バーゼル、中田浩の移籍金に3億円提示…鹿島は交渉を継続
スイスリーグ・バーゼルに元日本代表MF中田浩二(27)の獲得オファーを出している鹿島が、バーゼルから約3億円もの移籍金を提示されていたことが28日、分かった。大東和美社長は「(提示額は)予想の倍というか、かなり上回る金額だった。いまのままじゃ難しいけど、交渉というのはこういうもの。焦らずにやるしかない」と粘り強く交渉する考えを示した。
鹿島が準備している金額は1億円前後とみられ、大きな開きがある。中田浩は鹿島復帰の意思を固めているが、バーゼルとの契約は来年夏まで残っており、金額で折り合いがつかなければ残留することになる。中田浩を「必要な選手」とするバーゼルは低額の移籍金で放出する考えはなく、交渉の難航は必至だ。
中田の鹿島復帰難航!バーゼル移籍金4億円要求
鹿島が獲得を目指すバーゼルMF中田浩二(28)の移籍交渉が長期化することが28日までに確実になった。関係者によれば、バーゼル側が望んでいる移籍金と鹿島が準備している金額に、約3倍もの開きがあるため。鹿島は今後開始されるクラブ間交渉でその差を埋めていくつもりだが、難航は必至だ。
中田獲得交渉が長期化する可能性が高まった。関係者によると、バーゼルが望む移籍金が4億円を超えるのに対し、鹿島側が用意している金額は1億5000万円前後という。その差は実に3倍。鹿島は8月末の移籍可能期限ぎりぎりまで粘り強く交渉を続ける意向だが、難航は必至の情勢だ。
バーゼルは中田を「DFの柱」として考えている。精神的支柱でスイス代表DFムラト・ヤキンが退団。今季、名センターバックの穴を埋める活躍を期待されているのが中田だ。チームは「絶対に必要な選手」と本人に伝えているように、主力選手として戦力に計算している。
仮に中田放出となれば、バーゼルは代役DF獲得に動かなければいけない。関係者によると、バーゼルは中田に匹敵するDFを獲得するためには「4億円以上」もの大金がかかると試算。その額がそのまま鹿島への移籍金提示額となる見込みだという。
鹿島の大東和美社長は「まだバーゼルからの提示はないが、(金額の)差は大きいと聞いている」と認めた上で「その差を埋めていくのが移籍交渉というもの」と続けた。中田とバーゼルの契約が切れるのは、来年6月末。1年間待てば移籍金ゼロで獲得できる。鹿島は獲得断念、1年後の獲得も視野に入れながら交渉に臨む。(2007年6月29日06時03分 スポーツ報知)
加藤あいと中田浩二が熱愛
女優の加藤あい(24)とサッカー日本代表の中田浩二(27)が交際中であることが28日、分かった。29日発売の写真誌「フライデー」が報じている。
同誌は東京・銀座をデート、その後、中田の車で加藤の自宅マンションを訪れる2人の写真などを掲載。交際を3年前からスタートさせ、現在は親公認の仲だという。04年にも女性誌に熱愛を報じられ、加藤の所属事務所は全面否定していたが、この日は担当者不在で対応することはなかった。
海外でプレイしたいという極めて個人的理由だけで去った男が、恋人の近くにいたいと更に個人的な理由で戻りたいとのこと。
して、その金額は三~四億円。
もう笑い事では済まされぬ。
ラガーマン社長は粘り腰の姿勢だが、ここはもう手を引くという決断も必要ではあるまいか。
世に言う無駄な時間は不要と心得たい。
誰も鹿島を味方していないのである。
3億使うなというわけでは御座らぬ。
金は生きるように使うべきなのである。
ここで死んだ金を使えばドブに捨てるようなもの、何も得るものはない。
ユダとて移籍理由が不純ではプレイに身が入ると思えぬ。
お金を無心された住友金属とて喜ぶまい。
金策は重要である。
が、善政を行えば上向きになろうものである。
幕府の財政が立て直されれば上米は廃止しても良かろう。
そして尾張藩を継いだ松平通春に宗の字を賜い徳川宗春と名乗らせるよう。
が、この風雲児を野放しにしておいては将軍家の威光に響く。
新しい御三家を作り上げるのじゃ。
鹿島FW柳沢10年ぶりサテライト出場
故障後、初の紅白戦に臨んだ鹿島FW柳沢が右足でシュートを放つ
鹿島FW柳沢が10年ぶりにサテライト戦に出場する。オリベイラ監督と話し合い、左足第5中足骨骨折からの復帰戦を7月1日のサテライト札幌戦に決定。若手修行の試合に出るのはプロ2年目の97年8月10日市原(現千葉)戦以来だ。負傷後初めて紅白戦でプレーした28日の練習後に「ゲーム勘を取り戻さないといけないし、いきなり本番よりもサテライトでゲーム形式をやった方がいい」と前向き。7月8、15日のナビスコ杯準々決勝広島戦後はオフに入るが、柳沢はオフ返上で調整する。
[2007年6月29日9時2分 紙面から]
鹿島・柳沢が実戦練習に復帰!10年ぶりサテライト参戦も
4月に左足第5中足骨を骨折した鹿島の元日本代表FW柳沢が28日、負傷後初めて実戦形式の練習を行った。試合から遠ざかっているため、30日のFC東京戦(カシマ)のメンバーには入らないが、7月1日のサテライトリーグ・札幌戦(宮の沢)の出場が確定。10年ぶりにサテライトに参戦する柳沢は「ゲームをやって試合感を取り戻したい。体の状態は日に日によくなっている」と話した。7月8日のナビスコ杯準々決勝・広島戦(広島ビ)での復帰を目指す。(鹿嶋市)
★7・29に本田泰人氏の引退試合
鹿島は28日、昨季限りで現役引退したサンケイスポーツ専属評論家の本田泰人氏(38)の引退試合を7月29日にカシマスタジアムで開催することを発表した。93年のJリーグ・チャンピオンシップの再現がコンセプトで、対戦カードは『鹿島アントラーズ1993』-『ヴェルディ1993』。鹿島OBのジーコ氏とレオナルド氏は都合が合わず来日できないが、鹿島側は現ブラジル代表コーチのジョルジーニョ氏、ヴェルディ側はJ2東京Vのラモス監督らが出場予定。
異例!柳沢7・1サテライトで復帰
紅白戦で控え組としてプレーする柳沢
4月21日の清水戦で左第5中足骨を骨折した鹿島のFW柳沢敦(30)が、7月1日に札幌(宮の沢)で行われるサテライトリーグの対札幌戦で復帰することが決まった。鹿島では負傷明けの主力がサテライトリーグで復帰するのは異例中の異例だが、オリベイラ監督から「ゲーム感を取り戻すためにどうか」と打診され、柳沢本人も「いきなり(Jリーグの)本番より、ゲーム形式でやった方がいい」と即答。プロ2年目の97年8月25日の市原(現千葉)戦以来、10年ぶりのサテライト戦出場を決断した。
全治3カ月の診断だったが、必死のリハビリで早期復帰にこぎつけた。30日のFC東京戦はベンチ外となるが、28日の紅白戦では控え組の左MFでプレーし「また(復活への)ステップをひとつ踏めた。徐々に前に進めていると実感した」と笑顔を見せていた。7月15日のナビスコ杯広島戦後にある1週間のオフも返上する予定で「後半戦もあるし、少しも休みはない。復帰したときに良い状態でないと使ってもらえないから」と復活に向け闘志を燃やしていた。
[ 2007年06月29日付 紙面記事 ]
柳沢7月1日10年ぶりサテライトで実戦復帰
左第5中足骨骨折からの復帰を目指す鹿島FW柳沢が7月1日のサテライトリーグ、札幌戦(宮の沢)で実戦復帰することが28日、分かった。同リーグの出場は97年8月の市原(現千葉)戦以来約10年ぶり。鹿島では主力選手の出場は極めて異例。「試合勘を早く取り戻したい。いきなり本番というよりは紅白戦とか実戦をやって、いい状態で戻りたい」チームは7月16日から1週間休みとなるが、柳沢はオフ返上で練習を行う意向も明かした。(2007年6月29日06時03分 スポーツ報知)
