鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

ゼロックス杯試合前コメント

2008年02月29日 | Weblog

【2008ゼロックススーパーカップ】試合前日の鹿島 オズワルド・オリヴェイラ監督、岩政大樹選手コメント [ J's GOAL ]
●オズワルド・オリヴェイラ監督:
Q:この大会に出る意味は?
「天皇杯王者とリーグ王者の対戦ということで非常に意味のある試合だと思う。個人的にも広島との対戦はものすごく楽しみ。いろんなことを工夫してくるチームだから、僕は試合中にそれを読みつつ対策を練らないといけない。この大会に参加し、結果を求めるのは喜ばしいこと。非常に楽しみだ」
Q:キャンプを経てどんなふうにチームが仕上がったか?
「非常に順調だ。素晴らしくできたキャンプだった。ただ1つ残念だったのが代表選手が5人抜けた中での準備になってしまったこと。でも我々には昨年のベースがあるし、そこからのスタートになる。それを積み重ねてやってきたつもりだ。今週月曜日から代表選手も合流し、練習を積み重ねてきた。いい準備ができたと思う。広島は手ごわい相手だし、どういう仕上がりか見るいい機会になる」

●岩政大樹選手:
Q:元日の第87回天皇杯サッカー選手権・決勝と同じ対戦だが?
「広島には(佐藤)寿人をはじめとしていい選手が沢山いる。昨年は5回対戦したが、どの試合も厳しかった。チームとして特に前半戦は苦しい試合を強いられた。明日も間違いなく厳しいだろう。今年は彼らはJ2を戦うが、その実力はJ1と同等かそれ以上だ。明日も厳しい試合になるが、ぜひ勝っていいシーズンスタートを切りたい」
Q:意識する選手はいるか?
「それは(佐藤)寿人と言うしかないですよね(笑)。広島と対戦する時は寿人のところをどう抑えるかを考える。いつもそう。明日も彼のポジションをしっかり監視することが大事だと思う」
Q:今季の目標は?
「昨年はJリーグと天皇杯のタイトルを獲れたが、まだまだチームが成長できる。人生というのは何かを獲った後が最も大事なところ。今年1年かけて僕らの力を改めてチームとして証明したい」
以上

何故、主将でなく岩政大樹なのか疑問である。
それはそれとしてオリヴェイラ監督も岩政も相手に敬意を払い且つ自分たちのモチベーションを表現しており好感が持てる。
ここで挑発をしてしまうようではプロレスとなってしまう。
いらぬ話題を振りまいても、若造が喜ぶだけである。
表現の場はピッチの中にのみあると言えよう。
いよいよ今季初の公式戦。
より良いスタートを切りリーグ戦・ACLへと繋げて欲しいものである。


スカウティング・スタッフ決定

2008年02月29日 | Weblog

鹿島に頭脳、アジア王者へ分析担当を招聘
 鹿島に強力な頭脳が加わった。今季分析担当として小杉光正氏(28)を招へいすることが28日、分かった。ユニバーシアード大会に3大会連続でテクニカルスタッフとして帯同し、うち2度の優勝を裏方として支えた。昨年は熊谷スカウトが分析を担っていたが、ACL出場で激戦が待ち受ける今季は手薄だった部門を「補強」した。

 小杉氏はこの日の練習前のミーティングにも参加。3月1日のゼロックス杯で対戦するJ2広島の宮崎キャンプでの練習試合を解析した映像を提供した。昨年のリーグ優勝でACL出場が決定して以降、分析担当を探していたクラブ幹部は複数の関係者から小杉氏の推薦を受けた。同幹部は「とてもまじめそうで1人目の面接で決めた。見るポイントもいいし、メカ(機械)にも強い。この部門の将来を担ってもらいたい」と長期的な展望を持つ。

 小杉氏は長い間、分析担当を任され、経験を積んできたスペシャリスト。国際試合の分析も数多くこなし、アジア、世界へ打って出る鹿島には頼もしい存在となる。クルンタイ戦でACLが幕を開ける3月12日は、裏カードの北京国安(中国)対ナムディン(ベトナム)戦へ派遣予定。007が今季の戦いを陰から支える。
[2008年2月29日9時27分 紙面から]

 ◆連覇へ「007」 ○…鹿島が分析担当として小杉光正氏と契約を結んだことが28日、明らかになった。契約期間は3月1日から1年。偵察要員、分析班の登用はクラブ史上初。小杉氏は東学大で「スカウティング映像に関する研究」を学び、卒業後はユニバーシアード日本代表などの分析班として活躍。03年ユニバ中国大会では日本の優勝に貢献。2月から研修期間としてチームに合流。鹿島がプロの「007」の分析を受け、リーグ連覇、ACL制覇を目指す。

2月2日に選考中と報じられたスカウティング・スタッフであるが、小杉光正氏に決定されたとのこと。
これは朗報である。
しかしながら「1人目で決めた」とは如何なる所存か。
それほど志望者がおらなんだということであろうか。
とはいえ、決まった以上、彼には他の人物には出来ないことをしてもらわねばならぬ。
広大なアジアの地を全て網羅しする先遣隊の隊長と心得よ。
制覇への第一歩を先んじて歩むのだ。
岩倉全権大使は不平等条約改正交渉を打ち切った。
全権を委任されながらのこの失態は歴史に残るであろう。
丁髷を切って償うのだ。


サンスポ篤人記事

2008年02月29日 | Weblog

鹿島・内田が“飛躍”の08年フル回転!今季初タイトルへ気合!
 J1鹿島は3月1日、ゼロックス・スーパー杯(国立)で、J2広島と激突する。日本代表DF内田篤人(19)にとって、08年はW杯予選、北京五輪などが控える飛躍の年。最高の1年にするために、意地でも広島戦をモノにする。

 日本代表の右サイドに定着した内田が、鹿島に戻って真剣勝負。広島戦で好スタートを切って、波に乗るつもりだ。「最初の試合。勝たないといけない。守備をしっかりやればリズムがつかめるので、安定した守備を目指したい」。リーグ開幕を1週間後に控えるが、全力で臨むつもりだ。

 内田のゴールから、今年の日本サッカー界は動き出した。元日の天皇杯決勝戦。内田の右足が先制ゴールとなった。その後、A代表に選出。1月26日のチリ戦(国立)でデビューすると、岡田ジャパンの全6試合に先発。「今は一生懸命やっているだけだけど、あのころ一緒にやれてよかったと思う日が来ると思う」と貴重な経験に手応えをつかんでいる。

 今年は、北京五輪という大きな目標もある。さらに、クラブではアジアCLやリーグ連覇など、やるべきことはズラリ。2008年を“内田色”に染めるため、若きサイドバックが一気に駆け抜ける。
(峯岸弘行)

久々にサンスポに記事が載った。
岩政・田代ばかり続いた代表絡みに続く内田篤人の記事である。
特に新しい情報も意見も何もない羅列であるが、話題になることが重要と諦めよう。
サンスポはフリークスのアントラーズ担当記者寄稿-2008年鹿島アントラーズぼ展望に寄稿してくれなかった新聞社である。
何かを期待してはならぬ。
記事が載っただけで喜ぶのだ。
不平等条約改正を前向きに検討して貰えるだけで大隈重信は嬉しいはずである。
洋行は諦めねばなるまい。


