鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

Jリーグ第25節 セレッソ大阪戦

2006年09月30日 | Weblog
善意あるプレゼント。
セレッソ大阪に我が真中を贈ったのは1999年のことであった。
2003年長谷川の引退試合にその真中のゴールを贈った。
そして今年も降格に喘ぐ姿に情けを掛け勝ち点1を贈ったのである。
貧しき者への施しも必要であろう。
そう、心を清く保つためには。

セレッソ戦試合前監督コメント

2006年09月29日 | Weblog
アウトゥオリ監督『リーグ戦では連勝しているが、求めているレベルにはまだ程遠い。しかしシーズンを通して考えると少しずつではあるが目標とするレベルに近づいてきている。セレッソ大阪は現在降格争いということで必死になって戦ってくる。我々はタイトルを取るため、それ以上の頑張りを見せなくてはならない。』

「窮鼠猫をかむ」追い詰められたネズミに噛まれるわけには行かぬ。
逆に我等こそが追い詰められていることを自覚すべきであろう。
前節で得失点差を稼ぐことも叶わず、勝利という結果だけが残った。
その前のナビスコ杯準決勝も決勝進出という結果は伴ったが、勝利で勝ち進むことは叶わなかった。
薄氷を踏む思いで毎試合を戦っている状況である。
そしてアウェイの長居。
1998年9月5日以来勝ち星がない。
8年間である。
我等こそ必死にならずにはいられないのだ。
ちなみに最後に勝ったメンバーを見ると
 GK 高桑 大二朗
 DF 水筑 優文
 DF 奥野 僚右
 DF 秋田 豊
 MF 名良橋 晃
 MF 内藤 就行
 MF ジョルジーニョ 
 MF 相馬 直樹
 MF ビスマルク
 FW マジーニョ
 FW 柳沢 敦

 GK 佐藤 洋平
 MF 阿部 敏之
 FW 鈴木 隆行
 FW 長谷川 祥之
 FW 真中 靖夫
当時監督のゼ・マリオが布いた3バックである。
この次の試合で敗戦し4バックに戻している。
それはそうと当時5人のサブに3人のFWと攻撃的MFの阿部という攻撃的に挑み、完封勝ちしている。
この試合の先制弾をアシストしたのが他ならぬ柳沢敦である。
明日の試合にも輝きを放って欲しい。
否が応でも得点に絡むのだ。
誰もが期待しているだから。

守備の立て直しを

2006年09月29日 | Weblog
鹿島が全36失点シーン再現し意識改革
 鹿島が失点ビデオで守備の意識を徹底して高めた。アウトゥオリ監督が28日、次のC大阪戦(30日=長居)に備え、午前練習前に全選手を集めてミーティング。今季開幕の広島戦以降、リーグ戦全20試合で喫した計36失点の全シーンをVTRで編集して上映した。普段は試合前日や当日に短時間、好プレーを抜粋して選手に見せていたが、この日は「NG集」のみで監督就任以降最長の約1時間にもなった。
 鹿島は4連勝中で、川崎Fに勝ち点2差の4位。しかし、指揮官は「開幕当初より確実によくなっているが、求めているレベルにほど遠い」と厳しい。首位G大阪との勝ち点10差を埋めるため「守備を改善して残り10試合で全勝しよう」と選手に訴えた。
 右内転筋の肉離れで全治2週間のDF岩政に代わり、センターバックでの先発出場が濃厚なMF青木は「自分たちのミスから失点する場面が多かった」と確認。FW柳沢も「得点シーンは見たことがあったけど、全失点を見たのは初めて。DFだけではなく、チーム全体の問題」と気を引き締めた。試合終盤に集中力を欠いて失点する課題を克服し、クラブ史上10個目のタイトル獲得へ望みをつなぐ。【山下健二郎】
[2006年9月29日7時52分 紙面から]

思い起こせば開幕戦からして3失点のスタートである。
守備に問題があることは明白であった。
それ以上に攻撃重視で得点を重ねれば勝利という試合運びでここまで来ていたのだが、36失点まで積み重なるとは修正すべき点を明確にし対応せねばなるまい。
そして、守備の軸である岩政の負傷離脱と守備の改善と約束事の確認を行うには絶好の時と言える。
今季の完封試合を振り返ってみると
 アウェイ 名古屋戦
 アウェイ JEF戦
 アウェイ 新潟戦
 ホーム  セレッソ戦
 ホーム  京都戦
と、ここまで5試合のみである。
ちなみに昨季はというと
 アウェイ 浦和戦
 アウェイ 広島戦
 ホーム  大宮戦
 アウェイ 神戸戦
 アウェイ FC東京戦
 ホーム  川崎戦
 アウェイ 大宮戦
 ホーム  神戸戦
--------------------
 ホーム  名古屋戦
 アウェイ セレッソ戦
 ホーム  柏戦
と、11試合有り、24節までは8試合となっている。
中断前に、フェルナンドと青木、新井場の怪我があったとはいえ、この変化は大きい。
強い鹿島アントラーズは守備のイメージが付きまとう。
今季はそれを払拭するかの如く攻撃的だったとは思う。
しかし、それだけでは得るものも得られぬ。
06ドイツで優勝したイタリアが、大会前は攻撃的にと公言していたにも関わらずず、最後は守りきって世界一の栄冠を手にした。
この故事に習う必要があるであろう。
もうリーグ戦は終盤に差し掛かっている。
ここで気を引き締め直し、完封勝利と共に敵地から帰ってくるのだ。

岩政無念

2006年09月28日 | Weblog
岩政大樹選手の検査結果について
9月24日(日)J1リーグ第24節 対 FC東京戦 ウォーミングアップ中に右足を負傷しました岩政大樹選手は、9月26日(火)、都内病院にてMRI検査を行い、下記の通り診断されました。
1.負 傷 名:右内転筋肉離れ(ミギ ナイテンキン ニクバナレ)
2.全  治:約2週間


2週間の戦列離脱。
これは厳しい状況である。
単純計算で第28節のJEFユナイテッド千葉市原戦まで不在ということになる。
セレッソ大阪、アビスパ福岡戦のアウェイ2連戦は大岩を起用することになるのであろうか。
ここに来て青木をCBにコンバートしたことが不幸中の幸いとして効いてきた。
状況によっては控えとなる後藤の投入も予想される。
これはある意味チャンスである。
後藤という若いCBにとってという意味では無く、鹿島アントラーズの選手層を厚くするという意味にとってである。
ここ数シーズンのCB不足は深刻である。
運良く岩政がルーキーイヤーからポジションを得、形こそ様になってはいるが、カードを受けやすいポジションということもあり、次世代を担うCB不在を危険視する声が多かった。
ユースで日本一を経験している後藤は経験さえ積めば、メンタルは十分である。
ここで起用することができれば彼にとって大きな経験となろう。
もちろん、大岩と青木で固めることが最善であることは事実である。
しかし、その次更にその次と選手層を厚くせぬことには先へ進むことはできない。
この逆境、逆に好機であると宣言して敵地へ乗り込もうではないか。

