鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

曽ケ端、円熟味を増す

2012年05月31日 | Weblog
2012年05月31日(木)

9時より室内トレーニング後、グラウンドで攻守のトレーニングを実施しました。午後練習は16時スタートとなります。

シュートストップする曽ケ端である。
ここ数試合の曽ケ端は神懸かっており、素晴らしいセービングを連発しておる。
やはり、良いチームには良いGKが存在するものである。
GKとして最も脂ののった時期を謳歌する曽ケ端は、まさに守護神と読んで良かろう。
曽ケ端の鉄壁の守備で失点を減らし、一つ一つ勝利を積み重ねて行きたい。
楽しみである。

山形・奥野監督、ラジオ出演

2012年05月31日 | Weblog
奥野監督、ラジオで地元トーク…山形

ラジオ番組で対談した(左から)福島監督、進行役の山内智佳子さん、奥野監督

 J2山形の奥野僚右監督(43)が30日、鹿島の選手時代以来となる生涯2度目となるラジオ番組のパーソナリティーを務めた。出演したのはFM山形の「TEAM YAMAGATA」。普段はモンテの選手が司会として山形県のアスリートと対談するが、今回はクラブの推薦もあって指揮官自らの登場となった。

 ゲストで招かれたのは女子実業団バスケの強豪・山形銀行を率いる福島雅人監督(41)。奥野監督の京都市の実家近くで福島監督が学生時代を過ごしたという縁があり、いきなり意気投合。「すれ違っていたかもしれませんね」(福島監督)という問いかけに、「いつものラーメン屋でしょ」(奥野監督)と地元トークが弾んだ。

 また、競技は違えど同じ指導者として、「試合に勝てば選手のお陰」という監督業の宿命を確認しあった。最後には奥野監督が山形銀行の練習を見学するプランまで浮上。プライベートでの第2弾を約束して収録を終えた。番組は6月2日午後6時から放送される。

(2012年5月31日11時16分 スポーツ報知)

ラジオ番組に出演した山形の奥野監督である。
昨季までは鹿島のコーチとして裏方に徹しておったため、こういった表舞台への露出はほぼなかったが、今季は監督として山形を代表しておる。
このような仕事もしていかねばならぬであろう。
監督としての奥野の側面があらわになるこの番組を是非とも山形県民には聴取して欲しい。
山形に溶け込み、チームだけでなくサポーターに愛される監督となるのだ。
奥野監督に期待しておる。

神戸・田代、ふくらはぎを負傷

2012年05月31日 | Weblog
西野監督 ケガ人続出でチーム立て直しに誤算…
 西野ヴィッセルにケガ人が続出した。練習を再開した30日、午前中にFW田代が途中でチームから離れ、午後練習も回避した。さらにリーグ戦7試合連続で先発中のMF大屋も別メニュー調整。「大屋はふくらはぎ。田代も前と逆の(右)ふくらはぎをやったみたい。筋肉系(のケガ)が多いんでね。グラウンドが固いのかもしれない。水をまいたりしているけど…」と顔をしかめた。

 就任前からMF橋本とFW吉田も同じような箇所を痛めて離脱中で、そこにまたも襲った謎のふくらはぎトラブル。この日も9対9のゲームが精いっぱいだった。このリーグ戦期間中に新たな可能性を探るつもりの指揮官にも誤算となりそうだ。

[ 2012年5月31日 06:00 ]

ふくらはぎを痛めて練習から離脱した神戸の田代である。
前節の鹿島戦ではアディショナルタイムにゴールを決め、改めて得点能力の高さを思い知った。
しかしながら、こうも怪我が多くては安定し起用しにくい。
無事是名馬とは良く言ったものである。
とはいえ、田代の才能は誰もが認めるものと言って良かろう。
負傷を治し、神戸に勝利をもたらせて欲しいところ。
幸いなことに、リーグ戦は中断期間である。
この時間を活かし、じっくり治療に専念して欲しい。
田代の活躍に注目しておる。

