鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

大目標は天皇杯とナビスコカップを含めた3冠

2015年09月30日 | Weblog
【第2ステージ・ラスト5のシナリオ】鹿島編|大目標は天皇杯とナビスコカップを含めた3冠
増山直樹(サッカーダイジェスト)
2015年09月30日


広島の取りこぼしを待ち、第2ステージ制覇、そしてCSへ。


ホームでは2連敗中ながら、内容は決して悪くない。むしろ守備が整理され、チームとしてまとまってきた印象だ。写真:サッカーダイジェスト

 J1リーグ第2ステージも残すところ、あと5節。ステージ優勝争いはもとより、年間勝点に左右されるプレーオフ進出・残留争いも注目されるところだ。シーズンもクライマックスを迎え、各チームはラスト5試合をいかに戦うのか。担当記者がポイントごとに探る。

――◆――◆――

ポイント1)現時点の目標と、目標到達に必要な勝点は?
J1残留/15(5勝0分け0敗ペース) 

 2位につける第2ステージはもちろん、天皇杯とナビスコカップでも勝ち残っており、今季は3冠が大目標となる。リーグ戦に目を移せば、第2ステージ首位の広島とは勝点3差。ただし得失点差では12も離れているため、現実的には勝点4差で計算すべきか。

 そうなれば当然、目指すは全勝。年間上位クラブとの対戦が続く広島の取りこぼしを待ち、第2ステージ制覇、そしてCSへつなげたいところだ。

ポイント2)ラスト5試合に向けて現状の強み、好材料は?

 このところホームで2連敗を喫しているが、ゲーム内容自体は悪くない。石井体制に移行後は前線からの守備が整理され、チームにまとまりが生まれつつある。これが現在の最大の強みで、実際に自分たちのペースで試合を進められる時間が増加している。

ポイント3)累積警告や怪我人などの懸念材料は?

 右膝十字靭帯と右膝半月板の損傷で今季絶望のジネイを除けば、怪我人によるトラブルはなさそうだ。とはいえ、今後は3つのコンペティションを戦う過密スケジュールが待ち受けており、コンディション維持には十分に注意を払いたい。一方、累積警告でリーチが掛かるのは、山村、カイオ、ファン・ソッコ、西、遠藤の5人だ。

充実の金崎は、代表に選ばれても不思議ではない。


好調をキープする金崎が攻撃陣を牽引。09年以来となる代表選出も現実味を帯びるか。写真:サッカーダイジェスト

ポイント4)目標達成へのキーマンとなるのは誰?
金崎夢生/FW

 躍動感に満ちた飛び出しと、キレのあるドリブル、積極的なミドルシュート……。最前線に入る金崎の充実は、目を見張るレベルだ。攻撃ではほとんどの局面に顔を出し、リーグ戦では、ここ5試合で3ゴールと絶好調だ。今のプレーを継続できれば、09年以来となる日本代表に選ばれても不思議ではない。

ポイント5)ラスト5試合のうち鍵を握りそうなゲームは?
14節 柏戦(@カシマ/14:00)

 残るリーグ戦の相手は、神戸、柏、湘南、横浜、名古屋。第2ステージ、年間順位ともに上位のクラブではなく、与しやすくも見える。ただし、第1ステージでの対戦成績は2勝(柏戦、横浜戦)1分(名古屋戦)2敗(神戸戦、湘南戦)と五分の勝率だ。

 なかでも注目したいのは、過密日程の最終戦となる柏戦。15日間で4試合というスケジュールを乗り切れば、以降の戦いにも弾みがつくだろう。

文:増山直樹(サッカーダイジェスト編集部)


2ndステージ残り5試合を占うサッカーダイジェストの増山記者である。
5戦全勝を目標とする。
首位・広島の取りこぼしを待ち、ステージ制覇を目指したいところ。
そのキーマンは金崎夢生と言えよう。
豊富な運動量とテクニック、何よりも貪欲にゴールを狙う姿と泥臭いプレイがチームを鼓舞する。
鹿島の象徴となるべき素晴らしきプレイヤーである。
夢生を中心にゴールを奪い、堅守にて勝利を掴んでいこうではないか。
ステージ制覇、そしてリーグタイトル奪還を狙いたい。
期待しておる。

金崎夢生の存在感

2015年09月30日 | Weblog
午前練習


鹿嶋は心地良い秋晴れに恵まれています。選手たちはミーティングをした後、パス練習や攻守のトレーニング、ゲーム形式のトレーニングなどを行いました。


シュート体勢の金崎夢生である。
好調な様子が伝わってくる。
夢生の思い切りの良いプレイがチームに活気を与える。
この週末から始まる過密日程も吹き飛ばす勢いをつけてくれるであろう。
夢生の存在感で勝利を積み重ねる。
活躍を期待しておる。

脩斗と満男、練習にて対決

2015年09月29日 | Weblog
2部練習


オフ明けの今日、選手たちは午前、午後の2部練習を行いました。


練習にて対峙する山本脩斗と満男である。
東北人魂のぶつかり合いといったところか。
試合中、この二人のホットラインは太く感じる。
左サイドが活性化しているのは、脩斗の躍動もあるが、脩斗への満男のパスが絶妙である部分も大きい。
サイドアタックは現代サッカーの生命線である。
サイドを切り裂く脩斗の突破は満男が司っておる。
これからも二人の連携にて勝利を積み重ねていこうではないか。
楽しみである。

慶應義塾大学・久保くん、衝撃的だった「岩政大樹との出会い」

2015年09月29日 | Weblog
衝撃的だった「岩政大樹との出会い」慶應大・久保飛翔がJ2岡山入りを決めた理由
安藤隆人
2015年09月29日

自分の『伸びしろ』に気付かせてくれた元日本代表のアドバイス。

 ある男との出会いが、彼を大きく変えた。

 慶應義塾大4年のCB久保飛翔は、練習参加したJ2ファジアーノ岡山で、これまでの考え方を覆されるような経験をし、迷わず来季の加入を決めた。

 愛媛県の強豪・済美高時代から、185センチの長身と高い身体能力で注目を集める存在だった。久保がいた世代の済美は、前線にFW藤本佳希(明治大4年)もおり、攻守の二枚看板を擁する好チームで、プリンスリーグ四国では圧倒的な力を発揮。プレミアリーグ昇格へあと一歩のところまで迫った。

 慶應義塾大に進んだ久保は、持ち前の身体能力を活かしたプレーで守備の要へと成長し、プロのスカウトの視線を浴びるようになる。だが、順調に成長できているはずだと考えていた自分の考えの甘さを、岡山で痛感することになったのだった。

「岩政大樹さんと出会って、CBとしていろんなことを教えてもらいました。一番驚いたのが、本当にプレーの一つひとつ、意識の一つひとつを細かく考えながらやっていること。自分はおおざっぱで、感覚でプレーしていることが多いと痛感しました」

 鹿島の黄金期を支え、日本代表でもプレー。さらにタイ、岡山と渡り歩き屈強なCBとして多くの経験を積んできた一方、東京学芸大時代は数学の教員免許を取得するなど、明晰な頭脳を持つ名手の言葉は、どれをとっても久保にとって驚きであり、刺激的であった。

「ヘディングひとつとっても、当てる場所、飛ぶタイミング、空中でのバランス、ヘッドした後の対応、それだけで40分以上も話してくれた。ヘッドは得意だったけど、甘かったと痛感した。自分はそこまで考えてサッカーをやっていなかった。でも、甘さが分かった以上に、嬉しかったんです。だって、それだけ自分にはまだ『伸びしろ』があると気付けたわけですから」

 自分が知らなかった世界を知ることができた。では、自分が岩政のように考えながら、分析をしながらプレーしたらどうなるのか。“知らなかった”のは決して『悪』ではない。むしろ、“知ってからその先”が重要であり、そこでの努力が大きな成長へとつながるはずだ。

 自分の可能性を見出すとともに、努力すべき方向性もはっきりと見えた。ここから練習に取り組む姿勢は大きく変わった。

「単に『弾けば良い』、『守れば良い』と思っていた自分が、理論的に考えるようになったことで、今までの自分はなんてプレーに無駄な動きや要素が多いのだろうと気付いた。もっとシンプルに、周りを意図的に動かしながら、プレーすることを意識するようになった」