セルティックの中村俊輔と横浜Fマリノス

2006年09月28日 | Weblog
俊輔4年ぶり日本人勝利/欧州CL
 【英国=アンソニー・マッカスカー通信員】初戦に日本選手初の欧州チャンピオンズリーグ(CL)ゴールを決めたセルティックMF中村俊輔(28)が、決勝点につながるPKを獲得した。FCコペンハーゲン戦の前半35分、巧みなフェイントでPKを誘い、1-0でチームに1勝目をもたらした。日本選手にとっては、02年のフェイエノールトMF小野(現浦和)以来、4年ぶりの欧州CL勝利となった。
 右に踏み込んだ次の瞬間、中村の左足は流れるようにボールの上をまたいだ。再度右に踏み込むと、動きに幻惑されたDFが思わず左足を出した。「またいで引っ掛かったのが分かったから。PKを狙ったわけじゃない」(中村)。倒れ込んだ中村は両手を大きく広げてアピール。PKの判定に右こぶしを握り締めた。
 積み重ねた練習がPKを呼び込んだ。自主練習以外にボールを使った軽い遊びの中でも、またぎの練習を繰り返していた。「ああいうときは感覚。一番最初のトラップも、自分で『おおっ』と思ったし。自主練習をやっておいて良かった。教えられてできることじゃないから」。
 PKも蹴りたかったが、前日にチーム内の話し合いでミラーに決まった。「残念なことにね。でも調子が上向きな選手が蹴った方がいい。オレは陰でやってるタイプ」。決勝点はPKを決めたミラーに譲ったが、言葉通り献身的に動いた。自分がボールを持てば右からクロスを、逆に味方が左サイドでボールを持てば中に飛び込んでシュートを狙った。守備では最終ラインにも、しばしば戻った。ピッチ全域を90分間走り通した。
 日本人では小野が02年9月24日のニューカッスル戦で勝って以来、またチームにとっても04年11月2日のホーム、シャフタル・ドネツク戦以来2年ぶりの白星だ。スコットランドに来て2年目。W杯を経て欧州CLに出場と、大舞台を連続して経験した。さらに13日の欧州CL初戦マンチェスターU戦では日本人初ゴールを決めた。「あまり経験できないことをいい年齢、いい時期にできて良かった。次に生かせるから、それがいい。29、30歳となったときに生きてくる」とかみしめるように話した。
 試合後はジムでのトレーニングを1時間も行った。体にたまった乳酸を取るために自転車をこぎ、上半身の筋肉を鍛え、温かい湯と冷たい水に入る交代浴で体をケア。「もっと練習して、うまくなれるように。イタリアの時もきつかったけど」。欧州初挑戦から4年。中村の向上心はとどまることを知らない。
[2006年9月28日8時26分 紙面から]

俊輔、個人技光った!決勝PK誘う突破で勝利に貢献―欧州CL
 欧州チャンピオンズリーグ1次リーグ第2節(26日=日本時間27日、スコットランド・グラスゴーほか=国際電話)F組のセルティック(スコットランド)はコペンハーゲン(デンマーク)とホームで対戦し、ドイツW杯日本代表MF中村俊輔(28)が奪ったPKからの決勝点で1-0で勝ち、2戦目で初勝利を飾った。俊輔は専守防衛の相手を巧みに崩して撃破、世界基準の個人技を見せつけた。
 これが世界基準だ。敵地で極端に引いて守る相手に攻めあぐんだセルティックだが、俊輔の巧みな個人技がすべてを変えた。前半36分、デンマーク代表MFグラベセンのパスを受けると、ペナルティーエリア内へドリブル。左に行くと見せかけてボールをまたぎ右方向への突破を試みた。想定外のキレあるフェイントに、相手DFはたまらず足を出すと、そこに俊輔の足がかかった。PKゲット。あとはFWミラーが決めるだけだった。
 「横から見ると当たっていないようにも見える。もつれて倒れた感じ。狙ったわけじゃない」。自身もそう振り返る微妙な判定だった。しかし、1次リーグ突破へ引き分けも許されない緊迫した一戦でDFに1対1の勝負を挑んだことが、白星に結びついた。
 発熱で調子を崩し、1次リーグ敗退の屈辱を受けたドイツW杯から3カ月。あの時とは違う。定位置の右MFで先発すると果敢なシュート、決定的なスルーパスを何度も見せた。「ああいう動きは調子が悪いと出ない」。確かな充実感が表情に表れていた。
 13日のマンチェスターU戦で、欧州CL日本人初ゴールという歴史を刻んだ。しかし、2-3敗戦。マンU戦ではしなかったユニホーム交換をする姿に、CL初勝利の喜びが見えた。「PK? ミラーが蹴ることに決まってたから」。自らの得点はなくても勝利という結果に満足していた。引いた相手をなかなか崩せず苦しんだ試合展開。どこかでよく見る光景だ。7日のイエメン戦など日本代表がアジアの格下を相手にした場合とよく似ている。相手の専守防衛を崩す最後のカギは、やはり個人技。「いつか必要になる時が来る」。俊輔はかつて、オシム・ジャパンに未合流の欧州組の現状をこう表現した。言葉の意味を、実力で示した。
 「勝った時ほど、いろいろ考えなきゃ成長しないし」。俊輔はマンU戦に続くフル出場、そして初勝利にも、コメントはクールだった。だが、その存在感は、欧州で確実に大きくなりつつある。
(グラスゴー=佐々木誠通信員)
★地元紙も絶賛
 俊輔の活躍に27日付地元紙も称賛の嵐。普段は辛口のデーリー・レコードは8点(10点満点)の高評価で「相手に脅威を与えた。PKは彼の技」。デーリー・メールも両軍最高の8点で「相手をPKに追い込むべくして追い込んだ」。サンは7点で「彼の勇敢さが出た。そのうち、またゴールも決めてくれるだろう」。デーリー・エクスプレスも7点で「たくさんのトリックを見せた」と評した。
◆セルティックのストラカン監督
 「今夜はいい夜だ。ナカ(俊輔)はきょうのようなゲーム状況でも、どんな相手も殺せる選手。我々にとって、リスボンの試合の結果(2位を争うベンフィカの敗戦)も素晴らしいニュースだ」
◆俊輔へのファウルでPKを取られたコペンハーゲンのデンマーク代表DFグラブガールド
 「少し当たったかもしれないが、PKになるかは五分五分の状況だった。ナカ(俊輔)はすごくいい選手だ。彼にとっては幸運、オレにとっては不運な判定だった」

