鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

U-23日本代表候補合宿メンバー

2008年06月30日 | Weblog

U-23日本代表メンバーに内田・興梠選手が選出
7月7日から始まるU-23日本代表候補合宿メンバーが発表されました。

鹿島アントラーズからは、内田篤人選手・興梠慎三選手の2選手が選出されました。

最終テストのカメルーン戦では出場適わず、落選が決定的と思われた興梠慎三であるが、神戸の大久保がOA拒否した余波からか、またもやテストされる模様。
この期に及んで何を試したいのか疑問である。
その影で、予選中はキャプテンを任され、ボランチながらDFラインの全てをこなし獅子奮迅の働きをした伊野波が落選しておる。
伊野波の心中を察するに穏やかではない。
この経験を糧に伊野波には耐える心を育てて欲しい。
古くは満男もシドニー五輪で落選憂き目を見ており、アテネには野沢も青木も行けなかった。
五輪落選は出世コースなのである。
また伊野波には悪いが、これで篤人不在時の右サイドバックの目処が立ったことも事実である。
現在は大岩の穴を埋めるべくCBのレギュラーを掴みかけておるが、北京五輪開催時には大岩の負傷も癒えユダも治っておると思われる。
となれば、右SBとしてリーグ戦未勝利の汚名を返上するチャンスである。
我等もこれまで以上に期待しておるのである。
三国同盟の褒美として山本勘助の妻子を今川より引き取る晴信であった。


名古屋戦報道

2008年06月29日 | Weblog

鹿島連続完封!伊野波には課題も/J1
<J1:鹿島4-0名古屋>◇第14節◇28日◇瑞穂陸
 鹿島DF伊野波雅彦(22)にとって課題と収穫の2戦連続完封勝利になった。序盤に自陣ゴール前で1対1の場面を止めるなど強さを見せつけたが、前半37分に名古屋FW玉田のドリブルに対し、タックルで足を引っかけてしまいPKを献上。玉田がPKを失敗して事なきを得たが「(自分に)運があっただけ。そういう(PKをもらいに来る)スタイルの選手と分かっているはずなのに」と反省。ただ後半36分に左足首痛で交代するまで安定したパフォーマンスも見せ「少しずつミスもなくなってきている」と前を向いた。チームスタッフによると7月2日のナビスコ杯清水戦の出場は五分五分の状況だという。

 [2008年6月28日23時44分]

鹿島MF小笠原30メートル弾/J1

前半28分、鹿島MF小笠原がロングシュートを決める
<J1:鹿島4-0名古屋>◇第14節◇28日◇瑞穂陸
 鹿島が新旧代表コンビのスーパープレーで2位名古屋に4-0で圧勝した。1点をリードして迎えた前半28分、MF小笠原満男(29)が利き足とは逆足の左足で約30メートルのロングシュートで2点目。後半ロスタイムにはDF内田篤人(20)が約70メートルのドリブルで4点目をアシストした。W杯アジア最終予選の対戦国決定から一夜明けた試合で猛アピール。この日、柏に1-2で敗れた首位浦和に、勝ち点1差と肉薄した。

 新旧代表が個人技で度肝を抜いた。先陣を切ったのはMF小笠原。前半28分、ハーフウエーラインを越えた位置から左足を鋭く振り抜いた。30メートルのロングシュートは糸を引くような弾道で、代表GK楢崎の横っ跳びをかわし、ゴール左上隅へ吸い込まれた。

 左右両足を自在に使いこなせるが、利き足とは逆足で約30メートルの長距離を射止めるのは至難の業。ルーキー時代から成長を見守ってきた鈴木満取締役強化部長でさえ「満男のあの距離の左足ミドルは記憶にない」。それでも本人は「誰もプレッシャーに来てなかったから。枠に行くように打っただけ」と平然と言った。

 後半ロスタイムには内田が現日本代表の神髄を見せつけた。「子どものころはファンだった」という名古屋ストイコビッチ監督が見守る相手ベンチ前付近でパスカット。2人のマークを一気に抜き去った。両親は元陸上選手というサラブレッドは「4、5メートルより200メートルとか距離が長い方がいい」という自慢の加速力で相手ゴール前まで70メートルを独走。ペナルティーエリア内での切り返しで3人目のマークを抜き去り、正確なクロスで4点目をアシストした。「高校時代はあれぐらいの距離は走っていた」と笑顔だった。

 27日に日本代表のW杯最終予選の対戦相手が決まった。9カ月の長丁場で過酷な移動もある。代表チームにはこれまで以上に層の厚さと、多様性が求められる。約2年間代表から遠ざかっている小笠原も「どんな相手でも簡単ではない。W杯予選は厳しい戦いなのだから」と思いを募らせた。岡田ジャパンで定位置を確保している内田も個人技のレベルアップの必要性を痛感している。「最終予選はヘェ~コラ戦えないからね」と独特の口調ながらも気を引き締めた。

 最終予選は組織力だけでは対抗できない場面も出てくる。この日見せた2人の個人技は、今後の岡田ジャパンに必要な武器になりそうだ。【広重竜太郎】
 [2008年6月29日9時3分 紙面から]

鹿島が来た来たぁ~首位浦和に1差3位浮上
2008.6.29 05:02

2点目を決めて満面笑みの小笠原(40番)。鹿島が乗ってきた(撮影・白鳥恵)【フォト】
 J1第14節第1日(28日、国立競技場ほか=6試合)走って、走って、止まると思ったらDF2人を振り切って、まだ走る。3-0で突入した後半ロスタイム。自陣でボールを持った鹿島の日本代表DF内田が、右サイドを70メートル独走ドリブル。中央のFWマルキーニョスにパスして、ダメ押しゴールを演出した。

 「トラップして前があいていた。スピードなら勝てると思った」。W杯3次予選最終戦・バーレーン戦(22日)で泥臭い決勝点を挙げ、岡田ジャパンを1位通過に導いた20歳は「アシスト? やっぱりいいね」と“本職”での活躍に笑顔。オリベイラ監督も「肉おごるぞ!!」と上機嫌だ。

 前半4分でマルキーニョスが先制し、同28分にMF小笠原が30メートル弾。後半34分には途中出場のダニーロが豪快ミドル弾。日本代表GK楢崎もお手上げだった。

 「結果を出さないと、ベンチにも入れなくなる」とU-23日本代表のDF伊野波はチーム内の競争原理を説明した。7月上旬にMF中田浩が復帰し、新外国人のMFマルシーニョも加入する。首位・浦和とは勝ち点1差と肉薄。上昇気流に乗った昨季王者に、定位置が見えてきた。
(峯岸弘行)

代表で進化!内田70m独走アシスト

<名古屋・鹿島>前半、競り合う鹿島・内田(中央)と名古屋・深井。左は小笠原
Photo By 共同

 W杯アジア3次予選のために中断していたJ1が28日、本格的に再開した。昨季王者の鹿島はアウェーで2位の名古屋と対戦し、4―0で快勝。日本代表DF内田篤人(20)は後半ロスタイムに自陣から70メートルをドリブルで独走し、FWマルキーニョス(32)のゴールをアシストするなど、随所で日本代表で成長したプレーを披露してチームに貢献した。チームも25日の大分戦に続いて2連勝。順位も暫定ながら3位に浮上した。

