さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

コンクール中盤戦

2013-09-30 23:43:12 | ただの日記
9月の週末は5週連続本番。内4回がコンクールの予選。何とか乗り切ったが、結果は2勝2敗。2個通過して次につながったので、私のコンクールシーズンはまだ続くので、本記事の題名は中盤戦とでもしておこう。

 9/8 トランペット(所属音楽教室)→× (ヘリング38、アーバン性格的練習曲1)
 9/16 声楽(所属音楽教室)    →〇 (教会のアリア) 
 9/23 バイオリン(所属音楽教室) →× (ウォールファールト42)
 9/29 声楽(外部)        →〇 (トスティ「暁は光から」、こうもり「チャールダーシュ」)

先週2つのことを書いたので、今回は残りの2つのことを書こうと思う。


弦楽器部門は、市川市文化会館の小ホールだったので、私にとってはとても馴染み深い、お気に入りの場所。

いつも大ホールを使っているので、たまに小ホールを使うと、ステージ裏の楽回りの順路に慣れてなく、今回も迷子になった。

それはともかく、今年はベートーベンの「春」とパガニーニの「カンタービレ」で、演奏中の腕の震えを克服したと思ったのに、今回また再発してしまった。出だしは良かったのだが、3分の1ぐらい弾いたところで急に腕が震えてきて音が伸びなくなってきた。去年の課題曲はスタカートの3連符の連続だったからこういう時に目立たないですんだが、今年のように歌うような曲を選ぶとそれが如実に演奏に出てしまう。無伴奏の暗譜ってだから怖い。「春」と「カンタービレ」の時はいかにピアノ伴奏に助けられていたか・・ということになる。

先生から結果と講評を聞いてみたら、本当に僅差で予選通過を逃していることがわかった。バイオリンの予選通過者は私と同じ曲で同じ組だった方々。お二人とも譜持ちで弾かれていたのよねぇ。今年の弦楽器一次予選は、受験者のレベルが去年よりさらに上がっていたが、暗譜者がやたら少ないなぁと思っていたんだけど。

私は声楽の暗譜は全然緊張しないのだが、バイオリンの暗譜はやたら緊張する。以前発表会でモーツァルトのバイオリンソナタを譜持ちでやったことがあるのだが、その時ほとんど緊張しなかったことに驚いた。バイオリンってポジション移動を一箇所間違えた時のダメージが大きいので、本番での暗譜は相当に大変で緊張度も高まる。なので、来年は暗譜で弾けるように練習した上で、本番だけ譜持ちでやる方式に変えてみようかなと思った。

色々課題はあるのだが、審査員の方の講評で「時々いい音がして引き込まれます」と書いてくださった方がおられるので、勇気づけられた。時々じゃなくていい音の頻度を上げていき、全部いい音にしなくっちゃ。


さて、昨日受けてきたのは、初めてチャレンジした、所属音楽教室以外の外部の声楽コンクールのアマチュア部門。オケの先輩がチラシを見つけてきて、「さぶりん、こんなのどう?」と薦めてくださったので、師匠とも相談して受けることにしたのだ。

場所は八王子市の「南大沢文化会館(交流ホール)」・・・遠い・・・! でもビックリするほど響きのいいホールだった。円形でパリのパンテオンか何かのドームで歌っているような気分に。PPで高音を出す時に力まずに響きだけを気にして歌えるので、感情が込めやすく、とても歌いやすかった。

アマチュア部門の場合は任意のオペレッタ1曲と自由曲で7分という決まりだったので、私はトスティの「暁は光から」とこうもり「チャールダーシュ」を歌ってきた。「暁は光から」では最後の高いB♭を割れずに踏ん張れたし、「チャールダーシュ」では先週師匠から提案された振り付けもうまくいったし、我ながらなかなかよく出来たと思う。

所属音楽教室のコンクールと違って、審査員の先生方がものすごく近くにいらっしゃるので、視線の持って行き方に最初迷ったのと、お辞儀の仕方が様にならなかったのが課題だなぁ~練習したのに。

一緒にコンクールに出られた他の参加者のみなさんは、初対面の方も多いのに、いい方ばかりでビックリ。音楽の世界って狭いし、一度縁が出来ると色んなところで会うし、コンクールでは一人ずつだけど、本来は支えあって作るものだし・・ということで、周りの人に対する心遣いがちゃんとできる人が多いんだろうなぁ。私にはそういうところが自分にすごく足りないと思った。8月のワークショップでお会いした皆さんとも再会。みんな私の化けの皮の厚さに驚愕されていたが・・・。

私はアマチュア部門の最後だったので、同部門の他の方の演奏をあまり聴けなかったのだが、すぐ後に開催されたプロフェッショナル部門の方の演奏は全部聴いた。「こうもり」のアデーレのアリア「公爵様、あなたのようなお方は」と、レハールの「パガニーニ」の「愛は地上の天国」を選曲される方が大変多く、それぞれに工夫を凝らして歌っておられるの見ることが出来て大変勉強になった。特に「愛は地上の天国」~いい曲だなぁ。このオペレッタをDVDで観た時は泣いてしまったが、その結末を知ってるだけに、一抹の憂いを込めてせつない感じを出して歌われていた方の演奏にぐっと来た。最後まで聴いててよかったなぁ。

コンクールの後は、声楽レッスンだったが、私の前のコマの方が「この歌、貴方に合うと思うんだけど」と「愛は地上の天国」の楽譜を下さったので、何て不思議な縁だろうと思った。そればかりか「今度、ヴィリアの歌、歌うんでしょ」とパリ土産にわざわざ「MAXIM'S DE PARIS」のお菓子を一箱買ってきてくださったりして、何だか人の優しさに甘えてばかりの一日になってしまった。
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