鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

ジュビロ戦報道

2008年11月30日 | Weblog
鹿島岩政ロスタイム弾!連覇見えた/J1

ヘディングで決勝ゴールを決める鹿島DF岩政(右)。左は磐田DF駒野
<J1:鹿島1-0磐田>◇第33節◇29日◇カシマ
 鹿島がDF岩政大樹(26)の劇的なロスタイム弾で優勝にさらに近づいた。磐田戦は0-0のまま終了寸前となったが、土壇場で岩政がFKから会心のヘッドを決めて大きな1勝をつかんだ。12月6日の最終節札幌戦に勝てば、無条件で2連覇が決まる。混戦の08年度リーグVは、30日に札幌と戦う名古屋を含めた3チームに絞られた。

 スタジアム中に充満していた期待を、岩政がかなえた。後半ロスタイムも残り数十秒。ゴール左でのFKは、まさにラストプレーだった。MF増田が思いを託したキックをニアに突く。スペースを見つけた岩政が、187センチの肉体をボールにぶつけるようにヘッドをたたき込んだ。ドラマのような決勝弾。新井場に引きずり倒されたヒーローは、次々に折り重なる仲間の中で吠(ほ)え続けた。

 「僕のプロ初ゴールも同じ状況だったから、何かあるかも知れないと思った」。数週間前に、ホーム最終戦のこの日の劇的な勝利を予告。「野沢の活躍で勝つと思った。一番可能性が低いけど、自分のゴールで勝つこともあるかなと思った」。後半ロスタイムにヘッドでプロ初得点となる決勝点を挙げた、4年前のホーム磐田戦を再現した。

 久々に的中した「予言」だった。昨年は苦境だった夏場にリーグ優勝を言い当て、初の代表選出、天皇杯優勝も予言した。だが今年は「1月か2月に代表デビュー」の予言は外れ、左足首痛に悩まされた。昨年6得点でDF得点王だった男は1得点止まり。「この1年はもどかしかった。得点が少ないことを周りから言われることもあった」と責任を痛感していた。

 天性の素質がないことは自覚している。だがあきらめることは性分に合わない。一般入試で入った東学大では岩政より才能がある選手がほとんどだった。だが母英子さんには「僕よりうまい選手しかいない。でもそういう選手が部をやめる。自分がここまで続けてこられたのは、誘惑に負けない気持ちがあるから」と決意を明かしたことがある。強い気持ちが宿っているからこそ、今でも逆境を乗り越えることができる。

 「内容はよくない。でも劇的な勝利の方が乗っていける」。最終戦のアウェー札幌戦での連覇達成を予言するかのように、決勝弾の直前からスタンド後方の北の空には鮮やかな虹が架かっていた。
【広重竜太郎】
 [2008年11月30日8時8分 紙面から]

鹿島・岩政決めた!ロスタイム“V手中弾”
2008.11.30 05:04

試合終了直前、値千金の決勝弾を決めて喜ぶ岩政【フォト】
 第33節第1日(29日、カシマほか)首位鹿島は残り5秒で、DF岩政大樹(26)が値千金の決勝ヘッド。磐田に1-0の劇的勝利を挙げて勝ち点を60に伸ばした。12月6日の札幌戦(札幌ド)に勝てば、無条件で2連覇が決まる。優勝の行方は1シーズン制導入後、4季連続で最終節にもつれ込んだ。残留争いも最終節に決着することになった。浦和はG大阪に0-1で敗れ、1試合を残して6季ぶりの無冠が決定した。

 劇的な勝利の瞬間、祝福するかのような七色の虹が鹿島の夕空に架かった。苦しみ抜いた末に、連覇に王手だ。

 0-0のまま、4分間の後半ロスタイムはすでに過ぎていた。誰もが引き分けを覚悟したとき、ドラマを演出したのは岩政だった。

 「信じられないです。今年はゴール数が伸びていなかったので、本当にうれしい」

 MF増田のFKに1メートル87の長身からヘッドでズドン。5バックの超守備的な磐田のゴールをこじあけた。終了のホイッスルの5秒前。鹿島イレブンは優勝したかのようにピッチに倒れ込み、幾重にも重なった。客席のスタンディングオベーションに、岩政はガッツポーズを繰り返した。

 昨年はDFとして、Jタイ記録となる4戦連発を記録。しかし、今季はこれが2得点目。「少なくて周りからも(文句を)言われていた。少し報われたかな」と振り返る。プロ初ゴールは04年の磐田戦のロスタイムだけに「実はちょっと予想していました」と、はにかんだ。

 3月のゼロックス・スーパー杯で退場処分になり、開幕戦は欠場したが、残り32試合はフル出場。チームの要として引っ張ってきた。数学の教員免許を持つ知性派で、オリベイラ監督は「ボクのアイデアに上積みをプラスできる選手」と評価する。若手選手にはズバリ問題点を指摘する“先生役”も務めている。

 劇的な勝利に、指揮官も興奮しきりだ。ホーム最終戦のためマイクの前に立つと、あふれる感情が爆発。泣きながら絶叫した。「もう1度タイトルを取れるように、がんばります!!」。高井通訳も、声を震わせて絶叫した。

 「まだ優勝したわけじゃない。次にむけてスタートしたい」と岩政は冷静だが、札幌戦に勝てば文句なしで2連覇が決まる。黄金時代の復活へ、波に乗った王者をもう誰も止められない。
(峯岸弘行)





鹿島あと1勝!ホーム最終戦で劇的な逆転劇

後半44分、ゴールをきめた鹿島・岩政(中)はガックリの中山(左)ら磐田イレブンの横で喜び爆発
Photo By スポニチ

 【鹿島1―0磐田】鹿島が連覇にあと1勝と迫った。J1第33節第1日は29日に6試合を行い、鹿島はホームで磐田と対戦し1―0で白星を飾った。DF岩政大樹(26)が後半ロスタイムに起死回生のゴールを決め激闘に終止符を打った。今季のホーム最終戦を劇的な勝利で飾り、連覇に王手。3位以内確定で来季ACL出場も決定した。12月6日の札幌との最終戦に勝てば、無条件で2年連続6回目の優勝が決まる。

 劇的なドラマは最後の最後に待っていた。後半のロスタイム4分はすでに経過。まさに最後の1プレーだった。1点が欲しい鹿島は左コーナーフラッグ付近で反則を誘い、FKを得た。磐田の選手が陣形を整える前に素早く蹴った増田のFKに岩政が得意の頭で合わせると、ボールは磐田のGK川口の脇を抜けてゴールネットに突き刺さった。その直後に試合が終了。ベンチ前には歓喜の輪が広がり、スタンドは総立ちに。ゴール裏のサポーター席に向かって走りだしたオリヴェイラ監督の目からはすでに大粒の涙があふれ出ていた。殊勲の岩政も「頭が真っ白になった」と興奮で声を震わせた。

 みんなの気持ちが乗り移ったゴールでもあった。試合前のロッカールームにはこの日、見慣れない光景があった。普段は私服でスタジアムにやって来るベンチ外メンバーたちも、ユニホームに身を包んでいた。「一つになるぞ!」。スタッフを含めたチーム全体での円陣。小笠原の離脱以来ゲームキャプテンとしてチームを引っ張るDF新井場の怒号が響き渡った。

 実は、小笠原が午前中にクラブハウスでリハビリを終えたあと、ホペイロ(用具係)の増川氏にこう頼んでいた。「全員のユニホームを包んでくださいよ」。故障でピッチに立てない小笠原主将の粋な計らい。これでチームの闘争心は最高潮に達し、キックオフから気合のこもったプレーを展開した。その気持ちをゴールという最高の形で体現した岩政も「きょうのゴールは、サポーターを含めたみんなの気持ちがこもったゴールだった」と感激の声を上げた。

 岩政自身にとっても大きな得点だった。2月の日本代表の東アジア選手権で左足首を負傷。それ以来、左足首の原因不明の痛みに悩まされ続けている。その影響で昨季6ゴールを叩き出した得点は激減。周囲からは「ゴール数が去年より少ない」と言われることも少なくなかった。それだけに、貴重な今季2点目に「数が減った分、貴重な点を取りたいと思っていた。それがこの重要な試合で生まれて、今までの苦しみが報われた」と笑みを浮かべた。