 鹿島のワンダーボーイが魅せた。3―0の後半ロスタイムだ。自陣右サイドで相手のボールをパスカットした内田は、50メートル5秒台後半の俊足を飛ばしてゴールライン際まで約70メートルを独走。相手DFを体でうまくブロックすると、最後はマイナスのクロスで走り込んできたFWマルキーニョスのゴールをアシストした。「試合前のミーティングで相手はマイナスクロスが弱いと監督が言ってたんで、良かったです」。狙い通りのプレーに納得の表情を浮かべた。

 代表効果がそのままプレーに表れた。昨季までは敵陣深くまで攻め込んでのマイナスクロスはほとんど上げたことはなく、早めのクロスばかりが目立った。だが、代表に定着し、22日のバーレーン戦では決勝弾を決めるなど徐々にレベルアップ。本人は「代表から持ち帰った要素?そうですね。でも、それは周りが判断すること」とけむに巻いたが、日本代表では右サイドのMF中村からも何度かアドバイスを受けており、まさにこの日の試合がさらなる進化への第一歩でもあった。

 27日にはW杯最終予選の組み合わせが決定。内田は「どこと当たっても厳しい相手には変わりない」と話し、さらに「もうワンランク上げないといけない」とさらなる飛躍を誓った。

 普段の練習から常に全力で臨み、飽くなき向上心を持つ内田。前半42分には今季初の警告をもらい「フェアプレー賞を狙っていたんだけどね」とおどけた20歳が、日本代表の右サイド、そして鹿島を支えていく。
[ 2008年06月29日 ]

鹿島・小笠原、30メートル弾!…J1第14節
 ◆J1第14節 名古屋0―4鹿島(28日・瑞穂陸上競技場) J1昨季王者の鹿島が名古屋に4―0で快勝し、暫定3位に浮上した。日本代表の岡田武史監督(51)がアジア最終予選の切り札として注目しているMF小笠原満男(29)が前半28分、左足でワールドクラスの30メートル弾を決めるなど攻守でチームの2連勝に貢献した。浦和は柏に1―2で敗れたが、同勝ち点の名古屋も敗れたために首位を守った。

 ゴールした瞬間、小笠原は弾むボールをジッと見つめていた。「距離はあったけど、打ってみるもんですね。狙って打ったら、入りましたよ」。チームメートに抱きつかれ、ようやく笑みを浮かべた。本人も、その美しい弾道に見とれていた。

 ワールドクラスの一撃だった。前半28分、DF内田からパスを受け、前を向いた。ゴールまで約30メートル。「相手も引いていたし、相手DFもプレッシャーにこなかった。強く打てば…」。迷わず左足を振り上げた。ライナー性のボールはシュート回転しながらゴール前で急降下。クロスバー付近に当たって、ゴール内に大きく弾んだ。

 01年12月16日の天皇杯鳥栖戦で約50メートル弾、06年2月18日の日本代表のフィンランド戦では約60メートルゴールを決めた。丸太のような太ももから放たれるキックは、最長(制止した状態から)「70メートルくらい」(小笠原)だという。ロングキックにたけているGK並みの数値。この日は利き足と逆の左足で、その威力と正確無比のコントロールを証明した。

 ミドルレンジからシュートを打たない選手が多い岡田ジャパンにとって、このシュート力は武器になることは間違いない。チームは4得点、完封の快勝で暫定3位に浮上。首位浦和との勝ち点差も1に縮めた。「もうちょっと試合を支配したかったけど、内容は良くなっている」と小笠原。衝撃ゴールで、チームを優勝戦線に引き上げた。
(2008年6月29日12時00分  スポーツ報知)

攻守ガッチリ、らしさ戻る
2008/06/29(日) 本紙朝刊 スポーツ A版 5頁
快進撃を続けている名古屋に対し、鹿島が王者の意地を見せた。前節終了まで、名古屋は浦和と勝ち点で並び2位。勝ち点4差で追う鹿島にとって、絶対にたたいておきたい相手から、4得点の完勝劇に「攻守がかみ合って、久々にこういう試合ができた」と青木は胸を張った。

上位対決らしく、前半のホイッスル直後から激しくぶつかり合った両者。その中で一枚上回ったのは鹿島だった。前半4分に右スローインから田代が競ったこぼれ球をマルキーニョスが決めて先制。これで流れをつかむと、ロングボールでは復調してきた田代が制空権を奪い取り、中盤でもテンポ良く細かいパスをつなぐ鹿島らしいサッカーを展開した。
28分には流れの中から小笠原が、見事なミドルシュートを決め追加点を奪い、理想の展開に持ち込んだ。「内容としては前(大分戦)より良かった。同じような展開でカウンターから追加点は取れたし、意思統一ができてきている」と小笠原。
後半に入り、素晴らしかったのは守備。押し込まれながらも、最後まで集中力を切らさなかった。岩政が「内容より勝負を分けるのはゴール前。ゴール前の力関係、集中力になってくる」と話すように、崩されかけても体を張った守備、曽ケ端のファインセーブで2試合連続シャットアウト勝ちした。
これで、リーグ戦再開後2連勝。首位の浦和も敗れ、勝ち点1差に肉薄した。「中断明けで、いい結果できている」と岩政。鹿島が序盤戦の勢いを取り戻してきた。

内田がビッグプレー
2008/06/29(日) 本紙朝刊 スポーツ A版 5頁
試合終了直前のロスタイム。自陣でボールを持ったDF内田篤人が、猛然とドリブルを始めた。「相手が止まってたし、相手が3トップにしてて、絶対、空くと思っていた。

スピードなら勝てるかなと思って」。そのまま約70?を1人で走り、最後はマルキーニョスへ絶妙なラストパスを送り4点目をおぜん立て。「ロッカーで監督がすごい喜んでくれた」と、ビッグプレーでスタンドを沸かせた。
鹿島だけでなく、代表でも顔となりつつある20歳。「ピッチで成長した姿を見せたい」と話していたことを問われると、「どうかな」と照れ笑い。今後は「まだ2つ勝っただけ。(勝負は)これからじゃない」と最後は口元を引き締めた。

打ってみるもんですね 小笠原
2008/06/29(日) 本紙朝刊 スポーツ A版 5頁
(約30?のミドルシュートを決めた)鹿島・MF小笠原満男「プレッシャーがきてなかったし、打ったら入った。打ってみるもんですね」 

J1、速攻 鹿島抜けた もがいて光明 4得点
2008年6月29日11時6分
(28日、鹿島4―0名古屋)
 「肉だ、肉。みんなで食べに行くぞ」
 試合後の控室。普段は冷静沈着で鳴らす鹿島のオリベイラ監督の叫び声は、廊下まで響き渡った。「(昨季の)優勝した時と同じくらい興奮していた」とは内田。意味深い勝利だった。押し込まれても効率よく攻め、スコアは完勝だった。

