鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

Happy Birthday. 隆雅

2015年02月28日 | Weblog
2015年02月28日(土)


選手たちは約1時間30分ほど、午前練習を実施しました。いい緊張感の中、誕生日となる雅選手もはつらつとした動きを見せていました。


誕生日を迎えた隆雅である。
21歳と、サッカー選手として実力が伴ってくる年代となった。
心なしか表情も凛々しく感じる。
不動のレギュラーとなった山本脩斗を脅かす存在となるのだ。
高さ、速さ、キック力に加え、左利きというアドバンテージを持っておる。
隆雅の更なる成長を期待しておる。

ジャイール、S.E.R.カシアス・ド・スルへレンタル移籍

2015年02月28日 | Weblog
ジャイール選手 S.E.R.カシアス・ド・スル へ期限付き移籍のお知らせ
ジェフユナイテッド市原・千葉に所属のジャイール選手が、ブラジル リオグランデ ド スル州選手権(カンピオナット ガウーショ1部)所属のS.E.R.カシアス・ド・スル(ブラジルセリエC)に期限付き移籍することが決まりましたので、お知らせいたします。

ジャイール・エドワルド・ブリト・ダ・シルバ(Jair Eduardo Britto da Silva)

□移籍:
期限付き移籍(~2015年5月20日)

□国籍:
ブラジル

□生年月日:
1988年6月10日(26歳)

□身長/体重:
179cm/76kg

□ポジション:
FW

□経歴:
2007~2009年 ABC(ブラジル)
2009~2010年 ペロタス(ブラジル)
2010年 ポンチプレッタ(ブラジル)※ペロタスより期限付き移籍
2010~2011年 ペロタス(ブラジル)
2011~2012年 済州ユナイテッド(韓国)
2013年 ジェフユナイテッド市原・千葉
エミレーツ・クラブ(アラブ首長国連邦)
※ジェフユナイテッド市原・千葉より期限付き移籍
2014年 鹿島アントラーズ ※ジェフユナイテッド市原・千葉より期限付き移籍
ジェフユナイテッド市原・千葉

□コメント:
「サポーターの皆さん、今までサポートしてくれてありがとうございました。たくさんの人にサポートしていただき、感謝しています。これからもジェフを応援し続けてください。」

□ワシントン副会長(元ブラジル代表、元浦和レッズ)コメント:
「この度ジャイール選手をジェフユナイテッド千葉よりレンタル移籍で獲得しました。彼のポテンシャルに期待し、また伝統あるジェフユナイテッド千葉とカシアスとの新たな友情の始まりとなること期待しています。」


S.E.R.カシアス・ド・スルへレンタル移籍するJEFのジャイールである。
カシアスの副会長であるワシントンはかなり期待しておる様子。
是非とも母国にて実力を発揮して欲しい。
ジャイールの活躍の報を待っておる。

源とカイオ、期待させる面持ち

2015年02月27日 | Weblog
2015年02月27日(金)


選手たちは1時間ほどミーティングを行った後、パス練習や攻守のトレーニングを実施しました。


ストレッチを行う源とカイオである。
笑顔がこぼれチームの雰囲気が伝わってくる。
次戦はアジアのアウェイ。
厳しい戦いが予想される。
カイオの速さ、源の強さが求められる。
力強く勝利を掴もうではないか。
期待しておる。

植田、終わったものは取り返せない

2015年02月27日 | Weblog
鹿島植田が失点を猛省「練習しかない」
 鹿島のU-22日本代表DF植田直通(20)が猛省した。

 前日25日のACLウェスタンシドニー戦に1-3で敗戦。決勝点となった2失点目は、自身がゴール前に取り残されたためオフサイドを取れなかった。試合後にセンターバックのコンビを組む昌子とも話し合い「個人的に映像も見た。次にどうつなげるか。反省点を踏まえて練習していくしかない」。3月4日の敵地FCソウル戦でリベンジする。
 [2015年2月27日7時22分 紙面から]

鹿島DF植田 ACL敗戦を糧に誓う「反省する部分はあった」
 鹿島DF植田がACLの苦い経験を糧にすることを誓った。25日のウェスタン・シドニー戦ではDFラインを崩してオフサイドを取れず、決勝点献上の一因となり「反省する部分はあった」と話した。

 試合後はセンターバックでコンビを組むDF昌子と話し合い、自分でもビデオで振り返ったという。「きのうはホーム試合だったし、あそこで勝ち切れるようにならないといけない」。リオデジャネイロ五輪アジア予選の予備登録メンバーに選出された大型DFは、痛い敗戦をプラスに変えるつもりだ。
[ 2015年2月27日 05:30 ]

【鹿島】植田&昌子、ACL初戦の大敗反省
2015年2月27日6時0分 スポーツ報知

 ACL初戦のWシドニー戦、ホームながら1―3の大敗から一夜明け、試合に出場したメンバーはクラブハウスの室内で軽い調整を行った。

 U―21日本代表DF植田は「反省する部分はいろいろある。個人的に映像を見返した」と神妙に振り返った。試合後はCBでコンビを組んだDF昌子と話し合い、互いに反省。「終わったものは取り返せない。次につなげたい」と3月4日の敵地FCソウル戦での巻き返しを誓った。


源と話し合い、反省をした植田である。
失敗した過去は変えられぬ。
ここは、次なる戦いの備え、反省し、同じミスを行わぬ準備をすることこそ肝要。
お互いに話し合って、考えを共有することは重要である。
堅固な守備を構築するにはCB二人の活躍が必須。
日本が誇る才能を更に開花させ、鹿島に勝利をもたらすのだ。
これからも期待しておる。

聖真、力負けしたわけではない

2015年02月26日 | Weblog
鹿島土居「力負けしてない」切り替える
 鹿島MF土居聖真(22)が26日、黒星発進となった今季開幕戦からの切り替えを強調した。

 茨城・鹿嶋市内で室内調整。前日25日のACL1次リーグ第1節でウェスタンシドニー(オーストラリア)に1-3で敗れたことに「力負けしたわけではないし、もったいなかった」。

 試合では0-1の後半23分に一時同点となる右足ダイレクトボレーを決めた。「個人的には全くダメだった、通用しなかったというわけではなかった。相手はシーズン中で、うちは今季初戦。そういう意味では、これから伸ばして状態を上げていかないといけない」と、今後の巻き返しを思い描いた。
 [2015年2月26日18時47分]


「個人的には全くダメだった、通用しなかったというわけではなかった」と語る土居聖真である。
聖真の出来云々は置いておいて、チームとして通用しなかったわけではない。
ミスによる自滅は気持ちの良いものではなかった。
しかしながら、いつまでも引き摺っては前には進めぬ。
ここは気持ちを切り替えて、アウェイでの戦いに備えるのだ。
チームの躍動を信じておる。

雨中の隆雅

2015年02月26日 | Weblog
2015年02月26日(木)