いよいよ主将が帰ってくる。
まずはサテライトとのこと。
満を持してとはこのことであろう。
否が応でも期待が高まる。
ここは主将の活躍をお膳立てする出し手に注目したいところ。
ヤスと小谷野である。
陸奥随一の太股を誇るヤスは活動派、潮来出身の小谷野は森を愛するマイペース。
彼等から繰り出されるボールに反応する柳沢主将を想像するだけで胸がときめく。
好きとか嫌いとか最初に言い出したのは誰なのかしら。
注目の一戦である。
鹿島MF中後が約3週間ぶりに練習合流
鹿島MF中後が、27日の練習に約3週間ぶりに合流した。9日の大分戦で右大腿二頭筋肉離れで全治3~4週間の診断を受けていたが、順調に回復。炎天下の中で約2時間半のメニューを軽快にこなし、シュート練習などに取り組んだ。「まずは(30日の東京戦の)試合のメンバーに入ることが目標」と次の段階を見据えた。
[2007年6月27日20時40分]
柳沢の試合復帰は7・8広島戦に
左足第5中足骨骨折で離脱していた鹿島FW柳沢が27日、負傷後初めて全体練習に合流。シュート練習など全メニューを消化し、「制限なくやれた。ほとんど気にならなかった」と笑顔を見せた。復帰については「30日(のFC東京戦)は難しい」と話しており、7月8日のナビスコ杯広島戦となりそうだ。また、右大腿二頭筋肉離れで離脱していたMF中後もこの日合流。「ほとんど不安はない。あとは監督(の決断)次第」と、FC東京戦に向けて意気込んだ。[ 2007年06月28日付 紙面記事 ]
6月27日の報道にあったように、柳沢主将の復帰はナビスコ杯準々決勝の模様。
一時は第18節FC東京戦が予想されたが、チームの調子が良いため無理をさせない様子である。
一方、チューヤンは本山の怪我もあり出場の可能性は低くない。
むしろ、無理を押してでも出てきそうなチーム事情である。
本人としても中盤にライバルが増えるため、ここで一つでも実績を重ねたいはず。
チームとしては勝利で中断へ向かいたい。
負傷前はフィールドプレイヤー唯一のフル出場選手だっただけに即戻したいところもあろう。
が、チューヤンが抜けながらも勝利を重ねて来たことも事実である。
勝っているチームをいじらねばならぬオリヴェイラ監督の胸中は如何なるものか。
この試合に大いなる意味が浮上してきた。
奇しくも5年前にオリヴェイラ監督の母国ブラジルが5度目の世界一になった6月30日である。
誰もが因縁を感じているはずである。
MF小笠原の鹿島復帰が来月にずれ込む
メッシーナを退団するMF小笠原満男(28)の去就が来月にずれこむことになった。27日、代理人のペトリッカ氏が「今月中に欧州の新しいクラブを決めるのは難しい。必要であれば鹿島に7月に入っても猶予を頂きたい」と話した。レンタル元の鹿島は、期限付き移籍期間が終わる30日を方向性を決める目安としていたが、小笠原はイタリア、ギリシャ、ウクライナなどのクラブと接触している。だが、具体的な進展はなく、現実的には古巣復帰の可能性が高まっている。同氏は7月上旬に来日し、鹿島側と会談する。[2007年6月28日9時26分 紙面から]
小笠原の鹿島復帰確実に…鈴木強化部長「週明けにも手続き」
セリエA・メッシーナを退団する元日本代表MF小笠原満男(28)のJ1鹿島復帰が27日、確実となった。鈴木満強化部長は「今週いっぱいまで(他クラブからのオファーを)待って、何もなければ週明けに本人と話をして(国際移籍)証明書の手続きをする」と、7月上旬に復帰させる方針を明かした。
昨季出場6試合1得点にとどまった小笠原は海外でのプレー続行を希望しているが、鹿島はメッシーナとの契約が切れる30日を海外クラブからのオファーの最終期限に設定。現状で具体的な話はなく、関係者によると3日以内にオファーが届く見込みは少ないという。復帰後も移籍は可能だが、7月以降のチーム編成に影響するため復帰後の移籍は難しく、今年は鹿島の一員としてプレーすることになりそうだ。
小笠原は既に鹿島の練習に参加。この日も午前と午後の2部練習を行い、復帰戦となる可能性もある7月8日のナビスコ杯準々決勝・広島戦(広島ビ)に向けコンディションを上げている。
小笠原 鹿島の強化部長と去就会談
6月末日でメッシーナを退団するMF小笠原が、保有権を持つ鹿島の鈴木強化部長と去就について会談していたことが分かった。鈴木強化部長は「もう話すべきことはすべて話した」と明かし「来週頭にもある程度決断を出す」と説明した。ギリシャの強豪AEKアテネなどが獲得の打診をしているが、具体的なオファーはなし。今のところ鹿島復帰が濃厚だ。[ 2007年06月28日付 紙面記事 ]
小笠原7・1鹿島復帰!海外クラブから正式オファーなし
今季限りでセリエA、メッシーナを退団するMF小笠原満男(28)が7月1日に鹿島に復帰することが27日、確実になった。海外移籍のリミットに設定した30日までに海外クラブから正式オファーが届く可能性が低くなったことで、保有権を持つ鹿島が週明けに復帰の手続きに入ることを決めた。
鈴木満取締役強化部長は「あと3日待ってオファーがなかったら、週明けに(復帰の)手続きに入る」と明言。小笠原は欧州クラブへの移籍を模索してきたが、現時点でに獲得オファーはなし。6月中の移籍は「難しい」(関係者)状況に追い込まれ、メッシーナとの契約が切れる30日を待って古巣に復帰することになる。
鹿島は7月2日にも「移籍証明書」の発行をメッシーナに依頼する。小笠原は今季、セリエAに限り、EU圏外枠を適用されないことになっていたが、証明書が発行された時点で、その特典を失う。鹿島復帰後も代理人を通じて海外クラブへの売り込みを継続するが、移籍はより難しくなることは間違いない。(2007年6月28日06時03分 スポーツ報知)
誰もが予想していたとおり小笠原満男の復帰が決まりそうである。
が、ただ一人代理人のペトリッカ氏のみが悪足掻きをしておる。
それは当然のことであろう。
このまま鹿島に戻られては懐に一文も入らぬ。
なんとしてでもどこぞやに売り込み手数料を頂きたい所存であろう。
今季もねじ込んでしまえば、来季にもまた移籍が発生しうる。
腕の見せ所である。
七月中に見つけられれば、2003年に鈴木隆行がゾルダーへ移籍したのと同様に入ってまた即出て行くこともあろう。
それもまた縁である。
ただし、次は完全移籍をまとめてくるべきである。
どこのクラブも腰掛けに本腰を入れることはない。
移籍金で赤くなった財政の足しにもしたいところである。
新田開発だけでは幕府も立ちゆかぬ状況なのである。
相対済令の発布は避けたいところ。
単に金融業者を混乱に陥れるだけである。
鹿島が浩二獲りへ近く本格的な交渉
古巣鹿島の練習場での「合同自主トレ」となったMF小笠原(左)とMF中田
バーゼルMF中田浩二(27)に獲得オファーを出している鹿島が、近日中に移籍金を含めた本格的な交渉を開始することが26日、分かった。先月に2度、獲得の意向を示す文書をバーゼルに送り、約1カ月も返答がなかったが、先日になって相手側から接触を図ってきたことが判明した。
鹿島幹部は「やっと交渉のテーブルに着ける。近日中に正式な文書を送る」と進展を明かした。中田は、前日25日から鹿島で自主トレを開始。同じく去就が注目されるMF小笠原と約2時間汗を流した。「意志は代理人に伝えた。後はクラブ間の交渉の問題」。鹿島の名前こそ口にしなかったが、事実上の復帰志望を宣言した。交渉の長期化は必至で、まずは7月2日の現所属先の合流に向けて調整する。
[2007年6月27日9時22分 紙面から]
