鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

ユダ、コーチ就任

2008年05月31日 | Weblog

オシム前監督復帰後初、6・7サッカー教室開催
 日本代表イビチャ・オシム前監督(67)が脳梗塞(こうそく)から復帰後、初めてサッカー教室を行うことが30日、分かった。欧州選手権(6月、スイス・オーストリア共催)を記念して、6月7日に横浜市内のドイツ人学校で子ども向けに指導を行う。驚異的な回復を改めてアピールすることになりそうだ。スイスのバーゼルから鹿島に復帰する中田浩二(28)もコーチとして参加予定。
(2008年5月31日06時01分  スポーツ報知)

休暇明けのチームに合流するかと思いきや、横浜でコーチをするとのこと。
所属クラブもはっきりせぬ故、よほどの暇人なのであろう。
いずれ鹿島でジュニアのコーチを目指すつもりなのであろうか。
確かにユダはファンサービスに熱心で、女子供に受けが良い。
更に幼い子供であれば、この男が行った悪事も知らぬであろう。
しかし我等は決して忘れることは無い。
許すかどうかは別儀としても、裏切りを記憶から消し去ることはないのである。
彼が鹿島と契約し、合流したとすると、チームの一員として応援することとなろう。
そこで献身的且つチームの勝利へ多大な貢献を継続的してこそ彼を認めることなるのである。
決して奢る無かれ。
我等の飢えを満たすピースとして期待しておる。
そして禊ぎをせよ。
そこから先がスタートである。


篤人完治

2008年05月30日 | Weblog

内田、練習合流!オマーン戦OK
 6月2日のW杯アジア3次予選オマーン戦(日産ス)へ練習を再開した岡田ジャパン。腰痛で別メニュー調整が続いていたDF内田篤人(20)=鹿島=が29日、全体練習に合流した。28日に都内の病院で精密検査を受け、4月9日に負った第3腰椎(ようつい)横突起骨折が完治したことを確認。鹿島チームドクターからもオマーン戦出場のゴーサインを受け、内田も戦闘モードに突入した。

 検査では腰周辺の筋肉に多少の異常が見られるものの、折れた骨が完全にくっついていることが確認された。ボール回しでは岡田監督に「(パスを)出しっぱなしはダメだろ。出したら走れ」と怒声を浴びる場面もあったが、「腰はもう大丈夫。怖さもない。あとはぶつかるプレーにびびるか、びびらないか、精神面だけ」と復帰を見据えていた。
(2008年5月30日06時01分  スポーツ報知)

篤人の負傷が完治したとのこと。
これは朗報である。
リハビリとしてオマーン戦に出してくれそうなことも嬉しい。
試合の勝敗はどうでも良いので、試合勘を取り戻し6月25日の大分戦へ照準を合わせるところであろう。


澤昌克に正式オファーとの噂

2008年05月29日 | Weblog
鹿島「ペルーの宝」澤に正式オファー
 鹿島が今夏の獲得を目指すペルー1部・シエンシアーノFW澤昌克(25)に、獲得の正式オファーを出したことが28日、分かった。クラブ幹部によれば、すでに条件面のすり合わせを含めた下交渉を開始。同じくオファーを出している柏との獲得合戦を制するため、年俸提示で2度の上積みも行ったという。獲得交渉は最終局面を迎えており、あとは澤の決断を待つばかりだ。ただ、澤は茨城県出身で幼少時代からの鹿島ファン。柏より先に、今季開幕前にもオファーを出した鹿島を選ぶ可能性は高い。6月上旬にも「ペルーの宝」と呼ばれるストライカーの鹿島移籍が決まる可能性が出てきた。
(2008年5月29日06時01分  スポーツ報知)

報知が熱烈に報じてくる澤情報である。
クラブ幹部からのリークにより記事を起こしておる模様。
4月30日に報じられたように柏もオファーを出しておるようで、日本に来るならばこの二つのクラブに限られておるのであろう。
footballista誌によればドイツからもオファーがあるようなので、日本に来る選択をする前にヨーロッパへ行く可能性もある。
どの選択をするにせよ、すべては澤の決断である。
個人的には若きFWの手本となる経験を持つ人間として澤昌克には入団して欲しい。
ヨーロッパからオファーが来るほどのFWであれば当然である。
とはいえ、ドイツという魅惑の地が彼を誘うやも知れぬ。
選手とはより高いところでプレイしたいと望むもの。
日本であれば鹿島以上の地は見あたらぬが、欧州CLの可能性は捨てがたいであろう。
しかし、ヨーロッパとは名ばかりのチームへ移籍するのであれば、我等も黙ってはおれぬ。
しかしながら、その決断をしたとしたら、彼はそこまでの選手であろう。
我等はアジアを征圧し、その欧州チャンピオンを撃破すべく力を蓄えておるところ。
澤が戦力として加わればそれもまた重畳。
来なければ、またそれが我等の道なのである。

内田篤人W杯アジア3次予選メンバー入り

2008年05月28日 | Weblog

日本代表メンバーに内田選手が選出
本日、2010 FIFAワールドカップ 南アフリカ アジア3次予選 日本代表メンバーが発表されました。
鹿島アントラーズからは、内田篤人選手が選出されました。
■日程
6月 2日(月)19:20 vsオマーン(日産ス)
6月 7日(土)17:15 vsオマーン(オマーン)
6月14日(土)17:20 vsタイ(タイ)

5月26日に報じられておったように内田篤人の代表選出が発表された。
特に驚くべきこともなく、現実を認めるしか無かろう。
日本代表は4バックに戻したため篤人のポジションもあろうかと思われる。
また、先日のキリンカップで右SBを試された駒野・阿部が揃いも揃って結果を残さなかったため、篤人がやらねばならぬところもあろう。
仕方のないところである。
オマーン、タイという相手を考慮すれば誰が出ても大丈夫なところではあるが、代表の人気回復のカンフル剤として指名されてしまった以上、どうすることも出来ぬ。
怪我を早く治して戻ってくることだけを望む。


辞退の願い虚しく

2008年05月26日 | Weblog

感激!ウッチーって呼ばれちゃった

中村(右)とリフティング練習する内田
Photo By スポニチ

 日本代表DF内田が25日から練習に部分合流し、練習試合の間は別メニューの中村の相手を務めた。偉大な先輩との初対面とあって「緊張した」というものの、中村から「ウッチー」と呼ばれると「オレのことを知っていてくれた」と感激。この日は満足な会話はできなかったそうで「スコットランドの若い選手と自分たちはどこが違うのかを聞いてみたい」と話していた。
[ 2008年05月26日 ]

