鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

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カイオ、ミニゲームにて躍動

2014年03月31日 | Weblog
2014年03月31日(月)

15時からのミーティング後、ポゼッショントレーニングやミニゲームを行いました。

ミニゲームにて躍動するカイオである。
ここ数試合でプロのスピードに馴染んだところを魅せ、前節では初アシストを披露した。
次はゴールといきたいところ。
カイオのスピードで相手守備陣を切り裂きゴールを奪うのだ。
活躍を楽しみにしておる。
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スピードを強調したサッカーを目指している

2014年03月31日 | Weblog
新しいスタイルに挑戦中?若手主体で好調維持の鹿島アントラーズ
Text by 後藤 健生 

すっかり若返った鹿島アントラーズが横浜F・マリノスに見事に逆転勝ちし、単独首位に立った。試合後のトニーニョ・セレーゾ監督はすっかりご機嫌で、記者会見は30分近くの独演会となってしまった。試合展開から若手育成についてなど話すだけ話し、相手チームのエース中村俊輔に賛辞を送り、そして最後は「横浜の監督に怒られるから」と言いながら、足取りも軽く風のように立ち去って行った。

前半の終了間際に中村のCKから栗原勇蔵に豪快なヘディングシュートを決められて1点リードされたものの、後半は鹿島の強さが目立つ展開になった。すると54分、土居聖真が栗原と中澤佑二の間を強引に突破するドリブルで一気に抜け出して同点とし、さらに終盤には途中投入されたベテランの野沢拓也と若手のホープ柴崎岳の連続ゴールで逆転したのだ。野沢のゴールは小さなスペースを狙った柴崎の浮き球のパスを野沢が引っかけた見事なもの。そして、柴崎のゴールは相手DFラインと駆け引きしながら裏に抜け出した柴崎にカイオからのパスが入ったもの。1ゴール、1アシストと柴崎が輝いた。今シーズンの鹿島は、大迫勇也がドイツに渡り、若手が目立つ布陣で不安の方が大きかったが、蓋を開けてみればその若手が活躍。一気に注目度が上がっている。

ところで、僕がこの横浜との試合を見ていて感じたのは、これまでの鹿島にはない縦へのスピード感だった。鹿島アントラーズというと、伝統的にボールをしっかり保持して、丁寧につなぐサッカーだった。スピードは犠牲にしても、ボールを持つことでリズムを作り、相手の守備に穴が生じたところを衝いてくる。そういうスタイルのサッカーが安定感をもたらすと同時に、迫力あるいは躍動感には欠ける印象もあった。ところが、今シーズンの鹿島は、あるいはこの横浜戦の鹿島は、ボールを持ったらまず前にボールを付けるという意識が強く、また、パス1本1本のスピードが速かった。

後半開始とともに記者席に配布される「ハーフタイム・コメント」にも、トニーニョ・セレーゾ監督の発言欄に「ボールスピードを上げていくこと」というコメントが載っていた。後半、「もっと積極的に」というトニーニョ・セレーゾ監督の指示もあって、鹿島にはさらに「前へ」あるいは「速く」という意識が強くなっていった。年齢的、世代的に若返ったのとともに、鹿島アントラーズのサッカー自体が新しいサイクルに入ったのではないだろうか。今後、若手選手たちが経験を積み、一つのチームとしてまとまった時には、かつての鹿島とはかなりイメージが違うチームが完成するのかもしれない。「スピードアップというのは時代の要請。鹿島もそうした時流に乗っただけなのだ」という考え方もできるだろう。

だが、今のJリーグのサッカーは、必ずしもスピード一点張りではない。Jリーグが開幕した1990年代の日本では「パススピード」が強調されていた。それが「世界との差」と捉えられ、育成段階で選手たちにパススピードの意識が植え付けられた。こうして、日本のサッカーは世界に一歩、二歩と近づいて行ったのだ。だが、最近のJリーグではスピードを強調しないチームが好調である。たとえば、Jリーグを連覇したサンフレッチェ広島。独特のスリーバックで、ボールを奪っても決して攻め急がない。後方でしっかりとボールをキープして、ボールをピッチの幅いっぱいを使って動かし、相手の守備陣に穴を見つけるまで辛抱強くパスを回し続ける。そして、穴を見つけると、そこに後方の選手も加わって攻め切ってしまう。それが、広島のスタイルだ。また、風間八宏監督が就任してからの川崎フロンターレも決して速さを強調しない。もちろん中村憲剛の長いパス1本で裏を取るプレーをすることもあるが、攻め手がなければ、迷わずに後方に戻して組み立て直す。

こうした、「スピードよりもキープ」というやり方をしている(そして、それをうまく生かしている)チームを見ていると、小柄でそれほどスピードはないが、テクニックと丁寧なプレーを特徴とする日本人選手にとっては、そういうポゼッション・サッカーが向いているのではないか。それこそ、日本サッカーが今後進んでいくべき方向のようにも思えるのだ。フィジカルの強さを生かして、強引に前に前にとボールを送り込むようなサッカーとは違った日本独特のサッカー・スタイルとは、そんなものなのではないだろうか……。

今シーズン好調の(ただし、詰めの甘さで勝点を失って、首位争いには加われない)川崎とか、AFCチャンピオンズリーグのホームゲームでFCソウルに完勝した広島の試合を見ていて、そんな印象を強く受けていたのだ。ところが、かつてはボール・ポゼッション重視のサッカーをしていた鹿島アントラーズがスピードを強調したサッカーを目指している。Jリーグのサッカーは、このところ停滞感が目立っているような印象も強かったが、今、さまざまな新しいスタイルの模索が行われているのだ。

横浜戦で際立った鹿島のスピード・サッカー。それが、この試合で横浜の速いパス回しに対応するためだけのものだったのか、それとも、もっと意図的に長期的視野に立って新しいスタイルを模索しているのか……。ぜひトニーニョ・セレーゾ監督に質問してみたかったのだが、独演会を終えたトニーニョ・セレーゾ監督はさっさと会場を去って行ってしまった。


トニーニョ・セレーゾ監督への質問機会を逸した後藤氏のコラムである。
鹿島好調の理由は縦への速さであると分析したとのこと。
鹿島といえば、伝統的にボールをしっかり保持して、丁寧につなぐサッカーと後藤氏の個人的な印象にて断定しておる。
確かにカウンターに徹したチームに比べれば、ポゼッションから崩すという戦術を取ることが多かった。
しかしながら、これは鹿島を相手にしたチームが自陣に引きこもり前に出てこないために採っておった戦術に過ぎぬ。
鹿島が先制した際には電光石火のカウンターにて仕留めることも、しばしば目に留まったはず。
それを見逃してこのような記事を書いてしまうところに後藤氏の鹿島への情報不足を感じされられる。
とはいえ、後藤氏が「スピードを強調したサッカーを目指している」と見解するには理由があろう。
プロの目にそのように映るスピードを拝みにスタジアムへ向かいたい。
鹿島の新化が楽しみである。
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サッカーダイジェスト Fマリノス戦寸評

2014年03月31日 | Weblog
【2014 J1結果・採点|5節】横浜対鹿島
週刊サッカーダイジェスト編集部
2014年03月31日

息を吹き返した鹿島が、鮮やかな3ゴールで痛快な逆転劇。



選手・監督採点
※週刊サッカーダイジェスト4.15号(4月1日発売)より

【横浜】
[GK]
1 榎本哲也 5
[DF]
13 小林祐三 5.5
4 栗原勇蔵 5.5
22 中澤佑二 5
23 下平匠 5.5
[MF]
8 中町公祐 5.5
27 富澤清太郎 5
25 藤本淳吾 5.5
10 中村俊輔 5.5
7 兵藤慎剛 5
[FW]
16 伊藤翔 5.5
[交代出場]
DF 24 奈良輪雄太 5.5
MF 20 佐藤優平 -
FW 9 矢島卓郎 -
[監督]
樋口靖洋 5

【鹿島】
[GK]
21 曽ヶ端準 6
[DF]
24 伊東幸敏 6.5
5 青木剛 5.5
15 昌子源 6
16 山本脩斗 6
[MF]
40 小笠原満男 6
20 柴崎岳 7
25 遠藤康 5.5
13 中村充孝 5.5
28 土居聖真 6.5
[FW]
11ダヴィ 6
[交代出場]
MF 35 野沢拓也 6.5
MF 33 カイオ 6.5
MF 8 ルイス・アルベルト -
[監督]
トニーニョ・セレーゾ 6.5

[試合内容]
前半、CKを栗原が頭で合わせて横浜が先制。後半は鹿島が優勢に立ち、伊東のアシストから土居がまずは同点とし、野沢の鮮やかなボレーで逆転、カイオのスルーパスから柴崎がダメ押し。アウェーチームが勝点3を掴み取った。


サッカーダイジェスト誌によるFマリノス戦の寸評である。
逆転勝利で総じて高評価が与えられておる。
最高評価は誰もが納得の岳の7。
1G1Aに同点弾にも絡んでおる。
また、ゴールを決めた聖真と野沢、アシストのカイオ、聖真のゴールに繋がるパスワークを魅せたユキも高評価。
サカダイ誌としては、得点に絡んだ選手に高得点を与える模様。
個人的には岳のゴールに繋がるカイオへ1タッチでパスを出した満男も同様の評価を与えたいところ。
しかしながら、満男ならば、このようなプレイをするのは当然という評価なのであろうか。
チームの一体感が伝わってくる寸評であった。
これからも高評価を続けていって欲しい。
期待しておる。
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鹿島快進撃の理由はいかに

2014年03月31日 | Weblog
“大迫の穴”埋めずとも快進撃見せる鹿島
セレーゾサッカーの浸透が守備の安定生む

田中滋 2014年3月31日 11:30

横浜FMに先制されるも逆転で首位堅持


J1第5節・横浜FM戦は、21歳FW土居聖真(手前)が同点弾を決めると逆転に成功し首位を堅持【Getty Images】

 3月29日に行われたJ1第5節の横浜F・マリノス戦、MF柴崎岳が3点目のゴールを決めると鹿島アントラーズのトニーニョ・セレーゾ監督は雄叫びを上げた。ベンチを飛び出し、メインスタンドで戦況を見つめていたサポーターに何度も何度もガッツポーズを示す。選手交代をすべて的中させる会心の逆転劇だった。

 前半の展開は決して狙ったものとは違っていた。相手の十八番であるセットプレーから先制点を許す苦しい展開。MF中村俊輔の左足から放たれた放物線はDF栗原勇蔵の強烈なヘディングで鹿島ゴールに突き刺さっていた。相手のやりたいサッカーをやられた45分だったにもかかわらず、後半は怒涛の3ゴールで逆転勝ち。先発に21歳以下の選手を多くそろえる布陣で、鹿島は首位を走っている。

 昨季、鹿島は5位でシーズンを終えた。最終節まで優勝の可能性を残す戦いを演じたが、得点力は高かったが失点の多さが足かせとなり、最後の対戦相手だったサンフレッチェ広島に完敗すると、それまでの3位からアジアチャンピオンズリーグ(ACL)出場圏外へと転がり落ちる屈辱を味わった。

 そこで今季は、得点力を維持しながら守備の改善に取り組むことが大きなテーマだった。しかし、シーズンオフにエースストライカーのFW大迫勇也がドイツブンデスリーガ2部の1860ミュンヘンに移籍。守備を見直すだけでなく、攻撃までも根本から構築し直す必要に迫られてしまったのである。

 しかも、大迫の穴を埋め合わせる選手の獲得に失敗。セレッソ大阪のFW杉本健勇にアプローチするも獲得にはいたらず、大迫の残した大きな穴がぽっかり空いたまま、シーズンインすることを余儀なくされた。結果、鹿島の苦戦は必至と見られていたのである。

 ところが、蓋を開けてみるとチャンスを得た若手選手が力を発揮してここまで4勝1敗とスタートダッシュに成功。4人から5人もの21歳以下の選手が先発する陣容は、ベテランを中心とした老獪(ろうかい)な戦略で勝ち星を拾う姿を過去のものとしつつある。

 大きな補強もなく、昨季とほぼ変わらない陣容で、なぜ快進撃を果たすことができたのだろうか。

1年間、守備面の基礎を徹底してきた


今季CBのレギュラーをつかんだDF昌子源(右)らを中心に守備の安定がうかがえる【Getty Images】

 まず第一に言えるのがトニーニョ・セレーゾ監督のサッカーが、選手の頭の中で鮮明に描かれるようになったことが挙げられる。昨季1年間でたたき込んだイメージが、体に染みついてきた。特に顕著なのが守備の安定である。

 就任した当初から、このブラジル人監督は基礎的な練習の反復を選手に課してきた。最も特長的なのがDF陣に課す守備練習である。チームスタッフから「プロでこんな練習をしているのはうちくらい」とささやかれるほど、そのメニューは単純だ。

 クロスボールをヘディングで跳ね返し、そのセカンドボールを拾われDFラインの裏に出されたことをイメージして、連続して対応し大きくクリアを蹴り出す練習など、どれもシステマチックな練習からはほど遠い。しかし、単純だからこそ、無意識で反応できるようにすり込む必要がある動きである。そのため、短期間で意識下に埋め込めるはずもなく、1年間、徹底的に繰り返してきた効果が、ようやく出始めてきたと言える。

 現在、センターバックでレギュラーを組むのはDF青木剛とDF昌子源。2人とも速さと足元の技術には定評があるが、高さや球際の競り合いの頑健さは少し実績が物足りない。相手も警戒心を抱かないということは、思い切ったプレーを仕掛けてくるということだ。