アレックス、軽快に走る

2012年05月30日 | Weblog
2012年05月30日(水)

15時より室内トレーニングを行った後、グラウンドでボールを使用したダッシュ走を実施しました。

ダッシュ走をするアレックスである。
負傷から戦列を離れておったが、元気な姿を見せておる。
これは嬉しい。
左サイドは新井場が担っておるが、イエローカードが3枚累積しており、出場停止リーチである。
さすがにU-19日本代表とはいえ、隆雅を起用するのはギャンブル過ぎると言えよう。
ここで、アレックスの復帰ほど心強いニュースはない。
アレックスの尽きぬスタミナと左足から繰り出されるパスに期待したい。
楽しみである。

U-23日本代表・山村、失意の帰国

2012年05月30日 | Weblog
U23敗退…山村主将ざんげの帰国

 3試合で7失点に終わったトゥーロン国際を振り返る山村

 トゥーロン国際大会で1次リーグ敗退したU‐23日本代表が29日、フランスから帰国した。エジプト戦で、相手へのマークの甘さから決勝点を献上してしまった主将のDF山村和也(鹿島)は「本当に申し訳ないという気持ち」と肩を落とした。過去2大会、予選で主将を務めた選手は本大会メンバーから外れるというジンクスがあるが「ゴール前の厳しさを持たないといけない」と生き残りへ課題を挙げた。6月18日から20日、五輪本大会メンバー発表前の候補合宿を国内で行う予定だ。
(2012年5月30日)

トゥーロン国際大会から帰国したU-23日本代表の山村である。
主将としてチームを牽引したが、残念な結果となり、謝罪の意を表しておる。
そしてCBとして最終ラインで守りきれなかったことを悔やんでおる様子。
この大会で、CBの厳しさをより感じたことだろう。
良いポジショニングと連携だけでは守りきることは困難である。
最後の壁となり、弾き返す強さが必要なのだ。
山村は多くのものを得て帰国した。
山村の成長に期待大である。

アレックスPT、ブラジル帰国

2012年05月29日 | Weblog
アレックスPT帰国のお知らせ
本日(29日)アレックス フィジオセラピストがブラジルに帰国しましたので、お知らせいたします。

<アレックス フィジオセラピスト>

本名:
Alexsander Evangelista Roberto
(アレクサンデル・エヴァンジェリスタ・ロベルト)

登録名:
アレックス

生まれ:
1973年3月10日、ブラジル・リオデジャネイロ出身

同氏は2007年より鹿島アントラーズに所属


アレックス フィジオセラピストが帰国とのこと。
これは寂しい。
Fマリノスへ移籍したマルキーニョスもアレックスを慕い、鹿島で療養した。
多くの選手が彼の力で実力をピッチで出したと言って良かろう。
また、パワープレート導入でも尽力しておる。
お子さんの教育問題で帰国とのことだが、再び鹿島に戻ってくる可能性も捨ててはおらぬ。
今はサヨナラとだけ言っておきたい。
お元気で。

U-19日本代表 カメルーン戦

2012年05月29日 | Weblog
U-19日本代表 南アフリカ遠征 第2戦試合結果
SAFA CAPE TOWN U20International Tournament予選グループB組
2012年5月28日(月) 20:30K/O Athlone Stadium
U-19日本代表 2(2-0)1 U-19カメルーン代表





スターティングメンバー
GK
中村 航輔(柏レイソルU-18)
DF
松原 健(大分トリニータ)
鈴木 隆雅(鹿島アントラーズ)
高橋 祐治(京都サンガF.C.)
岩波 拓也(ヴィッセル神戸U-18)
MF
熊谷 アンドリュー(横浜F・マリノス)
荒野 拓馬(コンサドーレ札幌)
橋本 拳人(F.C.東京)
矢島 慎也(浦和レッズ)
廣田 隆治(FC岐阜)
FW
南 秀仁(東京ヴェルディ)

リザーブメンバー
GK
櫛引 政敏(清水エスパルス)
DF
山中 亮輔(柏レイソル)
川口 尚紀(アルビレックス新潟ユース)
MF
榊 翔太(コンサドーレ札幌)
田鍋 陵太(名古屋グランパス)
野津田 岳人(サンフレッチェ広島F.C.ユース)
秋野 央樹(柏レイソルU-18)
松本 昌也(JFAアカデミー福島)
FW
久保 裕也(京都サンガF.C.)