千葉県にはフレンドリータウンもある。

2008年02月29日 | Weblog

バス70台!鹿島 国立を赤く染める
 鹿島が3月1日に国立競技場で行われるJ2広島とのゼロックススーパー杯に向け強力な援軍を得た。ホームタウン5市の鹿嶋、神栖、潮来、鉾田、行方をはじめとする茨城県内50カ所から、サポーターがバス70台でチームの応援に駆けつける。その数、約3000人。チームはもともと本拠を構える茨城県以外にも多くのサポーターを抱えており、当日のスタンドはカシマスタジアム並みに真っ赤に染まることは必至となった。

 相手の広島とは昨季、リーグ、天皇杯、ナビスコの国内3大タイトル戦でいずれも対戦。4勝1敗と圧倒した。MF青木も「(昨年度)天皇杯決勝で勝った相手に負けるわけにはいかない」と話しており、熱狂的なサポーターの後押しで99年以来となる通算4度目のタイトルに自信を持って臨むことになる。
[ 2008年02月29日付 紙面記事 ]

バス70台3000人!鹿島サポーター大集結…3・1スーパー杯
 鹿島の今季初公式戦となるゼロックススーパー杯・広島戦(3月1日・国立)に、サポーターが大集結することが28日、分かった。バス応援ツアーを企画したところ、計3000人の参加が確定。茨城県内約50か所からバス70台に分乗、国立へ駆けつける。関係者は「シーズン前に聞いたことがない人数です。異例中の異例でビックリ」と明かした。

 昨季リーグ、天皇杯の2冠を獲得した効果が如実に表れた格好。MF小笠原主将も「1つのタイトル。開幕前、相手がJ2とかはかまわず、どんどん勝っていく。一からスタートするつもりで絶対勝ちます」と白星スタートを約束した。

確かに昨季だけに限ればサンフレッチェ広島は4勝1敗と良い結果を残しておる。
しかしながら、2006年・2005年共に1勝1敗という結果であり、相性が良いとは言えなかった。
更に両年共に聖地で厭な負け方をしており、記憶に残る相手であった。
とはいえ、ジャッジがまとも満男にモチベーションがあるのであれば問題のない相手なのである。
今季最初の公式戦で新たなる”挑戦”が始まる。


J's悦っちゃんレポート

2008年02月29日 | Weblog

【ゼロックススーパーカップ直前練習レポート:2/27鹿島編】左足首負傷の岩政も27日に復帰。ゼロックス杯もベストメンバーで勝ちに行く鹿島。 [ J's GOAL ]
3月1日(土)ゼロックススーパーカップ 鹿島 vs 広島(13:35KICK OFF/国立)
 昨季のJ1・天皇杯王者、鹿島アントラーズの2008年シーズンは1月末に始まった。2月4~15日には宮崎キャンプで徹底的に走りこみを行い、その後も地元・鹿嶋でじっくりと調整を続けてきた。オズワルドオリヴェイラ監督は「この時期は実戦をこなすよりも基礎体力作りが大事」と考えている様子。練習試合も宮崎合宿最終日のホンダロック戦(8-1で勝利)と24日の水戸ホーリーホック戦(3-0で勝利)の2試合しか組まなかった。これは他チームより圧倒的に少ないが、「鹿島のオフシーズンは毎年同じ。これからまたサッカーが始まるんだなという感じ」とベテラン・小笠原満男が話すなど、選手たちに違和感は全くないようだ。あくまで「鹿島流」で、彼らは新シーズンを迎えつつある。

 宮崎キャンプ中には、日本代表の東アジア選手権に参戦していた内田篤人、田代有三、岩政大樹の3人と、U-23日本代表アメリカ遠征に帯同していた伊野波雅彦と石神直哉の計5人がチームを離れていた。今週26日からやっとフルメンバーが揃ったところだ。このうち岩政は、左ひ骨筋健炎のため代表を途中離脱しリハビリを行っていたが、27日は全体練習に合流。45分間の紅白戦も消化した。「左足に不安はない」と本人も力強くコメントしており、3日後のくゼロックススーパーカップ・広島戦(3月1日、東京・国立)にも問題なく出場できそうだ。これは指揮官にとっても心強い要素といえるだろう。

 紅白戦は寒風吹きつける中で行われた。主力組のメンバーは曽ヶ端準、内田、岩政、大岩剛、新井場徹、小笠原、青木剛、野沢拓也、本山雅志、マルキーニョス、田代。つまり元旦の天皇杯決勝と全く同じ顔ぶれである。水戸戦で好調ぶりをアピールしたダニーロはサブ組だったが、「もしかして自分が控えに回されるんじゃないかと思っていた」田代も戦々恐々としていた。今季の鹿島は開幕前からチーム内にいい緊張感が漂っている。

 試合結果は新井場の1点を守った主力組が1-0で勝利。「昨年から積み上げてきたものがあるから連携面は問題ない」と決勝点を挙げた左サイドバックはこう強調していた。しかしながら、攻撃が噛み合わなかったり、簡単なところでボールを失ってサブ組の鋭いカウンターを食らうなど危ない場面も少なからずあった。オズワルドオリヴェイラ監督も内容に不満を抱いたようで、試合時間を当初予定していた35分から45分に延ばした。「みんなかなり体が重かった」本山も疲れを感じている様子。あと2日で疲れを取って試合にのぞむことが肝要だ。

 ゼロックススーパーカップは彼らにとって今季最初の重要なタイトルマッチ。「今回は一発勝負。目の前にあるタイトルは全力で獲りに行くのが鹿島の伝統。相手のことは関係なく、自分たちのサッカーをして勝ちたい」小笠原もキッパリ言い切った。開幕5試合未勝利という昨季のような最悪のスタートを繰り返さないためにも、まずは目先のタイトルをしっかりと獲ることに徹したい。
以上

【開幕直前!33クラブ別戦力分析レポート:鹿島】大型補強はなかったものの、けが人も少なく充実の陣容。12冠目、さらなるタイトルを目指して、今季はACLにも挑戦! [ J's GOAL ]
【今季のみどころ】
昨季はJ1と天皇杯優勝という素晴らしい結果を残した鹿島アントラーズ。だが、今季のオズワルド・オリヴェイラ監督はそれを上回る成績を狙っている。リーグ・天皇杯連覇はもちろんのこと、Jリーグヤマザキナビスコカップ、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)の制覇にも挑む。「目の前にある試合は全部勝つのが鹿島の伝統」小笠原満男も話した通り、選手たちは全タイトルを総なめにすべく、闘争心を燃やしている。