DF内田、W杯3次予選当確1号

明るい表情でリフティングする内田
 DF内田篤人(20)=鹿島=が、日本代表・岡田武史監督(51)から6月のW杯アジア3次予選メンバー入りを言い渡されていることが25日、分かった。腰痛で24日のコートジボワール戦に続きパラグアイ戦も欠場する見込みだが、異例の早い時期に選出確定を伝えられた。

 4月に第3腰椎(ようつい)横突起を骨折。すでに所属先の鹿島で強行復帰しているが、試合出場後は数日間動けなくなる状態が続く。だが、サイドバックは駒不足で、岡田監督が頭を痛めているポジションだけに、その能力と完治が見込まれた。

 ウオーミングアップのみ全体練習に合流した内田はその後、MF中村俊輔と別メニューで調整し「オレのことを知っていてくれて、ウッチーと呼んでくれた。めっちゃ緊張した」と話した。
(2008年5月26日06時01分  スポーツ報知)

鹿島での愛称は”アツト”である。
代表厨には”ウッチー”と呼ばれるようだ。
これで棲み分けが出来てわかりやすい。
ウッチーと呼ぶ者に内田篤人を語る資格は無い。
温々とテレビの前で見ておれば良いのである。


若鹿ウクライナへ飛ぶ

2008年05月25日 | Weblog

U-16日本代表チーム ウクライナ遠征(6/2~13)メンバー(08.05.23)
  6月2日から始まるU-16日本代表ウクライナ遠征のメンバーが決定しました。
【スタッフ】
■監督:
池内 豊
IKEUCHI Yutaka     【(財)日本サッカー協会 ナショナルコーチングスタッフ】
■コーチ:
山橋 貴史
YAMAHASHI Takashi    【(財)日本サッカー協会 ナショナルコーチングスタッフ】
■GKコーチ:
柳楽 雅幸
NAGIRA Masayuki     【(財)日本サッカー協会 ナショナルコーチングスタッフ】 
【選手】
Pos.
氏名
(英字表記)       生年月日  身長/体重  所属
■GK:
藤嶋 栄介
FUJISHIMA Eisuke     1992.01.31 186cm/75kg 熊本県立大津高校
松澤 香輝
MATSUZAWA Koki      1992.04.03 182cm/75kg 流通経済大学付属柏高校
■DF:
岡本 拓也
OKAMOTO Takuya      1992.06.18 173cm/67kg 浦和レッズユース
廣木 雄磨
HIROKI Yuma       1992.07.23 167cm/63kg FC東京U-18
山田 幹也
YAMADA Mikiya      1992.11.07 163cm/53kg ガンバ大阪ユース
高野 光司
TAKANO Koji       1992.12.23 173cm/64kg 東京ヴェルディユース
佐藤 令治
SATO Reiji        1993.05.21 169cm/57kg JFAアカデミー福島
■MF:
望月 聖矢
MOCHIZUKI Seiya     1992.04.19 170cm/56kg ガンバ大阪ユース
小林 祐希
KOBAYASHI Yuki      1992.04.24 175cm/60kg 東京ヴェルディユース
宇佐美 貴史
USAMI Takashi      1992.05.06 178cm/68kg ガンバ大阪ユース
柴崎 岳
SHIBASAKI Gaku      1992.05.28 172cm/62kg 青森山田高校
杉本 健勇
SUGIMOTO Kenyu      1992.11.18 187cm/77kg セレッソ大阪U-18
高木 善朗
TAKAGI Yoshiaki     1992.12.09 168cm/60kg 東京ヴェルディユース
堀米 勇輝
HORIGOME Yuki      1992.12.13 168cm/62kg ヴァンフォーレ甲府ユース
幸野 志有人
KOHNO Shuto       1993.05.04 174cm/58kg JFAアカデミー福島

■FW:
神田 圭介
KANDA Keisuke      1992.01.29 163cm/62kg 鹿島アントラーズユース
原口 拓人
HARAGUCHI Takuto     1992.05.03 172cm/56kg ガンバ大阪ユース
宮吉 拓実
MIYAYOSHI Takumi     1992.08.07 172cm/65kg 京都サンガF.C.U-18

◇第7回バニコフ記念国際ユーストーナメント2008
日時           予定
6月 6日(金)17:00    対トルコ(Ilyitchevets)
6月 7日(土)17:00    対ポーランド(Ilyitchevets)
6月 9日(月)17:00    対スロバキア(Zapadniy)
6月10日(火)      順位決定戦

土居くんの落選は残念だが、神田くんを喜んで送り出したい。
去年の9月より体重が5キロ増え、逞しさが増しておる。
まさに成長中である。
我等の将来を背負って立つ人材なのである。
ウクライナではどのような活躍を見せるのであろうか。
雪に隠された時計台にミクロの指との異名を持つ偽札職人イワノフが隠れておるやも知れぬ。
彼の手に掛かれば、ホンモノ以上の偽札を作ることが可能なのである。
しかし、ここで不二子を仲間に引き入れてはならぬ。
それでは「火事場を爆弾もってうろうろするようなもの」であろう。


ACL トーナメントドロー決定

2008年05月25日 | Weblog

ACL準々決勝、オーストラリアのアデレードと対戦決定!!
本日(5/24)、マレーシア・クアラルンプールのAFCハウスでAFCチャンピオンズリーグ決勝トーナメントの組み合わせ抽選会が行われましたので、お知らせいたします。

抽選の結果、鹿島アントラーズは準々決勝でオーストラリアのアデレードとの対戦が決定しました。

第1戦 9/17(水) 鹿島アントラーズ vs アデレード・ユナイテッド (カシマ)
第2戦 9/24(水) アデレード・ユナイテッド vs 鹿島アントラーズ (Hindmarsh)
※日付は現地時間。

なお、他の組み合わせは、アルカラマ(シリア) vs ガンバ大阪、アルカドゥシーア(クウェート) vs 浦和レッズ、サイパ(イラン) vs クルブチ(ウズベキスタン)となります。

トーナメントに入り最初の相手は豪州のアデレード・ユナイテッドと決定した。
アメリカ本土・カナダ・ヨーロッパ諸国からすべて12000km以上遠く離れた「世界から隔離された都市」アデレードへは成田新東京国際空港からの直行便はなく乗り継ぎが必要となる。
とはいえ時差無く戦えるのは大きい。
また、アジアチャンピオンズリーグと言いつつ欧米系の豪州と対戦できることも喜びである。
フィジカルやサイズの差をどう埋めるのか、世界基準の物差しとなろう。
日本を代表し、鹿島アントラーズのサッカーを世界へ響かせる第一歩として申し分のない相手である。


