鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

ローマ戦再びか?

2007年05月31日 | Weblog

王子来る?ローマVS鹿島8月実現へ
 “ローマの王子”ことイタリア代表FWフランチェスコ・トッティ(30)のプレーが、今夏に日本で見られる可能性が出てきた。イタリアの名門クラブ・ローマが、今夏に日本ツアーを計画し、その一環として鹿島との親善試合を行うことを検討していることが30日、分かった。実現すれば、ファンにとってはたまらない夢カードとなりそうだ。
 イタリアのスター軍団が日本にやってくる?セリエAの名門ローマが、今夏に計画している日本ツアーで鹿島と対戦する可能性が急浮上した。ローマの関係者は「話はある。ほかにも候補があるが、確率は50%」と前向きに検討していることを明かした。鹿島関係者も「7月末か8月の初旬に(親善マッチを)1試合組みたいと思っている。(ローマは)いくつか候補に挙がっている海外チームの1つ」と話した。

 ローマはリーグ優勝3度を誇る欧州でも屈指の強豪。今季のリーグ戦ではインテル・ミラノの後じんを拝したが、2位でフィニッシュし、来季の欧州CL出場権を獲得。3年連続同一カードとなったイタリア杯決勝では、インテル・ミラノに2戦合計7―4で勝利し、通算8度目の優勝を果たした。

 チームの顔は、言わずと知れた“ローマの王子”ことイタリア代表FWトッティ。今季は26得点を記録しリーグ得点王に輝くなど、まさに円熟の域に達している。ほかにも、ルーマニアDFキヴら各国代表選手が集うスター軍団で、かつてはW杯ドイツ大会後に現役を引退した中田英寿氏も所属していた。鹿島とは、元監督のトニーニョ・セレーゾ氏が現役時代にローマでプレーしていたこともあり、02年の新体制お披露目マッチに招待した縁もある。

 日程などは今のところ調整中だが、8月の初旬に東京で開催することが濃厚。実現すれば、ハンカチ王子、ハニカミ王子で沸き上がる日本に“元祖王子”がやって来ることになる。[ 2007年05月31日付 紙面記事 ]

>02年の新体制お披露目マッチとはオリンピコの虐殺と記録されるプレシーズンマッチである。
 ASローマ           鹿島アントラーズ
GK アントニオーリ        高嵜 理貴
DF クリスチャン パヌッチ    名良橋 晃
DF サムエル           秋田 豊
DF デラス            ファビアーノ
MF カフー            アウグスト
MF ダミアノ トンマージ     本田 泰人
MF エメルソン          青木 剛
MF カンデラ           小笠原 満男
MF リマ             野沢 拓也
FW カッサーノ          本山 雅志
FW ビンチェンツォ モンテッラ  長谷川 祥之

GK ペリゾーリ          首藤 慎一
DF ゼビナ            内田 潤
DF サルトール          池内 友彦
DF クフレ            石川 竜也
MF トミッチ           大谷 昌司
MF ボンバルディーニ       中村 幸聖
MF グアルディオラ
MF ギグー
FW バティステュータ

15分 得点:カンデラ
29分 得点:カッサーノ
54分 得点:カッサーノ
56分 得点:カッサーノ
82分 得点:ゼビナ
87分 得点:ボンバルディーニ

鹿島が当時のJの規定通りサブを5人にしていることが興味深い。
トニーニョ・セレーゾ監督は事ある毎にベンチ入りメンバーの増加を望んでおった。
そして却下されながらも少ないメンバーでやり繰りしていた。
この時代は交代を行わずに終えるチームも多かったものである
彼は3つの交代枠を使い切る名手であったと心得ておる。
そのトニーニョ・セレーゾが去った2006年シーズンからJリーグのベンチ枠がこのローマ同様に7人になったことは皮肉であろう。


U-22日本代表 増田誓志・興梠慎三選出

2007年05月31日 | Weblog

U-22日本代表メンバーに増田・興梠選手が選出
6月6日(水)に行われるアジア男子サッカー2008 2次予選(vs U-22マレーシア代表)のU-22日本代表メンバーに鹿島アントラーズより増田誓志選手・興梠慎三選手の2名が選出されました。

MF 増田誓志
MF 
興梠慎三

≪スケジュール≫
■アジア男子サッカー2008 2次予選(北京オリンピック2008 2次予選)
 6/6(水) vsU-22マレーシア代表(国立/19:10キックオフ)
日本サッカー協会
http://www.jfa.or.jp/

一昨日の活躍が認められたのか興梠慎三がメンバーに残ることが叶った。
とりあえず祝福したいと思う。
FW登録メンバーが二人なので出場の機会があると信じたい。
そのFWの一人が仙台で中島と2TOPを組む萬代である。
ここは一つ状況を探らせたい。
ところで、中島は現状をどのように考えておるのであろうか。
毎試合のように得点を重ねており、チームの信頼も高かろう。
とはいえ、鹿島としても攻撃の駒は多いに越したことはない。
難しい問題である。
他のレンタル選手も気になるところである。
それから、石川に関しては山形好調のディフェンスを支えており完全で買い取って貰えることを願う。
また、金古は福岡より名古屋に移籍し、ナビスコでは相見えたものの主軸とは言い難く、返却が既定路線であろう。
そして、羽田は都並監督の下で左SBとしてのレギュラーを得たものの監督解任でポジションを失っておる。
山拓に至っては草津に於いてサブにさえも入れぬ状況である。
最後に深井は新潟でエースナンバーを背負い鹿島に対する反骨精神を買われて鹿島戦では起用されるもののその他の試合では鹿島時代以下の起用となっており、監督の信頼を得ておらぬ状況であろう。
出場機会を求めた移籍と考えるに中島と石川以外は返却と想像するに堅い。
移籍金が惜しい気もするが今季末には0円移籍もあり得ると考えられる。
だが、そうなったとしても「魂」は持ち続けて欲しい。
深井のようにねじ曲がった魂であっても。


U-22 興梠の闘志

2007年05月30日 | Weblog

興梠闘志でアピール/練習試合

 セットプレーからヘディングでゴールを狙う興梠(撮影・たえ見朱実)
<練習試合:U-22日本代表3-1流通経大>◇29日◇静岡県内  MF興梠は2トップの1人として出場し、前半40分にFW岡崎がポストプレーで返したボールを、右足で豪快にたたき込んだ。それ以外にもMF長友の右クロスに飛び込み、勢い余ってフェンスに激突するなど、闘志あふれるプレーでアピールした。興梠「(4バックにした)後半は特に中に厚みができたのでやりやすかった。やれることはやった? そうですね」と手応えを感じた様子。 [2007年5月30日9時30分 紙面から]

MF登録で選出されたされた興梠慎三であるが、鹿島と同様にFWとして練習試合に出場した模様。
興梠も増田誓志の如く、鹿島では影が薄いがU-22では重要な結果を残しそうである。
鹿島に於いても影が薄いとは言い過ぎであり、後一歩で得点に結びついていないという状況である。
だが、この一歩が薄いようでとても厚い壁であろう。
小さなチャンスを手繰り寄せる何かが足りていないのだ。
今にして思えば、衝撃のデビュー戦であったバー直撃アシスト2発も本来ならば素直に2得点しておくところである。
が、完璧な人間などキリコとイプシロン以外におらぬ。
ここで腐らず何かを手繰り寄せるのだ。
カンユー大尉が持つ強靱な精神力で。


