鹿島オリベイラ監督フィジカル指導
鹿島のオズワルド・オリベイラ新監督(56)が「臨時フィジカルコーチ」に変身した。30日午後、珍しい光景とともに初の全体練習が始まった。通常、監督はフィジカル練習を見守ることが多いが、オリベイラ監督は陣頭指揮を執った。基礎的なリフティング、ドリブルを自ら実演。ボールを挟んで前転する動きは「私の年齢では無理」と、さすがに高井通訳に任せたが、センターサークル内の25人リフティング勝ち残り戦などユニークなトレーニングを約1時間半、行った。
フィジカルコーチに成り済ましたのには訳がある「選手が私に慣れ、私も選手に慣れる必要がある。私の言うことに対する、選手の反応も見たかった。だからフィジカルコーチと入れ替わった」。来日前にジーコら鹿島OBから情報は仕入れていたが、実際に指導して肌で選手からの感触を確かめたかった。
数々のブラジル人監督を見てきている選手も、まずは好印象を抱いたようだ。DF岩政は「これからも、いろいろなメニューが出てくるのが楽しみ。新しい監督なので戦術面も早くやりたい」と次のステップを心待ちにしていた。世界一制覇を経験したオリベイラ監督の、10冠への操縦が始まった。【広重竜太郎】
[2007年1月31日7時32分 紙面から]
今度の指揮官は選手との距離を縮めるタイプのようである。
選手を近い位置から観察し、彼なりの評価で戦いに挑もうとする姿勢が伺える。
今季は怪我人も代表合宿も無く、フルメンバーが揃っている事も幸運である。
選手の質は劇的に変わる事はない。
ただ、メンタル面は操縦法如何で如何様にも変わる。
側近も代替わりで換わっていくものである。
大久保一門を追い出した本多正純も釣天井で失脚せしめる。
指揮官の変化について行けぬ者は去らざるを得ないのだ。
前向きにプレイし勝利を呼び込もうではないか。
鹿島のオズワルド・オリベイラ新監督(56)が「臨時フィジカルコーチ」に変身した。30日午後、珍しい光景とともに初の全体練習が始まった。通常、監督はフィジカル練習を見守ることが多いが、オリベイラ監督は陣頭指揮を執った。基礎的なリフティング、ドリブルを自ら実演。ボールを挟んで前転する動きは「私の年齢では無理」と、さすがに高井通訳に任せたが、センターサークル内の25人リフティング勝ち残り戦などユニークなトレーニングを約1時間半、行った。
フィジカルコーチに成り済ましたのには訳がある「選手が私に慣れ、私も選手に慣れる必要がある。私の言うことに対する、選手の反応も見たかった。だからフィジカルコーチと入れ替わった」。来日前にジーコら鹿島OBから情報は仕入れていたが、実際に指導して肌で選手からの感触を確かめたかった。
数々のブラジル人監督を見てきている選手も、まずは好印象を抱いたようだ。DF岩政は「これからも、いろいろなメニューが出てくるのが楽しみ。新しい監督なので戦術面も早くやりたい」と次のステップを心待ちにしていた。世界一制覇を経験したオリベイラ監督の、10冠への操縦が始まった。【広重竜太郎】
[2007年1月31日7時32分 紙面から]
今度の指揮官は選手との距離を縮めるタイプのようである。
選手を近い位置から観察し、彼なりの評価で戦いに挑もうとする姿勢が伺える。
今季は怪我人も代表合宿も無く、フルメンバーが揃っている事も幸運である。
選手の質は劇的に変わる事はない。
ただ、メンタル面は操縦法如何で如何様にも変わる。
側近も代替わりで換わっていくものである。
大久保一門を追い出した本多正純も釣天井で失脚せしめる。
指揮官の変化について行けぬ者は去らざるを得ないのだ。
前向きにプレイし勝利を呼び込もうではないか。