 そのことは本人たちも強く自覚しており、よりお互いを助け合う気持ちが芽生えていると青木は言う。
「(岩政)大樹(テロ・サーサナ/タイ)さんのようにヘディングの強さを持っているわけじゃない。もちろん源も強いですけど、そこが一番のストロングポイントではないというか、お互いに全部を跳ね返せるという感じではない。ですので、お互いにカバーする気持ちを強く持ってやっています。僕自身は誰に対しても勝てるという気持ちではないので、競るところは競るけれど、次のカバーは絶対にぼかさないという意識でやっています」

 ディフェンスは、つねに最悪のパターンを想定することで不測の事態に備えるポジションだ。パートナーが競り負けたとき、クリアし損ねたとき、そうしたことをイメージしながらあらかじめポジションを修正しておくことで、守備の安定感は格段に増す。しかし、実績のある選手であればあるほど、相手への信頼度は高くなり、逆に不測の事態に備える動きを怠る傾向がある。互いに実績のない2人に派手さはないが、大崩れしない守備を手にすることができているのだ。

 さらにそれを助けるのがサイドバック(SB)だ。試合中、つねに大きな声で守備陣にポジションを知らせているGK曽ヶ端準は、「SBが中央にしぼることでカバーリングができる」と語る。ともすれば無駄になりがちな動きを、両SBが怠らずに実行していることも守備の安定に貢献していると言う。特に、左SBに180センチのDF山本脩斗が入ったことで逆サイドからのクロスにも、高さを持って対応できるようになった。

「若い選手の方が言ったことを忠実にやってくれる」とセレーゾ監督も指摘する。経験値がないことはマイナス面でもあるが、色に染まっていないことのプラス面が開幕3連勝のときには出ていた。

“応用”を迫られたFC東京戦では完敗


ナビスコ杯第1節・FC東京戦では若さゆえの“応用”がきかず完敗【Getty Images】

 オフシーズンに結果が出なかったこともプラスに作用した。このままではまずい、という意識が全員に共有され、チームの危機感は献身的かつ忠実な守備の実行につながった。あおられた危機感が、一丸となって戦うことを導いたのである。

 しかし、それはいわば監督が選手にたたき込んだ基本中の基本。それだけで勝てるほどJの戦いは甘くない。そのことを第3節が終わった時点で予言していたのが、鈴木満強化部長である。「今はセレーゾのサッカーの基礎編を忠実にやっているだけ。いつか応用編が必要になってくる」

 その応用編に迫られたのが3月19日に行われたヤマザキナビスコ杯第1節のFC東京戦だった。3ボランチ気味に守るFC東京はサイドにスペースを空けており、そこに鹿島のSBが攻め上がり、攻撃での特長を発揮することが求められた。

 しかし、献身的にプレーすることである程度の結果を残すことができる守備面とは違い、攻撃面はがんばるだけでは相手を崩すことができない。味方との連携や創造的なアイデアを出せなければ攻撃で特長を発揮するのは難しかった。また、公式戦4試合目で初めて先制されたことで、チームが浮き足立ち、開始10分で2点目を失ってしまったことは若さを感じさせた。

チームがどのような変貌を見せるかに期待

 また第4節のC大阪戦では、守備練習を何度も重ねてきたにもかかわらず、昌子がペナルティエリア内から大きく蹴り出すのではなく胸トラップしたところを相手DF山下達也に奪われ、MF長谷川アーリアジャスールに目の覚めるミドルシュートをたたき込まれ先制を許している。

 応用編を求められたFC東京戦の戦いはある程度仕方がない面もあったが、基礎編を怠るミスが出たことは第3節までは見られなかった。3連勝により良い意味で作用していた危機感が薄れ、若さが悪い方に出てしまったと言えるだろう。

 ところが、第5節の横浜FM戦では、先制されても落ち着いて試合を運び、逆転勝利へとつなげた。

「自分たちのサッカーをやれば絶対に逆転できる」ハーフタイムに監督から檄(げき)を飛ばされた若い選手たちは、果敢に前を向いて仕掛ける姿勢を取り戻し才能の片鱗を見せた。

 チームは、まだ基礎編と応用編を行ったり来たりしており、若い選手は眠らせたままの才能をまだまだ残している。シーズンが終わったとき、このチームの姿がどのような変貌を見せるか現時点で想像することさえ難しい。

<了>


好調の理由を守備戦術の浸透と語る田中氏のコラムである。
なるほど、理解できる内容である。
しかしながら、「さらにそれを助けるのがサイドバックだ」と言い切られると、昨季とは大きく様変わりしたポジションがポイントであったようにも受け取れる。
トニーニョ・セレーゾ監督が切望して獲得した山本脩斗がラストピースではなかったのか。
とはいえ、それは些細なことと指揮官は笑い飛ばすようにも思う。
確かに山本脩斗は好選手であり、今の鹿島にマッチしておる。
しかしながら、彼一人でここまでの好調を支えておるわけではない。
チームの一体感が、そしてタイトル奪取への願望が、選手のモチベーションへとつながっておる。
我らは飢えておるのだ。
勝利を積み重ね。
最後に笑おうではないか。
期待しておる。

トニーニョ・セレーゾ監督と若きチーム

2014年03月31日 | Weblog
若手成長のために。鹿島、セレーゾ監督のある試み
2014.03.31
浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki 山添敏央●撮影 photo by Yamazoe Toshio


 前節終了時点でともに3勝1敗の勝ち点9。わずかな得失点差で首位に立つ鹿島アントラーズと3位の横浜F・マリノスが対戦した、J1第5節注目の首位攻防戦は、鹿島が3-1で勝利を収めた。
 勢いに勝る若いチームは、百戦錬磨のベテラン軍団さえも飲みこんでしまった。


21歳の柴崎岳ら若手が先発し、選手の平均年齢が下がった今季の鹿島

 この日の先発11人の平均年齢が29.64歳で、うち6人が30代の横浜FMに対し、平均年齢は26.18歳、うち5人が23歳以下という鹿島。対照的な選手構成ゆえ経験値には大きな差がある。しかも前半に横浜FMが得意のセットプレイ(コーナーキック)から効率よく先制点を奪ったとあって、試合の流れは横浜FMに大きく傾くかに思われた。
 ところが後半、21歳のFW土居聖真(しょうま)のゴールで同点に追いつくと、さらに野沢拓也と柴崎岳の2ゴールを加えて逆転。若い鹿島はいとも容易(たやす)く、試合をひっくり返してしまった。
「前半は自分たちから試合を放棄しているようだった」と鹿島のトニーニョ・セレーゾ監督。自らハーフタイムに喝を入れ、「積極的に自分たちのサッカーをやってほしいと伝えた。ときにリスクを負わなければいけない。ボールを失うことを怖がってはいけない。それだけは要求した」と言う。
 目を覚ました選手たちは、運動量の落ちた横浜FMを圧倒。指揮官は「ビハインドから同点に追いつき、逆転できたことは率直にうれしい」と、若手がまたひとつ成長したことに目を細めた。
 今季の鹿島は、エースストライカーの大迫勇也がドイツ(1860ミュンヘン)へ移籍し、戦力ダウン。そんななかで急速に若返りが図られた。常勝軍団であり続けるためには必要なステップではある。とはいえ、今季はあくまで改革途上。すぐに成績に結びつけるのは難しいだろうと見られていた。
 ところが、新たなシーズンが始まってみれば開幕3連勝。前節セレッソ大阪に初黒星を喫したものの、敗戦を引きずることなく、この日は鮮やかな逆転勝利である。ここまでの鹿島は、怖いくらいにうまく若返りと成績を両立させている。
 とはいえ、その裏には相応の苦労や我慢もあるようだ。トニーニョ・セレーゾ監督は「昨季よりかなり平均年齢が下がった。そこではリーダーシップが非常に重要になる」と言い、こう続ける。

「急にこの選手をリーダーに育てようと思っても難しい。それは選手としての成熟とともにできるようになること。だから、全員がリーダーシップを取れるようになればいいと思っている。敬意を持った言い合いは必要なことであり、選手同士で何がいいか悪いかを言えるようにならなければいけない。それができないうちは未熟なチームということだ」

 そして逆転勝利に舌も滑らかなは指揮官は、こんな裏話も披露した。

「(新人の)高校生や大学生が入ってきても、彼らは何もしゃべらない。だから彼らが少しでも慣れる環境を作るため、僕は今、若手のロッカーを一緒に使って、彼らにちょっかいを出して周りとコミュニケーションを取りやすくしている」


今季も鹿島を率いるトニーニョ・セレーゾ監督 photo by Takahashi Manabu

 ブラジル代表をはじめ、選手としても数々の大舞台で活躍してきたトニーニョ・セレーゾ監督は、「僕が18、19歳のときにはブラジル選手権を戦っていた。プロとしてどうしなければいけないのかを身につけていた」と彼我の差を嘆きつつも、若手が力を出せる環境を作るために手を尽くしているというわけだ。

 そんな親心を知ってか知らずか、若い選手たちはピッチ上でハツラツとした動きを見せている。

 同点ゴールを決めた土居は、日本代表経験も豊富な横浜FMのセンターバック(中澤佑二、栗原勇蔵)と対峙しても、「リスペクトしすぎてもいけないので、思い切りやった」。また、同じ21歳のセンターバック、昌子源も「課題は多いけど、いつまでも先輩に頼っていてはダメ。自分たちが成長しなければいけない」と前向きな姿勢を見せる。台頭する若手と、これまで常勝軍団を支えてきたベテランとがうまくかみ合い、鹿島は見事なスタートダッシュに成功した。

 もちろん、まだまだ盤石の戦いぶりには程遠い。若い選手が多く、1試合のなかでさえ出来不出来の波が大きい。ナビスコカップでは、リーグ戦と変わらぬメンバーで臨みながら、FC東京に1-3の完敗を喫している。

 それでもトニーニョ・セレーゾ監督は、「うちはまだ若く、チーム作りをしているところ。こういうふうにうまくいかないこともある」と鷹揚に構える。そうした姿勢もまた、若手がのびのびとプレイできる要因なのだろう。

“若い鹿島”の象徴的存在である、21歳のMF柴崎岳は言う。

「若手が成長することが、今年だけでなく、来年、再来年とアントラーズが強くあり続けることにつながる」

 首位・鹿島が横浜FMを下した上位対決。それは同時に、若い選手たちが確かな成長の手応えをつかんだ一戦でもあった。


土曜日のFマリノス戦を元に鹿島の状況を記したSportivaの浅田氏である。
若きチームを指揮官がどのように捉え、どのようにマネージメントしておるのかが伝わってくる。
やはり素晴らしい監督である。
今季、このチームにてタイトル争いをし、制することが叶えば、鹿島は更に「新化」しよう。
楽しみにしておる。
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1860ミュンヘン・大迫、ホームにてフル出場も零封

2014年03月31日 | Weblog
大迫3戦連続不発…長澤は“アシスト未遂”も日本人対決制す
14/3/30 22:18

[3.30 ブンデスリーガ2部第28節 1860ミュンヘン0-1ケルン]

 ブンデスリーガ2部は30日、第28節を行い、FW大迫勇也の所属する9位1860ミュンヘンはホームでMF長澤和輝の所属する首位ケルンと対戦し、0-1で敗れた。大迫は1トップ、長澤は左MFでそろってフル出場。大迫は3試合連続の無得点に終わり、チームも2試合ぶりの黒星を喫した。

 前節・カールスルーエ戦(2-0)で移籍後初先発を果たした長澤は2試合連続の先発出場。前半15分には左サイドからドリブルで中に切れ込み、右足でミドルシュートを打ったが、ゴール左に外れた。大迫も前半36分、カウンターから絶好のチャンスを迎えるが、シュートは枠を捉え切れず。前半はスコアレスで折り返した。

 後半に入ると、首位ケルンが地力の差を見せ、1860ミュンヘンを押し込む。長澤も豊富な運動量でピッチの至るところに顔を出し、積極的にボールに絡んでは正確なテクニックでパスを散らした。後半13分には絶妙なスルーパスを通すが、FWフィネ・ボルが絶好機にシュートを外してしまい、長澤のドイツ初アシストは“未遂”に終わった。

 その後も押し込みながら1860ミュンヘンの粘り強いディフェンスを攻めあぐねていたケルンだが、後半40分、縦パスを受けたフィネがPA内右から豪快にニアサイドを破り、先制点。そのまま1-0で競り勝ったケルンは2連勝で8戦負けなし(4勝4分)とし、1部復帰にまた一歩前進した。

独2部日本人対決は長澤に軍配…大迫所属の1860ミュンヘン下す
 ブンデスリーガ2部の第28節が30日に行なわれ、日本代表FW大迫勇也の所属する1860ミュンヘンとMF長澤和輝の所属するケルンが対戦。大迫と長澤は、ともに先発出場した。

 ホーム戦に臨んだ1860ミュンヘンは、開始3分に立て続けにシュートを放ったが、相手GKの好セーブに防がれて先制点とはならなかった。一方、敵地に乗り込んだケルンも、15分に長澤がミドルシュートを放ったが、枠を外れた。

 37分には、再び1860ミュンヘンがチャンスを迎えた。カウンターからゴール前に攻めこむと、大迫が相手DFを2人かわしてGKとの一対一に持ち込んだ。しかし、シュートはわずかにゴール脇に外れて得点とはならなかった。