ユダ直接交渉へ

2007年05月30日 | Weblog

鹿島 キリン杯後に中田浩復帰交渉
 鹿島がバーゼルMF中田浩二の“再獲得”を目指し、6月5日のキリン杯コロンビア戦後に交渉を行うことが分かった。クラブ幹部が明らかにした。キリン杯に招集された中田は30日に帰国し、その足で代表に合流の予定。「選手も監督も代わったので、まずそれを覚えたい。全力を出してチームに貢献したい」と意気込みを語った。 [ 2007年05月30日付 紙面記事 ]

 鹿島と中田、直接交渉へ バーゼルには文書送付
 鹿島の鈴木満取締役強化部長が、今夏の獲得を目指す日本代表MF中田浩二(27)=バーゼル=と、早ければ6月6日にも直接会談を行うことが29日、明らかになった。同部長は、6月5日の日本―コロンビア戦(埼玉)後に「本人と会って話をしたい。(中田の)代理人とも早めに会って話をする」と話した。
 鹿島は現在、バーゼルに対し、2通の文書を送付している。ひとつは獲得を打診するもの。もうひとつは「中田を放出する意思があるか」など、バーゼル側の意向を尋ねる内容の文書。移籍金など条件面についてのクラブ間交渉は、その回答を待ってから本格化する見込みだが、鹿島としては同時進行で「獲得意思」を中田本人にもぶつける。
 中田は30日に帰国し、同日夜に静岡市内で行われる練習から日本代表に合流する予定。「優勝するために必要な選手。帰ってきてほしい。浩二が戻ってくれば、優勝を狙えるだけの枚数がそろう」と同部長。04年1月以来の鹿島復帰へ。鹿島が直接交渉で口火を切る。
(2007年5月30日06時00分 スポーツ報知)

ユダならばと望んだ稲本潤一であるが、稲本はフランクフルトへの移籍が決まり夢潰えた。
5月18日にも申したとおり、公言を実行してる会社員を止める手立ては既に無く、恥を晒さずに済めば良いと思うだけである。
そもそもフェルナンドを放出した時点でこのオファーは見えておった。
ここまで来ると残りはユダ本人の意向だけである。
バーゼルとしては売りにくいEU外選手を高値で売り払うチャンスであり、代理人も来季に契約延長されたり0円移籍するよりも多額の手数料が見込める、そして移籍先を探す手間も要らない。
借金までして手に入れたいと申すフロントの無策ぶりを嘆いても始まらぬ。
そして、イタリア・ACミランのシェフチェンコへの対応を見るに、フロントの能力の差は歴然である。
フロントはビジネスと割り切って仕事を行って貰って構わない。
優勝するに値するスタジアムが、レッヅ戦のみ機能するだけに落ちぶれておるのは、優勝を遠のけた戦力の流出・育成・獲得失敗、監督招聘のミスなどフロントが負うべきである。
青木・中後はユダよりも劣るとフロンが判断するように、鹿島フロントはACミランフロントに劣ると言わざるを得ない。
最後に報知よ、ユダの移籍は05年2月であるぞ。


メッシーナ小笠原満男、有終の美

2007年05月29日 | Weblog

小笠原も退団確実!最後もベンチ外
 メッシーナはアウエーでローマと対戦したが3―4で敗れた。すでに来季のセリエB降格が決まっているが、最終順位は最下位。MF小笠原はベンチ外で今季最終戦を終えた。鹿島から期限付き移籍した欧州1年目のリーグ戦出場はわずか6試合。降格決定で退団は確実となっており、来季の去就が気になるところだ。 [ 2007年05月29日付 紙面記事

5月11日の報道では起用も噂されたが、その後も帯同すらなくシーズンを終えた。
まったくもってメッシーナらしい最後である。
やれメッシーナがやれイタリア人は、などと言葉に出しては来たが、結局のところ小笠原満男本人が選択し本人が被っただけのことである。
我等にとっては2005年の心の風邪2006年の気の抜けたプレイの(共にホーム広島戦)罰が当たった程度の気持ちである。
彼自身も低位に沈むクラブでプレイすることに意義を見いだせるとも思えぬし、オファーがあるとも思えぬ。
となれば所属クラブである鹿島への復帰が既定路線である。
まずは慣れ親しんだ日本への帰国となろう。
住居を片付け清掃も行っておかねばならぬ。
しかし、ここで気を付けねば、輿に本人がおらず侍女が自害して果ててるやも知らぬ。
これは井上版にあったエピソードをそのまま映像化しておるのだが、原作に無い三条夫人との白酒エピソードが途中に入っているため、テレビ版視聴者も原作読者にも意味不明となってしまっておる。
侍女の死を確認後、原作の勘助はテキパキと侍女の死体を隠し、何事も外部に漏れぬよう始末して由布姫を捜しに出るのだが、テレビではそのまま衝動的に駈け出たように描かれており、思慮深く軍師として有能である部分が欠如しているように思える。
これでは有能な主人公とは誰も思わぬのでは無かろうか。
小笠原満男もこの成績・出場機会では無能と判断されても仕方がない。
欧州市場が開く7月までは試合感を取り戻し汚名を返上すべくプレイするやも知れぬ。
となると、6/16のホームということのなろうか。
奇しくも三度広島戦である。


サテライトリーグ 柏レイソル戦

2007年05月28日 | Weblog

2007Jサテライトリーグ vs柏レイソル 試合結果
2007 Jサテライトリーグ Aグループ 第6日 vs 柏レイソル
5月27日(日)14:01キックオフ(ひたちなか市総合運動公園陸上競技場)
入場者数:936人 天候:晴
鹿島アントラーズ 2-1 柏レイソル
( 前半 1-0 )
( 後半 1-1 )

  得点者
 0分 佐々木 竜太
          64分 ドゥンビア
85分 小谷野 顕治

   交代
          52分 OUT:石館 靖樹
             IN:輪湖 直樹
          76分 OUT:ドゥンビア
             IN:太田 徹郎
          83分 OUT:大河原 亮
             IN:堀田 秀平
          83分 OUT:マルシオ アラウージョ
             IN:山中 真

  警告
          19分 大島 嵩弘
22分 船山 祐二
          34分 ドゥンビア
36分 田中 康平
          36分 マルシオ アラウージョ
          41分 阿部 嵩
67分 石神 直哉
72分 當間 建文
          83分 長谷川 悠

■出場選手
杉山 哲 GK 29
當間 建文 DF 24
山住 允 DF 3
大道 広幸 DF 30
石神 直哉 DF 22
増田 誓志 MF 14
船山 祐二 MF 23
小谷野 顕治 MF 26
遠藤 康 MF 25
佐々木 竜太 FW 34
田中 康平 FW 27
SUB
首藤 慎一 GK 28
松崎 慎也 DF 4
中野 翔太 MF 6
忰山 翔 MF 7
船橋 駿輔 FW 11

 
桐畑 和繁 GK 16
篠原 翔 DF 22
大河原 亮 DF 34
大島 嵩弘 DF 33
石舘 靖樹 DF 30
マルシオ アラウージョ MF 8
阿部 嵩 MF 29
ドゥンビア MF 35
長谷川 悠 MF 25
阿部 吉朗 FW 11
大久保 哲哉 FW 19
SUB
松下 理貴 GK 31
堀田 秀平 DF 26
山中 真 MF 27
太田 徹郎 MF 28
輪湖 直樹 MF 24

