野本康二/日刊工業新聞社
腸内フローラについては、近年研究も盛んになり、この研究に便乗したダイエット関連の広告なども盛んだが、人によりかつ体のコンディションにより効き目や働きがかなり異なる・・ということは考慮に入れておいた方が良いな・・と思った。
目からウロコであったのは以下の2点。
・腸内細菌のほとんどが嫌気性であり、研究のためには酸素濃度を極めて低く保った嫌気培養装置が必要。また特定の種類の細菌のみを培養するために専用の培地が必要・・大腸菌には大腸菌用の、ビフィズス菌にはビフィズス菌用の成分の異なる培地が必要。
・腸内フローラも大事だが、口腔内フローラも大事。施設入居高齢者を対象とする研究では、舌苔の構成筋腫の差異が肺炎などの死亡率に影響を及ぼすことが報告されているとのこと。
まぁ色々あるけれど、私自身の腸内環境も、決していいとは言えない状態なので、とりあえず毎日ヤクルトを飲むところから始めてみようと思う。