 チームはこれで連覇に大きく前進。「優勝しないときょうのゴールも意味がなくなる。優勝を決めて帰ってきたい」と岩政。劇的な勝利を飾ったチームの勢いは、もう誰にも止められない。

[ 2008年11月30日 ]

鹿島V2決定的 ロスタイム!ラストプレー!岩政Vヘッド…J1第33節

後半44分、鹿島・岩政がFKからのボールをヘッドで押し込み決勝点を挙げ喜ぶ
 ◆J1第33節 鹿島1―0磐田(29日・カシマ) 鹿島がリーグ連覇に王手をかけた。後半ロスタイム、セットプレーからDF岩政大樹(26)がヘディングで決勝弾。8月16日東京V戦以来の今季2得点目で、磐田を1―0で下した。最終節の札幌戦(12月6日・札幌ド)で引き分け以上なら優勝が決まる。これで3位以内が確定。来季のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得した。

 連覇への執念がドラマを引き寄せた。ロスタイム4分が経過し、スコアレスドローがちらついたラストプレー。MF増田の左FKから、DF岩政が「これが最後」とファーサイドからゴールの混戦をかき分け、突進する。何度か相手DFのチャージを受けたが、よろけない。ゴール前正面からのヘディングシュートがゴール左隅のネットを揺らした。

 計4度の決定機をものにできなかった89分間。そのうっぷんを晴らす決勝点に、瞬く間に1人、2人と人山が出来上がる。7人の下敷きとなったヒーローは「苦しいよ」とピッチを手のひらでたたくだけ。「大事なところでゴールを入れたかった」起き上がった岩政は、ほおに無数の芝をつけたまま、選手席へ向かって拳を突き上げた。

 キックオフの2時間前からドラマは始まっていた。5キロほど離れたクラブハウスで、負傷離脱中の主将MF小笠原はリハビリを終え「試合に出ない選手の分のユニホームをスタジアムに運んでください」と、用具担当に依頼。スタジアム入りするとベンチ外選手12人を集め、試合直前のロッカールームへと向かった。

 普段ならベンチ入りメンバーだけで行われる試合直前の出陣式。「何でいるのか、ビックリした」とMF青木。入ってきた12人が私服の上にユニホームを着て、円陣に加わったという。「これでモチベーションが高まらないなんてサッカー選手じゃない」とオリヴェイラ監督のゲキが飛ぶ。DF新井場が「一つになるぞ」と叫んだ。

 「今日のゴールは試合に出られなかった人やいろんな人の気持ちが乗り移った得点だった」と、岩政は振り返る。プロ初得点は04年6月19日の磐田戦。そのときもロスタイムだった。「何かあるかもとは思っていたけど、本当に入るとはね。今も信じられない」

 次節、札幌戦(12月6日、札幌ド)で勝てば、2位名古屋の結果にかかわらず1シーズン制では初めてのリーグ連覇が決まる。試合後、決勝点が飛び込んだゴール側の空に虹が浮かんだ。地元には鹿島連覇を確信する栄光へのアーチが架けられていた。

(2008年11月30日06時05分 スポーツ報知)

鹿島、連覇へ王手
2008/11/30(日) 本紙朝刊 地域 A版 14頁
岩政、劇的決勝ヘッド
 Jリーグ1部(J1)第33節第一日は二十九日、各地で五試合があり、首位鹿島は後半ロスタイムにDF岩政がヘディングシュートを決め1―0で磐田を下し、連覇に大きく前進した。勝ち点差3で追う川崎も勝ったため、優勝は十二月六日の最終節へと持ち越されたが、鹿島は引き分けでも濃厚となった。

 鹿島は前半からボールを支配、終始試合を優位に進めたが、なかなか得点を奪えなかった。後半も決定機をつくりながらシュートを外していたが、ロスタイムにMF増田のFKを岩政が頭でゴール左隅に押し込んだ。
 この結果、優勝争いは鹿島、名古屋、川崎の三チームに絞られたが、鹿島は得失点差でも優位に立っており、最終節のアウェー札幌戦で負けない限り、二年連続六度目の優勝が決まる。

■鹿島 1-0 磐田
 【評】鹿島は0-0の試合終了直前に増田の左FKを岩政が頭で決め、劇的な決勝点を挙げた。序盤の得点機を逃し、単調な攻めが続いたが、ラストチャンスを生かした。


【写真説明】
鹿島-磐田 後半ロスタイム、鹿島・岩政(右)がヘッドで合わせ決勝ゴールを決める=カシマスタジアム


ロスタイム、気持ち結集 鹿島
2008/11/30(日) 本紙朝刊 地域 A版 14頁
 0―0で迎えた終盤。ロスタイムの4分をほぼ経過し、サポーターの目の前で最後のFKを得た。勝利を願うサポーターのボルテージは最高潮。そのエネルギーを力にしてボールに飛び込んだのは鹿島の闘将、DF岩政大樹だった。普段は冷静な男が「興奮してます。まだ信じられない」と振り返った満身のヘディングシュートがネットを揺らし、スタジアムは歓喜に沸いた。

 チーム、サポーターの思いが詰まったゴールだった。試合前のロッカールームには、ベンチ外の選手のユニホームも用意されていた。ホーム最終戦を全員で戦う。全員で円陣を組んで気合を入れ、気持ちを受けてピッチに立った選手らは、苦戦の中でも勝利を信じて疑わなかった。
 その気持ちが結集した最後のFK。「田代のマークをブロックしようと思っていたが、ボールが僕のほうにきたので」と振り返った岩政。「決めたのは僕だが、青木にはニアでつぶれてくれるように願っていた。みんながいろいろなことをして生まれたゴール」とチーム力を強調。サポーターにも「みなさんの気持ちが乗り移って入った」と感謝した。
 岩政自身、苦しいシーズンだった。2月に代表の東アジア選手権で左足首を痛め、その後も痛みが引かなかった。それでも「けがは誰でも抱えている」と弱音を吐くことなくピッチに立ち続けた。「1年間もどかしい部分があった。ゴール数も少ないと言われていたし、いいところで取りたいと思っていたので良かった」と口元を緩めた。
 優勝に王手。「きょうのゴールがしっかりとした意味を持つようにしたい」と語る表情は自信があふれていた。この勢いを最終戦の北の大地に持ち込み、栄冠を勝ち取るつもりだ。


増田、岩政の決勝点演出
2008/11/30(日) 本紙朝刊 
 MF増田誓志が後半38分、MF中後雅喜に代わって出場。ロスタイムに見事なFKで、DF岩政大樹のヘディングシュートを演出した。

 4分間のロスタイムも、いつ終了の笛が吹かれても不思議でない時間に、FWマルキーニョスが倒されFKを得た。増田はキーパーの位置を確認しながら「岩政さんが飛び込んできてくれたらうれしい」という位置を目掛け、けり込んだ。このボールに岩政がきっちりと反応。ゴールを確認すると「ベストのところにけれた」と胸を張った。
 試合後、増田は今季のこれまでを「全然チームに貢献できていない」と振り返ったが、ワンチャンスとは言え、しっかりアシストできたことに多少ほっとした様子。最終節札幌戦に向け「苦しい時こそベンチが助けなければいけない。『お前が出て良かった』と言われるよう頑張りたい」と気合を入れ直した。


オリベイラ監督 「素晴らしい試練だ」
2008/11/30(日) 本紙朝刊 スポーツ A版 5頁
 「去年は感動的な優勝をすることができた。今年はもっと苦しい状況を乗り越え、タイトルを手にできるかもしれない。これは神が鹿島に与えた素晴らしい試練だ」。ホーム最終戦を劇的な勝利で飾った直後、目に涙をためたオズワルド・オリベイラ監督からサポーターに向けて、フライング気味の優勝宣言が飛び出した。

 「選手には『しっかりやってくれ』と言っただけ。そして、しっかりやってくれた」と特別な指示は出さなかった。「心臓には悪かった。でも、チャンスはでき、決めるのを信じていた」。決勝点が入った瞬間は、ベンチ前で喜びを爆発させた。
 試合終了と同時に、カシマスタジアムの北に虹がかかった。キリスト教で虹は「神との契約」を意味し、日本でも縁起の良いものとして信じられている。くしくも最終戦は虹の先にある大地。指揮官の目にも連覇が見えたはずだ。