 先制点は、名古屋の緻密(ちみつ)な守備網を避けたからこそ生まれた。中盤省略。田代への単純なロングボールで相手を押し下げ、左CK、右奥のスローインと立て続けの好機。そのスローインからのこぼれ球がマルキーニョスの足元へ。ゴール左めがけて右足を振り抜いた。2点目は自陣からの速攻。左から右、中央と長いパスで球を運び、相手が戻りきる前に、小笠原が30メートル近いシュートで仕上げた。

 雨にぬれた芝でパスの精度は落ちる。名古屋の組織守備は堅い。「球を持ったら、とにかく速く球を前に運ぼうと心がけた」と本山。そんな状況に応じたプレーこそ、今季の鹿島に欠けていたものだ。細かくきれいなつなぎにこだわるあまり、自ら攻め手を遅くしていたリーグ中断前の姿はこの夜、消えていた。

 中断期間で心身をリフレッシュし、話し合いを重ね、もがいていたチームが一皮むけたか。同僚にも自分にも厳しい主将の小笠原がぼそり。「少しずつ、少しずつ良くなっている」。昨季王者にとって分岐点となる90分間かもしれない。(中川文如)

強烈ミドルの小笠原主将か快足突破の内田篤人かという選択の中で、日本代表に絡めずチーム内競争にスポットを当てたサンスポの視点が良かったと言えよう。
レギュラーに半歩届いておらぬイノパンのコメントと復帰のユダ、新規加入のマルシーニョとこれからの鹿島を報じておる。
その伊野波は、ニッカン速報によると左足首痛とのこと。
これは痛い。
レギュラー獲得を目指す伊野波はもちろんのことであるが、大岩、後藤、金古、ユダとCBに負傷者が名を連ねておるところにイノパンが加わってしまってはコマが足りなくなってしまう。
ナビスコ杯は何とかチューヤンでやり繰りすることとなろう。
元々オリヴェイラ監督からリージョン毎にターンオーバーを行うと聞いておるので、チューヤンだけでなく絶好調のダニーロの先発や興梠の起用、そして新人の修人も出番があるやも知れぬ。
まさにチーム内競争は更に激化である。


名古屋戦コメント

2008年06月29日 | Weblog

鹿島アントラーズ   :監督   <試合終了>
前半、右サイドからの攻撃が多かったのでそこを抑える役割でダニーロを投入した。彼は攻守にあたってバランスを崩さずにプレーができる。それと、相手に背の高い選手が揃っているのでセットプレー対策の考えもあった。今日は失点をしていない部分だけで評価するのではなく、全体的に考えて守備が機能していたという部分である程度評価できると思う。また、1カ月近く準備をしてきたチームと水曜日に試合をやっているチームというスタンスを踏まえて、今日勝ったということを評価してもらえればいいかなと思う。

【J1:第14節 名古屋 vs 鹿島】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
6月28日(土) 2008 J1リーグ戦 第14節
名古屋 0 - 4 鹿島 (19:01/瑞穂陸/18,215人)
得点者:4' マルキーニョス(鹿島)、28' 小笠原満男(鹿島)、79' ダニーロ(鹿島)、89' マルキーニョス(鹿島)

●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:後半すぐダニーロを投入した意図は?相手の中央からサイド攻撃のマークのズレを感じたのですが、どう修正しましたか?
「ひとつは、前半から右サイドからの攻撃が多かったので、そこを抑える意味で、選手同士の特徴をいかしてスピードということを考えたとき、ダニーロはボールがキープでき、守備でもプレッシャーがかけられるので、攻守のバランスを崩さないことを考えてダニーロを入れました。あとは、セットプレーの高さ。相手は平均的に高かったので、1人でも高い方が良いということを考えての交代でした。右の方からと中央、最後はサイドという攻撃を仕掛けられた中で、相手の3番(バヤリッツァ)のセットプレーが効いていました。そこを何らかの形で抑えたいということもありました。曽ヶ端が厳しい中で防いでくれていたので、3番を何とか抑えて流れを止めたいというのがありました。後半はシュート、特にサイドから中へのシュートがありましたが、防げていたと思います。失点をしていないからというのではなく、守備の効率からみてある程度できていたところは評価できると覆います。
Q:特に後半、相手に支配され押し込まれていましたが、アントラーズがああいう場面を作られることはなかなかないと思います。そこはどう修正しましたか?
「ただこの試合だけを考えれば、後半は支配されていたと言えますが、もっと広く見て考えなくてはいけないと思います。水曜日に大分戦があり、なぜか私たちは48時間後(正しくは72時間後)に試合がありました。ですが、ガンバ大阪は、同じように水曜日に試合があって次の試合は日曜日です。さらにナビスコカップも同様に、水曜日の試合で次は土曜日。それなのに次の週は試合がありません。1ヶ月近く準備できた名古屋は、組織的にも素晴らしく、高い能力を持っている選手も多いので、簡単に勝てる相手ではありません。そういったチーム相手にこの過密日程の中で、これだけやれたことは評価できると思います。
しかしなから、この過密日程の中、何か疲労があって、ボールが収められずにいたので、カウンターしかありませんでした。それで4点取ることができました。ですから、約3週間準備してきたチームと中2日で試合となったチームの戦いということを考えた上で評価していただきたい。我々は質の高いゲームをJリーグから要求されていますが、それをやるためには、日程の部分では難しい。そういうところをもっと考えていただきたいと思いますし、逆に皆さんから質問していただきたいと思います」

以上

【J1:第14節 名古屋 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●内田篤人選手(鹿島):
「4点目のアシストの場面は、相手の足が止まっていたので、行こうかなと思っていた。あの場面でも、マルキーニョスが信じて上がってきてくれて、点を取ってくれたので、マルキーニョスが素晴らしかったと思います。相手は3点も取られている状況では攻めてくるしかないし、上がってくるしかないことはが分かっていたので、裏が空くと思って狙っていました。DFだからアシストがメインになってしまうけど、ゴールにつながるってことはうれしいですね」

結果は大勝であるが、経過を思い起こせばどちらに転んでもおかしくない薄氷を踏む思いであったことは、監督も重々承知しておる模様。
その結果完封勝利することが出来、上位との勝ち点差を縮めることが適った。
一つ一つ勝利を重ねていこうではないか。


上位へ浮上せよ

2008年06月28日 | Weblog

J1 28日名古屋戦
2008/06/28(土) 本紙朝刊 スポーツ A版 8頁
鹿島 上位たたきだ!
 Jリーグ1部(J1)第14節は28、29日、各地で9試合を行う。鹿島は28日、名古屋市瑞穂陸上競技場で2位名古屋と対戦する。キックオフは午後7時。前節の大分戦で8試合ぶりに白星を挙げ、上位をたたいて上昇気流に乗りたい。

