鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

宮崎、ボールキープ

2010年12月01日 | Weblog
2010年12月01日(水)

9時から行われた午前練習では、ミニゲームなどを行いました。

ボールをキープする宮崎である。
今季残り4試合の行方を左右するのは宮崎の出来と言っても過言では無かろう。
この時期にポジションを与えられたということは、結果を強く求められているということである。
大卒二年目は若手の括りの最後である。
是非とも結果を残し実績を積んで欲しいところ。
左サイドは宮崎と言われるまで成長するのだ。
それだけの才能は持っておるはず。
新たなる左サイドの矢に期待しておる。

京都戦レビュー

2010年12月01日 | Weblog
【J1:第33節 鹿島 vs 京都】レポート:後半、急激に落ちた運動量。前半に2点を奪った鹿島が辛くも京都を振り切る。(10.11.29)
11月28日(日) 2010 J1リーグ戦 第33節
鹿島 2 - 1 京都 (13:03/カシマ/19,588人)
得点者:17' 野沢拓也(鹿島)、31' フェリペガブリエル(鹿島)、64' 宮吉拓実(京都)

中盤でのパス交換に参加した宮崎智彦がその勢いのままゴール前に走る。野沢拓也のシュートがブロックされたため、宮崎にボールを受けることはなかったが、最終的にはゴール右まで走りきった。試合前日、「得点に絡めればいいですね」という言葉通りのプレーで、チームに勢いを与えた。
だが、こうしたプレーがあったのは17分の野沢拓也の先制ゴールが生まれた後のこと。試合序盤の鹿島は前節と同様に不安定な立ち上がりだった。

「入りは悪くなかったんですが」
京都の秋田豊監督が振り返るように、先に相手ゴールを脅かしたのは京都だった。中盤で相手のパスをカットすると右サイドバックの渡邉大剛が思い切ったオーバーラップで宮崎の裏のスペースに走り込む。間一髪のところで曽ヶ端準の鋭い飛び出し、渡邉にシュートは許さなかったものの、その後もコーナーキックから角田誠がシュートを見舞うなど、京都の選手たちは積極果敢にゴールに迫った。特に、中央に入った中村充孝が攻撃にアクセントを加えていた。
だが、良い時間帯をつくりながら得点を奪うまでには至らない。結果的にはそのことが試合結果を大きく左右した。両チームのミドルシュートの応酬から、落ち着かない展開が続くと思われた17分、鹿島が左サイドから崩しにかかる。一度は防がれたと思われたが、興梠慎三の落としを中田浩二がすばやく右サイドに展開する。京都の守備陣はこのパスで大きく左右に振られることになった。すると新井場徹からのセンタリングに野沢拓也が飛び込み、ワンタッチでコースを変える野沢らしいシュートで先制点を挙げた。
これで鹿島は安定感を取り戻す。31分には、ジウトンが出場しなかったことでセットプレーに参加していたフェリペ・ガブリエルが、右コーナーキックに合わせて2点目。ゴールを決めたフェリペは鹿島ベンチまで走り、オリヴェイラ監督と熱い抱擁を交わす。それまでのセットプレーでも体を投げ出す気迫溢れるヘディングを見せており、ファイティングスピリットを感じさせる得点だった。

前半で2点をリードした鹿島が、後半から試合をコントロールすることは大いに予想された。しかし、左サイドバックに中村太亮を入れて攻撃に厚みを加えてきた京都が一方的に攻める展開となってしまう。セカンドボールを拾えない鹿島は、カウンターを繰り出すどころではなく、ラインを上げることもままならなくなってしまった。
そんな中、64分に京都を後押しする1点が決まる。ドゥトラの上げた何気ないクロスを曽ヶ端が痛恨のファンブル。背後に転がったボールを、直前に途中交代していた宮吉拓実が押し込み、1点差に追いすがった。
さらに攻撃の手を強める京都に対し、鹿島も青木剛、遠藤康を投入してバランスを改善する。カウンターの鋭さを取り戻したように見えたがダメ押しの3点目は奪えない。逆に終了間際には中村太亮に右ポストをかすめるシュートを放たれ、辛くも逃げ切る展開だった。

試合後、チームが勝利を挙げ、さらに自身が得点をあげたにも係わらず、野沢は憮然とした表情。新井場は「チームとしてあんまり…」と歯がゆそうな様子を見せた。アジアへの挑戦権をかけたガンバ大阪、セレッソ大阪との三つ巴の争いは、最終節まで持ち越されたが、その相手は、期限付移籍している田代有三や増田誓志が在籍する山形。簡単な相手ではないだけに、不安が残る内容となってしまった。


以上
2010.11.29 Reported by 田中滋


試合内容の不安定さを記す田中氏である。
結果的に得点を重ねることが出来たため、勝利という結果だけはついてきた。
しかしながら、このままでは良くないという雰囲気だけがスタジアムに漂ったことは紛れもない事実であろう。
ACL出場権を得るためには、次節の勝利は必須である。
田代と誓志を退け、確実に勝ち点を重ねたい。
その一手がどのようなものになるのか楽しみである。