【写真説明】
力強くあいさつするオリベイラ監督=カシマスタジアム


劇的岩政弾か優勝王手かといったところに小笠原の粋なはからいが報じられておる。
ロッカールームでこんな一幕があったとは驚きである。
まさにチームが一つとなったと言えよう。

ジュビロ戦コメント

2008年11月30日 | Weblog
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
ジュビロは降格争いという厳しい状況の中で勝たなければならず、枚数をかけてくることは前もって予想していたこと。この試合ではセットプレーがカギになると思っていたので、良い形にやれて良かった。(試合に向けて)選手たちの気持ちを奮い立たせるためにいろいろとやってきたことはあったが、今日に関しては選手たちも今日の大事な試合での結果によってその後の状況もどうなるかわかっていたし勝つという強い気持ちを持っていた。選手の顔、目の色を見ても集中していた。今日はホームで勝つことだけを考えていたが、選手にはあわてずにプレーすることが重要と言い続けていたのでそれがうまく出来てよかった。選手たちは強い意欲で頑張り、そして積極的にプレーしてくれた。最後まであきらめずに取り組んだ成果が勝利という結果につながったと思う。

【J1:第33節 鹿島 vs 磐田】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
11月29日(土) 2008 J1リーグ戦 第33節
鹿島 1 - 0 磐田 (14:04/カシマ/29,820人)
得点者:89' 岩政大樹(鹿島)

●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:田代選手の交代のタイミングが早いと思ったのだが、その意図は?相手のシステム変更に合わせたのか、早い段階で得点が欲しかったのか?
「選手には、うまく機能と効率を発揮できなければ、そういうこともあり得ると前もって言ってありました。相手が交代し始めたタイミング、本当は5分あとだったんですけど、相手が動いたところで、こっちも動きたかったので、ちょうどタイミングが重なりました。

ジュビロさんが残念ながら残留争いをしている中で、この試合で守備的にやってくる、枚数をかけてやってくるというのは予想できたことでした。本当はもう少し先の方で投入して、そこからロングボールなり、サイドの崩しから、田代選手のヘディングを生かしてということを考えてたんですけど、ただ、相手も動いてきたところで、こちらも動いた方がいいかなという僕の感覚で動きました。

ただロングボールを蹴るだけでは効率的に良くないので、もう少しサイドからのボール、あるいは崩しながらを目指していました。あとは両サイドに両FWをワイドに開かせてサイドの崩しという狙いもあったんですけど、うまくいった場面もあれば、いかなかった場面もあるし、セットプレーもこの試合の鍵になると言ってあったので、それが最終的には良い形でやれて良かったと思います。

相手がどういう戦法でくるのかを、試合が始まったときに感じ取ったわけであって、それは皆さんも見ていてわかったと思いますし、うちのホームで勝点1、あるいはカウンター1発で勝点3を取るというどちらかの選択肢が、明らかに意図として伝わって来たわけですから、それに対してどうやってうまく慌てずに対処するかがこの試合において重要だと思ってました。選手たちには焦らず落ち着いてやると言うことを、今週1週間言い続けてきたので、部分的にはうまくできたと思いますし、良かったのではないかと思います。」
Q:選手にどのように声をかけて送り出したのか?
「いろんな要素を試合において、ポイントポイントで、プラスアルファの要素を使って選手の気持ちを奮い立たせたり、集中を高めたり気持ちを入れたりしたことはあります。ただ、今日に関しては、この試合の状況、その後の状況は選手たちが一番わかっていることでしたし、なにも必要ありませんでした。

選手たちの顔を見て、目を見ても集中している、注意力が増している、気持ちが入っていると感じましたし、特別なことはやってません。通常通りの話をして、あとはしっかりやってくれとだけ言いました。
選手はしっかりやってくれたと思いますし、試合というのは最初の時間帯でチャンスをつくっても、それをものにできないときがある、と。それで頭を下げてしまえば試合は終わってしまうわけで、残りの時間それをやり続けることによって、気持ち的に相手が怯むようになったり、緊張感・集中力が欠けてしまう時間帯や一瞬があり、それを突いていかなければなりません。

それがどのタイミングなのかは、やりながら感じることしかないのであって、今日に関しても選手たちが積極的に意欲的に戦い、集中力・注意力を持って、相手の出方・状況を見ながら読んでいった部分があって、諦めずに取り組んだ成果がロスタイムの得点につながったのではないかと思います。やはり、選手たちが最後まで成し遂げる、あるいは成し遂げたいという強い意欲でがんばった部分が結果につながったと思います」
Q:前半に野沢選手が2回のシュートチャンスを外し、岩政もヘディングで2回のチャンスがありました。絶対的なチャンスを何本も外したときの監督の心境は?オリヴェイラ監督はギリギリの勝負強さを持っていると思うが、自分ではどう思っている?
「何度もチャンスを迎えても決まらないと心臓に悪い部分はあります。けれど、チャンスをつくれる力がある証拠でもあるし、あとは集中力の部分だと思います。それは最後につめる方でもあるし、パスをする方でもあります。それを信じるしかないということにもなります。

やっていく方では、試合中、単純にフィジカルのバトルがあるわけではなく、精神的なバトルが存在します。ひとつの良いプレーをすれば気持ちや自信が増しますし、ミスをすればそこで気持ちが落ちるようになります。表現を変えると、ジェットコースターのような状況が精神的な部分で試合中ずっと続くわけです。それがどうやって落ちるところを少なく保ちながら試合運びができるかどうか、それは個人のレベルでもありますし、チームのレベルでもあります。いかにして、味方あるいは相手の状況を察知しながら保てるかという部分になります。

選手たちにも言ってますけど、ミスしたあとにもう一度自信を深めて、その次のプレーのときに自信をもってやり続けることがいかに重要かということです。そこで下向きな気持ちになってしまえば、次のプレーも確実には出来なくなってしまいますし、精度も欠けることにつながります。そうした細かいバトルを制していく、諦めずにやり続けるということが成果や結果につながるのではないかと思います。

自分自身は偶然ではないかと思います。特別に最後までドラマティックに試合運びをしたいと思っているわけではありません。当然ながら試合に勝っていれば、どうやってそれを守りきるのか、あるいは攻めなくてはいけない状況ではどうやってプラスを考えていくかは、戦法をいろいろと持ち合わせていますし、試合の終盤で劇的になるのは、試合をやっていく中で最初で狙って出来なくて、中間で狙って出来なくて、それが最期まで行って狙ったところで出来たということになるのかもしれません。
試合の一番最後というのは、試合を決定づける場面でもあるし、状況でもあります。プラスの結果であろうと、マイナスの結果であろうと、そこをうまく生かす方法を考えなくてはいけない。特別になにか演出しているわけではないし、偶然の部分が多いのではないかと思います」
Q:決勝点は相手の陣形が整う前に蹴ったと思うのですが、そうした選手の機転をどう思いますか?あと岩政選手が決めたことをどう意義づけているのか教えて下さい。
「セットプレーに関して、スローインを含めて、うちのホームの試合になるとコーナーキック、フリーキック、スローインの数が、特に相手のボックス近くになるとか、かなり多くなってくることが統計的にあります。それを生かさなくちゃいけないと選手たちには話をしております。

時には、今日みたいにリスタートを早くしたり、相手が整う前に入れる。あるいは逆にヘディングする選手が最初からボックスに入るのではなく、時間をおいて、勢いをつけて入っていったり、あるいはいろんな工夫をしなくてはいけないということは選手たちに話しています。そうしたレシピというもの、スローインやコーナーキックやフリーキックのときの基本的なベースのアイデアは与えてあります。
相手も分析してきますので、瞬時の閃きと状況を見ながら読んで、自主的にやってくれとは選手たちに言ってあります。ただ、機械的に言ったことをやるだけでなく、なにか上乗せをして欲しいということは選手たちにずっと要求しています。

そこを瞬時の判断で、相手が対応していると思ったら違うことをしてみたりという、駆け引きが試合の中でいろんな部分で大事になってきます。ときには前半からいろんな意味で走らせて疲れさせて、それから勝負をかけたり、いろんな駆け引きがあって、それを全員でやり続けることによって良い結果が得られるんだと思いますし、今日のように出来るのではないかと思います。

