鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

大宮戦プレビュー

2008年09月30日 | Weblog
【J1:第26節 鹿島 vs 大宮】プレビュー:勝てば首位に立つ鹿島。3連敗中の大宮をホームに迎え、リーグ連覇に向け波に乗ることができるか [ J's GOAL ]
ここ3試合を3連敗と、降格圏が見えてきてしまった大宮アルディージャ。今節はデニス・マルケスが怪我、ラフリッチが出場停止と両外国人FWがいない厳しい戦いが予想される。前節は無得点に終わり、得点機も前線で孤軍奮闘したラフリッチによるものが多かった。個の突破力ではなく、チーム力でどこまで鹿島を上回れるか、日本人FWに期待が集まる。

そんな大宮をホームで迎え撃つ鹿島アントラーズは、今節勝点3を取れば再び首位を奪還することができる。選手たちもそれを強く意識していた。
「あした勝てば1位になる。そこからは週1度の試合になる。うちが勝っていけば、付いてこられるチームは少ないと思う。周りを気にすることなく、勝点3を拾っていけば良いんじゃないか、という気がしています」
岩政大樹は力強いコメントを残した。

前節の清水エスパルス戦は、選手たちにとって自信を深めた試合だった。キャプテンである小笠原満男が長期離脱を余儀なくされ、中盤は再構成が強いられていた。にもかかわらず「今までにない手応え」(青木)という内容。ACL敗退のショックも感じさせず、アデレードからの移動も含めて中3日とは思えない運動量と気迫で清水を圧倒する内容での勝利だった。
素晴らしかったのは小笠原が離脱したあとを担った2人のボランチ、同い年の青木剛と中後雅喜だ。青木が前に出る力と運動量を生かせば、中後は後ろでパスを散らす。2人の特徴がうまく噛み合い、相乗効果を生んでいた。さらに「青木が1点取って、オレも取ってやろうと思いました」と、中後はお互いに良い刺激を与え合っていることを認めた。鹿島にとって、屋台骨であった選手が抜けたあとだっただけに、小笠原抜きでも戦えることを他チームに示すことができたのは、非常に大きな意味を持つだろう。

昨日発表された日本代表には再び青木が入り、さらに興梠慎三も初選出。攻撃を引っぱる興梠の存在はチームにとっても不可欠になりつつある。清水戦では、自分でも強引にシュートには行けたにもかかわらず、マルキーニョスにお膳立てのパスを送り、2点目を演出した。
「マルキに出したほうが確率は高かった。ヤナさんを見て育った部分もあるから」13番を受け継いだ、かつてのエースの影響を隠さなかった。無理にシュートを狙うのではなく、チームのために最善の選択を続けた柳沢敦(現京都)を彷彿とさせるプレーにも納得がいった。

最近の試合では守備の安定感がなく、1試合通じての激しいプレスができていない大宮。ただ、本来の形は4-4-2で、中盤をフラットにして、高い位置からプレスをかけてくる。そうした相手に対し、鹿島が前節と同じような試合運びをできるなら、昨季のような9連勝も夢ではない。
大宮にしてみれば、アウェイで勝点1でも持ち帰りたいところだ。急に戦い方を変更するわけにもいかない。選手一人ひとりの奮起が期待されている。

以上
2008.09.30 Reported by 田中滋

[ J1:第26節 鹿島 vs 大宮 ]試合前日の様子

小笠原満男選手が怪我で離脱し、代わりにCKを蹴っている中後雅喜選手。監督からは細かく指示を受けていました。
(2008年9月30日:鹿島アントラーズ練習場)

[ J1:第26節 鹿島 vs 大宮 ]試合前日の様子

前節、清水を0点に抑え久々の完封試合を果たした曽ヶ端準選手。このところ好調なだけに、今節の活躍も期待されます。
(2008年9月30日:鹿島アントラーズ練習場)

青木とチューヤンが絶妙のコンビネーションを見せ始めた模様。
小笠原主将が相棒の場合は遠慮がちだった青木も同い年のチューヤンであれば、好きに自分を出せておる。
それに対してチューヤンも自分を抑えず相乗効果で中盤のバランスが向上しておると言えよう。
何しろアウトゥオリ前監督が構築したチューヤン・システムは健在である。
中後がボールを捌き、両サイドが攻め上がり、本山が決定的な仕事をする。
実に気持ちの良い攻撃であった。
このシステムに青木が加わることで更にバランスが良くなったと言える。
前節の清水はつけいる隙がなかった。
この布陣に大宮はどのような手を打ってくるのであろうか。
興味は尽きない。
また、代表選出の興梠はゴールというかたちで実力を世に示して欲しいものである。
そして、虎視眈々とレギュラーを狙う増田誓志である。
ここに来て出場機会が増加しておる。
決定的な仕事をすれば、更に露出も上がるであろう。
この試合はある意味、来季以降の未来を暗示するやもしれぬ。
勝麟太郎の先見の明が幕府に一石投じるのである。

7人目のFW

2008年09月30日 | Weblog
興梠初招集、反町監督を「見返したい」

初めて日本代表に選出された鹿島FW興梠
 「ビッグマウス」鹿島FW興梠慎三(22)が、日本代表に初招集された。日本協会は29日、親善試合UAE戦(10月9日、新潟)W杯最終予選ウズベキスタン戦(15日、埼玉)に向けた招集メンバー26人を発表。北京五輪世代から4人が初めて選ばれ、興梠は大分FW森島とともに「落選組」からのサプライズ選出となった。だが本人は「鹿島で先発で出ていたら、いつか選ばれると思っていた」とまったく驚きもせず、同五輪代表反町監督に対し「見返したい」とも宣言。北京五輪に行けなかった男が、南アフリカへの道を歩き出す。

 大物ぶりが言動に表れていた。午後3時からの練習を前にした同2時。昼寝中に強化担当者からA代表選出の一報を受けても「はあ…はあ…そうですか…」と興奮はなかった。驚かなかったのは自負があったから。「鹿島でスタメンで出てたら、いつか選ばれると思っていた」。日本代表は、はるかかなたの夢ではなく、間近な目標だった。

 過信ではない。鹿島のレギュラーFWは、日本代表FWに直結することを先輩が示してきた。長谷川、黒崎、柳沢らをはじめ、無名だった鈴木は鹿島で先発に定着し、一気に代表でブレーク。現在MFの野沢も05年にFWで10得点を挙げ、翌06年に初選出された。

 興梠には北京五輪代表の「肩書」はないが、今では落選をプラスにとらえている。五輪期間中に定位置を確保し、活躍した時には「将来のことを考えれば、鹿島の方が大事。本当に北京に行かなくてよかった」と言ったこともあった。もちろん心の奥底には五輪を体感したかった思いもある。だから選んでくれなかった反町監督の存在が、大きな力を生み出している。この日も「反町さんを見返したい。(落選当時の)あの悔しさは忘れない」と発言。五輪と同じ年に、A代表で活躍することでの「リベンジ」を目指す。

 岡田監督から評価された高速ドリブルは、国際試合で大きな武器だ。「外国人はやりやすい。速さで勝てるんじゃなくて、相手が遅いから」。そしてFWらしく「ゴール」にたどり着くことにこだわる。「五輪みたいに予選だけ出て本番に出られないなら、W杯は本番だけでも出たい」。予選を軽視しているわけではない。五輪落選の過去がそう言わせる。それほどW杯にかける思いは強い。興梠は南アフリカへ向け、スタートラインに立った。
【広重竜太郎】
 [2008年9月30日8時15分 紙面から]