得失点経過
13分 廣田 隆治
41分 南 秀仁
50分 失点(PK)

交代
76分 南 秀仁⇒久保 裕也
80分 荒野 拓馬⇒野津田 岳人
86分 矢島 慎也⇒榊 翔太

監督・選手コメント

吉田監督
ケニア戦と同様に入り方は非常に良く、先制点も取れたので満足している。その後やはり少しペースダウンをして我慢の時間帯が続いたが
追加点も取ることができたし選手たちは非常に良く頑張ったと思う。
次はブラジル代表との試合だがなかなか試合ができる相手ではないのでとにかく全力でぶつかりたい。

南秀仁選手
アジアでは経験できないようなプレッシャーやスピードで最初は戸惑う部分もあったけどうまくチームで戦えたと思います。
欲を言えば決めるべきところで点が取れていればもう少し楽な展開になったと思います。
ケニア戦もこの試合もチームとして我慢が出来ているので失点も少ないし勝てていると思う。
次のブラジル戦もがんばります。

U-19日本代表 次戦スケジュール

2012年5月30日(水) vs ブラジル代表 18:00K/O Athlone Stadium

予選グループB組 他試合結果

5月28日(月) 18:0K/O Athlone Stadium
U-19ブラジル代表 3(2-0)0 U-19ケニア代表


カメルーン戦に先発し、フル出場で勝利に貢献したU-19日本代表の隆雅である。
左SBのポジションを得つつある模様。
チームも勝ち点を6に積み上げ、決勝トーナメントへ進出した。
次はGL首位を賭けブラジルとの対戦となる。
この大会で隆雅は貴重な国際経験を積んでおる。
将来へ飛び立つため、羽ばたくのだ。
楽しみにしておる。

流通経済大学サッカー部・中野雄二総監督、山村を語る

2012年05月29日 | Weblog
比嘉と山村が五輪代表で使われる理由
2012年5月29日

流経大の中野雄二総監督は28日のトークイベントで、同校OBで五輪代表の比嘉祐介と山村和也について、その魅力や持ち味を明らかにした。

28日、秋元大輔著「なぜ流通経済大学サッカー部はプロ選手を輩出し続けるのか?」の出版記念として行われたトークイベントに出席した中野総監督は、トゥーロン国際を含めて批判の対象になることも多い両選手が代表に選ばれ続ける理由についてこう語った。

中野
比嘉は野性的な子なんです。
やべっちFCで質問を読んで答えるというコーナーがあったんですが、
あのときほど僕は緊張したことはありません。
というのは、比嘉は漢字が読めないんですよ。
質問を読めるのか心配で、実はテレ朝に電話しまして、
そしたら全部ひらがなで書いてありますと聞いてほっとしたんですけど。
皆さんには笑われるかもしれなけど、二桁の引き算ができないんです。
それくらい論理的なことはダメです。
ただ関塚さんの言葉を借りますと、
サイドバックでは一番評価が高い。
応対能力は酒井高徳よりも全然いい。
オフェンスのところは高徳の方がいいかもしれないけれど、
相手の良さを消す守備の力は比嘉は抜群なんだと。
それは大学4年のときからずっと言われてまして、
なんで大学生が選ばれているのかって賛否両論あったんですけど、
僕が見ていても比嘉はそういう才能はずば抜けている。