篤人、欠場も辞退せず

2008年05月24日 | Weblog

岡田ジャパン若き両サイド安田&内田欠く
 岡田ジャパンの負の連鎖が止まらない。左の攻撃的サイドバックの切り札安田理大(20=G大阪)が23日、左太もも裏痛のためチームを離脱した。この日合流した右サイドバック内田篤人(20=鹿島)も腰を痛めており、24日のキリン杯コートジボワール戦出場は絶望的でその後も微妙。必勝のW杯アジア3次予選オマーン戦(6月2日=日産スタジアム)を前に、若きサイドアタッカー2人を欠く事態に陥った。

 岡田監督の頭痛の種がまた増えた。この日、安田は病院で検査を受け左太もも裏の軽い肉離れと診断された。22日の紅白戦で控え組の左サイドバックでプレーし、途中で自分から交代を申し出ていた。この日練習を行った豊田スタジアムで岡田監督は「ハムストリングなので危険なところ。大事になるといけないので帰した」と説明した。

 さらに、岡田ジャパンで定位置を確保しつつあった内田が、合流即リハビリの事態に陥った。内田は21日のACLナムディン戦(ベトナム)に出場したが、4月9日に骨折した腰部の復調が思わしくない。この日の練習では軽いランニングとストレッチで完全別メニュー。岡田監督は「リハビリというか、ちょっと…。オマーンに間に合う可能性があるのでチームと一緒にやってもらう」と歯切れが悪い。内田も「腰を曲げるだけで痛いです。この大会に間に合わなくても(6月)2日(のオマーン戦)に間に合えば…」と、悲壮な表情を見せた。

 岡田監督は今回の合宿を含めキリン杯の2試合で、最後の仕上げをする計画だった。しかし、バーゼル中田の招集を右ひざの回復遅れのため見送り。20日の合宿初日にはFW前田が代表を辞退した。内田、安田は岡田ジャパンで台頭してきた攻撃的DF。ホームのオマーン戦で必ず勝ち点を取るには必要な人材だけに、チームにとっては大きな痛手だ。現状では追加招集の予定はなし。いばらの道が続く。
 [2008年5月24日10時5分 紙面から]

岡田って人は選手のコンディションを把握してから呼ぶってことが出来ないのだろうか。


ここは休息を申しつけたい

2008年05月23日 | Weblog

内田は体調不良、合流即離脱も
 クラブ史上初のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント進出を決め、鹿島イレブンが成田着の航空機で帰国した。チームはシーズン中では異例の11連休に突入したが、代表に招集されたDF内田は、23日から合宿に合流する予定。ただ、右第3腰椎横突起骨折から復帰したばかりで体調は万全でなく、関係者によると合流直後に離脱する可能性もあるという。
[ 2008年05月23日 ]

鹿島・内田、代表離脱も…ACLから帰国
 鹿島DF内田篤人(20)が、腰痛で日本代表を離脱する恐れがあることが分かった。22日早朝、アジアチャンピオンズリーグのナムディン戦(21日)を終え、ベトナムから帰国。鹿島関係者によれば、23日の代表合流後、代表の医療スタッフが腰の状態をチェックし、帯同か離脱かの判断を下すことになるという。

 内田は4月9日に第3腰椎(ようつい)横突起を骨折し、11日の清水戦で復帰したばかり。まだ完治に至らず、試合に出場すれば翌日から3~4日間は腰の痛みから走れない状態になるのが現状で、帰国後も「痛い」と漏らしている。21日にナムディン戦でフル出場しており、27日のパラグアイ戦(埼玉)に出場できるかは微妙。代表側の判断が待たれる。
(2008年5月23日06時01分  スポーツ報知)

ここは辞退が正しい選択に思える。
負傷明けで本調子でないのは誰の目にも明かである。
3月のW杯予選も招集されながらベンチ外の恥辱を味わった。
今回もそうであれば、行く意味すらない。
しばしの休息とリスタートへ向けた合宿に参加した方が内田篤人本人にとってもクラブにとっても有益である。
アジアユース、U-20ワールドカップと十分に世界へは名を売った。
もう世界のウチアツなのである。


我等の歩む道

2008年05月23日 | Weblog

酒気帯び運転および同乗選手に対する処分
 酒気帯び運転の事実が判明した弊クラブ所属選手の大道広幸(20歳)および同乗していた船山祐二(23歳)に関して、以下のような処分を決定しましたのでお知らせいたします。
 平素より鹿島アントラーズに対するひとかたならぬ御支援をいただいておりますが、今回、このような形で不祥事を起こしてしまい、クラブとしても責任を痛感しております。社会的影響の小さくないプロサッカークラブとして、所属選手の引き起こした酒気帯び運転という事実を重く受け止めております。昨今、社会問題ともなっている飲酒運転ということもあり、今後はこれまで以上に選手教育を徹底してまいります。このたびは、誠に申し訳ございませんでした。あらためてお詫び申し上げます。

■処分対象選手
大道広幸(20歳、MF、加入3年目) 酒気帯び運転で検挙
船山祐二(23歳、MF、加入2年目) 大道の車に同乗

■処分内容
1、謹慎6週間=暫定処分開始の5月20日から6月末までの42日間
  上記期間中はチーム練習およびクラブの公式行事には参加しない
2、公式戦出場停止=9月末まで(トップ公式戦、サテライト公式戦)
  該当期間のトップ公式戦は5月21日ナムディンから起算して最大20試合
  リーグ戦12~13試合 ナビスコカップ2~4試合 ACL3試合
3、運転禁止3ヶ月=5月24日から8月23日まで
4、社会奉仕活動=公式戦出場停止期間中(9月末まで)にクラブが命じる社会奉仕活動を行う
5、制裁金=基本報酬(年額)の12分の1の20%

■経緯
 5月18日午前4時ごろ、茨城県神栖市内での飲酒検問により、大道広幸の呼気中から「酒気帯び運転」に該当するアルコール値が検知される。そこに船山祐二が同乗していた。同日出発のベトナム遠征に加わっていたが、19日に本件が発覚したため、同日深夜の便での即時帰国と暫定的な謹慎処分を命じる。翌20日午前に帰国し、謹慎期間に入った。

■再発防止へ向けての今後の対応策
1、鹿嶋警察署へ協力を依頼し、選手及びクラブスタッフを対象とする交通安全・飲酒運転防止の意識向上の為の講習会の実施
2、選手及びクラブスタッフへの個人面談の実施
3、道路交通法の遵守および安全運転の履行に関する啓発ツールを作成し選手・スタッフが車内に掲示する
4、社長を委員長とする再発防止委員会を作り、今後は委員会にて再発防止に努める

