鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

本田前主将現場復帰へ

2007年03月30日 | Weblog
引退した本田氏が“鹿島復帰”…期間限定で特別臨時コーチ
 昨季限りで現役を引退した「ミスター・アントラーズ」こと元日本代表MF本田泰人氏(37、写真)=サンケイスポーツ専属評論家=が鹿島の“特別臨時コーチ”に就くことが29日、分かった。

 鹿島は今季公式戦1勝1分け3敗。大東社長は「刺激が必要」と起爆剤の必要性を強調。チームに活を入れるためアドバイザーの同氏に期間限定の“現場復帰”を要請し、本人が快諾した。

 「クラブから話があったからオレはやるよ。みんな黙々と練習をやっていて声も出ていないし、緊張感もない。こんなんじゃダメだよね」

 1メートル66と大柄ではないが、昨年まで15年在籍した鹿島で圧倒的なリーダーシップを発揮してきた。今季から主将を務めるFW柳沢が「誰もが認める並外れた存在だった」と話すなど影響力は絶大。鈴木強化部長も「(チームの空気を)ピリッとさせてほしい」と“本田効果”を期待する。

 名門復活へ、4月4日のナビスコ杯・甲府戦(カシマ)後から、ジャージー姿でピッチサイドから鋭い眼光を飛ばしていく。(千葉友寛)

本田氏“復帰”鹿島が臨時コーチ要請

鹿島の危機を救うために、臨時コーチで“現場復帰”する元鹿島MFの本田泰人氏
 昨季限りで現役を引退した本田泰人氏(37)=鹿島アドバイザー=が、古巣・鹿島の臨時コーチに就任することが29日、分かった。今季リーグ戦で1分け2敗と出遅れる鹿島が、チームに刺激を与える目的で要請。本田氏も、コーチ就任を承諾した。ナビスコ杯・甲府戦(4月4日・カシマ)後から、“現場復帰”するとみられる。
 鬼軍曹が臨時コーチとしてチームに戻ってくる。本田氏はこの日、スポーツ報知の取材に「ジャージーを着て練習に出ることになった。今のままではダメ。雰囲気を変えないといけない。何ができるか分からないけど、やるだけやってみる」と話し、早ければ4月5日の練習から臨時コーチとして、ピッチに戻る意向を示した。
 鹿島にとっては苦渋の決断だ。今季リーグ戦で、開幕からチーム史上初の3試合未勝利(1分け2敗)。ナビスコ杯・新潟戦(25日・カシマ)で公式戦初勝利を収めたが、かつての常勝軍団の面影は消えてしまった。そこで不振を打ち破るために、昨年末に戦力外を通告したばかりの本田氏に、臨時コーチとしての現場復帰を要請した。
 本田氏にも複雑な思いがあった。が、15年間プレーしてきた古巣の苦境は、見て見ぬフリはできなかった。「まず声が出ていない。緊張感もない。もっと気持ちを表に出さないと。このままじゃ鹿島が鹿島じゃなくなる」と改善点を列挙。精神面から改善に乗り出すつもりだ。
 現役時代は主将として、若手選手には礼儀作法から厳しく指導してきた。練習でも、チームメートと殴り合い寸前の口論をするまで、本気でやってきた自負がある。クラブ側の狙い「チームに活を入れること」はお手の物。「ミスターアントラーズ」が本物の鹿島魂を注入する。

 ◆本田 泰人(ほんだ・やすと)1969年6月25日、福岡・北九州市出身。37歳。帝京高から本田技研を経て、92年に鹿島入団。06年に引退するまで15年間鹿島でプレー。現在は鹿島のアドバイザー、サッカー解説者。由美子夫人は、タレント・高岡早紀の妹。代表Aマッチ31試合1得点。リーグ通算328試合4得点。166センチ63キロ。(2007年3月30日06時02分 スポーツ報知)

確かに端から見てもメンタル面に問題があることは手に取れた。
が、このカンフル剤が功を奏するか否か、そして恒久的に効果を見せるのか一時的に終わるのか、それを考えると不安に襲われる。
現指揮官に問題があると判断したのか、今季の組閣に失敗したと認めたのか、疑問の残るところ。
まさに心配である。
そして、昨季に於いてメンタル面の問題を指摘しつつ改善が叶わなかったその時にも本田氏は現場に存在したのである。
個人的には今季最もパフォーマンスに不満を見せる興梠選手専属と考えたい。
昨季の最終節に本田選手を突き飛ばしたメンタルを取り戻させるために。

金古、流浪の旅人

2007年03月28日 | Weblog
名古屋がDF金古を期限付きで獲得
 リーグ開幕3連勝で首位に立つ名古屋がJ2福岡DF金古聖司(26)を期限付き移籍で獲得することが27日、分かった。近日中に正式発表される。リーグでは11年ぶりの開幕3連勝と好スタートを切った名古屋だが、DF陣は4日のJ開幕戦でスピラールが全治6カ月の大けがで離脱するなど故障者が続出。穴を埋める実力者の補強に乗り出していた。金古は東福岡で高校3冠を達成するなど早くから注目されたDFで、J1通算73試合出場5得点。今季は、昨季に続き鹿島から福岡に期限付き移籍していたが、開幕から出番に恵まれていなかった。[2007年3月28日9時1分 紙面から][2007年3月28日10時58分]

J2福岡の金古を獲得
グランパス、DF層の強化で
 名古屋グランパスがJ2福岡のDF金古聖司(26)を獲得することが27日、明らかになった。細部の条件を詰めて近日中に正式契約を結ぶ見込み。金古は180センチ、70キロのセンターバックでJ1通算75試合出場5得点。
 グランパスは今季開幕戦でDFの軸になるスピラールが右ひざじん帯損傷の大けがを負い、穴を埋めた米山も第2戦で故障し、現在リハビリ中。昨オフ、古賀、秋田が移籍し、阿部(千葉-浦和)の獲得も失敗し、DF層の薄さが深刻になっていた。
 竹内ら若手の成長もあったが、絶対数が足りないことも考慮したグランパスは開幕直後から、国内の数人をリストアップ。各チームの戦力が固まったのを見計らって、本格的な活動を始めた。
 鹿島から福岡に期限付き移籍している金古は今季、J2の試合に出場していないが、一昨年は神戸、昨年は福岡の主力としてJ1でプレー。現在もJ1レベルの実力があると判断して獲得に踏み切った。金古は東福岡高で全国高校選手権連覇したほか、U-19(19歳以下)日本代表で世界ユース選手権アジア予選に出場した経験もある。

福岡金古が移籍「福岡は一番楽しく充実」
 J2アビスパ福岡は28日、DF金古聖司(26)がJ1名古屋へ移籍すると発表した。金古は06年に鹿島から福岡へ期限付き移籍し、今年もレンタル契約を延長していた。名古屋へも鹿島から期限付きで移籍する。金古は東福岡で高校3冠、選手権連覇の中心メンバーとして活躍したセンターバック。99~05年途中まで鹿島、05年途中から神戸、06年福岡でJ1リーグ戦73試合に出場し5得点を挙げた。この日午前、金古は雁の巣球技場(福岡市東区)で、福岡イレブンにあいさつした。その後、クラブを通じて「アビスパでの1年間は、プロになってから一番楽しく充実した時間を過ごさせていただいたと思っています。辛い時期もありましたが、地元福岡ということで、たくさんのファンやサポーター、友人やチームメートに支えられて、ここまできました。J1昇格のために自分の力を注ぐことはできませんでしたが、新しい環境で自分の可能性を試したいと思います。1年間、お世話になりました。そして本当にありがとうございました」とコメントした。