俊輔 絶妙フェイントで決勝PK演出
 欧州チャンピオンズリーグ1次リーグ第2節は26日、各地で8試合が行われ、F組のセルティック(スコットランド)はホームでFCコペンハーゲン(デンマーク)に1―0で勝利した。先発フル出場したMF中村俊輔(28)は前半36分、フェイントで相手の反則を誘い、唯一の得点となったPKをもたらした。2戦目で初勝利を挙げ、2連勝のマンチェスター・ユナイテッドに次いで2位に浮上した。
 会心のフェイントだった。右サイドでボールを受け取った中村は、迷うことなくドリブルでペナルティーエリア内に進入。左足でボールをまたいで相手をかく乱させ、右に出ようとしたところで右すねを引っ掛けられた。ミラーのPKゴールを見届けると、味方と肩を叩き合って喜んだ。
 1次リーグ初勝利に、試合後の中村は安どの表情。「(PKを)狙ったわけじゃない。純粋に当たってもつれて倒れた。審判によってはダイブを(反則と)とらえて、イエローかもしれない」と正確なジャッジにも感謝した。ゴール前へのドリブル&フェイントは日課のように居残りで練習してきた。その成果が出ただけに「自主練習でやっといてよかった。勝手に体が動いた。(瞬間のプレーは)教えられてできるものではない」と満足そうに話した。中村を倒したグラブゴーも「彼は素晴らしかった」と脱帽した。
 PKキッカーのマロニーがベンチだったため、本来なら中村に大役が回るはずだった。ストラカン監督は「(試合前に)蹴りたいヤツはいるかと聞いたら、ミラーが名乗り出た。ナカを待っていたのだが…」と苦笑い。中村は試合に集中していて「ミラーに決まっていたよ」とそのやりとりに気づいていなかった。立候補していれば2戦連発の可能性が高かったが「調子のいい選手が蹴ればいいと思う」と今後もチーム優先の姿勢を崩すつもりはない。
 一夜明けた27日付のデーリー・レコード紙はチーム2位の8点をつけた。欧州最高の舞台で中村は着実に評価を上げている。
[ 2006年09月28日付 紙面記事 ]

俊輔、決勝PKゲット!セルティック決勝T前進…欧州CL・1次リーグ
 ◆欧州CL・1次リーグ第2節 セルティック1―0コペンハーゲン(26日・セルティック・パーク) 【グラスゴー(英国)27日】俊輔が攻守に大車輪の働きで、決勝T進出に大きく前進―。1次リーグ8試合を行い、F組のセルティックはコペンハーゲン戦の前半36分、MF中村俊輔(28)が絶妙なフェイントで決勝PKを誘うなど90分間大活躍。1ー0で逃げ切り、自身初のCL白星を飾り日本人初の決勝T進出が見えてきた。E組はレアル・マドリードがディナモ・キエフに5―1で大勝。2ゴールのラウルは大会通算得点を53とし、シェフチェンコ(チェルシー)を抜き最多となった。
 「左足の魔術師」という異名通りの神業だった。前半36分、エリア右に侵入した俊輔の本能が目覚めた。ボールを2度またぐ鋭いフェイントでデンマーク代表DFグラブゴーを棒立ちにさせると、迷わず右に突き進んだ。
「ボールをまたいで、相手の足が引っかかったのは分かった。ここが当たったと説明したら、相手はぼうぜんとしていた」DFの伸ばした左足が俊輔の右足甲をさらった。ピッチに倒れ込んだ俊輔は両手を大きく広げ、主審を見た。PKだ。
 一連の鮮やかな仕掛けを目撃したMFニール・レノン主将は「あれは魔法だ」と脱帽。ちょう愛するゴードン・ストラカン監督も「スペースができれば、中村はマジックを披露するだけ。彼は決定的な仕事ができる」と称賛した。
 5万7598人を包み込んだセルティック・パークを幻惑した魔術はたゆまぬ努力の結晶だった。「考えるよりも感覚的なもの。瞬間で勝手に体が動く。ああいうプレーは教えられてではなく、遊びとか自主練習で身に付くものだからね」
 85年、神奈川・深園FCでサッカーを始めて以来、チームの誰よりも遅くまでピッチに残ってきた俊輔。マラドーナ、ジダン、ゾラ…。自宅のキャビネットには往年のファンタジスタの名プレー集がある。DVDに刻まれた芸術を、21年間続けてきた日々の居残り練習で試すことで、脳裏のイメージを常に増幅させてきた。「最近よくサッカーの夢を見る」とも話す俊輔。自然と24時間サッカーのことを考えている。遺伝子にサッカーが染みついた天才だけが勝ち得た至高のテクニックだった。
 謙虚にPKを譲り、スコットランド代表FWミラーが無難に決め、1―0で自身CL初勝利を手にした。絶大な攻撃力だけでなく、要所でインターセプトも連発。課題だった守備面の進化も見せた。「勝ち点3は大きいけど、マンUが勝ったことも大きい。でも、勝った時ほど色々考えないと成長しない」現在F組2位。日本人初の決勝T進出はもはや夢ではない。
(2006年9月28日06時02分 スポーツ報知)


各紙大絶賛報道である。
欧州の地で我が日本男児が活躍し勝利を導いたのであるから当然であろう。
しかし、良くプレイを見てみたまえ。
俊輔がドリブルを開始する際、相手選手が倒れ込んでいる。
Fマリノス及びナビスコ杯報道に関わった人間は覚えておろう、この場合、ボールを出すのがフェアプレイであると報じたことを。
そこは無視するのは公平さに欠くのではないか?
俊輔を育てたFマリノスさんよ、苦言を呈していた水沼監督よ。
皮肉を綴っても意味はない。
つまりはプレイを続けることが正しい選択であったことを、Fマリノスが育てし男によって証明されたということである。
我が記述する以上に現実は皮肉なものである。

ライジング・サンだな!イソップ!!

