鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

名古屋戦報道

2006年08月31日 | Weblog
ニッカン
鹿島ファビオ・サントス初ゴール/J1
 鹿島MFファビオ・サントス(20)が、移籍加入後の初ゴールを決めた。同点で迎えた後半35分、主審の判断でやり直しとなったPKを左足で蹴り込んだ。6月のJヴィレッジ合宿からチームに合流し、この日がリーグ戦8試合目。27日に婚約者が来日していただけに「彼女に初得点を見せられてよかった。これからはもっと簡単にゴールを取っていきたいね」と笑顔だった。

サンスポ
★鹿島5戦ぶり白星!サントスが来日初ゴール
 リスタートの舞台を白星で飾った。セリエA・メッシーナに移籍したMF小笠原に、左太もも肉離れのMF本山、累積警告で出場停止のFW柳沢を欠きながら、名古屋に2-1の逆転で5試合ぶり勝利。後半35分にPKで来日初ゴールを決めたMFファビオ・サントスは「日曜日に婚約者が来たので、初ゴールを見せられてよかったよ」とウインクしていた。

スポニチ
新司令塔だ 野沢2ゴールに絡む
 【鹿島2―1名古屋】鹿島の新司令塔MF野沢が2得点に絡んだ。後半23分にゴール前右約23メートルのFKを岩政の頭にピタリと合わせると、決勝点となった2点目も自身のFKからPKを得た。小笠原と同じ赤のラインの入った同タイプのスパイクを履き、ボランチに入って攻撃を組み立てた。試合前にはその小笠原のビデオメッセージが流され「成長していつかまた鹿島に戻ってこられるよう頑張りたい」との言葉に大きな拍手が送られた。連敗を2でストップさせ、カシマスタジアムでの名古屋戦はこれで18戦18勝。野沢が小笠原の抜けた穴を埋めそうだ。

報知
鹿島、ホーム名古屋戦は18戦全勝…J1第21節
 ◆J1第21節 鹿島2―1名古屋(30日、カシマスタジアム) 0―1の後半23分。DF岩政は、MF野沢の右FKを頭で叩き込んだ。「頭に魂込めました」という同点ゴール。鹿島が息を吹き返した。
 元日本代表MF小笠原がセリエAのメッシーナに移籍。FW柳沢が出場停止で、MF本山を負傷で欠いた。9月2日のナビスコ杯準決勝・横浜M戦(カシマ)を考慮して主力数人を温存したが、2―1で勝利。後半35分に決勝PKを決めたMFのF・サントスは「勝利を考えてプレーしたけど、得点できてうれしかった」と笑顔を見せた。
 Jリーグ発足後の初戦だった93年5月16日。MFジーコがハットトリックを、FWアルシンドが2ゴールを挙げて5―0で勝って以来、カシマスタジアムでの名古屋戦は引き分けすらなく、これで18戦全勝(リーグ14、ナビスコ杯4)となった。「あきらめず最後まで一つ一つ戦っていきたい」と岩政。小笠原抜きでも頂点を狙う。

(2006年8月31日06時04分 スポーツ報知)

ニッカンとサンスポはFSの婚約者ネタ、スポニチは野沢ネタ、報知は選手状況+名古屋戦無敗ネタ。
情報的にはFS婚約者がニュースだがゴシップに近い。
鹿島的には野沢ネタが嬉しいが、ユース上がり・アテネ五輪代表落ちなどもう少し掘り下げても良いと思われる。
報知の記事はサポなら知っていて当然だが、ニュースの無い鹿島アントラーズの情報としては悪くないと思われる。
優勝争いから半歩後退し、スポーツ紙好みの代表がいない状況としては紙面を作りにくいことは理解出来る、が、しかし、そこで読み手を意識した文章を起こせるかどうかがプロとしての仕事術では無かろうか。
今回はそれぞれ異なった視点で記事が作成されていたことには好感を持った。
であるが、表面をなぞっただけの記事にうんざりした。
少々、不勉強ではなかろうか。
アウトゥオリ監督のコメントでは無いが、マスコミの評価は必須であると言わせて頂こう。
日本の将来の為に。

名古屋戦 監督コメント 野沢宣言

2006年08月31日 | Weblog
【J1:第21節】鹿島 vs 名古屋:パウロアウトゥオリ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
●パウロアウトゥオリ監督(鹿島):
Q:メンバーを大幅に入れ替えて、実質的に今までと違うチームで戦い、苦戦したわけだが、今日の評価は?
「深井はずっとハーフでやっているから違和感はない。野沢はそれだけの戦術眼と知識を持っているから、ハーフでもボランチでも使えると考えている。その他のいくつかの選手を変えたのは土曜日の試合(ナビスコカップ準決勝)も考えたメンバー変更だった。
全体的に若いチームになり、フレッシュさがあったと思う。最後まで諦めずに戦い、グランパスのような最近勢いのあるチームにあれだけの試合ができたことを評価しなければいけない。
グランパスの監督さんがどういう発言をしたのか分からないが、もし判定にクレームをつけているなら正当なことじゃないか。 彼が今日体感したのは我々がずっと中断明けからされていること。甲府戦で小笠原が明らかにPKをもらえるシーンがあったことを思い出した。今日はPKを与えていただいたが、グランパスには不利な判定だったと思う。私の30年間の経験、サッカーの知識は何だったんだろうかと疑問が残る。
試合についてだが、サッカーは5つの要素から成り立っている。1つが選手、2つ目が現場スタッフ、3つ目がフロント、4つ目がレフリー、5つ目がメディアだ。この5つの要素からサッカーというスポーツが構成されている。1つ目の選手と連動してかかわり、醍醐味を増すのがサポーターだ。それが6つ目になる。この中で、周囲から分析され評価されるのは選手とスタッフで、それ以外が評価されないのはおかしい。日本サッカー向上のためには全てが評価されなければいけない。