リトバルスキー監督からCB失格の烙印を押されボランチコンバートも出場機会の無かった金古が名古屋へ移籍。
これは厄介である。
名古屋は今季、秋田や古賀などCBを大幅に放出したところに二人のCBが負傷離脱中であった。
そこで福岡で干されている金古に白羽の矢を立てた模様、大きな補強が行われたと言えよう。
金古については2005年8月7日にヴィッセル神戸へレンタルが決定した際にコメントした事が全てである。
2004年の降格寸前の神戸にアウェイとは言えで良いようにやられた事で我等の信頼を失墜させた。
既にレンタル三季が過ぎたが買い取って貰えていない事も事実である。
早めのラインブレイクから相手に寄せる守備は諸刃の剣であった。
相方に恵まれなかった事も災いしたと思う。
カバーに優れる羽田が健在であれば、彼のプレイスタイルも生きたと思い起こす事もある。
現在レギュラーを張るファボンも同様に早めにラインを壊しボールを奪い去る。
プレイスタイルは似ていなくもないのである。
が、「奪い去る」この部分が大きく異なる。
ファボンはボールを奪わない場合でも攻撃を遅らせる。
2004年レッヅ戦ではアウェイでもホームでも詰め寄ったエメルソンに簡単にいなされ失点に繋がった。
一皮剥ければ攻撃への一歩となる大きなプレイであったが、敵わずに終わった。
名古屋では先発を勝ち取り、是非とも買い取られて欲しい。
流転の上、やっと請われた仕官先と心得るのである。
百貫の俸禄が二百貫になるやも知れぬ。
ただし、木刀による仕合は行わぬ事だ。

練習試合 法政大学戦

2007年03月27日 | Weblog
練習試合 vs法政大学 試合結果
3月26日(月)14:00キックオフ(クラブハウス)
鹿島アントラーズ 3-1 法政大学
  ( 前半 1-1 ) 
  ( 後半 2-0 ) 
 
【前半】
■得点者(鹿島アントラーズ)
13分 興梠
■出場選手(鹿島アントラーズ)
GK 小澤
DF 當間、後藤、石神、船山
MF 大道、吉澤、田中、遠藤
FW 興梠、佐々木
【後半】
■得点者(鹿島アントラーズ)
19分 遠藤
35分 小谷野
■出場選手(鹿島アントラーズ)
GK 杉山
DF 當間、後藤、吉澤、石神
MF 小谷野、船山、佐々木、遠藤
FW 興梠、田中


中盤の構成はどうであったのだろうか。
佐々木と康平の順列はFWとして佐々木・康平の順で、MFとして康平・佐々木なのであろうか。
興梠は別格としても、佐々木は今季FWとしてトップデビューを果たしている。
昨季に於いて康平がFW先発した2006年リーグ戦第23節清水戦ではFWとしての仕事を出来なかったが、途中出場した2006年度天皇杯ホンダFC戦ではサイドアタッカーとして十分な力を見せつけられた。
2006年ナビスコ杯準々決勝1st leg.ガンバ戦で魅せたバー直撃のミドルは風格を感じさせた。
視野の広さとスピードは、一列下がったところで活かす方向では無かろうか。
オリヴェイラ監督に攻守の切り替えの早さと守備を指示されているところからも見て取れる。
一方、佐々木は、平瀬の速さ・隆行の強さ・本山の巧さを兼ね備えた逸材として注目選手であるが、特にフィジカルは青木・岩政に引けを取らぬ強さを持つ。
本人は無特徴と謙遜するがナビスコ杯でのトップデビューも頷ける。
現代サッカーのトレンドとしてフィジカルが劣る選手は外される傾向にある。
プレミアのチェルシー然り、リーガエスパニョーラのレアル・マドリー然りである。
特に現段階での最高選手であるバルセロナのロナウジーニョは巧さ・アイデアばかりが脚光を浴びるが、屈強なフィジカルにに裏付けているからこそ美技を魅せる事が可能なのである。
期待させるではないか。
ただの茨城顔の若手ではないのであった。
若く層の薄いと揶揄されるサブであるが、十分な戦力と考えて良かろう。
何も若い事が良いというわけではない。
46歳で仕官しても良いのである。
ただ、重鎮に疎まれるのは仕方のない事であろう。
だが木刀での仕合は無意味である。
そう、練習試合といえども真剣勝負と心得よ。
得点した興梠、ヤス、小谷野は嬉しいが、ここでも完封できていないことが悔やまれる。
来週まで勝負はお預けである。

新潟戦報道・コメント

2007年03月26日 | Weblog
柳沢2発今季初白星導く/ナビスコ杯
 鹿島FW柳沢が貫録の2得点で、チームを今季公式戦5戦目にして初白星に導いた。前半8分に、強引なドリブル突破から豪快なミドルシュートで先制。同点とされた後半21分にはMF中後、DF内田、FWマルキーニョスとつながれたボールを、最後はゴール前で押し込んだ。
 「本当に苦しい戦いが続いていたので、勝ててよかった」と胸をなで下ろしていた。[2007年3月25日20時31分]

柳沢「入れば何でもOK」/ナビスコ杯
 頭が真っ白になった。喜びのあまり、柳沢は約束を忘れた。前半8分、MFダニーロからのパスに抜け出し、背後からのマークを両手を広げて抑える。そのままペナルティーエリア外から迷わず右足を振り切った。得点の可能性が高ければ己のゴールよりも、仲間へのラストパスを選択する男にとっては珍しいミドル弾。「入れば何でもOK」。無我夢中で喜んだ。前日24日に第2子の男児が誕生したMF青木のための揺りかごダンスは頭から吹き飛んでいた。
 ハーフタイムに青木から「2点目決めたら、お願いしますね」と頼まれた。約束を果たしたのは後半21分。FWマルキーニョスからのヒールパスにゴール前で反応。ダンスを実行した。
 生みの苦しみがあった。今季は選手会長に就任したが公式戦1分け3敗とクラブワーストのスタートを切った。昨年限りで引退した前主将の本田アドバイザーは「愚痴をこぼすこともあった」と苦悩を感じていた。だが練習場に訪れるサポーターの期待は感じていた。「こないだも『どうしたら(サポートが)勝ちにつながるか』と聞いてきた。それほど熱い」。熱を冷ますわけにはいかなかった。
 前日24日には代表のペルー戦をテレビ観戦。かつての代表の僚友、中村俊、高原の姿にイメージをふくらませた。「ボールを回しながら局面では相手を置き去りにしていた」。もちろん代表は見るだけのものではない。「チームで結果を出すことが近道」。鹿島を引っ張り、代表に再び参加する日を待ち続ける。【広重竜太郎】[2007年3月26日10時25分 紙面から]

ヤナギが2ゴール!鹿島、今季公式戦初勝利…ナビスコ杯

 ヤマザキナビスコカップ予選リーグ第2節(25日、カシマスタジアムほか)鹿島がドイツW杯日本代表FW柳沢=写真=の今季公式戦初ゴールを含む2得点で、新潟に2-1勝利。今季公式戦5試合目にして初勝利を飾った。「本当に苦しい戦いが続いていたので、勝ててよかった」と柳沢。開幕直前にMF野沢が左ひざを負傷し、FW田代も右ひざを痛めて離脱。不運が重なり勝ち星に恵まれなかったが、ようやく復調の兆しがみえてきた。