大雨の中、選手たちは午後練習で実戦形式のトレーニングを実施しました。


実践形式の練習を行う隆雅である。
冷たい雨の中、集中力を高め励んである。
左サイドのバックアップとして今年は出場機会があるはず。
左利きのSBとして才能を発揮せよ。
期待しておる。

豊川・植田・ユキ、U-22日本代表予備登録メンバー選出

2015年02月26日 | Weblog
豊川選手、植田選手、伊東選手 U-22日本代表予備登録メンバー選出のお知らせ
2015年02月26日(木)

本日、「AFC U-23アジア選手権2016予選(リオデジャネイロオリンピック1次予選)」のU-22日本代表予備登録メンバー50名が発表されました。

鹿島アントラーズからは、豊川選手、植田選手、伊東選手が選出されました。


リオデジャネイロオリンピック1次予選に挑むU-22日本代表予備登録メンバーに選出された豊川、植田、ユキの三人である。
是非とも日本のために尽力して欲しいところ。
とはいえ、本登録メンバーに招集されれば、リーグ戦、ACLを欠場することとなる。
これは痛い。
しかしながら、お国のためとあれば致し方のないところ。
五輪出場のため戦うことも経験となる。
本メンバーの発表を楽しみにしておる。

ウェスタン・シドニー戦 コメント・報道

2015年02月26日 | Weblog
AFCチャンピオンズリーグ2015 グループステージ 第1節




鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・私は60年間、サッカーの世界で過ごしているが、いつもサッカーの試合には驚かされる。いくら内容が良くても、1-3というスコアで負けてしまうこともある。正直、1-3というスコアを見てコメントしてほしいと言われても、私から言えることはあまりない。なぜなら、みんなが魂を込めて、自分たちのサッカーをしっかりと表現してくれていたから。しかし、サッカーの難しいところは、いくら良い試合運びをしていても、負けてしまうことがある。次から次へと過密日程が待っているので、現実を受け止めて試合をこなしていかなくてはいけない。1つの試合に負けたからといって、下を向くわけにはいかない。良いサッカーをしていたわけだから、次の試合でもしっかりやるだけ。
・今日はホームゲームということでたくさんのサポーターが駆けつけてくれた。勝利という結果を届けることができず、とても残念で、申し訳なく思う。
・今日の前半に関しては、私たちのサッカーの出来が想像していたよりも良く、皆さんも少し驚かれたのではないかと思う。後半に同じサッカーを持続して出来なかった、今後の課題。ポゼッション、ボックス内でのシュートの回数などはすべて相手より上回っていたはず。修正するところは修正して、次の試合に向けてしっかり準備していきたい。
・今は試合直後で、体の中のアドレナリンが出ていて、熱さが残っている状態なので試合の内容を語ることはできない。冷静に判断できる状態になったときに、しっかり分析して評価したいと思う。次の試合まで1週間あるので、有効に使っていきたい。まだ公式戦が始まって1試合目。チームは結束力が高く、1つにまとまっているので、誰かについて評価するよりも全体で改善していくことを考えなくてはいけない。若いチームだが、自分で犯した失敗は自分が一番よくわかっているはず。言うべき時がきたら一つ一つ課題を伝えていきたいと思う。まだACLのグループステージが突破できなくなったわけではない。サッカーの基本的な哲学である、戦う気持ち、強いスピリットを持って、次の試合を戦っていきたい。



【本山 雅志】
0-1で負けている状態で入ったから、どうにかして追いついて逆転することを考えていた。ホームだから勝ちに行っていた。1点を取ってから前掛かりになるのは仕方ない面もあるけど、チャンスも多く作っていたから残念。追いついたところまでは良かったし、リスクを負わずにやっていこうと思っていたけど、カウンターからやられてしまった。アウェイで勝ちに行く状況になる。しっかり調整して、次は絶対に勝たないと。

【遠藤 康】
結果は結果なので、次の試合に切り替えてやるしかない。前半にチャンスを多く作った中で点を取れないと、後ろの選手も厳しくなってしまう。セットプレーは相手の得意な形だし、そういうプレーをやらせないように、という話もしていたけど、このような結果になってしまった。切り替えてやるしかない。ミスをチーム全体でカバーしなければいけないし、それがサッカーだと思う。切り替えの部分をもっと早くしないといけない。

【高崎 寛之】
前半からチャンスはあって、それを決めきれなかった自分のせいでもある。しっかりチャンスをモノにしないと、厳しい試合になってしまう。そこをしっかり反省して、次に生かさないといけない。試合を支配したのは自分たちで、うまくサイドを変えながら攻撃できたと思う。最後のフィニッシュの部分が課題だと思うから、そこを改善すればもっと楽な試合になると思う。もう少し攻撃のバリエーションも増やせたらいいし、真ん中にボールが入らない場面もあったので、そこでもっとボールを引き出せればサイドが空くだろうから、そういう面をやっていきたい。次、頑張ります。

2015年02月25日(水)


本日行われたACLグループステージ 第1節 WSW戦は1-3で負けを喫しました。

ACL2015 GS MD1 鹿島vsWSW


【ACL2015 GS MD1 鹿島vsWSW】昨季王者に挑む鹿島のスターティングイレブン


【ACL2015 GS MD1 鹿島vsWSW】90分間好守に奮闘した柴崎


【ACL2015 GS MD1 鹿島vsWSW】前線でタイトなマークを受けた高崎


【ACL2015 GS MD1 鹿島vsWSW】前半終了間際、前線へ駆け上がってシュートを放った山本


【ACL2015 GS MD1 鹿島vsWSW】65分に交代出場でピッチに立った本山


【ACL2015 GS MD1 鹿島vsWSW】右サイドを突破し、同点ゴールをお膳立てしたカイオ


【ACL2015 GS MD1 鹿島vsWSW】68分にボレーシュートで同点ゴールを決めた土居


【ACL2015 GS MD1 鹿島vsWSW】一度は同点に追い付いたものの、苦杯を喫した鹿島


鹿島は高萩弾に沈む…ホームで前回王者W・シドニーに敗れ黒星発進
15/2/25 20:51



[2.25 ACLグループリーグ第1節 鹿島1-3ウェスタン・シドニー カシマ]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は25日、グループリーグ第1戦を行い、カシマスタジアムではH組の鹿島アントラーズがホームで前回王者のウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(オーストラリア)と対戦し、1-3で敗れた。後半9分に先制を許すと、同23分にMF土居聖真のゴールで追いついたが、ウェスタン・シドニーは後半41分にMF高萩洋次郎が決勝点。鹿島は後半アディショナルタイムにも3失点目を喫し、ホームでの初戦を落とした。