小笠原「連勝を」
 鹿島は6勝4分け3敗、勝ち点22で4位。約1カ月の中断期間でリフレッシュしたため、本来の動きが復活。大分戦は内容的には物足りなさもあったが、攻守に集中したプレーとともに勝負強さが戻ってきた。小笠原「もっと一人一人の頑張りがあれば、良くなっていく。上に行くためにも連勝したい」と話す。
 今節はメンバー変更はなさそう。ケガから復帰したマルキーニョスはキレを取り戻してきており、田代も大分戦では無得点だったが復調傾向。27日のセットプレーの練習では、タイミングよく頭でとらえ「次は決めたい」とゴールへ意欲を燃やす。
 名古屋は8勝2分け3敗で、浦和と勝ち点26で並び2位。今季から就任したストイコビッチ監督の下、生まれ変わったチームは開幕から7戦で6勝1分けの快進撃。その後、3連敗を喫したが立て直し、好位置につけている。
 ヨンセン、玉田の強力2トップのほか、日本代表のGK楢崎、成長株のMF小川、五輪代表のDF吉田らもいる。ボランチのMF中村が出場停止、MFマギヌンが不祥事で欠場するが、激戦になるのは必至だ。
 岩政「名古屋はヨンセン。彼をどこまで抑えられるか」と話す。本山「人は動くし、いいチーム。サイドバックも攻撃的で、バランスがすごくいい。ホームで攻めてくると思うので、相手の長所を消しながら、集中してやりたい」と気を引き締めていた。

この試合を落とすようでは優勝などおこがましい。
強い相手をアウェイで叩きのめす強さが求められる。
昨季の借りを返すのだ。


深井立ちはだかれるか

2008年06月27日 | Weblog

深井、古巣・鹿島戦に闘志
2008年6月27日 紙面から
 名古屋グランパスのMF深井正樹(27)がリーグ戦再開となる鹿島戦(28日・瑞穂陸)に先発することが26日、濃厚となった。マギヌンが道路交通法違反のため出場自粛。急きょ左MFの出番が回ってきた深井は5試合ぶりの先発に「生き残りをかける」と、自分の個性を意識して、古巣との対戦に挑む。

 アクシデントが因縁の対戦を呼んだ。鹿島から移籍した深井が、J1では今季2度目の先発で、古巣を相手にする。

 この日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターでの練習を終え、深井は「知っている選手ばかりだから、やっぱり特別な意識はある」としみじみ。だが不思議な巡り合わせに、思いを寄せている余裕はない。

 「厳しい立場は分かっている。(先発は)分からないけど、これからは、生き残りがかかっている」

 J1中断前13試合での出場は3試合、わずか85分間。ドリブル突破を最大の武器とする自分のプレースタイルとパスサッカーを目指すチームスタイルとのバランスを取ろうと意識し過ぎて、特長を出せずにいた。

 「根本にはチームの勝利があるという意識は変わらないが、僕みたいな小さい選手は、我を通すことも必要だと思う」と、個性を出すことが、チームにも一番いい結果が出ることを信じて、再出発する。

 マギヌンの不祥事に「不幸な事が起きた。みなさんに多大な迷惑をかけた」と神妙な表情をするドラガン・ストイコビッチ監督(43)は左MFの起用について明言を避けたが、25日の鹿島-大分戦を分析して、左サイドの深井の動きが鍵になることを周囲に伝えている。

 深井は昨年、期限付き移籍していた新潟で、鹿島相手にゴールを決めている。「最初から使う選手と思わせたい」と、古巣を踏み台にして、巻き返しを図る。 (木本邦彦)

鹿島の小早川秀秋こと深井正樹が我等に闘志を剥き出しにしてくるとのこと。
望むところである。
我等としてももう深井に居場所はないと思い知らせねばならぬのだ。
とはいえ、深井は大事な売り物でもある。
今季も4ヶ月が過ぎ去ったというに、たった二度目の先発とポジションを得ておらぬ。
しかも無免許運転による出場自粛によるものとあっては、如何に期待されておらぬかが伝わってくる。
これでは返却止むなしである。
深井が活躍しているように見せかけて、最後に我等が勝利するシナリオを描かねばならぬであろう。
なかなか難易度の高い仕事である。
それを全うしてこそ、クラブとしての成功がもたらされると言えよう。


テクニシャンでドリブラー

2008年06月27日 | Weblog

鹿島元ブラジル代表MFマルシーニョ獲得
 鹿島がクルゼイロから元ブラジル代表MFマルシーニョ(27)を期限付き移籍で獲得したことを26日、発表した。契約期間は今季終了まで。攻撃的MFとFWをこなせるドリブラーで、Aマッチ歴は1試合。ACLを含め過密日程の続く鹿島には心強い戦力補強で、7月13日東京戦以降の出場が可能になる。
 [2008年6月27日6時56分 紙面から]

鹿島に元ブラジル代表MFマルシーニョ
 鹿島はブラジルの名門クルゼイロから元ブラジル代表MFマルシーニョを09年1月までの期限付きで獲得した。クルゼイロの公式HPによると、レンタル料は40万ドル(約4320万円)。国際移籍証明書などの手続きが終わり次第、来日する予定で、背番号は33に決定。MF小笠原は「どんな選手か分からないけど、彼の加入でチーム内の競争がより激しくなればいいと思う」と話した。

 ◆マルシーニョ 1981年3月20日、サンパウロ州カンピナース市生まれの27歳。ユースから昇格したパウリスタでキャリアをスタート。パルメイラスに移籍した05年には17得点をマークした。ブラジル代表にも選出され、1試合に出場。ポジションはFWおよび攻撃的MF。1メートル71、70キロ。利き足は右。
[ 2008年06月27日 ]

J1鹿島 マルシーニョ獲得
2008/06/27(金) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
FWもできる攻撃的MF
 Jリーグ1部(J1)鹿島は26日、ブラジル・クルゼイロからMFマルシーニョ(27)を期限付き移籍で獲得したと発表した。背番号は33、契約は09年1月まで。レンタル料は約4400万円(推定)で、ビザや国際移籍証明書などがそろい次第、来日する予定。

 マルシーニョは攻撃的MFのほかFWもできる。00年にパウリスタ・ユースからトップへ昇格。02年にコリンチャンス、03-05年をサンカエターノ、05-06年をパルメイラスでプレーし、07年からはクルゼイロに所属している。
 代表歴は01年にU-20南米選手権で優勝。U-23では03年のカタール国際大会などに出場。05年にはA代表にも選出され、親善試合グアテマラ戦に出場した。国際Aマッチ1試合0得点。
 リーグ戦、ナビスコ杯、ACLを控える鹿島は、前線の層を厚くするために攻撃的な選手の補強を進めていた。本山は「すごい楽しみ。競争しないとうまくならないし、チームも強くならない。いい効果が出ることを期待している」と話した。
 本名マルシオ・ミランダ・フレイタス・ロシャ・ダ・シルバ。1981年3月20日、ブラジル・サンパウロ州生まれ。171?、70?。利き足は右。