柳沢2発!鹿島やっと今季初勝利
 【鹿島2―1新潟】鹿島FW柳沢が今季初ゴールを含む2発を決めた。前半8分、右足で約25メートル弾を突き刺し、同点にされた後の後半21分にはDF内田のクロスを叩き込み、24日に二男が誕生したMF青木のために揺りかごダンスを披露した。チームも今季初勝利。選手会長と主将を務める柳沢は「いい内容の試合をしてたけど勝てなくて、苦しかった。きょうは勝てて良かった」と安どしていた。[ 2007年03月26日付 紙面記事 ]

柳沢2発!今季初勝利…ナビスコ杯第2節
 柳沢は前半8分、約25メートルの右足ミドルシュートで先制点を挙げると、同点の後半21分に右足で決勝弾。鹿島に今季公式戦初勝利を引き寄せ、「チームも僕自身も苦しかった。うれしい」と安どの表情を浮かべた。
 今季は主将に就任したが、リーグ戦、ナビスコ杯と4戦勝ち星なし。自身も無得点が続いた。練習後には、あるサポーターから「どうやったら勝ちにつながるのか」と詰問されたこともあった。
 そんな時、目に飛び込んできたのは24日のペルー戦だった。06年ドイツW杯でともに戦ったFW高原らの活躍で日本代表は快勝。「チームで結果を残さないと」とテレビ観戦で刺激を受けた。ちょうど1年前の昨年3月25日は、右第5中足骨を骨折した日。今年は復活を告げる日になる。(2007年3月26日06時09分 スポーツ報知)

J・ナビスコ杯 1次リーグ 第2日 お待たせ鹿島、初勝利
鹿島2-1新潟 柳沢が2得点
 【評】鹿島の柳沢が2得点した。前半8分には右足の強烈なミドルシュートで先制。1-1の後半21分には内田の右折り返しをマルキーニョスがつないだところをけり込んだ。新潟は効果的なサイド攻撃を続けたが、多くの得点機を逃した。


ヒーロー 窮地救ったエース
 J1で唯一、公式戦で勝ち星のなかった鹿島。4戦で1分け3敗と白星がなく、チームは自信を失いかけていたが、この窮地を救ったのは背番号13の2発だった。
 まずは前半8分。左サイドでダニーロとのワンツーから中央へドリブルを仕掛けると、相手DFのスライディング、チャージをかわし、前が開けた次の瞬間、ペナルティーエリアの外から迷わず右足を振り抜いた。誰もが待ち望んだエースの今季初得点に、スタジアムが沸き立った。
 勢いはこれで終わらなかった。同点に追い付かれた後半21分には、内田の右クロスにファーに走り込むと、マルキーニョスを経由したボールを冷静に押し込んだ。「本当に苦しい戦いが続いていたので勝ててよかった。自分自身も点が取れなくて苦しかったので、1点目は本当にうれしかった」と柳沢は満面の笑みを浮かべた。
 くしくもこの日は、ちょうど1年前に右足小指を骨折した日。このけがが響き、昨季は不本意なシーズンを送った。それだけに今季にかける意気込みは誰よりも強かった。選手会長に就任し、ゲームキャプテンも任され、先頭に立ってチームを引っ張った。
 だが、開幕から勝ち運に見放された。自身も無得点が続き、練習では若手に交じって居残りでシュート練習をする姿もあった。「自信をなくす必要はない」。勝てないチーム、そして自分自身に言い聞かせるように試合前に話していた。その答えを、この試合で見せてくれた。「これでチームも自分も勢いを付けたい」。鹿島に頼もしいストライカーが戻ってきた。


【ヤマザキナビスコカップ】鹿島 vs 新潟:オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
「勝ったのはいいこと。失われかけていた自信を取り戻せるかもしれない。意義ある勝利だ。ただ勝ってもいろんな面で問題があった。まだチームの連動性が欠けているし、外国人がフィジカル的にフィットしていない。課題は沢山ある。この勝利が今後にプラスとなるのか、マイナスとなるのかは、まだ分からない」
Q.ハーフタイムにバランスが悪いと話したようだが、その意味は?
「サイドで相手と1対1になってしまうことが多かった。相手の中盤が押し上げて人数を増やしてきた。こぼれ球を拾われ、こちらが得点した後にどたばたが続いた。新潟がワイドに開いてカウンターの準備をしてきたのも大きい」
Q.メンバーを固定しているが、この陣容でしばらくは行くのか?
「今使っている人の力量が分かってきている。どの組み合わせがいいか、今、模索しているところ。増田もここまで2試合に居なかったが、彼に守備もしなければいけないという意識が出てきた」
Q.本山の役割と期待は?
「彼はスピードとテクニックがある選手。ボールを触る回数を増やし、このチームでは攻撃を自由にやらしている。中後と青木を含めた3人のパフォーマンスは私の求める形になりつつある。彼には大きな期待をしている」
以上

【ヤマザキナビスコカップ】鹿島 vs 新潟:試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●内田篤人選手(鹿島):
「2点目のクロスは、マルキーニョスを狙ったんだけど、結局、ヤナギさんが決めてくれた。入ってよかった。勝ってうれしいというよりほっとした。ほっとするのは今日くらいにしたい。アントラーズは負けに慣れちゃいけない。勝てなかった分、取り戻さないといけない。新潟には3日前にやられていたし、絶対に勝ちたかった。先制点が入って踏ん張りたかったけど、失点はいらなかった」
Q.攻守の切り替えに問題がある?
「カウンターの準備はしているけど、それがうまくいかなかったりした。練習でやっているから全員で詰めていければいい。今日はとりあえず勝ったけど、失点もしてるし修正したい。相手がどうのこうのではなく、自分たちのサッカーをやることが大事。弱い部分は直さないといけない。リーグ戦はまだ勝ってないんで、まだまだこれから。これで負けてたら意味がなくなる。いいサッカーを積み上げたい」
●青木剛選手(鹿島):
昨夜、男の子が生まれて、今日は頑張らなきゃいけないと思った。ヤナギさんにゆりかごダンスをやってもらえてよかった。ハーフタイムに2点目を取ったらお願いしますと言っていて、本当にやってくれた。ヤナギ(柳沢)さんは1点目は忘れていたみたいだったけど(笑)」
Q.攻撃参加の意識が高かった?
「後半の立ち上がりにまた失点をしてしまったんで、点を取りにいかなきゃいけなくなった。そこで攻撃にうまく絡んでいければいいと思った。あとはしっかりバランスを取ろうとした」
Q.今季初勝利について?
「鹿島に入ってこれだけ勝てないこともなかった。それも内容はある程度よくて、結果が出ない。難しい面があった。でも勝つことができたんで、結果的によかった」
●柳沢敦選手(鹿島):
「1点目は遠目からのシュートだけど、結果的に入ってよかった。入れば何でもOKなんで。ダニーロとのワンツーは、ダニーロには預けるとすぐにボールが帰ってくることは多い。相手をひきつけながらダイレクトで出してくれる。受け手は有利な形で前につっかけていける。いい形が作れると思う。ダニーロのことをもっと信頼して預けていきたい。ボールを触ってチャンスを作ってくれる選手なんで、もっと使っていきたい。
ここまでリーグ戦をあわせて4試合も勝ちきれていなかった。いい内容なのにもったいなかったし、苦しかった。2点目は詰めていたらいいところにボールが転がってきたから蹴った。攻めも守りもみんなで行くのが基本。自分だけで2点を取れたわけじゃない。そこは勘違いしちゃいけない部分。みんなで頑張ったことを次につなげたい。このゴールを勢いにつなげたい。
個人としてもチームとしても行きたい。ゆりかごダンスに関しては、イバ(新井場)がやってあげようというんで。点を取ってから気づいたんで、2点目にやりたかった。
昨日の代表戦はみた。日本代表の内容がアントラーズとかぶってみえた。ボールを回しながらも決定的な場面が少なくて。その試合の中から意識すべきことにも気づいた。局面局面で相手をひきつけて相手を置き去りにすると数的優位を作れるとか。そういうのを生かしたつもり」
●岩政大樹選手(鹿島):
「1点先に入ったんで、向こうが攻めてきてバタバタになった。落ち着いて攻めさせるように守っていればよかったんだけど。あそこはもう少し受け止めてカウンターで行くという戦いで意思統一させればよかった。全体的にゴール前を崩されても決定的なシュートはあまりなかったし、結果的に失点したのもセットプレーからのカウンターだけ。もっと早く詰められればよかったんだけど…。人が変わった分、ずれてしまって失点した。それでもDFとして新しい形ができたんで、つなげられるといい」


