柏がペルーの外国人最優秀選手・澤獲り
柏がペルー1部リーグ・シエンシアーノFW澤昌克(25)獲得に向けて調査を続けていることが29日、分かった。澤は07年のペルーリーグ外国人最優秀選手となった逸材。Jクラブでは鹿島も獲得に動いている。
クラブ幹部は「彼は地元(千葉・中央学院高出)の選手ということもあって数か月前から興味を持っていた」と動向を追っていることを明かした。鹿島が1月にオファーした際に澤は「リベルタドーレス杯やクラブW杯に出たい」と断ったが、23日にリ杯敗退が決定。日本代表入りも目標としており、帰国を望むことも考えられる。
柏側は「どういう状況か調査を続けている段階。まだ交渉などの動きはない」としているが、高い評価をしているだけに本格交渉に入る可能性は十分だ。
(2008年4月30日06時01分 スポーツ報知)
およそ一ヶ月ぶりに澤の名前を聞いたと思ったところ、柏が興味を持ったという内容であった。
柏としては茂原の後釜が欲しいのであろう。
そして、1月に我等がオファーを出したとある。
当時の記事では、我等は身分紹介にとどまっていただけのはず。
何故、ここで報道内容が転んでしまうのか疑問を持たざるを得ない。
所詮、報知は報知と言うべきところであろう。
我等としては怪我人を増やさぬよう、地道にプレイを行い、一つ一つ勝利を積み重ねていくだけである。
鹿島“GW作戦”11連休でチーム立て直し
鹿島のオリヴェイラ監督が、チーム立て直しに大胆な“休暇作戦”に打って出た。開幕5連勝を飾りながら、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)による過密日程でここ4試合は勝ち星なし。首位からも陥落した。今後も連戦は続くが、指揮官はチームを奮い立たせるために、5月21日のACL1次リーグ最終戦のナムディン(ベトナム)戦後のリーグ中断期間で、シーズン中では異例中の異例となる11連休をを決定した。
昨季、ACLに出場して同様の過密日程を強いられた浦和と川崎Fは、最大で7日間。オリヴェイラ監督は昨季から疲労が蓄積していると判断すると大胆な休みを与えてきたが、それが功を奏して疲労がピークに達する終盤戦でもコンディションを維持。最終的に奇跡の逆転優勝を飾った。
その再現を狙う大胆な休養に選手会長のMF本山も「監督も選手が奮い立つことを狙って言っていると思う。勝っていい休みを迎えられるように頑張ります」としっかり意図をくんだ。鹿島の本当のスパートは、再開試合となる6月25日の大分戦(カシマ)から始まる。
[ 2008年04月29日 ]
鹿島異例!5月末11連休
鹿島のオズワルド・オリヴェイラ監督が、選手に5月22日から11連休を告知したことが28日、分かった。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)ナムディン戦(5月21日・ハノイ)から帰国(22日早朝)後、6月1日まで休養を与える。甘いニンジンをぶら下げ、公式戦4試合連続未勝利が続くチームの士気を上げた。
リーグ戦は5月17日の柏戦を最後に、6月末まで中断期間に入る。その間、ナビスコ杯予選リーグが開催されるが、同杯出場を免除されている鹿島は大型連休が可能。昨年、同じケースがあった浦和、川崎が1週間程度の連休だったことを考えれば、異例の“ゴールデンウイーク”だ。MF本山も「監督も士気を上げる目的で話したと思う。勝ち続けて、いい形で休みに入りたい」と30日の神戸戦からの再浮上を誓った。
◆内田復帰遅れ早くて5・7 ○…右第3腰つい横突起骨折でリハビリ中の日本代表DF内田篤人(20)=鹿島=の復帰が遅れることが28日、分かった。クラブ関係者によれば、復帰戦は早くても5月7日のACLクルンタイバンク戦。ACL北京国安戦(9日)で負傷し、当初は復帰まで3週間と診断されたが、見込みより1週間~10日遅れているという。この日、ランニングなどをこなした内田も「多分、復帰はそれくらいになる。しっかり治したい」と話した。
(2008年4月29日06時01分 スポーツ報知)
こうなると敵は代表とU-23代表となろう。
勝って当然のキリン杯や負けに行く北京五輪に向けたトゥーロン国際などに引っ張り回されてはかなわぬところ。
とはいえ、名誉の為お国の為に戦うことも必要かも知れぬ。
愚将の元で何かしら得ることもあるやも知らぬ。
そして何よりもJリーグに興味のない代表厨を呼び込むプロモーション活動としては最適である。
となればビジュアル的に篤人や田代は快く送り出すところであろうか。
U-23にも誓志を復帰させたいところである。
”変な眉毛”の人よりは活躍が期待でできる。
そして後藤圭太である。
鹿島4戦未勝利オリベイラ監督愚痴/J1
<J1:大宮1-1鹿島>◇第8節◇27日◇NACK
昨季王者の鹿島は大宮と1-1で引き分け、4戦連続勝ち星なしとなった。
公式戦4戦未勝利に、鹿島オリベイラ監督の口から愚痴がこぼれた。ACLも戦う過密日程について「国によっては10日間は休んでACLに専念するところもある。日本は(海外から)帰ってきて3日後の試合で厳しい相手と当たる。故意ではないと思うが…」。昨年2冠は豊富な運動量で勝ち取ったが、この日は足が止まり、劣勢に陥った。「フェアな条件でできれば、もっと素晴らしいサッカーができる」とタラレバの話さえ口にした。
一方で選手からは同監督と真逆の言葉が出てきた。MF小笠原は「疲れは言い訳にならない。南米、欧州の強いチームはリーグ戦とその大陸のカップ戦を戦っているし、普通だと思う」とキッパリと言う。先発した4戦で未勝利のDF伊野波はピッチで思わず涙を流したが、「乗り越えないと強くならない」と気丈に話した。
[2008年4月28日6時49分 紙面から]
お疲れ鹿島、痛恨のドロー!興梠の先制弾もリード守れず
J1第8節最終日(27日、鹿島1-1大宮、NACK5スタジアム)鹿島は大宮と1-1で引き分け、首位名古屋との勝ち点差を2にした。
痛恨のドロー。開幕5連勝と好スタートを切った鹿島だったが、最近4試合は一転して白星から見放されている。
「もっと強い気持ちでやらないと。この悔しさを忘れたくない」とMF小笠原は振り返った。
今季初先発のFW興梠が前半27分に先制弾。しかし、後半30分に同点とされるとサンドバッグ状態に。シュート数7-18の劣勢に耐え、なんとか勝ち点1を拾った形だ。
ACLを同時並行で戦う鹿島には、確実に疲労が蓄積している。オリベイラ監督からは「ACLの3日後に厳しい試合が組まれている。フェアプレーを推進するリーグで、フェアな条件が足りない」と珍しくぼやきが出るほど。しかし、下を向くわけにはいかない。