<大道広幸コメント>
 自分の軽率な行動で、クラブやリーグ、応援して下さる人を含めてたくさんの人に迷惑をかけてしまい、申し訳ありません。自分の甘さが身にしみて分かりました。やってしまったことの重さをかみしめ、今度こそ期待にこたえられるように心を入れかえて取り組んでいきたいと思います。

<船山祐二コメント>
 自分がしてしまったことを、ただただ反省しています。クラブの人や今まで自分を育ててくれた人たちに対して、迷惑をかけてしまったことが心苦しいです。応援してくださったサポーターの人たちにも、申し訳ない気持ちでいっぱいです。本当に申し訳ありませんでした。また戻って来られるよう、一からやり直したいと思います。

飲酒運転鹿島2選手3カ月出場停止へ
 鹿島が、18日早朝に茨城・神栖市内で酒気帯び運転したMF大道広幸(20)と同乗したMF船山祐二(23)に、3カ月の出場停止処分を下す考えであることが22日、分かった。この日、クラブの幹部会で決定し、Jに報告書を提出した。

 来週のJ裁定委員会の結論を待って正式決定するが、報告書を検討した鬼武健二チェアマンは「クラブの判断は大きく間違ってない。まだ若いし、更生させる道の方が正しいかと思う」と、話した。停止期間中、2選手はボランティア活動などで、社会奉仕する。鹿島は、罰金などの細部を詰めて、23日に、新たにJへ報告書を提出する。
 [2008年5月23日9時44分 紙面から]

鹿島2選手は「解雇の必要なし」
 鬼武チェアマンは酒気帯び運転で検挙された鹿島のMF大道と、その車に同乗していたMF船山について、解雇の必要はないとの見解を示した。鹿島はこの日、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)のベトナム遠征から帰国。クラブハウスで緊急幹部会を開き、大東社長が臨時実行員会で報告書を提出した。同社長は「解雇までは考えていない」とし、それを受けた鬼武チェアマンも「解雇?彼らは若い。せっかくサッカーを一生懸命やってきて、これからというとき。更生させる方が正しい」と話した。

 同チェアマンはその上で「社会奉仕活動をやってもらう。ヘドが出るまで練習せい」とも話し、予想される長期謹慎処分中に社会奉仕活動をさせることも明言。鹿島側には報告書に訂正個所があったとし、23日の再提出を命じた。
[ 2008年05月23日 ]

鹿島が酒気帯び運転2選手に処分検討
 鹿島が、酒気帯び運転で検挙されたMF大道広幸(20)と同乗していたMF船山祐二(23)に長期間の対外試合出場停止処分、社会奉仕活動を科す方針であることが22日、分かった。鹿嶋市内のクラブハウスで取締役会議を開き、処分を検討。謹慎処分が明けた後、練習には参加させるが、年内は試合に出場させないという意見も出た。

 会議後、大東和美社長はJリーグ事務局へ向かい、事件の詳細をまとめた報告書を鬼武健二チェアマンに提出。鬼武チェアマンは「(鹿島の判断は)大きく間違っていない」と話し「サッカー選手にとって、選手として大成することが一番の社会奉仕だと思う。そのために2人はヘドが出るほど練習をしろ、ということ」と続けた。
(2008年5月23日06時01分  スポーツ報知)

我等は過ちを犯した若き選手と共に茨の道を歩むことを選択した。
解雇してしまえば、我等は楽である。
船山、大道に二人に罪を着せただけで終わるからである。
しかしながら、我等は彼等を更生させ大いなる選手へと成長させる道を選んだのである。
これは容易なことではない。
周囲からは嘲られることあるだろう。
選手のモチベーションをコントロールするのも難儀である。
とはいえ、それを行いきってこそ、偉大なるクラブと呼ばれるのである。
トカゲの尻尾を切ればよいというものではないのだ。
切ったところで面堂終太郎の日本刀が如く昼間は折れたはずが夜になると戻ってしまうものである。


ナムディン戦報道

2008年05月22日 | Weblog
鹿島不祥事振り払う初決勝T/アジアCL

前半、先制ゴールを決める鹿島の田代(共同)
<アジアCL:鹿島4-0ナムディン(ベトナム)>◇1次リーグ◇F組◇21日◇ハノイ
 【ハノイ(21日)=広重竜太郎】
鹿島が2度目のACL挑戦で、初の決勝トーナメント(T)進出を決めた。1次リーグ(L)最終戦のナムディン戦は、FW田代有三(25)が先制ゴールを決めるなど4-0で快勝。過密日程による疲労やチームメートの不祥事など、逆風をはね返した。2位北京国安が敗れ、1位の座を守った。既に突破を決めているG大阪は、1-1で全南(韓国)と引き分けて1次Lを終了。前年覇者の浦和を加えた日本勢3チームが、9月からの決勝Tに挑む。

 1次Lは通過点にすぎないことは、誰もが自覚していた。試合終了の瞬間は勝ったチームらしからぬ静けさ。その時点で2位北京国安の敗北の結果を選手は知らなかった。ロッカー室に引き揚げ、通路で決勝T進出の一報を聞き、やっと喜びをかみしめた。「まだまだ目標はここじゃない。優勝しか見えませんから」。FW田代はチームの思いを代弁した。
 午後5時のキックオフ時で気温32度という暑さに苦しんだ。ゴールをこじ開けたのは前半28分。MF小笠原の浮き球パスに反応して抜け出した田代が、左足で先制点をねじ込む。後半には3得点を追加し、J王者の誇りを見せつけた。他力ではなく自力で、苦しかった1次Lを抜け出した。
 出発直前の17日柏戦では、故障で連続先発が難しい内田、田代を温存した。小笠原が左太もも裏を負傷すると、オリベイラ監督は帯同予定のなかったアレックス理学療法士を出発日の早朝にたたき起こし、緊急で遠征に連れて行った。なりふり構わず、この一戦にかけていた。
 それでも現地に入ってから、思わぬことが起きた。酒気帯び運転の不祥事が発覚し、MF大道、船山の2人が緊急帰国となった。「選手はそれほど意識していなかった。ただ負ければ何を言われるか分からない状況だった」。DF岩政が言うように、危機感をひしひしと感じていた。
 国内リーグ戦とACLを並行して戦う中、選手は心身ともに疲弊した。最後方から同僚の動きを観察してきたGK曽ケ端は「動きを見れば、影響がゼロじゃないことは一目瞭然(りょうぜん)だった」と明かす。昨年の2冠王者が現在リーグ戦では7戦未勝利と壁にぶつかった。
 1つの試練を乗り越えた。だがノルマにすぎない。「連戦で結果が出なかったことを受け止めないと。個々のプロ意識を高めて、このためにすべての時間をささげるつもりじゃないと、ACLは勝ち抜けない」(岩政)。苦しんだ経験は9月からの戦いに生かされるはずだ。
 [2008年5月22日8時56分 紙面から]

暗い話題一掃!鹿島4発劇勝でACL決勝トーナメント進出!