エースの得点と苦悩を報じる各紙である。
そして青木剛に次男誕生も朗報。
もっと早くに知っておれば声援の張りにも影響したであろうに。
試合を振り返ると、柳沢敦主将の二ゴールは素晴らしかった。
1得点目は、左サイドで新井場からパスを受け強引に突破、ダニーロとのワンツーから相手選手を背負いながらのミドルシュート。
牙を剥いた野獣であった。
2得点目は、右サイドで中後が相手に身体を寄せられながらも中後が篤人にスルーパス、低く速いクロスをマルキーニョスが相手DFと交錯しながらもヒールで軌道を変えたボールを流し込んだ。
両得点とも1対1での勝負に勝ったところが結果に結びついている。
リスクチャレンジの重要性が現れたのである。
2点目の起点はダニーロのスローイン。
そのスローインになるまでのプロセスでダニーロは右サイドを駆け上がり、ルーレットで相手DFを抜き去ってクロスを上げている。
その流れで新潟はタッチに逃げたのである。
2得点に絡んでいるダニーロであるが、試合中の波が大きすぎる事も事実であろう。
前に張り付く時間もあればゴール前での守備も行っている。
ハマれば強烈なプレイを見せつける事だけが伝わってくる。
また、上記の二得点間にどのようなピンチがあったのかも記しておきたい。
22分 エヂミウソンに引っ張られて深井のマークが外れた、どフリーを外してくれてラッキー。
35分 中後のパスミス(柳沢との連携ミス) 左サイドから早めに上げられたところエヂミウソンがどフリー、篤人が間一髪間に合って事なきを得た。
39分 新潟ゴール前で中後→青木のパスがカットされカウンター左サイドからエヂミウソンに上げられ後ろから飛び込んできたマルシオ・リシャルデスがどフリーでヘディング岩政が体を張ってクリア、こぼれ球をミドルも外れた。
47分 CKからの逆襲左サイドのマルシオ・リシャルデスへのパスは流れスペースにしかし追いつかれて溜められてしまう、ボランチのシルビーニョが上がって縦パスにラインを上げて対応するが本山が残ってしまったためオフサイドを取れず本間がフリーに、マークがずれエヂミウソンをどフリーにし決められた。
51分 内田潤から何も考えていないようなロングパスにマルシオ・リシャルデスが裏を取って追いつきミドル、枠を大きく外れた。
53分 中盤の競り合いからシルビーニョが何も考えていないようにDFラインの裏に蹴りこんだところマルシオ・リシャルデスが追いつきそうになり曽ケ端がPAを飛び出してクリア。
58分 篤人のスローインをカットされ、篤人の穴に張っていた鈴木慎にロングパスが通り上げられファボンがマークを外してしまいどフリーでエヂミウソンがヘディングされるが外れた。
59分 中盤でダニーロの大きなコントロールを奪われカウンター、深井一人にCB二人が引っ張られ鈴木慎にどフリーでシュートされるが枠を外れた。
61分 誤審のFKからロングボールをDFラインの裏に、鈴木慎が飛び出してマイナスもクリア。
63分 何となく前に出したボールをエヂミウソンに左サイドでキープされクロス、どフリーのマルシオ・リシャルデスがコントロールミスしてラッキー。
と、新潟が采配ミスで矢野貴章を投入するまで中盤からの飛び出しに痛いほどやられているのである。
ただ前に蹴り出されるだけで大きなピンチになってしまうのだ。
両サイドを同時に上げる攻撃的采配は諸刃の剣である。
手を拱いている場合ではない。
選手層の薄さは観ている者にも充分に伝わっておる。
弄ることなく改善させる事は可能である。
それこそ人上に立つ者の仕事なのである。
岩政に現実を見させる事も。

新潟戦プレビュー

2007年03月24日 | Weblog

【ヤマザキナビスコカップ 鹿島 vs 新潟 プレビュー】今季初白星がどうしてもほしい鹿島。2試合連続3失点の守備修正が急務。強い闘争心で新潟にリベンジを果たしたい [ J's GOAL ]
3月25日(日)ヤマザキナビスコカップ 鹿島 vs 新潟(14:00KICK OFF/カシマ)
 オズワルドオリヴェイラ新監督を迎え、今季こそ悲願の10冠を達成すべく2007年シーズンに突入した鹿島アントラーズ。ところが3月3日の開幕戦・川崎フロンターレ戦を落としたのを皮切りに、リーグ戦は1分2敗。気を取り直して挑んだ21日のナビスコカップ1次リーグ初戦も、敵地でアルビレックス新潟に競り負けてしまった。特に気がかりなのは、先週末17日のジェフ千葉戦と新潟戦で2試合連続3失点を喫していること。守備が安定しなければ、どんなチームでも上位争いは難しい。まずは守りの修正を図り、強い闘争心で本拠地・カシマスタジアムでの今季初勝利を達成したいところだ。

 2007年ナビスコカップ1次リーグの2試合目が明日25日に行われる。名古屋グランパス、ヴァンフォーレ甲府、新潟とともにD組に入っている鹿島はホームに新潟を迎える。昨年はファイナルまで行きながら千葉に敗れて逃したタイトルだけに、まずは確実に2位以内に入って決勝トーナメント進出を果たしたい。そのためにも、同じ相手に2度続けて負けることは許されない。選手たちも熱い情熱をたぎらせてこの試合にのぞむはずだ。

 今回の鹿島は中盤の成長株・増田誓志がU-22シリア戦(28日、東京・国立)のためチームを離脱しており、この試合には出場できない。野沢拓也が長期離脱中で、中盤の陣容が薄い状況だけに、指揮官にとっても頭の痛い問題ではある。ここは本山雅志やダニーロら経験豊富な選手たちが中心となってカバーしていくしかない。

 おそらく基本布陣・先発はアウェーの新潟戦と同じになるだろう。最終ラインは内田篤人、岩政大樹、ファボン、新井場徹と現状でのベストメンバーだ。しかし今季は開幕戦で岩政が退場し、続くガンバ大阪戦でファボンがレッドカードを受けるなど、肝心の選手たちが落ち着かない。その後の2試合連続3失点は彼らのダメージが影響したのかもしれない。「3失点したことはいろいろと原因が考えられるので修正したい」とオズワルドオリヴェイラ監督は話し、今週後半の3日間で修正を図った。まずは堅守を取り戻すところから試合を始めたい。

 守り以外は前向きな材料が少なくない。特に大きいのはエースストライカー・マルキーニョスが得点を重ね始めたこと。千葉戦で2得点をマークし、アウェーの新潟戦でも1点をゲット。Jリーグで長年にわたって積み重ねた経験を存分に生かし始めた。2トップの一角を占める柳沢敦は彼自身の得点こそないものの、パートナーに点を取らせるべく動き出しやチャンスメークでチームに貢献しつつある。開幕当初はコンディション不良だったダニーロも彼らに絡む機会が増えた。この3人が連動しなければ、鹿島の攻撃は活性化されない。今回も厳しいマークに遭うだろうが、勝利を引き寄せる得点が求められる。