岩政選手は、僕が要求してることの象徴の選手ではないかと思います。アグレッシブさ、戦う、諦めない、がんばる意欲、という部分を一番持ってる選手ではないかと思います。本当にチームを象徴してる選手でもあるし、僕は就任した当初から、彼がもってるセットプレーの武器を生かしたくていろいろ工夫してきました。点を取って欲しかったという気持ちが正直あって、こうやって大事な試合で点を取れたということは、彼が1年間を通じてがんばってきた成果ではないかと思います。彼個人に対してのご褒美でもあるし、これをもっと生かす方向で考えていきたいし、彼自身も積極的に僕が出すアイデアに取り組んで、それに上乗せしてる選手のひとりであるので、今後も期待していきたいと思います」

以上

【J1:第33節 鹿島 vs 磐田】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●本山雅志選手(鹿島):
「今年を象徴する試合。(どういう意味で?)混戦(笑)ひとりでも諦めたらあそこでゴールは入ってなかった。チャンスはつくっていたし、良い時間帯は良かった。あとはフィニッシュ。悪い時間帯もバランスを崩さず、DFが弾いてくれた。ホームですし、最終戦だし、勝ちたかった。雰囲気は良くなってる。しっかり調整してベストな状態で戦えればいいと思う。もっと点が入って、良い試合が出来れば良かった。ただ、ジュビロも気持ちが入ったプレーだった。サポーターの後押しでゴールが決まったんだと思う。」
●野沢雅史選手(鹿島):
「僕が決めるだけだったのを外したので申し訳ない」
●興梠慎三選手(鹿島):
「セットプレーではニアでつぶれようと思ってた。何回かやったら1点は入ってくれる。よかった…。気を引き締めて。勝負は札幌だから。」
●中後雅喜選手(鹿島):
「セットプレーは思うところに蹴れてなかった。チームとして勝つ目標があってそれに向かって必死にやってる。誰が蹴ったボールが決まろうが関係ない。入って良かった。今日は裏にボールを入れすぎた。もうちょっとつなげばよかったかもしれない。
ジウシーニョはサイドに流れて前田が真ん中という感じだった。うちはサイドバックが生命線。それを消すために来たと思う。青木と二人でよく見るということだったが、青木がよくやってくれた。この勝利はでかい。優勝したわけじゃないけど、実際に手の届くところにある。自分たちの結果に集中していきたい。」
●岩政大樹選手(鹿島):
「僕たちは普段からああいう監督を見ている。ああいう熱さに引っぱられてる。(来週は)自分たちがやってる厳しいサッカーをやって、そのあとに結果を待ちたい。サポーターの人と力を合わせていきたい。
(決勝点の場面では)田代が入ってから彼に取らせたいと思っていた。最初は相手をブロックしようと思っていたが、僕の方にボールが来たので飛び込んだ。今年一年はもどかしい部分があるシーズンだった。でも、どうしても必要なところで取れたのでよかった。
今年はサポーターの皆さんに入っていただいて、鹿島に帰ってくると自信を持ってやれた。今日のゴールも皆さんの気持ちが乗り移ったんだと思う」


[ J1:第33節 鹿島 vs 磐田 ]

鹿島が後半ロスタイム劇的な勝利を決めた瞬間。空には虹がかかっていた。

[ J1:第33節 鹿島 vs 磐田 ]

値千金のヘッド決める!互いに得点が生まれず迎えた後半ロスタイム、増田のFKから岩政(写真)が飛び込み、決勝ゴールを挙げる。勝ち点3をプラスした鹿島は連覇に大きく近づいた。

[ J1:第33節 鹿島 vs 磐田 ]

スタンドに応える鹿島イレブン。連覇がかかる次節は、アウェイで札幌との対戦となる。

[ J1:第33節 鹿島 vs 磐田 ]

ホーム最終戦後のセレモニーで、タオルを振り回しておどけるオズワルド・オリヴェイラ監督。

オフィシャルよ、ジュビロは残留は争っておるが、降格は争わない思われるぞ。

経験値を積み上げてきた

2008年11月29日 | Weblog
本山5度目Vでビスマルク&柳沢に並ぶ!
 鹿島のMF本山雅志(29)がJリーグの歴史に自らの名前を刻む。チームは28日、29日の磐田戦に向け約1時間の最終調整を行った。チームが磐田に勝利し、29日に3位・川崎F、30日に2位・名古屋がともに引き分け以下に終わると2年連続6度目のリーグ優勝が決定する。磐田戦で8試合連続の先発出場が確実な本山は「重要な試合。あと2試合だし、絶対に勝ちたい」と気合を入れた。

 本山は過去、4度のリーグ優勝を経験。今季再び頂点に立つことができれば、元チームメートのMFビスマルク(鹿島と東京Vで獲得)とFW柳沢(すべて鹿島)の持つ最多記録5回に並ぶ。「自分たちはうまくボールを回していきたい。やることは変わらない。あとはやるだけ」。勝利の先に栄冠と名誉が待っている。

 ≪鹿島のV条件≫首位の鹿島は今節にも優勝決定の可能性がある。まずは29日に鹿島が磐田戦に○、3位川崎Fが神戸戦に△か●が条件。その上で、30日に2位名古屋が札幌戦に△か●の場合、当日は試合のない鹿島の連覇が決まる。それ以外の場合、優勝決定は最終節(12月6日)まで持ち越しとなる。

[ 2008年11月29日 ]

本山味わう5度目リーグV 史上最多タイ…鹿島

練習中、笑顔を見せる鹿島・本山
 2連覇へ大きく近づいた首位鹿島は29日、ホームで磐田と対戦する。28日は鹿嶋市内のグラウンドで約1時間の調整をしたが、選手会長MF本山雅志(29)が最多タイ記録となる自身5回目のリーグ制覇へ決意を表明。区切りの250試合目の出場となる試合で、優勝をたぐり寄せることを誓った。

 連覇への重圧がかかる一戦を前に、MF本山は一人落ち着いていた。「まずはこの試合で勝たないといけない。優勝というよりも、残り2試合をしっかり勝つこと。自分たちは勝ち切ることだけを考えればいい」。引き分け以上で連覇に王手がかかる磐田戦。20人近い報道陣に囲まれても、歴戦のつわものはみじんのスキをみせなかった。

 偉業達成が目前に迫っている。98年に入団後、98、00、01、07年と4回のリーグ(年間)優勝を経験した。チーム栄光の背番号10番を背負って勝ち取った07年。他3回はスーパーサブとして貢献した。今年リーグ制覇を果たせば、MFビスマルク(東京V―鹿島)、FW柳沢敦(京都)が持つ最多優勝経験回数の5回に並ぶ。

 「優勝を一つひとつ覚えてはいない。それよりも、(リーグ)優勝できなかった5年間(02~06年)の方が印象に残っている。悔しさがね。タイトルを取ったときの味もいっぱい経験したけど、取れなかった方が残る」。残り2試合、優勝のために何をすべきか。「他チームを意識しないこと。目の前の試合に勝つことに集中することだ」と呼びかけた。

 同じく5回目の優勝を迎える主将のMF小笠原は、左ひざ十字じん帯損傷でリハビリ中とあってスタンドで観戦。同期入団のGK曽ケ端とともに「小笠原の分まで」と誓っている。リーグ250試合出場となる節目の試合。「試合数よりも、ドラクエみたいに経験値を積み上げてきた」。苦あり楽ありの経験が、今こそ生きる。

 ◆今節、鹿島が優勝を決めるには 29日、鹿島(勝ち点57)が磐田に勝利し、3位川崎(同54)が神戸に引き分け以下で、30日に2位名古屋(同55)が札幌に引き分け以下の場合。2位以下と勝ち点差が4以上に広がるため、最終節(12月6日)で鹿島が敗れても、名古屋、川崎は勝ち点で届かない。

(2008年11月29日06時05分 スポーツ報知)