中田浩、鹿島復帰の意思固めるもバーゼルから返答なし
古巣・鹿島から獲得オファーを受けているスイスリーグ・バーゼルMF中田浩二(27)が26日、セリエA・メッシーナを退団するMF小笠原満男(28)とともに鹿嶋市のグラウンドで自主トレ。練習後、苦悩の胸中を明かした。
「お金もかかる問題だし、オレの意思だけで決まる話ではない。今はバーゼルの選手だから(合流予定の7月)2日に合わせてやるしかない」
明言こそしなかったが、鹿島復帰の意思を固めている中田浩だが、バーゼル側からの返答はなく、交渉は長期化の様相。来年夏まで契約を残すバーゼルからは7月2日の合流指令が出ており、このままなら、今月末にも渡欧予定。「準備しているのでバーゼルに合流しても問題ないと思うし、鹿島に戻ってもリーグが中断するからやれると思う」と話した。
また、30日でメッシーナとの契約が切れる小笠原は、他クラブからのオファーがなければ7月1日に鹿島復帰が決まる。鹿島の命運を握る2人の動向に注目が集まる。(千葉友寛)
柳沢 27日から全体練習に合流
左足中足骨骨折で離脱中の鹿島のFW柳沢が、27日の練習から全体練習に合流する。この日、鹿嶋市内の病院で最終検査を受け骨に異常なしと診断された。復帰については「対人的なものをやってないから、30日のFC東京戦は難しい」としながらも「早くやりたい。違和感なくやれているんで、いける感じはある」と意欲を示した。また、24日の名古屋戦でひざを痛めたMF本山はFC東京戦を欠場する可能性が出てきた。
≪中田 古巣復帰へ強い希望?≫バーゼルMF中田が、今月末でメッシーナを退団するMF小笠原と古巣・鹿島の練習場で合同自主トレ。注目される去就について「自分がどうしたいかは代理人に伝えてある」と古巣復帰への強い希望をにおわせた。それでも「自分だけで決められるものではない。なかなか決まらないと思う」と長期戦を示唆。「バーゼルも必要な選手だからと言われた」と2日にもいったんチームに合流する。[ 2007年06月27日付 紙面記事 ]
中田浩獲りへ秘策!鹿島が代理人雇用
鹿島がバーゼルMF中田浩二(27)獲得に向け、クラブの窓口となる日本人代理人を雇ったことが26日、分かった。バーゼルに獲得を打診する文書を送付しているが、返答はなく進まない獲得交渉の打開策としてプロの協力を仰ぐ。
鹿島は当初、スイスまで出向き、直接交渉を予定していたが、現地語通訳の手配などが難航。クラブ間交渉にも発展してない現状を加味し、欧州にルートを持つ代理人に依頼した。鈴木満取締役強化部長は「その代理人の協力を得て、獲得を目指す」と明かした。中田は「僕の意思ははっきりしている。早く決まってほしい」と鹿島復帰への思いを遠回しに示唆した。(2007年6月27日06時04分 スポーツ報知)
ニッカンがスクープである。
>先日になって相手側から接触を図ってきたことが判明した。
他3紙は進展無しと難航中を報道しているのに対し、ニッカンだけは接触を報じた。
練習まで合同で行う二人の加入はほぼ決まりと見て良いであろう。
我等も腹を括らねばならぬ時が近づいているのである。
純粋に戦力の増強と考え、チームの勝利に貢献さえしてくれればそれでよい。
過去は当然の如く水には流さぬが、プレイとは別儀である。
戦力的には小笠原満男の方が心配である。
ほぼ半年実戦から離れ、クラブも最下位で降格、敗残兵の如き立場で戻ってきておる。
ここで勝者のメンタリティを再び得ることが出来るのか否か。
更に自分の思い通りにならぬ選手に怒りをぶつけはしないのか。
不安は募るばかり。
が、そこに柳沢敦主将の実戦復帰が頼もしい。
ここを丸く収められるかどうかで器が計れるというものである。
しかしながら、全ては七月以降の物語である。
U20W杯で内田が日本DF初得点狙う
カナダに向け出発するU-20日本代表DF内田篤人(撮影・井上満夫)
U-20(20歳以下)日本代表DF内田篤人(19=鹿島)が、30日開幕のU-20W杯で偉業達成を狙う。24日のリーグ戦に出場した内田ら3選手は25日、成田空港からカナダに出発。日本は同W杯の前身、ワールドユース選手権で過去にDFが得点したことはなく、吉田ジャパンの不動の右サイドバックが「DF初得点」に挑む。
過去の「先輩DF」に得点がないことを知ると「本当っすか? 失点をしないのが第一ですけど、狙いたい気持ちもある」とサラリと言ってのけた。クラブでは数々の記録を塗り替えた男だ。06年鹿島入団後、開幕戦でクラブ史上初の高卒ルーキー先発出場。4戦目でクラブ史上最年少得点を記録、Jの高卒ルーキーの史上最年少記録となった。鹿島のタイトルホルダーは、同代表での新たな金字塔を打ち立てる構えだ。
魅力は50メートル6秒前半の快足を生かしたオーバーラップと正確なクロス。吉田監督から「攻撃の切り札」とまで言われており、4月にA代表合宿に招集され、五輪代表にも選出された期待の星だ。今大会の活躍は飛び級での日本代表定着へのアピールとなるが「この世代で結果を出す。最低でも決勝トーナメントに出たいですね」と静かに闘志を燃やした。[2007年6月26日8時51分 紙面から]
U―20内田“素顔解禁”…W杯1日遅れ出発
U―20(20歳以下)W杯に出場するU―20日本代表のDF内田篤人(19)=鹿島=ら3人が25日、成田空港発の日航機で出発。前日に出発した第1陣18人はこの日、1次リーグの試合会場、カナダ西部のビクトリア入りした。
DF内田がカナダで素顔を“解禁”する。5月19日の新潟戦で鼻骨骨折して以来、フェースガードを試合で着用してきた。だが、医師の許可がおりたことを明かした。「早くとりたかったんですよね」。今回、母を自費で招待。「できるだけ上にいきたい。やってみないとわからない。このチームでやるのが最後なんで楽しみながらやりたい」と意欲を語った。(2007年6月26日06時00分 スポーツ報知)
この世代の中盤はかなり黄金である。
我等がヤスが漏れるほど。
その中盤を後ろから支えつつ攻撃に参加を繰り返す右サイドの矢は勇ましい。
ナビスコ杯準々決勝戦を諦めて参加する以上は何かしらを得て帰ってきて欲しいものである。
それが冠であろうと得点であろうと構わない、得るというプラス思考が重要である。
いや、現実的なものでなくて良いのだ。
得たという財産、それを求めておるのである。
目先の利益に囚われてミートホープにならぬよう注意するのであるぞ。
代表ゼロの鹿島が3連勝V圏キープ/J1
先制ゴールを決め天を指さす鹿島MF増田。手前は倒れこむ名古屋GK楢崎
<J1:鹿島2-1名古屋>◇第17節◇24日◇カシマ
アジア杯代表メンバーゼロの鹿島が名門のプライドを見せつけた。同代表2人を擁する名古屋との対戦で前半は苦しみながら無失点で折り返すと、後半に地力を発揮。MF増田とFWマルキーニョスのゴールで2-1と制した。カシマサッカースタジアムでの名古屋戦公式戦21連勝を収め、今季初の3連勝で3位をキープ。かつての代表常連クラブもオシムジャパンには縁遠いが、Jに専念で10冠へ突き進む。
場内を1周する選手の深紅のユニホームが誇らしげだった。かつてのようなビッグネームもいない。オシムジャパンのジャパンブルーのユニホームに誰も袖を通していない。だが今の鹿島は間違いなく強い。MF本山は熱い思いを口にした。「代表に呼ばれていないからといって、弱いチームだとは思わない」。
強者のサッカーだった。前半は雨でぬれたピッチと相手の前線からの速いプレスにパスがつながらない。シュート数2対8。だがハーフタイムにスイッチが入った。ロッカー室での円陣で「ここで勝たないと(首位の)G大阪に離されるぞ!」と、自然に声が出た。