まさに壮大なテーマを掲げる鹿島だが、今季はそれほど大掛かりな補強をしなかった。クラブの11冠全てを知る男・柳沢敦(京都)と長期リハビリ中だったファボン(サントス)がチームを去ったにも関わらずだ。新戦力ですぐ使えそうなのは伊野波雅彦と笠井健太くらい。ボランチが本職の中後雅喜をセンターバックでテストしたり、ダニーロをFW起用するなど、指揮官は現有戦力を最大限活用することで、JリーグとACLの過密日程を乗り切ろうとしているのだ。
それだけに、まずは中心選手たちの状態が気になるところ。昨季は開幕直前に野沢拓也が負傷。田代有三や柳沢などキーマンたちが次々と離脱し、最悪の序盤戦を強いられた。が、今季は主力どころの負傷者はなし。現時点で別メニューなのは右足関節ネンザの興梠慎三と右太もも肉離れの金古聖司だけだ。日本代表・中国遠征中に左ひ骨筋健炎に見舞われた岩政大樹も2月末には復帰している。1年前とは比べ物にならないほど充実した陣容で新シーズンを迎えられそうだ。

今季の大きな注目点として挙げられるのは「オズの魔法使い」といわれる指揮官が、若手をどれだけ育てられるかという点。特にFW陣は柳沢の穴を埋める存在が求められている。
興梠と佐々木の2人が独り立ちしなければ全タイトル制覇などありえない。彼らには奮起を期待したい。昨季まで試合に出たり出なかったりだった増田誓志、中後、石神直哉らもそろそろブレイクしていい頃。熾烈な競争が繰り広げられて初めて、鹿島は「真の常勝軍団」になれるのだ。

【注目の新戦力】
●DF  19 伊野波 雅彦
数少ない新戦力の中で、最も期待が大きいのがU-23日本代表の最終ラインを担う伊野波。センターバック、サイドバック、ボランチを器用にこなすユーティリティー性とフィジカルコンタクトの強さは過密日程のチームを大いに救うだろう。2月の宮崎キャンプの間に反町ジャパンのアメリカ遠征があり、完全にチームに溶け込めたとは言えないが、徐々に本来の実力を発揮するはずだ。
●DF  27 笠井 健太
自らブラジルに渡り、2005年にパウリスタとのプロ契約にこぎつけた右サイドバック・笠井も面白い存在だ。昨季までの鹿島は内田篤人が離脱した際、左の新井場徹を右に回すか、中後を使うことで穴を埋めてきた。が、そのやり方ではしばしば綻びが生じた。今季は内田が代表の活動で抜ける回数が増えると見られるだけに、どうしても本職の右サイドが必要だった。笠井は底抜けに明るい性格で周囲を盛り上げてくれる。そんな面もチームにはプラスになるだろう。

【開幕時の予想布陣】

2007年の2冠達成をリードした最強イレブンに対するオズワルド・オリヴェイラ監督の信頼は絶大だ。彼ら11人が今年もスタメンを飾ると見られる。昨季終盤、Jリーグ9連勝を達成した攻守両面のバランスは文句のつけようがなかった。今季は2月の宮崎キャンプ時に岩政、内田、田代が日本代表への招集で離脱したこともあって、その時ほどの安定感は見られないが、試合を重ねるにつれて感覚を取り戻していくはずだ。
チーム最大の自慢は中盤。昨夏にイタリア・メッシーナから復帰した小笠原が軸となり、野沢、本山が流動的にポジションを交換して攻撃をお膳立てする。彼らの連動性はJ1屈指のレベルだ。3人をサポートする守備的MF青木の状態も非常にいい。このブロックを崩すのは容易ではないだろう。田代とマルキーニョスのコンビも成熟しつつある。FW陣には2007年シーズン以上のゴール数が期待できそうだ。

2008.2.28 Reported by 元川悦子

【ゼロックススーパーカップ 鹿島 vs 広島】鹿島プレビュー:天皇杯決勝と全く同じイレブンで2008年初タイトルを獲りに行く鹿島。新シーズンのスタートを白星で飾れるか? [ J's GOAL ]
 2008年元日の天皇杯決勝。鹿島アントラーズは東京・国立競技場でサンフレッチェ広島に2-0で完勝し、新たな年の幕開けを飾っている。そして明日3月1日、彼らは同じ国立競技場で、同じ広島と新シーズン最初のタイトル「ゼロックススーパーカップ」を戦う。

 オズワルドオリヴェイラ監督が送り出すスタメンも2ヶ月前と全く同じ。GK曽ヶ端準、DF内田篤人、岩政大樹、大岩剛、新井場徹、MF小笠原満男、青木剛、野沢拓也、本山雅志、FWマルキーニョス、田代有三という昨季終盤で公式戦12連勝(天皇杯決勝を含む)を達成した面々だ。

 この2ヶ月の間に内田と田代は日本代表デビューを飾り、精神的にも大きく成長した。小笠原、本山らベテランもギリギリまで自分自身を追い込み、1年間走れる体を作ってきた。気がかりなのは、2月の日本代表中国遠征中に左ひ骨筋健炎に見舞われた岩政の状態だけ。だが、昨季、あれだけの闘志あふれるパフォーマンスを見せた男が多少のケガや試合勘の欠如でへこたれるわけがない。明日の一戦では元日の再現を期待していいだろう。

 2007年は2冠を獲った鹿島だが、2008年シーズンはさらなる飛躍を期している。J1・天皇杯連覇はもちろん、Jリーグヤマザキナビスコカップにアジアチャンピオンズリーグ(ACL)と次なるタイトル獲得を目論んでいるのだ。今回のゼロックススーパーカップはその登竜門。ここでいい内容の勝利を挙げ、3月から始まるJリーグとACLの連戦に勢いをつけたいところだ。

 就任2年目となるオズワルドオリヴェイラ監督は1月末から新シーズンに向けたチーム作りをスタートさせたが、宮崎キャンプでもその後の鹿嶋でのトレーニングでもやっていたのはフィジカル強化。「ホントに走りばっかりでした」小笠原も苦笑したほどだ。テストマッチも2月15日の宮崎キャンプ最終日のホンダロック戦(8-1で勝利)と24日の水戸ホーリーホック戦(3-0で勝利)の2試合だけ。それだけ負担の大きなトレーニングを消化したのに、現在の離脱者は右足関節捻挫の興梠慎三と右太もも肉離れの金古聖司の2人だけ。開幕前から選手が揃わなかった昨季のことを考えれば、今年はかなり順調な仕上がりだといえる。

 とはいえ、選手たちの疲労は今、ピークに達している。27日の紅白戦を見ても全体に体が重かった。主力組の連携も今ひとつで、マルキーニョスと田代のFW陣にはゴールがなかった。「今日は横パスが多かったかな。代表組が戻ってきて間もなくて、前と後ろの連携も少なかった。ロングボールで田代に合わせる形も増やしていかないといけない」本山も攻撃のバリエーション不足を感じたようだ。それでも彼らには昨季を戦った確固たるベースがある。わずか2ヶ月でその基盤が揺らぐことはないはずだ。ゼロックススーパーカップという実戦を通して、鹿島らしい多彩な攻撃パターンを取り戻したい。