「南米でもヨーロッパでも、これが普通。疲れている、では片づけられない」と小笠原。過密日程に故障者の続出…。苦悩は続くが、ここを乗り越えなければ先は見えない。
(峯岸弘行)
鹿島333分でノーゴール止めた
<大宮・鹿島>前半、大宮選手3人に囲まれ、倒される鹿島・小笠原
Photo By スポニチ
【鹿島1―1大宮】鹿島は前半27分に今季初先発のFW興梠がゴールを決めて先制。チームの無得点は333分間で止まり、クラブ史上初の公式戦4戦連続無得点は免れた。だが、後半に入り相手に完全に主導権を握られると後半30分に失点。その後も何度も決定機をつくられた。守備陣が踏ん張り何とか同点で終えたが、鈴木満取締役強化部長は「勝ち点1をもらったようなもの」と振り返った。
チームは23日にACLの北京国安と対戦。中3日の過密日程だったが、主将のMF小笠原は「疲れというのは言い訳にはならない。南米でも欧州でも、強いチームはどこも過密日程でやっている。自分としては毎年優勝してこの日程でやるつもり」とキッパリ。「キツイとか言ったり思ってほしくない。勝つためにもっとみんな一生懸命やらないといけない。気持ちの問題」と4試合勝ち星がないチームに奮起を促していた。
[ 2008年04月28日 ]
鹿島・興梠、反町ジャパンへアピール弾…J1第8節
前半28分、鹿島・興梠(上)は大宮・村山にスライディングタックルをされ体勢を崩した
◆J1第8節 大宮1―1鹿島(27日・NACK5スタジアム) 鹿島はU―23日本代表FW興梠慎三(21)のゴールで先制したものの後半に追いつかれ、大宮と1―1で引き分け。首位の名古屋と勝ち点2差の2位となった。
反町ジャパン期待のFWが、泥臭く決めた。前半27分、相手DFがGKへ浮き球のバックパス。FW興梠は「DFが蹴った瞬間から狙っていた」と嗅覚(きゅうかく)を研ぎ澄ませた。40メートル先に向かって50メートル5秒台の俊足を飛ばす。最後は相手GKが手ではじいたボールを拾い、無人のゴールに左足でゴール中央に蹴り込んだ。
リーグ戦では、昨年10月6日の神戸戦以来、約6か月ぶりの先発。FWマルキーニョスの負傷欠場で回ってきたチャンスに「やってやろうと思っていた」。北京五輪に出場するU―23日本代表は、21日からの合宿で選手選考をほぼ終了。チームのACL北京国安戦(23日・北京)に帯同していたため、同合宿に不参加だった興梠は、生き残りへリーグ戦で結果を残すしかなかった。
視察したU―23日本代表の井原コーチも「なかなか先発のチャンスのない中で、点を取れたことはいいこと」と笑顔で会場をあとにした。途中出場が多い中、昨年は511分出場で6得点。決定力は今年も健在だ。ただ、チームもドローに終わり「得点以外は裏目、裏目。内容が良くない」と興梠。得点を挙げても笑顔ひとつ見せなかった。
(2008年4月28日06時02分 スポーツ報知)
各紙特徴が出た。
監督コメントから記事を起こしたニッカン、ACLの疲労を報じるサンスポ、鈴木満強化部長のコメントを取ったスポニチ、U-23代表に重ねた報知。
特にスポニチは333分というノーゴールタイムを報じており、努力を感じる好記事である。
疲労や過密日程を敵にしたくなる報道はわかりやすいが、やはり悪質なプレイで篤人を負傷させた北京国安が最も邪悪であったのでは無かろうか。
代役の伊野波は未勝利に涙したとあるが、彼が悪いわけではなく、プレイスタイルが異なる以上同じ戦術に無理が生じておるだけなのである。
同じことは石神にもダニーロにも言えること。
もう一つ上に行く試練の時が今ここなのである。
前を向いて一歩進もうではないか。
鹿島アントラーズ :監督 <試合終了>
我々の狙いはいつもやっている、相手の長所を消し短所を狙っていくということ。連戦プラス対戦相手からかけられる負担、アウェイということを考えれば、終盤は押されるということは考えていた。ただ、連戦の中での試合と考えれば総合的には悪い内容ではない。4試合で2分け2敗と数字上だけで見れば悪くなっていると見えるが、内容と不確定要素が含まれていることも考えてもらわなければならない。準備はすごく大事であり、それをするかしないかは、試合の終盤に影響してくるもの。結果だけみれば悪いと思われるかもしれないが、内容とその他の条件を盛り込んでの見方をしっかりすれば悪くはないと思う。今日は、まず選手たちを称えたい。こういった経験ができるというのはメリットでもあるし、こういったすばらしさを感じ取って、彼らは勇気をもって実行に移していっていると思うし、タフな条件の中でがんばっている。最後に我々の方が疲れていたのではなくて、相手の方が疲れていなかったということを言いたい。
【J1:第8節 大宮 vs 鹿島】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
4月27日(日) 2008 J1リーグ戦 第8節
大宮 1 - 1 鹿島 (16:00/NACK/13,072人)
得点者:27' 興梠慎三(鹿島)、75' 小林慶行(大宮)
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:厳しい展開の中で、よく勝ち点1を取ったと思います。それについての感想と、中盤でかなり押し込まれたんですけど、それは相手の出足が鋭かったということでしょうか?
「まずは相手の長所を消し、短所を狙っていくということは、我々がやっていることであって、中盤の攻防という部分を言われるかもしれませんけれど、我々は連戦とそれにプラスして相手からかけられる負担ということを考えれば、また相手のホームということを考えれば、終盤におそらく押される展開になるということは予想されてことでした。また、去年にくらべて大宮さんはチームが大きく変わっているということはわかっていることであって、組織的な構成がかなり上がっているということがわかることです。そういう部分で手強い相手だということは予想されたことでした。あとは、我々がそれ(狙い)を継続して出来るかという部分になっていたと思いますし、そういった意味ではうまく連戦の中での試合、対戦した相手のかかった負担ということを考えると悪い内容ではないと思います」
Q:これで4試合、浦和レッズに負け、ガンバ大阪に引き分け、ACL(北京国安)で負けて、今日が引き分け。最初のレッズに負けたのは、内容的にはアントラーズが勝っていた。ガンバにも良い試合をしたし、ACLでも立派なゲームをやったと思います。でも、この試合の引き分けがいちばん悪かったように思います。結果が内容に反映してきたようなイメージを監督はお持ちではないですか?