レフリーに対して評価するとか何か発言することを禁じているのはどうか。言われることでレフリー自身も向上心を持ってのぞめる。今日は満足できる勝ち方じゃない。2点目はPKだったが、あれはそもそも存在しないPKだ。自分にとって不満の残る試合になってしまった。今日はレフリーに助けられたゲームだ」

Q:小笠原がチームを去ったが、今後の戦い方は見えたのか?
「どんな監督でも小笠原のような能力を持つ選手を失うのは痛手だ。特にナビスコカップ準決勝の近い日程で失ったことは痛い。ただ小笠原は海外移籍を志願したと聞いているし、チャンスがあれば送り出すべきだと思う。他の選手に彼と同じことをやってほしいとは考えていない。野沢を小笠原のところで使うとすでに私は選手全員の前の発言している。試合をこなすごとに彼はよくなっていくと思う」
以上

まず、フロント・審判・メディアに苦言を呈していることが読みとれる。
全く同意である。
フロントは満男の移籍問題を拗らせ、懐柔するでもなく戦力外にすることも出来ずにいた罪は大きい。
その結果、試合の2日前にチームから離脱という誰にとっても不幸となる結果を招いてしまった。
審判は再三この場でも挙げているが、昨日の家本主審はその中でももっとも酷いレフェリングをしたと言えるだろう。
ファールの基準は一定でない、カードを出す基準も異なっている、プレイを見ていない、ゲームをコントロール出来ない、ファールを犯した側に有利に進めるなど、列挙し出せば枚数に暇がない。
誤審のレベルではなく、プロの試合の笛を吹く審判では無いと言い切れる。
そしてメディア。
Q:メンバーを大幅に入れ替えて、実質的に今までと違うチームで戦い、苦戦したわけだが、今日の評価は?
こんな質問をするあなたは試合を見ていたのですか?
とでも言いたげである。
もっと辛辣なコメントが頭の中にはあったのかもしれない。
メディアとして恥ずかしい質問をしていることに気づかせようとしているのである。
日本のメディアを育ててくれているのだ。
これは感謝するしかなかろう。
我等もこの記者が何故この質問をしたのか問いただしたい。
しかし、アウトゥオリ監督が抑えたように、我等も口を慎むべきであろう。

そして、このコメントで最も重要な部分が発言される。
野沢を小笠原のところで使うとすでに私は選手全員の前の発言している。
遂に地元が生んだ天才がポジションを掴んだ。
テクニックでは鹿島随一とデビュー当時から褒め称えられ続けたこの男が中盤に君臨する日が来たわけである。
昨季はFWとして出場し10得点を挙げた。
チーム第二位、日本人では最多得点である。
評判だけでなく実績がついた。
今季は序盤での出場機会が少なく、我等も不安に思っていた。
が、日程が進むにつれ出場機会を増やし、ナビスコ杯では攻撃の核として主力に這い上がって行った。
広島戦では攻撃的MFとしてフル出場、そして名古屋戦ではボランチとしてフル出場、同点弾をアシストした。
まさに小笠原満男の行ってきたポジションとプレイである。
トニーニョ・セレーゾ前監督は野沢を本山と同様な選手と捉えていた節があり、同時期要すことを避けていた。
同時起用した昨季は野沢をFWとして使い、中盤に置くことは無かった。
アウトゥオリ監督は逆に本山をFWのサブとし、野沢を中盤に置くことを好んだ。
その結果がナビスコ杯準決勝進出であり、本日の勝利であることは疑いようもない事実である。
本山選手も素晴らしいプレイヤーで再開後の得点の陰には必ず本山のプレイが絡んでいる。
しかし、現在怪我をして離脱中である。
また、攻撃的に特化した選手でボランチには不向きである。
かつて野沢もそうであったが、昨日の名古屋戦では開眼したかのように守備に攻撃にと動いていた。
前半に強烈なシュートをブロックしたのも野沢である。
もう疑惑の天才とは言わせない。
中盤の王様、それがもっとも似合う男である。
次なる目標は腕にキャプテンマークを巻くことであろう。
その日は近いとだけここに記そうではないか。

Jリーグ第21節 名古屋グランパスエイト戦

2006年08月30日 | Weblog
精神力。
その一言に尽きるであろう。
中心選手でゲームキャプテンであった小笠原満男の移籍、10番を背負い中盤の攻撃力では随一の本山雅志の負傷離脱、オフ・ザ・ボールの動きはワールドクラスの柳沢敦の出場停止。
三冠の立役者達の思わぬ不在に、レギュラーのアレックス・ミネイロ、フェルナンド、新井場を外す采配。
明らかに戦術の枠を越えた精神力をチームにそしてサポーターに求めていたと言えよう。
その通りに、攻撃はチグハグ、守備はボロボロ、つまらないミスも多数、そして毎回のように酷いレフェリング、と何一つ前節から改善されているところもなく、失点をする。
しかし、今回は魂だけが違っていた。
綺麗でなくとも良い、結果だけを求めようとしたチームとそして聖地に降り立った何かが結果だけを導いた。
セットプレイから岩政、PKでFS(やり直させる謎のレフェリングを超え2度のゴール)と逆転勝利。
再三のピンチも運を呼び込む精神力で跳ね返し、青木退場も途中出場の名良橋の駆け上がりで逆転ゴールの呼び水とした。
本当に勝っただけの試合。
しかし、それは求めていた結果。
そう、結果だけが欲しかった。
次の試合に出る選手も戦術も変わると思われる。
だが、勝ったという結果が呼び込む運気は大きい。
それ以上に劣勢から掴んだ精神力はかけがえのない実績としてチームに蓄積され、我等の心に刻み込まれるであろう。
そう、精神力、足りなかった精神力が戻りつつあるのだ。