 今季公式戦初戦となる鹿島は徳島から完全移籍で獲得したFW高崎寛之が1トップで先発。2列目は右からMF遠藤康、土居、MFカイオと並び、MF柴崎岳とMF小笠原満男がダブルボランチを組んだ。
 一方、すでにシーズン中のウェスタン・シドニーだが、今季のオーストラリア・Aリーグでは18節終了時点で暫定最下位。消化試合が2試合少ないながら、16試合を終えて1勝5分10敗と低迷している。1月に加入した高萩はダブルボランチの一角、DF田中裕介は右サイドバックでそろって先発した。

 立ち上がりはウェスタン・シドニーにボールを保持される時間もあったが、鹿島守備陣も体を張って決定的な形はつくらせない。逆に縦に速い攻撃で相手ゴールへ迫り、前半23分には柴崎の大きなサイドチェンジから右サイドを駆け上がったDF西大伍がゴール前にクロス。高崎が飛び込んだが、シュートは打ち切れなかった。

 徐々にペースを握る鹿島は前半29分、カイオのスルーパスに抜け出した高崎が左足でシュートを放つが、GKがセーブ。ウェスタン・シドニーも同38分に左クロスのセカンドボールを拾った田中がゴールライン際までえぐってシュート性のクロスを入れたが、GK曽ヶ端準がパンチングで弾いた。鹿島は前半アディショナルタイム、相手GKとDFの連係ミスからこぼれ球をDF山本脩斗が奪い、GKの戻り切れていないゴールに向かって右足でシュートを打ったが、枠を捉えられなかった。

 0-0で折り返した後半9分に試合は動く。ウェスタン・シドニーは田中が右サイドからロングスローを入れると、ニアでFWトミ・ユリッチがそらしたボールをFWマーク・ブリッジが右足でボレーシュート。ゴール前でクリアしようとしたDF昌子源が伸ばした右足に当たったボールは角度を変えてゴールネットを揺らし、オウンゴールで先制した。

 反撃に出たい鹿島だが、後半17分、小笠原の浮き球のパスに反応した柴崎のトラップは大きくなり、相手にクリアされる。同20分には遠藤に代えてMF本山雅志を投入。すると後半23分、高い位置からプレッシャーをかけ、カイオがボールを奪うと、ドリブルで右サイドのゴールライン際までえぐってゴール前に折り返し、土居が右足ボレーで合わせてゴールネットを揺らした。

 1-1の同点に追いつき、一気に逆転ゴールを目指す鹿島。後半28分には相手のバックパスが高崎に渡り、そのままフィニッシュまで持ち込んだが、シュートは大きく枠を外れる。同31分、高崎に代わってFW赤崎秀平が1トップに入った。ウェスタン・シドニーにミスが目立ち始めたこともあり、その後もチャンスを迎える鹿島だが、ラストパスがかみ合わず、2点目を奪えない。後半36分には土居に代えてMF中村充孝を投入し、最後のカードを切った。

 するとウェスタン・シドニーは後半41分、高萩が左サイドからドリブルで中に切れ込み、マイナスに戻したボールをブリッジがシュート。これをゴール前の高萩が右足でコースを変え、ゴールに流し込んだ。高萩の位置がオフサイドラインぎりぎりだったため、鹿島の選手は猛抗議するが、判定は変わらない。ウェスタン・シドニーは後半アディショナルタイムに昌子のパスミスを奪い、高萩のラストパスを受けたブリッジの右足ミドルでダメ押し。3-1で勝利をおさめ、敵地で白星発進した。

(取材・文 西山紘平)

オウンゴールに痛恨パスミス…昌子「自分が試合を壊した」
15/2/25 23:21



[2.25 ACLグループリーグ第1節 鹿島1-3ウェスタン・シドニー カシマ]

 深々と帽子をかぶり、うつむきながらミックスゾーンに姿を見せた。鹿島アントラーズのDF昌子源は「試合については語りたくない。自分に言えるのは『申し訳ない』ということだけ」と言葉を絞り出した。

 後半9分、FWマーク・ブリッジのシュートに右足を伸ばしたが、クリアし切れず、オウンゴールで先制を許した。1-1の後半41分に勝ち越しゴールを決められると、後半アディショナルタイムには自陣ゴール前で自分のパスミスを奪われ、3失点目。「完全に自分が試合を壊した」とうなだれた。

 試合後、ゴール裏のサポーター席へ挨拶に行くと、「DFラインはお前に任せているんだぞ。しょうもない試合をするな!」という厳しいゲキを受けた。「そのとおりだなと胸に響いた。そう言ってくれるサポーターに感謝したいし、こんなことを言ってくれるのは鹿島のサポーターだけだと思う。次の試合でその声に応えたい」。ファンの叱咤に感謝し、汚名返上のプレーを誓った。

(取材・文 西山紘平)

鹿島の新8番・土居、同点弾は空砲に「チームを助けられる選手に…」
15/2/26 08:12



[2.25 ACLグループリーグ第1節 鹿島1-3ウェスタン・シドニー カシマ]

 同点弾も勝利には結びつかなかった。鹿島アントラーズは0-1の後半23分、高い位置からプレッシャーをかけてボールを奪うと、MFカイオがドリブルで右サイドをえぐってゴール前にクロス。FW高崎寛之がニアにDFを引き付けた背後からMF土居聖真が右足ボレーで合わせ、1-1の同点に追いついた。

「(高崎が)ニアでつぶれてくれて、相手DFもそこに集中していた。カイオが見てくれていて、決めるだけだった」。しかし、チームは終盤に2失点し、新シーズン公式戦初戦は黒星。相手はシーズン中であるのに対し、Jリーグは開幕前という日程面の難しさもあったが、「それは言い訳にしか過ぎない。個人個人が状態を上げていくしかないし、負けて勢いに乗れなかったけど、次に切り替えたい」と悔しさを押し殺し、前を向いた。

 今季から背番号は8に変わった。過去にMF小笠原満男やMF野沢拓也らが付けてきた伝統の番号だ。鹿島の下部組織出身で、MF柴崎岳やDF昌子源らと2011年に同期入団。28番を与えられた土居は、20番の柴崎、23番の昌子らとともに将来的に番号の10の位である「2」が取れ、8番、10番、3番を付ける選手になることが期待されていた。

 そしてプロ5年目の今季、ついに土居は8番、昌子は3番を背負うことになった。「8番は歴代、素晴らしい選手が付けてきた番号。苦しい状況でチームを助けられる選手になりたい」。その言葉どおり、一時は試合を振り出しに戻すゴールを決めた。しかし、結果は敗戦。「0-1から点を取れたのはよかったので、負けてしまったので……」。チームの今季公式戦初ゴールは“空砲”に終わったが、鹿島の新8番が黒星スタートとなったチームを引っ張っていく。

(取材・文 西山紘平)

鹿島は前回王者W・シドニーに敗れ黒星発進…GK&DF編
15/2/26 07:10

[2.25 ACLグループリーグ第1節 鹿島1-3ウェスタン・シドニー カシマ]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は25日、グループリーグ第1戦を行い、カシマスタジアムではH組の鹿島アントラーズがホームで前回王者のウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(オーストラリア)と対戦し、1-3で敗れた。