連日の佐々木竜太である。
ヤスのアシストから試合開始早々の先制。
トップ定着を引き寄せる得点である。
そもそも佐々木竜太は岩政・青木に劣らぬフィジカルを誇るCF、高さやスピードで劣ると本人は謙遜するが、高さやスピードが特徴では無いだけである。
特に秀でたものが無いとは本人の弁ではあるが、劣るところこそ無い。
今季はFWの駒不足が懸念されたが穴を埋める以上の活躍が予期される。
これで心は決まった。
武田への恨みは捨て晴信の寵愛を受けるべく甲斐へ戻るのだ。


甲府戦報道など

2007年05月27日 | Weblog

鹿島FW佐々木うれし痛しプロ初弾/J1

後半31分、Jリーグ初ゴールを決めた鹿島FW佐々木竜太はガッツポーズ
<J1:鹿島2-0甲府>◇13節◇26日◇カシマ
 格好よくポーズを決めたのは一瞬だった。佐々木竜太はプロ初ゴールの歓喜を、ジュニアユースから慣れ親しんだ鹿島のエンブレムに口づけをして表した。だがその直後、DF岩政に引き倒された。次々と残りの選手がのしかかる。ヒーローの姿は影も形も見えない。カズのような独り舞台には、させてもらえなかった。

 「立って喜んでいたら倒された。痛かったです」と初々しい。ワンチャンスをものにした。途中出場から10分後の後半31分。MF野沢の右クロスに対し、ニアで右サイドボレーで合わせた。「自分は高さもスピードもない。ゴール前が勝負ですから」

 昨年の武者修行で嗅覚(きゅうかく)に磨きがかかった。10月からJAPANサッカーカレッジ(新潟)に3カ月のレンタル移籍。練習着を自ら洗濯したり、J1新潟の試合日には、会場で手伝いも経験した。いろいろな意味でハングリーになり、一瞬のチャンスを逃さなかった。

 アイドルはカズではない。「テレビで見ていたのは満男さん(小笠原)とかですね」。地元出身でユース昇格はかなわなかったが、鹿島学園で成長し、トップにたどり着いた。「結果を出し続けたい」。愛着あるクラブのために、ゴールを積み重ねていくつもりだ。【広重竜太郎】[2007年5月27日8時55分 紙面から]

鹿島・野沢&曽ケ端が仕事きっちり…オシム監督にアピール
 J1第13節第1日(26日、鹿島2-0甲府、カシマスタジアム)5月を無敗(公式戦4勝2分け)で乗り切った好調・鹿島。MF野沢が2アシスト、GK曽ケ端は好セーブして公式戦2戦連続完封。攻守の要がきっちり仕事を果たして甲府に2-0勝利だ。
 「危ない場面は前半の1度だけ。他は守備範囲内だった。球際の激しさだったり、気持ちが出ているプレーが多くなってきた。それが結果につながっていると思う」
 サポーターの声援を背に守護神は胸を張った。

 日本代表のオシム監督も2人に熱視線を注ぐ。7月のアジア杯に向け、日本代表候補は予防接種を受けるよう通達されているが、野沢と曽ケ端も連絡を受けていたことが判明した。27日のキリン杯メンバー発表を前に、自宅テレビで各試合をチェックしていた指揮官に最後の猛アピールだ。

 左ひざ内側側副じん帯損から復帰して1カ月半の野沢「代表? まだ全然走れていないからね」と控えめに話したが、本来のキレは戻りつつある。結果は出した。あとは朗報を待つだけだ。(千葉友寛)

鹿島・19歳佐々木がプロ初ゴール

<鹿島・甲府>後半31分、チーム2点目のゴールを決めた鹿島・佐々木(左)
Photo By 共同

 【鹿島2―0甲府】鹿島の5月無敗を決定づけたのはプロ2年目の19歳、FW佐々木だった。1―0の後半31分、MF野沢の右クロスに反応してニアサイドに走り込み、右足で合わせた。「拓さん(野沢)がボールを持った瞬間、来ると思った。いいボールを出してもらって感謝しています」。まだあどけなさが残る表情で、プロ初得点を振り返った。

 地元・茨城の出身で、ジュニアユースまで鹿島でプレーした。ユースに上がれず「ショックだった」が、悔しさをバネに鹿島学園高を高校選手権ベスト8にけん引。再び鹿島入りを果たした。「(初ゴールまで)長かった。この調子で頑張ります」と話した。今季初めて先発から外国人を外したオリベイラ監督も「中盤の機能性が高まった」と評価。開幕5試合勝利なしだったが、5月を5勝2分けで終え、反攻の準備は整った。
 
[ 2007年05月27日付 紙面記事 ]

【J1:第13節】鹿島 vs 甲府:オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
5月26日(土) 2007 J1リーグ戦 第13節
鹿島 2 - 0 甲府 (16:03/カシマ/10,081人)
得点者:'28 岩政大樹(鹿島)、'76 佐々木竜太(鹿島)

●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:理想的な展開で試合を運んだが、決定機を相手に作られた。チームの課題はどこか?
「正直、彼らにチャンスがあったことは間違いない。甲府はJリーグの中で自分たちの色を持ったチーム。ショートパスを主体とした組み立てで、相手をサイドで食いつかせて、サイドから展開したり、サイドチェンジからの攻めを得意としている。それが特徴だ。Jでは珍しいチームといえる。その相手にうちがどう対応するかを徹底した。カップ戦でもゲームプランを明確にして、どう相手を抑えるかを考えた。前回はうまく機能したし、今回もそうだった。それでも90分完璧に抑えるのは難しい。そのために曽ヶ端がセーブする役割を担っているのだ。
 最近失点が少なくなっているが、私にとってはFWがファーストDFで、GKも攻撃陣の1人だ。攻撃と守備の2つの要素が全ての選手に求められる。前がしっかり守ってくれれば中盤もラクに攻められるし、中盤が守備の意識を高くしていれば後ろのディフェンス陣もボールを奪いやすくなる。今はチームとしての連動性、守備の機能性がある。そんなチーム全体を称えたい。
 他の試合でも機能したのに勝てなかったこともあった。違うのは決定機をモノにしたかどうか。チャンスはしっかり決めていくことは大事。今回もセットプレーと流れの中から1点ずつ取れた。流れの中からの得点を奪った佐々木に関しては、1つの自分へのご褒美じゃないか。育てながら勝つために自分は招聘されたのだから。1つ1つを乗り越える積み重ねからああいう選手が出てくる。必ず若い人が台頭し、将来的に素晴らしい選手になる。佐々木のみならず、2人、3人、4人と育ってくることを期待したい」

Q:FW陣にケガが多いので、”おはらい”をした方がいいのではないか? その興梠を後半まで引っ張った理由は?
「おはらいをするというよりも、確かに今は柳沢が骨折し、マルキーニョスは筋肉系のケガをしている。が、マルキーニョスは次に出ることができる。興梠も筋肉のケガじゃない。本人も大丈夫といったから使ったし、彼を代えたのは運動量が落ちて精彩を欠いてきたからだ。動きがよければ最後まで使ったと思う。2週間の中断の間に攻撃陣も復帰してくると思う」
以上