名古屋戦 試合前監督コメント

2006年08月29日 | Weblog
『鹿島はこの4戦の中で、広島戦の後半以外は良いゲームをしている。チャンスも多く作り出し、内容的には相手を数段上回っていたと思うが、我々は毎試合高いレベルのサッカーを見せねばならない。明日の名古屋戦も90分しっかりと集中して戦っていく。』

確かに前節の広島戦は酷かったがその予兆は大分戦の後半に現れていた。
いや、セレッソ大阪戦にもあったように思える。
チャンスを多く作るが決められずにいると、アイデアが枯渇して攻撃が単調になるのだ。
本山の途中出場で、そのアイデアを補充できた新潟戦・セレッソ戦は勝利を得ることが出来た。
今回、本山の離脱でそれは叶わない。
選手の入れ替えも示唆しており、昨日の練習では、
  ダ・シルバ 田代
 FS      深井
  野沢   青木
篤人 羽田 岩政 中後
    曽ケ端
こんな、布陣を試したとのこと。
かなり守備に不安は残るが攻撃的であることは誰の目にも明らかであろう。
そして、中後の戦列復帰は嬉しい。
先行逃げ切りをプランしているのであろうか。
もし、上記の試合のように膠着状態に陥った場合は、興梠や誓志、そして康平といった若い駒を起用するのか、温存を狙っているアレックス・ミネイロやフェルナンドを起用するのか、楽しみである。
逃げ切りであれば、当然のように本田主将の出番が予想される。
なんにしても、ミッドウィークの試合、そしてリーグ戦が中断する直前ということで、試せることは試し、ナビスコ杯への布石としたい。
また、リーグ戦浮上の試金石と出来るよう、起用される選手の奮起を促して行こうではないか。

はじめの一歩

2006年08月29日 | Weblog
脱柳沢 小笠原まずイタリア語勉強
 セリエAに残留確実となったメッシーナへの1年間のレンタル移籍が内定したMF小笠原満男(27=鹿島)が28日、鹿嶋市内のクラブハウスであいさつを済ませ、成田発の航空機でイタリアに旅立った。今後に向けては、2年半イタリアでプレーしたFW柳沢敦(29)から語学の重要性を説かれ、イタリア語習得のために家庭教師の準備をメッシーナ側に要請。柳沢の貴重な失敗談を基にして“脱柳沢”を図り、成功を収めて恩返しする。
 決意の旅立ちだった。Tシャツとジーンズというラフな姿で成田空港に現れた小笠原は、晴れ晴れとした表情で搭乗ゲートに向かった。「向こう(メッシーナ)に行ってやりたいという気持ちが強くなった。攻撃的なポジションにいるんで、得点に絡むことが大事」。口にした抱負も力強かった。
 27歳で経験する初の海外移籍にも不安は全くない。メッシーナは柳沢が今年2月まで在籍したチームで、鹿島とも太いつながりがあるからだ。住居は2月まで柳沢が住んでいたエリアの住宅が用意される予定で、通訳も柳沢の担当者と同じと環境面では十分配慮される見通しだ。
 さらに柳沢からはイタリアで勝ち残るためのアドバイスも受けた。セリエAでノーゴールに終わった柳沢の反省材料の1つに“イタリア語の早期習得”がある。この日の練習後も、柳沢は「(イタリア語を)しゃべろうとするかどうかで評価されると思う」と大きなポイントであることを強調した。もちろん、小笠原も柳沢と同じテツを踏まないよう、そのアドバイスに従って、すでにメッシーナ側にはイタリア語の家庭教師を依頼済み。「語学はこれから」と習得に意欲を見せた。
 柳沢がプレーしていた時代のメッシーナの試合もビデオでチェックし、さらにフィジカルを押し出すセリエAのスタイルも柳沢を通じて頭に叩き込んでいる。柳沢がイタリアで経験した“失敗談”が何よりも確かな教材というわけだ。出発前には鹿島のクラブハウスを訪れ、同僚に「ちょっと行ってきます」とあいさつすると、笑いが起こった。柳沢は「力は問題ない。技術が高く、イタリアには少ないタイプ」と成功を確信していた。「違う国に行くのは興味があるし、新たな発見があれば面白い」と小笠原。国内屈指の司令塔がイタリアでの飛躍を目指す。

 ≪肉離れ・本山も離脱≫鹿島MFの本山が茨城県内の病院で精密検査を受け、左腓(ひ)腹筋(ふくらはぎ)肉離れで全治4週間と診断された。ベンチスタートとなった26日の広島戦のアップ途中に左ふくらはぎを痛め、出場しなかった。最近はスーパーサブとしてFWでの起用が多かった。小笠原の移籍に続き、主力である本山の離脱はチームに与える影響も大きい。9月下旬の復帰を目指して、29日からリハビリを開始する予定だ。
[ 2006年08月29日付 紙面記事 ]

なんと甘い男なのだろう。
これからイタリア語を始めるのか。
"仕事"をしに渡伊したのではないのか?
言葉はその第一歩で、出来て当然ではないか。
もう、片言なれど喋れる状態だと思っていた。
「これからインサイドキックを覚えます」と言っているようなモノである。
前途多難とはこのことであろう。
これを世の中では物見遊山と言う。
もう4年もタイトルから見放され疲れてしまい、精神的に参ってしまった為と好意的に受け取ってやろう。
ごゆるりと静養なさいませ。