2006年09月27日 | Weblog
メッシーナ・小笠原、10・1リボルノ戦で移籍後初先発か
 セリエA・メッシーナのMF小笠原は、10月1日のリボルノ戦(ホーム)に移籍後初先発する可能性が26日、浮上した。今季全試合で先発のMFコッポラが累積警告で出場停止。MFデベッツェも体調不良を訴えており、ジョルダーノ監督は代役として小笠原かMFスッロの起用を検討しているという。大チャンスに小笠原は「まだ分からないけど、自分はいつも通りやるだけ」と平常心を強調した。
(ローマ=坂本万里雄)

小笠原 リボルノ戦先発へ「準備を」
 メッシーナMF小笠原が10月1日のリボルノ戦の先発に意欲を見せた。次戦はMFコッポラが累積警告で出場停止。小笠原は「可能性はあると思う。出場できるようにいい準備をしたい」と決意を語った。さらに、報道陣から「好きなイタリア語は?」と聞かれると「プッティ・ペル・ウーノ、ウーノ・ペル・プッティ(みんなは1人のために、1人はみんなのために)」と即答した。ジョルダーノ監督は小笠原の先発について「選択肢の1つ」と話している。(メッシーナ・神尾光臣通信員)
[ 2006年09月27日付 紙面記事 ]

小笠原初先発へイタリア語で決意表明
 【メッシーナ(イタリア)26日】次節のホーム・リボルノ戦(10月1日)で初先発が濃厚なメッシーナMF小笠原満男(27)が26日、覚えたてのイタリア語で決意を明かした。警告累積で出場停止のボランチのコッポラの代役として期待される小笠原は、練習前に急きょ行われた会見で「トゥッティ・ペル・ウーノ ウーノ・ペル・トゥッティ(みんなは一人のために、一人はみんなのために)」と学習したばかりのイタリア語を披露。本来、攻撃的MFだが、ボランチでの出場について「チームのために全力を尽くしたい」と話した。
(2006年9月27日10時25分 スポーツ報知)

ラグビーの言葉と思われている「One for all,all for one.」であるが、出自は三銃士の友情の誓いの言葉「Tous pour un, un pour tous」である。
それをイタリア語で披露したということは友情の誓いをたてたと受け取って良いのであろうか。
かつて試合中にエウレルを突き飛ばすほどの激情を持った男が友情の誓いとは並々ならぬ覚悟であろう。
もう、骨を埋めるのだ。
放送もない辺境のクラブで一生を終えるのは悪くない選択肢である。
我等は燃えてしまったユニフォームに替えて旧ユニで決勝に臨む。

アシスト記録訂正

2006年09月27日 | Weblog
東京戦の鹿島のアシストを訂正
 Jリーグは26日、J1第24節の鹿島-東京戦(24日、カシマ)で、後半22分に鹿島MFフェルナンドが挙げた3点目のアシストをMF増田誓志(21)からDF青木剛(23)に訂正した。
[2006年9月26日20時29分]

CKで残るのは新井場と篤人と誓志。
こんなことは誰でも知っている。
Jリーグという束ねる組織がこんなことでは先が思いやられる。
このミスでどれだけの人間が損失を被ったか考えているのであろうか?
と思いファンタジーサッカーを確認したところ、青木のアシストが反映されており、スピード感のある対応で好感を持った。
ハットトリックを達成したフェルナンドであるが、25fpと久しぶりの高ポイントであった。
これは開幕戦でハットトリックした柳沢19fpだったことを考慮しても驚嘆すべき数値である。
当然であるが今節の最高ポイントであった。
締め切り直前でキャプテンを外してしまったことが悔やまれてならない。
次節はアウェイのセレッソ大阪戦である。
完封してfpと年俸を上げて欲しいと切に願っている。

若き足音

2006年09月26日 | Weblog
MF遠藤康(宮城・塩釜FC)、DF當間建文(福岡・東海大五)が26日からJ1鹿島の練習参加する。


高校生二名が本日より練習参加とのこと。
プロへの門戸を叩き第一歩を踏み出すことに喜びを感じる。
遠藤くんは左利きの攻撃的なMF、當間くんはCBからボランチをこなす中央の選手とのこと。
東北から攻撃・九州から守備の選手とはまた縁起が良い。
我等の未来を担うやも知れぬ、暖かくそして厳しい目で接したい。

FC東京戦報道

2006年09月25日 | Weblog
ニッカン
鹿島野沢がJ100人目ハット演出/J1

 鹿島MF野沢拓也(25)が、MFフェルナンドのJ通算100人目のハットトリックを呼び込んだ。東京戦でCKから2得点に絡み、3-2の勝利に貢献。MF小笠原のメッシーナ移籍後、セットプレーのキッカーを一任され、チームを4連勝に導いた。4位に浮上し、首位G大阪と勝ち点10差。新司令塔のもと、じわりじわりと頂点に近づいた。新潟は3-0で甲府を破り6試合ぶりに白星を挙げた。
 節目の記録は、野沢の右足がきっかけになった。後半2分、左CKからフェルナンドのゴールをアシスト。同22分にも同じ左CKが起点になった。ゴール前で味方に当たり、流れたボールを、フェルナンドが頭で押し込み、3点目を決めた。J通算153回目のハットトリックは、史上100人目の快挙になった。
 「へぇ、そうなんだ。すごいね」。野沢は人ごとのように反応した。J最初のハットは、13年前。リーグ開幕戦で、鹿島の先輩にあたるジーコ前日本代表監督が記録した。野沢は当時、11歳。ジーコ氏の記録は「知らないよ。そこまでサッカー、好きじゃないし」。独特の口調でとぼけてみせた。
 セットプレーからのゴール演出は、偶然ではない。8月末、小笠原の移籍に伴い、CKやFKのキッカーを任された。DF岩政は言う。「タク(野沢の愛称)は、満男さんと同じレベルのボールを蹴れる。満男さんはピンポイントで来るけど、合わせる側からすれば、タクの方が合わせやすい。浮いてきますから」。
 小笠原移籍後、チームはリーグ4連勝。ひょうひょうとしたキャラの野沢は、責任を与えられたことで腹が据わった。「(小笠原が)抜けて、自分としても不安と悩みが多い。でも、調子が悪くても監督が信頼して使ってくれた。それが4連勝につながった」。天才肌のテクニシャンには、後継者としての自覚が芽生えてきた。
 これで4位に浮上した。首位G大阪との勝ち点10差は、小さくない。だが、鹿島は昨季、13節終了時に2位G大阪に10差をつけながら、逆転優勝をさらわれた。今季は残り10試合と、条件は厳しい。「神頼みになってしまうけど、信じて、全部勝っていくつもり」と野沢。勝負はまだまだ捨てていない。【佐々木一郎】
[2006年9月25日9時5分 紙面から]

