J1リーグ 第34節
鹿島アントラーズ:オズワルド オリヴェイラ 監督
4位という結果は非常に残念だが、18チームが優勝という同じ目標を目指して戦っているわけなので仕方がない部分もある。去年までの3年間はいつも最後の結果を得るのに最終節までもつれ込んだ。今年は優勝ではなく、全く違った結果を得るために最終節を戦ったわけだが、いい結果を出せなくて残念だ。(最後まで消極的な印象があるが)そんなことはないと思う。最終的に4人ものFWの選手を起用したわけだし、我々は最後までゴールを目指して戦ったと言える。
【青木 剛】
先に先制されたのが一番いけなかった。山形はみんなががんばれるチームなので、しっかりとその良さを出されて守られてしまった。(自身の交代出場について)守備で残って、浩二さんを攻めさせるように心がけた。最後は山形もハーフウェイラインからなかなか出てこなかったので崩すのは難しかった。リーグ4位というのはすごく悔しい結果。ACLには何が何でも出場したいので、その気持ちを強く出して天皇杯では優勝しないといけない。
【曽ヶ端 準】
結果は非常に残念。勝ちきれない試合が多く、それを修正しきれずに最後まで来てしまった。天皇杯が残っているので、その辺りをチーム全体で少しでも修正して改善しないといけない。
【岩政 大樹】
シーズン通して4位というのは満足できることではないけれども、今季はチャンスのほとんどがセットプレーということを考えるとそれで上の順位を望めるかということも考えてしまう。チームとして、もっと突き詰めて考えないといけない。(全試合フル出場でリーグ最小失点数という結果に関して)優勝がついてこないと意味がない。目指してはいたものだが、今はあんまり感じていない。
【中田 浩二】
今年を象徴するようなゲームになってしまった。中盤ではボールが回るし、手数が多くても得点できない。得点力不足と言われるけれども、FW陣だけのせいじゃない。チーム全体の問題。天皇杯に向けて気持ちを切り替えたいし、思い切ってやるしかない。チーム全体で積極性を追求し、ACLを自分たちの手で獲るためにも天皇杯では優勝を目指す。
【宮崎 智彦】
自分はDFなので、失点したことが一番良くなかったと思う。それに自分のパフォーマンス自体もまだまだだったと感じている。
2010年12月04日(土)
本日行われたJ1第34節山形戦は、1-1のドローに終わりました。
【J1:第34節 山形 vs 鹿島】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(10.12.04)
12月4日(土) 2010 J1リーグ戦 第34節
山形 1 - 1 鹿島 (15:34/NDスタ/13,647人)
得点者:16' 西河翔吾(山形)、53' 小笠原満男(鹿島)
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:今日でリーグ戦終了ですが、4位という成績についてどうお考えですか?
「基本的に、うちはスタートは4連覇を目指してやってきたわけですから、結果として4位というのは非常に残念な部分はありますけど、18チーム全員がその1位を目指してやっているわけですから、そういった意味で4位で終わったというところは悪くない成績ではないかなと思います。3年連続で優勝することができました。それがすべて最終節にもつれ込んでの結果で、今回も違う意味での結果を求められることになりましたけど、今回に関しては残念ながら、求められた、あるいは期待された結果にはならなかったというのは残念に思っています」
Q:他会場の情報も入れていたと思いますが、もう1点取りに行かなければならない状況で、まだリスクのかけ方が足りないのかなという印象を持ちました。その原因はどういうところにあったのでしょうか?
「別に僕はリスクを冒してないと思っていませんし、まず考えてもらえば、サイドバックをベンチに戻してハーフの選手(フェリペ ガブリエル)にサイドバックをやらせているわけですから。サイドバックのところにハーフの選手を入れて、フォワードを入れているわけですから。試合終盤のところでもフォワード4人がビッチに立っているわけであって、後ろの選手を見てもらえば本職のディフェンスは3人しかいなかった。ですから僕はリスクを負っていないということは考えていないし、適当に人を入れればいいという問題ではないと思います。やはりバランスよく配置してやるべきではないかなと、僕は考えているし、そうやったのではないかと思います」
Q:対戦相手として当たった田代選手の印象を教えてください。
「僕は本当に大好きな選手であって、僕の反対、あるいは僕の意向という部分を押し切って出ていったわけであって、今シーズン、うちとともに戦っていれば、よりよい成績を我々も出すことができたのではないかと思います」
以上
【J1:第34節 山形 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(10.12.04)
●野沢拓也選手(鹿島):
Q:ACLはまだ、天皇杯次第でチャンスがありますが?
「獲りたかったし、今回もいい位置にいて、獲れたものが獲れなかったから、悔しいです」
Q:山形のゴールをこじ開けるのがなかなか難しそうでしたが?