デイリースポーツ、本山報道

2006年08月28日 | Weblog
デイリースポーツ
広島の本山は全治4週間の診断
 J1鹿島は28日、MF本山が左ふくらはぎの肉離れで全治4週間と診断されたと発表した。26日の広島戦開始前のウオーミングアップ中に負傷した。

怪我だけならまだしも、移籍?!
タイトルだけが誤植で、本文は鹿島となっている。
しかし、こんなミスを全世界に発信してしまうのは、恥のレベルを超えている。
日本人も怠慢になったものである。
細やかさを無くして、日本人の心を語れるのであろうか。

本山離脱

2006年08月28日 | Weblog
本山雅志選手の検査結果について
8月26日(土)J1リーグ第20節 対 サンフレッチェ広島戦ウォーミングアップ中に左足を負傷しました本山雅志選手は、8月27日(日)、茨城県内の病院にて精密検査を行い、下記の通り診断されました。
1.負 傷 名:左腓腹筋肉離れ (ヒダリヒフクキンニクバナレ)
2.全  治:約4週間


試練。
この苦難を乗り切れるかどうか、そこで価値が決まる。
勝利という結果が重要ではあるが、今までベンチにすら名を連ねなかった選手達の力、フロントを含めたクラブの力が試される。
そして、後押しする我等の力が最も必要なときであろう。
幸いにして、これから1ヶ月間は東京近郊の試合が続く。
聖地へ、そしてアウェイの地へ、足を運ぼうではないか。
後押ししようではないか。

さようなら満男

2006年08月28日 | Weblog
小笠原満男選手の期限付き移籍について
小笠原満男選手のメッシーナ(イタリア セリエA)への期限付き移籍が合意に至りましたのでお知らせいたします。
■期限付き移籍先: メッシーナ(イタリア セリエA)
■期限付き移籍期間: 2006年8月 ~ 2007年6月30日
■メッシーナの概要: チーム名:F.C. Messina Peloro S.r.l.
              創立年: 1972年
              本拠地: シチリア島 メッシーナ市
■プロフィール: 氏   名 小笠原満男(オガサワラ ミツオ)
              生年月日 1979年4月5日(岩手県出身)
              身長/体重 173cm / 72kg 
              経   歴 大船渡高校 - 鹿島アントラーズ
Jリーグ出場及び得点数(リーグ戦) 204試合、46得点
      日本代表歴 国際Aマッチ 53試合、 7得点
■その他: イタリアにて正式契約を行なうため、本日8月28日(月)に渡欧の予定です。


正式決定が公式発表された。
この男のおかげで、数多くのタイトルを得たことは紛れもない事実。
また、21世紀に世界で最初のゴールをしたことでも知られる。
最近の記憶が2001年CS第2戦 延長VGOALとなるFKを決めた。
これが、2006年8月28日現在、最後のリーグタイトルとなったことは悲しい現実である。
ビスマルクと共に輝き、ビスマルク去り後中盤を引っ張っていたと言えるであろう。
偉大なる選手であっても凡庸な選手であっても、いずれ去る日が来る。
それが、この日であったのだろう。
小笠原満男。
朴訥な東北出身の青年よ。
我等と共にあった8年間、それは記憶に留める。
そして気持ち良く送り出したい。
そう、彼のいない名古屋戦で勝利して。

満男移籍報道

2006年08月28日 | Weblog
鹿島・小笠原がメッシーナ移籍を決断!28日イタリアへ
 ようやく一抹の不安を取り除いた。小笠原が長年の夢を実現する。メッシーナへの移籍を最終決断し、28日にイタリアへ飛び立つ。
 「1回は海外に挑戦したいし、ステップアップしたいので、あっちで頑張ろうということになった。(クラブ間では)大筋で合意しています」とこの日の会談で決意を伝えられた鈴木取締役強化部長。25日にはメッシーナ側が獲得を発表していたが、不正問題によるユベントスのセリエB降格に伴うA残留が正式決定していない状況で、小笠原本人は簡単に結論が出せなかった。
 しかし、この日までに鹿島側に、イタリア協会が30日に発表するセリエAの日程にメッシーナが加わっているとの情報が入った。さらに現地関係者を通じた調査でも、セリエA残留が間違いないと判断した。
 イタリア入り後はメディカルチェックをへて、契約書にサインをする予定。メッシーナ残留が正式決定した時点で、日本人で7人目のセリエAプレーヤー誕生となる。


小笠原メッシーナ内定 28日に伊へ
 W杯日本代表MF小笠原満男(27=鹿島)がメッシーナ移籍を決断した。27日、鹿嶋市内で鈴木強化部長と話し合いを持ち、移籍の意思を正式に伝えた。1年間のレンタル移籍、レンタル料5000万円、年俸5000万円(金額は推定)でクラブ間合意しているため、事実上の内定となった。鹿島を通じてメッシーナ側からセリエA残留の確約が得られたことで、小笠原の気持ちが固まった。会談を終えた鈴木部長は「向こう(メッシーナ)で頑張るということだった。自分を試してみたいと言っていた」と話した。
 小笠原は28日に鹿島クラブハウスで移籍のあいさつをした後、イタリアへ出発する。メディカルチェック、正式サインを済ませれば、日本人7人目のセリエAプレーヤーが誕生する。

[ 2006年08月28日付 紙面記事 ]