サンスポ
フェルナンド超高速ハット!鹿島をリーグ戦4連勝に導く
 J1第24節最終日(24日、鹿島3-2FC東京、カシマスタジアム)MFフェルナンドの3発がリーグ戦4連勝を導いた。約25メートルのミドル弾を決めた前半28分から、後半22分までの短時間で3発。ヴィトーリア(ブラジル)時代の99年以来のハットトリックで、今季通算7得点とシーズン自己最多を更新した。「チャンスがあればシュートを狙っていた。(自己最多の)5点を超えたのがうれしいね」と満面の笑みだった。
(カシマ)

スポニチ
小笠原後継だ野沢 鹿島4連勝で4位

 J1第24節最終日は24日、2試合を行い、鹿島はホームでFC東京を3―2で破り、今季初の4連勝をマークして4位に浮上した。メッシーナに移籍したMF小笠原に代わって新司令塔を務めるMF野沢拓也(25)が、1アシストを含む2得点に絡む活躍でチームを勝利に導いた。
 鹿島・野沢の直感がさえた。1点をリードして迎えた後半2分の左CKだった。「ニアに走ってくるのが見えた」。蹴る直前に飛び込んできたフェルナンドを察知すると、頭にピンポイントで合わせてアシスト。同22分の左CKでは「ニアで競ってくれれば、空いた後ろにボールが流れる」との読み通りに、ファーで待つフェルナンドの3点目を生んだ。
 この日のCKは速くて鋭いボールにこだわった。「スピードが遅いものならGKに取られてカウンターを受けてしまう」と、相手の狙いを頭に入れた上でボールの質を変えた。小笠原不在となった8月30日の名古屋戦からチームは4連勝をマーク。一戦ごとに、新司令塔の存在感が増している。
 小笠原の後継者と期待されるプレッシャーは相当なものだったそうで「不安で仕方なかった。少しやせた」とポツリともらすこともあった。ほおはこけ、体重は落ちた。「自分にはまだチームを引っ張る力がない」と悩み抜いた。だが「お前に任せる」との小笠原の言葉を頭で反すうしては、この重圧に立ち向かってきた。
 17歳でデビューを果たし、当時TDだったジーコ氏からも「ブラジルへ連れて帰りたい」と言われたほどの抜群のテクニックを持つ。両足の血行障害から来る「ケーラー病」で長期離脱もあったが、リーグ戦10得点を挙げた昨季から才能は開花しつつある。アウトゥオリ監督は「ボールスピードを上げる小笠原は間を考える。野沢は(自分の)機動力を生かした組み立てをする」と両タイプの違いを口にしたことがある。人もボールも、めまぐるしく動くのが野沢中心の新スタイルだ。「これからが勝負」。逆転優勝の夢を、あきらめてはいない。
[ 2006年09月25日付 紙面記事 ]

報知
鹿島V戦線残った!4連勝で首位と10差…J1第24節

 ◆J1第24節 鹿島3―2F東京(24日・カシマ) 鹿島が優勝戦線に生き残った。MFフェルナンド(28)のハットトリックの活躍でF東京を3―2で退け、4連勝。勝ち点を45とし、清水を抜いてG大阪、浦和、川崎に続く4位に浮上した。F東京は5連敗で14位。新潟は3―0で甲府に勝って6戦ぶりに白星を挙げた。
 逆転Vへの道を鹿島はつないだ。後半22分。MF野沢の左コーナーキックを、ニアでMF増田が頭で後ろへ。ファーサイドで待ち構えたMFフェルナンドがヘディングシュート。ビトーリア時代の99年以来7年ぶりとなるハットトリックを達成。「常にチャンスがあれば(ゴールを)狙っていくという姿勢」と、背番号16は胸を張った。
 20日のナビスコ杯準決勝、横浜M戦(日産ス)直前はシーズン前に手術した左ひざが腫れ出場が危ぶまれた。チームは万一に備え、FWダ・シルバを帯同させたほど。だが、それを乗り越えてピッチに立ち、勝利に貢献し、この日もブラジル人ボランチが勝利へ導いた。
 アップ中にDF岩政が右足内転筋を痛め、急きょ大岩が先発するなどアクシデントもあった。だが、3―2でなんとか振り切った。FW柳沢は「最後まで(優勝の)可能性が持てるように」と話し、1アシストの野沢も「神頼みになってしまうかもしれないけど、信じたい」。首位G大阪との差は勝ち点10。最後まで鹿島はその背中を追いかけ続ける。
(2006年9月25日06時08分 スポーツ報知)

ニッカンとスポニチは野沢に絡めた記事。
通常、ハットトリックを決めたフェルナンドで記事を組みそうなところであるが、目線を変えたところは評価に値する。
ニッカンの「J通算153回目のハットトリックは、史上100人目」という情報も有意義である。
対するスポニチも「17歳でデビューを果たし、当時TDだったジーコ氏からも「ブラジルへ連れて帰りたい」と言われたほどの抜群のテクニックを持つ」と彼の逸話を紹介しており好感が持てる。
ただし二紙ともに『小笠原の後継者』というフレーズを用いており不快感が否めない。
小笠原の移籍後にリーグ4連勝しており、ナビスコ杯も順当とはいえ決勝戦へ駒を進めているのである。
つまり、後継者ではなく実力では上の存在であった選手がポジションを得て花開いたのである。
報知はフェルナンド中心の報道、「20日のナビスコ杯準決勝、横浜M戦(日産ス)直前はシーズン前に手術した左ひざが腫れ出場が危ぶまれた」というこれまで隠されていた情報を交えている。
最悪なのはサンスポであろう。
「前半28分から、後半22分までの短時間」
39分間が短時間と呼べるものであろうか。
この記者はサッカーというスポーツの時間の概念を理解していないとしか思えない。
それ以上に、この試合のメイン記事は、アウェイの惨敗したFC東京の記事となっており。
あ~ぁFC東京泥沼の5連敗…オシム視察も感想なし!
拍子抜けだった。貴賓席から視察中のオシム監督は確かに「あくび」をした。
「ふあーあっ…」。オシム監督が口に手を当てて大あくびしたのは前半途中。期待していたFC東京イレブンの調子の悪さに午後3時開始という陽気も手伝い、老将は思わず眠気に襲われた。
試合後のオシム監督は「感想? ノー、ノー」といつものようにほとんど語らず帰りの車に乗り込んだ。FC東京の倉又監督は「またセットプレーでやられた。相手をフリーにするな、といっていたんだが…」と5連敗を悔やんだ。ファンまでがあくび…なんてなる前に、何とか手を打ちたいところだ。
(近藤安弘)
と惚けた爺さんの欠伸を写真付きで紹介している。
全くあきれた報道である。
しかし、これも報道の一部。
視点を変えていることは評価しても良かろう。
ただし、近藤という記者はバラエティに異動した方が本人の為となるであろうと補足しておく。