「単純に4試合の中で2分け2敗という形になっている、数字上で見れば悪くなっていると言えるかもしれません。ただ、やっぱり内容に関わってくる不確定要素を考えてもらわなくてはいけないと思いますし、またレッズの試合を考えれば、(その前の)水曜日に北京国安との厳しい試合をやって3日後にレッズとの試合がありました。でもレッズはなぜか知らないけど、偶然と言われるかもしれませんが、1週間の間があり我々との試合に臨めました。ガンバとは同条件になって来ますけれど、ガンバに対してあれだけの内容を見せたということを考えれば悪いという評価ではないと思います。その後の北京国安との試合を考えると、北京との試合は、試合ではなく戦いであったし、画面を通じてどれだけ皆さんに通じたかわかりませんが、ほんとうに戦争だったと思います。そのほかに、どこに泊まるという条件だったり、食事の面だったり、移動ということだったり、試合への準備というものはすごく大切なのものであって、細かな要素がそこにあると思います。皆さんはただ、練習をやって試合をして、とお考えかもしれませんが、そこに至るまでの細かな準備というものがいろいろとあって、試合に影響してきます。特に試合の終盤にすごく影響することであって、(我々には)そうした要素がありました。すぐに移動してきて大宮との試合であると。大宮は1週間の間がありましたし、特に今シーズンにリーグ戦において素晴らしいサッカーを見せていると思いますし、去年にくらべたら大きな変貌を見せているチームでもあり、力をつけているチームではないかと思います。前節、レッズとも、あのレッズのホームで、ダービーの雰囲気の中でも0対0という試合をやったという内容を見てもらえば、本当に強さや成長してきているチームだということがわかるのではないかと思います。ただ、結果を見れば悪いと言われるかもしれませんが、内容とその他の条件を盛り込んでの見方や目線をしっかりしていれば、悪くない結果ではないかと思います。」
Q:試合のコメントをお願いします。
「まず選手たちを讃えたいと思います。こういった経験をできるということは我々のメリットでもありますし、そういったことの素晴らしさを彼らが一瞬一秒のなかでも感じ取って、実行に移しているのではないかと思います。ほんとうにタフなことがある中で、彼らは素晴らしいパフォーマンスを限られた状況の中でやっていると思います。国によってはリーグ戦を10日間省いて、ACLという素晴らしい国際大会を優先させて準備をさせる国もあります。で、また、ACLをやりながら3日後に厳しい相手をワザと・・・、ワザとじゃないとは思いますが、(試合を)組んでいく構成能力という部分で、どういう風に考えているのかな、と思います。そのヒントやノウハウを身につけたとき、ボクがもしそういう立場であったら、本当のそして無敵の鹿島が見せられるんじゃないかと思います。フェアな条件でやってくれれば、我々はもっと素晴らしい魅力的なJリーグを見せることができるのではないかと思います。
最後に、我々が疲れていたのではなく、相手が疲れていない状態にあったということだけ言いたいと思います。ありがとうございます。」
以上
【J1:第8節 大宮 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●小笠原満男選手(鹿島):
「見ててもの足りない部分もあるし、ミスもあるし、そこをカバーするのが遅かったり、少しずつ悪い部分が出始めている。みんなが強い気持ちでやらなくちゃいけない。:またすぐ2日後に試合があるのは、普通だと思う。来年もそういう日程だろうし、その次もそうだと思う」
●青木剛選手(鹿島):
Q:試合中、監督に呼ばれて指示を受けていたけれどあれはどういう指示だったのですか?
「相手のボランチのところがセカンドボールだったり、インターセプトができそうだということを言われました。そこを狙っていけという感じの指示を受けました。後半も、相手の裏を狙って得点が入ったので、その形を」
●田代有三選手(鹿島):
「チャンスはあったから決めるだけでした。ほんとに裏が空いていたから慎三(興梠選手)とかスピードでボールをキープできていたし、中にもつめていた。悪くはなかったと思うけど、後半の最期は相手のペースになってしまった。それまでに2点目を入れるチャンスが何度もあったので、そこだと思います」
Q:相手のDFに対してギャップは作りやすかったですか?
「スペースはあったから、ポストで受ける部分は少なくなったけど、逆に裏に行けばラインも下がってスペースも出来てたし、チャンスは前半から多かったから…」
Q:前半にキーパーをかわしてシュートに行ったシーンがありましたけど、あれはファウルでは?
「あれは押されたんですけど、決めたかったから強引に行ったんですけど…。まぁ、もうちょっとひねれていれば入ったとは思う。あそこもちゃんと決めたかったです。1-1という結果は、ダメだと思います」
Q:すぐに試合がありますが、どのような部分を修正していきますか?
「少しずつずれているなという部分もありますし、守備からしっかりやって。基本はそれだと思うので。それプラス、ボク自身、三回くらいチャンスがあったのを決めきれなかったので、責任を感じています」
●伊野波雅彦選手(鹿島):
「相手もかなり研究していると思う。中盤でつながせたら上手いというのはわかっているから、かなりコンパクトにして、その中盤に入ったらかなりプレッシャーをかけてくるようにしているんで、なかなか中盤で繋げない感じです。まだ両サイドバックのからみが薄いというのもありますし。中盤を抑えられたときに、どうやって打開していくのかを自分たちで考えていかないといけない」
Q:サイドバックの絡みに関してはちょっとずつ良くなっている感触はありますか?
「今日に関しては、なかなか前の選手がタメをつくることができなかったので、カウンターの形で何度かもらうことはあったんですけど、守備に回ることの方が多かった」
●興梠慎三選手(鹿島):
「全部、裏、裏だった気もするし、ポストプレーも思い返せば全然やっていない気もする。試合中、やろう、やろうとは思っていたんですけど、中盤も前、前と急いでいた感じもします。いま、思えば」
Q:裏というのは、チームとして狙いではあったのですか?
「CBの二人がそんなにスピードが速いわけでもなかったので、その裏をつこうとはずっと思ってました。(得点は)相手のミスからですけど、諦めずに最期まで走ったから良かったと思います。もう一回チャンスが欲しいですね。怪我人は早く戻ってきて欲しいですけど、ここ4試合、怪我人が多くてボクとか石神さんが入っていますけど、そのなかでも勝っていけるようになると去年みたいに良いチームになりますし、そこを課題にがんばっていきたいと思います」
Q:チームは疲れている感じがしますか?
「いや、そんなことないっす。疲れてはいないですけど、フレッシュなボクたちががんばっていければそれが一番良い。疲れてないと言ったらウソになるかもしれない。でも、ボクは疲れてないです。怪我人がいるから弱いと言われたら、ボクらの立場がないんでもっとがんばります」
●岩政大樹選手(鹿島):
Q:失点してしまいましたけど、全体として守備は合格点でしたでしょうか?
「失点するまでは良い対応をしてたと思いますし、失点する雰囲気もなかったんで。失点してからはスペースを与えてしまったんですけど。北京戦で失点したシーンを考えて、特別ラインを高くするつもりはなかったんですけど、それよりも今日は全体の運動量をあげてプレスに行くという話をしていました。そうすれば、自然とラインは高くなります。前半は、最近の試合ではプレスに行けてなかったんで行こうとは話していました」
Q:最期の大宮の攻めについては?
「最後の部分で足を出したり、シュートコースを防いだりということで、ムードとしては逆転されてしまう感じもあったんですけど、相手のホームですし、うちは1週間空いてないゲームだったので後半にみんなの運動量が落ちていた。引き分けでも勝点は拾ったんで、最低限の結果は出したかなという感じですね」
Q:去年、開幕直後になかなか勝てない時期がありました。それとくらべて内容などは、まだ前に向ける要素はありますか?
「勝ってたことよりも少し運動量というか、玉際だったり、走る量は落ちてきている。それが疲れなのか意識なのかどっちなのかはわからないし、その両方なのかもしれないけれど、もう少しボールを誰かが持っているときも多くの人数をかけて動き出す人数が増えてこないと崩せない。守備の時ももっと連動して競りに行ったり、単純にヘディングのセカンドボールもほとんど拾われていましたし、戦術とか、技術と言うよりも、走る量や玉際をもう少しやっていかないといけないかなと、後ろから見ていて思いました」
Q:チームの連動性は、ちょっと狂いかけてるかなという印象はありますか?
「いえ、バランスは特に問題なくやっていたと思います。特に失点するまでは、ほぼ危ないと思うシーンはなかったし、ディフェンダーとして支配している感覚というか、相手を自分たちの予想の範囲内に置いて守備をすることができていたと思います」
Q:ディフェンスラインと中盤の間にボールを入れられてミドルシュートというのが多かったと思うんですけど、それについては?