小笠原、メッシーナ移籍が正式決定
 鹿島MF小笠原満男(27)のメッシーナ移籍が27日、決定した。ユベントスの不正問題発覚でリーグ編成が遅れていたが、イタリアサッカー協会が2部に降格するユベントスに代わり、移籍条件だったメッシーナの今季セリエA残留をクラブ側に通達。小笠原はこの日、鹿島側との最終会談であらためて海外挑戦の意思を表明した。28日に渡欧し、メディカルチェックと正式契約を行う。
 昨季18位メッシーナが2部に自動降格していれば、リーグ規則でEU圏外からの移籍は不可能だった。鹿島幹部は「正式発表は30日だが、メッシーナのフランツァ会長から1部残留の連絡が入った」と明かした。既にクラブ間では来年6月末までの期限付き移籍でレンタル料、年俸ともに5000万円(推定)で合意。セリエA7人目の日本人プレーヤーとなる。
 鹿島側は、完全移籍のオプションを付けず、レンタル期間終了後に本人と両クラブで来季以降の契約を見直せる「覚書」の添付を検討している。小笠原も「行ったはいいが、出場機会がないのは避けたい」と話しており、あらゆる状況に対処できる選択肢を視野に入れた契約になりそうだ。

[2006年8月28日8時13分 紙面から]

昨日の速報に続き、本日の紙面にも満男の移籍記事を載せている。
この中でニッカンだけが完全移籍のオプションを付けずに覚え書きで契約をするという情報を報じているのは大きい。
つまり、小笠原満男は練習に行くようなモノなのである。
正式な契約は済んでおらず、公式発表も無い状態でのコメントは控えたいところであるが、鈴木隆行・柳沢敦とレンタルで移籍した挙げ句に結果を残せず帰ってきている現状を振り返っても、この移籍に未来は無い。
鹿島から出た選手だけではない、三浦知良・名波浩・城彰二・西澤明訓・藤田俊哉・大久保嘉人、彼等の末路が物語っている。
ユダのような移籍は人間として肯定できないが、レンタルでしか契約されない選手にクラブが未来を託すとは思えない。
そもそも、彼は日本人のメディアともサポーターとも上手にコミュニケーション取れていないではないか。
サッカーの才能だけでここまで来たことは認める。
だが、これからは、もっと他に面倒で向いていない能力を磨く必要に迫られるであろう。
それも経験と割り切れるメンタリティを培うしかない。
その為の移籍となることだけは今からわかっている。
他人と上手に付き合いなさい、外人は(これからは満男が外人だが)日本人と違うということを心に留めておきなさい、そして誰よりも練習しなさい。
映画「GOAL!」のようなことは絶対にあり得ないのだから。

満男移籍受け入れへ

2006年08月27日 | Weblog
鹿島、小笠原の移籍を承認-28日にもメッシーナへ
 Jリーグ1部(J1)の鹿島は27日、ワールドカップ(W杯)日本代表MF小笠原満男(27)のイタリア1部リーグ(セリエA)への期限付き移籍を認め、28日にも正式契約のためイタリアに出発させる方針を固めた。
 メッシーナは昨季のセリエAで18位に終わり、2部(セリエB)落ちがいったん決まった。しかし、不正問題でユベントスが降格処分を受け、セリエA残留が有力に。メッシーナは24日付のクラブの公式サイトで小笠原の加入を発表、これに対し、鹿島は25日にセリエA残留の確定まで放出しない方針を示していた。
 鹿島の海外交渉担当の幹部は移籍承認の理由に27日までにメッシーナ側から(1)今季のセリエA参加について問題がないと連絡を受けた(2)後日発表されるリーグ戦日程にメッシーナも含まれている-ことなどを挙げた。
 小笠原はこの日、茨城県内でこの幹部と会談し、移籍を受け入れる方針を確認した。


鹿島、小笠原のメッシーナ移籍承認
 J1の鹿島は27日、W杯日本代表MF小笠原満男(27)のセリエA、メッシーナへの期限付き移籍を認め、28日にも正式契約のためイタリアに出発させる方針を固めた。
 メッシーナは昨季のセリエAで18位に終わり、セリエB落ちがいったん決まった。しかし、不正問題でユベントスが降格処分を受け、セリエA残留が有力に。メッシーナは24日付のクラブの公式サイトで小笠原の加入を発表、これに対し、鹿島は25日にセリエA残留の確定まで放出しない方針を示していた。
 鹿島の海外交渉担当の幹部は移籍承認の理由に27日までにメッシーナ側から(1)今季のセリエA参加について問題がないと連絡を受けた(2)後日発表されるリーグ戦日程にメッシーナも含まれている―ことなどを挙げた。
 小笠原はこの日、茨城県内でこの幹部と会談し、移籍を受け入れる方針を確認した。

[ 2006年08月27日 20:29 速報記事 ]

鹿島が小笠原のメッシーナ移籍を承認
 鹿島は27日、MF小笠原満男(27)のセリエAメッシーナへの期限付き移籍を認め、28日にも正式契約のためイタリアに出発させる方針を固めた。
 メッシーナは昨季のセリエAで18位に終わり、セリエB落ちが、いったん決まった。しかし、不正問題でユベントスが降格処分を受け、セリエA残留が有力に。メッシーナは24日付のクラブの公式サイトで小笠原の加入を発表、これに対し、鹿島は25日にセリエA残留の確定まで放出しない方針を示していた。
 鹿島の海外交渉担当の幹部は移籍承認の理由に、27日までにメッシーナ側から(1)今季のセリエA参加について問題がないと連絡を受けた(2)後日発表されるリーグ戦日程にメッシーナも含まれていることなどを挙げた。
 小笠原はこの日、茨城県内でこの幹部と会談し、移籍を受け入れる方針を確認した。

[2006年8月27日21時30分]