半年で40万ドルはダニーロを抜いてチーム一の高給取りとなる。
金額に違わぬ働きをやってもらわねばならぬ。
卓越した技術を持つ選手とのことなので、ゴール前で見せてくれるのではないかと期待しておる。
PK奪取も増えるのでは無かろうか。
とはいえ、小笠原主将の申すようにチーム内での競争が重要。
チームメイトとの争いに勝った選手だけがポジションを得るのである。
ユダ復帰のFC西東京戦から出場可能であるので、7月13日は見逃せぬ試合となろう。


原博実、田代を語る

2008年06月26日 | Weblog

鹿島FW田代、復活へヘッド磨け
<J1:鹿島1-0大分>◇第11節◇25日◇カシマ
 鹿島のFW田代が復活の兆しを見せた。前半15分にはMF野沢のCKをヘディングでクロスバーに当て、後半29分にはMFダニーロのクロスを同じくヘディングでクロスバーの上に外した。田代はヘディングが持ち味なのだから、決勝点を挙げたダニーロのように確実に決めなければならない場面だった。中沢や闘莉王なら決めていただろう。

 ただ、落ち込む必要はない。相手マークの外し方やゴール前への入り方は良かった。点を取ろうという気持ちも出ていた。得点はできなかったが、一時の「どうプレーしていいか分からない」といった悪い状態からは抜け出していた。

 外したことにガッカリしても何も始まらない。持ち味のヘディングを練習で徹底的に磨くこと。この試合で決められなかったことをバネに得点に絡むプレー、ゴールで結果を出す。それが代表復帰へつながる。(日刊スポーツ評論家)

不調時のように消えているわけではなく、単に外しただけなのだから調子は上向きと考えられる。
原博実氏の目に狂いはない。
次は確実に決めてくれ。


元セレソン マルシーニョ加入

2008年06月26日 | Weblog

マルシーニョ選手が加入
 標記の通り、クルゼイロ(ブラジル)からMFマルシーニョ選手が2009年1月までの期限付き移籍で加入することが決定いたしました。背番号は33番となりますので、あわせてお知らせ致します。

■選手名:マルシーニョ Marcinho
■本名:マルコス・ミランダ・フレイタス・ロシャ・ダ・シルバ
    Marcos Miranda Freitas Rocha da Silva

■生まれ:1981年3月20日、サンパウロ州カンピーナス市出身
■国籍:ブラジル
■サイズ:171センチ、70キロ

■ポジション:攻撃的MF/セカンドストライカー
■利き足:右
■背番号:33

■経歴:以下すべてブラジル
1996~1999  パウリスタ・ユース
2000~2001  パウリスタ
2002~2002  コリンチャンス
2003~2005.5 サンカエターノ
2005.5~2006 パルメイラス
2007~2008.5. クルゼイロ

■主な代表歴:
国際Aマッチ1試合0得点(2005年親善試合グアテマラ戦)
U-23(2003)    2003カタール国際大会等
U-20(1998-2002) 2001年U-20南米選手権(優勝)

クルゼイロの公式発表では12/31までの契約と発表されておったが、鹿島では1月までとのこと。
そのあたりはっきりさせておかねば、天皇杯に入ってから不愉快な思いをしてしまうのでは無かろうか。
まあ、未来のことはさておき、怪我がちであったマルキーニョスの穴埋め以上の働きを強いたいところである。
彼としてもここ1年間半クルゼイロで不調に喘いでいた自分を鹿島で羽ばたきたいと考えておるであろう。
一応、元セレソンなのであるから。


新外国人来る

2008年06月26日 | Weblog

Clube empresta Marcinho ao Kashima Antlers


Da Toca II

João Marcos Dias

O Cruzeiro acertou na tarde desta quarta-feira o empréstimo de seis meses do meia Marcinho ao Kashima Antlers, do Japão. O Clube receberá US$ 400 mil (cerca de R$ 640 mil) para ceder o atleta até 31 de dezembro.

Marcinho chegou ao Cruzeiro em janeiro de 2007, contratado do Palmeiras. A partir de então, disputou 51 jogos com a camisa celeste e marcou sete gols. Em um ano e meio, o armador conquistou o Campeonato Mineiro de 2008.

O meia estreou no Cruzeiro na vitória por 2 x 1 sobre o Rio Branco, em Andradas, no dia 21 de janeiro de 2007, pela primeira rodada do Campeonato Mineiro. A despedida foi no último sábado, na vitória por 3 x 0 sobre o Figueirense, no Mineirão.

Esta será a primeira experiência do jogador de 27 anos no exterior. No ano passado, Marcinho teve frustrada uma transferência para o Saint-Etienne, da França. No Japão, ele será comandado pelo técnico Oswaldo de Oliveira, que treinou o Cruzeiro em 2006.

Confira a ficha de Marcinho

Nome completo: Márcio Miranda Freitas Rocha da Silva
Posição: Armador
Data Nascimento: 20/03/1981
Naturalidade: Campinas - SP
Altura: 1,70 m
Peso: 71 kg
Carreira: Paulista (1996 - 2002); Corinthians (2002); São Caetano (2003 - 2005); Palmeiras (2005 - 2006); Cruzeiro (desde 01/2007)
Títulos: Campeonato Paulista Série A2 2001; Campeonato Brasileiro Série C 2001; Campeonato Paulista 2004; Campeonato Mineiro 2008
Estréia no Cruzeiro: Rio Branco 1 x 2 Cruzeiro, em 21/1/2007, pelo Campeonato Mineiro, no Parque do Azulão, em Andradas
Seleção Brasileira: Sub-20 (1998 - 2002); Olímpica (2003); Principal (2005)
Títulos Seleção Brasileira: Taça João Havelange 1998; Copa Lusofonia Sub-20 1998; Copa Tailândia Sub-20 2000; Campeonato Sul-Americano Sub-20 2001

(Esse material está liberado para reprodução. Os órgãos de imprensa devem citar o Site Oficial do Cruzeiro como a fonte da informação).

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新外国人マルシーニョ
FWと攻撃的MFこなすブラジル人。
170センチ、71キロ、27歳。
年末までのレンタルと書いてあり、天皇杯決勝は欠場するのであろう。
背番号は何番を背負うのであろうか。


大分戦報道

2008年06月26日 | Weblog

鹿島ワーストタイ阻止8戦ぶり勝利/J1

先制ゴールを決め、野沢(左)と田代(右)の祝福を受けるたMFダニーロ
<J1:鹿島1-0大分>◇第11節◇25日◇カシマ
 鹿島が未勝利地獄から抜け出した。リーグ7戦未勝利で迎えた大分とのリーグ再開戦は、後半21分に途中出場のMFダニーロがヘッド弾を決めて、1-0で逃げ切り勝ちした。4月5日千葉戦以来81日ぶりのリーグ戦白星で、首位浦和との勝ち点差も4に縮め、4位に浮上した。G大阪もMF遠藤の得点で1-0と京都を下して5位とし、優勝争いに踏みとどまった。

 王者が終盤に誇りを示した。1-0で迎えた後半44分。左サイドを大分MF金崎に突破され、ゴール前フリーだったFW前田にパスが渡る。スタンドから悲鳴が上がりかけた瞬間、全力で戻ったMFダニーロが滑り込んでボールをはじいた。ブラジル人助っ人は、後半21分に自ら決めた先制点に浮かれることなく、守備に戻ってチームを救った。DF岩政がダニーロを強く抱き締めた姿に、プレーの重みが表れていた。