「うーん…。そうですね…。確かに、DFラインの前のスペースを使われているシーンは、あるのは感じてますし、その修正を試みようとはしていますけど、少し守備のやり方自体に問題があるところもあるんで、それを確認しないといけない。ただ、正直、ワールドクラスの選手とやるわけではないので、ある程度は、自分たちの裏をやられるよりは前をやられる方がいいという気持ちもあります。前を使われ始めたからどうにかしなきゃという意識を持ちすぎると、チームがバタバタしてしまうので、試合の中では、相手に少しやられてしまうシーンがあっても、意識の中で問題なくそのシーンに対処すれば守備は安定する。そういう意味では、ばたつくような雰囲気を作らせないようにはできていたと思います」
Q:前半の途中で、ダニーロに強く要求していた場面があったと思いますが。
「強く要求したというのはありません。ただ、声があまり聞こえないので大きく言っただけです。多少、大宮に関しては2トップが外国人にならない限り、彼らの狙いはサイド攻撃だと思うので、どっちかというと中央を守るより、サイドにいてくれという話をしただけです。次はホームなんで勝点3をとらないといけないと思います。特に前半戦は、順位とかどうこうよりも勝点を拾っていくことをしないといけない。特に今年の日程だと、相手に運動量で分がある試合が続いてしまうと思う。そのなかでも勝点を拾っていかないといけないことを、なんとかみんなでがんばっていかないといけない。バックアップを含めてチームの底上げをしていかないといけないと思っています。」
難しい試合であった。
言いたいことも山ほどあろう。
そのせいかアウェイに試合にしてはコメントが多い。
しかしながら連戦は続く。
立ち止まることは許されぬ。
石神は成長し続けねばならぬし、ダニーロはパフォーマンスを90分維持する必要がある。
誓志も佐々木もやはりサブと思われぬ活躍の期待を背負うておるのだ。
我等の飢えを渇きを癒すはおぬしら以外にいないのである。
鹿島「ACL優先」要請、U23日程重なり
鹿島が協会にACL優先の協力を要請する。アウェー北京国安戦の敗戦から一夜明け、24日に帰国。1次リーグ突破の行方は5月21日の最終戦ナムディン戦までもつれ込むことになったが、問題は同20日に開幕でU-23代表が出場するトゥーロン国際大会(フランス)と日程が重なること。協会は代表優先の方針を伝えているが、鹿島としても戦力を落とせない状況になっている。
鈴木満取締役強化部長は「時期が来たら話し合わないといけない」とクラブ側のスタンスを伝える意向だ。DF内田、伊野波、FW興梠ら重要な戦力が代表候補となるだけに、簡単には引けない。北京国安戦ではDF新井場が左太もも裏肉離れで復帰に約10日間、MF本山も左太もも打撲で27日の大宮戦出場が微妙。台所事情が苦しい上に過密日程を戦うため、戦力を簡単に送り出すことはできない現状だ。
[2008年4月25日7時25分 紙面から]
アウェイ北京国安戦の敗戦で残りの予選リーグで大量得点勝利が義務づけられた。
従ってメンバーを落とすことが出来ず、篤人・伊野波・興梠・誓志・石神・健太・大道・佐々木を貸し出すことが適わぬ事となったのである。
我等としては苦渋の決断である。
しかしながら後藤圭太はACL登録メンバーではない為OKである。
是非とも彼を使って欲しい。
怪我で出遅れたが伊野波と遜色ない働きをするであろう。
左太腿痛再発…新井場が離脱
鹿島DF新井場が左太腿痛で再離脱する。0―1で敗れた23日のACL北京国安戦が行われた北京から帰国。新井場はこの試合で、13日の浦和戦で痛めた同じ個所の痛みを再発させ、前半で交代した。チームドクターによると、復帰には最低でも10日かかる見込みで27日の大宮戦、30日の神戸戦、5月3日の川崎F戦の3試合の欠場は確実。リーグ戦はここ2試合勝ち星がなく、ケガ人も続出しているだけに、踏ん張りどころになりそうだ。
[ 2008年04月25日 ]
鹿島・新井場、左太もも痛悪化で次戦欠場
鹿島DF新井場が左太もも裏の軽い肉離れで27日の大宮戦を欠場することが24日、分かった。以前から痛めていた個所を、23日のACL北京国安戦で悪化させたもの。MF本山も同じ試合で左太ももを打撲しており、公式戦5試合連続で負傷者を出す非常事態。チームはこの日、成田空港着の航空機で北京から帰国したが、敗戦とけが人続出で重苦しい雰囲気が漂っていた。
(2008年4月25日06時01分 スポーツ報知)
新井場の負傷も石神の出場機会というだけである。
石神は先日のガンバ戦でもダニーロとの絶妙な連携を見せ攻撃力を発揮しておる。
左利きというメリットで好クロスが良く上がる。
がむしゃらな突破ではなく連携を重視したがりも知性を感じる。
新井場とはまったくタイプが異なる故、相手にも驚異となろう。
過密日程は続く、新たなる戦力で立て直す時期が来たと言えよう。
征夷大将軍になると言い出す秀吉に二の句も告げられぬねねであった。
鹿島完封負け決勝Tお預け/アジアCL
北京国安に敗れてグラウンドを後にする小笠原(中央)ら鹿島の選手たち
<アジアCL:北京国安(中国)1-0鹿島>◇1次リーグ◇F組◇23日◇北京
【北京(23日)=広重竜太郎】鹿島がJクラブ史上最速となる4戦目での1次リーグ突破のチャンスを逃した。勝てば決勝トーナメント進出が決まるアウェー北京国安(中国)戦は、前半終了間際に相手FWチアゴに先制弾を許した。DF新井場、MF本山が負傷する中、1点の壁は厚く0-1で完封負けした。勝ち点9で北京国安に並ばれたが、総得失点差で10点差をつけて首位をキープ。優位な状況は変わらないが、決着は最終戦までもつれ込むことになった。
鹿島は最後の一線で踏みとどまった。0-1のリードを許し、2点目を最後まで狙われた。後半38分にはFW楊昊に鋭いボレーシュートを打たれ、肝を冷やした。2点目を奪われれば1次リーグ敗退の危機。0-1のまま終わり、選手は複雑な表情でうなだれた。安堵(あんど)感と失望感。クルンタイバンクが引き分けたため勝てば残り2戦を残して1次リーグ突破が決まっていた。DF岩政は「狙っていたものの中で一番最低限の結果だった」と険しい顔を崩さなかった。
勝てば多くの産物を手に入れられた。残り2試合は消化試合となり、主力選手は5月の公式戦5試合を3試合に減らすことができた。ACLを並行して戦う影響は肉体に現れている。この日もDF新井場が左太もも裏痛を悪化させ、MF本山も左足を打撲して途中交代。今後の負担を軽減させるためにも勝ちたかった。
勝負の行方は最終戦までもつれ込む。優位は変わらない。得失点差も北京国安より10点も多い。だが横浜が04年に残り2戦目で4点の得失点差リードを、2位城南一和の格下相手への15-0圧勝でひっくり返された例もある。小笠原は「(最終戦までの戦いは)最初からそのつもりだった。10点リード? 何があるか分からない」と緊張感を最後まで保つことを誓った。
[2008年4月24日8時45分 紙面から]
鹿島負けた… 厳戒アウェー北京で狂った歯車
北京国安の選手に囲まれながらも突破を試みる興梠(中央)。鹿島は最後まで得点を奪えず、初黒星を喫した(共同)
アジア・チャンピオンズリーグ1次L第4節(北京国安1-0鹿島 23日、中国・北京豊台体育場)F組の鹿島はアウェーで北京国安(中国)と対戦、0-1で敗れた。勝てば1次リーグ突破が決まったが、前半に許した1点を最後まで取り返せず初黒星。通算3勝1敗の勝ち点9で北京国安に並ばれたものの、得失点差で同組首位は守った。
◇
鹿島がボールをキープした瞬間に、地鳴りのようなブーイングがスタジアムを包む。中国Cリーグで最も熱狂的なサポーターとされる緑のスタンドに気押されたのか、J王者は完全なアウェー戦で痛い初黒星を喫した。