 今季から完全にレギュラーを奪った中後雅喜の調子も上向きだ。持ち前の運動量と献身的な守備に加え、野沢不在のFKキッカーを任されるなど、攻撃のキーマンとしても存在感を高めている。彼にはよりスケールの大きなプレーを期待したい。

 本調子をつかみきれずに苦しむ鹿島をたたみかけようと、新潟は今回も全力で挑んでくるはずだ。鈴木淳監督が標榜する「プレッシングサッカー」を本拠地で実践できたことは、チームにとっても大きな自信になっている。今季の新潟は鈴木慎吾らベテランに伸び盛りの矢野貴章ら若手、坂本將貴や深井正樹、千代反田充ら移籍加入組がいい相乗効果を発揮しつつある。21日のゲームは鹿島に質の高いポゼッションサッカーを見せ付けられながらも懸命の守備で応戦。最終的には相手を突き放す粘り強さを示した。鈴木やエジミウソンら新潟の顔ともいえる選手たちが調子を上げつつあるのも明るい材料といえる。U-20日本代表のポルトガル遠征のため河原和寿と田中亜土夢の2人を欠いているのは鈴木監督にとっても痛いだろうが、チームが一丸となって戦う底力を彼らは持っている。ホームで見せたような泥臭い戦いができれば、鹿島相手に連勝も十分ありえる。逆に鹿島にしてみれば、精神力で新潟を上回らなければ今季初白星を得ることはできない。

 明日のゲームのスタメンを予想すると、鹿島はGK曽ケ端準、DF内田、岩政、ファボン、新井場、ボランチ・青木剛、2列目・中後、ダニーロ、本山、FW柳沢、マルキーニョスの4-4-2だろう。一方の新潟は誰が出るか不透明な部分があるものの、GK北野貴之、DF内田潤、千代反田充、永田充、坂本、MF寺川能人、シルビーニョ、鈴木、エジミウソン、FWマルシオ・リシャルデス、矢野貴章の4-4-2か。24日のペルー戦のため日本代表に合流している矢野はそのままチームに合流し、試合出場の見込みだ。
 25日午後の鹿嶋地方の予想天候は弱い雨。あいにくの空模様になりそうだが、気温は17度とかなり上がる見通し。今季序盤戦の鹿島のもやもや感と悪天候を吹き飛ばすような好ゲームをぜひ見せてほしいものだ。

以上
2007.03.24 Reported by 元川悦子

守備に不安と悦ちゃんの評。
実際に今季に於いて完封試合は皆無である。
それについては昨日も書いたように守備陣の不備ではなくチーム全体のバランスと言えよう。
特に攻撃時のミスを修正すれば問題は無い。
それは監督コメントからも伺える。
悦ちゃんの申すように攻撃にポジティブな点が多い事は事実であろう。
誕生日を迎えたマルキーニョスだけでなく、勘を掴んだダニーロに期待したい。
エルゴラ採点6.0の真価を結果に残すときが来ているのだ。
思い起こせば昨季に於いても完封は第3節を待たざるを得なかった。
完封勝利に至っては5試合目の事である。
今季の5試合目であるこの試合に完封勝利を行うことは必然とも言えよう。
聞くところに依ると野沢がランニングを開始したとの由。
まさに吉報である。
V字とは申さずとも一歩一歩前に進むのである。
後ろを振り返っても何も起こらぬ事など誰の目にも明らか。
勝利を積み重ねる第一歩を踏み出そうではないか。


マルキーニョスを祝う

2007年03月23日 | Weblog
誕生日おめでとう。
現在のところ4試合で三得点はチームトップスコアラーである。
助っ人としての役割を身を以て証していると言えよう。
彼の積極性はチームに活気が漲るはず。
であった。
この4試合で結果が付いてこない事は紛れもない真実である。
主審に陥れられた事も不運もあったが、それだけでなく勝利を引き寄せる何かが欠如しているように見える。
振り返るには早いが、強豪とは良い試合展開をしつつ惜敗し格下には不注意から失点と精神面と片付けたくなる状況ではある。
有り体に申せば、選手の責任には思えぬのだ。
誰をどう換えれば、という議論や、3バックにせよ・中盤の構成を、といったシステムの変更ではござらぬ。
確かに途中交代に佐々木やヤス、石神といった実績の無い選手や新人が起用されているところに選手層の薄さを感じ得なくも無い。
しかし、彼等にとっては大きなチャンスである。
実際に誓志も興梠も、篤人もデビュー戦にて大きな仕事をしておる。
それはさておき、守備の崩壊は守備陣の責だけにあらず。
むしろ攻撃時のミスに因るところが大きいと見解する。
攻撃時に不用意なプレイが多く見受けられるのである。
野沢の離脱に因り急遽中盤を編成をし直した事に端を発する事は一目瞭然ではあるが、既に4週間が過ぎようかというこの時期にそこに責任を置く事は間違っておる。
崩しに時間をかけるなとも、無意味なミドルを狙えとも言わぬ。
「上に雨水ありて、水流至らば、渉るを止めて其の定まるを待て」
とも言うではないか。
ただ確実に時に速く・時にじっくりと、相手の急所を狙うのだ。
また型に嵌めても勝利は得られぬ。
「兵の形は水に象る」
臨機応変に確実なプレイで追い詰めていく事こそ肝要。
自らを信じよ。
その結果から導き出された勝利こそ我らが望むものである。

新潟戦コメントなど

2007年03月22日 | Weblog
鹿島完敗で今季4戦未勝利/ナビスコ杯
<ナビスコ杯:新潟3-1鹿島>◇予選リーグ◇21日◇東北電ス
 鹿島が新潟に大敗し、今季初勝利はまたもお預けとなった。前半3分、GK曽ケ端がキャッチし損ねたボールを決められ先制を許した。同27分にFWマルキーニョスのヘッドで追いつき、その後は押し気味に試合を進めながら、後半23分にセットプレーから失点。同42分にも曽ケ端がドリブルで仕掛けてきたFW矢野にかわされ3点目を許し万事休す。4戦未勝利の泥沼状態に、MF本山は「毎回そうだけど途中で崩れちゃう」と首をかしげた。
[2007年3月21日18時27分]

【ヤマザキナビスコカップ】新潟 vs 鹿島:オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:セットプレーからの失点の要因は?
「セットプレーだけではなく、全体的に注意と集中が欠けていたことが敗因になったのかも。セットプレーではもっと集中力を高めなければならなかった」
Q:千葉戦に続いての3失点。守備の問題点は?
「1つのことが原因ではない。リーグ戦の1、2節では起きなかったミスがこの試合で起き、1、2節でできていた要素が、ここ2試合ではできていない」

※オリヴェイラ監督の要望により総論はなし、質疑応答のみ

【ヤマザキナビスコカップ】新潟 vs 鹿島:試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●岩政大樹選手(鹿島):「セットプレーの守備では、枚数を減らしている。それをこれからどうしていくか。スペースがあるので、守りづらい部分もある。その辺をみんなで話し合いたい。1点目も左サイドのケアを誰もしていなかった。セットプレーのバランスが少し良くなかった。修正する余地がある」