鹿島は1-3で敗れた


肩を落とすDF山本脩斗


ホームで今季ACL初戦を迎えた鹿島


体を張った守備で昨季王者の攻撃を止めたDF植田直通


高さでも強さを見せた


激しい守備で警告を受ける場面も


日本代表にも名を連ねるDF昌子源


前半7分に小笠原のFKから体で押し込もうとしたが、GKに線上で止められた


後半9分にクリアし切れず、オウンゴールを喫した


「自分が試合を壊した」


敵陣深くまで攻め上がり、クロスを上げたDF西大伍


90分間動き続けるスタミナを発揮したDF山本脩斗


精度の高いキックを持つ


前半アディショナルタイムには決定機もゴール左に外れた


今年で鹿島18年目となるGK曽ヶ端準


3失点を喫し、悔しさを露わに


鹿島は前回王者W・シドニーに敗れ黒星発進…MF&FW編


黒星発進となった鹿島


ホームで敗戦で肩を落とす


ホームに前回王者を迎えた


MF土居聖真が後半23分に同点ゴールを決めたが…


落ち着いたプレーを見せたMF柴崎岳


広い視野と正確なパスで攻撃をけん引した


鹿島での公式戦初先発となったFW高崎寛之


カイオのスルーパスに反応し、左足シュートを放ったがGKに防がれた


後半31分までプレーした


昨年Jリーグベストヤングプレーヤー(新人王)のMFカイオ


高い位置でボールを奪ってカウンターへとつなげた


後半31分から途中出場したFW赤崎秀平


体を投げ出してゴールに迫った


MF本山雅志は後半20分から途中出場した


試合後、高萩と握手を交わした


途中出場でドリブルで積極的に仕掛けたMF中村充孝


ピッチを走り回ったMF遠藤康


精度の高い左足が武器


ベテランらしい落ち着きでチームを引っ張ったMF小笠原満男


高萩とマッチアップ


昨季J新人王の鹿島MFカイオが同点弾を演出


昨年Jリーグベストヤングプレーヤー(新人王)のMFカイオ


千葉国際高から昨年加入した


得意のドリブルで仕掛ける


高萩のスライディングがカイオを襲う


日本人2人のプレスをかわす


果敢にゴールに迫った


昨季リーグ戦で8得点を挙げた


後半23分に同点ゴールをアシスト


敵陣深くからクロスを供給した


スピードもある


田中と競り合う


守備でも奮闘した


鹿島MF土居の同点弾は空砲に「チームを助けられる選手に…」


今季から8番を背負うMF土居聖真


果敢に裏へ飛び出した


カイオのクロスを右足で合わせた


同点ゴールを挙げるも空砲に…


足もとの技術が高い土居


積極的にシュートも放った


「チームを助けられる選手に…」


新8番が今季の鹿島を引っ張っていく


ホームでの初戦は1-3敗戦…肩を落とす柴崎岳


試合内容に納得いかない様子のMF柴崎岳


公式戦初戦を迎えた


広い視野でパスをちらした


正確なパスで攻撃をけん引した


ドリブルから前線にパスを送る


屈強な相手にプレスをかける


中盤で攻撃を遅らせた


長短織り交ぜたパス


落ち着いたプレーを見せた


ドリブルで攻め上がる場面も


正確なパスも決定機につながらない


球際で強さを見せた


水戸とのプレシーズンマッチではキャプテンマークを巻いた


日本代表としても活躍する柴崎


セットプレーのキッカーも務めた


ホームでの敗戦に肩を落とした


鹿島、浦和ともに黒星スタート

後半、右足でゴールを決める鹿島FW土居(撮影・下田雄一)

<ACL>◇1次リーグ◇25日◇カシマほか

 H組の鹿島はホームで前回優勝のウェスタンシドニー(オーストラリア)と対戦し、1-3で敗れた。後半に先制されたが、同22分にMF土居聖真(22)が同点ゴールを決めた。しかし終盤に2点を奪われ、黒星スタートとなった。

 8年ぶりの優勝を目指すG組の浦和はアウェーで水原(韓国)に1-2で逆転負けした。前半にDF森脇良太(22)のゴールで先制したが、後半に2点を失った。
 [2015年2月25日21時26分]

「負ける相手じゃなかった」鹿島強化部長
<ACL:鹿島1-3ウェスタンシドニー>◇1次リーグH組◇25日◇カシマ

 4大会ぶり出場の鹿島が、前回覇者のウェスタンシドニー(オーストラリア)に敗れた。後半9分に先制のオウンゴールを献上。MF土居聖真(22)のゴールで同点としたが、昨季まで広島に在籍したMF高萩洋次郎(28)に決勝弾を浴びるなど残り4分から2失点した。

 鹿島鈴木常務取締役強化部長 負ける相手じゃなかった。センターバックのミスが多すぎ。去年から試合に出てるんだから、若いとか言い訳にならない。力負けしてないのに、取り切れない、守り切れない。日本のチームはどこもそう。
 [2015年2月26日7時7分 紙面から]

昌子に怒号も「言う通り。試合壊した」

後半、ウェスタンシドニーMF高萩(左)と競り合う鹿島MF柴崎(撮影・下田雄一)

<ACL:鹿島1-3ウェスタンシドニー>◇1次リーグH組◇25日◇カシマ

 4大会ぶり出場の鹿島が、前回覇者のウェスタンシドニー(オーストラリア)に敗れた。後半9分に先制のオウンゴールを献上。MF土居聖真(22)のゴールで同点としたが、昨季まで広島に在籍したMF高萩洋次郎(28)に決勝弾を浴びるなど残り4分から2失点した。アジア初タイトルへ、いきなりつまずいた。

 鹿島の4季ぶりアジア舞台は痛恨の3被弾で幕を開けた。昨季ACL王者のウェスタンシドニーに前半は1度も決定機を許さなかったが、後半9分の初シュートがオウンゴールになった。相手の右スローインを189センチのアジア杯オーストラリア代表FWユリッチに頭で流され、FWブリッジに右足で打たれる。日本代表DF昌子源(22)がコースに入ったが、伸ばした右足に当たってコースが変わった。

 試合後、サポーターの怒号が昌子の耳に刺さる。「お前に任してんだ。しょうもない試合すんな!」。後半41分には、相手のMF高萩に左サイドを破られて勝ち越し点を献上。ロスタイム3分にはミスパスから3点目をプレゼントした。試合後、昌子は帽子を目深にかぶり「自分が試合を壊した。サポーターの言う通り」とうなだれた。

 前回出場は11年。遠ざかった間に22歳のMF柴崎や昌子、20歳のDF植田が主力になるなど世代交代を進めた。ACL出場経験のある選手は30人中6人。経験を積むはずが、その不足だけ目立つ。シュート4本で3失点。試合週に異例の3回計4時間超のミーティングで相手を分析したが、国内リーグ最下位と絶不調の相手を攻略できなかった。