小笠原(右端)ら鹿島イレブンはアウェーのスタンドにあいさつ(共同)
 アジアチャンピオンズリーグ1次L最終節(21日、ハノイほか)F組の鹿島がアウェーでナムディン(ベトナム)に4-0勝利。通算5勝1敗の勝ち点15で同組1位となり、準々決勝進出を決めた。既に1次L突破を決めていたG組のG大阪と前年優勝の浦和に続き、日本勢3チームが決勝トーナメントに進むのは昨年の2チーム(浦和、川崎)を上回り最多。決勝Tの抽選は24日にクアラルンプールで行われる。

 選手の表情が一気に緩んだ。最終節までもつれこんだ8強への道。傷だらけの鹿島が敵地で4-0快勝。悲願の決勝トーナメント進出だ。

 「本当に厳しい戦いだった。この試合だけじゃない。初戦から始まり、いくつかの過程を踏んで予選を突破することができた」とオリベイラ監督。得失点差で「14」リードしていたものの、北京国安とは勝ち点で並んでいた。FWマルキーニョスをけがで欠くなど、チームは満身創痍。加えて前日20日にはMF大道の酒気帯び運転が発覚。
 そんなイヤな流れを変えたのが“全勝神話”を持つエースだ。前半28分、FW田代が左足で先制弾。入団以来、ゴールすれば25戦全勝。チームはすっかり勢いづき、気温32度のなか、ゴールラッシュ。浦和、G大阪が待つ決勝T(9月)へと駒を進めた。
 「もし負けたら何を言われていたか分からなかった」とDF岩政は胸をなで下ろす。昨季J王者が暗い話題を断ち切った。

★天皇杯Vチームにも出場権…09年度ACL
 ACLの09年度大会概要がわかった。マレーシアでAFC(アジアサッカー連盟)プロ特別委員会に出席した日本協会・川淵キャプテンが明かしたもので、今年より3チーム増の32チームで争われ、日本の出場枠は4。天皇杯優勝チームとJ1リーグ戦1-3位に出場権が与えられる。リーグ戦3位以内のチームが天皇杯優勝の場合は、リーグ戦4位チームに出場権が与えられる。賞金総額は約1400万ドル(約14億4000万円)になり、優勝チームの賞金は現行の4倍近い約230万ドル(約2億3700万円)に増える。

■アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)
 アジア最強クラブを決める大会。アジア・クラブ選手権、アジア・カップウイナーズ杯を統合して03年にスタート。各国のリーグ戦とカップ戦の王者が出場。1次リーグ、決勝トーナメントともにホーム&アウェー。1次リーグは28チームが4チームずつ7組に分かれ、各組1位が進出する決勝トーナメントは昨季王者の浦和を加えた計8チームで争われる。優勝チームはクラブW杯出場権を獲得する。


鹿島 ACL1次リーグ突破

鹿島―ナムディン 前半、攻め込む鹿島・興梠
Photo By 共同

 サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は21日、ハノイなどで1次リーグ最終戦を行い、F組の鹿島はナムディン(ベトナム)を4―0で下し、通算5勝1敗の勝ち点15で同組1位となり、準々決勝進出を決めた。前節まで勝ち点12で並んでいた北京国安(中国)は3―5でクルンタイ銀行(タイ)に敗れた。既に8強入りを決めているG大阪は全南(韓国)と1―1と引き分けた。立ち上がりから攻め続けた鹿島は前半に田代が先制。後半にも興梠らが加点した。準々決勝は鹿島、G大阪ら各組1位と、前回優勝の浦和を合わせた8チームで争われる。優勝すれば12月に日本で開催されるクラブワールドカップ(W杯)の出場権を獲得する。

 ≪鹿島 圧倒的に攻め続けて8強≫1点でも多く奪い、8強入りを決めたい鹿島は、試合開始直後から一方的に攻め続けた。ベトナムの暑さにも、選手の気力がなえることはなかった。目標の8強入りを決めたオリベイラ監督は「本当に厳しい戦いだった」と安堵した。
 前半には浮き球パスから抜け出した田代のGKを抜くシュートで先制。後半にも興梠が自らのシュートのこぼれ球を決め、終盤も容赦なく2点を重ねた。
 今季の鹿島はACLとJリーグ1部(J1)を並行して戦う強行日程にけが人が続出。それでもACLでは6試合で勝ち点15。得失点差はプラス25と、格下相手にぶれのない強さを見せた。
 今季から主将になった小笠原は「常にタイトルを狙うのが鹿島。優勝するには厳しい日程も当然と思ってほしい」と味方を鼓舞してきた。
 この試合の前に発覚した所属選手の酒気帯び運転に加え、2連覇を狙うはずのJリーグ1部(J1)でも最近7試合勝利なし。最近は暗い話題が続いていた名門が、アジア一を目指すための最初のハードルをクリアした。
[ 2008年05月21日 21:29 ]

新記録で決めた!鹿島 初の決勝T進出

<ナムディン・鹿島>前半28分、先制ゴールを決める鹿島・田代
Photo By 共同
 鹿島がアジアチャンピオンズリーグ(ACL)F組最終戦で決勝トーナメント進出を決めた。アウェーでナムディン(ベトナム)と対戦し、4―0と快勝。勝ち点で並んでいた北京国安(中国)がクルンタイ銀行(タイ)に3―5で敗れ、クラブ史上初めて1次リーグを突破した。昨年優勝の浦和とG大阪も出場する決勝トーナメントは24日にマレーシアで組み合わせ抽選、9月17日に準々決勝第1戦が行われる。
 鹿島がチーム史に新たな1ページを刻んだ。前半28分にFW田代のゴールで先制すると、後半はFW興梠、MF本山、ダニーロと続いて計4発。ライバル北京国安が敗れ、クラブ史上初のACL1次リーグ突破が決まった。
 ACLは前身のアジアクラブ選手権を含めて過去4度出場したが、いずれも1次リーグで敗退。01~02年には勝てば突破の最終戦で終了間際に同点ゴールを許し、あと一歩で涙をのんだ。それだけに悲願の決勝トーナメント進出だが、先制弾の田代は「目標はここじゃない。うちは優勝しか見えていない」と強気。オリヴェイラ監督も「リーグ戦も一時中断に入るし、9月までしっかり準備していい戦いを見せたい」と先を見据えた。
 道のりは平たんではなかった。初戦から3連勝したが、アウェーの第4戦で北京国安に敗れ、Jリーグでも不振に陥った。試合2日前には、MF大道が酒気帯び運転で18日に検挙されていたことが判明。同乗していたMF船山とともにハノイから“強制送還”され、謹慎処分となった。DF岩政が「もし負けたら何を言われていたか分からなかった」と言うとおり、周囲の視線を意識しての試合だったが、選手たちは試合に集中して4―0の快勝で答えを出した。
 1次リーグ6試合で28得点はACL新記録。Jリーグは現在7試合未勝利も、この日で今季前半戦の目標はクリアした。Jリーグ王者が悲願のアジア制覇に向け、また一歩前進した。
[ 2008年05月22日 ]