 主将のMF小笠原は語気を強めて、勝敗を左右したプレーを振り返った。「当たり前だけど1人1人が頑張った。それがちょっとずつ欠けてもチームとしては大きくなる。攻守の切り替えの速さや頑張りは、うちの生命線だから」。11冠を勝ち取った伝統の力でリーグ戦8試合ぶりの勝利を引き寄せた。

 7戦未勝利でリーグ中断期に突入した。DF内田は代表招集でチームを離れている間も、鹿島の状況を気にし続けた。報道陣に「鹿島、どうなっている?」と逆取材。W杯予選を戦う日本代表の責任と喜びを感じる一方で「鹿島は本当にいいチームなんですよ」と愛着を強調した。この日はW杯予選の最年少弾を決めた22日のバーレーン戦から中2日での先発。本来のプレーができず「変な汗が出た」と心身に重圧を感じながらも、走り回った。

 引き分け以下なら99年の8戦未勝利のクラブワースト記録に並んでいた。「(7戦未勝利の記録は)いい意味で忘れていた。もちろん負けた悔しさは忘れていないけど」と小笠原。スランプを乗り越え、プライドを取り戻した鹿島の反攻が、いよいよ始まった。【広重竜太郎】
 [2008年6月26日8時59分 紙面から]

鹿島、価値ある8試合ぶりの勝利
2008.6.25 23:08

決勝ゴールを決めた鹿島・ダニーロは、サポーターと一緒に喜びを分かち合う=カシマスタジアム【フォト】
 J1第11節(25日、鹿島1-0大分、カシマ)鹿島はダニーロが頭で決めて1-0で大分を下し、勝ち点22で4位に浮上。

 リーグは28、29日の第14節から本格的に再開する。

 試合終了の笛を耳にすると、鹿島イレブンは安堵(あんど)した表情を浮かべた。アジア・チャンピオンズリーグで1次リーグを突破しても、J1での勝利は4月5日の千葉戦以来、8試合ぶり。決勝点のダニーロは「この試合がどれだけ大切か分かっていた」と言い、ゴール裏の応援席に入ってファンと喜びを分かち合った。

 試合は互角に近い展開だったが、好機を逃さない抜け目のなさで鹿島が上回った。後半21分。5分前に交代で入ったばかりのダニーロが小笠原の左CKを下がりながらの難しいへディング。ボールはバーに当たってゴールに飛び込んだ。GKには防ぎようがない見事な一撃だった。

 中断期間の5月には所属選手2人の酒気帯び運転が発覚する逆風の中、6月の福島県内でのキャンプで巻き返しを誓ってきた。主将の小笠原は「いろいろ準備してきたし、勝ちと負けでは大きな差がある」と勝利の重みを口にした。

 昨年6月30日にFC東京に負けたのを最後に続く本拠地での無敗ももうすぐ1年になる。首位と勝ち点4差の4位に浮上。これで昨年のJ1王者が追撃態勢に入るか。

鹿島・オリベイラ監督
「リーグの中断期間ではある程度、狙い通りの調整ができた。きょうは点が入る前も入った後もうちらしさを出せた」

★大分、猛攻も1点遠く
 大分はシュート数で14-10と上回りながら、1点が遠かった。トップ下を担った19歳の金崎は後半の好機でシュートをバーに直撃。「チャンスの数は同じくらいあったのに悔しい」と唇をかみしめた。

 読みのいい守備で鹿島を苦しめた北京五輪日本代表候補の森重も「少なくとも勝ち点1を取る試合運びができなければ上位に入れない」と表情を曇らせた。

★大分・高橋が8カ月ぶりに復帰
 昨年は大分で最多の10点をマークした高橋が約8カ月ぶりに復帰し、後半18分から途中出場した。

 スピードが武器の24歳はFWとして動き回り、シュートも放った。「ひざは大丈夫だが、チャンスで少し消極的になってしまった。まだまだ」と自己採点は厳しかった。

大分・シャムスカ監督
「やるべきことはすべてやったが、細かいプレーの差が勝敗を分けた。結果は負けだが、それ以上の結果が出ていても不思議ではなかった」

逆襲スタート!鹿島リーグ戦81日ぶり勝利
2008.6.26 05:08

小笠原(左)と内田(右)が前半攻め込む大分・金崎を挟み撃ち【フォト】

 J1第11節最終日(25日、鹿島1-0大分、カシマ)南アW杯3次予選のため中断されていたリーグ戦が再開。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場により試合未消化だった鹿島が、大分に1-0で勝利した。後半21分、MF小笠原満男(28)の左CKからMFダニーロ(28)が決勝ヘッド。4月5日の千葉戦以来、81日ぶりのリーグ戦勝利で4位に浮上した。リーグは28、29日に本格的に再開する。

 ヒーローに勢いよく抱きついた。小笠原がダニーロの頭を満面の笑みでなでる。同じ28歳には見えない(!?)2人が、白星から遠ざかっていた昨季王者を、負の“呪縛”から解き放った。

 「勝つ、負けるでは大きな差があった。手応えのあるゲームじゃなかったけど、勝てない時期が続いたので、勝ててよかった」。主将の小笠原は安どの表情を浮かべた。

 0-0の後半21分。小笠原が途中出場のダニーロにドンピシャのクロス。「いいボールがきたので決めるだけだった。大事な試合だとわかっていた」とダニーロも満足げだ。
 リーグ中断となった5月17日の柏戦(カシマ)まで、7戦未勝利。99年の8戦未勝利のクラブ史上ワースト記録に、リーチがかかっていた。「いい意味で忘れていました」と小笠原は笑うが、重圧は肩にのしかかっていたはずだ。

 前半戦は並行して開催されたACLで1次リーグ突破。過密日程で疲労が蓄積し、チームの生命線の運動量が失われた。そこで、中断期間に鼓舞したのが小笠原だった。

 「若手にはまだタフさが足りない。オレや(中田)浩二、モト(本山)は代表から帰って中1日の試合を経験している。このチームには、まだそういう経験がない」。数々の大舞台を踏んだ男が改めてカツ。中断期間にはまた、酒気帯び運転でMF大道と同乗のMF船山が摘発されるという逆風まであった。

 「いろいろ準備してきた。(前半戦の)悔しさは忘れたくない。まだまだよくなる」と小笠原は力を込める。カシマスタジアムでは22戦負けなしで“不敗神話”も継続。4位に浮上した王者が、一気に巻き返す。(峯岸弘行)

ダニーロ頭で決めた!鹿島8試合ぶり勝利

<鹿島―大分>後半、先制ゴールを決めて喜ぶ鹿島・ダニーロ
Photo By 共同

 【鹿島1―0大分】試合終了の笛を耳にすると、鹿島イレブンは安堵した表情を浮かべた。アジア・チャンピオンズリーグで1次リーグを突破しても、J1での勝利は4月5日の千葉戦以来、8試合ぶり。決勝点のダニーロは「この試合がどれだけ大切か分かっていた」と言い、ゴール裏の応援席に入ってファンと喜びを分かち合った。