鹿島、小笠原の移籍を承認…28日にもメッシーナへ
 Jリーグ1部(J1)の鹿島は27日、ワールドカップ(W杯)日本代表MF小笠原満男(27)のイタリア1部リーグ(セリエA)メッシーナへの期限付き移籍を認め、28日にも正式契約のためイタリアに出発させる方針を固めた。
 メッシーナは昨季のセリエAで18位に終わり、2部(セリエB)落ちがいったん決まった。しかし、不正問題でユベントスが降格処分を受け、セリエA残留が有力に。メッシーナは24日付のクラブの公式サイトで小笠原の加入を発表、これに対し、鹿島は25日にセリエA残留の確定まで放出しない方針を示していた。
 鹿島の海外交渉担当の幹部は移籍承認の理由に27日までにメッシーナ側から〈1〉今季のセリエA参加について問題がないと連絡を受けた〈2〉後日発表されるリーグ戦日程にメッシーナも含まれている―ことなどを挙げた。
 小笠原はこの日、茨城県内でこの幹部と会談し、移籍を受け入れる方針を確認した。

(2006年8月27日22時38分 スポーツ報知)

本人の意思は尊重しておこう。
ただ、レンタルという点だけが引っかかってしまう。
本当に能力を認め、戦力として欲しているとすれば、移籍金を支払って獲得するはずである。
こうなっては我等が口を挟みようが無いが、移籍金があればCBの補強が期待出来、この窮状を打開する手だてとなり得たのだが…
飛ぶ鳥跡を濁さず。
この諺を最後の餞とする。
絶好のFKのチャンスに壁を下げずに不発でも、我等は送ってあげよう。
もう、戻ってこないよう心から祈っている。
(完全移籍のオプションが行使されるよう)
「アリガトウ!カシマ!」は聞けなかったが。

誰が主役なのか、去る者は脇役でしかない。

2006年08月27日 | Weblog
鹿島MF野沢が逸機悔やむ
 完封負けを、鹿島MF野沢が、しきりに悔やんだ。出場停止のMFファビオ・サントスに代わり、5月3日の大分戦以来、9試合ぶりに先発出場。前半36分には、MF小笠原からの縦パスをダイレクトで蹴り込んだが、ゴール左をかすめる惜しいシーンがあった。
 「満男さん(小笠原)と目が合って、いいパスをもらえたけれど…。前半にいい形で攻撃しながら点を取れなかった」と肩を落とした。

[2006年8月26日23時15分]

久々の先発に躍動した野沢拓也。
頻繁にアレックス・ミネイロとポジションチェンジを繰り返しを間近で見、この二人の連携の高さを改めて認識した。
この記事のシーンは満男からの浮きスルーパスに飛び出したところだが、背後からの浮き球をボレーする技術には舌を巻かざるを得ない。
前半はアイデアと技術のオンパレードで輝きを放っていたことは事実である。
しかし、結果が伴わなかった。
本人も十分にわかっているようで、次節以降の奮起に期待できる。
ただし、この男は後ろに持ってくることの出来ない男である。
そして同様にこの試合で出番を与えられなかった10番本山も前でしか生きない。
この二人を同時に輝かせることが鹿島アントラーズに求められている課題なのである。
昨季はアレックス・ミネイロと野沢・満男と本山というセットでファンタジー溢れる試合を演出できた。
今季はその形の時間は少なく結果は出ていない。
柳沢敦の存在は大き過ぎ、本山はFW、野沢はMFに固定された。
この不調時に精神でなくファンタジーに頼るのは危険かもしれない。
しかし、手を拱いているわけにはいかない。
稀代のファンタジェスタを擁する我等が、その才能に期待をするのは至極当然である。
名古屋戦、そして賭けるべきナビスコ杯には何かしらの出来事が起こるであろうと予測する。
聖地へ赴くべき時が来たのである。
決起しようではないか、この窮地を救うために。

広島戦報道

2006年08月27日 | Weblog
ニッカン
小笠原Jラストゲーム飾れず
 鹿島MF小笠原満男(27)が、最後のJリーグ戦で有終の美を飾れなかった。イタリアのメッシーナへの移籍を目前に臨んだ広島戦。故郷の岩手県から駆けつけた両親も見守る中、攻守両面でチームをけん引したが、0-2でまさかの完敗。試合後、サポーター席から「イタリアでも頑張って」と声を掛けられたが、顔を上げることなく8年間慣れ親しんだ本拠地のピッチを後にした。
 小笠原は「勝てなくて残念です。思い切ってシュートを打てるような形をつくれなかった」と声を絞り出した。前半36分に相手DFの頭上をわずかに越える浮き球パスでMF野沢のダイレクトボレーを引き出すと、後半19分には正確な右CKをFWアレックス・ミネイロの頭に合わせた。攻撃を組み立てる一方で、ピンチには最終ラインまで駆け戻り、体を投げ出して守備。普段は冷静な分析家が「試合中のことは、よく覚えてないんです」と無我夢中でボールを追った。
 鹿島は今季2度目の連敗を喫し、4試合勝ちなしで首位戦線から脱落した。勝利による最後の恩返しは果たせなかったが、司令塔の後継者の1人、野沢は「いいイメージを持って(欧州に)行かせてあげたかった。でも、僕らはチャンスだと思って頑張らなくてはいけない」とプレーを通じてメッセージを受け取った。小笠原は今日27日に鹿島側と移籍の最終確認を行い、翌28日にも渡欧する予定。移籍期限の今月末までにメディカルチェックと正式契約を行う。Jリーグでの経験と思い出を胸に、新たな挑戦に乗り出す。【山下健二郎】

[2006年8月27日8時57分 紙面から]

サンスポ
好機演出も…鹿島・小笠原“ラストゲーム”白星で飾れず
 セリエAに残留濃厚なメッシーナが獲得を発表しているMF小笠原=写真=は、本拠地の大歓声に応えられず。鹿島でのラストゲームとなる可能性が高い中、再三の得点機を演出したが0-2で敗れた。「残念だけど、点が入らないと勝てない…」と唇をかんだ。早ければ27日に移籍が正式決定し、28日にもイタリアへ旅立つ。