 反対にシュート12本でMF土居の一時同点弾だけ。アジアの壁にセレーゾ監督は「今は冷静な判断ができない」と頭を抱え、柴崎は無言で悔しさを示した。来月4日の敵地FCソウル戦に向けて改善は急務。アジア杯で敗れた日本代表の課題「決定力不足」を、Jクラブも共有していることがはっきりした。【木下淳】
 [2015年2月26日7時12分 紙面から]

鹿島、土居が同点弾も…ホームで前回覇者に敗れる/ACL

敗れて肩を落とす鹿島・小笠原(左端)ら鹿島イレブン=カシマサッカースタジアム(撮影・桐山弘太)

 サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は25日、各地で1次リーグ第1戦が行われ、H組の鹿島はホームのカシマスタジアムで前回覇者のウェスタンシドニー(オーストラリア)に1-3で敗れた。1点を追う後半に土居のゴールで追い付いたが、終盤に今季ウェスタンシドニー入りした高萩らにゴールを奪われた。

 1次リーグは32チームが8組に分かれ、各組上位2チームが決勝トーナメントに進む。(共同)

鹿島・セレーゾ監督の話
「前半は出来が良かったが、後半に持続できなかったのが課題だ。誰かを責めるべきではない」

アジアであちゃ~JAPAN勢、鹿島も敗れ暗い船出/ACL

柴崎(中央)らが体を張って奮闘したが、鹿島も黒星。日本勢は初戦で1勝も挙げられなかった (撮影・桐山弘太)

 アジア・チャンピオンズリーグ1次リーグ第1節(25日、カシマスタジアムほか)H組の鹿島は、ホームで前回覇者のウェスタンシドニー(豪州)に1-3で敗れた。8年ぶりのアジア王者を目指すG組の浦和も、敵地で水原(韓国)に1-2で逆転負け。前日24日は柏が引き分け、G大阪が敗れており、日本勢全4チームが初戦で勝てなかった。1次リーグは32チームが8組に分かれ、各組上位2チームが決勝トーナメントに進むが、Jクラブは暗い船出となった。


鹿島・柴崎と競り合うウェスタン・シドニーの高萩(左)=カシマサッカースタジアム(撮影・桐山弘太)

 完敗だった。鹿島はホームに前回王者を迎えた今季初戦で、大量3失点の痛すぎる黒星発進。先制点を献上した日本代表DF昌子は帽子を目深にかぶり、うつむきながら声を絞り出した。

 「本当に申し訳ない。試合を壊してしまった」

 後半9分、相手シュートが昌子の右足に当たって失点。同23分にMF土居が同点としたが、同41分に勝ち越され、終了目前にも得点を許して万事休す。相手は豪州でリーグ戦最下位と絶不調。長身ぞろいの相手に鹿島はスピードで主導権は握ったが、連発したミスが失点に直結。自滅だった。

 国内最多16冠の鹿島にとってACLは最後のビッグタイトル。日本代表MF柴崎は「チームとしては特別な思いがある」と燃えていたが、アジアの壁にはね返された。J1川崎からウェスタンシドニーに新加入したDF田中裕介は「技術は鹿島の方が上。でも球際の強さやゴールにボールを入れるというサッカーの本質では、こちらの方が上だった」と指摘した。


敗れて肩を落とす鹿島・小笠原=カシマサッカースタジアム(撮影・桐山弘太)

 ボールを支配しながら得点できず、相手に少ない好機を決められるのは日本のクラブ、と同時に代表に突きつけられた共通の課題だ。この日、鹿島はシュート12本で1得点。逆に相手は4本で3得点。負け方には既視感が漂う。

 浦和も負け、日本勢4クラブの今大会初戦は1分け3敗と厳しい結果。日本協会の原博実専務理事やJリーグの中西大介理事が視察したが、「残念」と声をそろえた。

 Jクラブは2008年のG大阪の優勝を最後に、6年連続決勝進出なし。Jリーグは支援の強化に乗り出しているが、特効薬は見つかっていない。特に中国や韓国などのクラブは敵対心をむき出しにしてくる。突き返してゴールを奪う強さがなければ、アジアで勝ち抜けない。 (伊藤昇)


敗れて肩を落とす鹿島・小笠原(左端)ら鹿島イレブン=カシマサッカースタジアム(撮影・桐山弘太)


後半、チーム1点目の同点ゴールを決めた鹿島・土居=カシマサッカースタジアム(撮影・桐山弘太)


後半、オウンゴールで先制され、肩を落とすGK曽ケ端ら鹿島イレブン=カシマ


鹿島-ウェスタンシドニー 前半、攻め上がる鹿島・柴崎=カシマ


前半 競り合う鹿島・柴崎=カシマサッカースタジアム(撮影・桐山弘太)


前半 シュートを放つ鹿島・山本=カシマ(撮影・桐山弘太)


前半 パスを出す鹿島・柴崎=カシマサッカースタジアム(撮影・桐山弘太)


鹿島-ウェスタンシドニー 前半、競り合う鹿島・小笠原(左)=カシマ


鹿島-ウェスタンシドニー 前半、シュートを放つ鹿島・高崎=カシマ


前半 競り合う鹿島・柴崎=カシマ(撮影・桐山弘太)


前半 競り合う鹿島・高崎=カシマ(撮影・桐山弘太)


鹿島ホームで完敗…若さ露呈3失点、OG昌子「試合壊した」
ACL1次リーグH組 鹿島1―3ウェスタン・シドニー (2月25日 カシマ)


<鹿島・ウェスタンシドニー>前半、攻め上がる鹿島・土居
Photo By 共同


 痛恨の黒星開幕だ。昨季アジア王者が相手とはいえ、鹿島は本拠地で1―3の完敗。試合後、サポーターからは容赦ない罵声を浴びせられた。

 「申し訳ない。自分が試合を壊してしまった。サポーターの声は“その通りだな”と響いた」。うなだれたのは、いつもは前向きな22歳の日本代表DF昌子だった。後半9分にはゴール前の混戦からオウンゴールで先制点を与えた。1点を追う終了間際にもパスミスをしてしまい、ダメ押し点を許してしまった。

 もう一人の日本代表戦士も“若さ”を露呈してしまった。アジア杯に追加招集されたDF植田は同点の後半41分にDFラインを崩してしまい、オフサイドを取れず決勝点を許す一因になった。トニーニョ・セレーゾ監督は「若い選手がたくさんいる。誰かを責めたり、誰かがいけないという時期ではない。失敗は本人が一番よく分かっている」と22歳と20歳のセンターバックコンビをかばい精神的ケアに努めた。