 関東大学リーグ15節の法政大との一戦で、久保は成長の跡を見せた。前半から巧みなラインコントロールで守備を統率すると、法政大ペースとなった後半は矢継ぎ早に攻撃を仕掛けてくる相手に対し、中央でどんと構え、必要以上にラインを下げることなく守り切る。

 細かいラインコントロールをしながらも、果敢に空中戦を挑み、シュートブロックに身を挺し、要所では強気な守備で劣勢のチームを支え続けた。結果、0-0のドロー。後半はいつ失点してもおかしくない状況下を、無失点で切り抜けた。

 これで慶應大は3試合連続無失点。逞しく成長したディフェンスリーダーに牽引され、慶應大は2位に浮上した。

「もっと考えてプレーしていきたい。それだけ伸びしろがあるわけですから」

 自分はまだ伸びる。成長する喜びを味わっている久保の意欲は、まだまだ尽きることがないだろう。

取材・文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)


岩政に感銘を受けた慶應義塾大学の久保飛翔くんである。
練習参加した岡山にて岩政に出会い、衝撃を受けたとのこと。
やはり岩政の持つ、選手としての偉大さ、そしてプレイ以外の部分は大きなものと言えよう。
それは、岩政のブログからも伝わってくる。
彼の内面からにじみ出る人間性には大きな感銘を受けるのは当然である。
選手としての岩政、人間としての岩政をこれからも応援していきたい。

練習試合 ソニー仙台戦

2015年09月27日 | Weblog
練習試合


浦和戦から一夜明けた今日、15時からソニー仙台との練習試合を行いました。鈴木優磨選手と中村選手、山村選手、豊川選手、梅鉢選手、杉本選手がゴールを決め、6-3で勝利を収めています。


ソニー仙台との練習試合に出場した大橋である。
この大型ボランチへの期待は並々ならぬものがある。
パスを散らし、機を見て前線へと上がるのだ。
楽しみな逸材である。

U-18日本代表 練習試合 静岡産業大学戦

2015年09月27日 | Weblog
U-18日本代表 AFC U-19選手権2016予選 直前キャンプ 練習試合マッチレポート vs 静岡産業大学
2015年09月27日

U-18日本代表 AFC U-19選手権2016予選 直前キャンプ 練習試合マッチレポート vs 静岡産業大学

練習試合 vs 静岡産業大学
2015年9月26日(土) キックオフ 10:00 試合時間 90分(45分×2)
静岡産業大学第2グランド(静岡/磐田市)
U-18日本代表 5-0(前半2-0、後半3-0) 静岡産業大学

得点
9分 堂安律(U-18日本代表)
17分 浦田樹(FK)(U-18日本代表)
55分 小川航基(U-18日本代表)
57分 小川航基(U-18日本代表)
58分 小川航基(U-18日本代表)

前半メンバー
GK:廣末陸
DF:岩田智輝、冨安健洋、中山雄太、浦田樹
MF:堂安律、鈴木徳真、坂井大将、木彰人
FW:一美和成、岸本武流

後半メンバー
GK:山口瑠伊
DF:藤谷壮、野田裕喜、町田浩樹、舩木翔
MF:岩崎悠人、佐々木匠、森島司、久保田和音
FW:吉平翼、小川航基

サブメンバー
GK:小島亨介

マッチレポート
直前キャンプ最終日は、静岡産業大学とのトレーニングマッチ。
試合開始から日本が優位に試合を進めると、9分に堂安選手がペナルティエリア付近から左足で豪快なミドルシュートを決めて先制。続けて17分には、ゴールから30m付近で得たフリーキックを浦田選手が左足のシュートで直接ゴールネットを揺らし2点目を奪います。
後半に入っても日本のペースで試合は進むと、小川選手が4分間でゴールを量産します。55分は左足、57分には右足、58分にはヘディングでゴールを決めてハットトリックを達成。その後も日本が攻撃を続け、何度も得点のチャンスを作りますが、ラストパスの精度を欠いてしまう場面もあり追加点は奪えず試合終了。5-0で静岡産業大学に勝利し国内での直前キャンプを終えました。
U-18日本代表は、明日27日に予選会場となるラオスへ出発します。

選手コメント
岸本武流 選手(セレッソ大阪U-18)
自分自身、直前キャンプ前に怪我をしてしまい、昨日の練習からチームのトレーニングに合流しました。そして、今日の試合が直前キャンプでは初めての試合となりました。試合ではチームメイトとのコンビネーションがあまり合わなかったので、ラオスとの初戦には本調子で挑めるように体のケアやトレーニング中のコミュニケーションをしっかりとっていきたいです。そして、チームのために最善を尽くせるように頑張ります。

鈴木徳真 選手(筑波大学)
今日で国内での直前キャンプが終わり、試合結果も内容も良い状態でアジア予選に入っていけると思います。これまで、この代表に関わってくださった人達の思いを背負い、日本代表としての誇りをもって戦ってきます。日本からの熱い応援をよろしくお願いします。

森島司 選手(四日市中央工業高校)
今日は静岡産業大学と試合をしましたが、前の試合よりも守備が改善できていて、相手に縦パスを通されることが少なかったので、良かったと思います。明日からラオスに入りますが、コンディションを整えて、心身ともに良い状態で予選を迎えられるようにしたいです。

町田浩樹 選手(鹿島アントラーズユース)
今日の試合が予選前最後の試合ということで、全員立ち上がりから高い集中力をもって挑みました。攻守において多少課題はありますが、全員がやることを共有しベクトルを合わせることができました。特に2試合を通して無失点で終えることができたことは良かったです。この2試合での収穫をアジアの予選に活かしていきたいです。


スケジュール
9月21日(月) 18:00 トレーニング (エコパ補助競技場)
9月22日(火) 9:00
15:30 トレーニング (ヤマハリゾートつま恋多目的広場)
9月23日(水) 9:00
15:30 トレーニング (ヤマハリゾートつま恋多目的広場)
9月24日(木) 9:00
3-0 トレーニング (ヤマハリゾートつま恋多目的広場)
練習試合 vs ジュビロ磐田 (ヤマハスタジアム)
9月25日(金) 9:00 トレーニング (エコパ補助競技場)
9月26日(土) 5-0 練習試合 vs 静岡産業大 (静岡産業大第2グラウンド)
9月28日(月) トレーニング
9月29日(火) トレーニング
9月30日(水) トレーニング
10月1日(木) トレーニング
AFC U-19選手権バーレーン2016 予選(グループJ)
10月2日(金) 19:00 vs ラオス(National Sports Complex Stadium)
10月3日(土) トレーニング
10月4日(日) 16:00 vs フィリピン(National Sports Complex Stadium)
10月5日(月) トレーニング
10月6日(火) 16:00 vs オーストラリア(National Sports Complex Stadium)

※日本国内でのトレーニングおよびトレーニングマッチは一般の方も見学可能です

[練習試合]U-18日本代表が大学生に5-0快勝、手応えの2連勝でこの1年の集大成へ
15/9/26 22:15

[9.26 練習試合 U-18日本代表 5-0 静岡産業大 静岡産業大第2G]

 10月2日に開幕するAFC U-19選手権予選(U-20W杯アジア1次予選)に向けて静岡県内で合宿中のU-18日本代表は9月26日、静岡産業大とのトレーニングマッチを実施。5-0で圧勝し、予選に向けて弾みを付けた。

 24日の磐田との練習試合(3-0で勝利)から中1日で行われたこのゲーム、内山篤監督は「今回の予選は酷暑の中(開催地ラオスは日中30℃を軽く超える気候)、中1日で3連戦を戦うことになる。当然、メンバーは入れ替えながら総力戦でやるつもり」と語ったとおり、磐田戦から先発7名を入れ替え。新たにDF浦田樹(千葉)、野田裕喜(大津高)、岩田智輝(大分U-18)、MF鈴木徳真(筑波大)、高木彰人(G大阪ユース)、FW岸本武流(C大阪U-18)、一美和成(大津高)を先発させた。