【J1:第13節】鹿島 vs 甲府:試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●本山雅志選手(鹿島)
Q:強い頃の鹿島のような試合だったのでは?
「確かに。剛さん(大岩)とか、DFのメンバーが頑張ってくれているのもあると思うけれど、監督の指示が浸透してきた部分はある。
甲府対策としては、茂原のところと右サイドの杉山のところが前回と違ったんで、そこに気をつけた。左サイドの茂原はリズムを作ってくるので、かなり警戒した。今日はホームだったし、前からプレスをかけようと思った。前半は手こずったけど、中後、青木、拓(野沢)がバランスを取ってくれたからやりやすかった」

Q:2点目の起点になったプレーについて
「チームとして前からプレスに行っていて、クリアボールがこぼれてきたんで、拓のところに出しただけ。佐々木がJ初ゴールを挙げたけど、もともと得点能力のある選手。自信をつけていってくれるはず。5月は無敗だったが、少しずつチームがいい方向へ行っている証拠だと思う」
●青木剛選手(鹿島)
「この前の試合(5/23のナビスコカップ)も無失点で3点が奪えて、みんな気持ちの中で自信があった。今月負けなしだし、気持ち的にも充実している。
竜太(佐々木)は得点感覚が抜群にあって、練習試合でも3点4点を取っている選手なんで、結果を出してくれてうれしかった。苦しい状況での2点目だったんでよかった」

Q:甲府の茂原対策は?
「高校の時はあんなドリブラーじゃなかった。でもセンスの塊で天才だった。今はサイドに張ってドリブラー的な仕事をしている。僕も負けたくはなかった。1点先制したし、同点弾を許さないように気をつけた。茂原さんを起点に試合を運んでくることは分かっていたんで、キープされるのは仕方ないけど、中に入ってきたボールのケアを大事にした。大樹さん(岩政)や剛さんが中を固めていたのが大きかった」
●岩政大樹選手(鹿島)
「1点目は、ボールが来た瞬間に駆け引きでマークを外していて、タイミングはバッチリだった。シュートを打った瞬間に入ったと思った。まだ守備面で修正が必要な部分もあるけど、2-0というスコアはいいし、2週間空く前にいい試合ができたと思う」
Q:ナビスコカップ予選リーグをグループ1位で通過した勢いがあったのでは?
「それだけじゃない。今月は5勝2分で、チーム状態は確実に上がってきている。今日も勝てるという自信を持っていたし、ハードワークをしたから勝てた」
●佐々木竜太選手(鹿島)
「ゴールは正直、打った時はよく分からなくて、気がついたらゴールに入っていた。拓さん(野沢)がボールを持った時、いいボールが入ってくると思って、相手の視野から消える動きをした。小中学校の時にお世話になったクラブだし、感謝の気持ちを込めてエンブレムにキスをした。拓さんのところに走ったのは、ゴールが出し手のおかげだと思ったから。その後、普通に立って喜んでいたら、大樹さんに倒されて、みんなが乗ってきたんで重かった。自分は高さやスピードでは他のFWにかなわないんで、ゴールを取ることで勝負したい」

【J1:第13節 鹿島 vs 甲府 レポート】「常勝軍団」と呼ばれた頃のような老獪さで鹿島が甲府を撃破。5月無敗で中断へ [ J's GOAL ]
5月26日(土) 2007 J1リーグ戦 第13節
鹿島 2 - 0 甲府 (16:03/カシマ/10,081人)
得点者:'28 岩政大樹(鹿島)、'76 佐々木竜太(鹿島)

「強かった頃のような試合運び? 確かに。(大岩)剛さんとかDFのメンバーが頑張ってくれているのもあるけど、監督の指示が浸透してきた部分はある」と、2点目の起点となった本山雅志も笑顔を見せた。水曜日に敵地で下したヴァンフォーレ甲府を、今度はホームに迎えて2-0で撃破したのだから、選手たちの言葉も滑らかになって当然だろう。これで5月はリーグ戦・カップ戦含めて5勝2分と無敗。順位も暫定9位まで上がり、いよいよ鹿島の巻き返しが本格化してきた。

 今週末でJ1は最初の中断期間に入る。第12節終了時点で10位の鹿島も14位の甲府も、1つでも順位を上げておきたいところだ。
 鹿島はこの日、エース・マルキーニョスが右ハムストリング肉離れで全治2週間と診断され、試合に出場できなくなった。そこでオズワルド オリヴェイラ監督は興梠慎三を先発FWに起用。U-22日本代表候補に選ばれた若武者に大きな期待を寄せた。基本布陣は従来通りの4-4-2だが、今回は甲府のキーマン・茂原岳人を消すために2人がかりでマークする作戦を取った。

 一方の甲府は23日のゲームからFW3人をそっくり入れ替えた。今回は右に大西容平、真ん中に山崎光太郎、左に茂原という配置だ。負傷離脱していた杉山新も前節から復帰、右サイドバックで先発した。
 甲府が細かいパス回しと豊富な運動量で攻撃を組み立て、鹿島が引き気味に対峙しカウンターを狙う形が予想されたこの試合。案の定、甲府は序盤から飛ばし気味に来た。鹿島はうまくボールを支配できなかったが、20分に甲府のDF津田琢磨が負傷退場したのを機にリズムを取り戻す。大木武監督も「あの負傷は誤算」と苦い表情を浮かべていた。

 そして28分、鹿島はワンチャンスから先制点を奪う。中盤右寄りの位置から野沢拓也が蹴ったFKをドンぴしゃりのタイミングでヘッドしたのが岩政大樹だ。「シュートを打った瞬間から入ったと思った」と本人も確信したゴールで、彼らは1点をリードした。
 ビハインドを背負っても、甲府は攻撃の手を緩めなかった。前半終了間際にはゴール前に抜け出した山崎がGK曽ヶ端準と1対1になるが、残念ながらシュートは正面に飛んでしまう。「点が取れなくて何とかしなければいけない状況なのに責任を感じる」と山崎自身、大いに悔しがるビッグチャンスだった。

 迎えた後半。甲府はさらに前がかりになる。「エンジンを20~30%あげろ」という大木監督の指示に選手たちも呼応した。その原動力となったのが茂原だ。前半は左サイドに張り付いていることの多かった彼だが、後半は山崎、大西と頻繁にポジションチェンジをしながら攻撃の起点となった。彼がボールを持つたびに何かが起きそうな雰囲気だった。
 けれども、この猛攻を封じきれるのが今の鹿島である。「茂原さんに外でボールをキープされるのはしょうがない。大事なのは中に入ってきた時のケア。大樹さん(岩政)や剛さん(大岩)がしっかり中を固めていたのがよかった」と、茂原と同じ前橋育英高出身の青木剛は語った。確かにこの日の鹿島守備陣は鉄壁で、どこまでも相手の決定機を跳ね返し続けた。曽ヶ端の反応も素晴らしかった。圧巻だったのは後半20分。2列目から飛び出してきた大西のフリーのヘディングシュートをセーブした場面だ。これを決められていたら、試合はどうなっていたか分からなかっただけに、彼の働きには大きな価値があった。

 鹿島が勝負を決めたのは後半31分のカウンターによる2点目だった。貴重な決勝ゴールをもぎとったのは2年目の佐々木竜太。左のすねを打撲した興梠に代わった点取屋は、野沢からのクロスに絶妙の反応を見せ、右足を思い切り振りぬいたのだ。「自分はスピードや高さでは他のFWに勝てないから、点を取ることで勝負するしかない」と話す19歳のストライカーのJ1初ゴールで、鹿島は水曜日に続いて甲府を撃破した。