「試合を決定付けるチャンスで決めたか、決めていないか。もう少し違う展開を思い描いていた」とオリベイラ監督は下を向いた。
先に行われた同組の試合で、クルンタイ銀行がナムディンと引き分けた。鹿島は勝ち点3を奪えば、決勝トーナメント進出が決まる。今後の過密日程の負担を軽減するためにも、「絶対に勝ちたい」(FW田代)ところだった。
しかし、気持ちが空回りした。前回対戦した9日はDF内田が第3腰椎横突起を骨折したが、この日も相手の厳しいマークに一触即発のシーンもあった。そして前半終了間際、わずかなすきをついて北京国安はFKからDF裏のスペースにパス。飛び出したFWチアゴが左足シュートを決め、先制点を奪われた。
後半になってもFWマルキーニョスをけがで欠く攻撃陣は、相手ゴールをこじ開けることができない。リーグ戦から3戦連続無得点に終わった。
得失点差は北京国安と『10』差あり、グループ首位は守った。しかし、今後は残り2試合で、下位チームから得点の奪い合いとなる。最終戦まで気を抜けない状況だ。DF岩政は「最低限の結果」と振り返った。
それでも「何があるかわからない。あと2試合、しっかりやりたい」とMF小笠原。FW田代も「アジアで簡単に勝ち抜けるわけじゃないと思った。次のホームでしっかり勝ちたい」と気を引き締めた。J王者はそのプライドを胸に、アジア頂点への歩を進める。
(峯岸弘行)
★鹿島の決勝T進出は
第4節の敗戦によって、次節5月7日のクルンタイ銀行戦(ホーム)で勝っても、決勝トーナメント進出は最終節に持ち越しとなることが決定した。ただ、第4節終了時で2位の北京国安と勝ち点は9で並んだが、得失点差が10上回っているため鹿島の有利は変わらない。
スタジアムで目を光らす警察の特殊部隊。私服警官も多数動員された(共同)
鹿島 疲労困敗…3戦連続ノーゴール
<鹿島・北京国安>前半、競り合う鹿島・小笠原(左)と北京国安・マルティネス。右はダニーロ
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アジアチャンピオンズリーグ1次リーグF組の鹿島は北京で北京国安(中国)と対戦し、0―1で敗れた。勝てば1次リーグ突破が決まるところだったが、通算3勝1敗の勝ち点9で北京国安に並ばれ、得失点差で辛うじて首位を守った。G組のG大阪は山崎雅人(26)の2得点でメルボルン(オーストラリア)に2―0で快勝し、3勝1分けの勝ち点10で同組首位を守った。メルボルンは同3で1次リーグ敗退。
またしてもゴールは遠かった。勝てば1次リーグ突破が決まるところだったが、0―1で敗れたことで勝負の行方は最終戦まで持ち越し。約1万人の相手サポーターのブーイングが鹿島イレブンに重くのしかかった。
「重要なのはきょう負けたことではなく予選を突破すること。得失点差がウチが13(実際には14)で北京国安が4であることを考えれば、残りの2試合をしっかりと勝つことが大事」とオリヴェイラ監督は努めて冷静に振り返った。
だが、気がかりなのが最近の得点力不足だ。これで公式戦は3戦連続の無得点。リーグ戦では開幕5連勝と最高のスタートを切ったが、過密日程の影響でここ2試合は勝利なし。首位からも陥落した。この日の一戦で予選突破を決めれば、残り2試合は消化試合となりターンオーバー制を導入することも可能だったが、これで5月末まで続く過密日程の緩和は難しくなった。
MF小笠原は「得失点差はあるけど何があるか分からない。いつかは点が入るだろう、ではなくみんなで意識するべき」と危機感も口にした。残り2試合は、絶対に取りこぼせなくなった。
[ 2008年04月24日 ]
鹿島307分無得点!決勝T一転ピンチに…ACL
後半、北京国安MFに倒される鹿島・青木
◆ACL1次リーグ第4戦 ▽F組 北京国安1―0鹿島(23日、北京・豊台スタジアム) 鹿島は23日、北京で北京国安と対戦し、0―1で敗れた。前半44分、リスタートからFWチアゴ(30)に先制点を奪われると、効果的な攻撃が出来ず、無得点。勝てば決勝トーナメント(T)進出だったが、痛恨の初黒星。勝ち点9でF組首位をキープしたものの、2位北京国安と勝ち点差はなく、残り2試合全勝が求められる。
敗れるべくして敗れた。連係ミスから失点すれば、攻撃もゴール前で決定力に泣いた。「チャンスはあった。それを決めていれば違う状況になったかもしれないし、違う結果になったかもしれない」オリヴェイラ監督は、公式戦3試合連続、通算307分ノーゴールのアタッカー陣に悔しさをぶつけた。
アウェー戦の大原則を守れなかった。前半44分、速いリスタートにオフサイドトラップが遅れ、FWチアゴに先制点をたたき込まれた。終了間際にはFW興梠がGKをかわし、FW田代にラストパスを送ったが、シュートを打てない。ミスで失点、チャンスで不発。必然の結果だったが、失点を重ねなかったことが「御の字」と思える展開だった。
完全アウェーだった。現地スポーツ紙「体壇周報」は、鹿島の前日公式練習の時間に触れ、「試合開始時間(現地午後8時)に合わせてやらないのは、日本人は高慢で緊張感がない」とバッシング。また、公安当局は安全を目的に、約100人の日本人サポーターを中国人観客から隔離。警備員1000人以上を配置したが、引き裂かれた日本国旗がピッチに投げ捨てられるなど、スタンドは常軌を逸していた。
勝てば決勝T進出が決まる試合で、痛恨の敗戦。残り2試合で主力を温存するオリヴェイラ監督の構想はもろくも崩れ去った。MF小笠原主将は「最低限」の結果としながらも「みんなが意識して、点を取れるようにやる必要がある」と危機感を募らせた。
残り2試合、取りこぼしは許されない。「これで最終節まで分からなくなった」と田代。順風満帆だったACL制覇への道が一転、険しさを増してきた。
◆鹿島が決勝トーナメントに進出するためには ○…各組1位が進出。順位は〈1〉勝ち点〈2〉直接対決の成績〈3〉得失点差〈4〉総得点の順に決める。鹿島と北京は〈1〉〈2〉とも同じため最終節まで決まらない。鹿島は得失点差で北京に10点差をつけているため、残り2試合勝てば可能性は高い。仮に〈3〉〈4〉も並んだ場合は抽選。3位のクルンタイバンクの可能性はほぼない。
(2008年4月24日06時02分 スポーツ報知)
残り2試合は得失点勝負となるため、ゴール・ショーとなるであろう。
スタジアムでかなり楽しめるであろう。
とはいえ、小笠原主将の申すように、得点を取るプロセスを今一度確認して望むべきである。
向かおう聖地に、そしてヴェトナムに。
鹿島アントラーズ :監督 <試合終了>
いい試合だったと思う。どちらにも得点するチャンスはあった。ただ、我々が得点すべきところで決められず、北京はそのチャンスを決めることができて結果として負けてしまった。厳しい試合だった。まだ予選2試合あるので、最終までどうなるかはわからない。結果には満足していないが仕方がない。今日はマルキーニョスという重要な選手がいなくてどう戦うかを考え、経験のある選手が必要だったので若手をベンチに置いた。3人を交代したのは、新井場・野沢はケガの影響があってのこと、本山は試合途中で痛みがあって交代させた。(今日の交代に関しては)フィジカル的な理由が強かったので、思うような展開ができなかった。
【AFCチャンピオンズリーグ 北京国安 vs 鹿島】オズワルド・オリベイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
4月23日(水) AFCチャンピオンズリーグ
北京国安 1 - 0 鹿島 (21:00/北京)
得点者:44' チアゴ(北京国安)
●オズワルド・オリベイラ監督(鹿島):