【ヤマザキナビスコカップ 新潟 vs 鹿島 レポート】新潟が効果的に得点を挙げて、今季公式戦初勝利。鹿島は攻撃の流れを結果に残せず [ J's GOAL ]
3月21日(水) 2007 ヤマザキナビスコカップ
新潟 3 - 1 鹿島 (14:00/東北電ス/33,481人)
得点者:'3 マルシオリシャルデス(新潟)、'27 マルキーニョス(鹿島)、'68 エジミウソン(新潟)、'87 矢野貴章(新潟)

新潟が3得点で快勝した。前半3分にマルシオ・リシャルデスの来日初得点で先制。同点にされた後の後半23分には出場停止明けのエジミウソンが、コーナーキックからヘディングで決めて勝ち越した。後半42分には矢野貴章がダメ押しのゴールと、期待の攻撃陣の得点で鹿島の勢いを断った。鹿島は前半27分にマルキーニョスのゴールで1-1とするが、追い上げはここまで。度々ゴール前に迫るが、追いかける展開から抜け出せなかった。
喜び方は控えめだった。先制点を決めたリシャルデスは、派手なパフォーマンスをみせるわけでもなく、淡々とチームメイトと喜びを分かちあった。ビッグスワンの大歓声には不釣り合いにも見えるはにかんだ笑顔。ただ、内面のテンションは上がっていた。「ゴールはうれしいのひとことに尽きる」。自らが入れたコーナーキックのこぼれ球をエジミウソンがシュート。鹿島のGK曽ヶ端準が弾いたボールを拾うと、冷静に右足で決めた。
先制点を含み、新潟の3得点すべてにリシャルデスが絡んだ。1-1とされた後の後半23分。右コーナーキックでエジミウソンの今季初得点をアシスト。矢野のダメ押しは、リシャルデスが相手のクリアミスをたくみに奪ったところから生まれた。
「みんながプレーをつないだ結果、自分らしいプレーができた」。その全員が動きやすい流れを作ったのはリシャルデスだった。前線で基点になり、周囲の味方を動かす。ボールを持った選手のサポートに入り、攻撃に厚みを持たせる。「マルシオが素晴らしいボールを入れてくれた」。エジミウソンは感謝の言葉をためらわずに口にした。来日して3戦。プレー内容と結果がチームにフィットしてきたことを示している。
鈴木淳監督が「アルビレックスらしいサッカーができた」というように、立ち上がりから足を止めず、攻守が連動していた。中盤で安易にボールを失う場面もなく、逆に奪ってからスムーズに攻撃に展開した。

対して鹿島は、同点に追いつきながらも、流れをつかみきることができなかった。前半27分、ダニーロの左からのクロスに、マルキーニョスがヘディングで合わせた。新潟の足が止まったすきを逃さなかった。その後は、本山雅志、柳沢敦らがゴール前でボールをキープする場面が多かった。ただ、新潟の守備を崩せなかった。逆に、セットプレー絡みで2失点。「セットプレーは枚数を減らして守っている。みんなで修正点を話し合いたい」。岩政大樹は厳しい表情を見せた。
新潟の白星は昨季の第30節千葉戦以来。ホームで挙げた勝利は今後につながる。鹿島は攻撃のリズムは出来ている。守備の修正が課題になった。勝敗の結果、収穫、課題が明確に見えた一戦になった。

以上
2007.03.21 Reported by 斎藤 慎一郎


J・ナビスコ杯 1次リーグ 春待ち遠しい鹿島 新潟に1-3
千葉、3連覇へ完勝
 Jリーグ・ヤマザキナビスコ・カップ第1日(21日・横浜市三ツ沢球技場ほか=8試合)1次リーグが開幕。D組では鹿島が新潟に1-3で敗れ、リーグ戦首位の名古屋も1-2で逆転負けした。
 A組は3連覇を目指す千葉が工藤の2得点などで神戸に4-1で完勝した。リーグ戦3連勝のG大阪は広島を3-0で退けた。
 B組の柏-清水は終盤に点の取り合いとなり、柏が2-1で競り勝った。大宮は横浜Mに1-0で辛勝。C組の大分は横浜FCを1-0で退けた。磐田とFC東京は2-2で引き分けた。


鹿島、攻守にかみ合わず
 【評】新潟が効果的に得点を重ねた。前半3分にマルシオリシャルデスがこぼれ球を押し込んで先制。後半は右CKをエジミウソンが頭で合わせて勝ち越し、終了間際には矢野が抜け出して駄目を押した。鹿島は攻守にかみ合わなかった。


焦点 深刻な決定力の差
 鹿島に春はいつ来るのか。リーグ戦での悪い流れを引きずるかのように新潟に3失点。一時はマルキーニョスの同点弾で振り出しに戻したが、いまの鹿島にはそこから勝ち越すだけの決定力がない。今季、公式戦4戦目でも白星をつかむことができなかった。
 伝統のポゼッションサッカーが崩れたわけでなく、試合内容が悪かったわけでもない。相手よりもボール支配率は高く、高い位置でボールをつなげていた。しかし、「チャンスで決められなかった」と本山。課題に挙げられていた連係は良くはなってきたが、まだ完全に詰め切れていない部分があるのだろう。ワンテンポずつのパスの遅れが最後のシュートの部分で出てしまい、相手DFに当てる場面が何度も見受けられた。
 逆に新潟には迷いが感じられなかった。カウンターサッカーで、ボールを取ったら素早く前線のエジミウソン、矢野に集めて一気に押し上げる。奪ったセットプレーも確実に点に結びつけた。新潟が打ったシュートは鹿島よりも2本少ない12本だったが、決定力の差も出た。
 オズワルド・オリベイラ監督は「注意、集中力がなかったのが敗因」と話し、岩政も「セットプレーからの失点がすべて。そこを修正すれば大きな問題はなくなるはず」と反省したが、深刻なのはむしろ攻撃面だろう。本山は「毎回そうだけど途中で崩れてしまう。早く勝たないと良くなっていかない」と話した。中3日でホームで新潟と再戦するだけに、どれだけ立て直せるか。「このままやられっぱなしではいけない」と内田。春が待ち遠しい。


今季全ての公式戦に於いて、攻めの姿勢は貫いている。
が結果が伴わず、つまらないミスとセットプレイから失点する。
同じリプレイを観ているようである。
思い起こせば昨季の8月以降と全く同様ではあるまいか。
当時の監督であるアウトゥオリ氏は再三メンタルをコメントし続け、それが改善されたのは11月18日の大宮戦であった。
その後の試合内容は記憶に新しい。
長短のパスが小気味良いチームとなった。
が、今季は再び悪の迷宮に迷い込んだが如く攻撃は不発で不用意なミスを連発しておる。
精神面という不確定な要素ではなく科学的根拠基づく不調の根拠を切望する。
公に出来ぬ事もあろう。
怪我を抱えて出場している選手もいるのやも知らぬ。
しかしながらどのような理由があれ、公式戦5試合勝利が無く、丸三ヶ月間の永きに渡って喜びを分かち合う機会がないのである。
途中出場が誓志・ヤス・佐々木と平均年齢二十歳を割り込むんでいる現実は、未来に向けた種まきと捉えたい。
が、その若手の前でミスを連発する事は悪しき事態である。
確実なプレイを心がけるよう仕向けて欲しい。
それは、監督の大きな仕事であると断言したい。