 スコアレスのまま後半を迎えると、ケルンが攻勢をかける。53分には長澤のパスからボール・フィネが決定機を迎えたが、シュートは枠を捉えられなかった。その後もケルンが攻めこむ展開が続いたが、1860ミュンヘンのGKガーボル・キラーイの好セーブもあり、得点は生まれなかった。

 互いに無得点のまま終盤を迎えたが、試合終了間際の86分についに先制点が生まれた。ケルンのフィネがペナルティエリア内でボールを受けると、右足のシュートを突き刺した。

 結局、フィネの得点が決勝ゴールとなり、ケルンが1-0で勝利した。ケルンは、2連勝で8試合負けなしの勝ち点55で首位を維持。一方、2試合ぶりの黒星を喫した1860ミュンヘンは、同38で9位となっている。なお、大迫はフル出場。長澤は89分までプレーした。

大迫、フル出場もホームでケルンに敗れる

ケルン戦の後半、競り合う1860ミュンヘンの大迫(右)=ミュンヘン(共同)

 サッカーのドイツ2部リーグが30日、各地で行われ、大迫勇也の1860ミュンヘンはホームで長沢和輝のケルンに0-1で敗れた。大迫はFWでフル出場。長沢は左MFで先発し、試合終了間際に退いた。阿部拓馬のアーレンはアウェーでビーレフェルトと0-0で引き分けた。阿部は欠場した。(共同)


ケルン戦の前半、競り合う1860ミュンヘンの大迫(左)=ミュンヘン(共同)


ケルン戦の前半、パスを出す1860ミュンヘンの大迫(中央)=ミュンヘン(共同)


先発フル出場した1860ミュンヘンの大迫である。
チームはホームで零封され敗戦、悔しい思いをした様子。
大迫はGKの1対1を外し、また攻撃の不発に責任を感じておることであろう。
しかしながら、これが1860ミュンヘンというチームの位置所なのではなかろうか。
大迫一枚ではそこそこの戦いは出来ても、もう一つ戦力が足りないと感じる。
とはいえ、そこで結果を出すことも大迫に求められる部分である。
才能を爆発させ、逆風を撥ね除けて欲しい。
次は良い報を待っておる。
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雨中の練習試合

2014年03月30日 | Weblog
2014年03月30日(日)

15時からのミーティング後、ユースと練習試合を行い、赤崎選手と本山選手のゴールで2-0と勝利しました。なお、練習試合に出場しなかった選手たちは軽めのトレーニングで調整をしました。

ユースとの練習試合にて躍動した本山である。
常に出られる状態を維持することもなかなか難しいところ。
本山は常に準備しておる。
ナビスコ杯・鳥栖戦、リーグ戦・ガンバ戦と過密日程となる今週には出場機会があろう。
本山の輝きにて勝利を積み重ねようではないか。
楽しみである。
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Fマリノス戦レビュー

2014年03月30日 | Weblog
【J1:第5節 横浜FM vs 鹿島】レポート:柴崎の勇躍で鹿島が後半に大フィーバー!横浜FMは前節敗戦の余波から後半失速(14.03.30)
3月29日(土) 2014 J1リーグ戦 第5節
横浜FM 1 - 3 鹿島 (14:04/日産ス/27,764人)
得点者:42' 栗原勇蔵(横浜FM)、54' 土居聖真(鹿島)、80' 野沢拓也(鹿島)、87' 柴崎岳(鹿島)
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前半を終えた時点で、最終的にこの試合で2点も差が開くと予想できた人は少なかったに違いない。それほど前半は、首位攻防戦らしい締まったゲーム展開が続いていた。お互いに守備ラインを高く上げ、センターサークルを中心にコンパクトなゾーンの中で、20人のフィールドプレーヤーがひしめき合うハイレベルな攻防に、文字通り手に汗を握る。
その中でも卓越した技術でポゼッションを試みるほど、個の能力の高い選手が揃う両チームならではの戦いは、パスやトラップのミスが余計に浮き彫りになる。そして、お互いそこを見逃さない。ボールを奪った刹那、鋭利なカウンターを浴びせる。そんなスリリングな応酬は、見応えがあった。

均衡を破ったのは横浜FM。前節の甲府戦では前半はシュート、CKともに「0本」だったが、この日はその反省を生かし立ち上がりからアグレッシブに仕掛けて42分に4本目のCKを獲得。それを中村俊輔が蹴り、正確無比なボールが栗原勇蔵の迫力あるジャンプヘッドとマッチし、ゴールネットを突き刺す。
この日、中村は下がらずトップ下の位置を張り続け、サイドに流れてドリブルを仕掛けるシーンも何度もあった。左サイドバック・下平匠は、時には自らゴール前に侵入し受け手になるほど、積極果敢。1トップの伊藤翔も鹿島DF青木剛とのバトルに屈せず、17分には巧みなボールキープから惜しい右足シュートを放つなど「前へ」の姿勢を体現した。だが、それらがオーバーペースとなって、その反動が結果的に後半の失速を誘発してしまう…。

54分、柴崎岳→遠藤康→伊東幸敏→土居聖真とダイレクトで3本繋がれた速いパスワークに、横浜FMの中盤は付いていけず翻弄されて同点に。土居の軽やかな突破からのゴールは鮮やかだったが、この際にダヴィが開いて中澤佑二を引きつけ、土居への対応を遅らせる黒子になったのも見逃せない。

終盤には“柴崎劇場”が開演。まず80分に野沢拓也のボレー弾をアシスト。続く87分にはFWばりのフェイクを入れながらのランニングで、栗原と中澤の間をうまくすり抜け、カイオからのパスをネットへ流し込んだ。鹿島ゴール裏は大フィーバーとなり、トニーニョ セレーゾ監督も大興奮。メインスタンドの鹿島サポーターに向かって雄叫びを上げながら、力強く2度ガッツポーズを決めた。
だが、大量得点にも笑顔一つ見せなかったのが小笠原満男。「相手が崩れただけ。(相手の守備が)整っているところを崩したわけではない」とやや憮然と答える。「若さ」ばかりが強調される今季の鹿島だが、伝統継承のために引き締める小笠原の存在も、首位を走る要因ではなかろうか。

横浜FMにとっては「らしくない負け方」(中町公祐)だった。2失点目の場面ではボールウォッチャーとなり、セカンドボールを拾った柴崎に誰も詰め寄ることができなかった。3失点目もカイオのドリブルに対し、途中出場の奈良輪雄太が内側に絞ってマークに付くも周りの選手が連動せず、そのまま侵入を許し、柴崎へのパスをあっさり通された。足が止まったのは確かだが、集中力の欠如も気になるところ。前節の対甲府から狂い始めた歯車を元に戻すには、まずは本来のスタイル『堅守』の再築が不可欠だ。

以上
2014.03.30 Reported by 小林智明(インサイド)


前半のオーバーペースがその反動が結果的に後半の失速を誘発してしまうとFマリノスを評する小林氏のレポートである。
実際、前半と後半は別の試合のようであった。
特にカイオ投入後の鹿島の躍動感はFマリノス番の記者の目からは言葉に表せないものであった様子。
とはいえ、満男が申すように「相手が崩れただけ」と気を引き締める必要がある。
ゴール前を固めた相手をどう崩すかは大きな課題であろう。
次なる試合にてその答えを見出したい。
楽しみにしておる。
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大宮・誓志、鹿島への思い入れ

2014年03月30日 | Weblog
手土産は韓国流タテの速さと強さ 古巣・鹿島に見せつけられるか 日本復帰を選んだ大宮MF増田誓志
2014.3.29 18:00


蔚山から大宮に電撃移籍した元日本代表MF増田誓志=26日、さいたま市西区(奧村信哉撮影)

 端正なマスクのMFが2年ぶりにJリーグでプレーすることになった。今季の第1登録期間(1月3日~3月28日)が閉じる直前、韓国Kリーグの強豪・蔚山からJ1大宮に期限付き移籍で加入したのは増田誓志。鹿島で2007~09年にリーグ3連覇を経験し、11、12年には日本代表にも選出された28歳。「蔚山は単純にいいチーム。ぎりぎりまで迷った」。背中を押したのは、着実に成長を遂げた姿を自国で披露したいという欲求だった。(奥村信哉)

 移籍が発表されたのは、3月26日。同日の練習からチームに合流した増田は紅白戦形式の練習でボランチとしてサブ組に入り、大熊清監督の指示を受けながら、連係アップにいそしんだ。全体練習後には残ってランニング。「一番いい状態を思い描くと、あと2、3割くらい上げないとダメ。しっかりと見せられる体を作って、試合に出してもらえたら」。当然、レギュラーを狙っている。

 今季はここまで、蔚山の一員としてアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の2試合に出場。川崎などのいる1次リーグH組で首位を走るチームを、パスの供給源として支えてきた。蔚山は12年にACLを制してクラブ・ワールドカップ(W杯)に出場しており、鹿島時代にも経験したアジアや世界との戦いは、増田にとっても大きな魅力の一つだった。

 その舞台を捨てて日本に戻る決断を下した理由は何なのか。「オファーが来たとき、『俺、今、日本でどれくらいやれんだろ?』と思った。どう変化したか、成長したかをピッチで見せたい」。サッカーでも生活でも環境の異なる隣国で自身を1年間磨き続けた。慣れ親しんだリーグに再び身を置き、その成果がいかほどだったかを一刻も早く試したい思いが勝った。

 身に付けたと口にするのは、手数をかけずに押し切る速さと強さ。「日本だと確実につないで、空いたところで前へ…。でも、向こうは結構、縦に速い。1年やってみて、そういう部分は前より力がついた。全部が全部そうなると、(日本人的な)よさがなくなるけど、『今だ』という瞬間を逃さないプレーを見せたい」。

 U-18(18歳以下)日本代表の肩書をひっさげ、宮崎・鵬翔高から鹿島に入団したのは04年だった。07年からのリーグ3連覇にも貢献したが、小笠原満男や青木剛らレギュラーの壁を崩せず、10年には出場機会を求め山形へ移籍した。そこで「パフォーマンスが悪くても続けて試合に出させてもらい、自信にもなったし、修正力がついた」。翌11年に鹿島に復帰すると先発に定着。同年8月の代表候補合宿を経て、9月には追加招集ながら、W杯アジア3次予選・ウズベキスタン戦の遠征メンバーに選ばれた。

 12年2月、国内組のみで臨んだシーズン初戦のアイスランド戦で代表デビュー。遠藤保仁(G大阪)とのダブルボランチをそつなくこなしてフル出場し、ザッケローニ監督からも「クオリティーもありながら、ピッチ全体をカバーできる」と合格点をもらっている。もともとパスセンスには定評があった。この活躍で「ポスト遠藤」の1番手と位置づけられる立場に躍り出たはずだった。

 だが、この年、ジョルジーニョ監督を迎えた鹿島では柴崎岳の台頭もあり、出場機会は徐々に減少。代表からも声がかからなくなった。心機一転を図るため、オフに選んだ道が蔚山への移籍だった。

 それから1年余。今でも鹿島への思い入れは強い。「正直、(対戦するのが)一番楽しみ。(成長が)ちょっとやそっとじゃ、『何で出ていったんだ』といわれる。『よかった』といわれるプレーをしないと、認めてもらえない」。まずは古巣の本拠地で激突する7月23日の対戦を心待ちにしている。






鹿島への思い入れを語る大宮の誓志である。
「正直、(対戦するのが)一番楽しみ。(成長が)ちょっとやそっとじゃ、『何で出ていったんだ』といわれる。『よかった』といわれるプレーをしないと、認めてもらえない」とのこと。
この言葉にはこちらも燃えねばならぬ。
7月23日の対戦は必見と言えよう。
楽しみである。
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BECテロ・サーサナ・岩政、今は苦悩しながらやるしかないでしょう

2014年03月30日 | Weblog
【現地ルポ】元日本代表選手も続々と移籍! 元Jリーガーたちのタイ奮闘記
[2014年03月30日]

日本のサッカー選手が目指すのはヨーロッパだけじゃない! ここ数年、移籍先としてホットなのが東南アジアのタイ。しかも今季は、まだまだJリーグでも活躍できそうな日本代表経験者も続々と移籍を決めた。

何が彼らを引きつけるのか? そして彼らを待つ現実とは?

■今や年俸の相場はJ1と同レベル?