 一方、磐田戦から引き続いてGK廣末陸(青森山田高)、DF中山雄太(柏)、MF坂井大将(大分)、堂安律(G大阪ユース)の4名が先発リストに名を連ねた。本番もこうした準ターンオーバーのようなやり方で乗り切っていくことになりそうだ。

 試合は立ち上がりから日本ペース。「チームとしての仕上がりはいい。点を取れるにおいがするチームになってきた」と主将の坂井が語るように、複数人のプレーイメージがうまく重なるようなシーンもあって、攻守が機能。堂安の見事な左足ミドルシュートで先制すると、16分にも浦田がFKを直接流し込んで追加点を奪い取った。もともと左足のキック精度に定評のある浦田だが、「実はゴール正面で距離のある位置から決めたのは初めて。イメージ通りに蹴れたし、自信になります」と笑顔で振り返った。合宿中からプレースキッカーたちが居残り練習に励んできた成果が出た格好だ。

 後半は全員を入れ替えた日本だが、ここではFW小川航基(桐光学園高)が魅せる。開始8分で力強く鋭い得意のドリブルから左足シュートを叩き込むと、その2分後に今度は右足シュートを叩き込む。さらに1分後にはMF久保田和音(鹿島)のクロスから頭でもゴール。「左足でも決められるし、ヘディングもある。自分の強みが出せた」と本人も納得の笑顔を浮かべる怒濤のハットトリックを完成した。

 ただ、その後の時間帯は押し込みながらも点を奪えない少々もどかしい展開に。MF佐々木匠(仙台ユース)の決定的なヘディングシュートは枠上に外れ、終了間際に左SB舩木翔(C大阪U-18)の高速クロスに久保田が合わせた絶好機もシュートがGK正面に飛んでゴールならず。結局、試合は5-0のまま終了となった。

 内山監督は「本番が近付いてきて選手たちの集中力も増してきた。普段の練習から相当に意識高くやってくれている」と合宿の手ごたえを話しつつ、「ラオスの暑さを考えると、もっとゲームをコントロールしていくことが大事になる」と課題も語った。「本番」は2日に開幕し、6日の第3戦で最大のライバルと見られるオーストラリアと激突することになる。確実に予選を突破するにはグループ1位になるしかないため、そこがまさに決戦の場。U-18代表が、この1年の集大成となる戦いへいよいよ旅立つ。

[写真]スペースへのパスに追いついたU-18代表・浦田がスライディングクロス

(取材・文 川端暁彦)


静岡産業大学に快勝したU-18日本代表である。
久保田和音と町田くんはメンバーを入れ替えた二本目に出場しておる。
町田くんは完封に貢献し、和音はアシストしておるとのこと。
そして、町田くんは練習試合二試合での無失点をコメントしておる。
守備の要としてアジア予選でも躍動してくれるであろう。
二人の活躍の報を楽しみにしておる。

チャンスを逃してミスから自滅を招いたのは、ある意味で必然

2015年09月27日 | Weblog
【鹿島】興梠に「持ってない」と指摘された、らしくない敗戦
増山直樹(サッカーダイジェスト)
2015年09月26日


チャンスを逃してミスから自滅を招いたのは、ある意味で必然。


元チームメイトの興梠(30番)から「持ってない」と指摘された“常勝軍団”。昌子(3番)もこの敗戦を重く受け止めているようだ。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

 曽ヶ端のファンブルにいち早く反応して決勝点を奪った興梠は、「心の底から強いなと感じた」と古巣を称えながら、「勝ち切るというところでは、まだまだ鹿島も“持ってないな”」と言及した。

 残念ながら、まさにそのコメントどおりのゲームだった。ハイテンションな序盤こそ、一進一退の展開のなかで両チームにゴールが生まれたが、徐々に鹿島が主導権を掌握。両サイドからシンプルに展開し、ダヴィと金崎の2トップを絡めた攻撃で浦和ゴールに迫った。

 前半に3つ、後半に5つ。合計8つの決定機を作り、シュートは27本を記録。ともに浦和(決定機3、シュート10)の3倍近い数字である。

 それでも、勝てなかった。

 確かに浦和のGK西川は何度も素晴らしいセーブを見せていた。しかし「裏を返せば、僕らが(西川)周作さんを目掛けてシュートを打っていたような感じも多かった」(昌子)のも事実だ。

 金崎の突破は鋭く、日本代表CBの槙野を翻弄した。昌子はセットプレーで競り勝ち、何度も際どいヘディングを見舞った。それでも、「絶対に入れさせないという浦和の気迫」(昌子)の前に、最後まで2点目を奪えなかった。

 決め切るべきチャンスを逃し、ミスから自滅を招いたのは、ある意味で必然と言えよう。試合巧者らしくない敗戦。上位対決で敗れた直接的なダメージ以上に、粘り強く勝ち切った浦和に“お株”を奪われた印象が残る。互いにプレーインテンシティの高い好ゲームだったがゆえに、なおさらもどかしさを覚える。

 なにより、鹿島は勝つことで名声を上げてきたチームである。苦しみながらも、勝負どころを見極めて勝つ。抜け目なく勝点3をもぎ取る。それこそが鹿島イズムだ。選手たちは試合後、口々に「やりたいサッカーはできていた」と語ったが、そこが評価基準ではない最たるクラブが鹿島のはずだ。

 ミスを犯した曽ヶ端、本来のダイナミズムを欠いた柴崎を除けば、軒並み悪くないパフォーマンスを見せていた。しかし、プロセスだけでは意味がない。鹿島の選手たちは、誰よりもそこを理解しているだろう。

 最後の精度、若い選手と監督の経験値――。チームとして高めるべきものは少なくない。ただひとつ間違いなく言えるのは、「優勝するチームは、こういう試合を勝ち切る」(昌子)ということだ。

 第2ステージ首位の広島との差は勝点で3、得失点差では12まで開いた。これ以上、足踏みはしていられない。浦和から受けた厳しいレッスンを、是が非でも次につなげたい。

取材・文:増山直樹(サッカーダイジェスト編集部)


第2ステージ制覇に向け、これ以上足踏みはできない。結果にこだわる鹿島イズムを熟知する小笠原(40番)を筆頭に、ここからの巻き返しに注目したい。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)


浦和戦について記すサッカーダイジェストの増山氏である。
試合後のコメントから上手に記事を作っておる。
「鹿島は勝つことで名声を上げてきたチームである。苦しみながらも、勝負どころを見極めて勝つ。抜け目なく勝点3をもぎ取る。それこそが鹿島イズムだ。選手たちは試合後、口々に「やりたいサッカーはできていた」と語ったが、そこが評価基準ではない最たるクラブが鹿島のはずだ」この文章に集約されておる様に感じる。
粘り強く守り、機を見て攻めきる。
これが出来なかった試合では敗戦を喫した。
指揮官としては経験の浅い石井監督と若手の多いチームには高い授業料を支払うこととなった。
しかしながら、ここで諦めないのも鹿島のメンタルである。
強い気持ちで2ndステージ制覇を目指す。
期待しておる。

浦和戦コメント・報道

2015年09月27日 | Weblog
2015明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 第12節


鹿島アントラーズ:石井 正忠
本当にたくさんの皆さんがスタジアムに来てくれた試合で、勝ち試合を見せることができず、残念な気持ちでいっぱい。浦和を相手に引いて守るのではなく、前からボールを奪う姿勢を90分間で何度も見せることはできた。崩すかたちも何度も見せられたことには満足しているが、2失点とも簡単なミスからの失点となってしまったことは残念だ。タイトルを獲るためにはミスを少なくしなくてはいけない。これから改善していく。最後は1-2から同点に追いつき、ひっくり返したいと思っていたが、交代のタイミングが少し遅かったと今は反省している。

Q. 選手たちが積極的にプレーしている点について、何が変化したポイントか?
A. ポイントはいくつかあるが、練習から試合と同じ状況を想定してやっている。一番は自分たちが練習からしっかり取り組まなくてはいけないという姿勢を見せるようになっている。そこの積み重ね。そこがチームの最低レベルであり、球際のところはしっかりいこうと言っている。