ナビスコ杯新潟戦プレビュー

2007年03月20日 | Weblog
ナビスコ開幕、新潟は鹿島と対戦
 Jリーグのヤマザキナビスコ・カップは21日開幕し、予選リーグ第1日を行う。D組のアルビレックス新潟は午後2時から東北電力ビッグスワンで鹿島と対戦。リーグ戦から中2日の試合となるが積極的にプレスをかけ、勝利を奪取したい。
  オリベイラ新監督が指揮する鹿島はJ1リーグ戦3試合を終え、2敗1分けの勝ち点1で15位。新潟同様、今季未勝利だが、縦へ突破するスピードがあり、前節千葉戦では3得点。徐々に調子を上げてきている。野沢、田代ら主力が負傷しているが、マルキーニョスら新外国人3選手は個々の能力が高い。
 新潟の先発は、2トップに出場停止明けのエジミウソンと矢野の見込み。中盤の両翼は右にマルシオ・リシャルデス、左に鈴木が入り、本間がボランチ、千葉がセンターバックに起用されそうだ。
 新潟は高い位置からのプレスを徹底し、リズムをつかみたい。攻撃では素早く確実にボールをつなぎたい。周りのサポートする動きもポイントとなる。ナビスコ杯について「非常に重要な大会。予選リーグ突破が目標」と語る鈴木監督。白星で、波に乗り切れていないチームに弾みをつけたい。
新潟日報2007年3月20日

新潟日報から明日の予想である。
我等を裏切るように出奔した深井正樹との対戦が楽しみである。
と記事を読むと、FWは外国人と日本代表候補である。
深井には厚い壁であったか。
得意のサイドアタッカーは、外国人と昨季ファンタジーポイントの高かった鈴木慎の予想。
定位置ですらない。
FW・先発起用を約束されて出て行ったはずが、どこにいったのであろうか。
これでは今季末の買い取りが夢と消えてしまう。
由々しき仕儀である。
鹿島戦以外で爆発的に活躍し高額移籍金をせしめることが、深井に課せられたはずなのである。
鹿島の小早川秀秋とも言える深井正樹は大谷吉継に呪われてしまったのであろうか。
しかしながら、我等も敗残の西軍となるわけには行かぬ。
レアル・マドリードよりオサスナにレンタル移籍中のロベルト・ソルダードの如く、レンタル元クラブとの対戦には出場しないことになっていると考えたい。

本質を見極めよ

2007年03月19日 | Weblog
鹿島アントラーズ FC、地域密着型クラブ運営に「Salesforce」を導入
 オンデマンド CRM ソリューションのセールスフォース・ドットコムは2007年3月19日、鹿島アントラーズ FC が、地域密着型クラブ運営を目指して、オンデマンド CRM アプリケーション「Salesforce」を導入した、と発表した。
鹿島アントラーズ FC では、 FC 会員情報などをデータ化して CRM システムを構築しているが、最近では規模が大きくなったため、 FC 事務局を業務委託した。ところが、業務委託に伴いコールセンターを東京に置いた結果、 FC 事務局からのリアルタイムのデータ共有ができなくなった
また、コールセンターで吸い上げたデータをプロモーションに活用するには数日を要し、しかも把握できるデータはチケット申し込み者情報、ファンクラブ入退会情報などの限定されたものだった
専任の IT 要員の確保が難しい鹿島アントラーズ FC は、 2006年10月に「Salesforce」の導入を決定、 2万5,000以上の FC 会員 DB を約4か月で移行、 2007年2月からカシマサッカースタジアム内で本稼動を開始した。


どこどう読んでも、業務委託して業務効率が悪くなっただけで、このシステムを導入して改善されるとは思えない。
どのデータをどう使うかをきちんと把握せずに丸投げした結果を覆い隠すためにこのような事を行っているのは明白である。
東京とNYだろうがロンドンであろうが、インターネット環境があればタイムラグは人間の操作ラグを越える事は皆無である。
が、否定的な事を述べるだけでは前へは進まぬ。
どうあれ、失敗を改善しようとしている事だけは認めよう。
だが、このような過ちを繰り返すようでは、人間は離れていくものであるぞ。

メッシーナ小笠原満男、厳しい立場に

2007年03月19日 | Weblog
大黒と小笠原がベンチ外、厳しい立場に
 日本人ダービーは両選手ともにベンチ外となった。18日のメッシーナ-トリノ戦で、メッシーナMF小笠原満男(27)は軽いインフルエンザの影響もあってスタンド観戦。トリノFW大黒将志(26)は遠征メンバーには入ったが、ライバルFWステッローネの故障回復で、スタンド観戦となった。昨年11月の同カードでは大黒が先発し、小笠原もベンチ入り。今回は2人が置かれた苦しい立場があらためて浮き彫りになった。(佐藤貴洋通信員) [2007年3月19日8時36分 紙面から]

大黒、小笠原ともベンチ外
 ◆イタリア1部リーグ・セリエA(18日・メッシーナ) 小笠原満男の所属するメッシーナと大黒将志の所属するトリノが対戦したが、小笠原、大黒ともにベンチ入りしなかった。 (2007年3月18日23時11分 スポーツ報知)

何故二人が一つの記事に纏められたのかを考え、日本人ダービーであった事に気付いた。
戦力外ダービーとなったこの試合では共にベンチにすら入れぬ状況。
ニッカンなどは今更もって「厳しい立場に」と報じており無理矢理な記事を起こしている。
インデックスグループの商売道具として売られた大黒はまだ完全移籍であり未来が朧気ながら見えなくは無い。
が、不完全移籍の小笠原満男の将来はどうであろうか。
野沢が負傷離脱中である今ならば喉から手が出るほど欲しい戦力である。
これは紛れもない事実。
しかし、戦術も浸透するであろう6月にノコノコ帰ってこられても余剰人員である事は否めない。
これは2003年の鈴木隆行を彷彿させる。
彼も1stステージ第11節より合流し1stステージ終了まで共に戦っている。
この時彼は先発は0、そしてベンチ外の憂き目にすらあっているのである。
起用方法への不平が報道された記憶しているが、憶測や記事は無視しても、チームが固まったところへ戻ってきても起用に困るという事は間違いない。
今回もそのケースに当てはまらぬよう注意したいところである。
国境を固め、戻れぬよう追い払うが吉。
本人は嫁に出した娘の様子を見に行った物見遊山であろう。
連歌も楽しい。
が、これこそ計略。
本国では国人が意思の統一を謀っておる。
もう、戻る事もままならぬ。
放浪の一生となろう。
ただし、一介の浪人と元国主の一騎打ちなど聞いた事が無い。
あり得ようのない演出である。
歴史とも原作とも無関係である。
主人公と作品が一気に安くなった瞬間であった。

JEF戦報道など

2007年03月18日 | Weblog
鹿島は気の緩みから初勝利逃す/J1
<J1:千葉3-3鹿島>◇第3節◇17日◇フクアリ
 攻守にチグハグな展開で、鹿島が今季初勝利を逃した。前半23分に右サイドを崩して、FWマルキーニョスが決める理想的な攻撃で先制。だが1分後には右CKからGK曽ケ端が不用意なポジショニングで千葉MF羽生のシュートを防げずに同点とされた。同27分には逆転を許し、後半開始直後も集中力が欠けて失点した。最後は追いついたがオリベイラ監督は「気持ちが緩んでの失点が課題。それは去年から見受けられていたことで克服しないといけない」と厳しかった。[2007年3月17日20時9分]

≪鹿島 勝ち試合落とした≫
鹿島は引き分けで初の開幕3連敗は免れた。前半23分にFWマルキーニョスがチームの今季初ゴール。リズムに乗るかと思われたが、直後に集中力を欠き、立て続けに2失点。最終的には追いついたものの、勝てる試合を落とした。オリベイラ監督は「得点の直後の失点は昨季から見受けられる。それを克服していかないと」と今後への課題を口にした。 [ 2007年03月18日付 紙面記事 ]