鹿島、4発で悲願の1次リーグ突破…ACL

後半、3点目を決める鹿島・本山(共同)
 ◆アジア・チャンピオンズリーグ1次リーグ最終戦(21日) F組の鹿島はアウェーでナムディン(ベトナム)を4―0で下し、勝ち点を15に伸ばして同組1位となり、クラブ史上初の決勝トーナメント進出を決めた。前節まで勝ち点12で並んでいた北京国安(中国)は、クルンタイバンク(タイ)に3―5で敗れた。すでに8強入りを決めていたG組のG大阪は、ホームで全南(韓国)と1―1で引き分けた。
 悲願の1次リーグ突破を前に、鹿島は序盤こそ荒れたピッチと全員が自陣に引くナムディンの守備に手を焼いた。しかし前半28分、MF小笠原満男の浮き球のパスからオフサイドラインの裏に抜け出したFW田代有三が、左足で落ち着いてゴール右隅に決めて先制した。
 後半4分には左からのクロスにFW興梠慎三がヘディングで合わせ、一度はGKにはじかれながらも自ら左足で押し込み追加点。さらに同30分にMF本山雅志、同43分にはFWダニーロが得点を挙げ突き放した。
 準々決勝は鹿島、G大阪に前回優勝の浦和を加えたJリーグ勢3チームを含む8チームで争われる。優勝チームは日本で12月に開催されるクラブW杯出場権を得る。
(2008年5月21日20時57分 スポーツ報知)

鹿島初8強!攻めて予選最多28得点…ACL
 ◆アジア・チャンピオンズリーグ1次リーグ最終戦 ナムディン0―4鹿島(21日・ミーディンスタジアム) 鹿島がアウェーでナムディンに4―0と歴史に残る得点力で初の決勝トーナメント(T)進出を決めた。前半28分、FW田代有三(25)が先制点をたたき出すと、後半には3発を奪い快勝した。予選リーグ28得点(6試合)は、06年のG大阪の26得点を上回る最多得点記録となった。既に決勝T進出を決めているG大阪は全南(韓国)と1―1で引き分けた。この2チームにACL前回覇者の浦和を含め日本から3チームが出場する決勝T抽選会は24日に行われる。
 試合終了のホイッスルが告げられると、MF小笠原は握手を繰り返した。田代は「ACLは気候の変化に対応することが大変だったけど、乗り越えられた」と笑顔を見せる。苦節5回目のアジア挑戦でつかんだ決勝Tの切符。気温32度のベトナムでJ王者が勝ち名乗りをあげた。
 攻撃力を見せつけた。前半28分、クロスを受けた田代が左足で先制点を挙げると、後半4分にはFW興梠慎三(21)がこぼれ球を左足で押し込む。さらにMF本山雅志(28)、MFダニーロ(28)が続いた。予選リーグ6試合で挙げた得点は28ゴール。G大阪の26得点を上回る予選リーグ最多得点の新記録だ。
 ACLの前身、アジア・クラブ選手権を含め、今回が5回目のアジア挑戦。昨年からJリーグの資金援助などが開始されたが、鹿島が戦った90年代後半は孤立無援だった。アウェーのホテルでの食事は毎日パンだけ。対戦チームと同宿。学校の職員室が更衣室。国内公式戦と日程が重なっていたため、サテライト(2軍)で臨んだこともある。今回バックアップさえあれば、勝ち抜けることを証明した。
 18日にチームメートが酒気帯び運転などで検挙され、試合前日に2人がチームから離脱するという非常事態も乗り切った。田代が「ACLでも優勝しか考えていない。これが最後ではない」と語気を強めた。「決勝トーナメントでも素晴らしい戦いを見せたい」とオリヴェイラ監督。タイトル11冠獲得の鹿島が唯一、手にしていないタイトルがこのACL。全タイトル制覇へ向け、第一関門を突破した。
(2008年5月22日06時02分 スポーツ報知)

己に克った。
そしてホーム北京国安戦以来の完封勝利である。
予選最多記録も樹立し喜びもひとしおと言って良いであろう。
我等が自分たちとの戦いに勝利した裏で同時刻開催のライバル北京国安は敗れ去った模様。
あれほど我等を苦しめた相手であるが、終わってみればあっけなかったように感じる。
これがアジアの戦いと肝に銘じたい。
アウェイでは何が起こるかわからぬものなのである。
攻撃的に得失点差を積み重ねた予選リーグであったが、ノックアウト方式のトーナメントではそうも行くまい。
守備的に行かざるを得ない試合も、強引に得点を奪う試合もあり得るのである。
すべて進軍ではないのである。
引くべき試合もあるということである。
臨機応変に対処し、最後にアジアを征圧したい。
最後に笑い、新横浜で再びマンUを打ち負かそうではないか。

ナムディン戦コメント

2008年05月22日 | Weblog
鹿島アントラーズ :監督 <試合終了>
(アジアの大会で予選突破はクラブ史上初となるが?)
国際大会で予選突破でき、クラブの歴史に1ページ刻めたことは光栄なこと。今年だけではなく、昨シーズンからの14連勝記録だったり、リーグ後半戦の勢いも強い気持ちが大事だったからこそ。昨年からの積み重ねと新たなプラスが合わさったから成し遂げられた結果だと思う。
試合内容については、立ち上がりはかたさがみられたが、90分間ゲームコントロールはできていたし自分たちが主導権を握れていた。選手1人1人が頑張った結果であり、彼らを称賛してあげたい。

(ガンバが持っていた予選総得点の記録を上回り、28点としたことについては?)
記録は嬉しいが、予選突破のプランはあって我々は北京国安が(予選突破への大きな)ライバルだと思っていたので勝ち点をつみ重ね、得失点差・総得点を大きく上回れば有利だと思っていた。他のチームの実力は関係ない。我々の目的意識の結果の表れだと思う。