【遠藤 康】
チャンスを数多く作りながら負けてしまい、悔しい。ゴールの場面は、左サイドで良い崩しをして、後は決めるだけだった。勝ち続けないと優勝は見えてこない。どんな内容でも勝ちに行くサッカーをして、次につなげていきたい。

【昌子 源】
決定機を多く作れていたけど、自分たちのミスが響いてしまった。チームが良い流れで来ていた中で、自分が復帰した試合で負けてしまった。浦和に2度続けて逆転負けをして、本当に悔しい。

【曽ヶ端 準】
勝ち点3を取れる内容で試合を進めていた中で、あのようなプレーをしてしまった。チームに迷惑をかけてしまった。

J1 2nd 第12節 浦和戦


本日行われたJ1 2nd 第12節 浦和戦は1-2で負けを喫しました。

2ndステージ 第12節
2015年9月26日(土)15:04KO カシマ

[ 石井 正忠監督 ]
まずは、今日は本当にカシマスタジアム(県立カシマサッカースタジアム)に数多くの方が観戦に来ていただいたのに、勝ち試合を見せられなくて非常に残念な気持ちでいっぱいです。浦和さんに対して、引いて守るのではなく、前から積極的にボールを奪いに行く形を90分の中で何度も見せられたと思いますし、崩す形もたくさん出ていたと思うので、そういう点では満足している。ただ、2失点とも簡単なミスで失点してしまったことは残念に思います。そこはこれから改善していかなければならない部分ですし、タイトルを獲るためにはそういうミスはできるだけ少なくしていかなければいけないなと思いました。最後、1-2から同点に追い付いてひっくり返そうという気持ちでいたのですが、その部分で私の判断が遅れて起用する選手を入れるタイミングが若干遅かったんじゃないかと、今は反省しています。

2ndステージ 第12節
2015年9月26日(土)15:04KO カシマ

[ 曽ヶ端 準 ]
--興梠 慎三選手に決められた72分の失点場面について。
1回味方に当たってコースが変わった。(昌子)源に「クリア」って言ったんですけど、そのタイミングで届かないなと思ったので自分で出て行って、ああいう結果になってしまった。内容は素晴らしい内容で、十分に勝点3を取れる内容の中でのああいうプレー。チームに迷惑を掛けてしまった。

[ 土居 聖真 ]
時間がなかったのでガンガン行くしかなかった。結構チャンスはあったのに決め切れなかったことが敗因かと思います。試合が終わった後、監督からは「良い試合をしてはいたし、誰の責任でもなくチーム全体の責任。リーグ戦もナビスコ(Jリーグヤマザキナビスコカップ)も天皇杯も続くから、切り替えてやっていこう」という話をされました。

石井 正忠監督(鹿島)会見『タイトルを獲るためにはミスをできるだけ少なくしなければならない』 J1【鹿島対浦和】
2015 09/27 06:40

2015年9月26日(土)15:04KICKOFF/県立カシマサッカースタジアム/29,030人
鹿島 1-2 浦和
得点者:3' 遠藤 康(鹿島)/6' 高木 俊幸(浦和)/72' 興梠 慎三(浦和)

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○石井 正忠監督
「本当にたくさんの皆さんがスタジアムに来てくれた試合で、勝ち試合を見せることができずに残念な気持ちでいっぱい。浦和さんに対して引いて守るのではなく、前からボールを奪う姿勢を90分間で何度も見せることはできたと思う。崩す形もたくさん見せられたことには満足しているが、2失点とも簡単なミスからの失点となってしまったことは非常に残念に思う。改善しなくてはならないし、タイトルを獲るためにはミスをできるだけ少なくしなければならない。最後は1-2から同点に追い付き、ひっくり返したいと思っていたが、起用する選手の交代のタイミングが少し遅かったといまは反省している」

Q:メンタル面でもプレーの面でも素晴らしい試合だったと思います。先ほど選手交代のタイミングが遅かったというお話でしたが、私個人としてはダヴィ選手を残したほうが良いと感じたのですが、その点はいかがですか?
「逆に僕は早いタイミングで(鈴木)優磨を入れたほうが良かったと感じている。土居も優磨も交代出場した二人については、個人で打開できる選手だと思っている。優磨を早いタイミングで出してスペースで受ける動きをしてもう一度中に入っていくようなプレーをしてほしかったので、早いタイミングで出せれば良かったと思っている」

Q:鹿島が勝ってもおかしくない試合でしたし、金崎選手を筆頭に球際の勝負などでも鹿島が勝っていました。選手たちが積極的にプレーできるようになった点について、何が変化したポイントなのでしょうか?
「ポイントはいくつかあると思うが、練習から試合と同じ状況を想定してやっている。一番は監督が代わったことによって、自分たちが練習からしっかり取り組まなくてはいけないという姿勢を見せるようになっている。トレーニングを一度見に来ていただければ分かると思うが、その積み重ねではないかと思う。そこがチームの最低レベルであり、ポジションに関係なく、球際のところはしっかり行こうと言っている。それが一番大きいんじゃないか。僕自身も引いて守るのはセレーゾのときにできていたので、自分たちからボールを奪うというサッカーの本質の部分に踏み込んでいくサッカーをしたいと思っているので、そういう意識も高まっていると思う」

Q:こういう意識の高いチームを作るために、これをやれと強要することが多いが、最後は自分たちがやりたい、選手たちで考えてやらないといけないという境地に達しないといけないと思いますが、そういうことを意識付けることができるのは、個人的には監督に必要なエッセンスだと感じています。その点はいかがですか?
「僕は選手に強要するのではなく、セレーゾ監督のときにはどこか自分の能力を出し惜しみする、100%出せていないと感じていたので、思う存分力を発揮できるように、トレーニングから出せるように、そういうことを狙って意識付けてきたことが良かったと思っている。練習から選手たちが判断して、個人個人の100%を出せるようにしていることがいまにつながっているんじゃないか」

鹿島アントラーズ 試合後の選手コメント『自分たちのミスが響いて、苦しい展開になってしまった』(昌子 源)+曽ケ端+鈴木+土居 J1【鹿島対浦和】
2015 09/27 06:58

2015年9月26日(土)15:04KICKOFF/県立カシマサッカースタジアム/29,030人
鹿島 1-2 浦和
得点者:3' 遠藤 康(鹿島)/6' 高木 俊幸(浦和)/72' 興梠 慎三(浦和)

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○曽ケ端 準
Q:失点の場面を振り返って。
「味方に一回当たって、コースが変わった。(昌子)源に『クリア!』と言ったんだけど、そのタイミングで自分では届かないと思ったので、あのような結果になってしまった。内容は素晴らしい内容で、勝ち点3を取れる内容だった中でのあのようなプレーをしてチームに迷惑をかけてしまった」

Q:セカンドステージでの順位争いでも痛い敗戦でした。
「こうなってしまった以上、しっかりとまた次に向けてやっていくことだけだと思う」

○鈴木 優磨
「サイドで起点は作れていたけど、相手にとって一番怖いところであるゴール前に入ることがなかった。もっとゴール前にいれば展開が変わったんじゃないかと思う」

Q:出場したタイミングでは相手の選手は疲れていたと思います。
「サイドでどんどんしかけていこうと思っていた。相手は引いているから一人かわしてもどんどんアプローチに来るので、クロスを上げるのもなかなか難しかった。ワイドの裏は取れたけど、そこからの精度が足りなかった。そこを上げていかないと。決定機はウチが多かったし、そこを決めていかないと勝てない」

Q:今季最多の観衆でした。
「そこはあまり意識していない。意識していないけどお客さんが多いことは感じていた。結果を残すことが必要で個人としてもシュートを1本しか打っていない。もっともっとチャンスに絡んで点を決めないと試合に出られない。ゴール前の質を上げていかないといけない」

Q:ご自身はゴール前にクロスを上げるシーンが目立ったが?
「サイドを取っていけと指示があったし、疲れて来ると裏に抜ける選手が少なくなるので、中で待っていることも大事だけど、動ける選手が起点を作って、そこからまた出て行くことが理想。オレも含めて、アイディアや精度が足りずに攻撃が単調過ぎたのかなと思う」