それから大津とか宇佐美とか、
前線でわりと自分本位のプレーをする選手は、
はじめて召集されたときに全部、比嘉と同じ部屋になっているんです。
比嘉のペースに巻き込むことでチームに馴染んでいく。
関塚さんはその辺の役割を比嘉に託しているんです。
比嘉と永井は非常に波長が合います。
大学選抜とかで預かっても、
普通は関西の人が食事のときなど場の雰囲気を作るんですけど、
永井と比嘉がいるときは、永井と比嘉が仕切っていました。
それくらい野性的な感覚がある選手です。

山村は論理的にもしっかりしていますし、
高校が国見ですから強制強制の中で育ってきて、
大学ではある程度自由に、
本人たちの意思に任せて食事もトレーニングもしてきましたから、
その両極端を経験したことで、
自分自身に責任感を植えつけてきたのかなと思います。

ただ非常に優しい子で、W杯に帯同したり、
大学4年間で20カ国以上に遠征に行っているんですけど、
自惚れて帰ってきたことが一度もありません。
例えば扇原どうなんだとか、同じポジションの選手のことを聞いても、
必ずその選手のいいところを言います。
俺の方がいいとか、なんであの選手を使うんだとか、
そういうことを言ったことがありません。
本当に人が良すぎます。

センターバックとしては多少ダーティでも、
相手を抑えるためにガツンと行かなきゃいけない場面というのも、
これから世界と戦う中ではあると思うんですが、
そういう雰囲気がないので、
見る人が見ればマーキングが甘いとか、
ポジションの取り方が遅いんじゃないかとか、
そういった指摘は妥当だと思います。

これから彼はJリーグの中で外国人FWのマークをしていく中で、
多少ギリギリのところのプレーを覚えて行かないと、
中澤だったり闘莉王のようなDFになれるかといったら
疑問に思う部分もあります。

日本選手全体の課題ですけど、
指導者の僕がファウルしていいよと言っているわけではなくて、
その日のレフェリーがどういう基準で裁いている人か。
野球で言えば、アウトコースの低めを取る人だなとか、
インコースをあまり取らない人だな、とか、
癖や特徴があるわけじゃないですか。
それを選手がどれだけ早く把握して、
今日のレフェリーはここまではOKだな、という駆け引きを
身に着けていくしかないですね。

フェアプレーというと、
激しい当たりを避けるような傾向がありますが、
汚いと激しいは違うんですね。
その辺が日本のサッカーの中で誤解をされているところなのかと思います。

山村は状況判断が良い選手なので、
ギリギリのところで体を投げるという習慣をあまり持っていないです。
山村は常にスタンディングなポジションでプレーすることが多いんですね。
それは大学リーグでは良いポジショニングだねってほめられるけれど、
もう一ランク二ランク上に行けば、
そういう中でもギリギリのところで体を投げるということができないと、
世界では通用しないんじゃないかなと思っています。


流通経済大学サッカー部の中野雄二総監督による山村評である。
倫理的で責任感がある、そして、優しい、と山村の良さを評価したところで、ダーティさに欠けるとのこと。
更に世界では通用しないとばっさり切っておる。
これは残念と言えよう。
とはいえ、この評はギリギリのプレイを覚えるか否かとといったところにかかっておるとの前提である。
山村はプロ1年生の若きプレイヤーである。
ここから鹿島で学び、大きく成長してくれるであろう。
幸いなことに、鹿島にはDFを専門とする大岩コーチがおる。
大岩コーチと共に、山村がワールドクラスのDFに育っていく様を見守りたい。
楽しみである。

秋春制への移行、実行委員会が反対

2012年05月29日 | Weblog
13年のJリーグ秋春制移行 実行委員の大半が反対
 シーズンの秋春制移行について話し合うJ1、J2臨時実行委員会が29日、都内で開催されるが、関係者によれば、日本協会が提案した13年からの移行には大半の実行委員が反対していることが判明した。