後半は一変した。中盤のバランスを修正し、同20分にゴール右に飛び出したMF増田が日本代表GK楢崎のニアを破る先制弾。FWマルキーニョスの3戦連発直後に1失点したが、終盤はGK曽ケ端の好セーブで逃げ切った。名古屋戦不敗の地で21連勝目を飾った。
地位も実績も関係ない。05年にサンパウロで世界クラブ選手権優勝メンバーだったDFファボンが故障を完治させても、オリベイラ監督は先発復帰させなかった。フロントが「チャンスを与えてもいいのでは?」と進言しても同監督は「勝っているのに変える必要はない」と信念を貫いた。
後半30分からはファボンが復帰後5戦目にして初めて守備固めの役割を与えられた。「勝っていれば変えないのは当たり前だ。鹿島は選手のレベルが高いし、6~8人が代表に選ばれてもおかしくない」とファボン。93年J開幕以降、各連盟主催の公式大会で16大会連続で代表選手を輩出してきたが、アジア杯で途切れた。だが代表ゼロでも9戦不敗で3位。名門の自負は健在だ。【広重竜太郎】[2007年6月25日8時52分 紙面から]
鹿島、代表ゼロでも強い!3連勝で常勝軍団復活の予感
先制点の増田がサポーターにアピール(撮影・財満朝則)
J1第17節最終日(24日、鹿島2-1名古屋、カシマスタジアム)鹿島がU-22日本代表MF増田誓志(22)のゴールなどで名古屋を2-1で下し3連勝。5月以降9試合負けなし(6勝3分け)で3位キープ。現役の日本代表がいないなかで快進撃だ。
◇
代表選手が多いから強いんじゃない。代表ゼロの鹿島が3連勝だ。
増田の先制弾とFWマルキーニョスの3戦連発となる追加点で日本代表GK楢崎、MF本田圭を擁する名古屋に2-1勝利。5月以降9戦負けなし(6勝3分け)で、首位・G大阪と勝ち点8差の3位をキープした。
「(代表に)呼ばれていないから弱いチームだとは思っていない。オシムさんの目指すサッカーにうちの選手が沿っていないということでしょう。一致団結して上を狙いたい」とMF本山が熱く語った。16位・千葉からFW巻ら5人が選出されている日本代表だが、鹿島からはゼロ。今季7アシストのMF野沢、DFとしてJタイ記録の4戦連発を決めた岩政も、アジア杯へ向けて、オシム監督から声がかからなかった。だが代表選手がいようがいまいが、いまの鹿島には関係ない。
目指すは6年ぶり5度目の優勝、すなわち10冠だ。シーズン序盤こそつまずいた常勝軍団だが、後半戦にはこの勢いで臨む。
(千葉友寛)
★鹿島のU-22代表・増田が先制弾
鹿島のU-22日本代表MF増田が背水の一戦で先制弾を決めた。後半20分、右足で今季2点目となるゴールを右隅に突き刺した。「来週から(負傷していた)中後さんが帰ってくるのは分かっていたし、最後というイメージで試合に臨みました」。バーゼルMF中田浩とメッシーナMF小笠原が復帰すればポジション争いはさらに激化するが、「2人が帰ってきても、自分が出られているときにアピールすることが大事」と語気を強めた。
★名古屋はカシマで21戦全敗
名古屋は鹿島に敗れて3連敗。Jリーグが始まった93年から、カシマスタジアムで公式戦21戦全敗となった。日本代表GK楢崎は「個人的には半分くらいに絡んでいるから勝ちたかった」と肩を落とした。同MF本田圭は「チームは3連敗なのに(代表で)挽回するチャンスをもらえてうれしい」と前を向いた。
A代表ゼロでも…鹿島意地の3位浮上
<鹿島・名古屋>後半20分、先制ゴールを決め喜ぶ鹿島・増田
Photo By 共同
【鹿島2―1名古屋】“A代表ゼロ軍団”の鹿島が粘りのサッカーで勝利をもぎ取った。後半20分にU―22日本代表MF増田が先制点を挙げると、5分後にはFWマルキーニョスの3戦連発となる芸術的なループシュートで追加点。相手の反撃をGK曽ケ端を中心に守って失点を1に抑え、今季初の3連勝を飾った。
増田は「全員に守備の意識が高くなり、チームにしぶとさが出てきた」と、チーム好調の要因を話す。5月以降、ナビスコ杯を含めて8勝3分けと11戦負けなし。開幕直後は下位に沈んだが、3位と優勝を狙える位置に浮上してきた。アジア杯の日本代表には1人も選ばれず、クラブ史上初めて国際大会に代表を派遣しない屈辱を味わった。だが、MF本山は「(代表に)呼ばれないから弱いチームとは思っていない」と胸を張った。
≪鬼門カシマで21戦全敗≫2点を先制された名古屋は必死の反撃を試みたが、FWヨンセンのゴールで1点を返すのが精いっぱい。カシマスタジアムではJ創設の93年以来、カップ戦も含め21戦全敗で、またしても鬼門突破はならなかった。GK楢崎は「自分はその半分ぐらい絡んでいるので、そろそろ勝ちたかった」と悔しがったが、MF本田圭は「ばん回するチャンスをもらえてうれしい」と、25日に合流する日本代表合宿に切り替えていた。[ 2007年06月25日付 紙面記事 ]
カシマでオワリなし21連勝…J1第17節
後半20分、鹿島・増田(右)が先制ゴールを決める(左は山口、GKは楢崎)
◆J1第17節 鹿島2―1名古屋(24日、カシマ) 鹿島が名古屋に2―1で競り勝ち、今季初の3連勝を飾った。U―22日本代表の増田誓志(22)が後半20分、先制点を挙げ、同25分にはFWマルキーニョス(31)が3試合連発となるダメ押し弾。これで93年Jリーグ開幕以降、カシマスタジアムで行われた名古屋戦は21連勝。代表はゼロだが、9試合負けなしで3位をキープした。また、大宮は横浜Mに引き分けたが、降格圏を脱出した。
たとえ内容が悪くても、たった2つの状況さえ整えば必ず白星がついてくる。「カシマスタジアム」の「名古屋戦」。MF本山は「名古屋にはいつも苦しめられているイメージがある。その世代、世代でメンバーも違うからね。関係ないでしょう」と否定したが、それが21連勝となると単なる偶然とは思えない。この日も最終的には、過去と同じ結果に落ち着いた。
主役はMF増田だ。後半20分、FW田代、MF野沢、FWマルキーニョスとダイレクトでつながれたボールで抜け出す。「勢いで打った。狙ってないけど、ニアは見えた」強烈な右足シュートで、日本代表GK楢崎が守る、狭いニアを抜いた。さらに、同25分にはFWマルキーニョスが追加点。前半は押し込まれたが、お得意様から確実に勝利をもぎ取った。
増田はU―22日本代表で当落線上に位置する。08年北京五輪アジア最終予選(8月22日~)を前に「選ばれるか不安」が口癖。ホーム&アウェーで行われる同予選では、苦手の移動もある。飛行機移動は「香港までが限界」、学生時代の修学旅行も「移動が嫌だった」。だが、今は「何とかしないと」と奮起し、移動時の暇つぶしアイテム探しに着手し、移動恐怖症克服を目指している。
チームは今季初の3連勝。5月から9試合6勝3分けと負けなしで3位をキープした。日本代表は一人もいないが、「代表に呼ばれないから弱いチームとは思わない。ただ、オシムさんの目指すサッカーにウチの選手が沿っていないだけ。これからも一致団結して上を狙っていく」と本山は胸を張る。誇り高き常勝軍団の意地で、首位・G大阪の背中を追う。(2007年6月25日06時02分 スポーツ報知)
J1 鹿島耐え抜く 黄金期のしぶとさ戻る
2007/06/25(月) 本紙朝刊 スポーツ A版 8頁
Jリーグ1部(J1)第17節最終日(24日・カシマスタジアムほか=2試合)鹿島は増田のゴールなどで2-1と名古屋を下して3連勝、勝ち点30で前節からの3位を守った。名古屋は3連敗で11位。
