テレビで中国語講座。同じ漢字でも別の意味になることによる、来日した中国人の失敗談みたいなコーナー・・このシリーズ面白い。
今週は「風流」について。中国人に俳句を教える日本人の先生が「風流」という言葉を出した途端、中国の学生たちが笑い出す。
「先生、この人とても風流です!」と、指をさす男子も。
中国語で風流というと女好きとかチャラい男をイメージするんだそうだ。
ふう~ん、私の知り合いに職場で「チャラ男」と呼ばれていた男がいるけれど、日本的な意味でも案外風流かもしれんぞ・・・。知らんけど。
まぁ、日本だって源氏物語の時代にさかのぼれば色好みだって風流だし、業平だって歌が上手なわけだから、ある意味チャラ男なのかもしれないし、根は同じなのかもしれないねぇ。同じことを上品に取るか俗っぽく取るかの違いじゃないのか・・っていう気がしないでもないのだが、学生たちが大笑いしているところを見ると、日本と中国では「風流」のニュアンスが相当違うらしい。
もともと古代中国では風流な人とは立派な人物であり、風が通り過ぎていくような自由な精神を持った人→才能豊かなイケメンというような意味であったが、そういう人物は往々にして女性にもてるため、好色なという意味が加わったのではと、番組では解説されていた。
で、面白かったのは、中国のイケメンのタイプについて、王さんが仮装しながらイモトさんに当てさせるもの。
「高富帅(Gāofù shuài)」というのは高身長・高収入のイケメン。
男性の身長なんでどうでもいいではないか・・と突っ込もうとしている内に、次のタイプのイケメンに。
「潮男(Cháo nán)」・・え? 海の王子?・・じゃなくておしゃれなイケメンだと。潮流に乗っている男だからトレンディという意味だそうだ。発音はチャオナン・・ってチャラ男みたい。っていうか、王さん、その格好はおしゃれというよりもチャラ男ですよ。
最後に出てきたのは「型男(Xíng nán)」。漢字を見るだけでは型にはまった、堅物男のイメージしか湧いてこないし、発音もシンナンって、シンナーみたいだし。しかし、これはマッチョでセクシーなイケメンだそうだ。う~ん、なかなかイメージしづらいなぁ。昔、空手道場に、空手の型の上手な、見ているだけでしびれるようなカッコいい男性がいたが、その人のことでも思い出そうか。