FC東京戦コメント

2006年09月25日 | Weblog
【J1:第24節】鹿島 vs F東京:パウロアウトゥオリ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
●パウロアウトゥオリ監督(鹿島):
Q:フェルナンドを中心にボールを動かすチームになっているが、それは監督の意図なのか?
「フェルナンドはケガ明けから試合を続けたことで慣れてきた部分はある。今日3点取って目立ったけれども、いつも通りの役割しか与えていない。今日選手に言ったのはフォア・ザ・チームのスピリットを強調したことだ」
Q:ヤマザキナビスコカップの準決勝から中3日のハードな日程の中、前半からいいサッカーをしていたが、今日の評価と課題は?
「水曜日はかなりフィジカル、メンタル両面の要求が高い試合だった。そういう中で今日これだけの内容というのをかなり前向きに捉えている。中3日で回復がうまくできた。私がいつも求めているアグレッシブさを立ち上がりから表現できた。コンディション面が素晴らしく強化されたと思う。それが評価すべき点だ。課題については我々だけではなく日本サッカー全体の課題だが、リードしているチームが失点して同点にされたり逆転されたりというのがよくある。それは大きな問題だ。今日も3-0になった時、もっとボールをつなぐべきだった。ボールがいったり来たりで、結果的に2失点してしまった。それはもう少し修正しなければいけない。課題を少しずつ直していく必要がある。
私は普段、個人的な発言をすることを控えているのだが、ここ最近の青木の出来、戦術理解度、実行力は素晴らしいものがある。彼に敬意を表したいし、チーム全体の頑張りを評価したい。サポーターの応援にも感謝をしたい。そして最後にフェルナンドにおめでとうと言いたい。中盤の底の選手がハットトリックをすることはなかなかないものだ」
以上

【J1:第24節】鹿島 vs F東京:試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●フェルナンド選手(鹿島)
「3点取って勝利したことはうれしいが、2失点したのはいただけない。もっと気を引き締めていかないといけない。みんなで気を引き締めないと。サッカーは献身的なプレーが必要だ。今後の連戦に向けては試合に出ている人だけでなく、チーム全体が一丸となって戦っていきたい。
7月からゴールが増えてきた? 6月まではヒザの手術の影響で調子が上がらなかった。残り6ヶ月はしっかり結果を出したいと思っていた。2点目のヘッドは自分でもびっくりした。ヘディングシュートというのはあまり記憶がない。ハットトリックというのはブラジル時代には経験があるが、日本では初めて。ボランチではFWのサポートとセカンドボールを拾うことをいつも考えている。ここまでシーズン5ゴールというのが最高だったけど、今日の3点で今季7点になった。ボランチとしては5点でも多い方だと思うが、それを超えたことはさらにうれしい」

●野沢拓也選手(鹿島)
「最近はFWからDFの間が開いて、相手にこぼれ球を拾われてしまうことが多い。それを修正しないといけないと思う。4位に上がった? 順位に関してはこれからが勝負です」

●岩政大樹選手(鹿島)※この日の出場はなし。
「今日はアップ中に右足内転筋を痛めた。僕がいなくても必ず勝ってくれると信じていた。自分も正直、疲れがたまっていたので、よかった面はある。代わって出た大岩さんはアップ不足で大変だったと思う。アップの時から足がおかしいと思っていた」
以上

ハットトリックの勝利以上に守備の崩壊を懸念していることがコメントからよく伝わってくる。
観ていた我等がそう感じるのであるから、当事者である監督も選手も自覚しているであろう。
課題が見えていることは修正に易い。
幸いなことにしばらくミッドウィークの試合は予定されていない。
この期間のを余裕とせず修正に時間を割いて貰おうではないか。
そして、関東圏の試合が続いた1ヶ月であったが、次節からアウェイの連戦である。
課題の修正と敵地でのプレッシャーをはねのけるメンタリティを持たねばならぬ。
既にこのリーグ戦はトーナメントの戦いとなっていることは選手も監督も以前からコメントしている。
つまり負けることは許されないのである。
勝利という結果が付いてきているここでこそ、兜の緒を締め励むしかないのである。

Jリーグ第24節 FC東京戦

2006年09月24日 | Weblog
フェルナンドのハットトリックにばかり目が行きがちであるが、この試合では柳沢敦に注目すべきであろう。
彼の持ち味である素早い動き出しやスペースを作る能力もさることながら、この試合に於いてのポストプレイは突出していた。
言葉を変えるならば円熟味を増したと言えるであろう。
惜しくも外れた小技を効かしたファーストシュートも味と言えば味であるが、1TOPとして完璧にタスクをこなしていたことが3得点へ繋がったのである。
FWは結果を残してこそという周囲の言葉に反するかの如く、チームの勝利に繋がるプレイを選択し続ける孤高の芸術家。
どんな監督であってもひとりの成果よりもチームの結果を重んじるであろう。
さすれば誰を選びピッチに向かわせるかは、ただの得点数だけでは無いことがわかりうる。
柳沢敦、チームへ結果をもたらす男である。

FC東京戦 試合前監督コメント

2006年09月23日 | Weblog
アウトゥオリ監督『自分達のサッカーをすることが重要だ。カップ戦で決勝進出といういい材料を、このリーグ戦で反映できたらいいと思う。ただし、カップ戦、リーグ戦とそれぞれルールや戦い方がある。メリハリをつけ意識していきたい。サッカーは最後まで何が起こるかわからな
い。とにかく自分達が勝ち進んでいくことが大事だ。』


リーグ戦との併用。
監督の真価が問われるとき。
このルールで勝利を束みたい。

1試合1得点宣言

2006年09月23日 | Weblog
仙台J1復帰へ自らノルマ、FW中島1戦1発宣言!