コツコツと勝利を積み重ねてきた先に優勝がある。
地道に勝利し優勝も繰り返した。
コツコツとプレイしてきた結果が250試合出場となる。
スーパプレイの影に無駄走りがある。
何もかも経験である。
最初はスライムベスとドラキーに悩まされながらも最後は竜王を倒すのである。
決して世界の半分を貰ってはならぬ。

頭脳明晰

2008年11月29日 | Weblog
今季の鹿島、選手層の厚さが強み
2008.11.29 05:03
 勝って連覇へ王手だ!! 鹿島は、29日の磐田戦(カシマ)に勝てば、リーグ優勝がグッと近づく。

 勝ち点5差に6チームがひしめく大混戦のなか、首位に立つ鹿島。MF小笠原、MF中田ら中心選手がケガで長期離脱するなど、確かに厳しいシーズンを送っている。それでも、選手層の厚さでカバーできたのが鹿島の強みだ。07年度の営業収入は、トップの浦和が約80億円に対し、鹿島は約40億円。決して潤沢な資金があるわけではないが、自己流の強化を進めてきた。「お金のないチームは、それなりに頭を使わないといけない」とクラブ幹部は話している。


貧乏と言うほどではないが、決して潤沢と言えぬ予算の中で常に優勝争いに絡み、今季に至っては連覇に大手をかけるにところまで来ておる。
これは誇りに思えるところであろう。
いかにお金を使わずに、いかに頭を使っておるのかといったところであろう。
使うべきところに使い無駄を省く。
ただの緊縮財政ではない。
正当な価値には対価を支払うだけでよいのである。
そして結果が付いてくると言うもの。
今季もそれを証明しようではないか。

篤人優勝請負人へ

2008年11月29日 | Weblog
鹿島内田連覇&ベストイレブン2冠獲りだ

雨が降る中、練習で巧みなボールコントロールを見せる鹿島DF内田
 鹿島DF内田篤人(20)が29日の磐田戦でリーグ連覇と最年少ベストイレブンDFの座を手繰り寄せる。優勝に王手のかかる今節は、12月のJリーグアウォーズで発表されるベストイレブンの投票締め切りの節でもある。内田が選ばれれば、99年中沢の22歳での受賞を塗り替え、DFとしては史上最年少。磐田戦で勝利を決定づける働きを見せて、2つの栄冠を狙う。

 リーグ連覇へ王手のかかった状況でも内田に気負いはなかった。鹿嶋市内で行われた前日の最終調整でも笑みは絶えなかった。「今は心に余裕がある。切羽詰まることはもうない」。まだプロ3年目だが、鹿島でも日本代表でも数々の修羅場をくぐり抜けたことで、平常心を保てていた。

 チーム12冠目となるリーグ優勝、そしてベストイレブン(11)の座も見えている。J1各クラブの監督、選手による投票は今節で締め切られる。昨年は最終節で初めて首位に立っての優勝。最終節前までの鹿島イレブンの印象は低く、優勝チームにもかかわらずベスト11はDF岩政の1人だけ。岩政が「複雑ですね」と壇上で漏らすなど、異例の事態だった。

 内田は今季リーグ戦23試合に出場。故障や五輪出場もあり9試合を欠場して「あまり活躍したという印象はない」と振り返る。だがオリベイラ監督は「個人名を挙げるのはあまり好きではないが、今年明らかに成長したのは内田だ。彼が伸びた部分は大きい」と高評価。レギュラーに定着した岡田ジャパンでの活躍も鮮烈で、票が大きく動く可能性は十分にある。20歳で受賞となれば99年のDF中沢(当時V川崎=現横浜)の22歳を抜いて史上最年少だ。経験が求められるDF部門では「偉業」といえる。

 内田の心の中では優勝が最優先。「最年少は知らなかった。でもベスト11は自然とついてくれればいい。マルキーニョスに得点王を取ってもらいたい気持ちの方が強い」と同僚の援護射撃も誓った。決戦を前に「磐田も残留争いをしているので簡単な試合にはならない。でもうちは勝つことを考えればいい」と意識を高めていた。
【広重竜太郎】
 [2008年11月29日9時34分 紙面から]

内田、鹿島連覇へ導く!勝って優勝王手だ!
2008.11.29 05:04

Vの使者を自任する内田は水しぶきをあげ、気迫のスライディング練習(撮影・吉澤良太)【フォト】
 勝って連覇へ王手だ!! 鹿島は、29日の磐田戦(カシマ)に勝てば、リーグ優勝がグッと近づく。日本代表DF内田篤人(20)は、今季のリーグ戦が不完全燃焼だけに、優勝に向け気合十分だ。2008年も残り2試合。若きサイドバックを中心に、前年王者がタイトルに前進する。

 気温11度。雨上がりの肌寒いグラウンドに、20歳の笑顔がキラリと輝いた。代表とチームで大忙しだった08年。充実の1年を過ごした内田が、心残りだったリーグ戦に、持てる全力を傾ける。

 「J(リーグ)では、いいパフォーマンスというより、いかに安定してやろうかと思っていた。今年に関しては、やったという感じがしない。もっとやれたはず…」

 08年から岡田ジャパンに定着。夏には北京五輪にも出場した。過密日程に加え、4月には腰の故障で約1カ月の離脱。チームに迷惑をかけているという思いが強い。

 今年、大きく飛躍した内田をオリベイラ監督は「代表のレギュラーになったことが証明している」と高く評価するが、本人は納得しない。前節23日の大分戦(九石ド)で価値ある決勝点を決めても「まだ1点しか取っていない。マルキーニョスなんて、何点取っているか」。得点王の貢献度と比較して、自分の1年を厳しく分析した。せめて最後に、優勝請負人になるつもりだ。

 磐田戦に向け、チームも準備万端だ。前日練習では、主力組はわずか30分で引き上げた。「風邪をひかないように」というオリベイラ監督の大号令で、午前10時30分に全体練習が終了。居残りでFK練習するMF中後、野沢にも指揮官は練習中止を命じた。王者の風格を漂わせ、軽めの調整で磐田戦に臨む。

 「とにかく、うちは勝てばいいだけ」と内田は力を込めた。勝つと条件しだいだが、30日にも優勝が決まる。本拠地最終戦には3万人が集まる見込みだ。大観衆の前で、まずはキッチリ勝利をつかむ。
(峯岸弘行)

二度の負傷離脱と北京五輪代表、フル代表と今季の篤人はチームへ貢献出ぬ時期が多く苦悩したと言えよう。
篤人不在のナビスコ杯と天皇杯は敗退した。
残るタイトルはリーグ戦のみ。
篤人は残りの二試合に賭けるものは大きかろう。
優勝請負人と呼ばれるよう気合いが入るのも頷ける。
まずは今日のジュビロ戦を完封して欲しいところである。

自力Vへ一歩一歩

2008年11月28日 | Weblog
鹿島 自力Vへ必勝期す

ヘディング練習など軽く体を動かし調整した鹿島の本山(左は伊野波)
 J1は29、30日の第33節で首位鹿島が勝ち、2位名古屋、3位川崎がともに引き分けか敗れれば鹿島の2連覇が決まる。

 鹿島は28日、雨にぬかるんだ鹿嶋市内のグラウンドで1時間余りの調整を行った。27日に非公開でフォーメーション練習をしたこともあり、公開日だったこの日はシュートやボール回しのみ。戦術に関する内容は明かされなかった。

 選手たちの緊張感は高まってきが、合間には笑顔がのぞくなど雰囲気は明るかった。

 他チームの結果に関係なく、2連勝すればリーグ制覇が決まる。MF中後は「磐田に勝てれば他のチームに重圧をかけられる」と必勝を期し、今季8得点の活躍で日本代表入りしたFW興梠は「目標の2けた得点を達成し、ことしは自力で優勝したい」と意気込んだ。

 29日に対戦する磐田は、過去に何度も優勝を争ったライバル。DF岩政は「相手の2トップと両サイドにはいい選手がいる」と警戒する。MF本山も「積極的に攻めてくるという印象」と話し、相手を甘く見るムードはなかった。

(2008年11月28日18時45分 スポーツ報知)