 中でも注目は、東アジア選手権3試合にフル出場した田代「代表に残りたいという気持ちが前にも増して強くなった。そのためにも鹿島でしっかりやることが大事。韓国戦では何もできなかった。クサビに入れても前を向けない。韓国の選手は体の使い方がうまかった。この経験を生かさないと意味がない」と新たな闘志が沸いてきたようだ。クラブ11冠を全て知る柳沢敦がチームを離れた今、彼はFWの大黒柱としての重責を担わなければならない。その第一歩を踏み出す得点を広島から奪いたいものだ。

 内田も攻撃の起点として大きな期待がかかる。思い起こせば、元日の広島戦で先制点を挙げたのは彼だった。あのゴールが岡田武史監督にインパクトを与え、日本代表レギュラー定着のきっかけになったといえる。まだ19歳だが、今までのように「単なる若手」とは周囲も見てくれない。日本を背負って立つ選手としてチームをリードするようなパフォーマンスを見せてほしい。

 彼らフレッシュな人材たちが活躍すれば、小笠原や本山、新井場、マルキーニョスらベテランも刺激を受けないはずがない。「目の前にある試合は全て勝つ。それは当たり前のこと。この試合でチームの和を高めていければいい」新井場も強調していた。選手個々のコンディションにばらつきがある中でも内容ある勝利にこだわる…。それこそが常勝軍団のあるべき姿だ。今回もまた彼らは意地とプライドを示してくれるだろう。

 燃えているのは主力選手だけではない。水戸戦で1.5列目に入り大ブレイクしたダニーロ、人生初のセンターバックに入った中後雅喜、新戦力の伊野波雅彦、笠井健太らも虎視眈々とチャンスをうかがっている。「今はダニーロが絶好調だから自分もいつどうなるか分からない」田代は危機感いっぱいだ。本山「(誓志)増田もゲームをコントロールできるようになってきたし、フナ(船山祐二)も練習から気合が入っている。ポジション争いは厳しい。自分は今年で 11年目だけどアドバンテージはないし、1年1年が勝負。しっかりやらないといけない」と本山も初心に帰っていた。その競争の厳しさを糧にできれば、自ずから広島戦勝利は見えてくるだろう。

「オズの魔法使い」の異名を取る オズワルドオリヴェイラ監督が昨季2冠を獲ったチームをどう進化させられるのか。指揮官の手腕も興味深い。ゼロックススーパーカップは今季の鹿島を左右する一戦になるだけに、より多くの人々に国立競技場へ足を運んでもらいたいものだ。
以上
2008.02.29 Reported by 元川悦子

今季も悦っちゃんのレポートで幕開けを感じる。
開幕前にゼロックス杯があるので少々早く感じるが、そうであってこそ常勝軍団である。
とはいえ、今季の我等は話題性に乏しいと言えよう。
開幕時のスタメンは昨季と変わらないと予想できる。
新戦力紹介が伊野波と健太であり、二人ともベンチ入りすら微妙な選手である。
伊野波は金古と健太は石神との戦いに勝利して初めてベンチに入れるであろう。
小澤、伊野波(金古)、健太(石神)、チューヤン(船山)、誓志(ヤス)、ダニーロ、よよ(興梠)
といった感じか。
だが、開幕のメンバーと最終節のメンバーが同じである可能性は低い。
何人かはスタメンに昇格するであろうし、何人かは弁違いへと追いやられるであろう。
昨季の例に取ると。
開幕のメンバーは以下の通り。
曽ケ端、篤人、岩政、ファボン、新井場、青木、チューヤン、本山、ダニーロ、敦、マルキーニョス
小澤、大岩、石神、誓志、吉澤、田代、興梠
そして最終節は、
曽ケ端、篤人、岩政、大岩、石神、青木、満男、本山、野沢、田代、マルキーニョス
小澤、大道、チューヤン、誓志、ヤス、敦、興梠
となり、出場停止の新井場・船山を考慮してもかなり変化していると言えよう。
今季はアジアの戦いもあり試合数が増える。
従って、ある程度のローテーションでサブ組にも出場機会が与えられると予想される。
また、北京五輪中も中断せずにリーグ戦が開催される為、篤人や伊野波はポジションを奪われる可能性を秘めておるのである。
先のことばかり考えても鬼が笑うだけであるので、当面のゼロックス杯と開幕戦に照準を合わせて戦いを挑みたい。
岩倉具視全権大使が洋行に出た。
留守を守るのは西郷隆盛その人である。


くっ、ガッツが足りない。

2008年02月28日 | Weblog

鹿島田代が必殺シュート練習
 鹿島FW田代有三(25)が28日、反転シュートの特訓に取り組んだ。東アジア選手権でシュートのバリエーションアップの必要性を痛感。欧州CLでリヨンFWベンゼマが見せた反転シュートを理想のイメージに掲げていた。この日は紅白戦後にMF本山のパスを受けて振り向きざまのシュートという形を何度も繰り返した。「シュートが全然決まらなかった。ゆっくりならできるんですけど…。今年中に(試合で)1回は決めたい」と意欲を見せた。
[2008年2月28日17時13分]

2月27日に田代が目を奪われたと報じられたベンゼマのシュートを習得しようと田代が特訓を始めたとのこと。
必殺技を身につければ更なる飛躍もあろうと思われる。
しかしながら、必殺技はガッツを消費する。
若島津くんの三角飛びは必殺シュートも防ぐ素晴らしき技であるがガッツが無くなれば凡人以下である。
必殺技は持たぬが能力値の高い若林くんの方がファミコン版に於いては使い勝手の良いGKなのである。


極秘ビデオ入手

2008年02月28日 | Weblog

極秘ビデオ…鹿島が初戦突破へ着々
 鹿島は3月12日のACL初戦、アウェーのクルンタイ銀行戦に向けても着々と準備を進めている。スタッフがこの日、2日間の視察を終えて帰国。入手困難な相手の試合ビデオを、現地に工場を持つ親会社・住友金属の関係者を通じて入手に成功した。また、相手クラブとの交渉により、試合前日以外でも人工芝の試合会場を使用できる許可を得た。残すは試合開始の午後3時半に35度以上が予想される暑さ対策だが、MF青木は「監督、チームから対策を与えられると思う。それをきっちりこなし、試合に臨めれば問題ない」と前向きに話した。
[ 2008年02月28日付 紙面記事 ]

草として潜ませた乱破より有用な情報である。
いよいよアジアの戦いまで2週間を切り本格的に対策を立てる時期となった。
戦術的にはダニーロ・システムが機能しており問題は無かろう。
問題は気候と移動距離・時間であろうか。
それもキャンプ明けのこの時期であれば気にすることも無かろう。
どちらかと言えば、アウェイのこの試合よりも3/16の緑虫戦の方に負担がかかると思われる。
しかしながら、Jリーグが考慮してくれたおかげで開催が日曜となり一日の猶予を得ることが出来た。
これは感謝すべきところであろう。
過去は水に流しても。
本来、サポートさえ受けられれば、否、邪魔さえされなければ、とうの昔にアジア制覇は可能であったのである。
今回は昨季浦和にしたほどとは言わずとも少ないなりのサポートはあるであろう。
注目された大会故、邪魔も出来ぬであろう。
正義の名の下にアジアに名を馳せようではないか。