2月22日に開幕した今季のタイ・プレミアリーグ(全20チーム)。開幕節には計19人もの日本人選手が出場した。2部、3部を含めると、現在タイのチームには約60人もの日本人選手が所属しているという。

果たして、彼らはどんな環境で、どんな思いでプレーしているのか。

リーグ開幕の2月22日、バンコクから北西へ約100Kmの街スパンブリーへ向かった。

スタジアムに着いて、まず驚いたのはサポーターの約9割がレプリカのユニフォームを着用していたこと。周辺にはサテ(串焼き料理)やビールを売る屋台が軒を連ねている。そのノリはサッカー観戦というよりはお祭り感覚である。しかし、いざ試合が始まれば約1万5000人収容のスタジアムは満員となり、メインスタンドもゴール裏も関係もなく、誰もが大声を張り上げ、手を叩くなど活気に満ちていた。

ホームのスパンブリーFCは惜しくも1-2で敗れたが、勝ったラチャブリーFCの決勝点を決めたのは、なでしこジャパンの大儀見優季(おおぎみゆうき)、永里亜紗乃(ながさとあさの)の兄である永里源気(げんき/28歳)だった。

昨季、永里が所属していたガイナーレ鳥取はJ2で最下位に沈み、J3に降格。だが、永里自身はチーム得点王となる10得点を挙げている。本人が望めば、今季もJ2以上のチームでプレーできたはずだ。にもかかわらず、なぜ、タイへ渡ったのか。

「一番の理由は妹たちが海外でやっていて、すごくいい経験をしているなと思ったから。チャンスがあれば海外に出てみたかった。僕は国内での移籍をけっこうしてきましたけど、異国の地でサッカーをやるって相当なエネルギーが必要だし、その中に身を置くことは絶対に自分にプラスになるんじゃないかと思ったんです」(永里)

初めての海外でのプレーを、どう感じているのだろう。

「日本人はやっぱりマジメだなと感じます。こっちでは時間どおりに練習に来ない選手もいて、練習もダラダラしている。日本では考えられませんよ。でも、それもいい経験。自分が手本になれればいいかなと。ただ、(通訳がいないので)タイ語はヤバいっス(笑)。あと今はホテル暮らしで食事も大変。近所のレストランがいろいろリクエストを聞いてくれるので、なんとかやっていけてます」(永里)

タイ・プレミアリーグは来季からリーグの再編成で20から18へとチーム数が減るため、今季は下位5チームが降格するという厳しい条件下で行なわれている。その意味でも永里の決勝弾は「大きかった」し、そう話す彼の表情は充実感に満ちているようだった。

一方、スパンブリーFCの左MFとして先発フル出場したのは、欧州経由でタイに渡ってきたカレン・ロバート(28歳)だ。

昨季途中にオランダのVVVフェンロから加入したものの、選手登録が間に合わずにこの試合がタイでの公式戦デビューとなった。本人に新天地の印象を聞いた。

「僕ひとりでどうこうできるというほどではありませんが、やっぱりレベルは高くない。ディフェンスもそうですけど、プレッシャーとかルーズな面が多いです」

欧州からタイへの移籍に抵抗はなかった?

「最初はすごくありましたよ。どんなリーグか全然知らなかったし、初めて試合を観にきたときも、虫が多くてヤバいなと思いましたから(笑)。でも、これまで数ヵ月生活してきて、ネガティブなことはそんなにないですね。立派な家を用意してもらいましたし、練習施設も最低限は整っている。チームの堅苦しくない感じも、ある意味で僕的には合っているかもしれないですね(笑)」(カレン)

昨年、カレンのタイ移籍が発表された際、一部記事の「年俸4000万円」という条件面が注目された。

「Jリーグの現状を知らないので日本との比較はできないですけど、僕史上では最高。今までで一番いい条件ですね」(カレン)

今オフに茂庭(もにわ)照幸(32歳)、西紀寛(のりひろ/33歳)、船山祐二(29歳)のタイ移籍を手がけたFIFA(国際サッカー連盟)公認代理人の稲川朝弘(いながわともひろ)氏が、増える日本人選手のタイ移籍について話す。

「単純にサラリーの相場が上がったことが大きいですね。しかも、基本的に税別の手取り金額。また、物価が安く、日本と同じ金額でもその価値が全然違う。日本人選手全員がそうではないと思いますが、サラリーはJ1並みでしょう。その背景には財力のあるオーナーカンパニーが持つクラブが増え、資金が流入し始めていることがあります。住環境的にも、バンコクには日本人も多く住んでいますし、選手にとって『この国、ありかな』という場所になってきたということではないでしょうか」

かつては給与の未払い問題などもあったようだが、そうしたリスクはないのだろうか。

「契約書さえしっかりしていれば問題はない。ただ、だからといって、今後も(日本人選手がタイへ続々と移籍する)流れが続くかどうかはわかりません。チーム側からすれば、外国人枠の問題もありますし、お金を出せばもっといい外国人選手が取れるチャンスも出てくるわけですから。移籍はタイミング。自分がどういうキャリアを歩みたいのか。当然ですが、タイって聞いた瞬間に『え?』っていやな顔をする選手もいます。私も誰にでもタイ移籍を勧めるわけではありません」(稲川氏)

■元日本代表選手は「苦労しかない(苦笑)」

翌23日は、バンコクから南西へ約70Kmのサムットソンクラームへ。前日のスパンブリーに比べると、スタジアム周辺にはかなり牧歌的な雰囲気が漂っていた。

ホームのサムットソンクラームFCには4人の日本人選手が所属しているが、先発出場はかつて柏レイソルなどでプレーしたGKのノグチピント・エリキソン(33歳)のみ。後半に新加入のFW田原豊(31歳)が途中出場し、アクロバティックなシュートを放つなどスタンドを沸かせた場面もあったが、アウェーのBECテロ・サーサナFCも元日本代表DFの岩政大樹(いわまさだいき/32歳)を中心によく守り、試合はスコアレスドローに。試合終了後、更衣室から出てきた岩政を直撃した。ザックジャパンにも名を連ねた選手が、どうしてタイを選んだのか。

「今までとまったく違う経験をするために海外に出たかったというのが大きいですね。日本国内で移籍しても環境はそれほど変わらないですけど、こっちに来ればすべてが違いますから。年齢的にもあと3、4年で引退すると思いますし、それまでにセカンドキャリアに向けて何を残すか。自分の場合は鹿島しか知らない。その状態で引退したくないと思ったんです」

そのJリーグの名門・鹿島とは環境も、目指すものも、すべてが違うタイで、岩政は壁にぶち当たっている。

「事前に聞いて覚悟はしていたんですけど、サッカーに関しては、まあ苦労しかない(苦笑)。選手もクラブも意識が低くて、プレー面でもかなり遅れている。だから、もうちょっと変えていこうと、すでにクラブ内でもぶつかっていて……。まだ始まったばかりなのに、早く(契約期間の)1年が終わらないかなと(苦笑)。でも、今は苦悩しながらやるしかないでしょう。それが、きっとセカンドキャリアに生きてくると思うんで」(岩政)

その岩政のチームメイト、下地奨(しもじしょう/28歳)はJ2時代のサガン鳥栖を経て、南米のクラブを渡り歩き、タイにたどり着き、BECで2年目を迎えた苦労人だ。

「僕の場合は選択肢がなかった。環境については、どこを基準にするか、その選手のキャリアによっても感じ方は変わってくるのでは。僕個人としては、タイは物価も安いので生活もラクになりましたね」(下地)

高校卒業後に欧州に渡り、Jリーグを経由することなくタイに渡った23歳の能登正人(のとまさひと/アーミーユナイテッドFC)の場合はどうか。ドイツ時代にはハノーファーのセカンドチームで日本代表DFの酒井宏樹のバックアッパーを務めたこともあり、近い将来の再ステップを夢見ている。

「タイに来たのは決してマイナスではないし、上にいけるチャンスだってあると思っています。サラリー的にも悪くないし、住居もプールとジムのついたコンドミニアムを用意してくれた。近所の足裏マッサージ店だって1000円しないで行けるし、ケアも万全にできて、いい環境です」(能登)

タイは日本人選手にとって、天国でも地獄でもない。何を求め、何を感じるかは、その選手のキャリアや気の持ち方次第で大きく変わる。

個人的には、J2や今季から新設されたJ3でくすぶっているくらいなら、悪くない新天地だと思うが……。ほほ笑みの国での、日本人選手たちの奮闘に期待したい。

(取材・文・撮影/栗原正夫)



名門・鹿島で長らく活躍し、かつてザックジャパンにも選ばれた岩政大樹も参戦中だ

タイにて奮戦するBECテロ・サーサナの岩政である。
「まあ苦労しかない」とのこと。
この経験はいずれ活きるとはいえ、少々苦悩しておる様子。
これは、まさに良い経験であろう。
これを糧に大きく成長することとなる。
応援しておる。
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Fマリノス戦報道

2014年03月30日 | Weblog
鹿島、途中出場の野沢がV弾/横-鹿5節

後半、鹿島MF野沢(右)は勝ち越しゴールを奪いイレブンの祝福を受ける(撮影・小沢裕)

<J1:横浜1-3鹿島>◇第5節◇29日◇日産ス

 ホームの横浜が先制した。前半42分に中村の左CKからDF栗原が頭で決めた。後半は追う鹿島ペース。同9分にFW土居が同点ゴール。選手交代でさらに勢いを増し、途中出場のMF野沢が見事な勝ち越し弾。

 同42分にはMF柴崎がだめ押しゴールを決めた。横浜は後半に失速しリーグ2連敗となった。
 [2014年3月29日18時5分]

鹿島MF野沢「全員一丸となって勝てた」

鹿島MF野沢(右)は勝ち越しゴールを決めイレブンの祝福を受ける(撮影・小沢裕)

<J1:鹿島3-1横浜>◇第5節◇29日◇日産ス

 鹿島が鮮やかな3発で首位をキープした。0-1の後半9分、DF伊東幸敏(20)のパスを中央で追いかけたMFMF土居聖真(21)が、DF栗原勇蔵と中沢佑二の間を抜いて独走。

 左足でゴール右に流し込んで同点弾を奪った。これで流れを引き戻した鹿島は同35分、MF柴崎岳(21)が浮き球パスをゴール前に送ると、途中出場のMF野沢拓也(32)が右足でダイレクトボレー。「スーパー」と言っていい一撃で勝ち越した。さらに42分、柴崎が中沢との駆け引きで最終ラインの裏に抜け、左足で今季初ゴールを流し込んだ。

 今季初の逆転勝ちに、野沢は「ベテランなんで」と笑顔を見せながら「先発の11人がすべてじゃない。全員が一丸となって勝てた」。柴崎も「まだ始まったばかりだけど、若いチームがこうして壁を越えていくことで、アントラーズは強くあり続ける」と話した。
 [2014年3月29日21時39分]

鹿島首位キープ 柴崎から全3得点
<J1:横浜1-3鹿島>◇第5節◇29日◇日産ス

 MF柴崎岳(21)から3点が生まれ、鹿島が首位を守った。0-1の後半9分、中盤のパス交換でMF土居の同点弾の起点になると、同35分にMF野沢へ浮き球パスを送って決勝ボレーをアシスト。42分には今季初ゴールを挙げた。駆け引きでDF中沢の右をまず狙い、1度下がってから目の前を通り直し、密集の左へ抜けた。「オフサイドになりづらい」と冷静に判断し、衰えない運動量で実行に移した。

 4月7日にA代表国内組合宿が始まる。「いま知った」と笑ったが、W杯へのラストチャンスと自覚する。昨夏の東アジア杯を、嘔吐(おうと)を伴う体調不良で参加辞退。「そこでチャンスをモノにした選手もいる。惜しいことをした」と言うように、同じボランチのMF山口蛍(23=C大阪)がブレークした。ただ「後悔はなく、あの時のことは消化できた」と切り替えた。首位を走るクラブで輝けば、おのずと代表も見えてくる。
 [2014年3月30日7時43分 紙面から]

鹿島・柴崎、1得点1アシストで代表復帰へ猛アピール

チーム3点目のゴールを決め、喜ぶ鹿島・柴崎(右)=日産スタジアム(撮影・吉澤良太)

 J1第5節(29日、横浜M1-3鹿島、日産ス)鹿島のMF柴崎が1得点1アシストと活躍した。1-1の後半35分にピンポイントの浮き球パスで野沢の勝ち越し点を演出。守備的MFからトップ下に移った後半42分には「コースを肌で感じて走れた」と中沢と栗原の間を割る巧みな動きで裏へ抜け、左足で今季初ゴールを沈めた。

 昨夏の東アジア・カップを体調不良で辞退してからは日本代表に選ばれていない。4月上旬には国内組の合宿を控える。「これから選ばれるのは難しいかもしれないが、そういう方が燃える」と最後までアピールを続ける腹積もりだ。(共同)


競り合う鹿島・柴崎(左)と横浜M・中村=日産スタジアム (撮影・吉澤良太)


後半、チーム3点目のゴールを決め喜ぶ鹿島・柴崎(右)=日産スタジアム(撮影・吉澤良太)


横浜Mに逆転勝利し、タッチをかわす柴崎(中央)ら鹿島イレブン=日産スタジアム(撮影・吉澤良太)


同点ゴールを決め、喜ぶ鹿島・土居(中央28番)=日産スタジアム (撮影・吉澤良太)


後半、チーム3点目のゴールを決めた鹿島・柴崎(左から2人目20番)=日産スタジアム(撮影・吉澤良太)


後半、同点ゴールを決め、ダビ(11)と抱き合う鹿島・土居=日産スタジアム


横浜M・中沢(左)らを突破する鹿島・土居=日産スタジアム


ダイレクトボレー!鹿島・野沢、技ありV弾も謙遜
 J1第5節(29日、横浜M1-3鹿島、日産ス)後半35分にMF野沢が値千金の勝ち越しゴール。後ろから出たMF柴崎の浮いた縦パスを、トラップせずに前を向いたままダイレクトで沈めた。技ありゴールにも32歳は「(柴崎が)よく見ていてくれた。もう、あとはGKしかいなかったし」と謙遜。今季はすべて途中出場で、この日も後半14分から投入されるなど難しい状況が続いているが、「ベテランだからうまくやらないと」と胸を張った。
(紙面から)

鹿島に柴崎あり!芸術浮き球で勝ち越しアシスト&ダメ押し弾

後半42分の今季初得点など、1ゴール1アシストの柴崎。大逆転のW杯代表入り、あるかも?