連覇へ雰囲気良好=鹿島、今節にも優勝決定-J1
 サッカーのJリーグ1部(J1)は今週末の第33節の結果次第で、12月6日の最終節を待たずに鹿島の2年連続6度目のリーグ制覇が決まる。
 勝ち点57で首位に立つ鹿島は、29日のホーム磐田戦の勝利が絶対条件。その上で、勝ち点55で2位の名古屋と、同54で3位の川崎がともに引き分けか負けの場合に優勝決定となる。
 鹿島は28日、茨城県鹿嶋市内の練習場で最後の調整をした。雨の影響でピッチ状態が悪化したこともあり、磐田戦の先発メンバーはパス回しなど軽いメニューで早々に引き揚げた。
 前節、ナビスコカップ覇者の大分との大一番に快勝。ラストスパートへ向けてチームの雰囲気は上々だ。FW興梠は「2試合とも勝てば、他チームに抜かれることはないので頑張りたい」ときっぱり。DF岩政も、残留争いの渦中にある磐田を「難しい相手」と警戒しつつも、「シーズンが終わった時に1位にいなければ何の価値もない」と必勝を期した。
 名古屋-札幌が30日に行われるため、29日に鹿島が勝っても、オリベイラ監督の胴上げは試合のない30日となる。 
(了)
(2008/11/28-17:33)


優勝の掛かる一戦を前にチームの状態は良い様子。
楽観ムードもなければ、緊張で硬くなってるわけでもない。
岩政と本山は相手を警戒しており、いつも通りの戦いを挑めそうである。
その中で興梠慎三は自分の得点と自力優勝へこだわる。
所謂、自分との戦いである。
残り二試合で二得点はさほど大きな目標ではないと言えよう。
ここ数試合、シュートの形を作れずに苦悩しておるのは見て取れる。
しかし、チャンスは天下一品である。
一つ歯車が噛み合えば爆発するであろう。
明日の得点を期待しておる。
興梠の爆発があれば、勝利に優勝に一歩近づくであろう。

前日練習風景

2008年11月28日 | Weblog
[ 鹿島:11/28練習の様子 ]

昨夜から降り続いた雨でクラブハウスのグランドはシュートを放つと水しぶきがあがるほど。コンディションを考え、今日の練習は早めに切り上げられました。

[ 鹿島:11/28練習の様子 ]

フリーキックを練習する中後選手と野沢選手。ゴール前を固めてくる相手に対してフリーキックは有効な武器となる。磐田戦でのふたりの活躍に期待がかかります。

【鹿島】11/28(金)練習後の各選手コメント [ J's GOAL ]
11月29日(土)J1 第33節 鹿島 vs 磐田(14:00KICK OFF/カシマ)
●中後雅喜選手:
「明日は勝たないと。勝ってからです。(今日は)雨の影響でグランドもゆるかったし。明日が大事な試合で、いつも大事と思ってますけど、明日勝つか勝たないかで最終戦に大きく影響する。名古屋にもプレッシャーを与えられる。
この間も充実した気持ちで入れた。上げ過ぎもせず、下げ過ぎもせずそういう状態をキープできたらいいと思う。中盤で激しくいってセカンドボールを拾えたときはいい流れになる。特に中盤で。セカンドボールを拾えれば支配できると思う」
●本山雅志選手:
「やることは変わらないです。大事な試合。(監督は)あと2試合、いい雰囲気をつくってくれている。
(相手は)アグレッシブに攻めてくる。守備の枚数は多いけど。勝ち点が伸びてないけどそういうチームに見えない良いサッカーをする。
相手のサイドが低い位置まで守備をしてくる。うちのやることは変わらない。ボールを良く回していきたい。あと2試合。自分たちが勝てばいい。
ホーム最終戦だし、優勝争いをしてるし見に来て欲しい。スタジアムをいっぱいにして欲しい。試合後には監督の挨拶もあるし、しっかり勝ちたい」
Q:リーグ制覇は5回目になるが?
「1つ1つ思い入れはあるけど、取れなかった5年があるのでその間が長かったという感じはある」
Q:あと1つで250試合出場となるが?
「僕は出場時間が長くないので。イバ(新井場徹)とかもっと出てる選手もいるし。
僕は言葉で引っぱっていけるタイプの選手ではない。みんなと一緒に練習をやって引っぱりたい。ここで勝てれば青木たちの時代になる」

以上

ホーム最終戦へ向け準備は整ったと行ったところであろうか。
チューヤンと野沢のセットプレイが炸裂するのか、崩して流れの中から得点するのか非常に楽しみである。
高いモチベーションで挑む明日の試合は、必勝が必須である。
残りを走り抜け、最後に笑いたい。

巡礼への誘い

2008年11月28日 | Weblog
鹿島監督がサポーターに挑発的来場願い
 鹿島のオリベイラ監督が「挑発的」にサポーターへ29日のホーム磐田戦の来場を呼び掛けた。連覇へ王手のかかった一戦のチケット売り上げ状況は27日現在で約2万8000枚。この日の会見で「23日の大分戦(アウェー)で寂しかった事件がある。昨年のアウェー大分戦の方がサポーターが多かった。次は大事な試合。真のサポーターならスタジアムに足を運ぶはずだ」と顔を紅潮させながら語った。昨年も最終戦前に「1度も満員のスタジアムを見たことがない」と話すなど、サポーター心をくすぐっていた。
 [2008年11月28日7時40分 紙面から]

サポーターと〝共闘〟 J1鹿島・オリベイラ監督
2008/11/28(金) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
 Jリーグ1部(J1)鹿島のオズワルド・オリベイラ監督は27日、定例会見で「真のサポーターであれば、スタジアムに足を運んで選手にエネルギーを送ってほしい」と訴え、29日のホーム最終の磐田戦はサポーターとの〝共闘〟を強調した。
 オリベイラ監督は前節の大分戦を「大事な一戦だったのに、サポーターが去年よりも少なかったのは寂しかった」と振り返り、連覇を達成に向け「圧倒的な応援で、圧倒的な力で、圧倒的な結果をもたらしたい」とサポーターの後押しを期待。次第に、声のトーンも上がり、握り拳をつくるなど力がこもった。
 27日現在、前売り券の販売は約2万8000枚と好調。最終戦は鹿島サポーターでいっぱいになりそうだ。
 鹿島の連覇は磐田戦で勝利、2位名古屋、3位川崎が引き分け以下で決定、早ければ30日の名古屋戦次第となる。


【写真説明】
鹿島のオズワルド・オリベイラ監督


まったくもって仰るとおりである。
我等の力が足りてない。
聖地を連日満員にすることが叶えば、更なる高みに昇れると言えよう。
集え人々よ。
老若男女を問わず、巡礼に集まるのだ。
そしてゴールの歓喜に酔いしれ、勝利の喜びを共に分かち合おうではないか。

気を緩めるな

2008年11月28日 | Weblog
鹿島“オズの魔法”で優勝だ
2008.11.28 05:01

鹿島のオリベイラ監督【フォト】
 J1で首位に立つ鹿島は27日、磐田戦(29日、カシマ)に向けて茨城県鹿嶋市内で非公開練習を行った。勝利した上で2位名古屋と3位川崎が引き分け以下なら、2年連続6度目の優勝が決まる。しかし、会見したオズワルド・オリベイラ監督(58)は厳しい表情で約30分、力説した。

 「軽い気持ちでいると痛い目に遭う。選手が甘い考えでいるなら、勝負師の素質が欠けている」

 優勝が目の前にあるからこそ、あえて手綱を締めた。相手は残留争い中の磐田。さらに鹿島は、磐田にリーグ戦で11戦負けなしと相性抜群だ。それでも指揮官は油断するつもりはない。

 「気が緩むのは、人間の心理。それをさせない作業をしていきたい」。選手に“オズの魔法”をかけ、全力で頂点を目指す。
(峯岸弘行)

大一番前にオリヴェイラマジック発動!