岩政出撃

2008年02月28日 | Weblog

もう紅白戦出場!岩政早すぎる回復

  岩政 大樹
Photo By スポニチ

 鹿島の日本代表DF岩政大樹(26)が驚異の回復力を見せた。日本代表の中国遠征中に左足首を負傷し、22日に帰国。26日まで別メニュー調整を続けていたが、この日の練習から全体練習に合流していきなり紅白戦に出場。主力組で大岩とセンターバックを組み「リバウンドもないし、全く問題ない」と力強く完全復活を宣言した。

 驚異の回復力の陰には、安藤貴之理学療法士(31)の存在がある。大学病院で脳梗塞(こうそく)患者にリハビリ指導した経験がある安藤氏は最近になって、トレーナーの知識と人間の反応を融合した独自の新リハビリ法の確立に本格着手。器具などは一切使わず、リハビリ運動による痛みなどに対する恐怖心を取り除くことでリハビリをより効果的に行い、復帰時期を大幅に早めることに成功してきた。

 右足首を骨折したFW佐々木は全治3カ月のところを2カ月弱で復帰。前十字じん帯の再建手術を受けたDF後藤も、診断より3カ月早い3月上旬に復帰する予定だ。左足首外側を負傷した岩政は、もともと体が左に回転する癖があるという。そのため左足首外側により負担がかかる。そこで、安藤氏は逆に足首の内側に負荷がかかるリハビリ運動を指導。足首の外側への負担を減らし、早期復帰を実現させた。「足の不安はないんで、いつも通りやる」と岩政。開幕前にチームに心強い頑強DFが戻ってきた。
[ 2008年02月28日付 紙面記事 ]

鹿島・岩政、不安なし!合流即紅白戦
 左足首痛で別メニュー調整していた鹿島のDF岩政が27日、全体練習に合流。紅白戦でいきなり主力組でプレーし「足の不安はない」とキック、ランともに不安を感じさせない動きをみせた。ゼロックススーパー杯・広島戦(3月1日)も先発濃厚。「リーグ開幕(3月8日)までに1試合できるのは良かった。連携を確認したい」と笑顔で話した。
(2008年2月28日06時00分  スポーツ報知)

安藤貴之理学療法士様様である。
佐々木も後藤も安藤氏の尽力で早期回復をしておるとのこと。
重畳至極である。
アジアを戦うには選手層が薄いと危惧されておる。
しかしながら、無理に選手を増やすよりも怪我をしないよう心がけ、万が一の負傷時にも早期回復させた方がより建設的である。
この2月のキャンプと負傷者の状況を見る限り、我等は建設的に物事を運んでおる。
今週末のゼロックスに間に合わないのは後藤と興梠、金古だけであるし、その興梠も開幕には出場可能のようである。
不安が伝えられたマルキーニョスもPSM水戸戦では問題なくプレイしておった。
続々、人が揃ってくる。
廃藩に伴い、薩摩の士族が中央に進出してくるのである。
大山格之助も有村俊斎も要職に就くのである。
その中で島津久光だけが憤っておる。
だが、何も出来ぬ。
彼は元々藩主ではないのだから。


ベスト・メンバー紅白戦

2008年02月27日 | Weblog

鹿島、内田ら代表組も戻って紅白戦
 鹿島が3月1日のゼロックス杯広島戦(国立)に向けて27日、紅白戦を行った。DF岩政、内田、FW田代の代表トリオも主力組に入り調整。疲労のピークということもあり、全体的に動きが重かったが、連動性のあるプレーで決定機をつくる場面もあった。MF青木は「代表組が久々に入ったけど違和感なくできた。今日の(主力)メンバーは去年と同じだし、不安な気持ちはない」と話した。
[2008年2月27日17時27分]

岩政の怪我は癒え、田代・篤人の疲労も心配なかったと見え、チームは昨季末の快進撃時と同様のベスト・メンバーで紅白戦が行われたとのこと。
一部ではダニーロがスタメン組で田代がサブとの噂も流れたが、熟成されたチームをいじることは無さそうである。
国内は実績のある日本代表中心のシステムで戦い、アジアでダニーロ・システムを発動させようというのであろうか。
プレスの緩いアジアではダニーロが効果的であることは火を見るより明らかである。
チーム・ダニーロのお披露目は少々先送りになりそうである。


田代・ダニーロ戦争勃発

2008年02月27日 | Weblog

鹿島田代「必殺反転シュート」で脱皮を

精力的に練習に励んだ鹿島FW田代
 日本代表の鹿島FW田代有三(25)が「必殺反転シュート」の習得を誓った。東アジア選手権を終えて26日、クラブの練習に合流。同大会では3戦先発の機会がありながら無得点に終わり、シュートのレパートリーを増やす必要性を痛感した。欧州CLでリヨンFWカリム・ベンゼマ(20)が見せた反転シュートを理想の形としてイメージ。鹿島でのエース継承、そして岡田ジャパンの定着を目指して、新たな武器を手に入れる。

 初めての代表戦で感じたことは、すぐに実行に移す。田代は東アジア選手権の感想を聞かれ、よどみなく答えた。「課題が明確になった。Jの戦いだけでは分からないこともある。シュートまでの持っていき方が全然足りなかった」。追加招集された大会で全3試合に先発フル出場。絶対の自信を持つ空中戦ではチャンスを演出し評価を高めたが、放ったシュート4本は得点には直結しなかった。

 異国の地で衝撃を受けた。普段は海外サッカーをテレビで見ることは少ないが「言葉が分からないから」と、ホテルの部屋でたまたまつけた欧州CLのテレビ放送。リヨンFWベンゼマが決めた得点に目を奪われた。DFを背負いながら反転し、横への短いトラップでマークを外すと、相手2人の間を縫うように左足シュートを決めた。

 「自分ならまずパスというところを振り向いてシュートを打っていた。最初から振り向くことをイメージしていた」。フランスリーグの得点王争いで独走する20歳の若きFWのシュートありきのプレーは、周囲を生かすことを第1優先にしていた田代に鮮烈な印象を残した。これまでの得点パターンは空中戦でのヘッドやボレーが中心。だが世界で戦うためには引き出しを増やさなければならない。

 3月1日には今季最初のJ公式戦となるゼロックス杯広島戦が控えている。柳沢が移籍し、日本人エースFWとして期待されるが、昨年不振だったダニーロが好調で「普通のプレーをしていたら出られないと思う」と危機感を感じている。代表デビューを果たした慢心はない。田代がストライカーとして脱皮を図る。 【広重竜太郎】
[2008年2月27日9時27分 紙面から]

日本代表の田代 鹿島では先発争い?