鹿島・興梠「反町さんを見返したい」
2008.9.30 05:01
 サッカー日本代表・岡田武史監督(52)は29日、キリンチャレンジ杯・UAE戦(10月9日・東北電)、2010年南アW杯アジア最終予選第2戦・ウズベキスタン戦(同15日・埼玉)のメンバー26人を発表。FWに岡崎慎司(22)=清水、興梠(こうろき)慎三(22)=鹿島、森島康仁(21)=大分=を初招集し、北京五輪世代の“三銃士”に期待を寄せた。

 本領発揮はこれから。FW興梠(鹿島)はA代表初選出の報を受けると、まなじりを決した。

 「反町さん(北京五輪代表監督)を見返したい。あの悔しさは忘れられない」。五輪代表候補に名を連ね、最終メンバーから落選。しかし、五輪期間中に鹿島で定位置を奪い取った。

 「A代表? そんなにびっくりしていない。鹿島でスタメンで出ていたら、いつかは選ばれると思っていた」。鹿島の正FW=日本代表。鈴木(米ポートランド・ティンバース)や柳沢(京都)ら、今はチームを離れた大先輩が脈々と築いてきた道に続いた。

 DFの裏に抜ける動きが得意。「(神戸FW大久保に)よく似ているといわれるけど意識していない」。強気にA代表定着を狙う。
(須田雅弘)

興梠「W杯出たい」生き残り誓う…日本代表初選出
 日本サッカー協会は29日、親善試合UAE戦(10月9日・東北電ス)、W杯アジア最終予選第2戦のウズベキスタン戦(同15日・埼玉)ヘ向けた日本代表メンバー26人を発表。北京五輪代表の世代からFW興梠(鹿島)ら4人が初選出された。

 興梠は初招集にも平然としていた。昼寝をしている時に鹿島強化担当から電話を受け、「代表? アー、ハイ」と受け流したという。その真意は「そんなにビックリすることじゃない。鹿島で先発で出ていればいつかは選ばれるから」。北京五輪では直前で落選した経験があり、「反町さん(五輪代表監督)を見返したい。今回はW杯に出たい」と生き残りを誓った。

(2008年9月30日06時01分 スポーツ報知)

岡田ジャパン 鹿島から3人選出
2008/09/30(火) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
W杯アジア最終予選に内田、青木、興梠
 日本サッカー協会は29日、ワールドカップ(W杯)アジア最終予選A組第2戦のウズベキスタン戦(10月15日・埼玉スタジアム)に向けた日本代表26選手を発表した。北京五輪代表のDF森重(大分)FW岡崎(清水)のほか、同代表から漏れたFWの興梠(鹿島)と森島(大分)の五輪世代4人が初めて選ばれた。

 10月9日に新潟で開催される国際親善試合、アラブ首長国連邦(UAE)戦(東北電力ビッグスワンスタジアム)のメンバーも兼ねた選考で、中村俊(セルティック)ら欧州組3人も選出された。アジア・チャンピオンズリーグ準決勝に進んだ浦和とG大阪の3人は10月10日から合流する。
 第1戦でバーレーンを破った日本は10月7日から新潟で合宿。UAE戦後にメンバーを絞り、東京都内などで合宿をしてウズベキスタン戦に備える。

■DF内田篤人
「鹿島から3人も代表に入って気が楽になった。みんなでW杯予選を勝ち抜けるように頑張りたい」
■MF青木剛
「篤人と慎三と一緒に、また選ばれてうれしく思う。海外で活躍している人に挑戦していきたい」
■FW興梠慎三

「鹿島でスタメンで出ていたら、いつか選ばれると思っていた。反町さんを見返したい」

鹿島のレギュラーFWは全て日本代表に名を連ねておる。
黒崎、長谷川、柳沢、平瀬、隆行、田代。
そして7番目の男が興梠慎三である。
本人も自覚しておったようで、報せにも平然としておる。
しかしながら、ここからがスタートである。
試合に出て得点という結果を残してこその日本代表FWであろう。
今回の招集は、テストにテストを重ね引っ張り回された反町氏に重ね合わせてしまう。
五輪に落選したことよりも、選出する気もないのに毎回のように呼び続けたことには不満が残ったものである。
興梠の悔しさはそのあたりにあろう。
幕府は朝廷に対し、攘夷の約束を強要されるのであった。

篤人、青木、興梠日本代表選出

2008年09月29日 | Weblog
日本代表メンバーに内田・興梠・青木選手が選出
10月9日(木)に行われるキリンチャレンジカップ2008 vsUAE及び10月15日(水)に行われる2010 FIFAワールドカップ南アフリカ アジア最終予選 vsウズベキスタンに臨む日本代表メンバーが発表されました。

鹿島アントラーズからは、内田篤人選手・興梠慎三選手・青木剛選手が選出されました。

【日程】
■キリンチャレンジカップ2008 ~ALL FOR 2010!~
 10月9日(木)19:20キックオフ(予定)/東北電ス
 日本 vs UAE

■2010FIFAワールドカップ南アフリカ アジア最終予選
 10月15日(水)19:30キックオフ(予定)/埼玉
 日本 vs ウズベキスタン


日本代表でレギュラーとなった内田篤人はともかく、一度落選の憂き目にあった青木剛が再び選出されたのは喜ばしいと言っておこう。
そして、何よりも驚きの興梠慎三である。
岡田氏はチャンスメーカータイプが好みのようで、毎回多くのFWを選出しておる。
その一人として選ばれたのか、北京世代からも何人か欲しいと思ったのか、定かではない。
しかしながら、選出された以上は出場を果たして欲しいものである。
鹿島に興梠有りと全世界へ名を轟かせるチャンスなのだから。

清水戦報道

2008年09月29日 | Weblog
鹿島が中3日で清水下す/J1
<J1:鹿島2-0清水>◇第27節◇28日◇カシマ
 厳しい条件を乗り越えての快勝に、オリベイラ監督は「チームにとって、大きな1勝になる」と喜んだ。24日にACL準々決勝でアデレードとのアウェー戦をこなし、中3日で好調の清水と対戦。MF小笠原の故障離脱など厳しい条件が重なったが「これを乗り越えたことが大切」

 優勝争いにも踏みとどまって「今日のような試合を継続していければ」と、自信を深めた様子で話していた。

 [2008年9月28日18時49分]

鹿島3位浮上、青木先制の誕生日弾/J1

試合後、サポーターに誕生日を祝福された鹿島MF青木はユニホームにキス
<J1:鹿島2-0清水>◇第27節◇28日◇カシマ
 鹿島MF青木剛(26)がバースデー&本拠地初ゴールで、逆転V再現の足掛かりをつくった。清水戦の前半20分に右足ミドルで先制弾を決めて、ACL準々決勝(24日)敗退直後のチームを鼓舞。その後も攻守に圧倒した試合内容で2-0で3試合ぶりの勝利を収め、3位に浮上した。昨年と同じ残り9試合目での勝利で2連覇を狙う。

 この場所で、いつかゴールを決めることを夢見ていた。それがついにかなった。前半20分。青木はゴール前でボールを持ったMFダニーロに大声でパスを求める。魂の叫びが味方に届いた。後方から走り込み、右足を鋭く振り抜く。23メートルの位置から低弾道のミドルシュートがゴール左隅に糸を引くように決まった。

 喜びのあまりパフォーマンスも忘れた。「気持ちよかった。北島じゃないけど(笑い)」。無理もない。この日は26歳の誕生日。そして公式戦通算7点目だがカシマサッカースタジアムでは118試合目にして初得点。「サポーターの人からいつも『シュートを狙ってね』と温かい声を8年間かけられた(笑い)。やっとこのスタジアムでいいシュートを決められた」と格別なゴールを振り返った。

 2ボランチの相棒だった小笠原の姿はない。左ひざの重傷で離脱。そのことが青木の意識を高めた。「満男さんと同じプレーはできなくても同じ姿勢は見せられる」。先制点後も同22分、後半13分とゴール前に飛び出した。そして本職の守備でも最後まで運動量は最高レベルを維持した。MF中後とのコンビで今季最高の試合内容を引き出した。

