藤寿人やウェズレイには仕事をさせなかったと思う。川崎F戦で初めてああいうやり方をして、その相手がジュニーニョだった。一番最初にジュニーニョを経験していたから、ある程度やり方もわかっていた。相手のFWに結果を出させたくなかったので、そういう面ではよかったと思う。
今日は全員が守備の意識が高くて、相手のチャンスもほとんどなかった。ウチが悪いボールの取られ方をした時くらい。守備から入った時は、ほとんど乱れていなかった。狙い通りだったと思う。前半から何回もいい形を作れていたし、そこで点をとれればよかったけど、後半もみんな集中して1点を守りきれた。
鹿島の基本は4バックだけど、サイドバックもある程度は相手のプレッシャーにつくために高いポジションをとるので、結果的には自分も2トップの一角につくことが多い。そういう時は、3バックに見える時間帯がある。基本のマークが決まっているので、それを忠実にすると、見た目は3バックのような形になる。中後が入った時は、守備では彼を余らせて、攻撃に入った時には彼が顔を出すという感じ。やり方ははっきりしていたので、不安はなかった」
●岩政大樹選手(鹿島):
「チーム全体として、アウェイの戦い方をした。あまり無理をしてバランスを崩さないように。最近の失点のほとんどは、バランスを崩して攻めた時にカウンターを食らってのものだったので。
人にしっかりつくことと、少しFWを下げてバランスを崩さないようにしようというテーマで、1週間チームとして話をしてやってきた。とにかく、失点しないことから入ろうということだった。G大阪、名古屋戦と大量失点していたので、そういうところを変えてやった。うまくはまった、というところまではわからない。でも、相手もあまりよくなかったと思う。
広島が、うちの中盤の良さを消そうという感じできていた。佐藤寿人もかなり下がった位置からスタートしていた。ああなると、彼が裏に抜けるシーンも少なくなる。向こうが少し怖がっていた部分があって、うちの守備の負担があまりかからなかった。なので、うちの守備がベストだったとは、思っていない。
昨日、上位陣がほとんど負けていたので、少し嫌な傾向だった。ただ監督も『ここ2試合続けて、いい試合ができていない』ということで、1週間ずっと怒りっぱなしだった。選手もしっかりやらなければいけない試合だった。
あとは勝点21をとること。その後の結果は、神様に聞いてください(笑)」
Q:ウェズレイと佐藤寿人を抑える上で気をつけたことは。
「僕がウェズレイについていたけど、彼はシュートレンジが広いし、前をあければ一発で試合を決めることができる。その辺の集中を切らさずに、ずっとついていった。
あとは、球際でかなり厳しくいくとウェズレイは嫌がるので、彼には何をやられようともやり続けることを徹底する。それが、僕の今日の仕事だった。そして、それを彼に対しては集中してやり続けた。結果的にゼロなので、今日は『よし』としようと思う。サッカーというのは、うちのチームがよければ必ず勝つというものではない。ただ、今日はほとんどのシーンではうまく対応できていた。崩されるシーンが少なければ、そんなに失点することも少なくなる」
途中出場のチューヤンはリベロとしてのタスクを託されていた模様。
その指示を全うするかの如くウェズレイのシュートを間一髪ゴールから掻き出すスーパープレイをし、野沢に素晴らしいパスを通す大奮闘であった。
チューヤンの容姿は誰に似ておるのであろうか。
影虎なのか伝兵衛なのか。
それで影虎にはおなごが寄りつかねえだか。
本編の方は何が起こったのか全く分からぬままに越後勢が兵を退いたのみ。
と思ったら川中島で対陣。
が、さっさと退陣。