「今回は両チームとも点を取ることを重視した戦いをした。結果的に負けたが、予想された通りのタフな試合になった。お互いに点を取る術を見せ合ったと思う。あと2試合残されているが、ともに同じ対戦相手と戦うだけに、最終戦でどうなるか。お互いの健闘を祈って戦っていきたい」
Q:ここ最近の試合ではいい結果が出ておらず、今回も厳しい内容での敗戦となったが?(中国人記者)
「私自身はあなたとは全く違う視点で試合を見ている。あなたの見方は自由だが、我々は素晴らしい試合を見せていると思う」
Q:今回の0-1という結果は運がよかったのか、悪かったのか?(中国人記者)
「試合を決定づけたのは得点チャンスを決めたかどうかという点。両チームともベトナムとタイのチームとまだ2試合残っている。最終的に最後の試合で決まると思う。一番重要なのは1次リーグ突破。最終的な結果が何よりも重要だ。今日の試合は明らかに決めるべきところで決めるか決めないかの差だったと思う」
Q:今日はマルキーニョスの欠場もあり4-5ー1で臨んだが、その狙いは? 後半に3人の選手を代えた意図も教えてほしい。
「1つ目の質問だが、マルキーニョスがガンバ戦で負傷したということもあり、経験のない選手をピッチに送り出さなければいけなくなった。しかし北京国安はすでに対戦した通り手ごわい。今回も厳しい試合になるだけに、経験が非常に重要になると思い、今いるメンバーでやっていこうと考えた。その中で新井場は浦和戦で肉離れをしていて、完璧に治っていなかった。本人と相談する中で、今回は出てもらうことにした。
今日はシステムを4-2-3-1にして、1トップの後ろに3枚を置く形にした。その意図としては、野沢と本山にはスピードを生かして相手の裏を突いてもらい、ダニーロにはボールポゼッションをしてもらおうという考えだった。彼らにはただの中盤ではなくFWの役割を多くやるように期待した。つまり、両方の役割をしなければいけなかった。
そんな中、前半が終わった時点で負傷者が出た。新井場は再び痛みが出て、後半からは石神を出さなければいけなくなった。本山も打撲で動けなくなり、野沢ももともと90分持つ状態ではなかった。正直、戦術的交代というより、フィジカル的な交代になってしまった。僕は違う展開を思い描いていたので、非常に残念だ」
Q:得失点差では相当に上回っているが、それを有利だと考えているのか?
「1つのアドバンテージとして考えている部分はあるが、残りの2試合を戦って初めてアドバンテージとして働く。現時点ではそこまではいっていないと思う」
Q:チアゴの印象はどうか?(中国人記者)
「北京国安には4~5人のいい選手がいた。10番のチアゴはもちろん、20番のマルティネスも素晴らしい選手だった。15番の陶偉は偉大な選手だったし、6番(隋東亮)もチームのためにどう動けばいいかをよく理解している頭のいい選手だった。北京国安はチーム全体として非常によかった。今日の勝利をおめでとうと言いたいし、とてもいいチームだったと賞賛したい」
以上
【AFCチャンピオンズリーグ 北京国安 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
4月23日(水) AFCチャンピオンズリーグ
北京国安 1 - 0 鹿島 (21:00/北京)
得点者:44' チアゴ(北京国安)
●岩政大樹選手(鹿島):
「もっとすべきことがあった試合。前半から受け身に入らないようにしようと思ったのに、どうして受け身になってしまったのか。チームとして反省しないといけない。
北京国安は前回と印象は変わらなかったけど、ウチの良さが出せなかった。攻守ともに積極的に行く姿勢が見えなかった。それはよくない傾向だ。
(前半途中に2トップになってから守備が混乱した?) 2トップになってからより、立ち上がりの方が混乱した。相手に簡単に前線にボールを入れられてしまった。ウチの前線は揃ってプレスをかけられず、自由に蹴られていた。4-5-1の両サイドも高い位置にいたし、もっとやり方はあった。守りからの意思統一が足りなかったのかな。
(最終ラインがフラットになってギャップを作られていた?) いや、フラットにはならないようにしている。でも失点シーンはここ数試合にもあったような形。リスクを冒さないようにすればよかった。最近、ディフェンスラインのメンバーも代わっている。僕と剛さん(青木)は合ってるけど、それ以外のところで合わずにピンチになっている部分もある。少しビデオを見て確認しないといけない。でもずっと試合に出ている人間としてイノ(伊野波)には申し訳ないし、僕の責任だと思う。結果的に失点したし、確認していかないといけない。
今日はとにかく全体の気持ちが…。重心が後ろにあって前がかっていかない試合だった。1戦目を勝っていて1-0でスタートということで、少し難しい試合ではあった。1トップで入ったこともちょっと後ろ向きになってしまったのかな。
中盤の人数が多かったので、もっとプレスをかける状況を作るべきだった。自分たちの力不足だと思う」
●田代有三選手(鹿島):
「勝ちたかった。前半から勝ちに行こうと思ったけど、前半からチャンスを作られた。最低限の結果。でも2点目を取られなくてよかった。
(1トップ?) 守備の時もあまりハマっていなかった。僕1人で相手のセンターバック2枚を見るのは不可能。コースだけは切ったので簡単に蹴ってくれたけど、相手の方がセカンドボールの意識が高かった。僕らが相手陣内でプレーすることも少なかった。
(これでベトナムまで戦うことになった?) 最初からラクをしようとは思っていなかった。最終節まで分からなくなったのは事実。次またホームで勝たないと。ここ3試合点を取れていないんで、まずJで点を取るところから始めたい。チャンスは多く作ったんで、あとは決めるだけ。北京国安は簡単な相手じゃないとは思っていた。ホームとアウェーでも違った。やはり簡単に勝ち抜けるわけじゃない。
(マルキーニョスの不在?) システムも違ったし、マルキが居ないとどうのということはないけど、マルキがいない分、起点になるところが減るのは確かだった。そういう中でも今日は勝たなきゃいけなかった。3試合連続で点が入ってないけど、決めるか決めないかでこうなる。そういう時期もあるし??、気にすることはないと思う。僕自身が点を取れてないんで、取れるようにしたい」
●小笠原満男選手(鹿島):
「最低限、ギリギリの結果。守備面ではもうちょっとやれた。ボールを回すことは出来たけど、ディフェンスラインの裏を突かれてピンチを招いたと思う。そこをもう少しケアできていればよかった。得失点差が10以上あるけど、まだまだ分からない。
(得点が取れていない?) 運不運で片付けちゃいけない。クロスやラストパスの精度だったり、ゴール前のアイディアとか、いろいろ考えないといけない。いつか取れるというだけでは解決しない」
以上
真摯に受け止めよう。
小笠原満男主将の言うように、クロスやラストパス、そしてゴール前のアイディアがもう一つ及ばなかった結果が如実に表れておる。
この試合だけではない、この4試合がこの2週間がそのように見受けられる。
あまりにもJEFが弱すぎたせいとは思いたくない。
がしかし、弱い相手に快勝を続け、そこそこ守備が堅くなると停滞するのは、昨季の初めと被ってくる。
あの時も宮崎キャンプ、練習試合、PSM水戸戦では快勝を続けたが、開幕してみると5戦勝ち星に恵まれないというスタートであった。
結局、監督は立て直し、ナビスコ杯はベスト4、リーグ戦・天皇杯で優勝と好成績を残したのであるから、今、この試合をこの状況を不安視する必要はない。
だが、FWやゴールへフィニッシュする選手への思いやりをここで改めて考えるときが来たのである。
日曜までは時間がある、立て直して再び飛び立とうではないか。