 J2ベガルタは21日、泉サッカー場で紅白戦を行い、主力組の2トップに起用されたFW中島裕希(22)が技ありのゴールを決めるなど好調さをアピール。あす23日に行われるサガン鳥栖戦(鳥栖)ではFWボルジェス(25)が出場停止だが、中島が助っ人の分まで…の気持ちでゴールを量産する決意だ。今季の目標は10ゴール。現在は1得点だが、残り全11試合に出場し、1試合1得点をノルマにした。ジョエル・サンタナ監督(57)はJ1復帰のための目標勝ち点数を84に設定するとともに、鳥栖戦必勝を期す名調子を展開した。

 相手DFを置き去りにする動き出しで何度もチャンスを演出した。FW中島が軽快プレーで主力組の攻撃陣の“核”になり、鳥栖戦でのゴールを予感させた。
 「調子…いいですよ。自分にとってもチームにとっても、このアウエー2連戦は重要だと思うしモチベーションも上がります」
 中島の説明にも力がこもった。1時間にわたる紅白戦。主力組の2トップに起用された中島は、前線の抜け出しからゴールを決めるなど言葉通りの好調さを示した。
 無理もない。MFロペスの2試合出場停止で出番がまわってきた13日の徳島戦(鳴門)。いきなり、リーグ戦初ゴールで結果を出した。今節からはFWボルジェスが2試合の出場停止。攻撃における中島の責任はますます重大になる。
 もちろんチームにとっても重大な2連戦(23日の鳥栖、27日の横浜FC戦)。勝てばJ1復帰の可能性が高まり、負ければ限りなく可能性が低くくなる…。それだけに中島のゴールへの期待が高まる。
 「ボルジェスの分まで…の気持ちはある」と中島。エース不在の2連戦で中島が結果を出せば、ボルジェス復帰後も中島のスタメン定着も想定できる。つかみかけた“レギュラー”の座をそう簡単には奪われたくない、それが中島の本心だ。
 この日の紅白戦での前線“4FW”へのサンタナ監督の指示はこうだった。中島を1トップ気味に配置し、その周囲をロペス、MF梁、FW大柴の3選手が固めるというもの。前線でのスピードとゴール前での球際への強さが持ち味の中島に対する指揮官の期待度が急上昇中だ。
 「目標は10得点。1試合で1得点は取りたい。勝つしかないから…」
 好調なプレーで口元も緩んだ中島。最終クールで遅ればせながら大爆発の予感が漂う。
  (宇賀神隆)

仙台にレンタル中の中島祐希が出場機会を得ている。
このチャンスを生かし結果を出して欲しい。
彼は点で合わせるストライカー。
気持ちの入ったプレイはチームに勇気と躍動感を与える。
ここで大爆発し、聖地への凱旋を望む。
来季の重要な戦力として。

FC東京戦に向けて

2006年09月22日 | Weblog
鹿島は低迷中のリーグ戦で巻き返し目指す
 鹿島は21日、茨城・鹿島市のグラウンドで24日の東京戦(ホーム)に向けた練習をした。20日のナビスコ杯準決勝第2戦に先発したメンバーは軽めのランニングのみで終え、他選手は両サイドからの攻撃パターンの確認などを約90分間行った。ナビスコ杯では3年ぶりとなる決勝進出を決めたが、リーグ戦では5位と低迷中だ。DF岩政は「ここから残りのリーグ戦をトーナメントだと思って戦って、上位を狙っていく」と話した。

鹿島の岩政&青木が平山封じに自信
 鹿島の岩政、青木のセンターバックコンビが、24日に対戦する可能性がある東京FW平山封じに自信を見せた。ナビスコ杯準決勝突破から一夜明けた21日は軽めの調整。東京戦に向けて青木が「(平山は)走ってこないので、DFラインを下げすぎなければ大丈夫」と話せば、岩政は「出るの? もっといい選手いるでしょ。高いだけなのでうまく守れる」と余裕たっぷり。青木は03年のアテネ五輪予選をともに戦っており、動きは熟知している。岩政は初対戦となるが「平山うんぬんより、勝つことしか考えてない」と眼中にないようだった。
[2006年9月22日8時1分 紙面から]

平山の加入で急に注目を集め出したFC東京との第24節。
しかし、相手に合わせる試合ではなく自らのサッカーで迎え撃つ所存である。
ナビスコ杯も決勝に進み、リーグ戦も終盤に差し掛かりつつある。
ここは岩政の言うように全てがトーナメントの戦いとなろう。
つまり、カップ戦の鬼ことアウトゥオリ監督の土俵なのである。
この聖地での試合が試金石となろう。
慢心は禁物である。
緊張感のある試合が予想される。
ホームシックで太りきったでかいだけの元怪物を血祭りに上げる日が近づいてきている。
心して望もうではないか。

メッシーナ小笠原満男、初出場

2006年09月22日 | Weblog
小笠原後半8分初出場!/セリエA

<セリエA:メッシーナ2-0レジーナ>◇20日◇メッシーナ
 Jリーグ鹿島からイタリアのセリエAメッシーナに移籍したMF小笠原満男(27)が対レジーナ戦で初出場を果たした。小笠原は後半8分にMFコルドヴァと交代して出場したが得点には絡めなかった。試合は2-0でメッシーナが勝った。
 メッシーナは2勝1分け、勝ち点7で2位につけている。
[2006年9月21日9時48分]

小笠原、セリエAデビュー!名刺代わりの強烈タックル

【ローマ21日=坂本万里雄】セリエA・メッシーナのドイツW杯日本代表MF小笠原満男(27)=前鹿島=が20日のレッジーナ戦(ホーム)に後半8分から出場。日本人7人目のセリエAデビューを果たした。27歳でのデビューは元日本代表FW三浦知良(39)と並ぶ日本人最高齢。激しいタックルでイエローカードも受ける中、2-0白星に貢献して新天地での第一歩を記した。
 名刺代わりの“一撃”に意気込みが表れた。小笠原のそれは後半26分、こぼれ球を奪い合う場面だった。相手MFテデスコとの争いに、迷わず両足スライディングを見舞った。
 「ああいうところも厳しくいかないと。そこで拾われてピンチになるのもよくない」。『テデスコ(イタリア語でドイツ人の意味)』という名の通りの屈強な男を吹き飛ばす激しいプレー。この直後、主審にイエローカードを提示された。小笠原は警告デビューにも“狙い通り”とばかり涼しい笑顔だった。
 94年にジェノアに在籍した三浦カズと並ぶ日本人最高齢27歳でのセリエAデビュー。この年での欧州デビューは世界的にも極めて遅い。カズの時代よりも低年齢化が進むサッカー界では、10代での欧州ビッグリーグ進出も珍しくはなくなっているからだ。
 この試合は海をはさんで隣り合う町同士の『海峡ダービー』。「選手もまわりの人も重要視する試合の中で勝てたことがよかったし、自分も出られてよかった」。この年齢でイタリア流に適応しようとする姿を見せる必要があった。
 後半12分の初ボールタッチでは右へのサイドチェンジ、同14分のヘディングシュートなど、ボランチ(守備的MF)での出場ながら積極的な攻撃姿勢も見せた。ジョルダーノ監督が「W杯に出た選手だけに個性を持っている。イタリア流の戦術を覚える必要はあるが、イタリア語もよく話している」といえば、バレンティーニ・スポーツディレクターも「いい動きを見せてくれた」とご満悦の様子。21日付の伊各紙も、合格点の6点(10点満点)を付けた。
 「ゴールできればよかったけど」と苦笑する小笠原だが、まずは順調な第一歩。遅すぎるとは言わせない。“みちのくのファンタジスタ”は27歳から夢を追う。