29日の磐田戦を前に会見した鹿島のオリヴェイラ監督
Photo By スポニチ

 オズマジックが再び発揮された。連覇を狙う鹿島のオズワルド・オリヴェイラ監督(57)は27日、ミッドウイークでは異例となる2度のミーティングを敢行した。スタッフを含めたチーム全員での夕食会を行い、チームの結束をアップ。これまで数々のマジックでチームに勝利をもたらしてきた指揮官が、29日の磐田戦に向け、最後の仕上げに入った。

 指揮官が最後の仕上げにかかった。オリヴェイラ監督は非公開で練習を行ったこの日、朝、夕と2度のミーティングを敢行。さらにスタッフを含めたチーム全員で夕食をともにした。過去に2日連続でのミーティングはあったが、試合前々日の木曜日、しかも1日2回は異例中の異例だ。「本当に大切な試合。だからこそ、緊張感を持って取り組まないといけない」と大一番を前にさらに手綱を締めた。

 これまでも節目で妙技を駆使してきた。昨季は、11月24日の浦和戦時に相手のサポーターで埋め尽くされたスタンドの映像を試合前のミーティングで流し、選手を鼓舞。勝利を手繰り寄せて、最終節での逆転Vを演出した。今季も23日の大分戦で、スタッフが極秘裏に各選手の家族を訪問して激励メッセージをVTRに収録。奮起した選手はホームで12戦不敗だった大分を撃破した。

 その大分戦の勝利で、連覇へ大きく前進した。しかも、29日に対戦する磐田にはリーグ戦ではここ11試合負けなし。ホームでは03年以来5連勝中と相性はいい。それでも、結束を高める作戦をとったのは、負ければ一気に振り出しに戻る可能性があるからだ。

 「もう少しという緩い気持ちでやっていれば痛い目に遭う。そのために緊張感を保つ作業をしている」とオリヴェイラ監督。「勝つことしか考えていない」と言う指揮官に引っ張られ、まずはホームの今季最終戦で勝つことに集中する。

[ 2008年11月28日 ]

オリヴェイラ監督、選手寮で異例ミーティング敢行…鹿島
 鹿島のオリヴェイラ監督が27日、磐田戦(29日)へ向け、モチベーションコントロールに入った。この日夜、選手寮で試合2日前としては異例のミーティングを敢行。食事もともにした。前節大分戦(23日)前には、家族からのメッセージを放映し、意識を高めた。指揮官は「大分戦に勝って、気を緩めないこと。調整は私の仕事」と話した。
(2008年11月28日06時01分 スポーツ報知)

油断することなく敵に挑む。
我等の気持ちは目前の試合へ集中するのだ。
昨季、話題となった魔法の言葉は健在である。
我等も聖地へ集まり力となろう。
「圧倒的な力をみせつけ、圧倒的な結果を勝ち取ろう!!」 ではないか。

勝負師として試合に挑む

2008年11月27日 | Weblog
鹿島・オリベイラ監督が会見でピリピリ発言
2008.11.27 17:25

試合2日前の会見で約30分間、熱弁したオリベイラ監督【フォト】
 Jリーグ1部(J1)で首位に立ち、早ければ30日に2年連続6度目のリーグ優勝が決まる鹿島のオリベイラ監督は27日、鹿嶋市内で記者会見し「練習では選手たちの集中力を高める作業を続けている。首位を守るには勝つしかない」と険しい表情で話した。
 29日の第33節で磐田と戦う鹿島は27日午前、鹿嶋市内で非公開練習。選手への取材自粛を呼び掛けるなど、情報漏れに神経をとがらせた。指揮官は「軽い気持ちでいれば痛い目に遭う。甘い考えがあれば勝負師の素質に欠けるということになる」と選手たちの油断を戒めた。
 第33節で鹿島が勝ち、2位名古屋と3位川崎がともに引き分けるか負ければ鹿島の優勝が決まる。



軽い気持ちなら痛い目に 鹿島オリベイラ監督が会見
 Jリーグ1部(J1)で首位に立ち、早ければ30日に2年連続6度目のリーグ優勝が決まる鹿島のオリベイラ監督は27日、鹿嶋市内で記者会見し「練習では選手たちの集中力を高める作業を続けている。首位を守るには勝つしかない」と険しい表情で話した。
 29日の第33節で磐田と戦う鹿島は27日午前、鹿嶋市内で非公開練習。選手への取材自粛を呼び掛けるなど、情報漏れに神経をとがらせた。指揮官は「軽い気持ちでいれば痛い目に遭う。甘い考えがあれば勝負師の素質に欠けるということになる」と選手たちの油断を戒めた。
 第33節で鹿島が勝ち、2位名古屋と3位川崎がともに引き分けるか負ければ鹿島の優勝が決まる。

[ 共同通信社 2008年11月27日 17:02 ]

勝利しか考えていない=連覇目前、鹿島オリベイラ監督-Jリーグ

 残り2節と大詰めを迎えたサッカーのJリーグ1部(J1)は、早ければ今節に鹿島の2年連続6度目の優勝が決まる。鹿島のオリベイラ監督は27日、茨城・カシマスタジアムで記者会見し、「(29日の)磐田戦は勝つことしか考えていない。首位という立場、そしてホームのアドバンテージを生かしたい」と決意を示した。
 2試合を残し、勝ち点57の鹿島が磐田に勝ち、同55の2位名古屋と同54の3位川崎がともに引き分け以下というのが優勝の条件。
 かつてはリーグの覇を争った磐田も15位と低迷している。しかし、こちらも残留を懸けて必死の戦いを挑んでくる。25日の天皇杯全日本選手権5回戦のG大阪戦では、鹿島戦に備えて先発10人を入れ替えた。
 オリベイラ監督は「相手が何を考えるかは相手の自由。われわれは自分たちがやるべきことを意識することが重要だ」と強調。連覇へのプレッシャーもチームに押し掛かるが、「ぼくは何度もこういう経験をしているので何も影響は受けない。選手も同じようにあってほしい。軽い気持ちであれば、痛い目に遭う」と話した。
 (了)
(2008/11/27-19:23)


非公開練習後の会見で厳しい発言をする指揮官である。
下位に沈む相手と見くびってはならぬ。
我等こそ気を引き締めねばならぬであろう。
残り二試合はトーナメントの気持ちで戦うべきなのである。
我等ファミリー全員が勝負師となり、気持ちを高めて明後日へ向かおうではないか。
"挑戦"者として。

マルキ印牛肉計画中

2008年11月27日 | Weblog
鹿島マルキーニョスが得点王当確弾狙う
 鹿島FWマルキーニョスが29日の磐田戦で「得点王当確弾」を狙う。現在、21得点で2位の札幌FWダビに6点差。「今年は個人的にもタイトル争いに絡めている。献身的なプレーをすることと、自分が得点することを目標に心掛けてきたから」と好調の要因を振り返る。01年J1デビューで、得点王獲得までのJ1在籍8年は歴代最長となる。年々、進化してきた珍しいタイプの外国人FW。自らの得点でチームの連覇を手繰り寄せる。
 [2008年11月27日7時32分 紙面から]

リーグ制覇に得点王!MVP!マルキーニョス3冠宣言…鹿島
 30日にもリーグ制覇が決まる鹿島のエースFWマルキーニョス(32)が26日、リーグ優勝、得点王、MVPの3冠奪取を誓った。「結果としてMVPも得点王も取りたい。優勝できるようにチームに貢献したい」。98年のFW中山雅史(磐田)、02年の高原直泰(磐田)、05年のFWアラウージョ(G大阪)に続く史上4人目の快挙を狙う。

 3冠奪取がもう一つの夢を実現に近づける。現在、ブラジルで2つの牧場を経営しているが、引退後は牛肉を日本に輸入し、「みなさんに食べられるようにしたい。日本が好きだから日本にいたい」という。永住も視野に入れ、事業を興す計画。タイトルを総ナメすれば、知名度もアップすることは間違いない。現在21得点で得点王はほぼ手中にある。優勝を決めれば、MVP獲得も濃厚だ。残り2試合。「全力を尽くす」と誓った。

(2008年11月27日06時01分 スポーツ報知)

フリークスでは、将来の人生設計について考えたこともないと答えておったマルキーニョスであるが、既にブラジルで牧場経営を行っておるとのこと。
マルキ印の牛肉は粘り腰が効きそうで魅力的である。
是非とも成功して欲しい。
今季の得点王はほぼ手中に収めておる。
MVPはジュビロ戦での勝利が必須であろう。
最終節がMVPの選出に無関係であることは昨季、明らかになっておる。
次節へ集中し、聖地で快勝を切に願うのである。