 協会は、来季を13年春から1年半のシーズンとして開催し、14年秋から秋春制に完全移行する案を提案中だが、来年の試合数が減ることで収入も減るため、年間契約しているスポンサー、選手の年俸など調整すべき問題が山積みだ。各実行委員とも将来的な秋春制移行には一定の理解を示しつつも、来季からの移行は時期尚早とみている。日本協会もJリーグの意向は尊重する構えで、秋春制移行は先送りされる可能性が高くなった。

[ 2012年5月29日 06:00 ]

2013年より秋春制へ移行する案に反対する臨時実行委員会である。
当然の反応であろう。
5月9日に報じられた今回の案であるが、問題は山積みで時期尚早という考えの模様。
ただし、将来的な秋春制への移行には理解を示したとあり、不安を感じる。
カズにも否定されておる秋春制への移行は、メリットの比べてデメリットが大きすぎる。
まずは移行ありで議論するのではなく、移行せずに良い結果を導き出す方針で検討して欲しいと切に願う。

神戸・伊野波、鹿島戦で負傷

2012年05月28日 | Weblog
伊野波、右太もも張りで別メニュー
 日本代表DF伊野波雅彦(26=神戸)が右太ももに張りを訴え、別メニュー調整となった。28日、W杯ブラジル大会アジア最終予選で6月に序盤3試合を戦う日本代表は埼玉県内で合宿4日目の練習。伊野波は全体練習を離れ、ランニングなど軽めの調整となった。「前回のJリーグの試合(26日)で少し痛めた。そんなに長い時間はかからないと思う」と軽症とした。
 [2012年5月28日20時14分]

先日の試合で太ももを痛めた神戸の伊野波である。
日本代表に合流するも別メニューで調整とのこと。
代表での起用法はほぼ確立されておるだけに問題はないであろうが、神戸ではポジションと起用法について指揮官を悩ませておるだけに、万全な状態で神戸に戻りたいところ。
また、伊野波本人は軽傷をアピールしておるが、甘く見ぬ方が良い。
伊野波の動向を追っていきたい。

U-23日本代表・山村、食らいついていく必要があったと反省

2012年05月28日 | Weblog
弱点突かれたサイド攻撃 3試合で7失点
2012.5.28 18:15
 準決勝以降にも世界の強豪との真剣勝負が待っているはずだった。しかし、3試合で7点も失うようでは挑戦権が回ってくるわけもない。「もったいない」と吐き捨てた東の胸中を察してあまりある、痛恨の1次リーグ敗退となってしまった。

 エジプト戦でも、以前と同じような失点シーンが繰り返された。0-1の前半37分、FKが左サイドにこぼれてからクロスを上げられ、モハセンに押し込まれる。後半33分の決勝点も左サイドのFKを中央でスーリマンに頭で合わせられた。

 先制点につながる間接FKを与えたのもサイド突破がきっかけ。トルコ戦とオランダ戦の計4失点もサイドを崩されたのが原因だ。関塚監督は「サイドにスピードがあり、中にもトップスピードで入ってきた」と悪夢のリプレーを振り返る。

 「サイドは個人では勝てない。チームで対応を考えないといけない」と唇をかむ鈴木大。山村も「センタリングを上げられた後、中でしっかりと食らいついていく必要があったと思う」と、ディフェンス面の課題を痛感した。

 弱点を洗い出せたのは強豪との実戦を経験できたから。それだからこそ、1次リーグ敗退により、もう2試合を戦えなくなった意味は重い。指揮官が「5試合やりたかった」と嘆いたように、ロンドン五輪に向けては悔やんでも悔やみきれない早期敗退となった。(奥山次郎)


中央での守備を悔やむU-23日本代表の山村である。
主将として守備の要を担った挙げ句が7失点では、山村としては悔しい思いをしておろう。
特に失点時に山村が相手攻撃陣に絡んでいる姿が映し出され、彼が全ての責任を背負っておるようにも受け取れる。
たしかに、もっと寄せるべきでは、もっと強い当たりをすべきではと思うのも仕方があるまい。
しかしながら、サイドを制圧され、そこから易々とクロスを上げられては難しい部分もあったのではなかろうか。
相手のサイド攻撃がこうも決まったのは、戦術的なものなのか、人材的なものなのかは難しい判断ではあるが、日本の弱点として全世界に知れ渡ってしまったことだけは紛れもない事実である。
ロンドン五輪開幕まで短い期間ではあるが、対応に迫られておる。
OAの起用か、ボランチの対応を変えるのか。
関塚監督の手腕に期待したい。