 J1第5節最終日(29日、日産スタジアムほか)鹿島が横浜Mとの上位対決で3-1の逆転勝利を収め、首位をキープ。MF柴崎岳(21)が1ゴール1アシストの活躍で、日本代表入りへ猛アピールした。横浜Mは5位に後退。前節の清水戦を無観客で戦った浦和は敵地で神戸に1-3で逆転負け。C大阪は新潟と0-0で引き分けたが2位を守った。ウルグアイ代表FWディエゴ・フォルラン(34)は後半に交代し、2戦連発はならなかった。広島は徳島を3-1で破り3位に浮上した。


競り合う鹿島・柴崎(左)と横浜M・中村=日産スタジアム (撮影・吉澤良太)

 得点を決めると、普段はクールなMF柴崎が飛び上がって喜んだ。リーグ戦では昨年4月27日の新潟戦(アウェー)以来の一発。逆転勝利に貢献し、首位を守った。

 「上位対決で勝てたのは自信になる。(得点は)いいパスが出たので、考えずにできた」

 まず才能の片鱗(へんりん)を見せたのは、1-1の後半35分だ。ペナルティーエリアの外でこぼれ球を拾うと、「シュートを狙ったけど拓さん(野沢)が見えたので」と冷静に浮き球でパス。これをMF野沢がボレーで沈めた。後半39分にボランチからトップ下に上がると、その3分後には横浜M守備陣の裏に抜け左足で落ち着いて流し込むダメ押し弾。「相手が前がかりになっていたので、後ろのスペースを狙った」。判断力に優れる柴崎らしさで2点に絡んだ。


横浜Mに逆転勝利し、タッチをかわす柴崎(中央)ら鹿島イレブン=日産スタジアム(撮影・吉澤良太)

 現役時代にブラジル代表で中盤の「黄金のカルテット」を形成したセレーゾ監督から、「オレのような攻撃的なボランチになれ」と指導を受けている。実際に映像もチェックし、「ボランチは守備的なポジションではなく、第3のアタッカー」と考えを改めた。「これからも前線で得点に絡みたい」と意気込む。

 昨年7月の東アジア杯(韓国)を体調不良で辞退。そこで活躍したFW柿谷曜一朗(C大阪)らが代表に定着し「惜しいことをした」というが、「ここから(W杯の代表に)選ばれるのは難しいけど、逆に燃えます」。4月には国内組の代表候補合宿もある。21歳の若武者が牙を研ぎ、この日以上の“大逆転”の機会を待つ。(伊藤昇)


後半、チーム3点目のゴールを決め喜ぶ鹿島・柴崎(右)=日産スタジアム(撮影・吉澤良太)


チーム3点目のゴールを決め、喜ぶ鹿島・柴崎(右)=日産スタジアム(撮影・吉澤良太)


後半、チーム3点目のゴールを決めた鹿島・柴崎(左から2人目20番)=日産スタジアム(撮影・吉澤良太)


後半、チーム3点目のゴールを決めた鹿島・柴崎(20)=日産スタジアム(撮影・吉澤良太)


鹿島・中村(手前)のマークに苦しむ横浜M・中村=日産スタジアム(撮影・吉澤良太)


後半、マッチアップする鹿島・小笠原(左)と横浜M・中村=日産スタジアム(撮影・吉澤良太)


タッチラインを割ったボールを、華麗にトラップする鹿島・セレーゾ監督。元ブラジル代表の足技は健在だった=日産スタジアム(撮影・吉澤良太)


後半、同点ゴールを決め、ダビ(11)と抱き合う鹿島・土居=日産スタジアム


横浜M・中沢(左)らを突破する鹿島・土居=日産スタジアム


(紙面から)


柴崎1G1A!鹿島が横浜に逆転勝利「気持ちが入ってた」
J1第5節 鹿島3―1横浜 (3月29日 日産ス)


<横浜・鹿島>後半9分、鹿島・土居がゴールを決め、ダヴィに抱き抱えられる
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 首位攻防戦はMF柴崎岳の1ゴール1アシストを決める活躍で、鹿島がアウェーで逆転勝利を飾り、首位をキープした。

 前半に先制されるも後半序盤に追いつくと、同35分MF野沢が柴崎の後方からのパスをダイレクトで叩き込んで逆転。好守に冴えわたっていた柴崎は終盤、スルーパスにDFの裏を抜けると、試合を決定づけるチーム3点目も奪った。

 後半途中出場で決勝弾を決めた野沢は「良いパスが来たので、決めるだけだった」と柴崎を絶賛。

 セレーゾ監督は前半の出来に「チャンスを作っていたが、相手を恐れていたのかゴールに結びつかなかった」と不満げな表情を見せたが「後半は気持ちが入って、追いついて逆転することができた」と満面の笑みを浮かべていた。
[ 2014年3月29日 16:28 ]

鹿島 土居が同点弾「チャレンジ精神で」中沢&栗原抜き去った
J1第5節 鹿島3―1横浜 (3月29日 日産ス)


<横浜・鹿島>後半9分、同点ゴールを決めた鹿島・土居(手前)
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 鹿島は柴崎と同学年の土居がチームを活気づけた。0―1の後半9分にU―21日本代表候補DF伊東の縦パスに反応。中沢、栗原の間でボールを受け、元日本代表センターバックコンビを抜き去って同点ゴールを決めた。

 「名前も実力も知られている方だけど、チャレンジ精神で当たった。それが良い方向に出ました」。今季開幕からトップ下として先発した新鋭は、さらに自信を深める一発に終始笑顔だった。
[ 2014年3月30日 05:30 ]

柴崎 長谷部代役名乗り!技ありアシスト&ダメ押し弾でアピール
J1第5節 鹿島3―1横浜 (3月29日 日産ス)


<横浜・鹿島>後半42分、ダメ押しのゴールを決める柴崎(右)
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 鹿島は敵地で横浜を3―1で下して首位をキープした。後半35分にMF柴崎岳(21)がMF野沢拓也(32)の勝ち越し弾をアシストし、同42分には今季初得点となるダメ押し弾。W杯ブラジル大会の国内組最終選考となる4月上旬の日本代表候補合宿メンバー入りをアピールした。

 意表を突く選択肢だった。1―1の後半35分。ゴール前中央約25メートルの位置でこぼれ球を拾った柴崎はフワッとボールを浮かせた。ゴール前の密集で動き出していたのは野沢ただ一人。「最初はロングシュートを打とうとしたけど判断を変えました」。そして、「ゴロは読まれると思ったし、浮き球なら(DFに)読まれても取られづらいと思った」。キラーパスで前方に壁をつくる横浜の守備陣を棒立ちにさせた。視野の広さ、とっさの判断力、キックの精度。柴崎のレベルの高いプレーが、逆転ゴールを生んだ。

 “柴崎劇場”はそれだけではない。トップ下にポジションを変えた42分には、左サイドのスペースに抜け出して左足でダメ押し弾。「頭で考えて走ったわけではなく、コースを肌で感じながら走れた」。感性もさえた。

 壮大な目標がある。昨年7月の東アジア杯では代表に選出されたが体調不良のため辞退した。その大会で活躍した柿谷や山口、大迫らはザックジャパンに定着。「惜しいことをしたなとは思うけど、もう消化できている」と淡々と振り返る一方で「今からメンバーに入る方が難しいので、逆に僕は燃えています」と不敵な笑みを浮かべる。

 4月にはW杯メンバーの国内組最終選考となる合宿がある。ザックジャパンは主将の長谷部が離脱中で、最高のパフォーマンスで本大会に臨めるかどうかは不透明。ボランチでは山口が台頭してきているが、12年に代表に招集されている柴崎に長谷部の代役として白羽の矢が立つ可能性はゼロではない。「代表は特別な場所。選ばれるためにはクラブで結果を出すことが絶対条件」。首位を走る若きチームのかじ取り役を担う21歳は、逆転ブラジルW杯を諦めていない。


<横浜・鹿島>前半、パスを出す鹿島・柴崎
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[ 2014年3月30日 08:02 ]

【J1】鹿島首位キープ!横浜Mに逆転勝ち
 ◆J1第5節(29日・日産スタジアムほか8試合) 鹿島が勝ち点で並んでいた横浜Mに3―1で逆転勝ちし、勝ち点を12として首位を守った。横浜Mは2連敗。

 3連覇を狙う広島は徳島に3―1で快勝し、勝ち点10で3位に浮上した。徳島は開幕5連敗。新潟と0―0で引き分けたC大阪は、広島と勝ち点で並んだが得失点差で2位をキープした。

 FC東京は清水を下し、今季初勝利。神戸は浦和を破った。柏―大宮、仙台―甲府は引き分けた。
(2014年3月29日18時05分 スポーツ報知)

【鹿島】柴崎、W杯逆転選出へ会心アシストにダメ押し弾!

後半42分、チーム3点目のゴールを決める鹿島・柴崎

 ◆J1第5節 横浜M1―3鹿島(29日・日産スタジアム) 鹿島のMF柴崎が「完ぺき」な1得点1アシストで勝利に貢献した。後半35分に逆転ゴールを浮き球でアシストすると、同43分には左足でダメ押しゴール。「あまり頭で考えることなく、肌で(走る、パスの)コースを感じることができた」。目標が高く、めったに自身のプレーに納得することのない21歳が、この日ばかりは目尻を下げて、思い切り笑った。

 一つの目標が近づいている。ブラジルW杯だ。昨年7月、東アジア杯(韓国)に招集されたが、開幕直前に体調不良で辞退。同じボランチのMF山口(C大阪)が大会MVPに輝き、チャンスをものにした。しかし、柴崎は言う。「(不参加に)後悔はない。今から(W杯に)選ばれる方が難しい。僕は逆に燃える」と逆転選出を狙う。

 この日のアシスト。混戦の中で「シュートを打っても望みが薄い」、さらに元日本代表DF中沢に対する「足を出しにくい位置へ、取られにくい浮き球パス」と瞬時に考えて、ゴールにつなげた。こうした判断力と、体現できる技術が最大の魅力。日本代表のザッケローニ監督も注目する柴崎が逆転選出されても不思議ではない。
(2014年3月30日06時02分 スポーツ報知)

鹿島逆転勝ち!柴崎、代表狙うん弾
2014年3月30日


 後半、3点目のゴールを決める鹿島・柴崎

 「J1、横浜M1-3鹿島」(29日、日産ス)

 鹿島が元日本代表MF柴崎岳(21)の1ゴール1アシストの活躍などで、勝ち点で並んでいた横浜Mに3‐1で逆転勝ちし、首位を守った。浦和は神戸に1‐3で逆転負け。柏は大宮と2‐2で引き分けた。FC東京は清水を3‐1で下し、今季初勝利を挙げた。

 鹿島のセレーゾ監督は、会見場にガッツポーズをして入場した。横浜Mとの上位対決を制し、「ダービーみたいな試合に勝てて、興奮してしまった。マリノスの関係者もいらっしゃるのにすみません」と、照れながら謝罪した。

 セットプレーで先制されながらも、後半9分、21歳のMF土居がDF中沢、栗原の2人を抜き去って同点ゴール。同じく21歳の柴崎は1ゴール1アシストで逆転勝利を飾った。今季、若手を育てながら戦うと宣言した指揮官にとって最高の結果で首位をキープした。

 柴崎は後半35分、野沢のボレーシュートを引き出すアシストを決めた。同42分にポジションを前に上げると、自ら攻め上がり、DF2人をかわして左足でトドメの3点目を突き刺した。

 4月7日からW杯ブラジル大会に向けたメンバー選考の国内合宿が行われる。柴崎は「代表はチームで結果を残した選手が選ばれるもの。さっき言われるまで(合宿は)意識になかった」と淡々と語った。国内組で戦った昨年7月の東アジア選手権では代表に選出されながら、体調不良で辞退している。

 「あの東アジアでチャンスをつかんだ選手もいる。今はしょうがないと(気持ちを)消化できているけど、惜しいことをしたと思う」。そこから代表に定着した山口、柿谷、斎藤らの存在は柴崎の頭にある。「現状をしっかりとらえてベストを尽くしたい」と、ひそかにラストチャンスを狙っている。

柴崎 1ゴール1アシスト 代表射止める
2014年3月30日 紙面から
◇J1第5節 鹿島3-1横浜M


横浜M-鹿島 後半42分、3点目のゴールを決める鹿島・柴崎=日産スタジアムで

 3位横浜Mを破った鹿島のセレーゾ監督は記者会見場に思わずガッツポーズで入場。「ダービーみたいな試合に勝てて興奮してしまった。マリノスの関係者もいらっしゃるのにすみません」と照れながら謝罪した。
 セットプレーで先制されながらも、21歳の土居が後半9分、DF中沢、栗原の2人を抜き去って同点ゴール。そして同じく21歳のMF柴崎が1ゴール1アシストで逆転勝利を飾った。今季、若手を育てながら戦うことを宣言した指揮官にとって最高の結果で首位をキープした。
 中でも柴崎は後半36分、野沢のボレーシュートを引き出すアシストを決めると、同42分にポジションを前に上げると、自ら攻め上がり、DF2人をかわして左足でトドメの3点目を突き刺した。
 4月7日からブラジルワールドカップ(W杯)に向けたメンバー選考の国内合宿が行われる。柴崎は「代表はチームで結果を残した選手が選ばれるもの。さっき言われるまで(合宿は)意識になかった」と淡々。だが国内組で戦った昨年7月の東アジア選手権には代表に選出されながら、体調不良で辞退している。
 「あの東アジアでチャンスをつかんだ選手もいる。今はしょうがないと消化できているけど、惜しいことをしたと思う」。そこから代表に定着した山口、柿谷、斎藤らの存在は柴崎の頭にある。「現状をしっかりとらえてベストを尽くしたい」とひそかにラストチャンスを狙っていた。 (荒川敬則)