○昌子 源
「セットプレーの数も多かったけど、浦和の絶対にゴールに入れさせないという気迫を僕も感じたし、そういう部分が浦和さんはすごかった。悪い内容ではなかったし、シュートをたくさん打っていたので、それをゴールに入れる作業が必要。僕もタイミング的にヘディングも合ってきたので、決めたかった。槙野くんが激しくマーク(手を押さえてくる)してくることは分かっていたので、動き回ってつかませないようにしていた。内容は良かったけれども、ホームだし、結果が付いてきてほしかった」

Q:やりたいサッカーはできていたと。
「できていたと思うし、自分たちのミスから失点をしていた。早い時間帯で点を入れて、そのあとの10分、5分が大切と言っている中で失点をしたことが試合のポイントになったと思う。気持ちを切り替えて、よく言えば追い付かれただけだったし、そのあとのゲーム展開は良い形で進められた。僕自身、(興梠)慎三さんとは同じチームでやっていますし、プロに入って一番衝撃を受けた選手だったので、慎三さんに負けたくない思いはあった。こうやって戦えたことは自分の成長につながると思う。相手が後半はやり方を変えてきても後半は耐えられたし、あれだけ攻めてくれて、見ている人は得点は時間の問題と思っていたかもしれないけど、自分たちのミスが響いて、苦しい展開になってしまったことはディフェンス陣として申し訳なかった。僕自身も復帰戦で、チームはG大阪戦では負けていたけど、そのあとは良い流れで来た中で、僕が試合に出て負けてしまったことも申し訳ない」

Q:相手の2点目の場面を振り返って。
「(ゴールを決めた)慎三さんが見えておらず、『クリア!』という声があったのでクリアしようと思っていた。届かんなと思って結果はあのようになった。自分のポジショニングがしっかりしていればルーズボールにならなかったはず。セットプレーの流れからだったし、自分自身もマーカーである槙野くんが上がってきたときに誰が見るか、早めのリスタートだったので混乱したところを自分が統一しないといけなかった。マークがいなかったら、デカい選手に自分が付いてやれば良かった。僕が槙野くんの様子を見ているときにやられたので、自分のマーカーにパスが出されて始まったし、『リスタートが来るぞ』、『誰が見るか』といった声があればなかった失点。早いリスタートは浦和のスカウティングで入っていたし、しっかりとそういう対応ができていなかったし、集中が切れて対応できなかった。それを集中させてまとめることが僕の仕事。それができなかったことがもったいなかった」

○土居 聖真(鹿島)
「ちょっとした時間しか出ていないので、あまり言えることはない。(試合後の石井監督からは)良い試合をしていたし、誰かの責任ということではなく、チーム全体の責任なので、またリーグや天皇杯、ナビスコカップもあるので切り替えてやっていこうという話があった」

曽ヶ端がまさかのポロリ…浦和、興梠の決勝弾で鹿島に逆転勝利!!
15/9/26 16:57

[9.26 第2ステージ第12節 鹿島 1-2 浦和 カシマ]

 J1は26日、第2ステージ第12節を行い、県立カシマサッカースタジアムで第2S2位の鹿島アントラーズと第2S4位の浦和レッズによる上位対決が行われ、浦和が2-1の逆転勝利を収めた。

 ホームの鹿島は9月19日に行われた第11節甲府戦から先発1人を入れ替え、DF昌子源を先発起用。一方の浦和も前節清水戦から先発1人を入れ替え、出場停止の明けたDF槙野智章がスターティングメンバーに名を連ねた。

 試合はいきなり動く。前半3分、先制に成功したのはホームの鹿島だった。FW金崎夢生とのパス交換から左サイドを駆け上がったMFカイオがグラウンダーのクロスを送ると、逆サイドからゴール前に走り込んだMF遠藤康がネットを揺らしてスコアを1-0とした。しかし、すぐさま浦和が同点に追い付く。前半6分、左サイドでMF梅崎司、MF武藤雄樹とパスをつなぐと、武藤のスルーパスからDF宇賀神友弥が最終ラインの裏に飛び出し、グラウンダーのクロスをMF高木俊幸が流し込んで試合を振り出しに戻した。

 その後は鹿島がリズムを生み出し、前半20分にはPA内に進入したFWダヴィがGK西川周作との1対1を迎えるが、シュートは西川にブロックされて勝ち越しゴールとはならず。同23分にはCKの流れから、こぼれ球を昌子が蹴り込んだがオフサイドの判定に取り消される。さらに前半アディショナルタイムにはダヴィがすらしたボールから抜け出した金崎が決定機を迎えるも、シュートは西川に弾き出されてしまった。

 1-1のまま後半を迎えると、浦和はFWズラタンとMF青木拓矢を投入し、システムを3-4-2-1に変更した。前半3分にはズラタンのパスから抜け出したFW興梠慎三が左足でネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定。同9分には左サイドでボールを受けた武藤がシュートを狙ったが、GK曽ヶ端準の守備範囲に飛んでしまった。

 後半11分には鹿島が好機を生み出し、MF柴崎岳のFKから金崎がヘッドで合わせたが、ボールはクロスバーにはね返されてしまう。さらに同21分には、左サイドを駆け上がったDF山本脩斗のグラウンダーのクロスから遠藤が左足で狙うもボールはわずかにゴール右へと外れた。

 すると後半27分、思わぬ形で浦和に勝ち越しゴールが生まれる。素早いリスタートから左サイドに展開して宇賀神がクロスを送ると、ハイボールに対応しようとした曽ヶ端がまさかのキャッチミス。こぼれ球を興梠が豪快に蹴り込んでスコアを2-1とした。

 逆転を許した鹿島は同29分、柴崎のミドルがゴールを強襲するが西川に弾き出され、こぼれ球に反応したダヴィのシュートは枠を捉え切れなかった。さらに同35分にはCKからカイオがダイレクトボレーを放つが、西川の正面に飛び、同点ゴールとはいかず。その後、鹿島の猛攻をしのぎ切った浦和が2-1の逆転勝利を収めて、3連勝を飾った。

(取材・文 折戸岳彦)

キャッチミスで決勝点献上、鹿島GK曽ヶ端「本当にチームに迷惑をかけた」
15/9/26 23:52

[9.26 第2ステージ第12節 鹿島 1-2 浦和 カシマ]

 ベテランGKの思わぬミスから決勝点を献上してしまった。試合後、鹿島アントラーズGK曽ヶ端準は「本当にチームに迷惑を掛けてしまった」と悔しさを滲ませた。

 前半3分にMF遠藤康のゴールで先制した鹿島は、同6分に浦和に同点に追い付かれたものの、その後攻勢を仕掛ける。激しいプレッシャーで浦和に攻撃の形を作らせず、攻撃では多くの決定機を創出して相手ゴールを脅かし続けた。しかし、浦和GK西川周作の好セーブもあり、勝ち越しゴールを奪えないでいると、逆に後半27分、浦和に勝ち越しを許してしまう。

 浦和が素早いリスタートで試合を再開させると、鹿島守備陣に混乱が生じる。DF昌子源が振り返る。「僕のマークは槙野(智章)選手でしたが、上がって来るのか、キッカーを務めるのか様子を見ているときに、誰を見ようかというときにスタートされてしまった」。

 右へと展開されると、サイドを突破されてMF宇賀神友弥にクロスを許す。ボールは遠藤の足に当たってコースが変わり、ゴール前へと迫って来る。曽ヶ端は「味方に一度当たってコースが変わったので、源に『クリア』と言いました」、昌子は「ソガさんから『クリア』という声があったのでクリアしようと思いました」と話したように昌子がクリアに向かう。

 しかし、ボールは昌子の頭上を越えようとしていた。「届かないと思った」(昌子)、「源は届かないと思ったので自分で出て行った」(曽ヶ端)。ゴール前から飛び出した曽ヶ端がボールの落下地点に入り、キャッチしたかと思われた。だが、次の瞬間、ボールはFW興梠慎三の目の前に落ちて、決勝ゴールを叩き込まれてしまう。

