さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

乳香(ドバイ)

2010-10-20 00:03:21 | 禁断のオカルト部屋
またまた弟夫婦のドバイ土産。

生きて、本物の乳香の香りを楽しめる日が来るなんて、思ってもみなかったわ。ホント感激。

聖書には、イエス・キリストが誕生した際、東方の三博士が「黄金、乳香、没薬」を贈り物として持ってきたという話が書かれているが、昔から「乳香」ってどんな香りなのだろう、と小さい頃から興味津々だったのだ。

上の写真で、プラスチックケースに入っているのが、乳香(別名:オリバナム、フランキンセンス)の実物で、一見して松脂のように木の樹脂が固まったものであることが想像できる。何の木の樹脂かというと、私はよく知らないのだが、ムクロジ目カンラン科ボスウェリア属の木の樹脂だという。アラビア半島南部やソマリア、インドなどに生えている木らしいね。



さて、これを焚くにはどうしたらよいのだろう? お焼香のように炭の上で焚くという話なのだが、超大ボケな私は、お線香の灰の上で焚けばいいのかと思い、1粒つまんでライターで直接火をつけて灰の上に置いてみた。そうしたら、もくもくと煙を立て、炎を立てて燃えてしまった。

これではダメだと、サイトを漁ってみるが、正式な香道グッズを持ってない私がカンタンに出来そうな方法を探すのはちょっと大変だった。

しかしお弁当用のアルミケースの下からロウソクであぶってるサイトに辿り着き、それなら家にある茶香炉にアルミ箔を載せれば使えるなと思い、やってみたのがコレ。

!!!正解!!!
アルミ箔の上に溶けた樹脂がじくじくとしみ出してきたかと思うと、しばらくして、えもいわれぬ清潔な芳香が漂ってきた。



日本でイメージする「お香」よりも「香水」系の香りに近いね。

甘ったるくなく、爽やかで清潔な香りがする。ミルクのような香りとは程遠い。でもオリバナムと言う言葉もアラビア語の乳と言う言葉から派生した呼び名なのよね。不思議。

もともとは古代エジプトでは神に捧げるための神聖な香として用いられていたとのことであり、その考え方はユダヤにもアラビアにも引き継がれているわけだ。

確かにこの香り、嗅ぐ者の心から邪念を追い出し、敬虔な気持ちに導いてくれる。

さて、東方三博士の贈り物の中にあったもう一つの謎の物体「没薬」も、ごく近い種類の木の樹脂が固まったお香で、ミルラとも呼ばれるそうな。オリバナムとミルラはシルクロードを通じて中国に伝わり、漢方薬として使われるようになったという。「乳香」と「没薬」はそれぞれオリバナムとミルラの、中国での生薬名だったのだ。両方を併用して、鎮痛薬として使われたんだって。

ということ、今回幸運にも「乳香」に触れる機会に恵まれたので、いずれ「没薬」にも接してみたいものだね。
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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
group@mrahmed.com (ahmed)
2011-04-17 17:04:16
こんにちはすべて、

ちょうど私の経験を共有するために、私はあまりにも多くの購入後、乳香、没薬の最高品質のネットで検索されており、彼らが主な情報源であるので、私はwww.omangift.comによって、インターネットで最も純粋な、最高級のフランキンセンスを持ってしようとするこの製品、そして、彼らも自分の農場は、この純粋な香を生成する人々がいる。個人的に私はほとんどすべての二ヶ月、そこから注文をしてください。

よろしく、すべての
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