鹿島J初開幕3戦未勝利…J1第3節

前半25分、CKからのボールに増田(左)が飛び込むも得点ならず
 ◆J1第3節 千葉3―3鹿島(17日・フクダ電子アリーナ)
 なかなかエンジンがかからない。鹿島は勝ち点1を取るのがやっとだった。チーム史上初の開幕から3試合未勝利に、DF新井場は「こんな試合をやっていたら勝てるわけがないし、優勝どころじゃない。もう若いとか言っている場合じゃない」と怒気を含ませた。  得点直後に浮足立った。前半23分にFWマルキーニョスが先制点を挙げたが、その1分後に失点。前半40分にはMF中後が芸術的FKで同点としても、後半開始直後に再び失点。得点後、喜びすぎて、守備の準備が遅れるのを繰り返した。オリヴェイラ監督は「不注意」と一蹴すれば、GK曽ケ端は「1、3点目の2点は防げる点だった。悔しい」と唇をかんだ。3得点に光は見えたが、攻守はちぐはぐ。鹿島がかつてないトンネルに迷い込んだ。2007年3月18日06時08分 スポーツ報知)

【J1:第3節】千葉 vs 鹿島:オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
3月17日(土) 2007 J1リーグ戦 第3節
千葉 3 - 3 鹿島 (16:03/フクアリ/14,814人)
得点者:'23 マルキーニョス(鹿島)、'24 羽生直剛(千葉)、'27 水野晃樹(千葉)、'40 中後雅喜(鹿島)、'46 ジョルジェビッチ(千葉)、'55 マルキーニョス(鹿島)
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:今日の中盤だが、中後選手が守備をして、あとの3人は自由に動くという感じだったが?
「基本的に、言われたとおり、3人が自由に動きながら、中後がそこに絡んでいくようなシステムにしました。ただ、中後は守備だけをやるというわけではなくて、彼は技術も高いし視野も広いので、増田選手と中後選手で考えながら、どちらかが(前に)行ったら、どちらかが残るという形でやるようにという指示はしました」
Q:3失点をどのように捉え、何が原因だと思われているか?
「今までの2試合ではすごく安定していたところが崩れてしまった。ただ、失点の形というのを考えると、やはりセットプレーからであって、セットプレーというのは注意が必要で、集中力が普段以上に増さなければいけないところ。それが欠けてしまったのではないかというのが、正直な感想です。セットプレーの時にもう少し注意をする、あるいは得点、先制してゲームの流れの主導権を握りながら、確かその2、3分後にセットプレーから失点してしまった。そこは一つ、課題として浮き彫りになったところであるし、得点の後の注意、集中力というものをもう少し高めなければいけない。特にアウェイで、これだけ主導権を握りながら、勝てるかもしれないという試合で引き分けで終わってしまったということは残念なことではないかなと思います」
Q:セットプレーを含め、結果的に3点取れたが、攻撃の形は出来てきたのか?
「部分的なところで狙いというところが出始めたというのは、非常にいいことであるし、過去の試合でもそういったところは出ていたが、結果というか得点につながらなかった。ただし、シーズン初めということを考えれば、非常にいい状態に向きつつある。残念なのは、得点して、2試合得点していなかったうっぷんが晴れて、あるいは気持ちがちょっと緩んでしまったところですぐにセットプレーから失点してしまったこと。それが課題として大きく残っているのではないかと思う。あとは昨年からやはり得点の後に失点する、あるいは失点の後に連続して失点することが見受けられているので、そういった部分を今年になって克服できていない。そこをやはりもっとよくしていかないといけないのではないかと思います。全体的に見れば、点を取るという部分に関しては非常によかったが、失点したところ、あるいは失点の仕方というものがまた課題として出てきたのではないかと思います」

【J1:第3節】千葉 vs 鹿島:試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●本山雅志選手(鹿島):
「パスミスが痛かったです。失点はそういうところからのものだったので。ただ、攻撃面では崩す形が出来てきたので、細かい部分に気をつけて、それを続けていくようにしていけばいいと思います。今日はFWの動きがすごくよかった。それから、うちの3点目は守備から攻撃への切り替えが速く出来ていた。体力的にはきついけれど、それを90分間やっていければ、レベルアップできると思います。失点に関しては、何かを修正するというよりも、気持ちの持ちようだと思う」
●岩政大樹選手(鹿島):
「千葉はハースがいなくなったことで、前線でタメを作れる選手がいない。前ほど飛び出してくる選手がいないから、前のような怖さはなくなったように思う。試合全体として、うちは悪くなかったと思うけれど、先制した後の2失点は問題だった」
●内田篤人選手(鹿島):「今まで1失点だったのが3失点もしてしまった。集中力を切らさないように、もっと声を掛け合っていかないといけないと思います。相手が3-5-2のシステムだと、ウイングバックの裏のスペースが空くので、そこを狙っていました。もっと落ち着いてパスをつないでいければ、もっといい攻撃ができると思います」


攻撃が形になってきた。
三得点以外にも結果には結びつかなかったが誓志のシュート×2や柳沢のボレーなど勝てる要素が詰まった試合だったように思える。
つまり、野沢抜きの布陣がここに来て機能し始めたという事であろう。
野沢拓也に降りかかった不慮の負傷により合宿から固めてきたチームが崩れて3週間が過ぎ去った。
新たにチームを作り直すのに要した時間である。
ここからがリスタートであろう。
失点については、セットプレイとミスからのカウンターである。
昨季と何ら変わりがない。
指揮官も本山も問題点に気付いている。
そこに光明を見出したい。

Jリーグ第1節 JEFユナイテッド市原・千葉戦

2007年03月17日 | Weblog
今季からスカパーによる全試合生放送になった。
これで、アウェイ名古屋戦も生放送で観戦できると喜んでいたわけである。
が、この酷いカメラワークは如何なものか。
試合継続中に選手のアップは劣化としか言いようがない。
意味不明である。
放送数が増えたため人材難に陥ったのであろうか。
スカパーに加入してまで観る人間に合わせたカメラワークを切に望む。

古の力を解き放て

2007年03月17日 | Weblog
「鹿」つながり 奈良の春日野お守りが鹿島へ
 J1鹿島に、奈良公園内にある春日大社の「勝ち守り」が届けられたことが16日、分かった。チームは開幕から2連敗で、千葉に敗れればチーム史上初の開幕3連敗となるだけに、由緒あるお守りで運を味方につけ、今季初勝利を目指す。
 勝ち守りは特大の鹿せんべいで、春日大社で祈祷(きとう)を受けたもの。中央に「鹿島アントラーズがんばれ」と記されている。鹿島が奈良公園の鹿愛護に協力することが決まり、返礼として奈良県NPO法人2010年塾から寄贈された。
 同じく贈られた段ボール製の鹿2体、勝ち守りは今後、カシマスタジアムに隣接するミュージアムに飾られることが決定。MF本山は「勝つという強い気持ちをもって戦う。FKもチャンスがあれば蹴る」と、今季初勝利に執念を燃やした。
(2007年3月17日06時04分 スポーツ報知)

シルクロード終着点である奈良から「勝ち守り」が届けられたとのこと。
これは吉報である。
そもそも奈良の鹿は鹿島神宮より贈られしものである。
詰まるところ祖を共にする仲間=ファミリーと考えて良かろう。
そのファミリーがこの窮地に力を与えてくれることは喜ばしい限りである。
その力を得て強い気持ちを持つと言う本山の言霊を現実としたい。
更に、多くのセットプレイを得ながらも得点が生まれていない事への危機感も認識している様子である。
チャンスはあったのだ。
後は気持ち。
より強く勝ちたいと思った者にだけ勝利が与えられると心得よ。
相手にではなく己に勝利するのである。