船山(後方)と競り合う田代
Photo By スポニチ

 鹿島の日本代表FW田代有三(25)はクラブでも先発争い!?東アジア選手権で国際Aマッチデビューを果たし、3試合すべてにフル出場した田代だが、チームに合流したこの日、「(8日の札幌との)開幕戦は先発で出られるかなあ」と危機感を募らせた。

 原因は、遠征でチームを離れている間の24日のJ2水戸戦でのMFダニーロの活躍。1トップのマルキーニョスにダニーロがトップ下で絡む布陣をテストしたところ、フィットしたという。2トップの一角を占めるはずの田代は、先発落ちの危機を感じている。

 それでも、代表で得た自信を定位置確保の力に変えるつもりだ。昨季までは、絶対の自信を持つ空中戦で持ち味を発揮する一方で「ボールを失いたくない気持ちが強かった」とポストでパスを受けるとパスを選択することが多かった。

 だが、代表で試合に出たことで「(ポストのあとの)シュートの持って行き方」を身に付け、幅を広げる取り組みを始めた。遠征中に欧州CLのリヨン―マンチェスターU戦をテレビ観戦。素早い反転からシュートを決めたリヨンのフランス代表FWベンゼマをお手本に「難しいけど、今季中に1本ぐらい決めたい」。新ポストプレーで、クラブはもちろん、代表でも定位置確保を狙う。

 ≪岩政 27日から復帰≫鹿島のDF岩政が27日の練習から全体練習に復帰する。日本代表の中国遠征中に左足首を負傷。22日に帰国した。26日の練習も別メニュー調整だったが「状態?もう問題ない。あすから合流できると思う」。3月1日のゼロックススーパー杯出場にも意欲的で、公式戦14連勝中の大岩との2枚岩センターバックコンビでシーズンインできそうだ。
[ 2008年02月27日付 紙面記事 ]

鹿島・田代、ポストよりシュート…リヨンFWベンゼマ手本
 鹿島の日本代表FW田代有三(25)が26日、プレースタイル改造に着手することを明かした。これまではポストプレー中心を心がけていたが、東アジア選手権で力不足を痛感。フランス代表FWベンゼマ(リヨン)を手本に、ゴールありきのスタイルを確立させる。

 きっかけはテレビで見た欧州CLのリヨン―マンチェスターU戦だった。ベンゼマがトラップと同時にターンし、DF3人をかわしてゴールを決めた。「DFとの距離が少しでも離れていたらシュートにいく。『まずポスト』という考えを変えなきゃいけない」と価値観を揺さぶられた。東アジア選手権でも「相手FWと自分とは何が違うのか?」と研究。その答えも「ゴールへの姿勢」だった。「まずはターン。今年は1得点でもそういうプレーで決めたい」高さに次ぐ「引き出し」を増やし、代表定着を狙う。

 ◆岩政合流 ○…左足首痛で、別メニュー調整していたDF岩政が27日から全体合流する。「痛みはない。明日から合流してやる予定」と明かした。ただ、3月1日のゼロックススーパー杯広島戦(国立)への出場は微妙な状況。対外試合なしで、リーグ開幕の札幌戦(3月8日)を迎える可能性があるが、本人は「普通に入っていける」と話した。
(2008年2月27日06時01分  スポーツ報知)

ダニーロ・システムの煽りを喰らって田代有三のポジションが危うい。
これはキャンプ前から予想されておったことである。
代表に行っている間にポジションを奪われるのは、鹿島ではよくあること。
ましてや今季のチーム作りを行うキャンプ時に不在とあってはいたしかないことであろう。
ここで素直に明け渡してしまうようではそこまでの選手であったということ。
鹿島では誰もポジションを保証された選手はいないのである。
実力があればポジションを得るし、無ければ失う。
ただそれだけのこと。
ベテランも若手も無関係である。
その渦中の田代であるが代表で連れ去られた重慶の地では時間に余裕があったようである。
欧州チャンピオンズリーグを視聴したとのこと。
ベンゼマと同様のプレイが可能であれば、ポジション争いも優位に進められよう。
チャンピオンズリーグは世界のトップクラスの戦いなのである。
とはいえ、そのチャンピオンズリーグを優勝してもリベルタドーレス杯優勝チームに勝たねば認められぬ。
田代有三がポジション争いをしている相手は、チャンピオンズリーグ優勝チームを破ったサンパウロの10番その人なのである。
この勝敗の行方は如何に。


翔べ!岩政

2008年02月26日 | Weblog

別メニュー続く鹿島DF岩政27日合流へ
 鹿島DF岩政大樹(26)が27日からの合流に自信を見せた。左腓骨(ひこつ)筋腱(けん)炎で別メニュー調整が続いているが、26日も順調な回復を確認。「リバウンドがなければ明日(27日)は合流できると思う」。3月1日のゼロックス杯広島戦での復帰を目指す。
[2008年2月26日20時6分]

岩政の続報である。
明日には合流し、ゼロックスに出場しようかというところ。
しかしながら、チームで最も試合感に乏しいのは岩政なのでは無かろうか。
チームは練習試合を重ねておるが、岩政はずっとベンチ・ウォーマーであった。
逆にベンチで状況を冷静に眺めることに快感を覚えておるやも知れぬ。
状況を自分の中に溜めきっているのでは無かろうか。
中央の情勢は薩摩には届いておらぬ。
唐突に廃藩と言われても納得できぬ島津久光であった。


岩政大地に立つ

2008年02月26日 | Weblog

鹿島岩政がゼロックス杯出場に手応え
 鹿島DF岩政が3月1日のゼロックス杯広島戦の出場へ手応えをつかんだ。左腓骨(ひこつ)筋腱(けん)炎の回復具合をチェックするため、この日はオフ返上で調整。軽快にランニングをこなすなど左足首の状態はまずまず。「2日間早く(東アジア選手権から途中離脱して)帰国させてもらい、いい方向に出ている。あとは首脳陣の判断だけど、試合に出られるレベルにある」と話した。
[2008年2月26日9時33分 紙面から]

一時は靱帯損傷で重体説も流れた岩政大樹であるが、回復は順調の様子である。
その影には励まし支えたスタッフがいたと想像できる。
自力で立てず弱音を吐いたところへこう言うのである。
「クララの意気地無し!」
立ち去ろうとするハイジを追いかけようとして立ち上がるのであった。


水戸戦報道

2008年02月25日 | Weblog
鹿島が水戸に3点快勝/プレマッチ
<プレシーズンマッチ:鹿島3-0水戸>◇24日◇カシマサッカースタジアム
 鹿島が今季初のJクラブとの対戦となったJ2水戸戦で快勝を収めた。前半16分にDF新井場のグラウンダーシュートをゴール前でMF中後が拾い、右足で押し込んだ。後半1分にはMF野沢、同4分にはMF小笠原と立て続けに追加点を挙げた。以降はMF小谷野、遠藤らをテストするなど充実の一戦を3-0で終えた。小笠原は「まだまだ体も動けていない。いい部分も悪い部分も出た」と冷静に振り返った。
[2008年2月24日18時46分]


鹿島・ダニーロ 2年目の大変身
 鹿島MFダニーロが、J2水戸との練習試合で昨季とは別人のような切れのある動きを披露し、チームの3―0勝利に貢献した。1年目の昨季は日本サッカーになじめず実力を発揮できなかった。クラブも放出を決めていたが、オリヴェイラ監督の強い要望で残留。指揮官は「日本のリズムをつかんできた。国際試合を戦う上で、彼の力を生かしていければ」と2年目の巻き返しに期待を寄せていた。
[ 2008年02月25日付 紙面記事 ]