大宮-横浜Mは0-0で引き分けた。横浜Mは3試合続けて引き分け。8戦連続負けなしの大宮は15位に順位を上げた。
鹿島2-1名古屋 増田が先制弾
【評】鹿島は後半20分、ゴールキックからの速攻で増田が決めて先制。5分後にマルキーニョスのループシュートで追加点を奪うと、反撃を1点に抑えて逃げ切った。ヨンセンにボールを集めた名古屋の攻めはやや単調だった。
今季初の3連勝は耐えて、耐えて、耐え抜いた末につかんだ勝利だった。試合内容では完全に名古屋に押され気味だったが、「悪い中でも、しぶとさが出てきた」と増田。内容で負けても、勝負には勝つ。黄金期の鹿島をほうふつとさせるような試合だった。
試合前に降り出した雨の影響もあり、前半は名古屋のコンパクトなサッカーの前に完全に沈黙した鹿島。運動量も少なくパスもつながらない展開が続いたが、焦りはなかった。「相手が前掛かりにきていたので、後半はばてると思っていた。後半からと気持ちを切り替えていた」と青木。内容が悪かった前半を耐えたことで、中盤のバランスを修正できた後半にチャンスが巡ってきた。
後半20分にマルキーニョスがDFの裏へとつないだボールに飛び出したのは中盤の増田。「DFの裏を狙う練習をしていて、その通りのいいボールが来た。ドリブルの勢いのまま、思い切りいった」。増田の右足が日本代表GKの楢崎の牙城を切り裂くと、その勢いのまま5分後には、マルキーニョスのループシュートで追加点を奪った。
しかし、勝負強さを見せた一方で、悪い癖も抜け切れていなかった。2点目を奪ってから、わずか1分後に失点。「うちの課題なのだが、点を取った後の10 分ぐらいで失点してしまう。気を引き締めなくてはいけない時間帯だった」と青木は振り返った。その後は、なんとか曽ケ端の好セーブもあり同点は許さなかったが、本山も「悪い内容で勝ったことを自信にしてはいけない。一致団結して上を目指したい」と気を引き締めた。3位ターンだが、選手たちが見詰めるのは勝ち点8差で首位を行くG大阪。足踏みをしている暇はないのだから。
マルキ絶好調3試合連続弾
○…鹿島・FWマルキーニョス(31)の勢いが止まらない。右ハムストリングス肉離れで第13節から2試合欠場したが、復帰した広島戦からゴールラッシュ。この日の名古屋戦でも3戦連続ゴールとなる決勝点を奪い、チームを勝利に導いた。
前半はシュート1本に抑えられていたが、後半に本領発揮。20分に増田の先制点をアシストすると、25分には自分で魅せた。岩政が競った後のこぼれ球をペナルティーエリア内左側のエンドライン際でキープすると、振り向いた瞬間に「(コースが)空いていたので打とうと思った」と技ありのループシュート。GKが一歩も動けないゴールに、「あれだけパーフェクトに打てるとは思わなかった」と本人もビックリ?
大手4紙は代表0を猛烈に報道しておる。
が、本山が代表監督が求める像が全てではないと一蹴である。
そう、チームの勝利が最重要なのである。
青木や曽ケ端の活躍が目立っておるが、本山の奔走には頭が下がる。
かつての熊谷浩二を彷彿させ、更に巧いのである。
昨季末から熟成された野沢との関係が蜜月となり、お互いの長所を打ち出せるようになったことが大きいのであろう。
まるで夫婦の関係である。
だが、夫婦の関係に不用意に侍女が口を挟んでは物語も醒める。
何故、晴信と三条夫人がお家の将来を話しておるところに侍女の萩乃風情がしたり顔でセリフを吐いてくるのか全く持って理解に苦しむ。
【J1:第17節】鹿島 vs 名古屋:オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
6月24日(日) 2007 J1リーグ戦 第17節
鹿島 2 - 1 名古屋 (16:00/カシマ/14,317人)
得点者:'65 増田誓志(鹿島)、'70 マルキーニョス(鹿島)、'71 ヨンセン(名古屋)
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:名古屋の監督が決定力が勝負を分けたと言っているが、どうか?
「決定力というか、チャンスをしっかり決めることが勝つか負けるかを左右する。こちらが決めることができ、失点しそうな場面で運が味方した。そのへんが勝負を分けた点だ。
前半は厳しいゲームプランだった。名古屋が違ったやり方をしてきて戸惑った。うちの長所を消してきてやられた面はあった。そこを辛抱強く0で抑えたからこそ、ハーフタイムに修正できた。ハーフタイムには相手の狙いがよく分かり、修正し、後半はいい戦いができたと思う。2点を取った後、3点目を取れる場面もあったが、逆に1失点した。それでも決定力の差が結果に現れたと思う」
Q:これでリーグ戦の半分が終わり、3位という結果だが、前半戦の戦いをどう見ているか? 就任当初に若手を使うと話していたが、その成果はどうか?
「僕が待っていた質問をしてくれてありがとう。開幕から5試合未勝利だった時、この結果は鹿島の歴史にはなかったとかいわれたが、私はまだ5試合しかやっていない中で何をどう評価するのかと思っていた。何から始まってどう進んでどのような形で終わるのかということがわかって初めて評価できる。詳しい話をするに当たって、今は少しはチームのことを理解できるし、自分がこういう監督でこういうゲームプランで戦うことを選手も理解してくれただろう。選手たちは少しずつ私の魂を受け継いでピッチで出してくれている。これまでいろんな状況の中で試合をしてきた。1人少なかったり、逆に1人多かったり、ホームだったりアウェーだったり、気候の条件も含めてチームが試された。その中でチームは確実に強くなっている。
柳沢も徐々に回復し復帰間際だし、野沢もフィジカル面が戻ってきている。岩政も評価されるべきだし、曽ヶ端も文句の言いようのないセービングを見せている。まさに神業的だ。試合の運び方やゲームを読む力も上がり、いろんな状況を予想しながらイメージを持ちながらすぐに対応できるようになってきている。選手も考えられるようになってきた。1人1人の意識もよくなっているし、練習からが全てだと理解している。
もう1つ言いたいのはナビスコカップの決勝トーナメント進出だ。我々は一番勝率がいい思うし、他を上回っている(※実際は広島と同率)。チームは確実な成長を遂げている。サポーターの声援に応えられることを誇りに思う。批判されたことも糧にしなければいけない。みんなが待ち望んでいるタイトルを獲りに行くことが大事。そういうふうにコツコツとやれるように変化したと思う。
もう1つの質問についてだが、若い人を使うというのは就任当初から言っていたこと。日々の練習を見てもらえればどれだけ成長しているか感じてもらえると思う。サテライトのゲームも今はグループ1位だ。全大会で1位になることを目標にやっていこうと私は選手たちに言っている。サテライトのメンバーにしても、當間、後藤、小谷野、石神、船山、遠藤、田中、大道、佐々木、興梠といい選手がいる。若い人たちもチームの一員だ。私はトップとサテライトとか区別をしていないし、彼ら全員が今日の勝利に貢献している。練習で努力すれば、試合に出たいという気持ちを見せてくれれば、僕は使っていく。自分は世界一になっているし、自分の目に狂いはないと自信をもっている。気持ちを持って努力する者は評価されると思う。こういう世界は一度のチャンスをモノにするかどうかでサバイバルを生き抜く力が育っていく。彼らがレギュラーを脅かす危機感をもたらしてくれることがチームに化学反応を起こすことになる」
Q:内田がU20ワールドカップのためチームを離れるが、右サイドはどうするのか?