【北京(22日)=広重竜太郎】鹿島が史上最速でACL1次リーグ(L)突破を果たし、過密日程から自力脱出する。23日の北京国安戦に勝利し、3位クルンタイバンクが引き分け以下に終われば決勝トーナメント(T)進出が決定。4戦目での1次L突破はJクラブ史上最速で、公式戦5試合を予定している5月に2試合を消化試合にできる。同下旬の代表への活動にもスムーズに移行が可能で、多くのメリットをつかみ取る。
鹿島が最速で1次Lを駆け抜ける。北京国安に勝てば1次L突破が濃厚。5月の残り2試合が消化試合となり、同中旬までの7連戦が5連戦に緩和され、同21日のナムディン戦でベトナムまで主力が遠征する必要もなくなる。MF小笠原は「ベトナムに行きたいですね。楽しそう」と冗談を口にしたが、FW田代は「移動もなくなって楽になる」と利点を見いだした。
昨年リーグ突破まで長引いた影響で、5月のリーグ戦は浦和が1勝4分け、川崎Fが2勝1分け2敗と波に乗りきれなかった。鈴木満取締役強化部長は「2つの大会を戦っていると、省エネとか違う戦い方をしてリズムが狂ってくる」と分析する。5月下旬にはA代表はキリン杯に向けて活動を開始し、U-23代表はトゥーロン国際大会も控えている。鹿島の代表候補選手のレギュラー争いを援護するためにも、最速突破を目指す。
[2008年4月23日8時18分 紙面から]
“ポプラの洗礼”も鹿島勝つ!ACL1次L北京国安戦
【北京22日=峯岸弘行】アジアCL1次リーグF組の鹿島は23日、北京国安(中国)戦(アウェー)に臨む。22日に試合会場の豊台スタジアムで前日練習を行った鹿島を待っていたのは、ふわふわ舞うポプラの綿帽子だった。
「のど? 大丈夫です。慣れたもんです」とMF小笠原。無数のポプラの白い綿帽子が小雪のように風に漂う中での練習にも、05年のコンフェデ杯(ドイツ)で“経験”しているだけに冷静だった。
この時期、ポプラが数多く植樹されている北京では綿毛のついた種子が舞う。前日21日の練習は雨で影響なかったが、この日はグラウンドをふわふわ。試合中に口や鼻から吸い込めば、プレーにも影響しかねない。
またデコボコの芝生にMF青木は「トラップするとき、集中しないといけない」。一方、DF岩政は「きょうは視察がいるかもしれないので、いつもどおり(の練習を)やっていない」と“007”を警戒した。
関係者によると当日は2000人が警備する超厳戒態勢が取られるもよう。“アウェーの洗礼”をものともせず、鹿島がリーグ突破へ前進する。
★チケット問題解決
中国の公安当局が一般販売を制限した北京国安-鹿島戦のチケットについて、鹿島は日本から個人で北京入りするサポーター用に100枚を確保した。
鹿島は強い!「雑草ピッチ」でも勝つ!
ミニゲームで調整する鹿島の小笠原と岩政
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鹿島が悪条件をはね返す。23日にアジアチャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグ第4戦で北京国安と対戦。前日の22日は試合会場の豊台スタジアムでセットプレーなどを最終確認。ピッチは不整備で「ほぼ雑草状態」(DF岩政)だが、全体練習後に自主的にPK練習を行った主将のMF小笠原は「条件は相手も同じなんで」とキッパリと話した。
メッシーナ時代に敵地で行われたカターニアとのシチリアダービーで、遠征バスに果物を投げつけられた。中国選手の荒っぽいプレーや地元サポーターのブーイングが予想されるが、「慣れたものです。何があっても動じないです」と頼もしい。北京国安に勝ち、同じF組のクルンタイ銀行(タイ)がナムディン(ベトナム)と引き分け以下なら、2試合を残して1次リーグ突破が決まる。
≪鹿島サポーター限定当日券≫当日券が鹿島サポーター限定で販売される可能性が出てきた。聖火リレーの妨害問題に関連し、中国各地で抗議デモが続発。混乱を警戒した中国側がチケットを1万枚に制限し、ツアーで申し込んだサポーター以外は入場できないはずだった。しかし、鹿島側が個人で北京を訪れるサポーターのためにチケット100枚を要求。一度は拒否されたものの、確保できる見通しとなった。会場には警備員約2000人が動員されるという。
[ 2008年04月23日 ]
鹿島戦の入場者数、半数程度に制限へ…ACL第4節
◆アジア・チャンピオンズリーグ第4節 北京国安-鹿島(23日、中国・豊台体育場) 鹿島戦の入場者数が定員の半数程度に制限され、当日券も販売されないことが22日、分かった。北京市の豊台体育場は収容約3万人だが、入場券は約1万5000枚に制限され、警備員約2000人を動員するという。聖火リレーの妨害問題に関連して中国各地で抗議デモが続発する中、観客の騒動、混乱を避けたい中国側の意向があるとみられる。
北京国安の主将MF陶偉が「エキサイティングな試合になるだろう。我々が勝利をもぎ取る」と不敵な表情で予告した。1次リーグ突破へ後がない状況。9日のホーム戦ではDF内田が相手選手のひざ蹴りを受けた。激しい試合になることは必至という現状が、中国側の“規制”に拍車をかけたようだ。
スタジアムのピッチは芝がはげて荒れている。「相手がどう来るか分からないが、先入観を入れず状況に応じてやることが大事」MF小笠原満男(29)は冷静な対応を強調した。
(2008年4月23日06時00分 スポーツ報知)
いよいよ今季前半最大の山場・アウェイ北京国安戦である。
この邪悪なる地で勝ち点を得ることが適えば、アジア征圧がグッと近づいてくるというもの。
この盧溝橋を足場にしてアジアへ、そして世界へ羽ばたくのだ。
鹿島困惑、北京国安戦「観客限定1万人」
北京国安戦を前に、飲茶をする地元の人々の前でパス練習するDF伊野波ら
鹿島が23日のACL北京国安戦を異例の「観客減試合」で戦う。中国リーグ屈指の人気チームで3万人収容の豊台スタジアムは満員確実とみられていた。だが中国政府当局の指示で入場は1万人に制限されていることが21日、判明した。北京五輪を控えて警備上のトラブルを避けたいためと思われるが、鹿島、北京国安ともに困惑を隠せない。ツアーで申し込んだ鹿島サポーターは入場できる手はずがついたが、一般券を売らないためツアー以外のサポーターは現段階で入場できない見込み。現地の鹿島スタッフが対応にあたっている。また9日の第1戦を落とした北京国安もサポーター減でホームの利が薄まる。鹿島は宿泊先ホテルでも約50人の公安関係者に警備されるなど物々しい態勢だが、1次リーグ突破をかけた大一番も異様な雰囲気での試合となる。 (北京=広重竜太郎)
[2008年4月22日8時43分 紙面から]
鹿島Vs北京国安、チケット販売を規制…北京での一戦は厳戒体制
厳重な警備のなかで練習する鹿島イレブン(撮影・峯岸弘行)
【北京21日=峯岸弘行】23日に北京で行われるアジアCL・F組の北京国安(中国)-鹿島戦の観客が、1万人程度になる可能性が出てきた。
北京国安は中国有数の人気クラブで、試合当日は3万人の観衆が予想された。しかし公安当局がチケットの一般販売を規制していることが、21日までに判明。そのため中国人だけでなく、日本からのサポーターにも影響が出る見込み。
観戦ツアーのサポーターに対しては、鹿島が大使館を通じて入手できるよう手配。しかし個人の場合、チケットを買えないケースもある。鹿島は公式ホームページで対処法を掲載している。
今夏に五輪を控える北京での一戦。ホテルや練習グラウンドも公安の警備が多数いて厳戒態勢だ。「ホテルにもたくさんいますよ」とFW田代。MF本山も「いろいろと問題になっているからですかね」。試合前から、ピッチ外で物々しいムードが漂っている。
ACL チケットをめぐり大混乱?