観客動員

2008年11月27日 | Weblog
鹿島“V効果”で観客2万人突破へ
 鹿島の今季のホーム入場者数の1試合平均が、03年以来、5年ぶりに2万人をオーバーする可能性が高くなった。J1・18チーム中11チームが観客動員数で前年を下回る中、鹿島は約18%アップ。今季最終戦となる29日の磐田戦で3万5000人を超せば平均2万人の大台に到達する。この日も約2000枚の前売りチケットが売れるなどすでに2万7000枚を突破しており、MF青木は「僕らが頑張っているというのもあるけど、営業やフロントの方々のおかげもある。恩返しするためにも絶対に結果を出したい」と話していた。
[ 2008年11月27日 ]

今季は2003年以来の平均観客2万人を超える可能性があるとのこと。
昨季の二冠の効果が出たというところであるが、青木の申すとおり選手の頑張りだけでなく鹿島に関わる全てのスタッフの努力の賜物と言えよう。
ここまで力が集結したのであるから、選手は更なる力を発揮する必要がある。
聖地で勝利をするのである。
我等は勝利を求めて集まる。
聖地巡礼に無形の愛で応えて欲しい。

自力Vを誓う

2008年11月26日 | Weblog
鹿島MF本山残り2戦で自力V誓う
 鹿島MF本山が26日、他力には頼らない自力Vを誓った。29日の磐田戦に勝ち、3位川崎Fが引き分け以下、30日に2位名古屋が負けると2連覇が決まる。だが本山は「まずは僕らが勝たないといけない状況。しっかり残り2試合を戦うことを考えたい」と、神経を自分たちの戦いだけに集中させるつもりだ。
 [2008年11月26日20時14分]

我等が10番は頼もしい。
冷静に勝利を誓うのである。
ここは雑音をシャットアウトし、次の試合に集中すべきである。
相手はかつての好敵手・ジュビロ磐田。
残留争いの真っ直中におり、手負いの獣として刃向かって来るであろう。
正直に申して手強い相手である。
とはいえ、我等が聖地のでの戦い故、自分たちの試合を行えば自ずと勝利の女神は微笑んでこよう。
集中である。
まずは一つ勝っていこう。
勝利の積み重ねの向こうに幸福が待っておるのである。

26日練習風景

2008年11月26日 | Weblog
鹿島:11/26練習の様子

右膝の捻挫で戦列を離れているダニーロ選手。まだ完全復活とは行かず途中から別メニューでの調整となりました。週末の磐田戦までに間に合って欲しいものです。

鹿島:11/26練習の様子

ときおり青空がのぞいた鹿島アントラーズクラブハウスグラウンド。
明日の非公開練習を前に、守備や攻撃の動きの確認が行われました。チームの雰囲気はとても明るいものでしたが、練習後の選手たちからは口々に優勝を意識するコメントが聞かれました。


鹿島:11/26練習の様子

「もしタイトルを取った場合、今年は苦労して取ったタイトルだと思います」と苦しいシーズンを戦い抜いてきたことを話すマルキーニョス。得点王もほぼ手中に収め、チームも優勝という結果でシーズンを終えたいところです。

鹿島アントラーズ:11/26(水)練習後の各選手コメント [ J's GOAL ]
11月29日(土)J1 第33節 鹿島 vs 磐田(14:00KICK OFF/カシマ)
●本山雅志選手:
「僕らは勝たないと。(優勝とか)そういうことを考えずにやりたい。勝った次からしっかり戦えるか。ここからだ」
●中後雅喜選手:
「新潟にすごい守られた形で0に終わった。ラインの前に3枚か4枚か、何枚並べてくるのかわからないけど、引いてくる相手をどう崩すかが大事になる。揺さぶってサイドを割れれば。出来てくるスペースを突いていくしかない。点を取れれば絶対に相手も取りに来る。点を取ることがお互いに大事になる。取れなくてもじれることなく落ち着いてやっていけたら。引いた相手にミドルシュートも効くと思う。いろいろパターンを見せないといけない」
●大岩 剛選手:
Q:鹿島と磐田でずいぶん差が付いてしまったが?
「いろんな理由やクラブのビジョンがあると思う。寂しいことには変わらない。ただ、うちとしても負けられない。勝つために良いゲームが出来ればいいと思う。大分は相手も上位にいてほぼ直接対決と言うことだった。勢いが付く試合だった」
Q:連覇がかかるが?
「自分も経験がない。チームとしてはぶれないことが大切。この1~2年で監督が変わって良い流れになっている。クラブとして監督を中心に、ポジション争いを含めていい戦いが出来ている。さっきのジュビロじゃないけど、むこうはなかなか結果につながっていない。うちももう一歩前に進めるように頑張りたい」
●岩政大樹選手:
「オフト監督になってから守備的なサッカーをやってるようだが、実際、試合になってみないとわからない。この間の大分戦みたいにボールの失い方が悪くなければうちが支配できる。大事にパスをつなげればカウンターを受けないことにつながると思う。自分たちが勝てば優勝という形に持っていきたいので、この試合を大事に戦いたい。

昨季は自分達が客観的に見てもレッズ、ガンバの方が力があると思っていた。そこに挑むという形だった。それが昨季の優勝と天皇杯の優勝でまわりも3強として見ていた。うちが開幕戦から連勝したのもあった。連覇というのは難しいこと。世界中どこでも多くのチームが出来ることじゃない。達成したら大きなこと。Jリーグでも強かったといわれるチームでも連覇はそれほど無い」
●マルキーニョス選手:
Q:今シーズンここまでをふり返ってどんな1年ですか?
「今年は自分にとってとても貴重な経験が出来てるシーズンだと思います。去年と同様に優勝争いを戦えてるということを誇りに思いますし、去年と違うところは個人タイトルの得点王に絡めてることです。大変良い経験をさせてもらっていると思います」
Q:得点はここまで断トツです。去年と比べてどこが変わったと思いますか?
「去年はどちらかというとチームに献身的にプレーをしていたと思います。今年はチームに献身的にプレーすることと、得点をするということを意識して、目標を持ってピッチに立てていることがこうした得点につながっているのではないかと思います」
Q:普通のFWだとマルキーニョス選手ほどディフェンスをすると得点する余力がないと思います。守ってなおかつ得点できる秘訣はどういうところにあると思いますか?
「自分の中でもその面は努力をしてトレーニングを積み重ねてきた部分でもあります。守備をやりながらどうしたら攻撃にも参加できるか、どうやったら余力を残してゴールまでいけるか考えながらトレーニングをしてきました。やはり、普通のFWと言いますと仰られたような守備をするとどうしても力がゴールに行くまでに(余力が)無くなってしまいます。FWは得点をするためにピッチに立っていますから、守備で頑張るとパワーがなくなってしまう。体力も落ちてしまうということがあると思います。ですが、その辺をうまくこなすことを自分は考えてピッチに入っています」
Q:試合を流れを読んで休むときは休むと言うことですか?
「仰るとおりです。本当に走るときと休んでいいときを見極めないと、ずーっと走ってることになってしまうので、そこでどうしても体力が無くなってしまうことになります。走るときは走って、休むときは休む。両方こなすことが重要なのではないかと思います」
Q:今年優勝したら去年と意味合いが違うと思います。チームで去年と変わったところはありますか?
「今年もしタイトルを取った場合、優勝の意味合いは違ってくると思います。去年は長い間鹿島がタイトルを取ってないということで喜びの方が大きかったんですけれど、今年は苦労して取ったタイトルだと思います。本当にそれだけ苦しいシーズンを踏んだと思っているんです。それは他の人もわかると思います。その辺を考えて意味合いが違ってくると思いますし、あとは今年は王者として他のチームを迎えたところもありました。向こうは絶対勝つという強い気持ちをもって挑んできますので、そうした面でも苦労したところはあります」

以上

ダニーロはジュビロ戦も微妙ということであろうか。
しかしながら、勝っているチームはいじらないの鉄則に基づくと、次節も野沢が先発となろう。
大分戦の篤人のゴールも野沢が作ったスペースに篤人が飛び込んで生まれたものである。
ダニーロが間に合わなかったとしても、ファミリー全員で勝利を掴み取れば良いのだ。
全員で苦労し取ったとマルキーニョスも来月には言いたげである。
シーズンはクライマックスである。
残り二節を走り抜こうではないか。