 「まだ突破できない状況ではない。強いスピリットを持って、1次リーグ突破へ向かいたい」と指揮官。次戦の敵地FCソウル戦は勝ち点3だけを狙う。


<鹿島・ウェスタン・シドニー>ボールをキープする鹿島・柴崎
Photo By スポニチ


<鹿島・ウェスタン・シドニー>ピッチに指示を出すセレーゾ監督
Photo By スポニチ


<鹿島・ウェスタン・シドニー>後半、高萩にホールを奪われる鹿島・柴崎
Photo By スポニチ


[ 2015年2月26日 05:30 ]

【ACL】鹿島・土居がボレー弾!1―1追いつく
2015年2月25日20時35分 スポーツ報知


パスを出す鹿島・柴崎岳

 ◆ACL ▽1次リーグH組 鹿島―Wシドニー(25日・カシマスタジアム)

 前半を0―0で折り返した鹿島は、後半9分に右サイドのロングスローからエリア中央での競り合い、こぼれ球からWシドニーの19番ブリッジがボレーシュートを放つ。クリアしようとした鹿島DF田中の右足に当たりゴール。先制点を奪われた。

 しかし、その後反撃。後半23分に土居聖真が右足ボレー弾で同点に追いついた。カイオのクロスをエリア内中央で受け直接ゴールにたたき込んだ。

【ACL】鹿島、痛い黒星発進
2015年2月25日21時2分 スポーツ報知


Wシドニー・高萩洋次郎と競り合う鹿島・小笠原

 ◆ACL ▽1次リーグH組 鹿島1―3Wシドニー(25日・カシマスタジアム)

 鹿島が、Wシドニーに新加入した元日本代表MF高萩洋次郎に1ゴール1アシストを許し、本拠地で痛い黒星発進となった。

 0―0で折り返した後半9分に先制を奪われるも、同23分に土居が右足ボレーを決め一時追いつく。しかし同41分、パス回しからエリア中央に走り込んだWシドニーの高萩に右足で合わせられ勝ち越しの2点目を許すと、同ロスタイムにも自陣でパスカットされたボールを高萩がアシストし3点目。1―3で1次リーグ初戦を落とした。

 次戦は3月4日にアウエーでFCソウル戦に挑む。1次リーグは32チームが8組に分かれ、各組上位2チームが決勝トーナメントに進む。

 鹿島・セレーゾ監督「すごく良く試合が運べていた。ゴール前にたどりつけた回数は多く、シュートもしっかりしていた。DFラインで2つのパスミスをしてしまった。そこがサッカーの難しいところ」

【ACL】鹿島、日本人助っ人・高萩にやられた!王者Wシドニーに苦杯
2015年2月26日6時0分 スポーツ報知


後半、Wシドニー・高萩(左から2人目)と激しく競り合った鹿島・柴崎

 ◆ACL ▽1次リーグH組 鹿島1―3Wシドニー(25日・カシマスタジアム)

 H組の鹿島は、ホームで前回優勝のWシドニー(オーストラリア)に1―3で敗れた。1―1の後半41分、昨季まで広島に在籍したMF高萩洋次郎(28)に決勝点を決められ、ロスタイムにも高萩のアシストで3点目を許した。2大会前の王者・広州恒大(中国)と準VのFCソウル(韓国)も同居する「死の組」で黒星発進となり、窮地に立たされた。G組の浦和はアウェーで水原三星(韓国)に1―2と逆転負け。24日は柏が引き分けてG大阪が敗れ、日本勢全4チームが初戦で勝てなかった。

 まさかの大敗で、鹿島イレブンは天を仰いだ。「1―3のスコアを見て(ファンは)大敗のイメージを持ったかもしれないが、いい試合をした」。トニーニョ・セレーゾ監督は気丈に話したが、“死のH組”でのホーム黒星発進は非常事態だ。

 32チームが8組に分かれ、各組上位2チームが決勝トーナメントに進む1次リーグ。しかも鹿島は4年ぶりのACL。大事な初戦の立ち上がりでは、昨季王者を圧倒した。前半は8本のシュートを放ち、被シュートはゼロ。だが、後半9分にDF昌子がオウンゴール。23分にMF土居のゴールで追いついたが、41分に決勝点を奪われた。ロスタイムにはエリア付近で昌子がパスをカットされ、絶望的な追加点を許した。

 拙守を問われた指揮官は「アドレナリンが出て、まだ熱さが残っている。ただ、今は誰かを責める時ではない。自分の失敗は自分が一番分かっているはず」と厳しい表情。昌子は「試合を壊したのは自分。申し訳ない」とうつむいた。MF柴崎、小笠原は無言だった。国内で通算16冠の常勝軍団に、もう暗雲がたれ込めた。(塩谷 耕吾)

鹿島、黒星発進 試合終盤に連続失点
2015年2月26日


 後半、オウンゴールで先制され、肩を落とすGK曽ケ端ら鹿島イレブン

 「ACL、鹿島1-3ウェスタンシドニー」(25日、カシマ)

 H組の鹿島はホームのカシマスタジアムで前回覇者のウェスタンシドニー(オーストラリア)に1-3で敗れた。

 4年ぶりのACLに挑んだ鹿島は、2大会前の決勝に進んだ広州恒大(中国)とFCソウル(韓国)も入る「死の組」と呼ばれるH組。セレーゾ監督はホームでの勝利を「最低条件」としたが、前回王者相手に黒星発進となった。

 後半9分に先制されながらも、土居のゴールで追い付いた。しかし、40分すぎに守備の集中が切れ、連続失点。後半だけで3点を失い、指揮官は「前半は出来が良かったが、後半に持続できなかったのが課題だ。誰かを責めるべきではない」と顔をゆがめた。


特筆すべきはニッカンが報じる鈴木満常務強化部長の言葉であろう。
「負ける相手じゃなかった。センターバックのミスが多すぎ。去年から試合に出てるんだから、若いとか言い訳にならない。力負けしてないのに、取り切れない、守り切れない。日本のチームはどこもそう」
多くの民の意見を代弁しておる。
勝てる相手であった、勝つべき相手であった。
この結果を受け止め、練習に打ち込みレベルアップして、アウェイにて借りを返したい。
期待しておる。

ジュビロ・宮崎、ボランチとサイドバック

2015年02月25日 | Weblog
磐田宮崎、今季も一人二役で縦パス供給

戦術練習で軽快な動きを見せる磐田DF宮崎(左)

 J2磐田のDF宮崎智彦(28)が今季もボランチと左サイドバック(SB)の「一人二役」を担う。チームは24日、磐田市内で練習を行い、宮崎は練習終盤でも足を止めず、中盤から縦への正確なパスを供給し続けた。「縦へのパスは特に意識している部分。今は体も動けていて周囲を見る余裕も出てきた」と手応えを口にした。

 今季のチームは始動から「90分走り抜く体力づくり」を掲げ、ハードな練習が続く。宮崎はオフの期間中も2日に1度は5キロ走、筋トレで体を動かし、例年以上に準備を進めてきた。鹿児島キャンプのJ1清水戦は左SBでフル出場。J1浦和戦は、途中で左SBからボランチに入りチームにリズムを与えた。宮崎が一人二役をこなすことで、選手交代なしで流れを変えるオプションも増えた。J1相手に縦パスで好機をつくり「去年よりは前に出せているかな。これを続けていきたい」と話す。