「内田が代表に行くということはすごく残念だが、彼の将来を考えると外国のチームと戦うことは大きな財産になる。彼は将来、日本を代表する選手の1人になる。楽しみな選手であり、人間だ。彼の年齢を考えると戦術的なミスがあってもおかしくないが、内田はそれがない。あの年齢ですぐに指示を消化して実行できるのが彼の実力だ。あとはフィジカル面を強化する必要がある。それは代表関係者と綿密に話している。彼の成長はクラブと代表の両方でやっていけると思う。
不在の間は練習でやっているように新井場を右にして、石神を左に置くことも考えられる。が、右サイドの當間も試合をやっているし、彼の起用の可能性も捨ててはいない。状況を見つつ考えたい。石神も試合をやるごとに成長している。将来は左を任せられる選手になると思う。内田には世界大会で結果を出し、優勝して、チームの優勝にも貢献してほしい。
もう1つ付け加えると、名古屋の24番の本田はゲームを崩せる選手。内田はその相手に仕事をさせなかった。それは評価されるべき。しかも本田を途中交代に追い込んだのだからもっと評価されるべきだ」
以上
【J1:第17節】鹿島 vs 名古屋:試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●曽ヶ端 準選手(鹿島):
「(スーパーセーブが2本続いた?)1本目の方が難しかった。中にヨンセンがいるのは分かっていたし、出ようかどうしようか迷ったけど、準備はできていた。技術的には難しくなかった。2本目は藤田さんだったけど、出られればよかったけど出れなかった。でも飛んできたシュートが正面だったんでよかった。ずっと体調もいいし、チームもよくなっている。でも1失点しているし、それをなくしてもっとよくしないと」
●増田誓志選手(鹿島):
「今日はゴール以外、ほとんど何も出来なかった。後半立ち上がりからみんないいイメージでやれた。チャンスを多く作れて乗りやすかった。ハーフタイムにはマークのズレを修正した。(マルキーニョスからパスが来ないと言っていた?)ミーティングでもその話が出たし、彼も意識してくれたのかな。マルキーのいいところは前を向いて勝負すること。それをやめておかしくなるのもよくないんで。でも今日はいいボールを出してくれた」
●本山雅志選手(鹿島):
「向こうがよかったし、コンパクトなサッカーをやってきたんで、かなりやられた。前半はパスミスも多かったけど辛抱強くやれた。(グランパスにはカシマで負けていない?)そのことは知ってけど、年代ごとにメンバーも変わっているし、いつも厳しいゲームで苦しめられるという印象だった。そのジンクスに関係なく勝とうと思った。勝負強さも出てきたけど、2点取った後、少し穴ができた。集中力の欠如もあるし、修正したい」
●マルキーニョス選手(鹿島):
「続けてゴール(3試合連続)できてとてもハッピー。同じように続けてしっかりチャンスを決められるように頑張りたい。今日の試合で目立ったのはパスミス。疲れも出た試合だった。でもそれを上回るほどの1人1人の勝負への貪欲さがあったからこそ。この結果につながった。ゴールを奪うには運も味方につけないといけない。この前も1つの運があったし、今日もそうだったから得点できた。どれだけ運を味方につけられるかどうかだ」
【J1:第17節 鹿島 vs 名古屋 レポート】名古屋にカシマスタジアムで21連勝。「常勝軍団」らしい強さでJ1前半戦を3位で折り返した鹿島 [ J's GOAL ]
6月24日(日) 2007 J1リーグ戦 第17節
鹿島 2 - 1 名古屋 (16:00/カシマ/14,317人)
得点者:'65 増田誓志(鹿島)、'70 マルキーニョス(鹿島)、'71 ヨンセン(名古屋)
前半のシュート数は鹿島アントラーズの2本に対して名古屋グランパスエイトの8本。今季序盤戦の「勝てない鹿島」だったら、間違いなく失点していただろう。しかし5月からカップ戦を含めて10試合無敗の彼らは、「常勝軍団」といわれた頃を髣髴させる粘り強さと辛抱強さを備えていた。集中した守りで苦境を乗り切った後半、目の覚めるような攻撃で増田誓志とマルキーニョスが立て続けにゴールする。名古屋はヨンセン、藤田俊哉が前線で相次ぐ決定機を迎えるが、カシマスタジアムの神様を味方につけたGK曽ヶ端準のスーパーセーブに阻まれた。勝利の女神はどこまでも鹿島に味方し、試合は2-1で終了。名古屋のカシマスタジアムでの連敗記録は21に伸びることとなった。「6回ものチャンスのうちたった1回しか決められなかったら勝てない。それでも長い歴史の中で最も勝利に近づいた試合だった」とフェルフォーセン監督も悔やしさをぶちまけた。彼らにとってカシマはどうしても打ち破れない「鬼門」のようだ。
93年5月16日のJリーグ開幕戦で、ジーコ(現フェネルバフチェ監督)のハットトリックを含めて5-0と大勝してから13年。鹿島は本拠地で名古屋に勝ち続けている。名古屋にしてみれば早く不名誉な記録を途絶えさせなければいけない。フェルフォーセン監督は「特別な意識はない」と言うものの、選手たちの中には燃えるものがあっただろう。
前節・柏レイソル戦と同じスタメンで、基本布陣の4-4-2も変更しなかった鹿島に対し、名古屋は大きくメンバー構成をいじってきた。システムは3-5-2をべースとしつつも3トップに近い形。増川隆洋の負傷離脱もあり、3バックには大森征之、米山篤志、阿部翔平が入る。中盤は山口慶、吉村圭司、藤田俊哉が3ボランチ気味になり、左サイドは本田圭祐。そして右のウイング的な位置に津田知宏、左ウイングに片山奨典、1トップにヨンセンだ。「杉本恵太がコンディション負傷で本来MFの片山をFWに起用した。右にも規律の守れる津田を持ってきた」と指揮官は新戦力起用の意図を説明した。
この采配は的中する。前半の名古屋は勝利への激しい意欲を前面に押し出す。鹿島のマルキーニョス、田代有三らFW陣をマンマーク気味に見ながら守りを厚くし、相手に自由を与えない。タイトな守備から攻撃への切り替えもスピーディーで、津田と片山の両サイドも非常に利いていた。鹿島はボールを回せず苦しみ、タテに蹴り出すのがやっと。「相手にコンパクトなサッカーをやられてパスミスも多かった。前半はかなり苦しかった」と本山雅志も苦笑いしたほどだ。
苦しみながらも45分間を耐え切ったことは鹿島にとって大きかった。ハーフタイムにはマークのズレを修正し、彼ららしい連動性の高いサッカーができるようになる。そして迎えた20分、田代→野沢拓也→マルキーニョスとつながったボールを最後に受けた増田が思いきってペナルティエリアすれすれの位置から右足を振り抜く。次の瞬間、ゴールネットが揺れ、スタンドから大歓声が起きた。「今日の自分はシュート以外は何もできなかった」と反省した増田だが、名古屋の勢いを断ち切るには十分だった。その5分後には野沢のうき球のクロスを岩政大樹がヘッド。そのこぼれ球を拾ったマルキーニョスが難しい位置から追加点を奪った。「得点を奪うには運も味方につけないといけない。今日もそれがあったからゴールできた」と満面の笑みを浮かべたエースの3試合連続得点で、鹿島は勝ち点3へまた一歩近づいた。