「素晴らしい内容の試合で、勝ち点3を十分に取れる内容の試合の中でああいうプレーになってしまった…。本当にチームに迷惑を掛けてしまった」。36歳のベテランGKは自責の念にかられていた。
(取材・文 折戸岳彦)

2ndステージ 第12節
2015年9月26日(土)15:04KO カシマ



鹿島曽ケ端まさかのファンブル 浦和にまたも勝てず
[2015年9月26日19時29分]


試合後、厳しい表情で引き揚げるMF小笠原(手前左)ら鹿島イレブン(撮影・江口和貴)

<J1:鹿島1-2浦和>◇第12節◇26日◇カシマ

 鹿島が逆転負けし、浦和戦の連続未勝利試合が11(5分け6敗)に伸びた。

 幸先よく前半3分に先制した。左サイドをMFカイオ(21)が破り、ゴール正面へマイナスのクロス。走り込んだMF遠藤康(27)が左足で合わせ「狙ったところに決めるだけだった」とゴール左上に突き刺した。名手の相手GK西川が1歩も動けない鮮やかな得点だった。

 しかし、その3分後にあっさり同点とされた。さらに鮮やかな連係で左サイドを突破され、DF宇賀神にグラウンダーのクロスを出される。ボールを受けたMF高木に右足で押し込まれた。さらに後半27分、勝ち越し点を許す。相手の左クロスが味方DFに当たって浮き上がると、飛び出したGK曽ケ端準(36)がまさかのファンブル。こぼれ球を元鹿島のFW興梠に右足で蹴り込まれ、逆転負けとなった。

 曽ケ端は「最初は(DF昌子)源に『クリア』と指示したが、届かなかったので自分でいった。その結果ああなった」と説明。試合はシュート27本を浴びせるなど圧倒しており「勝ち点3を取れたはずの、素晴らしい試合内容だった。その中で、あのプレー…。チームに迷惑を掛けました」とベテランは謝っていた。

鹿島第1Sと同じ逆転負け 浦和戦11戦勝利なし
[2015年9月27日7時16分 紙面から]

<J1:鹿島1-2浦和>◇第12節◇26日◇カシマ

 鹿島が、内容で圧倒しながら勝負に負けた。年間首位の浦和相手にシュート27本を浴びせたが、前半3分のMF遠藤の1点止まり。左サイドを崩して鮮やかに先制したが、その3分後、さらに鮮やかな連係で同点弾を許した。1-1の後半27分にはGK曽ケ端準(36)がファンブル。こぼす瞬間をうかがっていた元鹿島のFW興梠に決められ、逆転負けした。「素晴らしい試合をしていた中で、あのプレー。迷惑を掛けてしまった…」と守護神は肩を落とした。

 第1ステージに続く1-2の逆転負け。右膝痛から3試合ぶりに復帰したDF昌子源(22)は「同じチームに(年間)2度も逆転負けするなんて優勝チームでは起こりえない」。これで浦和戦11戦勝ちなし(5分け6敗)。赤のライバルの背中が、また遠のいた。

鹿島、V争いから後退…“ポロリ”曽ケ端、興梠を「ぶっとばす」
 明治安田J1第2ステージ第12節(26日、鹿島1-2浦和、カシマ)かつての仲間にやられた。鹿島は2012年まで所属していた浦和FW興梠に決勝弾を許して敗戦。勝ち点25で並んでいた広島が清水に勝ったため、第2ステージの優勝争いから一歩後退した。

 1-1の後半27分、GK曽ケ端のミスから興梠に決められた。「クロスが味方に当たってコースが変わった」と曽ケ端。興梠が「ソガさんと仲良くしていてよかった」と発言したことを知ると「ぶっとばします」と苦笑するしかなかった。

 今季最多の2万9030人が来場。昨季限りで現役引退した鹿島の柳沢敦コーチが「コーチになって初めて試合に出たいとうずいた」と評した熱戦だったが、痛恨の黒星となった。 (湯浅大)
(紙面から)


曽ケ端が痛恨ファンブル…鹿島 逆転負けで年間勝ち点1位消えた
J1第2S第12節 鹿島1―2浦和 (9月26日 カシマ)


<鹿島・浦和>前半、浦和・宇賀神(左)と競り合う鹿島・柴崎
Photo By スポニチ


 鹿島はホームで逆転負けを喫し、年間勝ち点1位が消滅した。1―1の後半27分に、相手のクロスボールをGK曽ケ端がファンブル。そのボールを興梠に押し込まれた。「(DF昌子)源に“クリア!!”と言ったが、届かないと思って、自分で行ったんですけど…。チームに迷惑をかけてしまった」と肩を落とした。

 試合は圧倒的に支配した。シュート数は27―10と、相手の倍以上。決定機も多くあったが、決めきれなかった。過去10戦勝ちなし(5分け5敗)と相性が最悪だった浦和にまたしても苦い敗戦。第1ステージでも逆転負けをしており、DF昌子は「同じチームに2度逆転負け。優勝するチームでは起こらないこと」とうなだれた。これで年間順位では首位の浦和と17差となり逆転は不可能となった。チャンピオンシップ出場のためには第2ステージで優勝するか、年間勝ち点2、3位に入るしかない。
[ 2015年9月27日 05:30 ]

【鹿島】浦和に痛恨逆転負け 曽ケ端、痛恨キャッチミスで頭下げる
2015年9月27日9時15分 スポーツ報知

 ◆J1第2ステージ第12節 鹿島1―2浦和(26日・カシマスタジアム)

 鹿島は痛恨の敗戦を喫した。

 浦和(10本)の倍以上となるシュート27本を放ったが、MF遠藤の先制点しかネットを揺らすことができず、後半27分にGK曽ケ端のキャッチミスから決勝点を奪われた。守護神は「勝ち点3を取れる内容だったのに、ああいうプレーでチームに迷惑をかけてしまった」と頭を下げた。

 これで首位・広島との勝ち点差は3に。ただ、DF昌子が「鹿島の試合だった」と振り返るように、内容として第1S優勝クラブを圧倒したことも事実。残り5試合での逆転優勝へ向け、遠藤は「全部勝つ」と力を込めた。


曽ケ端のミスはいくつかの要因が重なって起こった様子。
結果的に敗因となってしまったが、聖真が石井監督の言葉で言うようにチーム全体の責任。
シュート27本で1得点はあまりにも少ない。
大差で勝てる試合であった。
また、サンスポが報じる「コーチになって初めて試合に出たいとうずいた」という柳沢コーチのコメントが嬉しい。
柳沢敦がおれば、更にチャンスが増え、勝利に導いてくれたように思う。
逆に柳沢の後継者とも言われる赤秀平が負傷により本調子でなかったことも勝敗の綾になったのではなかろうか。
もし再戦があるならば、結果は異なる。
気持ちを切り替え、2ndステージを制覇して、1stステージ勝者の浦和ともう一度戦いたい。
楽しみである。

浦和・興梠、ソガさんと仲良くしていてよかった

2015年09月27日 | Weblog
浦和の興梠、初カシマスタジアム弾!「ソガさんと仲良くしていてよかった」

得点した興梠は、浦和サポーターの歓声に手を振って応えた

 明治安田J1第2S第12節(26日、カシマスタジアムほか)浦和がアウェーで鹿島に2-1で逆転勝ちし、年間勝ち点を64として1位の座をキープ。鹿島から移籍して3年目の日本代表FW興梠慎三(29)が1-1の後半27分に決勝点を決め、古巣を粉砕した。広島は清水に5-1で大勝し、第2ステージ首位を守った。浦和に敗れた同2位の鹿島は、広島に勝ち点3差をつけられた。湘南-横浜Mは1-1で引き分けた。

 試合前の選手紹介で浴びた大ブーイングを、悲鳴に変えた。鹿島から移籍して3年目。浦和の選手としては3度目のカシマスタジアムで、FW興梠が“初ゴール”。レッズサポーターの前へ走り、喜びを爆発させた。