「小笠原は本物」絶賛のセリエA初陣

 小笠原がセリエAデビューを果たした。鹿島からイタリア・メッシーナに移籍したMF小笠原満男(27)は20日、ホームで行われたレジーナ戦に後半8分から途中出場。ボランチのポジションで14分にヘディングシュートを放つなど積極的にボールに絡み、2―0の勝利に貢献した。セリエAでプレーした日本人選手7人目で、初めてデビュー戦を勝利で飾った。
 小笠原の名前はイタリア中に知れ渡った。わずか38分間のプレーだったが、地元紙から絶賛された。ガゼッタ・デル・スッドは「柳沢はともかく、こちらは本物のサッカー選手のようだ。足元の技術もあり、ずる賢さも持ち合わせている」と2月までメッシーナに所属していた柳沢と比較し、期待の大きさをうかがわせた。
 2試合連続のベンチスタートだったが、念願の欧州デビューは1―0の後半8分にやってきた。コルドバと交代でボランチに入った小笠原は、12分に初のボールタッチで右へサイドチェンジのパスを出す。14分にはヘディングシュートを放つなど積極的にボールに絡んでいった。海峡を挟んで向かい合うレジーナとのダービーマッチ。「重要視された戦いでしっかり勝てたことが良かったし、自分も出られて良かった」と手応えを口にした。
 リードした場面で、いつもの攻撃的なスタイルから献身的な守備に徹した。26分にはイーブンボールの奪い合いでレジーナのテデスコとぶつかり、初の警告を受けた。しかし、本人は「ああいうところを激しくいかないと。そこで拾われてピンチになるのもよくない」。守備の意識も強め、考えて走るオシムジャパン入りへアピールした。
 ジョルダーノ監督も小笠原について「W杯に出場したほどの選手だ。戦術重視のサッカーを覚える必要はあるが、イタリア語もよく話しているし、いい兆候だ」と目尻を下げた。日本人選手がセリエAでプレーするのは7人目だが、デビュー戦を白星で飾ったのは初めて。チームは2勝1分けでパレルモに次いで2位と絶好調。次節カターニアとのシチリアダービーはMFコッポラが累積警告で欠場。小笠原の出場の可能性は高く、初ゴールで定位置確保の足掛かりにする。
 ≪練習試合でゴール≫セリエAデビューから一夜明け、小笠原は下部組織との練習試合に出場し、1ゴールを決めた。レジーナ戦の先発メンバーは室内で別メニューだった。4―4―2のボランチに入った小笠原はレジーナ戦同様、守備に重点を置いてプレーしたが、攻撃にも積極的に参加した。そして後半25分にシュートがポストに当たったはね返りを右足で冷静に押し込んで笑顔を浮かべていた。
[ 2006年09月22日付 紙面記事 ]

小笠原絶賛デビュー…イタリア
 ◆セリエA第3節 メッシーナ2―0レッジーナ(20日、サン・フィリッポ) 【メッシーナ(イタリア)21日】メッシーナに加入したMF小笠原満男(27)が20日、ホームのレッジーナとの海峡ダービーマッチに後半8分から途中出場し、日本人選手7人目のセリエAデビューを果たした。小笠原は中盤で攻撃のリズムを作り、シュート1本。初の警告処分も受けたが、2―0の勝利に貢献した。
 メッシーナが1―0のリードで迎えた後半14分、セリエAの初舞台に立ってから6分後だ。小笠原が中央から右サイドのMFアルバレスへパス。ワンツーでクロスを受けると、背番号16はペナルティーエリアに倒れ込みながらヘディングシュート。惜しくもGK正面を突いたが、積極的な姿勢で2万人の観衆を沸かせた。
 メッシーナ海峡を挟んで向かい合うレッジーナとのダービーマッチ。昨季終盤の4月29日は、この対決に敗れ、セリエB降格(後に不正問題によるユベントスの降格でA復帰)のきっかけになった。負けられない大一番に出番を与えられたのは、小笠原への期待の大きさをうかがわせた。
 試合中は「あっちへ動け!」と何度もチームメートへ指示を飛ばした。日本では口数が少ないおとなしいタイプだったが、後半40分のリガノのダメ押しゴールの直後、ピッチ上で重なり合った選手の人間ピラミッドにも加わった。そのとけ込み方は、セリエAの先輩、柳沢や中村には見られなかった姿だった。

全く期待をしていなかった物見遊山の元ゲームキャプテン小笠原満男が初出場を果たしたとのこと。
ナビスコ決勝進出の歓喜の裏で細々とプレイを行ったようだ。
想像以上に長い時間、また出場中に追加点・完封とチームの結果が付いてきたため、概ね良好な評価である。
悪くはない船出。
と誰もが思うであろう。
しかし、彼は助っ人外人。
この程度の評価ではダメ外人の烙印を押される可能性は低くない。
イメージ的には昨季のアリ選手程度なのでは無かろうか?
欠けていたポジションを埋める助っ人として現れ、期待させる片鱗はみせたもののゴールはおろかアシストさえせずにシーズン途中解雇である。
そうならず、活躍を続けることが可能であれば、我等も心から拍手を送ろう。
だが、無惨にも帰ってくることになれば、それはそれで慰めの拍手を送る。
どちらにせよ自分で彼が選んだ道に我等は口は挟めぬ。
異国の地で果たせ得ぬ挑戦を続けることも人生の選択肢である。
記事で気になった点を一つ挙げたい。
『ガゼッタ・デル・スッドは「柳沢はともかく、こちらは本物のサッカー選手」』
くっ、口惜しいセリフを吐かれ悔やむに悔やめない。
実際結果を残せず出戻った柳沢敦。
帰国後にゴールを決めた試合では無敗。
(ナビスコ杯準決勝は2試合で1試合扱い)
運自体は持っている。
チームの上昇へ、キーはこの男と言い切れるであろう。
去った者へ傷に塩を塗るような報道、イタリア人の非情さを垣間見ることが出来た。