【AFCチャンピオンズリーグ ナムディン vs 鹿島】オズワルド・オリベイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
5月21日(水) AFCチャンピオンズリーグ
ナムディン 0 - 4 鹿島 (19:00/ハノイ/1,200人)
得点者:28' 田代有三(鹿島)、48' 興梠慎三(鹿島)、75' 本山雅志(鹿島)、88' ダニーロ(鹿島)
●オズワルド・オリベイラ監督(鹿島):
Q:今日の試合の中でナムディンの状態はいかがでしたでしょうか?また選手のなかで印象に残った選手はいましたか?(ベトナムメディアより)
「ベトナムのサッカー自体が新しいと思いますし、アジアの中でも若いサッカーではないかと思います。今後成長していくと思いますし、こういった試合や国際試合をやることでいろんな交流が生まれ、そこから学ぶことが多くあるのではないかと思います。今日のナムディンさんについては、まだ若い選手が多いので成長する幅がかなりあると思いますし、今後期待ができるチームだと思います。」
Q:これで決勝トーナメント進出が決まりました。全体を通して今日の試合をどう思われていますか?
「まず国際大会で予選突破をできたということ、クラブの歴史の1ページに関われたことを非常に嬉しく思いますが、それは今年で始まったことではないと思います。やはり去年からスタートした公式戦15連勝を続けたということはひとつの記録だと思いますし、また去年のラストスパートの力をいうのも、そういった気持ちが重要だったと思いますし、そこで培ったものはこの大会だけのものではなく、あくまでも去年からの積み重ねに新たなものが積み重なってこのような結果を生み出すことができたんだと思います。今日の試合に関しては、試合の最初に多少かたさがあったかもしれませんが、90分を通して考えればゲームをしっかりコントロールできたと思いますし、相手にチャンスらしいチャンスを作らせていないと思いますし、我々が主導権を握りながら我々のペース、我々のリズムで試合運びをできたんじゃないかと思います。また、この結果が生まれたということは選手ひとりひとりの頑張りがあったからだと思いますし、選手を褒めてあげたいと思います。」
Q:今日の4得点で新記録の28得点となりました。その要因は?
「そういう記録が出たことは嬉しく思います。その要因としてはACLの予選を突破するためのプランがあって、当然ながら北京国安との直接対決の結果によっては勝点で並ぶことも想定しなくてはいけなかったし、その場合は得失点差や得点数が最終的な判断になります。そこで高い意識をもって試合に入るということ、それは相手がどうこうということではなく私たちが目的とすることを達成するためにはどういうことをしなくてはいけないのかを考えたときに、得点をとれるところでしっかり取るということが重要だったのではないかと思います。相手が弱かったのではないかとよく言われますが、北京国安との直接対決となると予想された中で、彼らがそれほどたくさんの得点をあげたのかというとしてないわけです。それは、残り2チームがしっかりした強さを見せたのではないかと思います。相手が弱かったというのではなく、我々の高い意識、それはつまり目標を達成するためにはいろいろな条件があり、それを突破して行かなくてはいけない。その意識をもって戦った結果なのではないかと思っています。」
Q:ACLは9月に、Jリーグは6月に再開します。それに向けてどういうプランで行くのか教えて下さい。
「シーズン始まる前から計画を立ててありました。確か6月1日だったと思うのでですが、そこからスタートして、鹿島で1週間練習をしてから、Jビレッジで合宿をはります。6月のJリーグのスタートに向けて準備をして、できるだけ上位に絡んでいける形にもっていきたいし、最終的には最後にまた良い結果をもたらすことが出来ればな、と考えておりますが、まずは再開のところにしっかり合わせていって、ひとつひとつの試合に取り組んでいきたいと考えております。」
以上

AFCチャンピオンズリーグ ナムディン vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
5月21日(水) AFCチャンピオンズリーグ
ナムディン 0 - 4 鹿島 (19:00/ハノイ/1,200人)
得点者:28' 田代有三(鹿島)、48' 興梠慎三(鹿島)、75' 本山雅志(鹿島)、88' ダニーロ(鹿島)

●田代有三選手(鹿島):
「勝てばほぼ決まりだったのでホッとしてます。気候の変化が身体に来てたし、日程的なきつさもあったので、なんとか乗り越えられて良かったです。どのチームも怪我人が多かったし、うちのチームも徐々に怪我人が出て来て、その分チーム力でなんとか次に行けた。また準備期間があるのでそこでしっかり準備して、まだまだ目標はここじゃないのでもっと上のところを目指してやっていきたいです。また、この遠征で遠くに行ったりすると思いますけど、新しい経験として前向きに絶対に勝つというつもりでいます。優勝しか見えてないので、ひとつひとつ勝っていくことが大事になると思います。」
●曽ヶ端準選手(鹿島):
「厳しい気候の中で、グランドが悪かったりした中でしっかり結果を残せたことは良かったと思います。こういう相手でも勝つということは難しいことなので良かったと思います。Jリーグの試合がありますし、それまでに良い準備をしてさらにレベルアップしたいと思います。」
●内田篤人選手(鹿島):
「北京国安のことは試合が終わってから知りました。なにがあったの?試合の出足のところは暑かった。声が出るようになると変わる。(ACLをふり返って?)日程が大変だった。あと相手のレベルに差があるところで、崩すことが難しかった」
●本山雅志選手(鹿島):
「トラップミスをしてしまうと流れが止まる。(得点の新記録について)みんながひとつひとつ点を取った結果だと思います。これからはしっかり調整をして日本のリーグに専念してコンディションをあげていきたい。あまりコンディションがよくなかったので合宿でもう一度調整したい。」
●青木剛選手(鹿島):
「次につながるという意味で良い結果だと思います。経験しないとわからないことを経験できて良かった。次に進めるので優勝を目指してがんばりたい。アジアでやらないと経験できないことが分かってよかった。Jリーグと併行しながら戦うことだとか、涼しいところからいきなり暑いところで戦わなくてはいけない気候やJリーグにはいないスタイルのチームと試合が出来る。
今日は、相手よりも気候に対してナーバスになってしまった。身体が慣れるまでに時間がかかった。点が入ってからは良いゲームができたと思う。」

●岩政大樹選手(鹿島):
「予選突破が目標だったので目的を果たして良かったと思う。点差もついていたので、目標を達成できた安堵感が大きい。今日の試合は温度というより湿度の苦しさが大きかった。
今後については、トップ(優勝)が目に見えている。ノックアウト方式の厳しい戦いになるし、北京国安のようなチームばかりだと思う。楽しみでもあるし、またすばらしいものが得られると思う。
(サポーターには)どの会場にも来ていただき、どこでもアウェイにならない雰囲気をつくってくれた。今日は特に、ゲームの前から一緒にグループリーグを突破しようという気持ちを感じることができた。個人的にはすごくありがたかった。」