若返りで活性化の鹿島 3発逆転で首位堅持
2014.3.29 19:25


横浜M-鹿島 後半42分、3点目のゴールを決める鹿島・柴崎=日産スタジアム

 勝利を決定づける柴崎の3点目が決まると、鹿島のセレーゾ監督はスタンドに向かって渾身のガッツボーズを披露した。ともに開幕3連勝を飾った横浜Mとの上位対決に完勝し、首位をがっちりキープ。「私にとってはダービーに値する試合。逆転勝ちは率直にうれしい」と声を弾ませた。

 前半は横浜Mの鋭い出足に押され、セットプレーから先制を許したが、悪い流れを後半に引きずらなかった。「自分たちのペースが来るまで我慢強く」と誓ってピッチに入った21歳の土居が、横浜Mの誇る中沢、栗原の両DFを置き去りにして同点弾を決めると、同学年の司令塔・柴崎も本領を発揮。鋭い浮き球で野沢の勝ち越し弾をアシストすると、その直後には「コースを肌で感じながら走れていた」と左に流れて19歳のカイオのパスを引き出し、今季初得点でダメ押しした。

 5年ぶりの覇権奪還を目指す今季は日本代表FW大迫(1860ミュンヘン)の移籍という激震に見舞われたが、2000年度に鹿島でリーグ、ナビスコ杯、天皇杯の3冠を達成した指揮官は、土居や19歳の豊川らを開幕から先発で送り出す大幅な若返りを断行。「いい刺激になる」と認める32歳の野沢らベテランも目の色を変え、チームは活性化している。柴崎は「まだ相手が(鹿島を)分析できていない部分もある」と慎重だが、常勝軍団再来の素地は十分にある。(奥村信哉)


横浜F・マリノス対鹿島アントラーズ 後半、同点ゴールを決めた土居聖真(中央28番)=29日、日産スタジアム(撮影・吉澤良太)


横浜F・マリノス対鹿島アントラーズ 後半、勝ち越しゴールを決める鹿島・野沢拓也(手前)。GK・榎本哲也=29日、日産スタジアム(撮影・吉澤良太)


横浜F・マリノス対鹿島アントラーズ 横浜Mに逆転勝利し、タッチをかわす柴崎岳(中央)ら鹿島イレブン=29日、日産スタジアム(撮影・吉澤良太)


横浜F・マリノス対鹿島アントラーズ タッチラインを割ったボールを華麗にトラップする鹿島のトニーニョ・セレーゾ監督。元ブラジル代表の足技は健在=29日、日産スタジアム(撮影・吉澤良太)


若い鹿島、貪欲な攻め 21歳の土居・柴崎が得点
中川文如 2014年3月29日20時17分


後半9分、鹿島・土居(右から2人目)は同点ゴールを決め、ダビ⑪に祝福される=関田航撮影

(29日、鹿島3―1横浜マ)

 若さは両刃(もろは)の剣だ。ナビスコ杯から2試合続けて先に失点し、連敗中の鹿島。20歳代前半が中心のチームは横浜マにも先制され、意気消沈しかけた。同じ失敗を繰り返そうとしていた。

 しかし、一つのきっかけで一気に盛り返せるのも若さの特権だ。

 後半9分、21歳の土居。横や後ろへのパスが目立って「積極的にプレーしなきゃ、と感じていた」。中央でパスを受けると、左右に栗原と中沢。元日本代表DFが待ち構えていた。それでも、仕掛けた。

 2タッチで2人を置き去りにできたのは「体が勝手に動いたから」。やっとつかんだ好機に才能が刺激されたかのよう。目の前にはGKだけ。滑り込むような左足シュートで同点。

 一転して押せ押せ。勝ち越し点をアシストし、だめ押し点を決めたのは、土居と同い年の柴崎。35分、野沢の動き出しを見逃さず浮き球を合わせた。布陣変更でボランチからトップ下に位置を上げると「より攻撃を意識できた」。42分、ゴール左に飛び出して左足を振り抜いた。

 連係に心を砕く分、ともすれば迫力を欠いていた土居と柴崎。2人に芽生えた積極性は、首位を争う横浜マを破ったことよりも大きな意味を持つ。土居に残った感触はこうだ。「貪欲(どんよく)な姿勢を次につなげたい。いや、つなげなければ」

 勢いを揺るぎない強さに。今季を終えた時、あれが分岐点だったと振り返れる90分間になるかもしれない。(中川文如)

鹿島:ベテランと若手 相乗効果
毎日新聞 2014年03月29日 22時35分(最終更新 03月29日 23時34分)


【横浜マ・鹿島】後半、勝ち越しゴールを決める鹿島・野沢=日産スタジアムで2014年3月29日、小出洋平撮影

 ○鹿島3-1横浜マ●(29日・日産スタジアム)

 世代交代の難しさに直面している横浜マに、鹿島がベテランと若手の融合の理想型を見せつけて圧倒した。

 0-1で迎えた後半9分。20歳伊東のパスを受けた21歳土居がドリブルで中央を突破。「1人抜ければと思っていたけど、気づいたら置き去りにできちゃった」と横浜マの中沢だけではなく栗原も抜き去り同点弾を決めれば、次は「気持ちはまだ若い」という32歳野沢が若手に負けじと、21歳柴崎の絶妙パスをボレーで逆転ゴールを突き刺す。最後は柴崎がダメを押した。

 鹿島の先発5人は20~23歳。3点目をアシストした途中出場のカイオは19歳。一方でリーグ3連覇に貢献し、三十路を超えてベテランとなった主将の小笠原、曽ケ端、野沢、本山も健在だ。

 若手が斎藤らに限られ、35歳中村らベテランに依存している横浜マとはあまりにも対照的。「ダメな時に(小笠原)満男さんに活を入れられたり、野沢さんら先輩に助けられている」と21歳の昌子(しょうじ)が言えば、野沢は「若い時はいろんな選手を見て学んできた。今、若手はライバル」と相乗効果が生まれている。

 ベテランから若手へ。強い鹿島の系譜は受け継がれている。「(ベテランは)偉大。ピッチに立って満男さんの背中から学ぶことがある。追いつきたい」と昌子。野沢は言う。「ベテランはまだまだ力を出せる。そして若手がいい刺激になってチームになっていく。それが鹿島です」【福田智沙】

J1鹿島、鮮やか逆転 首位キープ
J1第5節最終日(29日・日産スタジアムほか=8試合)鹿島は野沢のゴールなどで3-1で横浜Mに逆転勝ちし、首位を守った。通算成績は4勝1敗で勝ち点12。横浜Mは2連敗。

鹿島は前半42分に失点。1点を追う後半9分、土居の得点で同点とした。35分には途中出場の野沢が勝ち越しゴールを決め、42分に柴崎がダメを押した。

3連覇を狙う広島は徳島に3-1で快勝し、勝ち点10で3位に浮上した。徳島は開幕5連敗。

新潟と0-0で引き分けたC大阪は、広島と勝ち点で並んだが得失点差で2位をキープした。

鳥栖はG大阪を破り、勝ち点9で4位に上がった。

FC東京は清水を下し、今季初勝利。神戸は浦和を破った。柏-大宮、仙台-甲府は引き分けた。

鹿島が後半の猛反撃で3発逆転勝利
14/3/29 20:01

[3.29 J1第5節 横浜FM1-3鹿島 日産ス]

 J1は29日、第5節2日目を各地で行った。横浜F・マリノスはホームで鹿島アントラーズと対戦し、1-3で敗れた。


鹿島は逆転勝利で首位堅持


後半3発で鮮やかな逆転劇


MF柴崎岳は1ゴール1アシスト


絶妙なタイミングで相手の裏へ飛び出し、左足で流し込んだ


後半9分に同点ゴールを挙げたFW土居聖真


元日本代表の中澤と栗原を交わして右足で流し込んだ


MF野沢拓也は後方からの浮き球パスを右足で合わせた


途中出場で監督の起用に応えた


反射神経の良さがウリのGK曽ヶ端準


U-21日本代表候補に初招集されたDF伊東幸敏


DF青木剛はセットプレーからヘディングシュートを放った


開幕からフル出場を続けるDF昌子源


今季磐田から加入したDF山本脩斗。持ち味の運動量で好守に貢献


セットプレーから正確なボールを供給したMF小笠原満男


キャプテンとしてチームメイトを鼓舞


今季ここまで3得点を挙げているMF遠藤康


MF中村充孝は今季リーグ戦初先発となった


強引な突破でゴールに迫ったFWダヴィ


ボランチで守備力も高いMFルイス・アルベルト


千葉国際高から加入したMFカイオ。柴崎に絶妙なスルーパスを通した


土居が鮮やかな突破から同点ゴール!
14/3/29 22:27

[3.29 J1第5節 横浜FM1-3鹿島 日産ス]

 J1は29日、第5節2日目を各地で行った。首位の鹿島アントラーズは敵地で横浜F・マリノスと対戦し、3-1で逆転勝利をおさめた。


笑みがこぼれるFW土居聖真


開幕戦から先発出場を続ける


伊東からパスを受け、ドリブル開始


中澤と栗原を軽やかなステップで抜き去る


左足を振り抜く土居


倒れ込みながらもゴールに流し込んだ


ダヴィに抱き付く土居


チームメイトも同点ゴールを喜ぶ


今季2点目が貴重な同点ゴール


同期の柴崎も土居のゴールを喜んだ


同点ゴールを挙げたが、シュートは1本に終わった



後半39分までプレーした


聖真の同点弾、野沢の芸術的逆転弾も素晴らしいが、ここは1G1Aの岳に多くの紙面が割かれておる。
6月のW杯に向けて代表選出への期待が高まったと報じられておる。
代表については楽しみであるが、鹿島にて実績を積み上げてこそ。
これからも岳のプレイを楽しみにしていきたい。
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野沢のゴール、ノミネート

2014年03月30日 | Weblog
J1リーグ戦第5節ノミネートゴール決定のお知らせ
2014年3月29日(土)

 J1リーグ戦第5節のノミネートゴールが決定しましたのでお知らせいたします。

J1リーグ戦
豊田 陽平(鳥栖) 3月29日 対 G大阪戦 得点時間:72
野沢 拓也(鹿島) 3月29日 対 横浜FM戦 得点時間:80
野津田 岳人(広島) 3月29日 対 徳島戦 得点時間:66
※ノミネートゴールの映像はスカパー!のホームページ(http://soccer.skyperfectv.co.jp/static/award)で近日公開されます。


第5節のノミネートゴールに選出された野沢のゴールである。
あれほどの芸術的シュートは歴史に刻む必要があろう。
ゴールマウスに決めるのは野沢の技術があってこそ。
まさに天才。
素晴らしいゴールを目の当たりに出来たことを幸せに思う。
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Fマリノス戦コメント

2014年03月29日 | Weblog
2014Jリーグ ディビジョン1 第5節




鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・(記者に対して)勝ったので、ましては逆転なので、大喜びしている。何でも聞いてください。

・僕にとっては、横浜FMとの対戦はダービーに値する試合ではないかなと思う。特に、彼らが抱えている選手個人の能力は高いし、昨シーズンのパフォーマンスを見れば、非常にタフな、厳しい試合になるだろうと思っていた。非常に見応えのある、ダービーのような形になるのではないかと。対戦相手には、試合中にいろいろなポジションチェンジをできる、高い能力を持った選手がいる。セットプレーの質と精度は非常に高いものを持っている。彼(中村選手)と10人、質の高い選手が共に戦っている。

・立ち上がりの15分、20分の中で、我々が慌てずに3本、4本のパス交換をしたところで、必ず相手のゴール前までたどり着ける、あるいは危険な状況を作ることができていた。そこから、どのような理由かわからないが、自陣深くにチーム全体が下がってしまって、クリアしたボールのセカンドボールを拾えなくなって、彼らのリズムになっていった。その状況を自分たちから作り出してしまった。

・サッカーというのは面白いもの。試合に臨むにあたってリハーサルをするが、セットプレーの守備の部分で、すばらしい中村選手というプレースキッカーがいるので、質は違うとはいえ、イメージを体で覚えるために48本くらい(練習を)やった。そういった練習に取り組んで、この試合に向かっていった。ハーフタイムで最も強く感じたことは、自分たちから試合を放棄しているということ。サッカーをする、自分たちの能力を一生懸命、積極的に出す、という姿勢が低下しているということ。僕が言ったのは、運動量には文句がないが、ボールを持った時に積極的にやるということ。自分たちのサッカーをしっかりやるという部分を要求した。そして(後半は)チームの姿勢が変わった。

・長いシーズンの中で、90分間を戦ううえで、積極性は非常に重要。時にはリスクを負わないといけない。例えば、ドリブルはリスクを負うものだが、失敗を恐れてネガティブな考えになってしまったら、何も生まれない。トライすることに関しては問題ないという考えを持っている。長いシーズンの中で、怖がったり、消極的になってはいけない。

・前半は自分たちのサッカーをしていなかった。それは認めるし、後半はアントラーズがしっかりとサッカーをやったということを、記者の皆さんも言えるのではないかと思う。ディフェンス陣に対しては、セットプレーでのタイトなマークを要求した。前半は、センターバックがボールを持てる状況になっていたところで、慌ててしまったり、急いでしまったり、ボールを受けないようなポジショニングを取っていたので、それだけは改善してほしい、許せないと言った。(後半は)選手たちが一生懸命やったというところが、感じ取れたのではないかと思う。