 この日は代表の岡田監督も視察。代表デビューした8月のウルグアイ戦は前半交代の不完全燃焼だった。だが鹿島に帰るとオリベイラ監督から励まされた。「他のテレビ番組を見ていて試合は見てなかった。でも君が出ていた時は無失点で交代した後に3失点。周りに何か言われたらそう言えばいい」。代表への意欲が高まると同時に「まずは鹿島で頑張ること」と再確認した。この日はメンバー発表前日に最高のアピールを見せた。

 4日前にACL制覇の目標を失った。だがショックを振り切っての1勝。昨年は同じ残り9試合目から全勝し、奇跡の優勝を達成した。「かけるものはJリーグしかない」。青木のミドル弾が2連覇への起点となる。
【広重竜太郎】
 [2008年9月29日8時45分 紙面から]








鹿島・青木、岡ちゃん御前で誕生日弾!!
2008.9.29 05:08

試合後に誕生日を祝福された青木は、胸のエンブレムにキスして声援に応えた(撮影・大橋純人)【フォト】
 J1第27節最終日(28日、カシマサッカースタジアム=ほか5試合)控えめに両手でガッツポーズ。照れくさそうにチームメートの祝福にこたえた。前半20分。MF青木が約25メートルの先制ミドル。26歳の誕生日を自ら祝い、鹿島には勝利をプレゼントした。

 「誕生日に決めたことより、チーム状態が苦しいなかで勝つことができてうれしい。気持ちよかったです」。入団8年目のカシマスタジアム初得点で、「そういった意味でも特別なゴール」

 8月20日の親善試合・ウルグアイ戦(札幌ド)で日本代表に初招集。先発出場したものの存在感を示せず、9月6日のW杯アジア最終予選第1戦・バーレーン戦(アウェー)は選出されなかった。この活躍は視察した日本代表・岡田監督にも好印象を与えたはずだ。

 今季のリーグ戦24試合でボランチを組んだ主将のMF小笠原が左ひざじん帯に全治6カ月の重傷を負い離脱。「今まで頼りすぎていた」と自分を見つめ直すきっかけになった。オリベイラ監督には積極的な攻撃参加を指示され、「運動量を生かしていけ」と“ポスト小笠原”に期待された。これまで守備的だった男が、目覚めた。

 24日のアジアCL準々決勝・アデレード(豪州)戦(アウェー)で0-1敗戦し、昨季J王者のアジア制覇の道は途絶えた。「みんな悔しさを持っている。Jで優勝して、また挑戦したい」と青木。昨季は終盤の9連勝で逆転Vを達成した。この一戦を含め残り9試合。ACLショックを払拭し、昨年の再現を目指す。
(峯岸弘行)

止まらんマルキーニョス!6戦連続得点
 【鹿島2―0清水】得点王争いで首位に立つ鹿島のマルキーニョスが、6試合連続得点で早くも18点目を挙げた。前半41分、ゴール前で左からのパスを受け、右足で冷静に決めた。

 今季開幕前から初の得点王を目標にしてきた来日8シーズン目のブラジル人は「今まで何度も得点王を逃し、悔しい思いをしてきた。目標が現実に近づいてきたことはうれしい」と話した。

[ 2008年09月28日 19:59 ]

鹿島が前半の2点で清水に快勝

清水に快勝し、喜ぶ青木(左端)ら鹿島イレブン
Photo By 共同

 【鹿島2―0清水】鹿島が前半に2点を挙げて快勝した。20分に青木の豪快なミドルシュートで先制。41分には興梠のパスから、ゴール正面でフリーになったマルキーニョスが6試合連続のゴールを決めた。清水は序盤の先制機を逃したのが響いた。
[ 2008年09月28日 18:12 ]

青木バースデー弾で鹿島4戦ぶり勝った

<鹿島・清水>前半20分、ゴールをきめる鹿島・青木(右)
Photo By スポニチ

 【J1・鹿島2―0清水】鹿島のMF青木が26歳のバースデー弾を決め、チームを4試合ぶりの勝利へと導いた。前半20分、右足で約25メートルの豪快なミドル。入団8年目でホーム初ゴールの二重の喜びとなり「ゴールの瞬間は頭が真っ白になったけど、気持ち良かった」と興奮気味に振り返った。チームも7月20日の横浜戦以来、公式戦11戦ぶりの完封勝利。昨季は残り9戦全勝で奇跡の逆転優勝を飾っただけに、青木も「残り8試合全部に勝って、昨季の再現を実現させたい」とリーグ連覇に強い意気込みを見せた。
[ 2008年09月29日 ]

青木V弾!鹿島がミラクルアゲイン…J1第27節

前半20分、鹿島・青木(右)が先制のゴールを決める(左はパウロ)
 ◆J1第27節 鹿島2―0清水(28日、カシマ) 鹿島が清水を2―0で下し、優勝戦線に踏みとどまった。前半20分、MF青木剛(26)が先制点を挙げると、同41分にはFWマルキーニョス(32)が加点。今季公式戦3試合勝ち星がなかった相手に完勝。勝ち点46で3位に浮上した。名古屋はFW巻佑樹(24)のリーグ戦初ゴールで浦和と1―1の引き分けに持ち込み、勝ち点49で首位を守った。浦和は奪首ならず4位。29日、親善試合のUAE戦(10月9日、東北電ス)の日本代表が発表される。

 昨季王者が息を吹き返した。暗い話題に包まれていたホームが、歓声で大きく揺れる。MF青木が「絶対に勝ちたい試合だった。この勝利は大きい」と話せば、MF増田も「この試合にかける思いは強かった」と充実感を漂わせる。浦和、川崎を抜き、3位浮上。笑顔がカシマに咲いた。

 勝利に導いたのはMF青木だ。前半20分、MFダニーロからパスを受け、スペースにドリブル。約23メートルの距離、相手DFの強烈プレスをよそに「打てる」と右足を振り抜いた。ゴール左隅に突き刺さる先制弾は、入団8年目にしてホーム初得点。「頭が真っ白になった。やっと決まった」と笑った。

 この日が26回目の誕生日。期するものがあった。20日に主将MF小笠原が左ひざのけがで長期離脱。24日にはACL敗退とチームは危機的状況に陥った。ACLで優勝すれば、高級時計「ロレックス」を購入してもらうという望夫人との約束もご破算に。公私でどん底にいたが、「リーグ優勝しかない。いつまでも満男さんに甘えられない」と奮い立った。

 前日のミーティング。オリヴェイラ監督は1年前のことを口にした。残り9試合、首位と勝ち点差10から9連勝で奇跡の大逆転優勝したことを。「あの時の気持ちを思い出せ。1戦必勝。今年もここから9連勝で優勝するぞ」。熱弁を通り越したゲキに、涙を流す者も。枯れる寸前の心に、息吹が吹き込まれた。

 小笠原の代役で、MVP級の活躍をしたMF中後は「こういう時こそ(小笠原世代の下の)自分らの世代の力の見せ所」と明かした。「1試合、1試合決勝のつもりで」と青木。次戦大宮戦(10月1日)で勝てば、首位に立つ。鹿島の季節が到来する。

(2008年9月29日06時02分 スポーツ報知)

[ J1:第27節 鹿島 vs 清水 ]

序盤の20分、ダニーロのパスを迷いなく振り抜いて強烈なミドルシュートを叩き込んだ青木(写真左)に鹿島の選手たちが駆け寄る。26回目のバースデーを自ら祝う青木のバースデーゴール後、41分にはマルキーニョスが追加点を挙げて鹿島が2-0と快勝した。
(2008年9月28日:県立カシマサッカースタジアム)