鹿島、ぶっつけでも圧勝!ダニーロ躍動!
 ◆プレシーズンマッチ 鹿島3―0水戸(24日・カシマスタジアム) 昨季リーグ王者の鹿島はJ2水戸に3―0で快勝。戦術練習をほとんど行わない中でのぶっつけ本番だったが、MFダニーロ(28)の覚せいを予感させるプレーなどで強さを見せつけた。

 今年も常勝軍団に変わりはない。鹿島は前半16分にMF中後が先制弾をたたき込むと、3得点でJ2水戸を圧倒。1月30日のチーム始動から戦術練習を行ったのは、練習試合ホンダロック戦(15日)のみ。フィジカル練習ばかりで「試合どころじゃない体調です」(小笠原)というコンディションだったが、ぶっつけ本番でも中盤が機能し、圧勝を収めた。

 中でも光ったのが、来日2年目のMFダニーロだ。1トップの下に入ると、攻撃の起点として機能。得点こそなかったが、チーム最多のシュート5本を放つなど快勝に貢献した。昨季はJリーグのスピードに慣れず、フロントは放出要員として考えていたが、オリヴェイラ監督が「残留」を強く希望。ダニーロは「出番がなくてもいつも出る準備している」と満足げに振り返った。
(2008年2月25日06時00分  スポーツ報知)

茨城ダービー 鹿島、水戸に完勝
2008/02/25(月) 本紙朝刊 総合1面 A版 1頁
 サッカー・Jリーグ1部(J1)鹿島と同2部(J2)水戸が対戦するプレシーズンマッチ「いばらきサッカーフェスティバル2008」(茨城新聞社など後援)は二十四日、鹿嶋市のカシマスタジアムで開かれ、鹿島が3-0(前半1-0)で完勝した。同フェスティバルでの対戦成績は鹿島の四戦全勝。
 試合は鹿島が中盤を支配し、終始圧倒した。鹿島は前半十六分にCKからのゴール前での混戦から中後が右足で押し込んで先制。後半一分に野沢のヘディングで追加点を挙げると、同四分にも小笠原がダメ押しの3点目を決めた。水戸は両サイドを起点に攻めたが、単調な攻撃に終わり、鹿島の守備を崩すことはできなかった。
 同時開催の茨城新聞社杯ふるさとドリームマッチ第二回市町村協会チャンピオン大会はR355(行方市)が2-1でGIOCATORE龍ケ崎(龍ケ崎市)に逆転勝ちして初優勝した。


【2008Jリーグプレシーズンマッチ 鹿島 vs 水戸】レポート:茨城決戦は鹿島が水戸を一蹴し、昨年以上の高みに向けて順調な船出。これまでの対戦で最も力の差が表れる内容となった。 [ J's GOAL ]
2月24日(日) 2008Jリーグプレシーズンマッチ
鹿島 3 - 0 水戸 (14:01/カシマ/7,012人)
得点者:16' 中後 雅喜(鹿島)、46' 野沢 拓也(鹿島)、49' 小笠原 満男(鹿島)
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 4回目を迎えた「いばらきサッカーフェスティバル」は過去最も力の差が表れる内容となった。

 序盤から圧倒的な鹿島ペース。中盤での丁寧なパス回しと果敢なフリーランニングで水戸のプレスをかいくぐっていった。そして、次々と決定機を演出。6分にはダニーロが、13分には野沢拓也が、14分には再びダニーロがチャンスを迎えることとなった。「今が疲れのピーク」と本山雅志が言うようにまだコンディションが万全でなく、ゴール前での力強さを欠いたことでチャンスを生かすことができなかったが、この中で1点でも入っていれば大量得点差も十分にあり得ただろう。
 ただ、それでもしっかりとゴールを奪うのが王者の強さと言えよう。16分、CKのこぼれ球を拾ったダニーロがミドルシュート。ゴール前でそのボールを受けた新井場徹が落とし、横にいた中後雅喜が蹴りこんで先制。その後も流麗なパスワークで水戸ゴールを襲い、後半開始直後に鋭い速攻から2得点。勝負を決めることとなった。
 今季も鹿島は強い。そう思わせたのはやはり中盤の力だ。代表に5人もの選手を送り出しているため、スクランブル的な4-5-1システムで臨んだものの、中盤の5人が流動的な動きを見せ、水戸の守備を切り裂いていった。特に目立ったのはダニーロだ。昨年は連携が合わず、孤立する場面が多かった選手だったが、この試合では彼にボールがよく収まり、そこから厚みのある攻撃ができていた。「日本のサッカーのテンポをつかめるようになっている」と指揮官もダニーロの成長ぶりに頼もしさを感じざるを得なかった。
 そして、この試合において鹿島にとって求められていたものは結果だけでなく、多くの選手を起用することである。特に若手選手に出場機会を与えることもこの試合の狙いと言えるだろう。タイトな日程に向けて、選手層を厚くしなければならないという使命を背負うが、その面でも意味のある試合であった。本来は MFの大道広幸をセンターバックで起用。不慣れなポジションながらも安定した動きで水戸の攻撃を防いだのをはじめ、船山祐二、遠藤康、小谷野顕治、佐々木竜太ら若手を起用し、経験を積ませることができた。いずれも積極的なプレーを見せ、「確実に成長していきている」と指揮官を喜ばせる内容となった。
 2週間後の開幕に向け、まだ準備段階。だが、水戸をまったく寄せ付けない勝利をおさめたことで調整の順調ぶりを見せ付けることとなった。「あとは代表組が戻ってきてから、仕上げていけばいい」と大岩剛。昨年以上の高みを目指しての船出。その視界は良好のようだ。
 一方、水戸は苦しい船出となった。攻守においていいところがなく、過去の対戦で最も力の差を見せ付けられることとなってしまった。その要因は自分たちのサッカーを貫いたからだろう。リスクを背負いながらもDFラインを高く保ち、全体が流動的に動くことで相手の攻撃を封じ、そしてできるだけ高い位置でボールを奪い、速攻を仕掛ける。これが今季の水戸の狙いである。この試合においても「引いて守るのではなく、前から積極的にプレスができた」と金澤大将は手応えを語り、チームの方向性にぶれがないことを説いた。だが、それが実践できたのは前半45分のみ。後半は運動量が落ち、間延びしてしまい、チームとしての戦いは見られなかった。自分たちのサッカーができなかった時にどうするか。戦術の柔軟性を欠くという大きな課題を露出することとなった。
 また、攻撃面においてもチャンスらしいチャンスは作れず。後半に何度か攻め込んだものの、ほとんどがカウンターであり、チームとしての狙いの攻撃は見られなかった。高い位置でボールを奪えたとしても、その後のパス回しが単調でゴール前まで行けず。最後まで鹿島ゴールを脅かすシーンはやってこなかった。今季の水戸が掲げる「アグレッシブ」は残念ながら見ることはできなかった。
 攻守において単調さだけが目立った水戸。高い位置からのプレスという自分たちのサッカーに固執しすぎたため、プレーに緩急がなく、スペースも作れず、逆に自分たちサッカーすらできない状況を作り出してしまった。自分たちのサッカーをするためには何をしなければならないのか。状況に応じた戦いというのを煮詰めていかないといけないだろう。開幕まで2週間、やるべきことの多さだけを痛感させられる90分であった。
以上