 FWは一新されたが、MF太田吉彰、FWアダイウトンら裏に抜ける選手も増え「彼らが走ることで、空いたスペースを他の選手が使うことができる。チームとしてもボランチとしても助かる」と話す。名波浩監督(42)の体制下で初めてボランチを経験し、まだ日は浅いが「周囲に選手が多い分、仲間を助ける意識が強くなった。純粋にサッカーが楽しい」と頼もしかった。【岩田千代巳】
 [2015年2月25日11時18分 紙面から]


ボランチと左SBの二役で起用されるジュビロの宮崎である。
昨年の終盤からボランチとして起用され、合格点を得ておった。
今季は本職の左SBと二足の草鞋で行く模様。
SBがボランチにコンバートされるのは、よくあること。
ジョルジーニョが特に有名であるが、相馬もキャリアの最後はボランチであった。
宮崎もここに名を連ねることとなった。
運動量と正確なロングパスでチームを助けるのだ。
宮崎の活躍を楽しみにしておる。

岳、より強い意志が必要になる

2015年02月25日 | Weblog
柴崎が初V気合 鹿島きょう王者と初戦
 H組の鹿島は今日25日、ホームに昨季ACL覇者のウェスタンシドニーを迎え撃つ。

 4年ぶりのアジア舞台に向けて24日、カシマスタジアムで公式練習。常勝軍団が手にしていない唯一のタイトル獲得へ、日本代表MF柴崎岳(22)は「(リーグ3連覇など)結果を残していた時の鹿島でさえ頂点に届かなかった。並大抵のことではないので、より強い意志が必要になる」と気持ちを高めた。個人としては「より激しく、より強度の高い試合の中で成長できると思っている」と、初めて主力として迎えるACLへの期待を口にした。
 [2015年2月25日7時8分 紙面から]

鹿島・柴崎、5年目の自覚!「昨季までと立ち位置違う」/ACL
 鹿島は24日、ウェスタンシドニー戦を翌日に控え、日本代表MF柴崎が決意を口にした。「(プロ入り)5年目なので、昨季までと立ち位置は違う。チームの中心であることを最大限に自覚してプレーしたい」。この日は会場で冒頭15分以外は非公開で調整。代表でも存在感を見せつつある攻守の要が、ACLの舞台で輝く。 (カシマ)

柴崎“飛び道具”でアジア王者撃破をイメージ
ACL1次リーグH組 鹿島―ウェスタン・シドニー (2月25日 カシマ)


パスまわしの練習をする鹿島MF柴崎(右)
Photo By スポニチ


 鹿島の日本代表MF柴崎がプロ入り初のFK弾で開幕星を飾る。

 今季公式戦初戦となる25日のACLウェスタン・シドニー戦(カシマ)を控え、スタジアムで最終調整。昨季途中からFKキッカー役を志願し、今オフはトニーニョ・セレーゾ監督から居残りでFK指導されてきた司令塔は「こう着する中で、セットプレーはそれを打破するチャンス。FKやCKで今季は得点を増やしていきたい」と“飛び道具”で昨季アジア王者を沈めるイメージを膨らませた。「チームの中心であることを最大限に自覚して、周囲の期待を上回るパフォーマンスを見せたい」と力を込めた
[ 2015年2月25日 05:30 ]

鹿島、気合十分 ACL初戦
柴崎「勝ち取りにいく」


リラックスした表情で練習する鈴木優、高崎、土居、柴崎(左から)=カシマスタジアム

サッカーのアジアクラブ王者を決めるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は25日、各地で1次リーグ第1戦を行う。悲願の初優勝を狙うH組の鹿島は、本拠地のカシマスタジアムで前回王者のウェスタンシドニー(オーストラリア)と対戦する。キックオフは午後7時。

鹿島は左膝のけがで長期離脱中のダビ以外、目立ったけが人はおらず、ほぼ万全な状態で臨む。23日は非公開練習だったが、24日は1時間程度体を動かして練習を終えるなど、準備は整ったようだ。守備的MFで先発が濃厚な柴崎は「今シーズン最初の試合。しっかり勝利を勝ち取りにいく」と気合十分だ。

ホーム戦となる鹿島は攻めの姿勢を貫きたい。けがをしていたカイオも間に合い、攻撃陣の駒はそろった。布陣は昨季から採用する4-5-1を継続。素早い攻守の切り替えから得点を狙う。

ウェスタンシドニーはアジア・カップで優勝したオーストラリア代表選手が2人おり、ACL対策で日本人の高萩と田中を補強している。守備の中心を担う昌子は「高さがあり攻撃がすごい。大事になるのは自分のポジション。我慢強くやりたい」と守り抜く構えだ。

4年前は1試合の出場にとどまったが、今回は主力として臨む柴崎は「(優勝は)簡単ではない。チームの中心ということを最大限自覚し、チームのためにプレーする」と活躍を誓った。 (藤崎徹)




紙面を沸かせる岳である。
中心選手として初めて挑むアジアの舞台で注目度が高い。
パスにドリブル、そしてセットプレイと岳中心に試合は動いて行くであろう。
必ずや勝利を。
楽しみな開幕戦である。

トニーニョ・セレーゾ監督・聖真、前日会見コメント

2015年02月25日 | Weblog
ACL特集 ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ戦前日トレーニング(公式練習&公式記者会見)
2015年02月24日(火)

AFCチャンピオンズリーグ2015 グループステージ第1節ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ戦を明日に控え、選手たちは午前中にカシマスタジアムで公式練習を行いました。冒頭15分間のみがメディアに公開されています。



また、午後には公式記者会見が開催され、トニーニョ セレーゾ監督と土居選手が出席しました。

セレーゾ監督:
ACLに出るにあたっては、J1で3位以内に入らなければいけないわけで、そうでなければ出場権を得られない。誰でも出場できる大会ではないということだ。しっかりと国内で結果を残すことで出場権を得られる大会なので、どのクラブにとっても貴重なのではないかと思う。日本のクラブを代表して海外のクラブと対戦するわけだから、しっかりとプライドを持ってピッチに立ちたい。選手たちと我々は、ACLに出場できることを喜んでいる。今後のサッカーキャリアにおいても非常に貴重な体験になると思う。全く異なる環境で試合をするわけで、今までに味わうことのない雰囲気でプレーすることになるので、それがどれだけ選手にとってプラスになるのか。経験の上でも重要な試合になることは間違いない。この大会で最も重要なことは、ホームゲームを落とさないこと。それだけ、アウェイでは試合の環境が変わってくる。自分たちのホームで必ず勝つことが最低条件だと思う。そうすればアウェイに行った時は、その時の順位表や他会場の結果にもよるが、うまくゲームマネージメントをすることができると思う。普段、対戦しているわけではない海外のクラブと戦うから、相手のことは映像と分析を通して理解しているだけ。90分間、どんな試合になるのかわからないので楽しみにしている。