・あとは、停滞したところでスピードアップをしたいというところもあった。最初の交代は、遠藤選手がイエローカードをもらったということもあり、相手の左サイドバックがかなり攻撃的に出ていったので、そこを抑えると同時に、その背後にスペースができるので、野沢選手を入れて、そこで起点を作ろうと。当然ながら、野沢選手の能力、視野の広さ、技術、サッカーの質やセンスというものを発揮してほしいという部分があった。ただ、野沢選手がもっと理解しなければいけないのは、昔は彼1人が攻撃だけに専念していても、問題はなかった。その分、他の選手がカバーできていた。今のアントラーズは、全員がチームのために走り続けなければいけない。守備をしなければいけない。自分の最大の能力を発揮するためには、守備をおろそかにすると、残りの10人に負担がかかる。体力、筋力を身につけて、長い時間、あの高い能力を発揮してもらえればと思う。

・あとは反対側の左サイドハーフにカイオ選手を入れて、非常に良い試合への入り方をした。イエローカードが相手の右サイドバックの選手に出ていたあったので、何らかの形で仕掛けることを願っていたし、守から攻への切り替えの時にスピードを活かせればという狙いがあった。ビルドアップ、ボール保持をした時に、技術の高い野沢選手とスピードのあるカイオ選手を入れて、前の方でボールを収めたいと思っていた。また、柴崎選手を(1列前に)入れた。彼は非常に状態が良いので、うまく活用する方法を考えて、やっていた。彼は能力とセンスが非常に高い。テンポが遅いという一般的な見方もあるが、彼にしかない間がある。早くする、ワンタッチ、ツータッチ、ターンを入れる、といった彼独特の間があって、言葉では表現しにくいが。攻撃の時に前線でタメを作るという表現をするが、彼の場合は中盤のところでも、あるいは1.5列目のところでもタメを作って、FWが動き直したりとか、飛び出したりといったタイミングを作ってくれる。非常に良かったと思う。

・小笠原選手は、毎回彼のプレーを見るのが楽しくなってくるくらいのすばらしい試合を見せてくれた。チーム全体として、1点ビハインドの状況から、同点に追いつき、逆転できたことは、率直に言ってうれしい。選手たちを称えたい。

・チームとしても非常に良かったが、前半で(横浜FMの)中村選手がボールに20回触れたとしたら、後半はその頻度が減ったので、多少そういった部分、相手が前半で飛ばした部分が後半に負担になって、我々のやり方がうまくいったというところもある。ただ、中村選手の視野の広さ、能力の高さは非常に、非常に高いものであって、今後も日本サッカーにいろいろな意味で貢献できる選手だと思う。絶賛したい。

・ピッチの中に入ったら、若いから叱らなければいけない、若いからベテランには言ってはいけない、というようなことはスポーツの世界には存在しない。全員がアントラーズの代表としてピッチに立っている以上、クラブが掲げる目的があり、チームも各試合で目的と戦法がある。任務を果たすために、全員がやらなければいけない。選手が若いかベテランどうかで、やることに線引きがされてはいけないと思う。この人をリーダーにしようと思って育てようとしても、それはできない。選手の人間として成長、成熟度の中でできるようになる。もう少し時間がかかると思うが、11人がリーダーシップを取れる選手になってくれればという思いでいる。昨シーズンに比べると平均年齢がかなり下がった。ベテランの経験やリーダーシップがかなり重要な時期にある。もし梅鉢選手と植田選手を入れたら、おそらく平均年齢が20歳か21歳くらいになる。そうなると、なおさらリーダーシップが必要になってくる。チームが最も強くなるのは、フロントや監督、スタッフが厳しい要求をする時ではなく、選手同士で言い合える仲、良い意味での敬意を持ったうえでの言い合いができるようになった
時。それができない時は、まだ未熟だということ。文句を言えば良いのではなく、建設的な言い方ができれば良いので、それができればという思いで、日々取り組んでいる。

・皆さんも選手と接することがあると思うが、高校生や大学生がプロに入ってきたら、彼らはずっと話さないと思う。ジェスチャーで話さなければいけないのか、と思うくらいに。去年からそうだが、若手のロッカーでシャワーを浴びたりしている。我々は緊迫した状況の中でやらなければいけない。時にはリラックスすることも大事。彼らが少しでも慣れる環境を作るために、片言の日本語も織り交ぜながら、僕や周りとコミュニケーションを取れるように、そんな環境作りをしている。時には、僕の一方的な冗談もあるが、彼らが笑顔で、気楽に練習に取り組めるような環境を作っている。





【土居 聖真】
常に試合が終わった後、自分に何が足りなかったのかを考えている。最近はバックパスやショートパスばかりで、良さが出ていなかった。今日は前を向いたらドリブルで仕掛けようと単純なプレーをしたのが良かったと思う。(ゴールシーンは)一人抜ければ良いと思ったが、ワンタッチで良いところに置けたので、2人を置き去りに出来た。打つ瞬間、GKは見えていた。

【野沢 拓也】
彼(柴崎選手)が持っているものを皆さんも知っていると思う。良く見ていたと思う。シュートは、イメージ通り。中澤選手の後ろはGKしかいなかった。フリーだったので、決めるだけの普通のシュート。負けている状態で入ったので、勝ちに行くと言われて入った。攻撃的な選手なので、チームを活性化しようと思っていた。

【柴崎 岳】
(アシストの場面は)ロングシュートを狙おうと思ったが、タイミングが合わなかったのと望みが薄いと感じたのでやめた。タクさんが抜けだしているのが見えていたので、そこにパスを出した。彼らしいゴールだったと思う。(ゴールは)中澤さんの右に抜けようと思ったが、相手の間に抜けた方がオフサイドになりぬくいと思った。そこにカイオが上手くボールを出してくれた。コースは肌で感じたプレーで、頭で考えてはいなかった。ボランチでも抜け出すプレーはしているが、トップ下になってやりやすくなった。

2014年03月29日(土)

本日行われたJ1第5節横浜FM戦は3-1で勝利しました。

【J1:第5節 横浜FM vs 鹿島】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(14.03.29)
3月29日(土) 2014 J1リーグ戦 第5節
横浜FM 1 - 3 鹿島 (14:04/日産ス/27,764人)
得点者:42' 栗原勇蔵(横浜FM)、54' 土居聖真(鹿島)、80' 野沢拓也(鹿島)、87' 柴崎岳(鹿島)
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
「今日は、ちょっとまだ興奮しています。相手チームがいるにもかかわらず、喜びすぎてしまい、失礼しました。
今日は逆転勝ちなので大喜びしていますから、何を聞いても大丈夫ですよ(笑)。
F・マリノスさんとの試合は、ダービーに値すると考えています。彼らが持っている個人の能力も高いものですし、また昨年度の成績、パフォーマンスを見れば、タフな、厳しいゲーム、そして見ごたえのあるダービーのような試合になると思っていました。
F・マリノスには、試合の中でいろいろなポジションをこなせる選手が何人もいます、そしてセットプレーの質や精度も非常に高い。
立ち上がりの15分、20分の中で、我々が慌てずに3本4本のパス交換から相手のゴール前まで持ち込むこと、あるいは相手にとって危険な状況をつくり出すことができていました。
そこから、どういう理由か分からないのですが、自陣深くにライン、チーム全体が下がってしまいました。そこからディフェンスがクリアしたボールのセカンドボールが拾えなくなってしまい、徐々に相手のリズムになってしまいました。つまり、そういう状況を自分たちからつくりだしてしまったようです。
この試合をするにあたり、相手には中村という素晴らしいプレースキッカーがいるので、我々はセットプレーの守備のシーンを、かなり多くの時間を割いてやってきました。それにもかかわらず、中村選手のセットプレーから失点してしまったのは、サッカーの難しさというものかもしれません。

ハーフタイムで、自分たちの能力を積極的に出す姿勢が見られないと言いました。選手たちには、走る・運動量という部分については問題ない。ただボールを持った時に思い切ってやる、積極的にやるということだけはしっかりやってほしいと要求しました。すると後半、チーム全体の姿勢が変わりました。
最初の交代は、遠藤がカードを1枚もらっていたことと、相手の左サイドバックがかなり攻撃的に出て来たので、そこを抑えると同時に、彼の背後のスペースを使うという狙いでした。
また逆サイドにカイオを入れました。彼は非常に良い入り方をしたと思う。相手の13番(小林)にカードが出ていたので、そこを何らかの形で突きたかったし、守から攻に移った時にスピードを生かす狙いもありました。
チーム全体として、ビハインドの状況から同点に追いついて、逆転をすることができたということは、率直に言って嬉しいし、選手たちを称えたいと思う」

Q:今のアントラーズにおいて、リーダーシップを取れる選手は誰でしょうか?小笠原選手は、どうでしょうか?
「彼は、もともと、そういうリーダーシップは持っている選手です。ただ一つ問題があるとすれば、若い選手に対してはしっかりと叱咤激励はするのだが、同期やベテランに対しては遠慮しているように映る。ピッチの中に入ったら若いからベテランに言ってはいけないというのは、存在してはならない。全員がアントラーズを代表してピッチに立つ以上、クラブが掲げる目的・目標があり、チームも各試合で目的と成功があり、それを達成するために、任務を果たすために、全員が走って戦い、やらなくてはならないプレーをしなくてはならない。選手が若いかベテランかの線引きをしてはいけない」

以上

【J1:第5節 横浜FM vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(14.03.29)
●柴崎 岳選手(鹿島):
「アシストのシーンは、ロングシュートを打とうかなと思っていたんですけど、ちょっとタイミングが合わなかったし、打っても望みが薄いなと思った。判断を変えてやめた時に、(野沢)拓さんが上手く走っていたので、あとは走るコースにパスを出すだけでした。まあ、ゴールがあってのアシストなので、彼らしいゴールを決めてくれたのが一番嬉しい。僕も感謝したいです。ゴロでボールを出したら、中澤さんも(コース)を読んでいる可能性があったので、ちょうど、読まれていても通るボールというか、足の出しづらいところに出そうかなと思いました。試合中、必ずどこかに穴が開いてくると思っていた。相手の集中力が切れたところを、上手くパスを通すことができました。それが大きかったです。自分の得点場面は、カイオが上手く出してくれた。自分は、あんまり考えずに動けていました。(走る)コースを肌で感じながら走れたというか、あまり頭で考えていなかったというのはありますね」

●カイオ選手(鹿島):
「初アシストはすごいうれしかったですね(笑)。あそこにパスを出したら絶対に決めてくれると思っていました。(柴崎選手は)うまいから。あそこはちょっと狭かったので、パスを出した方がいいかなと思いました。でも、本当は打ちたかったです(苦笑)」

●小笠原満男選手(鹿島):
「点数がいっぱい入ればいいわけではない。勘違いしてはいけないし、僕らはチャンピオンでも何でもないので。やるべきことをしっかりやっていかないといけない。俺らがよかったわけではない。相手がバランスを崩しただけ。しっかり整ったところを崩したわけではない」

●野沢拓也選手(鹿島):
「(ゴールについては?)フリーだったので…。中澤選手の後ろはキーパーしかいなかったので、そこを上手く突けたかなという感じでしたけど。負けている状況で出場したので、本当に勝ちにいくと言われていたし、もうそれだけを考えていました」

[ J1:第5節 横浜FM vs 鹿島 ]

リードを許した鹿島は54分、鋭いパス交換から土居聖真(写真奥/#28)がワンタッチで横浜FM守備陣を抜き去り豪快に同点ゴールを蹴り込んだ。写真は、会心のゴールに喜び雄叫びをあげダヴィに抱き着く土居聖真。

[ J1:第5節 横浜FM vs 鹿島 ]

同点のまま迎えた80分、鹿島は相手ゴール前での攻防から、こぼれたボールを柴崎岳が披露と、フワリと浮かしたパスに反応した野沢拓也(写真/#35)が、後ろから来たボールをダイレクトボレーで合わせ逆転ゴールを奪った。

[ J1:第5節 横浜FM vs 鹿島 ]

鹿島は87分、柴崎岳のゴールが決まり横浜FMを突き放した。写真はゴールを決め喜ぶ柴崎。


鮮やか3発で首位堅持、鹿島が横浜FMから逆転勝利
14/3/29 16:04

[3.29 J1第5節 横浜FM1-3鹿島 日産]



 J1第5節が29日に行われ、日産スタジアムでは3位横浜F・マリノスが首位鹿島アントラーズをホームに迎えた。試合は前半終了間際の42分にDF栗原勇蔵の得点で先制を許した鹿島が、後半に入ると猛反撃を見せる。FW土居聖真、MF野沢拓也、MF柴崎岳が次々とゴールネットを揺らし、鮮やかな逆転勝利を飾った。

 ともに負傷者の影響で前節からメンバーを1人入れ替えて、上位対決に挑んだ。ホームの横浜FMはMF齋藤学に代えてMF藤本淳吾がスタメンに名を連ね、アウェーの鹿島はFW豊川雄太に代わってMF中村充孝が今季初先発を飾った。横浜FMはACLメルボルン・ビクトリー戦、前節甲府戦、鹿島はナビスコカップF東京戦、前節C大阪戦とともに公式戦連敗を喫しており、復調のためにも勝ち点3がほしい試合となった。

 前半開始直後の1分にMF中町公祐がいきなりファーストシュートを放つことになったが、その後は中盤でのせめぎ合いが続く展開に。横浜FMはDFラインを高い位置に設定して鹿島からボール奪取を狙いに行く。精力的な動きを見せていた中町がボールを強奪する場面もあったが、チャンスを創出するには至らない。足下でつなぐだけでなく、DFラインの裏を狙ったロングボールを放り込むがほとんどの場面で鹿島のオフサイドトラップにかかってしまった。