●大岩剛選手(鹿島):
「予選を突破できて良かった。暑さはあまり気にならなかった。序盤は攻めあぐねていたので後ろからの厳しい声も必要かなと思って声を出していった。」
●新井場徹選手(鹿島):
「厳しい戦いだったが予選突破が目標だったのでよかった。相手が引いてきたけれど、要所で得点が出来て良かった。いい時間帯で取れたと思う。1点とればスペースが出来る。自分たちのプランでゲームを進めることができたと思う。これからは強くて未知数の相手になる。ホーム&アウェイの1試合1試合を大事に戦っていきたい。」
以上

予選突破の安堵感が伝わってくる。
ごしかし、これは序章に過ぎぬ。
しばしの休息の後はナビスコも含めた日本での戦いが、そしてアジア征圧に向けた決勝トーナメントが控える。
ここから先は未知なる領域なのである。
しかし行うべきことはシンプルで明瞭であろう。
コンディションを整え、一つ一つ勝利を積み重ねるだけである。
例え敗戦したとしても、悔いることなく分析し前へ進むのだ。
その積み重ねの先に歓喜が待ち構えているのである。

克己

2008年05月21日 | Weblog

鹿島オリベイラ監督、北京国安の経過封印
 鹿島のオリベイラ監督はACL1次リーグF組2位北京国安の情報をシャットアウトする。同時刻で行われる他会場の経過について、同監督は「勝ち点3を取らなければ他会場のことを気にしても仕方がない」と話した。昨年のリーグ最終戦も浦和戦の途中経過を封印して成功した。運営スタッフはインターネットで情報を仕入れるが、同監督には伝えない方針だ。
 [2008年5月21日7時22分 紙面から]

鹿島、ナムディンに勝って8強だ!ACL1次リーグ最終戦
 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグ最終戦は21日、各地で行われる。F組の鹿島はハノイで午後5時(日本時間同7時)から準々決勝進出を懸けてナムディン(ベトナム)と対戦する。20日は約2時間の公式練習を行い、本番に備えた。

 鹿島は通算4勝1敗の勝ち点12で北京国安(中国)と並ぶが、得失点差で14点をリードする有利な状況。ナムディンに勝てば、北京国安がクルンタイ銀行(タイ)によほどの点差をつけて勝たない限り、同組1位となり準々決勝進出が決まる。

相手は若手主体…岩政「勝つのが使命」
 鹿島は20日、21日のACL・ナムディン戦に向け、会場のミーディン国立競技場で最終調整を行った。1次リーグ突破の可能性がないナムディンは、若手主体で臨むことが判明。鹿島は北京国安と同勝ち点だが、得失点差は鹿島が14点も上回っている。勝てばほぼ1次リーグ突破が決まるだけに、DF岩政は「しっかり勝って、狙えるタイトルを増やすことが鹿島の使命だと思う」と気を引き締めていた。
[ 2008年05月21日 ]

きょうACLナムディン戦 鹿島、勝利が絶対条件
2008/05/21(水) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)最終日は21日、アジア各地で行われる。F組の鹿島はベトナム・ハノイのミーディンスタジアムでナムディン(ベトナム)と対戦する。キックオフは午後5時(日本時間午後7時)。現在、鹿島は勝ち点で並ぶ北京国安(中国)を得失点差で14上回り首位に立っている。同時刻で開始するクルンタイ銀行-北京国安の結果にもよるが、初の決勝トーナメント進出をつかむためには勝利が欲しい。
 20日は試合会場のミーディンスタジアムで練習した鹿島。気温は30度、湿度は60?を超える中、選手はグラウンドの状態を確かめながら、セットプレーなどで本番へ向けて調整した。グラウンドは芝が長く、デコボコがあるようで「イレギュラーとかに気を付けないといけない」と青木。グラウンダーのボールが跳ねる場面も見受けられたが、小笠原は「いいほうじゃないですか」と意に介していない。芝と同じくらいプレーに影響を与えると思われる気温、湿度についても「気持ち良いくらい」と周囲の不安をいっしゅう。曽ケ端も「このぐらいは覚悟してきたので」と問題なさそうだ。
 対するナムディンは1分け4敗で最下位。既にグループ突破の可能性は消え、国内リーグも2連敗中で9位に低迷している。だが、ホームではクルンタイ銀行と引き分け、北京国安には敗れはしたが先制点を奪うなど善戦した。グエン・ノック・ハオ監督は若手起用も示唆しているが、油断はできない。曽ケ端は「Jではタイトルを取っているが、アジアの壁を破れていなかったので、しっかり勝ち進みたい」と抱負を述べ、青木も「相手よりも自分たちがどれだけできるか」と集中していた。

「己に克つ」この試合の目標はまずこれであろう。
得失点差が絡む他会場の報せも若手主体の相手も劣悪なピッチもどうでもよく、自分たちのサッカーを貫き通して予選リーグ突破を目論みたいところである。
「己に克つ」試合に笠井が帯同しておらぬことが残念である。


運命の最終調整

2008年05月20日 | Weblog

鹿島がACLナムディン戦に向け最終調整
 鹿島が20日、ACL1次リーグ最終戦ナムディン戦(21日)に向けて、試合会場のミーディン国立競技場で最終調整を行った。左太もも裏痛で19日は別メニュー調整だったMF小笠原も全体練習に参加。セットプレー練習ではキッカー役は回避したが、足をかばう様子もなく調整した。芝の状態はあまりよくなく、FW田代は「凸凹ですね。あまりよくないけど、気にしていられない。(11日の)柏戦は(先発で)出ていない分、人より頑張らないと」と気合を入れていた。
 [2008年5月20日16時18分]

サッカーACLの鹿島、1次リーグ突破懸けて最終戦
 サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグ最終戦は21日に各地で行われる。F組の鹿島はハノイで午後5時(日本時間同7時)から準々決勝進出を懸けてナムディン(ベトナム)と対戦する。鹿島は20日、約2時間の公式練習を行い、本番に備えた。

 鹿島は通算4勝1敗の勝ち点12で北京国安(中国)と並ぶが、得失点差で14点をリードする有利な状況。ナムディンに勝った場合は、北京国安がクルンタイ銀行(タイ)に15点以上の点差をつけて勝たない限り、同組1位と準々決勝進出が決まる。

 G組で首位通過を決めているG大阪は20日、全南(韓国)との最終戦を前に大阪府吹田市で練習した。(共同)

昨日は積極的休養を行った小笠原主将も全体練習に加わり、柏戦では先発から外れた田代も気合いを入れたとのこと。
明日はいよいよ運命の分かれ道である。
アウェイでは何が起こるかわからぬ。
悪意に満ちて宿を紹介する男も、親切からランチをご馳走してくれる若者も混在する。
絶対に変なものを食べてイーグルオイルの世話にならぬよう気をつけるのだ。