 これで5月は無敗。3~4月の不振から完全に抜け出し、鹿島は優勝候補の一角と言われるに相応しい強さを見せ始めた。しかも今回の甲府戦などは「相手に攻めさせて、手堅い守りで跳ね返し、大事なところで得点する」というかつての強い鹿島を彷彿させるような勝ち方だった。「ここ数試合、失点が少なくなってきたのは、DF陣だけではなくチーム全体が連動してきたから」オズワルド オリヴェイラ監督も太鼓判を押したが、守備の連動性向上が今の好調を支えている。
 非常にいい流れでJ1最初の中断に入る鹿島。次の6月9日の大分戦(@九石ド)には負傷中のマルキーニョスやファボンも戻ってくる。興梠のケガも癒えるはず。この勢いで一気に畳み掛けたいところだ。

 甲府の方はナビスコカップを含めて公式戦3試合連続無得点という苦境にあえいでいる。大木監督も選手たちも「何とかして点の取れる方法を見出さないといけない」と口をそろえる。昨季に比べるとボール回しや攻撃の組み立ては向上しているが、バレーという大黒柱がいなくなったことが今も重くのしかかっているようだ。キャプテンの石原が「今は自信を失わないことがいちばん大事。自分たちのサッカーを見つめ直すところからもう1回始めたい」と言うように、今はとにかく前向きさを失わないことが肝要だろう。決して内容は悪くないのだから。以上2007.05.26 Reported by 元川悦子

無敗で終えた五月であるが、その裏には戦術の浸透があった。
本山の弁からも伝わるが、ここまで浸透に時間がかかってしまったのは相次ぐ怪我が要因である。
監督本人は若手選手育成を自らのタスクとして前向きなコメントを発してはいるが、結果を出せるようになった今だからこそそう言えるのである。
余裕のある展開がもっと多くあれば石神や船山に機会は多かろう。
サンスポだけがひねくれたように代表に絡めた記事を報じた。
日本代表は栄誉ではあるが、このどうでも良い時期に罰ゲームのようなフル代表に選手を出す必要は無い。
曽ケ端はともかく野沢が完全でないことなど素人目にも歴然である。
2010年にピッチに立つことは重要であるが、花試合に呼ばれるのは消耗以外の何者でもない。
諏訪攻めの高遠と同義である。


Jリーグ第13節 ヴァンフォーレ甲府戦

2007年05月26日 | Weblog
佐々木の公式戦初ゴールや野沢の2アシストにスポットが当たりそうだが、この試合の大きな見所は佐々木のゴールにつながる本山の野沢へのヘディングスルーパスと得点にはつながらなかったが青木ルーレットであろう。
そして完封の原動力となった曽ケ端のセービングは特筆すべきである。
最も大きな事実はジャスティス(岡田正義)に屈すること無く勝利したことである。

国産イレブン

2007年05月26日 | Weblog

鹿島・興梠、甲府戦先発確実…3度目の正直で答えを出すぞ
 鹿島のU-22日本代表候補FW興梠慎三(20)が3度目の正直でリーグ戦初ゴールを狙う。右太もも裏痛で欠場が濃厚なFWマルキーニョス(31)の代役として26日の甲府戦(カシマ)にリーグ3度目の先発が確実となった興梠。あと3点に迫っているクラブのJ最速のホーム・リーグ通算500ゴールへの色気は見せなかったものの、結果を出してU-22日本代表への弾みをつけるつもりだ。
        ◇
 鹿島の野性派ストライカー・興梠が甲府戦へ静かに闘志を燃やした。

 「甲府とはやったばかりなので、どういうところを攻めたらいいか分かっている」
 マルキーニョスが欠場濃厚となり、先発のチャンスが巡ってきた。今季初先発した4月29日の浦和戦は2度の決定機を生かせずチームも0-1惜敗。その後3試合起用されず、精神的に落ち込んだが、「浦和戦のときはモヤモヤしたものがあったけど、いまは大丈夫」と平常心を取り戻した。

 実はチーム随一の強心臓の持ち主だ。23日のナビスコ杯・甲府戦で相手のFKがあごに直撃して失神。同日夜は念のためMF船山が同じ部屋で様子を見ながら一緒に寝てくれたのを尻目に、「爆睡しました」。あと3点に迫るクラブのホーム・リーグ通算500ゴールについては「狙わない。得点は入れたいけど、気持ちが強すぎると焦りになるので気楽にいきます」とマイペース。

 新たなモチベーションもある。北京五輪だ。24日に発表された北京五輪2次予選最終戦・マレーシア戦(国立)に向けたU-22日本代表候補に初選出。「合宿で6人くらい落とされるんですよね? 何とか残りたいっす」と気合十分だ。今季開幕前、「今年ダメなら(今後のことを)考えないといけない」と話していた3年目の男が3度目の正直で答えを出す。(千葉友寛)

■興梠 慎三(こうろき・しんぞう)
 1986年(昭和61)7月31日、宮崎県生まれ、20歳。05年に鵬翔高(宮崎)から鹿島に入団。3年目。05年4月16日の千葉戦でデビュー。スピードに乗ったドリブルが武器。各カテゴリーの代表に選出されるも国際大会出場経験はなし。Jリーグ通算27試合。1メートル75、体重67キロ。

★1年2カ月ぶりに国産チーム
 鹿島が26日の甲府戦(カシマ)に昨年3月5日の昨季開幕・広島戦以来、1年2カ月ぶりに国産チームで臨むことが濃厚になった。FWマルキーニョスが右太もも裏痛で離脱し、コンディション不良のMFダニーロら外国人選手3人の先発落ちが決定的になった。

(鹿嶋市)

今季二度面の先発、U-22代表候補選出の興梠に時代の寵児としてスポットを当てている。
「潜在能力なら小笠原以上」とトニーニョ・セレーゾに言わせしめた逸材である。
監督も二人替わりチャンスも十分に与えられている。
もうそろそろ潜在せず表舞台で光り輝くべきである。
それが今日の試合であろうことを誰もが期待しているのである。
後にそう甲陽軍艦を著すために。


来季のターゲットマン

2007年05月26日 | Weblog
鹿島が駒大FW高崎獲りに名乗り
 鹿島が駒大のFW高崎寛之(21)の獲得に乗り出していることが分かった。地元・茨城の古河三高出身で、1メートル86の高さを生かしたポストプレーが武器。昨年は千葉の日本代表FW巻の弟・佑樹(現名古屋)と2トップを組み、駒大の全日本大学選手権優勝に貢献。大学サッカーの地区別対抗戦では4試合で2ゴールを決め、MVPにも輝いた。大分などJ数クラブが獲得に名乗りを上げている。[ 2007年05月26日付 紙面記事 ]

この早い時期から獲得に乗り出す話とは珍しい。
昨季、袖にされ且つ初ゴールまで献上することとなった巻佑樹の相方とは不思議な縁ではある。
獲得競争に勝利し、深井が去ったFWの駒を揃えたいところである。
もう一人の候補宮澤君と崎澤(SA-ZA)コンビを組むことを強く切望する。
サラスとサモラノのように。

