京都の義妹から、松尾退社の夏越大祓のお守りをいただいた。
京都市内の多くの神社で6月30日に夏越の祓神事が行われるとか。旧暦と季節感が近くなってきているのを感じる近年だが、観測史上最早の梅雨明け直後から猛暑に喘ぐ今日この頃、めちゃくちゃタイムリーでありがたい。
蘇民将来の逸話・・・旅の途中で宿を乞うた武塔神を、裕福な弟の巨旦将来は拒絶し、貧しい兄の蘇民将来はもてなした・・後に武塔神は蘇民の娘に茅の輪をつけさせた。武塔神の正体はスサノオであった。弟の巨旦将来の一族は皆殺しにして滅ぼされ、以後茅の輪は疫病よけの護符となった・・・の逸話があり、このお守りはそれをもとにしているという。
そう言えば、茅の輪って東日本ではあまり見ない気がする。そもそも茅の輪自体の存在も、大人になってから京都を舞台にした漫画で知ったのであり、茅の輪くぐりも京都や福岡でしかやってない・・・。
袋からこのお守りを出すと、久しく嗅いでない新しい畳のような爽やかな香がした。本来は玄関口の外柱に取り付けるものだというが、今住んでいる所の構造上、それはできないため、玄関脇の柱のフックにかけてみた。気持ちよく夏を越えられますように。