「勝てない相手ではなかったし、まして自分たちのサッカーができなかった面もあったし。いつもの鹿島はこういうサッカーじゃないっていうのは、みんなが観ててわかると思うし、今日は本当に、今年のアントラーズを物語っている結果になってしまったなと思います。チャンスはいっぱいありましたけどね、同点になって。負けたわけではないですけど、負けに等しい形でした」
●岩政大樹選手(鹿島):
「今日は別に、アウェイで引き分けというのはそんなに悪い結果じゃないし、シーズン通しての結果が4位だったというだけで」
Q:ACLへ向けては勝たなければいけなかったわけですが、チャンスはつくってもなかなか点が取れない試合でした。
「チャンスはほぼセットプレーしかなかったですし、今年はずっとそんな感じなので。それで2位になろうというのが甘いのかもしれませんね。もっともっとチームで、相手を崩す形、もしくは守りきる形、そんなところを学んでいかなきゃいけないと痛感します」
Q:それはチームの噛み合わせの部分ですか?個人の問題ですか?
「どちらもだと思いますけど、個人個人のコンディションもあまり上がってないというのもひとつですし、チーム全体として戦い方がまだまだ……まだまだというか、この時期に『まだまだ』と言っているぐらいですから、確立できなかったんでしょうね。難しいです。客観的に考えて、今年のゲームを観てうちがチャンピオンにふさわしいと思っている相手チーム、あるいは観た選手、サポーター含めてですけど、そういう試合はあまりできなかった。そういう意味では、4位という結果は妥当だったと思いますし、みんながもっと変わらなきゃいけない、レベルアップしなきゃいけないと思います」
Q:天皇杯に向けてはどういうふうに取り組んでいきますか?
「まずはゆっくり休みたいというのと、時間はたくさんあるので、まずはコンディションを整えて。変わらなきゃいけないと言いながら、3週間で変わることはできないので、今の現状で結果を出せるように、それを考えてやりたいと思います」
[ J1:第34節 山形 vs 鹿島 ]
フェリペ ガブリエルが豪快なアクロバティックシュートでゴールを狙うが、惜しくもゴールならず。
[ J1:第34節 山形 vs 鹿島 ]
1点を追う鹿島は53分、CKから伊野波雅彦が下村東美に倒されPKを獲得。このPKを小笠原満男が冷静に決めて同点に追い付く。
田代を称えるオリヴェイラ監督である。
敵ながら天晴れであった。
慰留に応え、共に戦っておれば歴史は異なったと言えよう。
しかしながら、今日の試合と同様にドローに泣いた試合を積み重ねてシーズンを終えたことが現実である。
とはいえ、この現実は既に過去である。
今は身体を休め、そして天皇杯へ気持ちを切り替えるのだ。
引き分けのない大会であれば、最少失点・最少敗戦のチームにとって有利と言えよう。
この記録もまた現実である。
鹿島アントラーズ:オズワルド オリヴェイラ 監督
4位という結果は非常に残念だが、18チームが優勝という同じ目標を目指して戦っているわけなので仕方がない部分もある。去年までの3年間はいつも最後の結果を得るのに最終節までもつれ込んだ。今年は優勝ではなく、全く違った結果を得るために最終節を戦ったわけだが、いい結果を出せなくて残念だ。(最後まで消極的な印象があるが)そんなことはないと思う。最終的に4人ものFWの選手を起用したわけだし、我々は最後までゴールを目指して戦ったと言える。
【青木 剛】
先に先制されたのが一番いけなかった。山形はみんなががんばれるチームなので、しっかりとその良さを出されて守られてしまった。(自身の交代出場について)守備で残って、浩二さんを攻めさせるように心がけた。最後は山形もハーフウェイラインからなかなか出てこなかったので崩すのは難しかった。リーグ4位というのはすごく悔しい結果。ACLには何が何でも出場したいので、その気持ちを強く出して天皇杯では優勝しないといけない。
【曽ヶ端 準】
結果は非常に残念。勝ちきれない試合が多く、それを修正しきれずに最後まで来てしまった。天皇杯が残っているので、その辺りをチーム全体で少しでも修正して改善しないといけない。
【岩政 大樹】
シーズン通して4位というのは満足できることではないけれども、今季はチャンスのほとんどがセットプレーということを考えるとそれで上の順位を望めるかということも考えてしまう。チームとして、もっと突き詰めて考えないといけない。(全試合フル出場でリーグ最小失点数という結果に関して)優勝がついてこないと意味がない。目指してはいたものだが、今はあんまり感じていない。
【中田 浩二】
今年を象徴するようなゲームになってしまった。中盤ではボールが回るし、手数が多くても得点できない。得点力不足と言われるけれども、FW陣だけのせいじゃない。チーム全体の問題。天皇杯に向けて気持ちを切り替えたいし、思い切ってやるしかない。チーム全体で積極性を追求し、ACLを自分たちの手で獲るためにも天皇杯では優勝を目指す。
【宮崎 智彦】
自分はDFなので、失点したことが一番良くなかったと思う。それに自分のパフォーマンス自体もまだまだだったと感じている。
2010年12月04日(土)
本日行われたJ1第34節山形戦は、1-1のドローに終わりました。
【J1:第34節 山形 vs 鹿島】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(10.12.04)
12月4日(土) 2010 J1リーグ戦 第34節
山形 1 - 1 鹿島 (15:34/NDスタ/13,647人)
得点者:16' 西河翔吾(山形)、53' 小笠原満男(鹿島)
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:今日でリーグ戦終了ですが、4位という成績についてどうお考えですか?