スポニチ
移籍秒読み 小笠原ラスト飾れず…
 背中は揺れていた。90分間、戦い抜いた小笠原は肩で息をしていた。8年半、走り続けたカシマスタジアムで「全力をつくす」というモットーを最後まで貫いた。サポーター席の大コールに、右手をそっと上げた。感謝の気持ちを伝えていた。

 「勝てなくて残念。点が入らないと勝てない」と試合後は敗戦の悔しさだけが口をついた。前半36分には野沢とのアイコンタクトからループパスを送った。味方への1つ1つのパスに、メッセージがこめられていた。この日は両親を試合に招待していた。言葉には出さないが、この試合に懸ける思いは強かった。

 秒読み段階に入ったメッシーナ移籍。前日25日にはメッシーナ側が1年間のレンタル移籍での獲得を発表した。セリエA残留が確定すれば近日中にも移籍が決まる見通しだ。だが、周囲に与える影響を考えてか、チームメートに移籍話を切り出したことはない。自分のことよりも、チームのことを第一に考えているから。不器用な男の思いは全員に伝わっていた。後輩の野沢は「いいイメージで終わらせてあげたかった」と唇をかんだ。

 26日付の現地紙は「さあ小笠原、新しい中田の登場」というタイトルで特集記事を掲載。ジョルダーノ監督は「非常に有益な存在」と即戦力としての期待を高めている。小笠原は27日に鹿島側と話し合いを持ち、28日にイタリアに渡る方向で調整している。次なるステップへ、新たな旅に出る。

[ 2006年08月27日付 紙面記事 ]

報知
小笠原ラス闘飾れず…J1第20節
 鹿島は0―2で広島に負け、セリエA・メッシーナへの移籍が決定的となっているMF小笠原満男(27)の“国内ラストマッチ”を飾れなかった。

 こん身の右足弾はネットを揺らせなかった。ロスタイム3分を経過して得たゴールまで約30メートルのFK。MF小笠原が蹴ったボールは、ゴール前で相手DFにはね返された。「シュートまで持っていくことが必要だった。そういう形が作れなかった」。直後、終了の笛がむなしく響いた。

 メッシーナへの移籍は秒読み段階。27日に鹿島フロントと最後の話し合いを行う。早ければ27日にも鹿島に正式オファーが送付される。正式決定なら、この広島戦がラストゲームに。最後を飾りたかった。だが、試合は0―2。MF野沢も「いいイメージで終わらせてあげたかった」と唇をかんだ。

 現在、鹿嶋市内のカシマサッカーミュージアムには、ドイツW杯に出場した小笠原とFW柳沢の代表ユニホームが展示されている。だが、小笠原のものはサインが入っていない。関係者によると、小笠原は展示後の返却を希望しているという。

 02年日韓W杯はわずか6分の出場に終わった。ドイツW杯は146分出場。予選敗退も、大きな財産を得た。自分のユニホームを身近に置くことで世界での経験を思い出す。そしてメッシーナで新たな経験を積み重ねる―。さらなる飛躍の舞台が待っている。

(2006年8月27日06時07分 スポーツ報知)

スポーツ紙は敗戦も満男移籍で記事を作成している。
満男のコメントから起こしただけのニッカンとサンスポは論外として、現地紙(たぶん地方記事)の記事を持ってきたスポニチとサッカーミュージアムのユニ情報を持ってきた報知は記者が仕事をしたと言えるであろう。
試合も観たように受け取れる。
しかし、報知の
「関係者によると、小笠原は展示後の返却を希望しているという」
という部分はあからさまにガセであると言い切ろうと思う。
『関係者』
この魔法の言葉を使えば何を書いても許されるという姿勢を正さぬ限り、スポーツジャーナリズムに未来は無い。
特に報知に真実無しという定説が覆ることは無いであろう。

広島戦コメント

2006年08月27日 | Weblog
【J1:第20節】鹿島 vs 広島:試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●小笠原 満男選手(鹿島):
「今日は勝てなくて残念です。(前半は主導権を握った?) うーん、分からないですね。点を取れなかったことが大きかった。点が入らなきゃ勝てない。(立ち上がりから引かれた?) シュートが少なかった。もう少し思い切ってシュートを打つべきだった。そういう形もほとんどなかったんで、もっと作りたかった。(後半に失点してからリズムが狂った?) どうだろう、覚えてません。勝てなかったのが残念です」
●岩政 大樹選手(鹿島):
「負けるべくして負けた。ほとんどチャンスも作れていない。監督のいうアグレッシブさも出ていない。守備ではみんなボールをとりに行かないし、攻めでゴールにつっこむ選手もいなかった」
●柳沢 敦選手(鹿島):
「今日は勘弁してください」


満男のコメントはキャプテンとしての配慮に欠ける。
岩政は冷静にそして真摯に受け止めているのではないか?
敦は彼らしい。
次節出場停止なので、マインドコントロールで持ち直して欲しいものだ。