 対する鹿島は守備ブロックを作り、ブロック内に入ってくる相手をきっちりとつぶす。ボランチのMF小笠原満男や柴崎の寄せは素早く、横浜FMの選手に簡単には前を向かせなかった。攻撃に移ると縦に速く、特に土居の滑らかなドリブルは相手の脅威となり、何度かボールを敵陣深くまで持ち込むことに成功している。

 だが、お互いに前半の決定機は少なかった。前半19分、DF小林祐三のグラウンダーのクロスに走り込んだMF藤本淳吾のシュートは枠を捉えず、同34分にFWダヴィがミドルレンジから狙ったシュートはDFのブロックに遭ったように、ともに相手GKを脅かすような場面を作り出せない。しかし、スコアが動かないまま前半終了を迎えようかという前半42分、横浜FMがセットプレーから先制点を奪う。MF中村俊輔の左CKを栗原が完璧なタイミングで合わせて、ゴールネットを揺らした。

 しかし、追い付きたい鹿島が後半開始早々に同点ゴールを奪う。後半9分、GK曽ヶ端準からボールを受けたDF青木剛が柴崎に預けると、そこからMF遠藤康、DF伊東幸敏がダイレクトでつなぎ、最後は軽やかなステップでDF中澤佑二と栗原をかわした土居が落ち着いて流し込んだ。曽ヶ端からのボールを横浜FMに触れさせることなく、鮮やかな連係で奪ったファインゴールとなった。

 攻勢を強めたい鹿島は直後の後半12分にMF遠藤康がミドルレンジからシュートを放つも枠を捉えず。さらにトニーニョ・セレーゾ監督が動く。同14分に遠藤に代えてMF野沢拓也、同25分にはMF中村充孝に代えてFWカイオを投入して逆転ゴールを狙いに行く。対する横浜FMも同32分にMF佐藤優平を投入して、どうにかしてホームで勝ち点3を獲得しようと試みる。

 すると、後半35分に鹿島が逆転に成功する。途中出場したカイオが縦への推進力を生んでゴール前に持ち込むと、そのこぼれ球を柴崎がループパスで最終ラインの裏へ送る。反応したのは途中出場した野沢。中澤の裏に素早く走り込むと、ダイレクトで右足で合わせて豪快に叩き込んだ。勢いに乗る鹿島はその後も横浜FMゴールを強襲し続け、同41分にはカイオのスルーパスから抜け出した柴崎が冷静に流しんでダメ押しゴールを奪った。

 最後まで勝利をあきらめない横浜FMに終盤は押し込まれる時間帯が続いたが、得点を許さずに逃げ切った。公式戦の連敗を2で止めた鹿島はリーグ戦首位をキープ。逆に横浜FMは開幕3連勝を飾りながらも、リーグ戦2連敗を喫してしまった。

(取材・文 折戸岳彦)

実力者を置き去りにした鹿島FW土居「自分が点を取れば勝てる」
14/3/29 18:42

[3.29 J1第5節 横浜FM1-3鹿島 日産]



 日本を代表する2人のCBを一瞬で抜き去った。貴重な同点ゴールを奪った鹿島アントラーズのFW土居聖真はボールを受ける直前、いや試合前から『仕掛ける』ことを意識していた。

「僕は常に試合が終わった後に自分に何が足りなかったかを考えます。ここ最近はバックパスやショートパスばかりでボールを大事にしようとし過ぎて、自分の良さが出ていないんじゃないかと考えていました」とこれまでの試合から見えた自身の課題を語ると、「だからこそ、前を向いてドリブルを仕掛けようという気持ちで試合に入りました」とこの一戦で自分の良さを出そうと決めていた。

 前半から滑らかながらもキレのあるドリブルで見せ場を作った。短い距離だけでなく、長い距離のドリブルで敵陣深くまでボールを運ぶなど、積極的な仕掛けで突破口を開こうとしていた。横浜FMに1点を先行されて迎えた後半9分、その姿勢が結果に結び付く。

 最後方のGK曽ヶ端準からテンポ良くつながれたパスは右SBのDF伊東幸敏へと渡る。そして、伊東の鋭い縦パスに反応したのが土居だった。眼前にはDF中澤佑二、左にはDF栗原勇蔵と日本を代表するDFに行く手を阻まれそうになるが、軽やかなボールタッチで2人を置き去りにすると、GKとの1対1を制して落ち着いて同点ゴールを流し込んだ。

「名前も実力も知られている2人(中澤と栗原)が相手だったので、もちろんリスペクトはしていますが、あまりビビり過ぎてもいけないと思っていました。チャレンジ精神を持ってぶつかろうと思った」と語ったように、物怖じしない姿勢がゴールへを生み出した。自身の今季2点目には「打つ瞬間にゴールが見れたので意外と冷静だったのかな」と振り返ったが、この得点が鹿島攻撃陣の導火線に火を付けて、逆転勝利へと導いたのは間違いない。

 昨季終盤に先発に定着したプロ4年目の21歳は、今季開幕から全試合先発出場を続けている。そして、今日のゴールがさらに自信となりそうだと話した。「僕のは同点ゴールでその後に勝ち越しゴールを取ってくれたから逆転できましたが、自分が点を取れば勝てるんだという意識にもつながってくると思う。これをきっかけにもっとゴールを奪いたい」とさらなる爆発を誓った。

(取材・文 折戸岳彦)

全得点に絡む活躍を見せた鹿島MF柴崎「未来の良い材料になる」
14/3/29 19:57

[3.29 J1第5節 横浜FM1-3鹿島 日産]



 全得点に絡む活躍を見せた21歳は充実の表情を見せていた。鹿島アントラーズのMF柴崎岳はボランチの位置で攻撃を巧みに操り2得点を演出すると、試合終盤にはトップ下にポジションを上げてダメ押しゴールを叩き込んだ。逆転勝利へと導いた立役者は「いつも以上にしゃべり過ぎたかな」と笑いながら、ミックスゾーン(取材エリア)を後にした。

 1点を先行された鹿島は流麗なパスワークで同点に追い付く。そして、その攻撃のスイッチを入れたのが柴崎だった。DF青木剛からパスを呼び込むと、瞬時にその視線を前へ向ける。「横、横の展開となっていたので縦を意識した。相手守備にもどこかで必ず穴が開いてくると思っていたのでパスが通せて良かった」と振り返る鋭い縦パスはMF遠藤康へと渡り、最後はFW土居聖真が流し込んだ。同期の土居のゴールに柴崎は「うれしかったし、チームが前に行く勇気を与えてくれた」と語った。

 すると、後半35分には自らの右足でMF野沢拓也の得点をアシストする。MFカイオのPA内での仕掛けは相手DFに阻まれるも、そのこぼれ球が柴崎の足下へと向かってくる。ミドルシュートという選択肢もあったが、鮮やかなループパスを野沢へと通した。「自分が打つにはタイミングが合わなかったし、野沢さんの動き出しが見えたので判断を変えた。ゴロだと相手に読まれる可能性があったので浮き球で通した」。野沢がダイレクトで叩き込み、アシストを記録したが、「ゴールがあってこその結果です。難しいボールだったけど野沢さんらしいゴールを決めてくれたのが一番うれしい」と、チームメイトへの賛辞を惜しまなかった。

 そして、ダメ押し点は柴崎の左足から生まれる。後半42分、カイオが前を向いてボールを受けると、トップ下へとポジションを移していた背番号20は前線へと走り出す。「中澤選手の右側に抜けようと思ったけど空いてなかったので、DF2人の間を抜けようとした」と絶妙な動き出しでボールを受けると、「あまり頭で考えていなかった。コースを肌で感じられた」と左足で落ち着いてゴールに流し込んだ。

 リードを許す苦しい展開となったが「追加点を与えなけらばチャンスはあると思っていた。1点取られても焦らずにできた」と冷静に試合を運べたと振り返っている。さらに今季、若手が結果を出し続けている現状を、「シーズンは始まったばかりだし、チームとして成長できる見込みがある。今年だけでなく鹿島が強くあり続ける、未来の良い材料になっていくと思う」と語ったように、若手の成長こそがチームに明るい未来をもたらすことを信じている。

(取材・文 折戸岳彦)

勝利を手繰り寄せる圧巻の一撃、鹿島MF野沢「若いっていいな」
14/3/29 20:48

[3.29 J1第5節 横浜FM1-3鹿島 日産]



 ベテランの右足がチームを勝利へと導いた。前半に横浜FMに先制を許した鹿島アントラーズは後半9分に同点に追い付くと、さらに攻勢を強めようとMF野沢拓也を同14分にピッチへと送り出す。トニーニョ・セレーゾ監督の期待を背負った32歳は、最高の結果でその期待に応えた。

 後半35分、MF柴崎岳が予想外のループパスを横浜FMのDFラインの裏へと通す。しかし、野沢は柴崎がボールを持った瞬間にゴールへ向かって走り出していた。「彼(柴崎)が持っている能力は誰しもが知っているとおりだと思う。普通ならシュートを打つ場面だったと思ったけど、よく見ててくれたなと思います」。柴崎からのパスを右足でダイレクトで合わせ、豪快な同点ゴールを叩き込んだ。「シュートはイメージ通りでしたよ。でもフリーだったので決めるだけでした。僕の前にはGKしかいなかったので」と柴崎のパスがあったからこそのゴールだと強調した。

 野沢はここまでの4試合で2試合に出場しているが、わずか19分間の出場にとどまっていた。コンディション調整の難しさもあるのではないかと思われるが、「ベテランなんで」と一笑した。たとえ先発で出場できなくても「(先発で出る)11人がすべてではありません。セレーゾが言うようにベンチの選手も、今日ここに来れなかった選手も全員が力を合わせて勝つのが大事。今は本当にチームが一丸になれている」とチームの結束力の高さを語っている。

 出場機会を増やす若手に対しても「良い刺激になります。僕も若いときはいろんな選手を見ていたし、鹿島には良いお手本がたくさんいるので成長してほしい。そうやってチームができると思うし、それが鹿島だと思う」とライバルの成長を歓迎している。「若いっていいな」と冗談めかして話した32歳は、「メディアの皆さんは僕のことをベテランだって騒いでいますが、気持ちはまだまだ若いですよ」と笑った。

(取材・文 折戸岳彦)

注目の上位対決は鹿島が制し、首位堅持


1点ビハインドで後半を迎えた首位鹿島は、攻勢を強めて3得点を奪い、3-1の逆転勝利で3位の横浜FMを撃破。勝点を12に伸ばして首位の座を堅持した。写真奥は54分に同点ゴールを決めたFW土居 聖真選手。


「常に試合が終わった後に自分に何が足りなかったかを考えます」と口にする聖真である。
この向上心が同点ゴールを産み、逆転へと繋がっていったと言えよう。
トップ下という攻撃に於いて非常に重要なポジションを担っており、結果を出した。
これは非常に嬉しいこと。
鹿島が躍進するには聖真が更にスケールアップしていくことが必要であろう。
向上心を持ち続け、成長する聖真に鹿島の未来を託したい。
期待しておる。
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シャルケ・篤人、まずはシャルケで復帰して貢献したい

2014年03月29日 | Weblog
リハビリ中の内田:「早く治して復帰したい」
14/3/29 17:59

目標は今シーズン中の復帰



 シャルケは28日、ブンデスリーガ第28節のヘルタ・ベルリン戦にホームで2-0の勝利を収め、暫定ながら2位に浮上した。負傷のため欠場中のDF内田篤人はこの試合を観戦し、「早くケガを治して復帰したい」と現在の心境を語った。

 バイエルンの史上最速での優勝が決まったブンデスリーガだが、チャンピオンズリーグ出場権をめぐる争いはまだ残っている。ヘルタをホームに迎えたシャルケは16分に幸先よく先制すると、後半立ち上がりの46分にはFWクラース・ヤン・フンテラールがシャルケでの通算90点目のゴールを記録。2-0の快勝で暫定2位に浮上した。

 2月9日のハノーファー戦で右ももの筋肉を負傷して以来離脱中の内田は、スタジアムでこの試合を観戦。本拠地について「ここはいつも雰囲気が良いね。(サポーターの)反応がちゃんと返ってくる」と試合を楽しんだようだ。

 現在の状況については「リハビリをトレーナーと一緒にやる感じ」と話し、復帰時期はまだ明確にできない様子。「日本とも連絡を取りながらやっている」と、信頼を置く日本のドクターからも助言を受けつつ念入りにリハビリを行っていることをうかがわせた。

 焦りはないものの、「やはり今シーズンというか、なるべく早くケガは治して復帰したい」と早期復帰への思いも。「シャルケでリハビリしている。シャルケがOKしてくれたから日本にも帰れた」とチームに感謝を示し、ブラジル・ワールドカップ出場よりも、まずはシャルケで復帰して貢献したいという目標を語った。


「早くケガを治して復帰したい」と心境を吐露したシャルケの篤人である。
復帰時期が明確に出来ず辛い思いをしておる模様。
ここは焦らずじっくり治癒に集中するところ。
篤人の姿を見たいのは本人も含めて多くの者の希望であろう。
完全状態で躍動する篤人を待っておる。

Jリーグ 第5節 横浜Fマリノス戦

2014年03月29日 | Weblog


采配ズバリで怪しいジャッジに打ち勝った。

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