「基本的に、うちはスタートは4連覇を目指してやってきたわけですから、結果として4位というのは非常に残念な部分はありますけど、18チーム全員がその1位を目指してやっているわけですから、そういった意味で4位で終わったというところは悪くない成績ではないかなと思います。3年連続で優勝することができました。それがすべて最終節にもつれ込んでの結果で、今回も違う意味での結果を求められることになりましたけど、今回に関しては残念ながら、求められた、あるいは期待された結果にはならなかったというのは残念に思っています」
Q:他会場の情報も入れていたと思いますが、もう1点取りに行かなければならない状況で、まだリスクのかけ方が足りないのかなという印象を持ちました。その原因はどういうところにあったのでしょうか?
「別に僕はリスクを冒してないと思っていませんし、まず考えてもらえば、サイドバックをベンチに戻してハーフの選手(フェリペ ガブリエル)にサイドバックをやらせているわけですから。サイドバックのところにハーフの選手を入れて、フォワードを入れているわけですから。試合終盤のところでもフォワード4人がビッチに立っているわけであって、後ろの選手を見てもらえば本職のディフェンスは3人しかいなかった。ですから僕はリスクを負っていないということは考えていないし、適当に人を入れればいいという問題ではないと思います。やはりバランスよく配置してやるべきではないかなと、僕は考えているし、そうやったのではないかと思います」
Q:対戦相手として当たった田代選手の印象を教えてください。
「僕は本当に大好きな選手であって、僕の反対、あるいは僕の意向という部分を押し切って出ていったわけであって、今シーズン、うちとともに戦っていれば、よりよい成績を我々も出すことができたのではないかと思います」
以上
【J1:第34節 山形 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(10.12.04)
●野沢拓也選手(鹿島):
Q:ACLはまだ、天皇杯次第でチャンスがありますが?
「獲りたかったし、今回もいい位置にいて、獲れたものが獲れなかったから、悔しいです」
Q:山形のゴールをこじ開けるのがなかなか難しそうでしたが?
「勝てない相手ではなかったし、まして自分たちのサッカーができなかった面もあったし。いつもの鹿島はこういうサッカーじゃないっていうのは、みんなが観ててわかると思うし、今日は本当に、今年のアントラーズを物語っている結果になってしまったなと思います。チャンスはいっぱいありましたけどね、同点になって。負けたわけではないですけど、負けに等しい形でした」
●岩政大樹選手(鹿島):
「今日は別に、アウェイで引き分けというのはそんなに悪い結果じゃないし、シーズン通しての結果が4位だったというだけで」
Q:ACLへ向けては勝たなければいけなかったわけですが、チャンスはつくってもなかなか点が取れない試合でした。
「チャンスはほぼセットプレーしかなかったですし、今年はずっとそんな感じなので。それで2位になろうというのが甘いのかもしれませんね。もっともっとチームで、相手を崩す形、もしくは守りきる形、そんなところを学んでいかなきゃいけないと痛感します」
Q:それはチームの噛み合わせの部分ですか?個人の問題ですか?
「どちらもだと思いますけど、個人個人のコンディションもあまり上がってないというのもひとつですし、チーム全体として戦い方がまだまだ……まだまだというか、この時期に『まだまだ』と言っているぐらいですから、確立できなかったんでしょうね。難しいです。客観的に考えて、今年のゲームを観てうちがチャンピオンにふさわしいと思っている相手チーム、あるいは観た選手、サポーター含めてですけど、そういう試合はあまりできなかった。そういう意味では、4位という結果は妥当だったと思いますし、みんながもっと変わらなきゃいけない、レベルアップしなきゃいけないと思います」
Q:天皇杯に向けてはどういうふうに取り組んでいきますか?
「まずはゆっくり休みたいというのと、時間はたくさんあるので、まずはコンディションを整えて。変わらなきゃいけないと言いながら、3週間で変わることはできないので、今の現状で結果を出せるように、それを考えてやりたいと思います」
[ J1:第34節 山形 vs 鹿島 ]
フェリペ ガブリエルが豪快なアクロバティックシュートでゴールを狙うが、惜しくもゴールならず。
[ J1:第34節 山形 vs 鹿島 ]
1点を追う鹿島は53分、CKから伊野波雅彦が下村東美に倒されPKを獲得。このPKを小笠原満男が冷静に決めて同点に追い付く。
田代を称えるオリヴェイラ監督である。
敵ながら天晴れであった。
慰留に応え、共に戦っておれば歴史は異なったと言えよう。
しかしながら、今日の試合と同様にドローに泣いた試合を積み重ねてシーズンを終えたことが現実である。
とはいえ、この現実は既に過去である。
今は身体を休め、そして天皇杯へ気持ちを切り替えるのだ。
引き分けのない大会であれば、最少失点・最少敗戦のチームにとって有利と言えよう。
この記録もまた現実である。