U-23日本代表・大迫、Jリーグで見返したい

2012年05月28日 | Weblog
関塚監督ガックリ「同じような失点重ねた」
関塚隆・U-23日本代表監督の話
 「同じような形で失点を重ねた。(1次リーグを突破して)5試合やりたかった。五輪本大会へ、やってきたことの精度を高めたい」

宇佐美の話
 「得点以外はよくなかった。個で打開する場面がもっと多ければ。五輪は行きたいし、本当に大事な大会。あと2試合アピールできる機会があればよかった」

酒井の話
 「粘り強くできた。五輪は1次リーグで終わるわけにはいかないし、全員が金メダルを取るつもりでやっていこうという気持ちでいる」

大津の話
 「自分たちが入って取り返そうという気持ちで戦ったが、非常に残念。レベルが高い大会の中で通用する部分、しない部分が見えた」

東の話
 「僕自身もふがいない大会。チームとしても1次リーグを突破できなかったのは非常に悔しい。絶対に出場して、ロンドンで借りを返したい」

大迫の話
 「悔しい。少ししか試合に出られなかった。また一からやり直し。Jリーグで見返したい」

村松の話
 「もっと相手をつかまえないといけなかった。自分にとって今大会はアピールの場。もう2試合できないのは悔しい」

斎藤の話
 「対人プレーで力不足を感じた。もったいない失点があった。もっとできると思う。セットプレーは弱点として感じないといけない」



後半 モロッコの決勝ゴール。山村(中)安藤(右奥)も反応できず=ルラバンドゥ(撮影・山田俊介)


日本-エジプト 前半、相手FKを防ぐ(左から)宇佐美、大岩、山村、指宿、扇原=ルラバンドゥ(共同)


限定された出場機会に悔しさをにじみ出すU-23日本代表の大迫である。
今大会では不発に終わり、不満の残るところとなった。
ここは、大迫本人の申すようにJリーグでの爆発に期待したいところ。
しかしながら、鹿島では大迫不在の間にジュニーニョが結果を残し、ポジションが危うくなっておる。
五輪云々という前に鹿島でのレギュラー争いが激しくなっておる。
鹿島に戻り、激しい戦いで切磋琢磨して欲しい。
そして出場を果たすのだ。
このトゥーロン国際大会を糧に成長した大迫のJリーグでの活躍に期待である。

神戸・伊野波、ボランチ適正に疑問

2012年05月28日 | Weblog
西野監督 ボランチ探しに奮闘…新戦力の発掘なるか
 初陣の鹿島戦(26日、ホームズ)を落とした神戸の西野監督は27日、チームの核となるボランチ探しに頭を悩ませた。前日の試合は、これまでの流れから日本代表MF伊野波を先発で使ったが、後半途中からセンターバックへとコンバート。「今年はずっとあのポジションをやっているけど、適性があるかどうかはクエスチョンがあった」と今後の起用法に含みを持たせた。

 また途中からボランチに移動させたMF野沢についても「拮抗(きっこう)した展開でのディフェンスがどうか」と守備力の不安を口にした。この日はステップアップリーグの京都戦を視察した新指揮官。新戦力の発掘を含め、試行錯誤の時期が続きそうだ。

[ 2012年5月28日 06:00 ]