ダニーロ一色である。
やはりそれだけ周囲の期待が大きかったということであろうか。
昨日の試合ではフル出場、その期待に応えた形となった。
今季は残留をクラブに懇願したオリヴェイラ監督へ結果でお返しするシーズンとなろう。
ここまで好調に変貌したのは本人の心がけの他にしつけ係の存在があったのでは無かろうか。
島津本家の広川や近衛家から迎えた幾島の言うことを聞いていい娘になりそうなものだが、ただのわがままな女と描かれては萎えることこの上ない。
それ以上に突然訛り出し、そこを叱られる脚本・演出には驚愕した。
ギャグのつもりなのであろうか。


水戸戦コメント

2008年02月24日 | Weblog

鹿島アントラーズ   :監督   <試合終了>
昨年のベースをもっとよくしていかないといけないし、今年はチームとしての成熟を求められてくる。選手もお互いを知ることによってもっと確実な成長が見せられるのではないか。確実に成長していくことがチームにとってもいい影響を与えるもの。今年はACLもあり、若手にとっては必要とされる機会も多くなるのでさらなる戦力となることを期待したい。
(Q:今日はダニーロへボールが集まることが多かったが?)
全体的に見ていい意味でダニーロを経由してゲームを組み立てられたことはよかった。昨年後半から日本のサッカーでのリズムやテンポが掴めるようになってきたのは喜ばしいこと。本人もちゃんと意識して取り組んでくれている。今年は国際試合を多く抱えることになるので彼の経験を最大限に発揮できるようにしたい。いい形で彼とチームとともにつながっていければ。

【2008Jリーグプレシーズンマッチ 鹿島 vs 水戸】オズワルド オリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
2月24日(日) 2008Jリーグプレシーズンマッチ
鹿島 3 - 0 水戸 (14:01/カシマ/7,012人)
得点者:16' 中後 雅喜(鹿島)、46' 野沢 拓也(鹿島)、49' 小笠原 満男(鹿島)
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●オズワルド オリヴェイラ監督(鹿島):
Q:2週間後に新シーズンがはじまりますが、昨年とほとんどメンバーが替わらない中で今年はどういった上積みをしたいと思いますか?また、この試合でどのように出ていたか具体的にお伺いできますか?
「スタートは昨年のベースがあって、当然ながらもっと良くしていかないといけないというのが基本的な考えですが、まずベースがあったということでチームとしての成熟が求められているんじゃないかと。連携、連動とを含めて、お互いを知ることによってまた新たな創造性を出し合って、組み立てるところ守備のところでも確実な成長が見られるんじゃないかと。

また、昨年の途中から出ている若手がさらなる成長が求められているものであり、大きく期待もしていますし、昨年の時点でチャンスをそんなにもらえなかったけど、確実に成長してきている選手はいますし、彼らが継続して成長していくということがチームにいい影響を与えると思っています。今季の試合数を考えると彼らが出るチャンスはありますし、必要とされる場面が出てきますから、そこをうまく自分のものにしてさらなる戦力という形につながっていけばと思っています」
Q:特に今日、前半に各選手が昨年まであまり見られないポジションでプレーをして、ダニーロ選手にボールが集まって、攻撃を組み立てることができたと思いますが、新しい攻撃の組み立てに関してどう考えていますか?
「全体的に見て非常にいい意味でダニーロを経由して組み立てできたことはよかった。昨年の夏以来、調子が戻りつつあったことで日本のサッカーのテンポがつかめるようになってきた。かなりの成長が年末にかけて見られた中で、今シーズンこういうスタートを切れたということは喜ばしいことです。ただ、あれだけのレベルの選手ということを考えれば、もっとできるはずで、彼も意識しながら取り組んでいる。そこが結果として表れはじめている。
国際試合を抱える今年は彼の経験を最大に引き出せるような形に持っていければと思っています。そこに関わる選手たちもいい意味で助け、いいパフォーマンスにつながっていっているのではないかと思います。彼が何試合出るか、何試合使うかという考えを私も彼も持っていません。状態のいい時に使いますし、いい形に彼とチームとともにつながっていければと思っています」

以上

【2008Jリーグプレシーズンマッチ 鹿島 vs 水戸】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●大岩剛選手(鹿島):
「まだ来週も試合があるので、徐々に調子を上げていければいいと思います。チームとしても厳しい練習もできているんで。みんなゲームに対してのアプローチも分かっている。あと、代表組が帰ってきてからしっかり仕上げていければいいと思います」
●本山雅志選手(鹿島):
「少しずつですけど、連携が取れてきましたね。個人的にはミスが多かったので、これから修正していきたい。今が疲れのピーク。でも、今追い込んでいれば、いい形で開幕を迎えられると思います。来週はゼロックス(スーパーカップ)がありますが、タイトルではないけど、シーズンが近い中での戦いだけにいい戦いをして勝ちたい。強い鹿島を印象づけられるようにしたい」
●青木剛選手(鹿島):
「久しぶりのゲームだったので、しっかりやろうと思いました。90分出場すると言われていたので。攻撃参加は行ける時に行こうと思っていました。うまく取れた時には、積極的に行きたいと思っていました。本当は残っているのがいいのかもしれませんが、今日は前に行く気持ちを持ってやりました。先制できて、しっかり追加点も取れたんでまずまずだったと思います」

オリヴェイラ監督もダニーロの経験を今季活かす方向でチーム作りをしている模様。
その成果は試合に良く現れておった。
攻撃がダニーロを経由して連動していく、素晴らしきダニーロ・システム。
登録上はマルキーニョスとダニーロの2TOPであったが、ダニーロは最前線に上がることは少ない1.5列目であったから野沢と組んでクリスマスツリーと言えよう。
国内は昨季をベース(4-4-2)に戦い、アジアは守備に長けるクリスマスツリー(4-3-2-1)で行くと思われる。
もしかして昨季使われた青木がマンマークにつく3バックも併用するやも知れぬ。
時と場合によって使い分ける事が可能となろう。
クリスマスツリーは1TOPということでFWのコマ不足も解消される。
とはいえ、田代が戻れば2TOPを形成可能であるので昨季同様4-4-2で戦いを挑むこととなろう。
ダニーロの前に2枚FWがいた方が好都合であることは今日見て取れた。
また、本日の収穫はチューヤンのCBである。
本人は「不安」と申しておったが中々なんと堂々としたものであった。
最終ラインで身体を張り、カバーし、ロングボールを捌く姿は神々しささえ感じられたものである。
チューヤンをCBとして起用出来るとなると戦術は更に広がる。
夢の膨らむ練習試合であった。