フェルフォーセン監督にとって痛かったのはこの2点目が杉本、渡邉圭二の2人を交代させようと送り出した矢先の時だったこと。決定力が勝負の明暗を分けるのはもちろんだが、こうした決断も大きな要素なのだ。それでも直後に杉本のクロスからヨンセンが1点を返し、反撃ののろしを挙げる。35分にはヨンセン、37分には藤田と立て続けにゴール前へ飛び込んでフリーになる決定機を迎える。普通なら必ず入っていそうなシュートシーンだったが、どちらも守護神・曽ヶ端の正面。「藤田さんの時はクロスに対して出られなかったけど、飛んできたシュートが正面でラッキーだった」と彼も言うほど、鹿島には運が味方した。J通算100ゴール達成をフイにした藤田は悔しさをむき出しにした。
終わってみれば2-1で鹿島が勝利していた。シュート数は12対17と名古屋が上回ったが、相手を跳ね返し続ける堅守と老獪な試合運びが光った。途中出場のファボンや船山祐二、石神直哉らもいい仕事を見せ、選手層の厚さも感じさせたゲームだった。
これでJ1は前半戦を終了。鹿島は首位・ガンバ大阪と勝ち点8差の3位で折り返した。開幕5試合勝利なしという最悪の出だしを見事に巻き返し、チーム完成度も高まってきた。「私がどんな監督で何をするのかを選手たちも理解した。私の魂を受け継いでピッチで表現してくれている」とオズワルドオリヴェイラ監督も自信を深めている。この勢いで上位2チームを追走し、悲願の10冠を現実のものとしたい。
対する名古屋はこれで3連敗。順位を11位まで落とした。この日も内容はよかったが、指揮官も嘆くように肝心なところで1点が奪えないでいる。何とか開幕4連勝していた頃の勢いと自信を取り戻し、再浮上のきっかけをつかみたいところだ。
以上
2007.06.25 Reported by 元川悦子
監督コメントについてコメントさせて頂こう。
>それでも長い歴史の中で最も勝利に近づいた試合だった
名古屋のフォールセン監督が今回の試合でかなり脅かしたことは認めるが、もっと危険な試合があったことを記憶している。
例えば、2003年Jリーグ2ndステージ第1節などは雨の中のFK1発に助けられただけの試合であった。
この時は三日前のナビスコ杯準々決勝第一試合で5-1と大差を付けた同じカード・同じスタジアムということで慢心があったのやも知れぬ。
結果だけは勝利であるが、苦戦したことだけが心に残っておる。
最近では2005年Jリーグ第28節も本山の一発以外に何も得るもののない試合であった、更に申せば今季のナビスコ杯予選リーグも内容は酷いものであった。
が、結果を残し歴史に1頁を刻んだことは事実である。
まあ、フェルフォーセン監督なりの強がりと解釈出来ぬ事もない。
それを吐かせたことは勝利以上に満足である。
そして我等がオリヴェイラ監督である。
問いに答える形が浸透し、弁舌が軽やかになっていることが伝わってくる。
開幕当初の不振が幻であったかのように快進撃が続き、順位がみるみる上がって来たことを問われれば誰しも喜びを隠すことは出来ぬであろう。
オリヴェイラ監督はサテライトの試合にも顔を出し選手のチェックに余念がない。
篤人が抜けただけで一ヶ月間の公式戦を無駄にするような愚行は無いものと心得る。
>右サイドの當間も試合をやっているし、彼の起用の可能性も捨ててはいない。
若手抜擢で勢いを見せるのか定番の新井場と石神で乗り切るのか、次の3試合に否が応でも胸が高まる。
起用法には心に決めた法則が存在し得よう。
その決まり事には自らも沿うよう行動せねばならぬ「非情の掟」なのである。
室蘭大谷U18代表宮沢が決めた/サッカー
<サッカー高校総体北海道予選:室蘭大谷2-1札幌一>◇22日◇七飯町東大沼多目的グラウンド◇決勝
サッカーは室蘭大谷が札幌一を2-1で下し、2年連続25度目の優勝を果たした。
試合を決めたのは室蘭大谷のFW宮沢裕樹主将(3年)だった。後半28分。右サイドからのグラウンダーのパスに左足で決めた。「1位で(全国に)行かなければ室蘭大谷ではない」とポーカーフェースを崩した。
今年5月、U-18日本代表のドイツ遠征に参加。屈強なDFに181センチ、70キロの体は押し返された。「腕を使い、相手とのスペースを空けることを意識した。簡単に(ボールを)さばくことも覚えた」。この日も好機をつくったが、加藤栄治監督(50)は「宮沢はもっとゴール前にいていい。もっと打開できないと」と手厳しい。8強以上を目指す全国を前に、宮沢は新たな課題に取り組む。 [2007年6月23日9時56分 紙面から]
二ヶ月ぶりの宮澤くん情報である。
負けん気の強さもFWとしての資質。
更なる期待が高まる。
そして成長を語るが、現監督は物足りなさを苦言しておる様子である。
苦言を呈すると申せば、帝京高校の古沼監督がユダについて「代表に値する選手ではない、あいつ程度の選手ならばゴロゴロいる」と語っていたことを思い出す。
そう考えると、技術や強さ、速さを超えた精神力が最も重要なファクターであると思い直さざるを得ない。
宮澤くんにはココロを持った選手として迎え入れたい所存である。
【J1:第17節 鹿島 vs 名古屋 プレビュー】「常勝軍団」復活へ。鬼門のカシマスタジアムで戦う名古屋相手に、連勝して優勝争いへ本格参入したい鹿島 [ J's GOAL ]
6月24日(日)J1 第17節 鹿島 vs 名古屋(16:00KICK OFF/カシマ)
20日の前節・柏レイソル戦。終了間際にマルキーニョスが決勝弾を決めた瞬間、オズワルド オリヴェイラ監督がベンチを飛び出すほどの歓喜と興奮に包まれた。これでナビスコカップを含めて5月から10試合負けなし。かつて「常勝軍団」の称号をほしいままにした鹿島アントラーズらしい強さと老獪さを完全に取り戻したようだ。
首位を走るガンバ大阪との勝点差も8まで縮まった。今季に入って最高にいいムードの中、彼らが明日24日、ホームに迎え撃つのは名古屋グランパスエイト。彼らは93年Jリーグ発足以来、一度もカシマスタジアムで勝ったことがない(スタジアム別通算勝敗表 http://www.j-league.or.jp/SS/jpn/team/20070100_000008_W0709_J.html )。「お得意様」をきっちり下して、優勝戦線への本格参入を果たしたい。
今季開幕から5試合も勝利がなく、一時は15位まで順位を下げていた鹿島。しかし5月3日のアウェー・FC東京戦からリーグ戦8試合無敗で、ナビスコカップを含めると10試合も負けていない。16節終了時点の戦績は7勝3敗6分の勝点27で3位。ついにタイトルも狙える位置までつけてきた。「こんなに好調なら自分が戻っても出る幕がない」と目下、リハビリ中で、6月30日のF東京戦(@カシマ)で復帰予定の中後雅喜も苦笑いしたほどだ。
一方、今回の対戦相手・名古屋は鹿島とは全く逆で、開幕4連勝からシーズンをスタートさせた。ところがその後は黒星が先行。現段階では7勝8敗1分の勝点22で、10位まで落ちてしまった。