U-22日本代表 増田誓志・興梠慎三選出

2007年05月25日 | Weblog

U-22日本代表候補メンバーに増田・興梠選手が選出
6月6日(水)に行われるアジア男子サッカー2008 2次予選(vs U-22マレーシア代表)のU-22日本代表候補メンバーに鹿島アントラーズより増田誓志選手・興梠慎三選手の2名が選出されました。

MF 増田誓志
MF 興梠慎三

≪スケジュール≫
■アジア男子サッカー2008 2次予選(北京オリンピック2008 2次予選)
 6/6(水) vsU-22マレーシア代表(国立/19:10キックオフ)
日本サッカー協会
http://www.jfa.or.jp/

鹿島増田、マレーシア戦でアピール誓う
 鹿島MF増田がU-22代表でのアピールを誓った。24日、北京五輪アジア2次予選最終戦のマレーシア戦(6月6日)のメンバーに選出された。今回は消化試合となるため主力選手の多くは呼ばれていない。これまでスーパーサブとして実績は積み上げているが「主力として認められていない? そういうことでしょう。ここで結果を出せば次から違うし、新しく来た選手も突き放せる」と意気込みを見せた。[2007年5月24日21時0分]

「番長」興梠、反町日本に乗り込む
 鹿島の「ダイヤモンドの原石」が反町ジャパンに初めて乗り込む。MF興梠に、ついにチャンスが訪れた。「結果は出ていないけどコンスタントに試合に出ていたのが評価されたと思う」。FWでの途中出場がほとんどでまだ無得点だが、今季公式戦全18戦中14戦に出場と、スーパーサブの地位は確立している。

 素質は誰もが認める。宮崎・鵬翔高の1学年先輩でU-22代表MF増田「スピードがすごい」と舌を巻く。瞬間的な速さはチームトップ。かつてはメッシーナがFW柳沢の鹿島復帰の際に、それに代わる人材として興梠をリストアップし水面下で移籍を打診してきた。結局は興梠自身が時期尚早と判断し実現しなかったが、無名の攻撃的MFは海外からも注目を集める。

 やんちゃな一面もある。前日23日の甲府戦ではFKのボールをアゴに食らい失神。脳しんとうの経験を聞かれると「サッカーでは初めてですけど…。今回はたいしたことないですよ」と不敵な笑みを浮かべて番長伝説? をほのめかした。

 だが今年にかける思いはある。「もう遊びは飽きました。今年ダメだったら移籍するぐらいの気持ちでやる」と決意を明かしていた。底知れぬ才能を今こそ見せるチャンスだ。【広重竜太郎】[2007年5月25日9時55分 紙面から]

U―22 興梠ら7人を初招集
 日本サッカー協会は24日、既に突破を決めている北京五輪男子アジア2次予選最終戦のマレーシア戦(6月6日・国立競技場)に向けたU―22(22歳以下)日本代表候補24人を発表し、MF興梠鹿島)MF杉山、FW岡崎(ともに清水)ら7人を初招集した。DF増嶋(甲府)らが復帰し、大幅にメンバーが入れ替わった。
 このほか田中裕(横浜M)長友(明大)の両DFと鈴木(早大)小椋(水戸)の両MFが初招集。マレーシア戦は出場停止のFW平山(FC東京)や、2次予選で出場時間が180分を超えた選手の招集は見送った。
 チームは29日から静岡県御殿場市内で合宿に入り、30日の練習試合後に人数を絞り込む予定。
 ≪新戦力発掘と強化に重点≫記者会見した反町監督は「Jリーグで若い選手が出てきた。たくさん呼んで競争させたい。選手は自分の良さをアピールしてほしい」と話した。すでに2次予選B組1位通過を決めており、今回は8月からの最終予選を視野に新戦力の発掘と強化に重点を置く。16日の香港戦に行ったのは増田や菅沼ら7人だけ。この予選はメンバーをほぼ固定して戦ったが、そこに割って入る選手が出現するか。まずはマレーシア戦の先発、ベンチ入り18人を目指した生き残り競争が始まる
[ 2007年05月24日 16:37 速報記事 ]

興梠ら7人を初招集…U―22日本代表候補
 日本サッカー協会は24日、既に突破を決めている北京五輪男子アジア2次予選最終戦のマレーシア戦(6月6日・国立競技場)に向けたU―22(22歳以下)日本代表候補24人を発表し、MF興梠鹿島)MF杉山、FW岡崎(ともに清水)ら7人を初招集した。DF増嶋(甲府)らが復帰し、大幅にメンバーが入れ替わった。
 このほか田中裕(横浜M)長友(明大)の両DFと鈴木(早大)小椋(水戸)の両MFが初招集。マレーシア戦は出場停止のFW平山(FC東京)や、2次予選で出場時間が180分を超えた選手の招集は見送った。
 チームは29日から静岡県御殿場市内で合宿に入り、30日の練習試合後に人数を絞り込む予定。

 U―22日本代表候補は次の通り。
 ▽GK 山本海人(清水)松井謙弥(磐田)
 ▽DF 一柳夢吾(東京V)増嶋竜也(甲府)千葉和彦(新潟)河本裕之(神戸)田中裕介(横浜M)細貝萌(浦和)長友佑都(明大)
 ▽MF 杉山浩太、枝村匠馬(以上清水)渡辺圭二(名古屋)本田拓也(法大)菅沼実(柏)
増田誓志、興梠慎三(以上鹿島)鈴木修人(早大)小椋祥平(水戸)上田康太(磐田)高柳一誠(広島)
 ▽FW 豊田陽平(山形)田中佑昌(福岡)万代宏樹(仙台)岡崎慎司(清水)

(2007年5月24日16時38分  スポーツ報知)

興梠は初選出である。
が常に候補の一人であった。
今年1月の合宿にも名は挙げられたが怪我で辞退している。
それ以上に悔やまれるのが2005年のワールドユース候補である。
2005年度Jリーグ第10節FC東京戦に於いてバーに当てるアシストでセンセーショナルなデビューを果たした興梠慎三であったが、真後ろからの悪質なチャージで負傷退場を余儀なくされた。
その怪我が元でワールドユースの候補から名が消えることとなったのである。
興梠がU-20に加わっておれば不用意に平山へ当てるだけの戦術も多少なりとも光っておったやも知れぬ。
誠に残念である。
その興梠慎三が番長として君臨すると非常に面白い記事を日刊が載せた。
やんちゃ具合は昨季最終節に於いて本田主将を試合中に突き飛ばしたことでも十分に有名である。
そして、そのやんちゃ坊主が昨季メッシーナへの移籍を断っていたとの情報は初耳であった。
クラブの慰留ではなく本人の意向と言うことも新しい。
移籍覚悟で今季に挑んでいることも伝わってくる。
力みすぎが浦和戦での2発を外させてしまったということであるか。
若さ故。
経験が補ってくれる日も近ろう。
春日源五郎の如く小姓を務めておってもいずれ高坂弾正として甲陽軍鑑を記すこともあろうぞ。


甲府戦報道など

2007年05月24日 | Weblog

田代が大会2戦2連発/ナビスコ杯
<ナビスコ杯:鹿島3-0甲府>◇予選リーグ◇最終日◇23日◇小瀬陸上競技場
 鹿島がFW田代の今大会2試合連続2得点の活躍で決勝トーナメント進出を決めた。押され気味だった前半36分、相手のクリアミスをかっさらうと、そのまま冷静に右足アウトサイドキックで決めた。後半15分にもMF本山の左クロスをヘッドで決めて貴重な追加点を挙げた。「1点目はDFのミスを逃さずに決めることができた。2点目はモトさん(本山)のボールがよかった」と振り返った。
[2007年5月24日0時31分]