土居選手:
去年の戦い方をベースにしたうえで、その質をさらに上げて、理解度や熟成度は高まっている。そこに新加入選手の良いところも出せるようにサポートしながらやっていけばいいと思う。周囲からすると「死のグループ」と言われるかもしれないけど、グループステージを突破した後も強豪と対戦することになるので、そこは特に気にしていない。強い相手と対戦できる方が、自分のサッカー人生においても良い財産になると思うし、若い選手が多いチームなので良い経験になると思う。他の選手がどう考えているかはわからないけど、楽しみながら戦っていけると思う。




ACL前日に行われた公式記者会見である。
指揮官共に出席した聖真は「理解度や熟成度は高まっている」と語っておる。
チームの熟成を感じさせる。
若いチームではあるが、鹿島伝統の老獪な試合運びで勝利を掴みたい。
楽しみな一戦である。

トニーニョ・セレーゾ監督、ACLに出場できる喜びを持って準備したい

2015年02月24日 | Weblog
鹿島・セレーゾ監督、昨季王者と対戦「喜びを持って」/ACL
 サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で1次リーグH組の鹿島は25日、茨城県鹿嶋市のカシマスタジアムで昨季王者のウェスタンシドニー(オーストラリア)と対戦する。24日は両チームが試合会場で公式練習と記者会見に臨み、鹿島のセレーゾ監督は「ACLに出場できる喜びを持って準備したい」と語った。

 ウェスタンシドニーに加入したMF高萩は「マッチアップしそうな(柴崎)岳や(小笠原)満男さんを注意しないといけない」と警戒した。(共同)




ACL前日会見を行ったトニーニョ・セレーゾ監督である。
指揮官のモチベーションは高い。
初戦にて勝利を得られれば、若いチームは調子に乗るであろう。
強い気持ちで挑みたい。
アジアへの挑戦が始まる。
楽しみである。

岳・源、ウェスタン・シドニー戦に向けて

2015年02月24日 | Weblog
鹿島柴崎、昌子ACL初戦「勝ち取りに」
 鹿島が24日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグ初戦のウエスタンシドニー(オーストラリア)戦に向けた公式練習を茨城県立カシマサッカースタジアムで行った。

 1時間ほどミーティングした後、公開された冒頭15分ではボール回しなどで調整した。

 日本代表MF柴崎岳(22)は入団以来2度目のACLに気合十分。「ホームですし、今季初の試合で勝ちを取りにいきたい。戦術や技術より気持ちが大切」と話した。

 同じく日本代表のDF昌子源(22)も「勝てばACLも(3月開幕の)Jリーグも波に乗れると思う。でかくて技術もある選手がいる印象だけど、失点したとしても1点に抑えたい」と宣言した。
 [2015年2月24日15時12分]




ACL初戦を前にコメントを発した岳と源である。
「気持ちが大切」と語るのは岳。
強いメンタルでウェスタン・シドニーを撃破するのだ。
また、源は「失点したとしても1点に抑えたい」と言う。
サイズもテクニックもある選手も揃う相手をリスペクトしておる。
今季の鹿島の攻撃力であれば、打ち勝てるというところであろう。
ホームで開幕、是非とも勝利を。
楽しみな試合である。

山形・石川、J1の楽しさや厳しさは分かる

2015年02月24日 | Weblog
【モンテ】DF石川「持っている力全て出すだけ」 35歳、今季に懸ける思い
2015年02月24日 08:19


山形加入9年目を迎えたDF石川竜也。ベテランはJ1残留を見据え、プレーの質の向上に取り組んでいる=2月22日、千葉市・フクダ電子アリーナ

 サッカーJ1・モンテディオ山形のDF石川竜也(35)はプロ14年目、山形で9年目のシーズンを迎えた。J1初昇格、J2降格、劇的なJ1復帰。全てを経験し、山形の歴史と共に歩んできたベテランだ。キャンプ最終盤を迎えた中、今季に懸ける思い、練習試合から見えてきた課題などを語った。以下は一問一答。

 ―キャンプは最終盤を迎えた。

 「(練習は)きついが、開幕戦に向け練習試合が多くなるのでコンディションをうまく整えたい。今年は開幕戦の1週間前に山形に帰ることができる。(例年のような)キャンプから、いきなりアウェー開幕戦に臨むスケジュールはきつい。気持ちや体の部分で難しさを感じていた」

 ―3バックの左を担う。

 「昨季とやることは変わらないが、一つ一つ細かい部分の精度をしっかり高めていかないと、J1では相手を止められない。チーム全体で去年よりもっとプレーの質を高め、その量を上げていけるかが大事」

 ―J1昇格、降格、復帰を全て知る。

 「チームの形は違うが、過去にJ1で3年間やった。J1の楽しさや厳しさは分かる。選手だけではなくサポーターを含め山形に関わる人が、来季もJ1で戦うという強い意識で臨むことが大切。(調子の)波はあると思うが、昨季のように1年間通してぶれずに戦い抜くことを意識したい。クラブスローガンは『山形総力戦』。みんなが同じ方向を向いて戦いたい」

 ―開幕戦は仙台戦だ。

 「注目される一戦だが、リーグ戦の中の1試合。特別な意識はない。常に目の前の試合に対し、100パーセントの力を出すことが重要。山形はJ2の6位で昇格した。シーズン前の周囲の評価は低いと思うが、『チャレンジャー』『失うものは何もない』という気持ちで、持っている力を全て出すだけだ」

 ―22日の千葉との練習試合を振り返ってほしい。

 「前半は前線からディフェンスにいく部分は出せたが、後半は体力的な問題か、千葉のリズムになった。そこでもう一度盛り返せれば良かった。決定的なチャンスは何度かあったが、そこで点に結び付いていない。キャンプの練習試合では、何本も決定的チャンスはつくれている。質を高めていくしかないが、最後にシュートを打つのはただ一人。思い切りと責任感が重要になると思う」

 ―今後の課題は。

 「チームとして1試合で2点取る得点力が必要。試合では何が起きるか分からないので、1失点は覚悟しないといけない。守備では前からのプレスと相手を挟み込む部分はできている。自分の特長だけでなく、チームとして何が必要か考えてプレーすることが大切になる。選手が交代するとパワーダウンするチームではいけない。誰が出ても勝てるチームを目指す」




J1での戦いへの意気込みを語る山形の石川である。
多くの経験を持つベテランの言葉は重い。
J1昇格を決めた瞬間から、残留への戦いが始まったことを知っておるのだ。
今季の戦いは熾烈なものとなろう。
是非とも残留を勝ち得て欲しいところ。
対する鹿島としては、心して当たらねばならぬ。
激しいプレスをかいくぐり得点を重ねるのだ。
6月7日、8月22日の対戦が楽しみである。