 試合は互角に近い展開だったが、好機を逃さない抜け目のなさで鹿島が上回った。後半21分。5分前に交代で入ったばかりのダニーロが小笠原の左CKを下がりながらの難しいへディング。ボールはバーに当たってゴールに飛び込んだ。GKには防ぎようがない見事な一撃だった。

 中断期間の5月には所属選手2人の酒気帯び運転が発覚する逆風の中、6月の福島県内でのキャンプで巻き返しを誓ってきた。主将の小笠原は「いろいろ準備してきたし、勝ちと負けでは大きな差がある」と勝利の重みを口にした。

 昨年6月30日にFC東京に負けたのを最後に続く本拠地での無敗ももうすぐ1年になる。首位と勝ち点4差の4位に浮上。これで昨年のJ1王者が追撃態勢に入るか。
[ 2008年06月25日 21:28 ]

ダニーロ様々!鹿島長~いトンネル抜けた

<鹿島・大分>後半21分、会心のゴールを決めたダニーロ
Photo By スポニチ

 【鹿島1―0大分】鹿島がMFダニーロの活躍でようやく長いトンネルを抜け出した。後半21分にMF小笠原の左CKから頭で決めて先制点を挙げると、後半44分には相手のシュートをゴールラインぎりぎりでクリア。「自分のゴールで勝てて、とてもうれしい」。普段はクールな助っ人も、チームのリーグ戦8試合ぶりの白星に貢献し自然と笑みがこぼれた。これで順位も4位に浮上。「手応えのある試合ではなかったけど、きょうは勝つことが大事だった」と小笠原。今季も昨季同様、中断期間中にみっちり走り込みを行った効果がてき面。J王者が昨季の逆転Vの再現へ向け順調な再スタートを切った。
[ 2008年06月26日 ]

鹿島とG大阪が勝利…J1第11節

鹿島―大分 後半、先制ゴールを決めて喜ぶ鹿島・ダニーロ
 ◆J1第11節(25日) 南アW杯アジア3次予選のため1か月以上中断していたリーグ戦が再開した。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のため、未消化だった2試合を行い、鹿島、G大阪がそれぞれ勝利した。

 鹿島はダニーロがヘッドで決めて1―0で大分を下し、勝ち点22で4位に浮上。G大阪は遠藤の得点で1―0で京都に競り勝ち、同22としたが得失点差で5位。

 リーグは28、29日の第14節から本格的に再開する。
(2008年6月25日22時05分  スポーツ報知)

小笠原Vアシスト!鹿島81日ぶり勝利4位浮上…J1第11節

前半14分、鋭いシュートを放つ鹿島・小笠原
 ◆J1第11節 鹿島1―0大分(25日・カシマ) 1か月の中断から再開し、アジアチャンピオンズリーグの影響で未消化だった第11節2試合が行われた。鹿島はMFダニーロ(29)の先制点を守りきり、大分に1―0と、4月5日の千葉戦以来8試合ぶり勝利で4位浮上。首位・浦和との勝ち点差を4に縮めた。

 鹿島が長いトンネルを抜けた。実に81日ぶり、8試合ぶりの勝利だ。MF小笠原は「勝てない時期があって、勝つために中断期間で準備してきて、ここで勝つのと引き分け、負けるのでは大きな差があった。内容うんぬんより結果が出たことが良かった」。勝利をかみしめるように場内をゆっくり一周した。

 主将のアシストが勝負を決めた。後半21分。左CKに立った小笠原が「ダニーロはあそこ(ニア)が強い。前にも決めたことがある」と低いライナー性のボールを送る。ダニーロのおでこに向かうピンポイントクロス。体をひねりながらの難易度の高いヘディング弾を導きだした。

 5月17日の柏戦を1―1で引き分け、クラブワースト2位の7試合連続未勝利を記録した日。プロ初先発で無得点に終わり、責任を感じて目を真っ赤にしたFW佐々木竜太(20)に電話した。「メシでも行こうか」。一度もかかってきたことのない番号からの呼び出しに、20歳の若武者の心は救われたという。

 終了前には攻撃のために投入されたダニーロまで全力で自陣に戻り、決定的ピンチを防いだ。「どうすれば勝てるか。何となくやっていれば負ける。ウチは攻守の切り替えと頑張り。内容には納得していないけど、それをこれからもやっていかないと」と小笠原。王者の逆襲が始まる。
(2008年6月26日06時02分  スポーツ報知)

鹿島逆襲モード ”全員サッカー”取り戻す
2008/06/26(木) 本紙朝刊 スポーツ A版 7頁
 後半戦の流れを決めかねないリーグ再開戦で、鹿島の強さがよみがえった。勝てば4位に浮上、負ければ首位浦和と勝ち点差7のまま8位まで順位を下げる可能性があった大分戦。小笠原が「手応えのあるゲームではなかったが、きょうは勝つことが重要だった」と話す通り、内容は悪いながらも勝ち切るすべを思い出したかのようだった。

 約1カ月ぶりの試合で「試合感が戻ってくるのに時間がかかった」と青木。前半からペースを握りながら、前線での連係ミスなどもあって、点が取れないジリジリした展開が続いた。リーグ最少失点を誇る大分守備陣を崩し切れず、15分の野沢の左CKから田代のヘディングシュートがクロスバーにはね返されるなど、1点が遠かった。
 均衡を破ったのは途中出場のダニーロ。小笠原の左CKをニアで戻りながら、頭で合わせたボールはクロスバーに当たり、ゴールへ吸い込まれた。結果的にこの1点を守った形になったが、「一人一人が頑張るのは当たり前だが、すごく大事なこと。このチームの生命線」と小笠原。守備でミスが出ても、すぐに全員がカバーに走るなど、攻守の切り替えが早く、最後まで集中力を切らさなかったのも勝因の一つだ。
 大分戦は選手全員がハードワークを求められる鹿島のサッカーを取り戻したことを証明した。本山が「今後につながる」と話せば、岩政も「苦しい試合で勝ち点3を取って行くことが薬になる」と上位進出への手応えを見せた。この勝利が完全復活ののろしとなるか。

ダニーロ一色かと思いきや報知は小笠原主将にスポットである。
昨日も無理矢理に近い記事を載せており、プッシュし放題である。
これで代表復帰となれば報知もガセの報知から小笠原を代表に押し上げたメディアとして名乗りを上げるであろう。
それだけでなく、今日の記事も悩める若鹿よよに電話したエピソードなどを報じ人間性のアピールも加えており好感が持てる。
ダニーロと共に報知も一皮剥けて良くなったのであろうか。