 「ゴールは相手のミスだね。もっと気持ちいいゴールがよかったけど、それで勝ち点3を取れたのはよかった」

 1-1で迎えた後半27分。DF宇賀神の左からのクロスを、鹿島GK曽ケ端がキャッチミス。こぼれ球を右足で押し込む決勝点だ。興梠は「ソガさんと仲良くしていてよかった」とおどけた。

 昨年10月26日、カシマでのアウェー戦では悪夢に見舞われた。興梠は先発したが、後半41分に負傷交代。右腓骨(ふくらはぎ付近の骨)骨折の重傷だった。それまでチーム最多の12得点を決めていたが、残り4戦は1分間出ただけ。浦和はこの4戦を1勝1分け2敗と失速し、優勝を逃した。「けがして、それから出られなかった」と興梠。悔しさを忘れたことはなかった。因縁の地で、今年は笑うことができた。


後半、勝ち越しのゴールを決める浦和・興梠慎三(中央)=カシマスタジアム(撮影・中井誠)

 昨年の屈辱を思い出し、チーム全員が体を張った。日本代表GK西川はファインセーブを連発。同DF槙野は相手の肘が当たって鼻血を出しながらフル出場。27本のシュートを打たれても、1失点に抑えた。日本代表のハリルホジッチ監督が視察する前で、それぞれに結果を出した。

 「年間1位に向けて大きな1勝。残り5戦を5連勝で乗り切りたい」

 昨季と同じ失敗はしない。興梠が悔しさを晴らし、浦和を頂点へと前進させた。
 (宇賀神隆)

興梠 決勝弾!!古巣ホームで移籍後初ゴール
J1第2S第12節 浦和2―1鹿島 (9月26日 カシマ)


<鹿島・浦和>後半、浦和・興梠(中央)がゴールを決める
Photo By スポニチ


 浦和の日本代表FW興梠が、古巣を黙らせた。1―1の後半27分、宇賀神の左クロスをGK曽ケ端がファンブル。そのこぼれ球を右足で叩き込んだ。「心の底から強いと思った」ほど鹿島に押し込まれたが少ないチャンスをモノにする決勝弾。13年に浦和に加入後、鹿島の本拠地で初ゴール。「曽ケ端さんと仲良くしていて良かった」とおどけたエースは「やってやろうという気持ちが強かった。どんな形でも点が取りたかったので良かった」。

 昨年10月に右足腓骨(ひこつ)を折った場所で、苦い記憶を払しょくした。これで今季10得点。4年連続で2桁得点に到達した。視察したハリルホジッチ監督にも好印象を残したが、背番号30は「アピールは全然できてない。それより勝ち点3が取れたことの方がうれしく思う」ときっぱり。「年間1位が目標なので、そこを目指す」と、かぶとの緒を締めていた。
[ 2015年9月27日 05:30 ]


不愉快な発言をする浦和の興梠である。
相手へのリスペクトを感じぬ、プロサッカー選手として恥ずかしいコメントと言えよう。
このような選手と成り下がってしまった彼には残念としかいいようがない。
プロサッカー選手である以前に、子の親である自覚を持って欲しいと感じる。
彼をこのような人物とさせてしまった所属クラブを可哀相に思う。

サッカーダイジェスト 浦和戦寸評

2015年09月27日 | Weblog
【J1採点&寸評】鹿島×浦和|鹿島は決定機数で上回りながら、浦和の粘りに屈す
増山直樹(サッカーダイジェスト)
2015年09月26日


ノーゴールながら、何度も仕掛けた金崎には及第点を与えて良い。


【警告】なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】西川周作(浦和)


【試合内容】
 左サイドから崩し、折り返したボールを1タッチで沈める――。3分と6分に似たような展開から点を取り合ったゲームは、攻守で高いテンションを保ったまま時計が進んだ。両チームとも球際が激しく、局面のバトルは見応え十分。そのなかで、前半のうちにビッグチャンスを3度迎えるなど、ペースを握ったのは鹿島だった。

 後半も緊張感が漂う好ゲームとなるが、ひとつのミスが勝敗を分ける。左サイドからのクロスに対し、曽ヶ端が痛恨のファンブル。こぼれたボールを興梠に叩き込まれ、鹿島は優勢に試合を進めながらリードを許してしまう。

 その後、前線の選手を入れ替えて浦和ゴールに迫る鹿島だったが、シュートは西川に止められるか、枠を捉えられない。アディショナルタイムにも西のヘディングが西川に弾き出されるなど最後まで1点が遠く、そのままタイムアップ。鹿島は合計27本ものシュートを放ちながら、第2ステージ優勝が遠のく厳しい1敗を喫した。

【チーム採点・寸評】
鹿島 5.5
試合の主導権を握りながら、またも浦和に逆転負け。好ゲームを演じただけに、ひとつのミス、多くの決定機逸が悔やまれる。

浦和 6.5
選手全員が守備の意識を強く持ち、気迫漲る球際で鹿島の攻撃を凌ぎ切る。攻撃の費用対効果も良かった。

【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ヶ端準 4.5
昌子と重なる難しいシチュエーションだったとはいえ、ファンブルはいただけない。試合を決定付けた失点だった。

DF
22 西 大伍 5.5
空中のボールを積極的に処理し、攻め上がるタイミングも適切。ただ、2失点とも自分のサイドから奪われたのは減点要素。

3 昌子 源 5.5
興梠のポストプレーを警戒し、自由を与えず。セットプレー時は惜しいヘディングを3度放つも、ゴールは遠く……。

5 青木 剛 5.5
カバーリングやヘディングの対応は問題なし。ただし、1失点は適切なポジションをとっていれば、防げたものだった。

16 山本脩斗 6
守備ではそれほど隙を見せず、前線ではボールキープからチャンスを演出。平均点は与えていいだろう。

MF
20 柴崎 岳 5
後半はやや持ち直したが、パスミスや判断ミスが目に付く。攻守とも、いつもの躍動感が感じられなかった。

40 小笠原満男 5.5
浦和のアグレッシブさに押され気味。特に後半は、ボールを持った時のプレーの強度が足らず、打開力を欠いた。

25 遠藤 康 5.5
見事なシュートで先制点をマークするも、徐々に尻すぼみ。サイドで起点になり切れず、目立ったのはセットプレーくらい。

7 カイオ 5
確かに攻撃では可能性を感じさせたが、守備の不安のほうが大きい。肝心のフィニッシュも精度が低く、“違い”にはなれず。

FW
33 金崎夢生 6
アグレッシブな仕掛けの鋭さは特筆。何度も相手守備陣を切り裂いており、ノーゴールとはいえ合格点を与えて良い。

11 ダヴィ 5
強さと抜け目なさは取り戻しつつあるが、コンビネーションに課題。特にカイオとのそれは早急に改善したい。

交代出場
FW
34 鈴木優磨 -
指揮官の指示通りにサイドからチャンスを作るも、自ら狙うシーンは少ない。本拠地での2戦連続ゴールはならず。

MF
8 土居聖真 -
押し込んだ時間帯での登場も、限られたスペースでは技術を活かせず。不完全燃焼のまま試合を終えた。

監督
石井正忠 5
展開自体は悪くない。ただ、最後まで交代枠をひとつ残すなど、早々に動いた敵将に比べると腰の重さが際立った。


上手く攻撃を組み立てられなかった柴崎(20)。ラストパスを狙う積極性は買えるが、精度はいまいちだった。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