西野監督からボランチの適正に疑問を持たれる神戸の伊野波である。
プロキャリアをスタートさせたFC東京に於いてはMF登録であり、ボランチとしての出場を果たしておった伊野波であるが、鹿島に於いてはボランチでの先発はきわめて少ない。
満男と中田コが負傷し、中後が移籍した2009年でさえ復帰間もない本山をコンバートしてまで起用しながらも、伊野波を一度も試しておらぬのである。
オリヴェイラ監督としては、伊野波をボランチとしては見なしておらなんだと考えて良かろう。
その伊野波をボランチとして起用しておった神戸に問題があったと考えて良いのではなかろうか。
それとも、神戸の前監督としては伊野波のCBとしての才能に疑問を持っておったのやも知れぬ。
鹿島としても、伊野波がレギュラーとして優勝を果たしながらも、イ・ジョンスを補強した過去がある。
この辺りに完全なる信頼を得ていなかったように、今は思える。
結局、伊野波の能力に疑問の余地はないが、帯に短し襷に長しといったところと言って良かろう。
今後の神戸での起用法に注目したいと思う。
また、試合の途中からボランチに下げた野沢については、ボランチとしての守備力に問題があると評されておる。
さすがに、長らく在籍した鹿島でも試そうという話題さえなかった野沢のコンバートは論外であろう。
逆に野沢をボランチとして開眼させられたとしたら、その手腕は永久に語り告げられるものではなかろうか。
神戸の選手起用を追っていきたいと思う。

神戸戦レビュー

2012年05月27日 | Weblog
【J1:第13節 神戸 vs 鹿島】レポート:神戸のシュート数は鹿島の2倍。それでも勝つ鹿島の強さと、神戸の可能性が見えた一戦(12.05.27)
5月26日(土) 2012 J1リーグ戦 第13節
神戸 1 - 2 鹿島 (17:04/ホームズ/22,766人)
得点者:7' ジュニーニョ(鹿島)、51' 興梠慎三(鹿島)、90' 田代有三(神戸)


「西野監督になって、このチームが変わっていくと断言できます」。
試合後の会見で鹿島・ジョルジーニョ監督が語った言葉だ。「数試合すれば(今までのスタイルに)上積みされた神戸になると思いますし、(その前の)今の段階で当たってよかった」とも言う。もちろん、勝利監督特有のリップサービスも多少は含まれるだろうが、3月20日に対戦したヤマザキナビスコカップの時とは違う“何か”を新生・神戸に感じ取ったのかもしれない。

試合は異様な雰囲気で幕を開けた。神戸側のゴール裏には『西野監督、選手、サポーター全員で出航!! イコウゼ世界!!』と書かれた横断幕が掲げられていた。一方の鹿島側のゴール裏には『目の色かえろ!! 』という強いメッセージ。神戸の野沢拓也がウォーミングアップでピッチに姿を現すと鹿島サポーターからは大ブーイング。同じく古巣対決となった田代有三、伊野波雅彦にも容赦ないブーイングのシャワーが浴びせられる。今季最多の22,766人が詰めかけたホームズスタジアム神戸は、いつもとは温度の違う熱気に包まれていた。

前半の立ち上がり。神戸は積極的にオーバーラップする相馬崇人を軸に、左サイドから攻撃を仕掛ける。逆に鹿島は相馬の上がった後のスペースを執拗に狙っていく。その左サイドの攻防はほぼ互角。このまま、しばらく膠着状態が続くかと思われたが、試合は意外にも早く動いた。7分に鹿島の青木剛が前線へハイボールを放り込むと、神戸のイ グァンソンがボール処理をミス。後ろに流れたボールに鹿島のジュニーニョが反応し、華麗なドリブルシュートで先制に成功する。

その後は、神戸の西野朗監督が「出足はもう少し安定して、リスクを犯さないでバランスを保ってと考えていたけれど、ワンプレーでガラリと流れが変わった」と振り返るように、鹿島がやや優勢に試合を進めていく。それでも神戸は10分に朴康造がセンターサークル付近でインターセプトしたパスをダイレクトで前線の大久保嘉人へつなぐと、大久保が切り返しを一つ入れてシュートを放つなど、何度か鹿島ゴールを脅かした。伊野波や大屋翼、イ グァンソンらのロングフィードから、大久保や小川慶治朗、野沢、朴らがセカンドボールを拾ってチャンスも広げた。だが、結局は無得点。ボールポゼッションで勝る鹿島が有効に時間を使い、前半を1点リードで折り返す。