大分戦コメント

2008年06月25日 | Weblog

鹿島アントラーズ   :監督   <試合終了>
攻撃、守備の意識を強化することを考えて取り組んでいた。(中断期間を経てのリーグ再開後の勝利については)毎試合のテーマは存在している。(未消化試合となっていた)この第11節は我々を含め、大分・ガンバ・京都と4チームにとっては勝利をすれば少しでも順位を上げるチャンスであり、少しでも心理的なプレッシャーを与えるためにも重い意味をもつ試合だったと思うし、そこで勝利できたのは良かった。

【J1:第11節 鹿島 vs 大分】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
6月25日(水) 2008 J1リーグ戦 第11節
鹿島 1 - 0 大分 (19:04/カシマ/8,286人)
得点者:66' ダニーロ(鹿島)

●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:一ヶ月間の休養の間で修正した部分を教えて下さい。
「すべてを修正する作業をしました。細かく言えばきりがないと思いますし、攻撃の役割であったり守備の役割であったり、攻撃の意識・守備の意識、いろんな部分ですべてにおいて強化することに取り組みました」
Q:中断期間を経て勝ちという結果が出たことについて監督の評価をお聞かせ下さい。
「毎試合、試合におけるテーマは存在します。今回は第11節の未消化の試合と言うことで、4チームにとっては勝点を稼ぐこと、あるいはひとつでも順位を上げるというチャンスであって、週末に再スタートを切るチームに対して心理的なプレッシャーを少しでも与えることができる、非常に意味のある試合だったと思います」
Q:グランパス戦への意気込みをお聞かせ下さい。
「基本的には一生懸命やることを取り組んでいきたいと思います。逆に、どこに聞けばいいのかわかりませんが、なぜ我々が中3日ということになって、ガンバは中4日になるのか、どこか関連するところに質問して頂きたいなと思います。
やはり日本のサッカーの密度、スピードを考えたとき、かなりの負担を選手が背負う形になっていると思います。そこで回復する必要性があって、1日少ないとまったく疲労の回復具合は違ってきます。それは次節だけでなくて、次の先の方でも同じようなことになっています。それがどういう理由でそうなっているのかということを、みなさんが次回までに持ってきてくれたらと思っています」

以上

【J1:第11節 鹿島 vs 大分】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●ダニーロ選手(鹿島):
「本当に流れの中で良い時間に得点を取ることが出来た。セットプレーはうちのチームの武器。良いポジションが取れて、そこに良いボールが来てくれた。決めることが出来て良かったです。
僕だけではなくベンチのメンバーは出たときに結果を求められます。ときには10分から15分で結果を出すことを求められます。今日の試合のように、チームの結果が出せるようにしていきたいです。
今日の試合は監督からも、週末にリーグの再開する上位に対してプレッシャーをかける大事な試合と言われていました。チーム全員でその意識をもつことが出来た。サポーターの皆さんのおかげでもっと力を引き出すことが出来ます。リーグ2連覇に向けて、みなさんこれからもよろしくお願いします。」

大岩大樹選手(鹿島):
「久しぶりの試合で疲れた部分もある。でも、良い疲れです。7試合勝っていないことは特に考えていませんでした。中断明けの試合を勝つ、また再スタートを切ることを考えていました。ですので、中断前のような焦りはありませんでした。
中断明けにいきなりチームが固まるわけはないです。そのためにも、いちばん大切なのは勝ちを拾っていくことだと思います。相手にチャンスをつくられても今日は守ることが出来た。終盤も押し込まれたと言うよりは、しっかり守れたという印象です」

●田代有三選手(鹿島):
「1本目のコーナーキックは、タクさん(野沢)からの良いボールだった。タイミング的には自分でも入ったと思った。あれが入らないのが今日の象徴だと思います。もっと練習して決められるようにしたい。今日はダニーロが決めてくれた。次はグランパスなので、点を決めて勝ちたいと思います」
●小笠原満男選手(鹿島):
「中断期間に準備をして、勝つか負けるかでは大きな差がある。ただ、内容的にはもっとやれることがあった」

ダニーロさん、こちらこそよろしくお願いします。
田代さん、決めてりゃ楽なシーンが多かったですね、本当に次は決めてください。


大岩負傷

2008年06月25日 | Weblog

大岩選手の負傷について
大岩選手に関してですが、6月21日(土)のトレーニング中に負傷し、右ふくらはぎの肉離れで復帰まで2週間程度を要する見込みです。

その他、金古聖司選手が左第5中足骨の疲労骨折、後藤圭太選手が右ひざの故障のためリバビリを行っています。

中田浩二選手(右ひざ半月板損傷)、遠藤康選手(右かかと打撲)に関しては、近日中に練習に復帰できる見込みです。

先日の流通経済大との練習試合に出場していなかった選手は負傷だった模様。
せっかくの再開も苦しいものとなってしまったようである。
ここはじっくり治して夏場以降の戦力となって欲しい。


鹿島版「走るサッカー」

2008年06月25日 | Weblog

鹿島、走って「貯蓄」 J1、25日再開
2008年6月25日11時20分

Jヴィレッジでの合宿で走り込む小笠原(40)、田代(9)ら
 W杯予選による中断を経て、25日の鹿島―大分、ガ大阪―京都で再開する。中断期間の活用法はリーグ戦の行方を左右するポイントの一つ。昨季王者の鹿島は過密日程をにらんで体力強化を再徹底し、6位からの巻き返しを図る。

 「バモ(頑張れ)、バモ、シューチューウ(集中)」。9~14日の福島・Jヴィレッジ合宿。オリベイラ監督の鼓舞はやまず、選手の顔はゆがみ続けた。1日2度の練習は砂地での走り込み、ほぼ1時間ぶっ続けのインターバル走など。選手は心拍数を測る腕時計を巻いており、手加減すれば、すぐにばれる。

 「体力は貯金」。フィジカルコーチの経験が長いオリベイラ監督の信念だ。「だからこそ、この時期に体を追い込んでおく必要がある」。序盤戦はJ1とアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のかけ持ちで疲弊し、尻すぼみだった。今後は、さらに1次リーグを免除されたナビスコ杯も加わる。「想像を絶する連戦」(DF岩政)に備えた「貯蓄」が猛練習の意図だ。

 ひたすら走らされても不満が出ないのは、成功体験があるからでもある。鹿島は昨季もアジア杯による7月の中断期間を走り込みに費やし、逆転優勝の下地を固めた。MF本山は「序盤戦でACLの長距離移動には慣れた。大きなけが人もなく合宿を乗り越え、今季の後半戦も『やれる』という自信ができた」

 ACLもナビスコ杯も決勝まで勝ち上がれば、リーグ戦を含めて残り33試合。冬には天皇杯もある。DF中田を補強したとはいえ決して選手層の厚くない鹿島が、現代サッカーを象徴する過酷な日程に立ち向かう。(中川文如)

どこかで聞いた「走るサッカー」の曖昧さとは異なり、走ってフィジカルを上げる「体力は貯金」は明確である。
上手い選手は走らないと決めつけた誰かとは別の方向で、巧い選手をスカウティングしてきて走らせているのだ。
これは誰かを否定しておるのではなく、クラブレベルでは代表とは異なって出来ることがあると言いたいだけである。
昨季我等は成功した、今季も同様に笑うのである。