鹿島FW田代2戦連続2発/ナビスコ杯

前半36分、鹿島FW田代(左)が先制ゴールを決める(撮影・浅見桂子)
<ナビスコ杯:鹿島3-0甲府>◇予選リーグ◇最終日◇23日◇小瀬陸上競技場
 鹿島が土壇場での強さを発揮した。FWマルキーニョスが前半7分に、右太もも裏の違和感を訴えていきなりの負傷交代。代わって出場したFW興梠が同10分に、FK弾をアゴに受けて失神した。メディカルスタッフが、いったんはベンチにバツ印を出すほどのダメージだった。MF本山「抜けていれば1点入っていた」と感謝するファインプレーで、チームはさらに一丸となった。

 同36分にはFW田代がクリアミスを拾って右アウトサイドで先制点を決め、後半15分には今大会2試合連続2得点となる豪快なヘッド。同20分にはMF本山がダメ押しの3点目を決めた。勝たなければ決勝T進出の可能性が薄かった一戦に快勝し、田代「昔から粘り強いサッカーをするチームですから」と胸を張った。10冠への挑戦権を鹿島が手に入れた。[2007年5月24日8時59分 紙面から]

右で頭で!田代2発で鹿島救った

<甲府・鹿島>後半15分 鹿島・田代(手前)はこの日2点目のゴールを決めガッツポーズ
 【鹿島3―0甲府】鹿島FW田代が負ければ敗退という土壇場からチームを救った。前半36分に技ありの右足シュートで先制点をもたらすと、後半15分には得意のヘディングで追加点。「20日が母の誕生日だったので、決められて良かった」。ナビスコ杯では前節の名古屋戦に続く2試合連続の2発。それでも、リーグ戦では無得点なだけに「リーグで取りたい」と、26日のホームでの同一カードに向け闘志を燃やしていた。
[ 2007年05月24日付 紙面記事 ]
  

田代2発!鹿島突破…ナビスコ杯
 ◆ナビスコ・カップ予選リーグ 甲府0―3鹿島(23日、甲府・小瀬) 新エースにふさわしい活躍だ。FW田代がナビスコ杯名古屋戦(9日)に続き、2試合連続2得点の大爆発。「先制、2点目がチームの課題だった。ワンチャンスをものにできれば、チームも上向きになる。大事なチャンスを決められた」と笑顔で振り返った。

 前半7分、FWマルキーニョスが右太もも裏の負傷でベンチに退いた。チームに動揺が広がる中、田代「ここから立て直す」と燃える。前半36分、相手DFのクリアミスを右足で先制。さらに後半15分には、頭で2得点目。得点後には両手を大きく広げる飛行機ポーズも飛び出した。

 FW柳沢敦が左第5中足骨骨折で離脱し、回ってきた出場機会。本音は「ヤナギさんを追い抜いて、先発したい」だが、「今は最低でもヤナギさんが得点していた分を、自分が取る」。その穴を埋めるばかりか、自らの存在感を高める2得点だった。

 鈴木満取締役強化部長は「決勝Tは最低限のノルマ。今までは代表選手抜きでも勝ってきた」と話す。田代が今大会で悲願のタイトル10冠を成就させる。(2007年5月24日06時03分  スポーツ報知)

 Jリーグ・ヤマザキナビスコ・カップ 第6日 鹿島3発予選突破
2007/05/24(木) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
 Jリーグ・ヤマザキナビスコ・カップ第6日(23日・小瀬スポーツ公園陸上競技場ほか=8試合)1次リーグ最終戦を行い、各組1位の広島、横浜M、FC東京、鹿島のほか、2位の上位2チームに入ったG大阪、甲府が準々決勝に進んだ。
 D組の鹿島は3-0で甲府に完勝。3連覇を狙ったA組の千葉は広島に0-1で競り負け、敗退。B組は勝ち点8で4チームが並ぶ混戦だったが、当該対戦で横浜Mが清水を抑えた。C組のFC東京は横浜FCに2-1で逆転勝ち。A組のG大阪とD組の甲府はともに勝ち点10で、他組の2位チームを上回った。
 準々決勝は1次リーグを免除された浦和と川崎が加わり、7月7、14の両日に開催される。

前半36分に先制
 【評】鹿島は田代が前半36分、相手ボールを奪って抜け出し、右足で先制点。さらに後半15分にも頭で2点目のゴールを奪った。前半から優勢だった甲府はセットプレーなど好機を逃し続けて流れを失ったい、要所で守備が乱れた。

ハイライト 窮地救う田代2得点
 鹿島が今季最初の大一番で伝統の勝負強さを発揮。予選敗退のプレッシャーをものともせずに甲府に3-0で快勝し、3連勝で決勝トーナメントへの切符を手にした。
 前半はホームの声援に後押しされた甲府が優勢だった。鹿島は甲府の素早いプレス、ボール回しの前に後手後手に回ってしまい、カウンターでしか攻撃できない状況が続いた。そこにマルキーニョスのアクシデントが発生し、わずか7分で興梠と交代。その興梠も9分の相手FKを顔に受け、担架で運び出された。戦列には復帰したが、鹿島はペースをつかみきれないまま甲府の攻撃を跳ね返すのがやっとだった。
 そんな鹿島を救ったのは田代だった。前半36分に相手のクリアミスを見逃さず、ゴール前にこぼれたボールにいち早く反応。飛び出したGKをかわすように、右足でゴール。「DFラインが並んでいて、GKも出てきていた。しっかり狙ってけれた」と先制点を奪うと、後半15分には「モト(本山)さんがいいボールを上げてくれた」と、本山の左クロスにファーサイドから飛び込み追加点。後半最初のチャンスをしっかりと決め、甲府の集中力を完全に奪い、20分には本山のゴールも生まれ、勝負を決めた。
 苦しい展開にも、勝負どころをわきまえた快勝劇。「相手よりもプレッシャーが高い中、落ち着いてできた思う。(ナビスコ杯は)望ましいスタートは切れなかったが、地道な作業がこういう結果につながった」オズワルド・オリベイラ監督は予選を振り返った。それでも10冠への道のりは第1段階をクリアしたばかり。「昨年は決勝で負けているので、その舞台で戦えるように頑張りたい」本山。本当の戦いはこれからだ。

マルキ途中交代 右ももに違和感
 ○…鹿島・FWマルキーニョスが(31)が前半7分に右太もも裏に違和感を覚え、交代した。24日にも精密検査を受けるという。

【ヤマザキナビスコカップ】甲府 vs 鹿島:オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
5月23日(水) 2007 ヤマザキナビスコカップ
甲府 0 - 3 鹿島 (19:00/小瀬/8,844人)
得点者:'36 田代有三(鹿島)、'60 田代有三(鹿島)、'65 本山雅志(鹿島)