鹿島 快勝3位浮上
2008/09/29(月)
J1第27節 最終日
 Jリーグ1部(J1)第27節最終日(28日・カシマスタジアムほか=5試合)鹿島は清水を2-0で下して勝ち点を46に伸ばし、得失点差で3位に浮上した。2位は同48の大分。
 名古屋が浦和と1-1で引き分け、同49で首位に返り咲いた。浦和は同46で4位に後退した。FC東京は最下位の札幌に2-1で逆転勝ちし、同45。G大阪は東京Vを3-1で下した。17位磐田は1-0で新潟に競り勝ち、連敗を3で止めた。

■青木、先制ミドルで勢い
 得点は前半20分に生まれた。右CKのこぼれ球を本山、ダニーロとつなぐと、青木は大きな声でボールを呼んだ。「ちょと短かったが、DFもきてたので思い切り打った」。ペナルティーエリア外、約23㍍から右足で振り抜いたボールは「気持ちよかった」と振り返るように、一直線にゴールネットへ突き刺さった。
 小笠原不在で「攻撃的にと考えていたので、そういう気持ちが乗ったのかな」と分析。中後とのダブルボランチは、中後が後ろでボールをさばき、自身が前線へ飛び込むという形でバランスも良かった。「中後も今年は途中から。同じ境遇だったので気持ちはわかる。同じ年代だし、中後が球際を頑張ってたら、負けてられないとなる」。うれしい相乗効果だけでなく、自覚も芽生えている。
 この日は積極的に指示を出したりするなど、チームをコントロール。「(小笠原)満男さんと同じプレーはできないが、見せていた姿勢はできる。それは自分がやらないとと思っているし、成長できるチャンスにとらえている。もっとやらなくちゃいけないという気持ちは強い」と決意を語った。
 残り8試合。「ACLの悔しさはあるし、またJで優勝してACLに挑戦したい。勝っていくしかないし、去年の最後にできたことを少し思い出せた。これを続けることが大事」。逆転優勝した昨季の9連勝再現となるか。それには青木のさらなる成長が不可欠だ。 (萩原智行)

■マルキ18ゴール目 得点王にばく進
 ○…FWマルキーニョスが、鹿島初の得点王へ向けばく進中だ。前半41分に興梠とのワンツーからネットを揺らし今季18得点目。チームをリーグ戦3試合ぶりの勝利に導く貴重な追加点を奪った。6試合連続ゴールは98年の長谷川祥之の5試合連続を抜き、クラブ記録を更新した。
 今季、得点量産については「チームメートの力こそが私の得点が生まれる秘訣(ひけつ)になっている」と仲間に感謝。今季の目標に掲げた得点王については「今季はその機会、チャンスがあるので、最後まで積み重ねていきたい」と気持ちを引き締めた。
 中東への移籍話などが一部報道にあるが「今はJの大会とクラブのことしか考えていない。オファーがきてどうするかは、シーズンが終わってから考えること」と移籍話を封印した。

▽カシマ(観衆15,481人)
鹿島 2 2-0 0-0 0清水 
13勝6敗7分け(46)    10勝10敗7分け(37)

▽得点経過 鹿 清
前20分【鹿】1-0 青木 
前41分【鹿】2-0 マルキ

【鹿島】4・4・2 GK曽ケ端0 内田0 岩政0 伊野波0 新井場0 青木3 中後3 本山2 ダニー3 興梠2 マルキ1
【清水】4・4・2 GK山本海0 市川1 青山0 高木和0 児玉0 マルコ0 伊東0 山本真1 枝村0 岡崎3 西沢2 

16SH8
7CK1
23FK11
0PK0

▽交代【鹿】後14分 増 田1(本 山)後37分 マルシ1(興 梠)後43分 中 田0(ダニー)【清】後0分 兵 働0(山本真)後10分 矢 島1(西 沢)後27分  原 0(枝 村)
▽主審 片山


【写真説明】
鹿島-清水 前半20分、先制ゴールを決め抱き合って喜ぶ鹿島・青木(右)と新井場=カシマスタジアム


各紙、青木一色である。
しかし、その影にチューヤンこと中後雅喜の存在がある。
長短の配球と強い当たりでセンターラインを強固にした。
惜しいミドルシュートもあり、攻撃力も健在である。
小笠原満男の代役ではなく、チューヤン・システムで勝利を掴んだのである。

清水戦コメント

2008年09月29日 | Weblog
鹿島アントラーズ :監督
厳しい日程の中で戦ってきた疲労が蓄積されている中で、選手たちはよく戦ってくれたし、無失点で抑えられたことはよかった。(今日の戦いには)チームとして非常にいい感触を持っている。また、エスパルスはナビスコカップ決勝にも進み、調子もあげてきているし、いい内容のサッカーをしているチームなので、今日の勝利は重みのある一勝だと思う。この勝利を機にしっかりと継続していきたい。

【J1:第27節 鹿島 vs 清水】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
9月28日(日) 2008 J1リーグ戦 第27節
鹿島 2 - 0 清水 (15:05/カシマ/15,481人)
得点者:20' 青木剛(鹿島)、41' マルキーニョス(鹿島)

●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:長距離移動の厳しい状況の中で、相手を0点に抑えて勝ったことをどう評価されていますか?
「ほんとうに素晴らしい出来を選手たちが見せてくれたのではないかと思います。厳しい日程の中で試合をやらなくてはいけなくて、疲労がたまるはずの中で、これだけできたということはチームとしては良い感触を指揮官として持ちますし、エスパルスはヤマザキナビスコカップ決勝に行っており、ここ数試合を見ると非常に良い内容のサッカーをしています。勝ち星も重ねてきているチームなので、なおさら今日の1勝は重みのあるものではないかと思います。高いレベルのサッカーを見せているチームとの戦いを制することは自信にもなりますし、これを継続するのが狙いでもあります。今後続けてやっていきたいと思います」
Q:本調子ではない本山選手と新井場選手を使いました。小笠原選手もいないということで、いろいろ選手を試さなければいけない状況だと思いますが、今後8試合をどう戦いますか?
「2つの大会を併行して戦うというのは厳しいものがあります。また、怪我人の離脱ということが決定的でもあります。そして、怪我上がりで本調子ではない選手の調子を上げていかなくてはならない。困難な状況があり、難しい条件がリーグ戦においても、ACLにおいてもあるわけで、それをどう乗り越えていくのかが全体的に考えてやらなくてはいけないことでした。それをうまくやっていくことで、試合の中でのきっかけがとれなくてACLの敗退ということにつながってしまいました。ただ、選手たちはよくやったし、今日で15日間で5試合目です。23日間で7試合ということで、よく考えれば3日に1回試合をやっているような感じです。そのリカバーをいかに早くするか、あるいはそのプロセスを少しでも早期回復に向かうものへ働きかけるかが重要です。その回復具合が試合に反映されると思いますし、今日の試合を含めた3試合を終われば、1週間おきの試合になります。ACL敗退という残念な結果もありますが、またいい形ができると思います。選手たちも疲労があって、代えざるをえないという部分があったのを理解して取り組んでもらっているので、自分が指揮をする上で助かっています。当然、全試合出たい選手もいるだろうし、疲労という部分やチーム全体のバランスを考えながら代えていっています。小笠原選手の離脱により、チームを再構築しなくてはいけないということも多少あります。それをみんなで、僕だけではなく全員で、いい形のものに仕上げていくことが重要だと思います。みんなが1つの目標に向かって取り組むことが大事だと思います。あとは精神的な部分が一番大事なのですが、みんなで力を合わせればそこも乗り越えられると思います」

