ここ一週間、頭を悩ませていた本番が終わった!
レクチャーコンサートは1回1回がなまもので、その時の調子によって、よく口が回る日もあればそうでない日もある。今回は、他団体の合間にでる、時間制限も厳しい本番にて、入念にタイムテーブルを作り、トークの短縮版を色々考え、内容を組み合え、新しい曲の字幕を作り・・大変だった。
あとに控えるのは私の所属オケ。最初そちらも出るつもりだったが、練習時間の都合が合わず、断念した。でも、袖でみんなが聞いていると思うと、いつになく緊張が走る。
とにかく冒頭が大事。そこで手応えを感じたのであとはスムーズに行った(噛んでしまった言葉もあるけど)。師匠とのフィガロの「けんかの二重唱」もうまくいった。そしてオペラの歴史を語るに際し、私たちの前後の団体の演目にも複数回言及するよう努めた。
そして、今回私に与えられたご褒美は、文化会館大ホールでソロを歌えること。マスネの「エロディアード」より「彼は優しく、美しい」を披露できた。
幸せだった・・・。煩わしいことは全て忘れた・・・。小ホールでは歌ったことがあるけど、大ホールのソロは初めて。やっぱり響きが違う。本当はサロメ用の衣装で歌いたかったけど、着替える時間がないので、金色のショールを肩にかけて歌った。幸せな五分間だった。
終演後のお客様の反応も好評だったようで、一安心。私自身色々課題はあるのだけれど、また一つ一つ学びながらより良いものを提供できるようにしていきたい。