勢いとチーム完成度では間違いなく分がある鹿島。しかも名古屋はカシマスタジアムを明らかに苦手としている。ここは無敗記録を伸ばす絶好のチャンスといえる。鹿島の方は出場停止も新たな負傷者もなし。「勝っている時はメンバーを変えない」という定石通り、オズワルド オリヴェイラ監督は柏戦と同じイレブンをピッチに送り出すだろう。
ここへきて何よりも心強いのは、2試合連続ゴールを挙げているマルキーニョスの存在だ。J1の4クラブを渡り歩き、通算50ゴールという実績を引っさげ今季、鹿島へやってきたものの、新天地への適応に苦しんだ。序盤戦は第3節のジェフユナイテッド千葉戦で2点を奪っただけで、7試合無得点とゴール欠乏症に苦しんだ。その後、負傷もあったが、第15節のサンフレッチェ広島戦で自らの復帰を祝うゴールを挙げ、完全に勢いに乗ったようだ。
彼に引っ張られるように、田代有三、興梠慎三、佐々木竜太といった若いFWたちが調子を上げているのも明るい材料である。柏戦の決勝ゴールも佐々木がお膳立てしている。6月30日のF東京戦には柳沢敦が戻ってくる可能性も見えてきただけに、FW陣の競争激化は必至。これもチームにとってはいい刺激となるはずだ。今回は再び田代が先発するだろうが、彼にもゴールという結果が求められる。
名古屋もヨンセンを筆頭に攻撃の優れたタレントを数多く揃えているものの、逆に守備の脆さという課題がある。マルキーニョスを軸にしながら本山雅志や野沢拓也ら中盤も流動的に動けば、必ず相手の守りにほころびが生じる。重要なのは、そこを確実に突いてゴールを奪えるか否かだ。早い時間帯にゴールを挙げられればそれほど難しい試合にはならない。とにかく先制点が重要なのだ。
守備陣も岩政大樹、大岩剛を軸に安定感を増している。名古屋封じのポイントはヨンセンを確実に消すこと。選手たちもそのことを十分に理解している。高さでは岩政も負けていないだけに、2人の勝負は見ごたえのあるものになるだろう。ヨンセンの周囲を衛星的に走る杉本恵太のスピードにも注意が必要である。今回の名古屋は金正友が出場停止というマイナス材料があるものの、藤田俊哉はJリーグ通算100得点に王手をかけている。どうしてもここカシマスタジアムで1 点を挙げたいという思いは強いはずだから気持ちで負けないこと。今の鹿島は調子がいいからこそ「勝ってかぶとの緒を締める」必要があるのだ。
明日のスタメンを予想すると、鹿島はGK曽ヶ端準、DF(右から)内田篤人、岩政、大岩、新井場徹、ボランチ・青木剛、右MF増田誓志、左MF本山、トップ下・野沢、FWマルキーニョス、田代の4-4-2か。内田はこの試合後、U-20ワールドカップのためカナダへ旅立つ。彼の不在はチームにとって痛いが、それでも内田自身のステップアップのためにこの大会は重要。名古屋戦で弾みをつけておきたいところだ。
対する名古屋は難しいが、GK楢崎正剛、DF(右から)大森征之、米山篤志、増川隆洋、阿部翔平、ボランチ・山口慶、藤田、右MF津田知宏、左MF本田圭佑、FWヨンセン、杉本の4-4-2か。ボランチに吉村圭司を入れ、山口を右MFに動かす可能性もあり、最終的にはフェルフォーセン監督の判断次第だろう。
24日の鹿嶋地方の天候は曇り時々晴れ、最高気温は28度まで上がる見込みで、先週の広島戦同様に眩しい日差しの中でのゲームになりそうだ。暑さに相応しい熱戦を期待したい。
以上
層が薄いと嘆いていたボランチのチューヤンに出る幕がない、結果が出ないと悲壮感に溢れたFW陣の競争激化、名古屋は聖地で勝ち点0と良い話を並べられ逆に怖くなる。
ただ、こう好調になったとしても一つ一つ勝利を積み重ねることだけなのである。
明日の勝利は一つの通過点だとしても、試合後の歓喜は確実に必要である。
気を引き締めて望みたい。
運良く吉宗が将軍の地位に昇れたとしても治世を預かる者としての重責は権力の誇示以上に重い。
何事も自由になることはあり得ないのである。
鹿島に勝運ゾクゾク到来
鹿島のラッキーアイテムとなっている地元小学校から贈られた「必勝の鍵」
鹿島に最高の「勝運」が宿る。前日20日の柏戦での劇的なロスタイム弾で3位に浮上した鹿島は24日、ホームで名古屋を迎え撃つ。カシマサッカースタジアムでの名古屋戦は、93年のJ開幕戦での5-0圧勝に始まり、公式戦20連勝と不敗神話を継続中。FW田代も「負けているイメージがない」と幸運を感じ取る。
この1カ月半、8戦無敗の最中にもラッキーアイテムが続々と登場した。ホームで降雨が多かった5月中旬には、てるてる坊主を準備。以来、ホーム戦で3連勝中だ。5月下旬にはグラウンド脇でスタッフが亀を発見。クラブ職員が自宅に持ち帰った1週間の間に行われた甲府とのナビスコ杯&リーグ戦の連戦では、亀の恩返し? で完勝した。14日の地元小学校での訪問では全校生徒28人が製作した「必勝の鍵」を贈られて以降、今季2度目の連勝を収めた。
選手も験を担いでいる。MF青木は「奥さんが子供を実家の方で産んで、5月ごろに帰ってきてから負けていない。試合会場にも見に来てなくて『日曜の試合(名古屋戦)も見に行くのやめようかな』という話をしている」と明かした。FW興梠もスパイクを磨いて敗れた4月29日浦和戦以来、磨くのをやめると負けなくなった。今の鹿島は勝利の女神に見初められている。【広重竜太郎】 [2007年6月22日8時55分 紙面から]
ジンクスの固まりである。
現代科学では解き明かせない「何か」は絶対に存在する。
が、それは細木某でも江原某でもないことだけはここに宣言しておこう。
鹿島、中田浩獲得打診もバーゼル返答なし…長期戦の様相
鹿島の鈴木強化部長が21日、スイスリーグ・バーゼルの日本代表DF中田浩の代理人・田辺氏と都内で会談。すでにバーゼルに対して中田浩の獲得を打診しているが、いまだ返答がない状態で「どういう動きを取ったらいいのか代理人と確認した」と今後の対策を話し合った。移籍金などバーゼルとの交渉は進展がなく、長期戦の様相だ。
また来季セリエBに降格するメッシーナとの契約が30日で切れるMF小笠原は「そろそろチームと今後の話をしていかないといけない」と話した。 (鹿嶋市)
何度も言うようであるが、スイスはシーズンオフ。
返答などあろうはずもない。
長期戦も何も、金額の大きさ以外には誰も興味がないのである。
このスピード感の無さと認識の浅さには辟易する。
小笠原満男も同様である。
オファーがあるならシーズン中にでもコンタクトがあったはず。
どう考えても選択肢は無い。
素直に野沢のために走る黒子の役目を全うすべきなのである。
鹿島MF中後が今月中に復帰も
鹿島MF中後が今月中に復帰する可能性も出てきた。9日の大分戦で右大腿二頭筋肉離れで全治3~4週間の診断を受けていたが、順調に回復。21日の別メニュー調整後に「このままいけば来週から合流できるかも。あせらないように徐々に(状態を)上げていく」と笑顔で話した。最短で30日の東京戦で戦列復帰を目指す。 [2007年6月21日21時13分]
6月15日の柳沢主将に続きチューヤンも順調に回復との報。
喜ばしき知らせである。
本人が申すように焦らず一歩一歩前に進むべきであろう。
何事も一夕一朝にもことは進まぬもの。
一つの勝利に喜び、離脱者の復帰に喜んでおれば幸せも転がり込んでくるであろう。
感謝の気持ちが肝要なのである。