以上

【J1:第27節 鹿島 vs 清水】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●増田誓志選手(鹿島):
「タイトルは1つしかないから1試合も落とせない。全部決勝のつもりでやっている。その1つが終わっただけ。次もこういう試合ができれば勝つことができると思う」
●本山雅志選手(鹿島):
「ボク的にはミスが多かった。技術的なことではなく、精神的なことを意識してやった。1対1で負けなかったりとか」
●マルキーニョス選手(鹿島):
「疲労がないといったらウソになる。目標がある中で過密日程をこなしています。FIFAクラブワールドカップに出たいという目標もあります」
●中後雅喜選手(鹿島):
「ボールを奪うことが重要だった。それがうまくはまった感じがする。(青木選手とは)特にこれといって詰めることもなかった。今日は良かったかもしれないけど、また次もがんばりたい。(ACLの敗退は)引きずらないことが大事だった。まだリーグ戦は残っているので。今日は後ろにいて、リズム作りをするのが大事だった。アデレード戦でもある程度サイドにさばくことができていたけれど、今日はその回数を増やすことを考えていた」
●岩政大樹選手(鹿島):
「中後は後ろでさばくのが得意。青木は運動量を増やしていける。Wボランチの重心が後ろになってしまうと間延びしてしまうので、少し前からということを僕からも話しました。今日のこの結果で、(小笠原)満男さん抜きでも勝てることを示せた。残り2試合の連戦で勝てれば、見えてくると思う。今日の結果で調子に乗るのもアレなんで…」
●青木剛選手(鹿島):
「ダニーロが持った時点で打つことしか考えてなかった。大声で呼んだらパスを出してくれました。自分たちがやるべきことがしっかりできたゲームだと思います。最近にはない手応えを感じる試合でした」


マルキーの言うようにまだCWCに出る目標がある。
まずは出てアデレードへのリベンジなりジーコへの恩返しなりを行いたい。

小笠原抜きで勝つ

2008年09月28日 | Weblog
ひざ故障の小笠原 選手生命終えんよぎった
 20日の柏戦で左ひざを故障して今季絶望となった鹿島のMF小笠原が、クラブハウスで治療を行った。故障した瞬間は「もうダメだと思った」と選手生命の危機も感じたというが、今は「もっとひどいケガをした選手もいる。オフが早まったと思ってゆっくり治します」と前向きだ。患部の腫れが引き次第手術を行う予定で、ACLで敗退し、28日の清水戦で再出発を図るチームには「リーグ連覇して来季もACLに出場する、が合言葉になっている。やってくれると思う」とエールを送っていた。
[ 2008年09月28日 ]

鹿島・小笠原が左ひざ治療開始
 20日の柏戦で左ひざ前十字じん帯、同半月板を損傷し、全治6か月と診断された鹿島MF小笠原満男(29)が27日、クラブハウスで治療をスタート。患部の腫れが引かないため、手術のメドは立っていないが、「不安もない」とあっけらかん。チームはACL準々決勝で敗退。リーグ戦でも清水戦で優勝戦線生き残りへ、瀬戸際を迎えるが「(自分がいなくても)問題ない」と話した。
(2008年9月28日06時01分 スポーツ報知)

負傷から一週間が経ち小笠原満男も落ち着きを取り戻した模様。
ここは精神的に成長するチャンスである。
更に一回り大きくなって戻ってきてくれればよい。
我等は小笠原満男を安心させる為にも勝利を積み重ねたい。
一つ一つ。

リーグ制覇へ集中

2008年09月27日 | Weblog
無冠では終われない…鹿島が帰国即練習
 ACL準々決勝、アデレードとの第2戦を終えた鹿島は26日、成田着の航空機で帰国した。午後には早速、クラブハウスで練習を再開。ナビスコ杯に続くACL敗退により残されたタイトルはリーグ戦と天皇杯のみだけに、DF大岩は「このままでは終われない。この悔しさはリーグにぶつけるしかない」と話した。28日のホーム清水戦からリーグ連覇に向け再出発を図る。
[ 2008年09月27日 ]

鹿島 帰国後即練習、興梠「このままじゃ終われない」
 鹿島が26日早朝、アデレードから成田空港着の航空機で帰国した。ACL準々決勝敗退が決まって傷心を抱えているが、早速、28日の清水戦に向けて午後5時からクラブハウスで練習を開始。FW興梠は「このままじゃ終われない。リーグ戦で絶対に優勝するという強い気持ちでやる。そして来年もACLに出たい」と気持ちを切り替えていた。
(2008年9月27日06時02分 スポーツ報知)

選手は気持ちを切り替えて練習に励んでおる模様。
我等も目標を改め、開催国枠でのCWC出場と優勝に切り替えたい。
優勝するには残り全ての試合に勝利する以外にないと思われる。
まずは今季勝利のない清水戦である。
9月最後の日曜に9月最初の勝利を願う。

中東からも魔の手が迫る

2008年09月27日 | Weblog
カタールリーグ、Jブラジル人FW総獲りか…今夏複数オファー

カタールリーグが狙う鹿島FWマルキーニョス
 世界サッカー界を席巻するオイルマネーがJリーグにロックオン! 札幌FWダヴィのカタールリーグ電撃移籍が決定的となっている中、外国人移籍を統括するカタール五輪協会が、今冬の移籍市場でJ得点ランク上位を占拠するブラジル人FW総獲り計画を発動させたことが明らかになった。

 「オイルマネーで潤うカタールリーグの資金力は想像以上。エジミウソンには1月、再びオファーが届く可能性がある」エジ砲と契約する代理人のジュニーニョ氏が26日、さいたま市内でこう語り、今季終了後の中東流出の危険性を指摘した。

 浦和幹部によると、9月5日、カタール五輪協会からエジミウソン獲得を申し出るファクスが届いたが、「エジミウソンのために移籍可能期限を延ばすと言っていたが、書面で金額など具体的な条件はなかったので無視した」と説明。リーグ王座奪還とアジア連覇のために残留させたが、アラビア語を操るフランス人代理人が日本国内で暗躍。ダヴィ、エジミウソンのみならず、鹿島・マルキーニョス、川崎・ジュニーニョ、F東京・カボレ、新潟・アレッサンドロにも同様の書面を出しており、今冬高額移籍金で電撃移籍する可能性はある。

 カタールの外国人移籍は極めて特殊だ。リーグごとに移籍期間が設定されているが、スター獲得のためなら、自由自在に変更。冬季の移籍市場は通常の1月ではなく、12月に前倒しにする計画も存在するため、今年の天皇杯期間中にも引き抜かれる可能性もある。

 帰化選手を10人以上も擁するカタール代表だけに、Jリーグから流出した人材はW杯アジア予選で日本代表を脅かす予備軍となる。無尽蔵なオイルマネーを背景にした中東勢の台頭は止められない。

 浦和FWエジミウソン(26)らJリーグのブラジル人FWが今季終了後、カタールリーグに大量流出する可能性が26日、浮上した。外国人移籍を統括するカタール五輪協会が、今夏複数のJクラブに獲得オファーを送付。来年1月にも再開する移籍市場でも獲得に乗り出すことになりそうで、恐怖のオイルマネーが日本サッカー界を直撃する。

 ◆カタールリーグ 主に首都ドーハに拠点を置く1部10チーム、2部8チームで構成。1部リーグは今年9月に完全プロ化。外国人選手は各チーム4人までプレーでき、ほかに湾岸諸国のガルフ枠2人もあり、豊富な資金力で海外のスターを招へい。数年前は元アルゼンチン代表FWバティストゥータ、元スペイン代表DFイエロ、元フランス代表DFデサイーもプレー。現在は元浦和のFWエメルソンがアルサード所属。今季は今月13日開幕、来年4月17日まで3期に分け、3回戦総当たり制。

(2008年9月27日06時04分 スポーツ報知)