ファインセーブ連発でチームを救った西川がMOM。

【浦和|採点・寸評】
GK
1 西川周作 7
失点は防ぎようがなく、その後はファインセーブを連発。GKがこの男でなかったら、複数失点は免れなかった。

DF
46 森脇良太 6
過剰なパフォーマンスはともかく、守備は最後まで集中力を保った。カイオとのマッチアップは見応え十分。

5 槙野智章 5.5
一発で入れ替わられるシーンなど、復帰戦のためかやや不安定な出来。周囲を鼓舞する姿は頼もしい。

22 阿部勇樹 6
攻撃には絡めずも、最終ラインで安定のリスクマネジメント。身体を投げ出すブロックも効いていた。

3 宇賀神友弥 6.5
攻守ともに積極的で、メンタル的な高い充実度を感じさせる。ゴール前へのシャープな縦パスは見事だった。

MF
24 関根貴大 6.5
何度もディフェンスラインの背後を突き、終盤は足をつりながらも守備に奮闘。タスクを完遂する冷静さが光った。

8 柏木陽介 6.5
中盤のバランスを崩さずに攻撃のスイッチを入れる。とりわけ、右サイドへのミドルフィードは美しかった。

7 梅崎 司 5.5
流れに埋没したようにも見えたが、やるべきことはやれていた印象。とはいえ目立った活躍はなく、前半のみで交代。

31 高木俊幸 6
前半のみの出場ながら、チーム最多の2本のシュート。そのうちの1本を沈めており、十分に役目は果たしたと言える。

19 武藤雄樹 6
ゴール前での見せ場は限られたが、攻守でサボらず最後まで走り抜く。積極的なプレーは好印象を抱かせた。

FW
30 興梠慎三 5.5
起点としては不十分ながら、シャドーに下がった後半に1ゴール。古巣の本拠地での初ゴールが、貴重な決勝点に。

交代出場
FW
21 ズラタン 6
1トップで投入。くさびをシンプルに落とし、時には自ら仕掛けるなど、苦しい時間帯でも攻撃の活路を開いた。

MF
16 青木拓矢 6
中央の危険な場所を埋めつつ、上がってきた相手のボランチもケア。黒子としての質の高さは健在だ。

FW
20 李 忠成 -
ズラタンと2トップを組むも、今ひとつ周囲との呼吸が合わず。85分には粘り強いドリブルからシュートに持ち込む。

監督
ペトロヴィッチ 6.5
ハーフタイムにふたりを入れ替え、バランスを修正。攻めの采配でチームに勢いを与え、苦しいゲームをモノにした。

取材・文:増山直樹(サッカーダイジェスト編集部)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。


サッカーダイジェストの増山氏による浦和戦の寸評である。
敗戦に、総じて低い評価となっておる。
その中でも山本脩斗と金崎夢生に良い評価が与えられておる。
平均点・合格点というコメントはいかがなものかと思うが、この二人が浦和の守備陣を切り裂き脅威を与えておったという印象なのであろう。
増山氏の寸評からは惨敗のようにも受け取れるが、増山氏自身が選ぶMOMが浦和のGKであったように、このポジションが別の選手であれば鹿島の大勝もあり得た内容であった。
チャンスを数多く創り出し、圧倒したのは鹿島であったことは試合を観たものにはわかるはず。
低い評価に終えた攻撃陣も運が少々なかっただけの部分もある。
悲観する必要はない。
次に繋がる試合であった。
次節を楽しみにしておる。

源、思い通りのプレイができると思う

2015年09月26日 | Weblog
キーマン DF 昌子源 元鹿島の興梠封じたい
2日のヤマザキナビスコ・カップFC東京戦で負傷した右膝も回復。3週間半ぶりの実戦復帰が濃厚だ。鹿島の若きDFリーダーは「しっかり準備できた。思い通りのプレーができると思う」と力を込める。

復帰戦は宿敵・浦和が相手。


浦和戦のキーマンに挙げられる源である。
ナビスコ杯・FC東京戦にて負傷退場し、思わぬ長期の離脱となった。
この復帰戦が大一番とは、持ってる選手と言えよう。
DFリーダーとして浦和攻撃陣を抑え込み、チームに勝利をもたらすのだ。
源の活躍を楽しみにしてスタジアムに向かう。
勝利を信じておる。

ケルン・大迫、先発フル出場

2015年09月26日 | Weblog
大迫、終盤の決定機生かせず…ホームで昇格組とドロー
15/9/26 07:30



[9.25 ブンデスリーガ第7節 ケルン1-1インゴルシュタット]

 ブンデスリーガは25日、第7節1日目を行い、FW大迫勇也とMF長澤和輝の所属するケルンはホームでインゴルシュタットと対戦し、1-1で引き分けた。大迫は3試合連続で先発し、2戦連続のフル出場となったが、ノーゴール。長澤は4試合ぶりにベンチ入りしたが、今季初出場はならなかった。

 ケルンは前半10分、DFマルセル・リッセの右クロスにFWアントニー・モデストが頭で合わせ、先制点。今オフにホッフェンハイムから加入したフランス人FWが2試合ぶりとなる今季5ゴール目を決め、幸先よくリードを奪った。

 しかし、インゴルシュタットも前半21分、右CKからDFマルビン・マティプがヘディングで同点ゴール。同34分にもカウンターから決定機を迎えたが、FWシュテファン・レックスのシュートはGKに阻まれ、勝ち越しゴールとはならなかった。

 大迫はモデストの背後で1.5列目の位置に入り、体を張ったボールキープで起点となったが、決定的な場面を演出するには至らない。0-0で迎えた後半38分には右CKのセカンドボールをMFヤニック・ゲルハルトがエリア外から狙うと、シュートはミートせずにゴール前に流れ、大迫が胸トラップから右足でシュート。絶好のチャンスだったが、至近距離でGKに阻まれた。

 結局、試合は1-1のまま終了。ケルンは前節のヘルタ・ベルリン戦(0-2)に続いて勝利を逃し、ホームでの連勝も2で止まった。一方、アウェーでは3試合連続1-0勝利で3連勝中だった昇格組のインゴルシュタット。この日も敵地で勝ち点1を獲得し、ブンデスリーガ1部初挑戦ながら7試合を終えて3勝2分2敗の勝ち点11と健闘を続けている。


先発フル出場したケルンの大迫である。
チームは昇格チームにホームでドローと不本意の結果ながら、大迫自身は二試合フル出場と監督の信頼を得た様子。
この試合、ゴールネットを揺らすことはなかったが、チャンスはあったとのこと。
ブンデスリーガに慣れ、活躍の場を与えられておることは嬉しい。
次はゴールの報を待っておる。

浦和・興梠、勝ち点3を取りにいく

2015年09月26日 | Weblog
浦和・興梠、古巣の鹿島に必勝誓う「勝ち点3取りにいく」
 浦和の日本代表FW興梠が25日、古巣との対決となる26日の鹿島戦(アウェー)での必勝を誓った。昨年10月26日の対戦では腓骨(ひこつ)を骨折した苦い思い出があるが、「お互いチーム状況はよく、いい戦いになると思う。楽しみ。勝ち点3を取りにいく」。25日は雨天の中で約1時間の調整。紅白戦でシステムなどを最終確認した。(大原)
(紙面から)


古巣・鹿島戦への意気込みを語る浦和の興梠である。
サンスポは昨季の負傷について報じるが、興梠と言えば、オフサイド・ゴールと言い切って良かろう。
浦和らしい偏ったジャッジによるゴールである。
このゴールで身も心もかのクラブの選手と成り下がった。
このようなゴールは許さぬ。
興梠を抑え込み勝利を掴み取りたい。
気持ちのこもった一戦である。

ジーコ、FIFA会長選出馬断念

2015年09月26日 | Weblog
ジーコ氏 FIFA会長選の出馬断念へ…英スカイスポーツが報道

FIFA次期会長選への出馬断念を示唆した元日本代表監督のジーコ氏(AP)
Photo By AP


 元日本代表監督のジーコ氏(62)が、来年2月のFIFA次期会長選への出馬を断念することを示唆したと英スカイスポーツが24日に報じた。

 立候補に5協会からの推薦が必要なジーコ氏は同日、スイス・チューリヒのFIFA本部を訪問。ブラッター会長や日本の関係者と面会し、立候補規定の緩和や推薦の確約を求めたが、拒否されたもよう。母国ブラジルを含めて1つも推薦を得られていないジーコ氏は「サッカー界の高い地位にいない者が立候補することは難しい。公平ではない制度は変更すべき」と訴えた。
[ 2015年9月26日 05:30 ]


FIFA会長選への出馬を断念した報じられるジーコである。
これは残念。
クリーンで誠実なジーコは適任と感じたが、駆け引きと裏表の使い分けが出来る人物が求められておるということであろうか。
清すぎることは、時には、政治色強い場には相応しくないということなのか。
寂しいものである。