さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

大河ドラマ「光る君へ」第29話を見て

2024-07-29 23:37:06 | ドラマ鑑賞

父・為時は越前守をクビになり、俺が支えると豪語していた夫・宣孝も亡くなってしまい、せっかく道長が用意してくれた教育役も為時は断ってしまうものだから収入の道が途絶え、まひろは子供を抱えてどう生きていくか、迷うことになる。それにしても宣孝・蔵之介の変顔は斬新だった。このままではまひろの子・将来の第弍三位の父の記憶は変顔だけになってしまいそう。

第29話の圧巻は、道長の子たちによる舞の競演。正妻・倫子の長男でのちの頼通である田鶴と、妾の明子の長男・巌が一条帝の前で舞う。両方見事な舞だったが、一条帝が巌の師を従五位に叙するという褒美を与えたため、田鶴が泣き叫ぶという展開。明子は得意満面。

う〜ん、私は田鶴の方が上手だったと思うけどなぁ・・・。

一条帝も人が悪い。ただ、先日読んだ、永井路子さんの「この世をば」によれば、田鶴は一条帝から二日前に御衣を賜っており、何ももらわなかったわけではないのだが。

この2人の男の子がその後どうなったかは、誰でも知っている通り、田鶴の方が出世する。だが父が偉いからという理由で何もかもうまく行くわけではないよ・・という経験をしたことが、後々の糧になるという設定であろう。(少なくとも伊周のような人間にならなくて済んだのだから)

巌君の方は、目つきが明子になんとなく似ていて、よく似た子を見つけ出したな・・と思った。

仲の良かった清少納言とまひろの間も、枕草子に対するまひろの余計な一言で暗雲がさしてきた。

そして何やら怪しげな呪詛に興じる伊周。あああ・・やってもいない呪詛のせいで酷い目に遭ったのに、わざわざ新たな証拠を作るようなことする? でも呪詛が効いたとは思えぬが、たまたま詮子が死の間際に伊周らの復権を願い出て、聞き届けられた。

伊周は枕草子を一条帝に献上。亡き定子の文学サロンを皆が懐かしむようになるであることは自明の理であり、まひろがいよいよ本領を発揮する時が来たようだ。

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