昨日のガンバどころかオイルマネーで潤うカタールリーグから獲得意志の文書がマルキーニョスに届いておるとのこと。
同じJリーグのガンバ大阪であれば、金額的な競争を行うことも出来ようが、カタールでは土俵が違う。
まず勝ち目はないであろう。
引き留めるには来季のACL出場以外にない。
残り試合を全て勝ち、笑って正月を迎えるのだ。
3つの星と共に。

オリヴェイラ監督続投要請

2008年09月26日 | Weblog
鹿島オリベイラ監督の手腕評価し続投要請
 鹿島が10月にもオズワルド・オリベイラ監督((57)に来季の続投要請をすることが25日までに、分かった。24日にACL準々決勝で敗れるなどアジア制覇の命題は成し遂げられなかったが、現在リーグ4位とチーム側は昨年の2冠に続くタイトル争いに導いた手腕を高く評価。今月初旬からクラブ幹部は「基本的に代える理由がない。よくやっている。10月に入ったら来季の編成に関する話し合いをして、意向を確認したい」と話していた。

 関係者によるとオリベイラ監督の元にはシーズン中に中東クラブからオファーが来るなど、ラブコールは多い。だが日本での指導には一定の満足はしており、来季の戦力構想でチームと大きな隔たりがなければ要請を受諾する可能性は高い。鹿島はオリベイラ体制とともに、アジアでの再挑戦に臨む姿勢だ。

 [2008年9月26日9時52分 紙面から]

昨季の続投要請報道は10月10日であったので、今季はほぼ二週間早く要請した模様。
フロントの申すように変える理由はない。
前半の失速や夏場の不調は篤人不在によるもの、現時点での不安定な戦いは負傷者が増加したものである。
その中でオリヴェイラ監督は良くやっていると言えよう。
ただ、彼の言い分としては来季の戦力構想についての一致が重要となるであろう。
現在の得点源・マルキーニョスが去った場合の手立てはあるのか?
篤人不在時の代役を誓志で問題ないのか?
小笠原満男の代役は?
などなど戦力的な不安はかなりある。
ここからがフロントの腕の見せ所である。
監督だけでなく我等も納得させて欲しい。
期待しておる。
まずは国内でアジア挑戦権を得、来季に再びアジア制覇を目指そうではないか。

マルキーに魔手

2008年09月26日 | Weblog
G大阪8億円大補強 鹿島マルキーニョス獲得へ
◆ 他に複数の大物をリストアップ ◆
 総額8億円の大補強や。G大阪が、来季補強の最大の目玉として鹿島FWマルキーニョス(32)をリストアップしていることが25日までに分かった。現在リーグ戦7位と低迷しているチームは、来季へ向けすでに補強の準備を進めており、その第1弾として目下17ゴールで得点ランクトップのブラジル人FWを筆頭候補に挙げた。バレー、水本の電撃移籍で得た潤沢な資金で、大補強を完成させる。

◆ 播戸、明神獲得の05年オフ並みの規模に ◆
 リーグ戦7位と低迷しているG大阪が来季へ向け、すでに水面下で補強の準備を進めていた。その第1弾として、目下リーグ戦17ゴールで得点ランクトップの鹿島FWマルキーニョスを最大の目玉としてリストアップ。クラブ関係者は「候補に入っていることは確かです」と認めた。

 得点力アップは09年の至上課題と言ってもいい。シーズン途中でFWバレーが、アル・アハリ(UAE)へ電撃移籍。エースストライカーの抜けた穴は大きく、離脱から10戦白星が奪えず優勝争いから脱落した。緊急補強したロニーは、移籍後2ゴールを決めているものの実力は未知数。タイトル奪還へ向けてFWの補強は必要不可欠で、Jリーグで安定した成績を残しているブラジル人FWが来季補強の筆頭候補に挙がったもようだ。

 マルキーニョスは高い決定力もさることながら、前線からの献身的な守備も持ち味。「プレッシングサッカー」を掲げるガンバの戦術に当てはまる。アグレッシブな縦への突破と、破壊力抜群のミドルシュートも魅力的だ。今季、鹿島とは単年契約を結んでおり、障害も少ない。

 クラブはマルキーニョスの他にも複数の大物選手をリストアップしており、クラブ幹部は「来季へ向けてもう動いている。現在も監督、強化担当と色々な案を練っているところ。来季へ向けてしっかりとした補強を進めたい」と、FW播戸、MF明神らを獲得した05年オフ並みの総額8億円(推定)大補強を完成させるつもりだ。

 バレーの電撃移籍は戦力面では大打撃でも、クラブには10億円とも言われる移籍金が入ってきた。水本の移籍の際にも4億円(金額はいずれも推定)を得ている。再び最強クラブの称号を取り戻すために、潤沢な資金を武器に第2、第3のターゲットを絞り込んでいく。

[ 2008年9月26日付 ]

チョ・ジェジン&マルキーニョスW獲りへ…G大阪
 G大阪が、今オフ補強の目玉として鹿島のFWマルキーニョス(32)の獲得に乗り出す方針を固めたことが25日、分かった。今季途中で退団したFWバレー(26)に代わるエースとして今季リーグ戦で得点王(17得点)を独走する助っ人砲を早期にリストアップした。また、来季から導入されるアジア枠の採用も確実で、元清水のFWチョ・ジェジン(27)=全北現代=を筆頭に戦力整備を進めていく構えだ。

 最強を目指す過程に一切の抜かりはない。G大阪が、着々と来季の構想を固めていた。この日、万博グラウンドでの練習を見守った金森喜久男社長(59)が「限りがあるなかでも、選手の強化、補強には最大限の費用を充てたい」と明言。攻撃力アップを掲げ、補強リストの1番手に位置づけたのがFWマルキーニョスだ。

 日本での在籍は8シーズン目。卓越した能力は円熟を迎え、今季リーグ戦は出場21試合で17ゴールと得点王を独走中だ。鹿島との契約は今季で満了だが、鹿島側も全力で引き留めることは確実の情勢で、綿密に獲得の可能性を探っている。

 G大阪では、07年にFWマグノ・アウベス(アル・イテハド移籍)、今季はFWバレー(アル・アハリ移籍)をシーズン途中で流出させた。05、07年にリーグトップだった総得点も、今季は6位タイの「34」。FWルーカス、FWロニーの去就は流動的だが、2年連続でエースを失った反省を生かし、今オフの超積極補強に備えている。

 国内最強のM砲に加え、注目されるのがアジア枠でのストライカー獲得だ。来季から新設が決まった同枠は採用する方向。19日に行われたサポーターとの会談でも、金森社長は「前向きに考えたいし、使わない手はない」などと語っている。筆頭格は元清水のFWチョ・ジェジン。全北現代側との交渉に備え、徹底マークを続けていく構えだ。

 公式戦10試合連続勝ち星なしの大不振を抜け、ACLではベスト4進出を決めた。Jの盟主からアジアNO1の座へ―。大砲2門の“W加入”が実現すれば、G大阪の前途は果てしなく明るい。

 ◆チョ・ジェジン 1981年7月9日、韓国・ソウル生まれ。27歳。テシン高から水原三星に入団。2004年7月、清水へ移籍した。韓国代表として04年アテネ五輪、06年ドイツW杯に出場。08年2月に全北現代へ移籍した。リーグ通算成績は101試合出場45得点。185センチ、80キロ。

 ◆マルキーニョス(マルコス・ゴメス・デ・アラウージョ)1976年3月23日、ブラジル生まれ。32歳。クリチーバFC(ブラジル)などを経て2001年8月に東京Vに加入。07年に鹿島へ移籍した。リーグ通算成績は162試合出場81得点(25日現在)。174センチ、76キロ。

(2008年9月26日06時04分 スポーツ報知)