●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:前半苦しい展開だったが、選手の頑張りをどう評価しているのか?
「立ち上がりにケガ人が出て、そこから交代で入った興梠がケガかもしれない問題が生じた。ゲーム前から相手を分析するなかで、(甲府は)独特のサッカーを築き上げて、いい結果・狙い通りのものを見せているのではないか。甲府にはホームアドバンテージがあるし、引き分けでも決勝トーナメント進出の可能性があるが、ウチは引き分けでは駄目。サポーターの後押しがあってゲームの流れが変わることもある。まず、イーブンの状態に持っていく。それが上手く機能して2 点、3点と点を取ることができた」
Q:マルキーニョスのケガの状態と、田代の働きの評価は?
「マルキーニョスのケガは、最初のスプリントで違和感があったようだ。ゲーム後の話では『疲労が溜まって違和感があり、大事を取って止めた』ということ。筋肉の深い層のことなので、精密検査をしてみないと詳しいことは分からない。
田代はシーズン開幕直後のケガだったが、苦しい時期に地道に治すために努力した。その結果、ゲームで確実な結果をもたらせた。ストライカー、センターフォワードとしての仕事が出来るタイプの選手。今年中にもっと成長できる選手。クラブにとって頼もしい人材と思っている」

Q:3トップへの対応ではカバーリングに問題があるように見えたが、次節に向けての修正点は? また、ナビスコカップのグループ1位通過を(第4節から)3連勝で手に入れたポイントはどこにあったのか?
「確かに甲府は面白いサッカーを展開していて細かな変化があるが、3トップが何回チャンスを作ったかを見れば我々の守備が機能したことになる。完璧な守備はない。甲府の守備が鹿島のFWにどれだけ手こずったのか見てみれば、甲府のDFが機能したのか検証してみないと駄目だと思う。そのバランスを見る必要がある。鹿島のDFは完璧ではなかったが、私はそれなりのものは出来たと思う。大きく崩されることはなかった。選手がいちばん手ごたえを感じないと、チームとして機能していかない。スタッフ、フロント含めて行った地道な作業の結果。この結果を素直に喜びたい。
あまり望ましいスタート切れなかったのは結果として事実。その後、全体が変わった。少しずつ浸透していく。やる側が意識を変えないと改善はできないと説明してきた。選手が自分たちで変えていこうということが増えて、今のまとまりに繋がっている」

Q:3点取っても最後まで時間稼ぎをしなかった理由は?
「選手が自信を持ってプレーしていることを考えている。指揮官としてボールをキープしろというのは言うべきじゃないし、ある時間帯までそうやって行くほうがよかった。選手には勇気を持って自分を変えることを指示してきた。リーグ戦(次節:5/26@カシマ)でも同じ相手と対戦する。もっと多く点を取ることで、相手を嫌な気持ちにさせる。精神的な駆け引きの気持ちがあった。もっと点を取ればチーム全体の自信も高まる」
以上

【ヤマザキナビスコカップ】甲府 vs 鹿島:試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●曽ヶ端準選手(鹿島)
「チームとして守備の意識は高かった。甲府のやり方は分かっていた。数的不利な状況を作らないで、(お互いが)近い位置にいることを意識していた。甲府の攻撃に(守備を)合わせる雰囲気は多少あったが、球際の強さを出せればいいと思っていた。甲府のシュートで恐かったのは前半のカウンターの1本だけ。あとは、ディフェンスラインが防いでくれた。チームとしてやろうとすることは出せたと思う。(次節のリーグ戦で)甲府に連勝できる手ごたえはある。甲府は3点取られて色々考えると思う。土曜日のリーグ戦はもっといい形にしたい」

ほぼ田代一色である。
確かに2得点は素晴らしく、特に先制点はゴールを狙うハンターであったと言えよう。
アウトサイドでコントロールするのは容易ではない。
2005年度版Jリーグ31(2006年放送)で魅せたリフティングは伊達ではなかった。
ところで報知の
>本音は「ヤナギさんを追い抜いて、先発したい」だが
この本音の出所を問いただしたい。
ただの一般論で推測しているとしか思えないのである。
不確かな情報を掲載してしまうメディアには戦慄さえも感じる。
ただし、スポニチの母へ捧げるコメントは微笑ましかった。


ナビスコ杯予選リーグ ヴァンフォーレ甲府戦

2007年05月23日 | Weblog
マルキーニョスの早期負傷で危機感を覚え、甲府のチャンスに更に危機感を募らせた。
相手のミスから田代が先制するも危機感は衰えず、ピンチは増すばかり。
しかし後半、本山→田代、野沢→本山の両ヘッドで勝負は決した。
結果は大勝だが薄氷を踏む勝利。
勝ち星を拾うことの尊さを知った。
そして決勝トーナメントへ1位で進むことが出来た。
七夕試合に臨もうではないか。

バットマン&ロビン

2007年05月23日 | Weblog

鹿島・内田もフェースガード、岩政とバットマンコンビ
 鼻骨を骨折した鹿島DF内田篤人(19)がフェースガード着用でナビスコ杯、甲府戦(23日・小瀬)に強行先発することが22日、分かった。すでにフェースガードを着用しているDF岩政大樹(25)とともに、DF2人の「バットマン」が甲府を完封する。
 勝てばグループリーグ突破が決まる試合を前に覚悟を決めた。リーグ、新潟戦(19日)で鼻を骨折。その後2日間は練習しなかったが、内田は「もう不安はないし気にならない。痛いのはあくびしたときだけ。やります」と言い切った。
 4バックのうち右2人がバットマンに変身する。フェースガード用で「視野が狭くなる」(岩政)影響もあるが、内田は「若いうちにいろいろ経験できることはいいこと」と意に介さない。甲府のパスサッカーを2人のバットマンが封じる。
(2007年5月23日06時01分 スポーツ報知)

一人がバットマンならばもう一人はロビンであろう。
決してロビンマスクではない。
イギリスの正義超人ロビンマスク。
なぜか旧ソ連からウォーズマンを発掘する。
この時代ソ連とは鉄のカーテンに包まれた秘境だったのである。
このウォーズマンは後にスクラップ三太夫に登場している。
同じ作者によるクロスオーバーである。
つまりレッドリボン軍編で孫悟空がペンギン村に行くことと同意であろう。
一言で締めればこの時代の週刊少年ジャンプは面白かったのである。


ブラジル路線変更か

2007年05月22日 | Weblog
鹿島も韓国人選手獲得検討
 鹿島も韓国人選手に注目していることが21日、分かった。クラブ創設から14年間、外国人選手はブラジル人しか獲得してこなかったが、クラブ幹部が「代理人から韓国人選手の売り込みも増えている。実力も高い。そろそろ考えてもいいとき」と明かした。今後は、現役韓国代表選手を中心に調査を行い、来季以降の獲得を検討するという。(2007年5月22日06時02分 スポーツ報知)

個人的にはこけら落としに於ける黄善洪の悪質なファールが記憶にあり韓国人選手に好意的にはなれずにいる。
がしかし、清水の宰溱・名古屋の金正友・神戸の朴康造の如くJで結果を出している韓国人もいることは曲げようのない事実であろう。
そして何より金額的に低く抑えられるという目論見が見て取れる。
そう、昨季は赤字だったのである。
今季も観客減少は進んでおり黒字転換は困難であろう。
何より親会社に無心しているくらいである。
身の丈経営への足がかり。
残念ではあるが地方の中堅という落としどころをめざし始めたのやむ知らぬ。
これでは武田信玄と変わらぬではないか。
内政上手と噂されるも実情は重税で泣かせ、戦上手かと思いきや小勢力を併合したのみ。
しかしながらお家大事。
存続さえしておればやがて陽の目を見ることもあろう。
途絶えさせてはならぬのである。