後半。動いたのは1点を追う神戸だった。スタートから西野監督は前線のターゲットマンとして田代有三を投入。「あまりサイドへ流れずに中央でプレーするよう監督には言われた」という田代が身体を張ったポストプレーを見せると、徐々に神戸がリズムをつかみ始める。だが、またしても波に乗りかけた時間帯(51分)に神戸は追加点を許してしまう。鹿島の遠藤康が左のドゥトラへロングフィードし、ドゥトラがドリブルでペナルティエリア内へ侵入。最後はドゥトラからの折返しを興梠慎三が流し込んで2点目を奪った。

その後は、神戸が鹿島のお株を奪うようなパスワークを見せ、62分頃にはゴール前で森岡亮太がキックフェイントでDF2人を交わしミドルシュートを放つなど、ピッチにはゴールの匂いが漂い続ける。そして90分には大久保、北本久仁衛、森岡とつなぎ、森岡がワンタッチで落としたボールを田代が詰め、1点を返した。だが、反撃もここまで。試合巧者の鹿島がリーグ戦2連勝を飾った。

ところで冒頭部分で記した鹿島のジョルジーニョ監督が感じたであろう“何か”とは一体何だったのか。それは試合3日前に西野監督が話していた「攻守ともにリーダーが必要」という言葉にも関係があるように思う。

この試合の後半途中から、神戸は伊野波をボランチからセンターバックに、野沢を2列目からボランチに下げた。試合後の会見で西野監督は理由をこう話す。
「(野沢は)一つ前の、相手の一番嫌なゾーンで起用するのがベストだと思う。(中略)でも、ボールをコントロールして攻撃にスイッチを入れるスタイルの選手が神戸には必要。(伊野波は)ディフェンスやアンカーではいいと思いますが、ボール配球や前線の選手を生かしていくスタイルの選手ではない。野沢にとっては本意ではなかったと思いますが(ボランチを)よくこなしてくれた」。
あくまで模索中ながら、野沢のボランチ、伊野波のセンターバックも「状況によってはチャレンジする可能性もある」と西野監督は示唆している。実際、鹿島戦の後半はこの野沢と伊野波の起用策でボールを保持し、ショートパスをつないで得点にも結びつけている。決して攻守のリーダーが決まったわけではないが、次のステップに必要な選手像が見えた試合だったのではないだろうか。

前半のシュート数は神戸6、鹿島5に対し、後半は神戸10、鹿島3。この数字を比較しても神戸が後半は完全にゲームを支配したと分析できるだろう。つまり、神戸の可能性が多少なりとも見えた一戦だったといえる。ただ、この状況で、なおかつアウェイという中で勝ち切る鹿島は強い。小笠原満男が「でも、2連勝しただけ。目標はここじゃないので、まだまだ勝っていかないといけないし、どんどん順位を上げていかないといけない」と語るように、鹿島には強いメンタルも根付いている。常勝を半ば義務付けられている鹿島と常勝チームを目指している神戸とでは、経験や完成度という点でまだ埋められない差があるのかも知れない。


以上
2012.05.27 Reported by 白井邦彦


神戸を常勝チームを目指していると称するレポートである。
確かに選手の乱獲と監督の招聘はその布石と受け取ることが出来る。
しかしながら、そのような継ぎ接ぎチームは、一時的に勝利を得るチームとなっても、「常勝チーム」と成り得るのであろうか。
そんなはずは、あり得ない。
そして、そうさせてはならぬのだ。
そのために真の常勝チームが勝利を積み重ねねばならぬ。
小笠原主将の申すようにまだまだ勝っていかねばならぬ。
我等は常に勝利に餓えておるのだ。