とんだニュースが飛び込んできた。
マルキーニョスにガンバ大阪の魔手が迫っておるとのこと。
今季は絶好調で得点王をひた走るマルキーニョスは、咽から手が出るほど欲しいタレントであろう。
我等もいつまでも共にありたい。
本人も「鹿島アントラーズでプレーすることが夢でした。」と語るほどの鹿島サポである。
しかしながら、昨季終盤には契約延長を白紙とされた過去がある。
その後、リーグ終盤の好調と優勝で残留となった。
この遺恨が残っておれば、移籍もやむなしというところであろう。
とはいえ、ACL優勝とCWC出場という新たな夢は適えられておらぬ。
今しばらく我等と共に戦うという選択をして欲しいものである。

逆に謝りたい

2008年09月26日 | Weblog
オリヴェイラ監督がファンに謝罪…鹿島、ACL敗退で異例行動
 【アデレード(オーストラリア)25日】アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝敗退が決まった鹿島のオズワルド・オリヴェイラ監督(57)が25日、サポーターに異例の直接謝罪を行った。アデレード市内で行われた練習後、見学に集まった約20人のサポーターに対し「遠くまで応援に来てくれてありがとう。期待に応えられない結果に終わって、本当に申し訳ない」と深々と頭を下げた。

 昨年8月、リーグ戦のG大阪戦(金沢)で1―5と大敗後、選手とともに頭を下げたことはあるが、監督としては異例の行動だ。「監督として、申し訳ないと思ったら何度でも頭を下げる」と話した。最後はリーグ戦での逆転優勝へ向け、「これからも応援をよろしくお願いします」と、変わらぬ応援を要請した。

(2008年9月26日06時02分 スポーツ報知)

監督に頭を下げさせてしまうとは、我等が不覚と言えよう。
逆に申し訳ない気持ちで胸がいっぱいになる。
我等の声が、後押しが足りなかったのである。
それどころか、足さえ引っ張ったのやも知らぬ。
このような思いは今回だけにしたい。
我等が気持ち一つとなりて、国内制覇へ向けて心機一転である。

アデレード戦報道

2008年09月25日 | Weblog
鹿島散るレベルの違いを痛感/アジアCL
<アジアCL:(2)アデレード(オーストラリア)1-0鹿島(1)>◇準々決勝第2戦◇24日◇アデレード※カッコ内は2戦合計点

 【アデレード(オーストラリア)=広重竜太郎】アジアの頂への道はあまりに険しかった。通称レッズと呼ばれるアデレードをたたえる熱狂的な相手サポーターの大歓声が、打ちひしがれた鹿島イレブンの背中に降り注いだ。戦線離脱した小笠原に代わって、主将を務めたDF大岩は号泣し、テレビインタビューに答えられなかった。前半12分にGKと1対1の最大の決定機を決められなかったFW興梠は「完全にオレのせいです」と声を落とし、目に涙を浮かべた。

 完全に力負けだった。2試合で挙げた得点はオウンゴールによる1点だけ。チームの基軸となるクロス攻撃は、平均187センチの相手守備陣に簡単にはね返された。逆にクロスに対する守備網は切り裂かれた。第1戦の失点に続き、この日もサイドからクロスを上げられ失点。前半18分、21分にも横からの揺さぶりを受け、ゴール前での2回連続空振りに救われたが、質の差は歴然。DF岩政は「クロスの質はどの選手も高い。イングランドのような組織的なサッカーをしてきて、日本にはないレベルだった」と完敗を認めた。

 アジアは広い。現主力メンバーでACLに臨むのが初めての鹿島にとって、東アジア、東南アジア、オセアニア勢と戦い、それぞれの特色に対応するのはひと苦労だった。それがACLでの経験値が高い浦和、G大阪が4強入りしたこととの差だった。前身のアジアクラブ選手権以来、またも4強の壁に泣いた。興梠は言った。「浦和でも優勝できるという甘い考えがあった。絶対にリベンジしたい」。残るタイトルはリーグと天皇杯のみ。鹿島の今季の挑戦は方針転換を迫られることになった。だが、その先に来年のアジア制覇を夢見る。

 [2008年9月25日9時7分 紙面から]

堅守崩せず…鹿島、準々決勝敗退/ACL
2008.9.25 05:01
 アジア・チャンピオンズリーグ準々決勝第2戦(24日、埼玉スタジアムほか)鹿島は4強入りを逃した。第1戦(カシマ)は1-1。アウェーゴール方式のため、第2戦は最低でもゴールが必要だったが、アデレードの堅守を崩せないまま、後半28分に失点。オリベイラ監督は「われわれにも得点チャンスはたくさんあったが、生かせなかった」。元日本代表監督のジーコ氏が新監督に就任するクルブチ(ウズベキスタン)との対決は、実現しなかった。

鹿島、決定力不足で準々決勝の壁破れず
 【鹿島0―1アデレード】1万5000人の敵地のサポーターが歓喜に沸く中、鹿島イレブンはガックリと肩を落とした。必勝を期して臨んだ第2戦で0―1の敗戦。今季の第1目標に掲げたアジア制覇がむなしく散り、オリヴェイラ監督は「アジア制覇はわれわれの夢だった」と悔しさをかみ殺しながら振り返った。

 この日もゴールが遠かった。第1戦はオウンゴールで1―1のドロー。第2戦は小笠原をケガで欠いたが、前半から決定機をつくった。しかし、最後まで得点を決められない。前半12分のGKとの1対1のチャンスを外したFW興梠は「あれは決めないといけない。全部自分の責任」と目に涙を浮かべて悔しがった。

 その興梠を含め、多くの選手がACL初出場。敗れはしたが、ベテランのDF大岩は「それぞれの国によって、サッカーのスタイルが違う。実際に対戦しないと分からない。若い選手にとっては経験になったと思う」と前を向く。ACLは過去4度出場(前身のアジアクラブ選手権を含む)してベスト8が最高成績。またしても準々決勝の壁を破れなかったが、来年に向けての収穫になったことは確かだ。
(アデレード・垣内一之)
[ 2008年09月25日 ]

J王者・鹿島が負けた!無冠の危機だ…ACL準々決勝

 ◆ACL準々決勝 ▽第2戦 アデレード1―0鹿島(24日、ハインドマーシュ・スタジアム) 鹿島はアウェーでアデレード(オーストラリア)に0―1で敗れ、2戦合計1―2で姿を消した。

 鹿島のロッカールームは涙でぬれた。2回の決定機を生かせなかったFW興梠は「(昨年)浦和でも優勝できたのだから、という甘い気持ちがあった。今日負けたのは、チャンスに決められなかった自分の責任」と目を真っ赤にし、ゲーム主将を務めたDF大岩も「残念」と発すると、言葉が続かない。5回目のアジア制覇への挑戦は道半ばで途絶えた。

 あっけなく散った。興梠が前半12、43分とGKと1対1の決定機を得たが、1本目は「コースが甘かった」とGKにはじかれ、2本目は「左で打てなかった」と戸惑い、シュートミス。逆に後半28分に失点して万事休す。DF内田が「最後のタフさがなかった」と話すように、アウェーで1万5000人の大観衆、アデレードの強固なDFを崩す力は残されていなかった。

 今季開幕前、ACL制覇を頂点にリーグ、ナビスコ杯、天皇杯の全4タイトル獲得を目標に掲げた。今や可能性があるタイトルはリーグ、天皇杯だけ。主将MF小笠原、DF新井場が戦列を離脱中。さらにMF本山、DF中田も負傷を抱えている。チーム力は落ちる一方で、昨季J王者が無冠の危機に直面した。

 中田は「この結果がすべて。これが自分たちの今の力です」と危機感を募らせる一方で「このままじゃ終われない」と興梠が前を向く。主力不在の穴を埋められるか。王者が岐路に立たされた。

(2008年9月25日06時02分 スポーツ報知)