23日に行われるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の北京国安―鹿島戦のチケットをめぐって、両チームが大混乱に陥った。3万人収容の豊台スタジアムは満員が予想されていたが、中国公安部が混乱を警戒してチケット販売を制限。入場を約1万人に抑える方針で、現時点でチケットを持たないサポーターが入場できない可能性が高くなった。
北京五輪開幕を3カ月半後に控え、現地はピリピリムードだ。鹿島にも中国公安が24時間張り付き、21日の練習も約20人が“監視”する中で行われた。一方で北京国安サポーターは昨季、Cリーグで最も熱狂的だとして「最人気地区賞」を受賞。個人で北京を訪れる鹿島サポーターと、チケットを入手していない北京国安サポーターのために両チームが打開策を話し合う事態になっている。
≪勝って過密日程解消だ≫鹿島はこの日、大粒の雨が降る中、北京市内で約1時間の調整。北京国安に勝って、同組のクルンタイ銀行(タイ)がナムディン(ベトナム)と引き分け以下なら2試合を残して1次リーグ突破が決まるだけにDF岩政は「この試合で決める」と意気込んだ。5月末までの過密日程を解消するメリットは大きく、オリヴェイラ監督は早くも消化試合のターンオーバー制採用を決めた。
[ 2008年04月22日 ]
鹿島、敵地戦チケット販売規制…異様な厳戒態勢
GK曽ケ端(下)をかわし、ボールをゴールに持ち込む鹿島・興梠
【北京21日】ACLのアウェー北京国安戦(23日、北京豊台スタジアム)に臨む鹿島が、異様な厳戒態勢下で試合を行うことが21日、明らかになった。会場は3万人以上の収容が可能だが、入場券販売が規制されていたことが判明。当日券を求めて来場してもサポーターが閉め出される可能性が出てきた。
北京国安は熱狂的サポーターを擁する同国NO1の人気チーム。地元メディアの予測でも会場は満員になるとされていた。しかし、実際には入場券がサポーターの手に渡っていない模様。関係者によると、入場券販売は当局に管理されているという。
保安対策と思われる入場制限は、北京五輪開幕を3か月後に控え反日感情などにからむ混乱を避けたい中国側の思惑なのか。ツアーで観戦する鹿島サポーターもいるが、クラブ側には「日本の旅行会社を通じて購入した場合は問題ない」との連絡が入ったという。それでも、個人向け販売に関してはナゾ。当日は何人の観客が入るのかも不明だ。鹿島は公式HPでサポーターに注意を呼びかけている。
(2008年4月22日06時01分 スポーツ報知)
サンスポの写真で元気に練習参加する新井場を見つけホッとしておる。
ガンバ戦の石神は悪くなかった、むしろ良かったと言える。
しかしながら、今季絶好調の新井場にはまだ及ばぬ。
強烈な攻め上がりは相手への抑止力となる。
左サイドを制圧すれば、自ずと中央と右をケアするだけで良いのである。
明日は勝利で凱旋したい。
盧溝橋での試合を制し、残りの予選リーグを消化試合とするのだ。
鹿島マルキーニョス欠きACL北京国安戦
鹿島が得点王を欠いて23日のACL北京国安戦(アウェー)に臨む。チームは20日、北京入りした。北京国安に勝ち、3位のクルンタイバンク(タイ)が引き分け以下に終われば1次リーグ突破が決まる。左太ももの負傷で19日のG大阪戦を欠場したDF新井場は帯同したが、FWマルキーニョスは同戦での右足甲の負傷で帯同できなかった。リーグ戦、ACLで5得点ずつをマークし、ともに得点王のストライカーが欠場。第1戦は1-0と制しているが、リーグ戦では2試合連続で無得点に終わっているだけに、攻撃面で不安材料を抱えることになった。
[2008年4月21日9時1分 紙面から]
報知が報じておったマルキーニョスの裂傷は重く、アウェイへは帯同しなかった模様。
これは痛い。
ホームでの試合、唯一の得点をアシストしたのはマルキーニョスであった。
しかしながら、ここは覚悟を決める所。
幸い新井場は帯同し、監督コメントにあったように出場することとなろう。
ともなれば、守りきってカウンターを狙うことも可能となるのでは無かろうか。
マルキーニョスの代役となろう興梠慎三もアピール宣言をしており、結果を伴ってくれると思われる。
田代有三と組んだゾウゾウ2TOPは昨季のホーム神戸戦で2G1Aと大爆発しておる。
期待の持てる組み合わせである。
従兄弟に女遊びを教えられる小次郎将門であった。
興梠が五輪代表入りへアピール…鹿島
鹿島はACLの北京国安戦(23日)に向けて20日、成田空港から北京へ出発。FW興梠は「北京でアピールする」と北京五輪に出場するU―23日本代表入りへ、本番の地での活躍を誓った。
(2008年4月21日06時01分 スポーツ報知)
ホームの北京国安戦では不発に終わり、以後ゴールから遠ざかっている興梠真三であるが、アウェイの地でアピールするとのこと。
このところ結果がついてこず、本人に焦りもあるのであろう。
先日のガンバ戦でもDFにブロックされるシュートのみの不発であった。
あの場面ではPAまで進入した岩政へのパスを選択出来ればプレイの幅が広がるという所である。
とはいえ、ゴールのみを狙うストライカーとして今季は登録されている以上、その選択も悪くはない。
だが、それには常に結果が求められるのである。
今回、宣言をした以上、邪悪なるアウェイでゴールという結果を強いたい。
勝って帰ってきて欲しいのだ。
もう2週間も勝利の歓喜から離れておると渇望が沸き止まぬのである。
そのキーマンとして興梠真三を名指しで指名したい。
平良将に待望の男子が産まれる。
小次郎と名付けられたこの子は力強く育つ、後の将門である。