【J1:第20節】鹿島 vs 広島:パウロアウトゥオリ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
●パウロアウトゥオリ監督(鹿島):
Q:内田選手を変えた理由は?
「今日は乗っていないので交代した。正直、今日は冴えていないなと感じた。前半あれだけ素晴らしい攻撃をしながら、後半3分に点を決められ、別のサッカーになってしまった。レッズ戦で2-0から2-2に追いつかれたのもそうだし、この1週間はチームの精神的な弱さを物語っている。前半あれだけ見せたのだから、後半失点したくらいで崩れてしまったのは精神的な弱さだったと思う。相手のサンフレッチェに精神的な弱さを漬け込まれた。相手が選手の混乱を利用したゲームてだった」
Q:バイタルエリアから先を崩せなかったが?
「それは指摘された通り。3分の1のところまではたどり着いているが、クロスやシュートまで行っていないとハーフタイムに指摘した。主導権を握っているのだから、最終的にシュートで終わろうと話した。そういったプレーを求めたが、流れがうまくいかない中で足が止まり、気持ちのダウンがあった。精神的な弱さを見せてしまった。それが前回より増していたかもしれない。これについては選手が考えていかないといけない。いかに責任を感じて動くか。ボールを持たなければ責任を感じなくていい。僕がやらなきゃいけないと思うことこそが精神的な強さだ。それが前半はあったかもしれないが、後半は弱さを露呈した。
 レッズ戦のダメージを抱えている選手が何人かいるのは事実だが、そっとしておくのではなく、這い上がることが強くなることだ。思うようなプレーができない時、どう乗り越えるか。こういう状況で力を発揮できる選手こそ力がある。昨年は勝ち点をリードしている状態から最終的に落ちてしまうなど、ここ数年はこういう形がチームの伝統になっている。だから選手を見て分析したい。ナビスコカップも見据えて、いい時は維持でき、悪い時は変えられるかどうか。それがメンタルの強さだ」
Q:全体にどう立て直すのか?
「9月2日の試合もあるから、その前の試合は何人かを温存しつつ試合のできる人は出て、疲労している人は休ませる。あちこちに疲労が蓄積している状況だ。それを考えながら選手起用を行っていきたい。いい時だけでなく悪い時にこそ試合に出て、悪い状況を変えたいと思うような選手を使っていきたい」


攻めて得点できず迷いが出たということか。
少々若いチームということなのだろう。
何度も出てくるメンタル面、これを克服するためには経験しかなかろう。
勝者のメンタリティたるものを培い、再び飛躍する日を待つ。
今できることはそれだけ。
次節はメンバー変更を示唆している。
これはこれで楽しみである。
ナビスコ杯で良いシュートを放った康平、練習に合流した中後、ベテランの名良橋など、楽しみな選手がまだまだ控えている。
名古屋戦に向かうモチベーションも上がるというものである。

ラストマッチ報道

2006年08月26日 | Weblog
鹿島小笠原、勝って有終飾る
 鹿島MF小笠原満男(27)が、Jリーガーとしての有終の美を飾る。メッシーナへの移籍決定が秒読み段階にあり、今日26日の広島戦(カシマ)が鹿島でのラストマッチになる可能性が高い。25日の最終調整後、先発出場での必勝を誓った。移籍条件だったメッシーナの今季セリエA残留が濃厚で、同クラブ側もこの日、小笠原の獲得を発表。28日にも正式契約のため渡欧する。J屈指の司令塔が節目の勝利を胸に刻み、海外へ飛び立つ。  全体練習が終わっても、小笠原はピッチに残ってボールを蹴り続けた。若手のMF野沢を呼び寄せて約20分間のPK練習。左足の踏み込みから右足のシュートまで、1つ1つの動作を確認しながら慎重に蹴り込んだ。広島戦は、8年間も所属した鹿島で迎える最後の一戦。慣れ親しんだ練習場で、静かに闘志を高めた。  クラブハウス内から私物を段ボール箱に詰め込み、両腕に抱えて、車に積み込んだ小笠原。まだ同僚に、別れは告げていない。「明日は何としても勝てるように頑張りたい。しっかり勝って、自分の意思を伝えたい」と決意を口にした。鹿島は前節甲府戦で6試合ぶりの黒星を喫して首位戦線から後退。さらに、9月2日のナビスコ杯準決勝横浜戦まで4連戦が控える。チームの正念場での海外移籍だけに、恩返しの意味でも負けられない。  不正問題に揺れるイタリアはリーグ編成が遅れており、メッシーナのセリエA残留も正式に確定していない。「1部残留が決まってからと思っていたけど、そうも言ってられない」。今月31日の移籍期限内に現地でメディカルチェックと契約を済ませなければならないため、広島戦後に渡航準備を整え、28日にもイタリアへ出発する。この日、いち早くメッシーナ側が小笠原の獲得を公式ホームページ上で発表したが、小笠原は「鹿島の選手として試合が残っている以上、全力で戦う」と油断はない。白星を手に、念願の海外挑戦へ踏み出す。【山下健二郎】 [2006年8月26日8時37分 紙面から]


ほぼ移籍は決定で、この試合がラストマッチであるかのような紙面である。
この試合を盛り上げる意味では良い演出であると言える。
これに便乗して気分を盛り上げたい。

ユベントスの審理は9月1日
 イタリアサッカー界の不正問題で、セリエB降格などの厳罰を科されているユベントスの審理が9月1日に行われることが25日、分かった。司法関係者が明らかにした。  ユベントスは同国オリンピック委員会の仲裁機関でもセリエA復帰が認められず、裁判所に訴えていた。 [2006年8月26日0時58分]

しかしながら、同じ紙面にこのような記事が載っていては気分も盛り下がってしまう。
欧州移籍市場は8/31に閉まる。
9/1に審理とのことでは、鹿島アントラーズフロントが述べるセリエA残留が決定する前に市場が閉まる。
つまり今回の移籍は無いということである。
記事作成時間を確認すると審理の記事の方が7時間半も前である。
つまり、満男の記事はセリエAの記事よりも後に作成されたことになる。
日刊スポーツとして紙面の方向性は確認してないのであろうか?
報道しているという自覚が無いと判断をせざるを得ない。
直接、クラブや選手から情報を得ることの出来ない一般人にとって重要な情報源である報道機関がこの体たらくでは惑わされてしまう。
真実を知らせようという志が無くなったとき、亡国は訪れるという。
我等には未来を造り出す行動が必要かもしれない。