アジアCL 鹿島苦杯 4強逃す
2008/09/25(木) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
アデレードに0-1
 鹿島は興梠らがシュートを放つも決められず、後半に1点を献上、逃げ切られた。浦和は相馬と闘莉王の得点でアルカディシア(クウェート)を2-0で下し、2試合合計4-3で逆転した。G大阪は山崎とロニーのゴールでアルカラマ(シリア)に2-0で連勝した。
▽得点者【ア】コーンスウェイト(後半26分)
(アデレードが2試合合計2-1で準決勝進出)


【写真説明】
アデレード-鹿島 前半、鹿島・興梠がゴール前に詰め寄るも阻まれる=ハインドマーシュスタジアム


鹿島 〝らしさ〟出せず、遠いゴール
2008/09/25(木) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
 オーストラリア・アデレードの地で鹿島のアジアでの挑戦は終わった。「残念。2失点して1得点はオウンゴール。力がなかったことだと思う」と振り返った本山。サバサバとした表情とは対照的に、悔しさがにじみ出ていた。

 第1戦を1-1としていた鹿島にとって、1点を取ることがミッションだった。第1戦の反省を生かし、ボールポゼッションを高めてチャンスをうかがい続けたが「最初から間延びしていた」と本山。そのすきを突かれたのか、予想外に攻撃的にきたアデレードに決定機を何度かつくられた。鹿島も36分のマルキーニョス、43分の興梠が決定機を逃し、前半は0-0で終えた。
 このままでは敗退してしまうため、後半開始から怒とうの攻撃。相手ゴール近くでのプレーが続き、攻略の糸口を見つけたかに見えたが、引いてきたアデレードDFを崩し切れなかった。攻めあぐねているうちに、26分に先制点を奪われた。1点を返せば延長に持ち込める状況に、中田を下げ田代を投入。3バックにして攻撃の枚数を増やし、最後は岩政を前線に上げるパワープレーにも仕掛けたが、終戦の笛が鳴り響いた。
 「コンパクトな鹿島らしいサッカーがやれれば、負ける相手ではなかった」と本山。最後まで〝鹿島らしさ〟を出し切れなかったのが、アジアの壁かもしれない。
 だが、次は国内リーグが残っている。「切り替えは難しいかもしれないが、この悔しさをJにぶつけたい」と大岩。岩政も「とにかくレベルアップしないといけない。いい教訓にして励まないと」と話した。アジアでの借りはアジアでしか返せない。リーグ制覇で来季の挑戦権を得るしかない。


今季のアジア制覇の夢は潰えた。
しかしながら全てを失ったわけではない。
また来季にチャレンジするため、挑戦権を得、力を溜めねばならぬ。
まずは清水戦、そして大宮戦とリーグ戦に集中し、一つ一つ勝ちを重ねるのだ。
リーグ優勝の暁には開催国枠のCWC出場の目もある。我等の心は折れぬ。
再び勝ち上がるのだ。
太陽の昇る国として。

アデレード戦コメント

2008年09月25日 | Weblog
鹿島アントラーズ :監督
チャンスを何度かミスしてしまったが、それはアデレードも同じ。もっと大事なのは第1戦でチャンスを逃したこと。これは90分ではなく180分の戦いなのだから、今日は厳しい試合となった。アジア制覇は我々の夢だった。予選リーグでも素晴らしい戦いをしたのだが、これで終わってしまった。それもサッカーの一部だ。これからはJリーグに集中する。

【AFCチャンピオンズリーグ アデレード vs 鹿島】オズワルド・オリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(コメントを追加) [ J's GOAL ]
9月24日(水) AFCチャンピオンズリーグ
アデレード 1 - 0 鹿島 (19:00/アデレード/16,965人)
得点者:73' コーンスウェイト(アデレード)

●オズワルド・オリヴェイラ監督(鹿島):
「今回、決勝トーナメントへ向けて一部のポジションでローテーションを組んだ。試合の結果は出なかったが、その効果はあったと思う」
Q:小笠原選手がいないことで戦術の変更などはあったのか?
「いない選手のことを言うことはできない。中後選手が代わりに入って、これから経験をつむことで上手くなっていくだろう。ただ、小笠原と新井場がいないことは大きな損失だった」
Q:前半25分までにチャンスが多かったと思うが?
「サッカーというのは90分のゲームであり、始めの25分がどうこうという話しではない」

以上

【AFCチャンピオンズリーグ アデレード vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●中後雅喜選手(鹿島):
Q:左右にパスを良く散らしていたと思うが?
「それが狙いだった。左右に揺さぶればチャンスがあると思っていた。何度かチャンスらしいものができていたと思う。満男さんが怪我をしてチャンスというか、代わりを任されている。自分なりのプレーしかできないけれどやるしかなかった。相手のプレッシャーはそれほどきつくなかったので本来のプレーはできたかと思う。ただ、もう少し組み立てに参加しないといけなかった」
Q:相手の印象は?
「やってみてパワーもあるし、アジリティは僕らの方が上だったけれど、負けたのでそういうことは言えない。ちょっと力が足りなかった」
Q:ハーフタイムでの監督の指示は?
「やっていることを続けていこうという、守備の時にすぐ戻ろうなどの簡単な指示だった。この試合のことは終わったことなんで切り替えていきたい。アジアは終わったけどJリーグはまだまだあるので結果を出したい。僕らはリーグ戦の優勝を狙っているし、優勝すればまたチャンスはある」
●中田浩二選手(鹿島):
「残念です。こっちのやりたいことができなかった。サイドから中央に簡単に放り込んでも難しい。サイドを起点にやりたかったがそれもうまくいかなかった」
Q:勝てた試合を落とした印象?
「結局はこういうことになったのだから、これだけの力だったのかもしれない。結果がすべて。これが自分たちの力だと思う」
Q:相手の印象は?
「守備がしっかりしているし、堅かった。うちが崩そうとしても弾き返していた。そういう強さを感じました」
Q:ドッドとよく対面していたが?
「ドッドは良い選手だと思った。キープレイヤーだったと思う。そこをうまく止められればよかったのだけど」
Q:膝の具合は?
「正直、良くはない。満男がああいう状態なので勝ちたかった。自分の膝は、満男に比べれば大したことはない。まだ試合は続くし、やれる限りはやっていかないといけないと思う。こういう形でアジアがなくなるのは残念。勝ちたかった」
●岩政大樹選手(鹿島):
「力不足だと思います。向こうに力があった。結局オウンゴールしか取っていないし。こちらは1点とらなきゃいけない状況で、こうして終わったのですから向こうの完全勝利だと思います」
Q:相手の印象は?
「イングランドのような組織を組んでゾーンで守りながらも人には強くいく、日本にないレベルのサッカーでした。良いチームだと思いました。個人個人、フィジカルが強いし、特に中盤の前の選手が強く、五分五分のボールを拾われてしまった。あとクロスをどの選手が上げても質が良かった。1試合目も2試合目もクロスからやられてしまった。点を取られた以外にもクロスの質は高かった。2列目から飛び込んでくる選手は日本の方が良いですが、クロスの質が高いので。チーム力は向こうが上だったと思う」
Q:ACLの印象はどうか?
「正直、去年見ていた時よりは、予選で戦った北京も良いチームだったし、良いチームがいるなと思いました」
Q:今後は?
「もっとレベルアップしないといけないし、負けたことを良い教訓にして励んでいかないといけない。天皇杯はあるけど、ナビスコカップもないし、当面はリーグ戦しかないので勝ちたいと思います」

以上

選手には良い経験になった模様。
更なるレベルアップを心に描いたと思う。
気になるのはユダの膝である。
正直、ここまで負傷者がでて試合を作れていることの方が奇跡である。
気持ちは切り替えても負傷者はすぐに戻れない。
苦しい戦いが続くのである。